JP2800160B2 - タレットパンチプレスにおけるカーリング成形方法およびその方法に用いる成形金型 - Google Patents

タレットパンチプレスにおけるカーリング成形方法およびその方法に用いる成形金型

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秀幸 三宅
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、タレットパンチプレスにおけるカーリン
グ成形方法およびその方法に用いる成形金型に関する。
(従来の技術) 従来、ワークの端部をカール状に折り曲げるカーリン
グの成形加工方法は、大別して、から巻きタイプと心金
巻きタイプとが知られている。
から巻きタイプは、2工程、3工程、ダブルデッキタ
イプの3種類があり、2工程と3工程のタイプは共に2
つに金型を交換して成形し、ダブルデッキタイプは、折
曲げ位置が2段構えの金型で成形する方法である。
また、心金巻きタイプは、やはり金型を交換するタイ
プで、心金を挿入したまま成形加工して製品とするもの
に使用されていた。
これ等の製品を製作する機器としては、主としてプレ
スブレーキのごとき折曲げ機で金型を交換しながら製作
されているのが一般的であった。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来、タレットパンチプレスにてカーリン
グ加工が行なわれていない理由は、タレットパンチプレ
ス自体の構成がストライカの上下運動しかなく、カーリ
ング形状は、ワークの片端面を水平保持の形で成形しな
ければならない。このため、タレット上では、その成形
工程上、どうしても金型とワークとが干渉し成形不可能
であった。また、まともな形状が得られないと考えられ
て今まで行なわれていなかった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、成形
加工工程中にワークを水平移動させる工程を備えるか、
あるいは、上部金型とワークの干渉をさける機構を上部
金型に設けるかして、タレットパンチプレスにてカーリ
ング成形加工を可能とし、生産性の向上を図ったタレッ
トパンチトプレスにおけるカーリング成形方法およびそ
の方法に用いる成形金型を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、タレットパ
ンチプレスにてワークを水平保持し上、下の金型にて協
働してワークの先端にカーリング成形を3工程にて加工
する際、タレットに装着されている成形金型を割出し、
この成形金型で第1,第2工程の第1節,第2節の曲げを
行ない、次いで、この第2節の曲げ加工終了後、前記成
形金型の上部金型をワークと干渉しないように上昇させ
た後、別の成形金型をタレットから選択割出して第3工
程の曲げを行なうタレットパンチプレスにおけるカーリ
ング成形方法である。
また、上述したごとき本発明によるタレットパンチプ
レスにおける成形金型は、回動装置を備えた上部金型を
上部金型支持体に支持させると共に、前記回動装置を前
記上部金型の基部に設けた支点軸を介して回動自在に設
け、前記上部金型と上部金型支持体との間に弾機を設け
て成形金型を構成した。
さらに、別の成形金型としては、金型の先端アール部
にワークと干渉を避ける逃げ部を設けた。
(作用) この発明のタレットパンチプレスにおけるカーリング
成形方法およびその方法に用いる成形金型を採用するこ
とにより、タレットパンチプレスにてワーク先端にカー
リング加工を3工程にて行なう際、タレットに装着され
ている成形金型を割出し、この成形金型で第1工程のワ
ーク先端である第1部の曲げを行なう。次いで同じ成形
金型で第2工程で所定量ワーク先端より離れた位置に第
2節の曲げ加工を行なう。次に、タレットに装着されて
いる別の成形金型を割出して第3工程の曲げを行なって
完全なカーリング成形加工を行なう。
上述した曲げ加工工程中、第2工程が終了した時、上
部金型を上昇させる際、曲げられたワークに上部金型が
干渉しないよう、先端アール部に逃げ部を備えた上部金
型を用いて、ワークを所定量水平移動させる操作をプロ
グラムによって行ない、ワークとの干渉部分を逃がす。
あるいは、回動装置を備えた上部金型を用いて、金型先
端とワークが干渉しても金型が回動することにより逃が
すことができ、タレットパンチプレスにてカーリング成
形加工も可能とし、生産性の向上が図られる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する、なお、図面には上、下の金型を主体として示して
あり、この発明を実施するタレットパンチプレスについ
ては、一般公知の構成であるため、図示と説明を省略す
る。
成形金型である上、下の金型のうち、上部金型につい
ては、回動装置を備えた金型と逃げ部を備えた一体金型
について説明する。なお、成形金型は予めタレットに装
着されているものである。
回動装置を備えた上部金型は、第1図および第2図を
参照するに、回動装置1を備えた上部金型3は、上部金
型支持体5に設けられ、上部金型支持体5の上部にはフ
ランジ7を介してパンチヘッド9が固着されている。上
部金型3は図示を省略したが上部タレットに装着され、
パンチヘッド9の上方には上下動可能なストライカ11
(一部図示省略)が設けられている。
より詳細には、上部金型3の先端には、ワークWの先
端に曲げ形成するための成形部13と、ワークWを曲げた
際にワークWが接触するのを避けるための逃げ部15が形
成されている。そして、回動装置1として、上部金型3
の基部には支点軸17が装着され回動自在に設けらてれて
いる。この支点軸17は前記上部金型支持体5に挿着さ
れ、また、上部金型支持体5に片端をピン19に係止し、
他端を上部金型3に設けたピン21に係止したコイルスプ
リング等の弾機23が設けられている。そして、上部金型
支持体5に設けた当接面25に上部金型3が突き当たるよ
うに上方向へ付勢してある。なお、符号27はパンチブロ
ック、29と31と33は締付ボルトを示す。
下部金型35は、図示を省略したが下部タレットに装着
され、前記上部金型3の成形部13と対向して合致する成
形部37が形成されており、エジェクタプレート39が上下
動自在に装着されている。このエジェクタプレート39は
ワークを押さえるため下部金型35の下部にウレタンスプ
リング43を上下2枚のカラー45で挟持し、ボルト47と49
により上方向へ付勢されている。又、ストッパボルト41
によりエジェクタプレート39の上昇限は規制されてい
る。
エジェクタプレート39の上昇限とは、第2図に示すご
とく、下部金型35の上面より若干量エジェクタプレート
39の上面は浮上し、ワークWと下部金型35とは接触しな
いようになっている。
上記構成により、ワークWにカーリング成形加工を行
なう際、ワークWの先端にまず第1の工程である第1節
51の曲げが、上部金型3と下部金型35とが協働して行な
われる。
続いて、ワークWを所定量前進させ第2の工程で第2
節53の曲げが行なわれる。第2節53の曲げ作業が終了
後、上部金型3は上昇するが、第2図に示すごとく、ワ
ークWに第1節51の曲げが施されているので、当然この
曲げ先端と上部金型3の成形部13とは干渉するが、上部
金型3は支点軸17の回動中心として弾機23の弾撥力に抗
してう回動し、干渉を避けることができる。なお、緩衝
部が逃げると再び上部金型3は弾機23の引張力により旧
位置に復帰する。次いで、後述する第7図,第8図に示
した別の成形金型と上、下の金型3,35はタレットを回動
させることにより交換してカーリング加工を行ない製品
とする。
而して、ワークWに無理な力を付加することなく、か
つ、変形させることもなく上部金型3を上昇させること
ができ、タレットパンチプレスにてカーリング成形加工
を可能とすることができる。
次に上部金型が逃げ部を備えた一体金型でカーリング
成形加工する場合について説明する。
第3図および第4図を参照するに、本実施例では下部
金型35つていは、前述した構成とまったく同じであり、
同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
上部金型55は、一体構成であり下部先端に前述した回
動装置1を備えた上部金型3と同一なアール形状の成形
部13と逃げ部15が形成されている。成形部13のアール部
13RにはワークWと干渉を避ける直線部13Aが連設されて
いる。なお、第4図に示す下部金型35については、内蔵
された弾機57が示されていて、図中2点鎖線で示す位置
はエジェクタプレート39の上昇限の位置である。すなわ
ち、下部金型35の上面より若干量エジェクタプレート39
の上面が浮上し、ワークWを移動するときに下部金型35
の上面がワークWと干渉することがないよう構成されて
いる。
上記構成により、その作用としては、第5図乃至第8
図を参照するに、第5図に示すごとく、第1の工程とし
てワークWを所定の位置にセットし、上部金型55と下部
金型35とで協働してワークWの端部に第1節51の曲げ加
工を行なう。続いて、第6図に示すごとく、ワークWを
所定量移動させ第2節53の曲げ加工を行なう。ワークW
の移動動作は、タレットパンチプレスのプログラムにて
所定量の移動が行なわれる。
第2節53の曲げ加工を終了した時点でワークWを第6
図にX矢印で示す方向に移動することによって、第1節
51で曲げられたワークWの先端部と上部金型55の成形部
13との干渉を逃がす。
そして、第7図に示す後工程用の別の上部金型59と下
部金型61に交換する。この上部金型59には成形部63と垂
下した案内部65が設けられ、下部金型61には前記上部金
型59の案内部65が挿入され案内となる案内穴67が設けら
れている。この後工程用の上部金型59と下部金型61とで
協働し、上部金型59の成形部63にてワークWの先端を丸
めてカーリング成形し製品とする(第8図参照)。
上述したごとく、逃げ部を備えた一体的に構成した上
部金型55を使用する場合は、第2節53の曲げ加工終了後
は、タレットパンチプレスのプログラムでワークWを所
定量前進移動させる。また、回動装置を1を備えた上部
金型3を使用する場合は、上部金型3が上昇する際ワー
クWに干渉しても、弾機23のバネ力に抗して上部金型3
は回動することにより逃げるので、ワークWを移動させ
る必要がない。而して、タレットパンチプレスにてカー
リング成形加工を可能とし、生産性の向上を図ることが
できる。
なお、この発明は前述した各実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。
[発明の効果] 以上のごとく実施例の説明より理解されるように、こ
の発明によれば、タレットパンチプレスにて3工程でワ
ークの先端にカーリング成形をする際、2工程目である
第2節の曲げ加工終了後、上部金型を上昇後にワークを
若干量水平移動させるプログラムをタレットパンチプレ
スに設けるか、あるいは、回動装置を備えた上部金型を
用いて、上部金型が上昇時ワーク先端に干渉しても上部
金型が回動して逃げる構成とした。
而して、タレットパンチプレスにてカーリング成形加
工を可能とし、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の主要部を示し、第1図は
回動装置を備えた上部金型と下部金型を示した断面図、
第2図は第1図における動作説明図、第3図は一体的に
設けた上部金型の要部拡大断面図、第4図は下部金型の
要部拡大断面図である。第5図乃至第8図は第1工程か
ら第3工程までの動作を示し、第5図は第1工程の動作
説明図、第6図は第2工程の動作説明図、第7図は第3
工程に用いられる上部金型と下部金型の部分断面図、第
8図は第3工程の動作説明図である。 1……回動装置、3……上部金型 5……上部金型支持体、17……支点軸 23……弾機、35……下部金型 53……第2節、55……上部金型

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タレットパンチプレスにてワークを水平保
    持し上、下の金型にて協働してワークの先端にカーリン
    グ成形を3工程にて加工する際、タレットに装着されて
    いる成形金型を割出し、この成形金型で第1,第2工程の
    第1節,第2節の曲げを行ない、次いで、この第2節の
    曲げ加工終了後、前記成形金型の上部金型をワークと干
    渉しないように上昇させた後、別の成形金型をタレット
    から選択割出して第3工程の曲げを行なうことを特徴と
    するタレットパンチプレスにおけるカーリング成形方
    法。
  2. 【請求項2】回動装置を備えた上部金型を上部金型支持
    体に支持させると共に、前記回動装置を前記上部金型の
    基部に設けた支点軸を介して回動自在に設け、前記上部
    金型と上部金型支持体との間に弾機を設けてなることを
    特徴とするカーリング成形金型。
  3. 【請求項3】金型の先端アール部にワークと干渉を避け
    る逃げ部を設けたことを特徴とするカーリング成形金
    型。
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