JP2849241B2 - 負角形状成形用プレス金型 - Google Patents
負角形状成形用プレス金型Info
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- JP2849241B2 JP2849241B2 JP3193824A JP19382491A JP2849241B2 JP 2849241 B2 JP2849241 B2 JP 2849241B2 JP 3193824 A JP3193824 A JP 3193824A JP 19382491 A JP19382491 A JP 19382491A JP 2849241 B2 JP2849241 B2 JP 2849241B2
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- Japan
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- panel
- cam
- negative angle
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D19/00—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes
- B21D19/08—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws
- B21D19/082—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws for making negative angles
- B21D19/086—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws for making negative angles with rotary cams
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、小型でしかも側方か
ら負角形状部分を形成するパネル製品を、高精度に成形
する負角形状成形用プレス金型に関するものである。
ら負角形状部分を形成するパネル製品を、高精度に成形
する負角形状成形用プレス金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】負角形状部分をもつパネル製品を成形す
る場合、負角形状部分は寄曲げ刃を備えたプレス金型に
て成形している。
る場合、負角形状部分は寄曲げ刃を備えたプレス金型に
て成形している。
【０００３】上記プレス金型の負角形状成形部分は、例
えば図４に示す様に、下型（１）上に親カム（２）と子
カム（３）とをスライド自在に装着し、親カム（２）に
パネル受け（４）を取付け、子カム（３）に寄曲げ刃
（５）を取付けており、上型（図示せず）にパネル
（６）を押さえるパッド（７）と、親カム（２）及び子
カム（３）を動作させる親カムドライバ（１０）及び子
カムドライバ（１１）とを取付けている。
えば図４に示す様に、下型（１）上に親カム（２）と子
カム（３）とをスライド自在に装着し、親カム（２）に
パネル受け（４）を取付け、子カム（３）に寄曲げ刃
（５）を取付けており、上型（図示せず）にパネル
（６）を押さえるパッド（７）と、親カム（２）及び子
カム（３）を動作させる親カムドライバ（１０）及び子
カムドライバ（１１）とを取付けている。
【０００４】上記プレス金型は、下型（１）上の所定位
置にパネル（６）がセットされると、上型が下降し、親
カムドライバ（１０）が親カム（２）を外側へ所定寸法
移動させ、次にパッド（７）がパネル（６）を押さえて
拘束し、この状態で、子カムドライバ（１１）が子カム
（３）を内側へ移動させて、寄曲げ刃（５）にてパネル
（６）に負角形状部分（１２）を成形している。
置にパネル（６）がセットされると、上型が下降し、親
カムドライバ（１０）が親カム（２）を外側へ所定寸法
移動させ、次にパッド（７）がパネル（６）を押さえて
拘束し、この状態で、子カムドライバ（１１）が子カム
（３）を内側へ移動させて、寄曲げ刃（５）にてパネル
（６）に負角形状部分（１２）を成形している。
【０００５】成形が終わると、上型が上昇し、子カム
（３）が外側へ移動して寄曲げ刃（５）がパネル（６）
から離れ、パッド（７）がパネル（６）から離れ、最後
に親カム（２）が内側へ移動してパネル受け（４）がパ
ネル（６）の負角形状部分（１２）から逃げる。そして
この状態でパネル（６）を下型（１）から取り出す。
（３）が外側へ移動して寄曲げ刃（５）がパネル（６）
から離れ、パッド（７）がパネル（６）から離れ、最後
に親カム（２）が内側へ移動してパネル受け（４）がパ
ネル（６）の負角形状部分（１２）から逃げる。そして
この状態でパネル（６）を下型（１）から取り出す。
【０００６】上記のごとく、寄曲げを行うと、パネル
（６）の負角形状部分（１２）とパネル受け（４）とが
干渉するため、そのままの状態ではパネル（６）を取り
出せない。そのため通常、図４のごとく、パネル受け
（４）の非成形部分（１３）とパネル（６）との間に負
角形状部分（１２）と同じ深さの隙間（１４）を設けて
おき、パネル（６）の取り出し時に、隙間（１４）を利
用してパネル受け（４）を逃がすようにしている。
（６）の負角形状部分（１２）とパネル受け（４）とが
干渉するため、そのままの状態ではパネル（６）を取り
出せない。そのため通常、図４のごとく、パネル受け
（４）の非成形部分（１３）とパネル（６）との間に負
角形状部分（１２）と同じ深さの隙間（１４）を設けて
おき、パネル（６）の取り出し時に、隙間（１４）を利
用してパネル受け（４）を逃がすようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、パネル
（６）に負角形状部分（１２）を形成する場合には、パ
ネル受け（４）とパネル（６）との間に隙間（１４）を
設けて、パネル（６）の取出しを行えるようにせねばな
らない。そのため、パネル（６）に対する支持面積が少
なく、小型のパネル（６）では成形時に安定せず、パネ
ル（６）に変形や歪み等が発生し、不良品が多く発生し
ていた。
（６）に負角形状部分（１２）を形成する場合には、パ
ネル受け（４）とパネル（６）との間に隙間（１４）を
設けて、パネル（６）の取出しを行えるようにせねばな
らない。そのため、パネル（６）に対する支持面積が少
なく、小型のパネル（６）では成形時に安定せず、パネ
ル（６）に変形や歪み等が発生し、不良品が多く発生し
ていた。
【０００８】また、図４に示す様に、パネル（６）の内
側部分（１５）にも形状をつける場合、同時に成形する
ことができず、別工程で成形するため、工数が増し、生
産性が悪かった。
側部分（１５）にも形状をつける場合、同時に成形する
ことができず、別工程で成形するため、工数が増し、生
産性が悪かった。
【０００９】この発明は、成形時にはパネル全体を支持
し、しかもパネル取り出しを簡単に行えるプレス金型を
提供しようとするものである。
し、しかもパネル取り出しを簡単に行えるプレス金型を
提供しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明のプレス金型
は、負角成形部(31)を備えたパネル支持部(27)と垂直な
カムバックヒール(30)とを適当な間隔をもたせて形成
し、下型(20)上にスライド自在に装着される親カム(21)
と、パネル(17)が入る凹部(35)を形成し、その凹部(35)
の一方の壁面をパネル支持面とし、かつパネル支持面の
端部の厚みを前記パネル支持部の負角成形部(31)の深さ
と同じに設定し、前記パネル支持部(27)の負角成形部(3
1)の近傍に回転自在に装着された回転式パネル受け(22)
と、前記親カム(21)の側面に取付けられ、前記回転式パ
ネル受け(22)をリンク(42)を介して揺動させる揺動シリ
ンダ(40)と、前記親カム(21)のパネル支持部(27)とカム
バックヒール(30)との間に親カムのスライド方向と平行
方向にスライド自在に装着された子カム(23)と、前記子
カム(23)に取付けられた寄曲げ刃(44)と、上型に連動し
て、パネル(17)を押さえるパッド(24)及び前記親カム(2
1)のカムバックヒール(30)と子カム(23)との間に侵入す
るカムドライバ(26)とを備えている。
は、負角成形部(31)を備えたパネル支持部(27)と垂直な
カムバックヒール(30)とを適当な間隔をもたせて形成
し、下型(20)上にスライド自在に装着される親カム(21)
と、パネル(17)が入る凹部(35)を形成し、その凹部(35)
の一方の壁面をパネル支持面とし、かつパネル支持面の
端部の厚みを前記パネル支持部の負角成形部(31)の深さ
と同じに設定し、前記パネル支持部(27)の負角成形部(3
1)の近傍に回転自在に装着された回転式パネル受け(22)
と、前記親カム(21)の側面に取付けられ、前記回転式パ
ネル受け(22)をリンク(42)を介して揺動させる揺動シリ
ンダ(40)と、前記親カム(21)のパネル支持部(27)とカム
バックヒール(30)との間に親カムのスライド方向と平行
方向にスライド自在に装着された子カム(23)と、前記子
カム(23)に取付けられた寄曲げ刃(44)と、上型に連動し
て、パネル(17)を押さえるパッド(24)及び前記親カム(2
1)のカムバックヒール(30)と子カム(23)との間に侵入す
るカムドライバ(26)とを備えている。
【００１１】
【作用】上記構成のプレス金型は、回転式パネル受けの
パネル支持面を親カムのパネル支持部と連続するように
配置させ、前記回転式パネル受けとパネル支持部とに跨
がってパネルを供給し、この後上型を下降させて、子カ
ムに設けた寄曲げ刃にて負角形状部分を成形する。
パネル支持面を親カムのパネル支持部と連続するように
配置させ、前記回転式パネル受けとパネル支持部とに跨
がってパネルを供給し、この後上型を下降させて、子カ
ムに設けた寄曲げ刃にて負角形状部分を成形する。
【００１２】成形後、上型が上昇し、子カムが逃げる
と、揺動シリンダにて回転式パネル受けを回転させて、
回転式パネル受けのパネル支持面をパネルから逃がし、
パネルと親カムのパネル支持部との間に隙間をあける。
この後、パネルと親カムとを相対的に動かして、パネル
の負角形状部分をパネル支持部の負角成形部から離し、
パネルを取り出す。
と、揺動シリンダにて回転式パネル受けを回転させて、
回転式パネル受けのパネル支持面をパネルから逃がし、
パネルと親カムのパネル支持部との間に隙間をあける。
この後、パネルと親カムとを相対的に動かして、パネル
の負角形状部分をパネル支持部の負角成形部から離し、
パネルを取り出す。
【００１３】このように、回転式パネル受けを揺動シリ
ンダにて回転させることにより、回転式パネル受けのパ
ネル支持面を動かし、成形時にはパネルと親カムのパネ
ル支持部との隙間を無くしてパネルを安定させ、取り出
し時には逃げてパネルの負角形状部分と親カムの負角成
形部との干渉部分を離せるので、高精度な成形を行え、
しかも取出しを簡単に行える。
ンダにて回転させることにより、回転式パネル受けのパ
ネル支持面を動かし、成形時にはパネルと親カムのパネ
ル支持部との隙間を無くしてパネルを安定させ、取り出
し時には逃げてパネルの負角形状部分と親カムの負角成
形部との干渉部分を離せるので、高精度な成形を行え、
しかも取出しを簡単に行える。
【００１４】また、回転式パネル受けのパネル支持面を
利用してパネルの曲げ加工を行うこともできる。
利用してパネルの曲げ加工を行うこともできる。
【００１５】
【実施例】以下、この発明の実施例を図１乃至図３を参
照して説明する。
照して説明する。
【００１６】この実施例のプレス金型は、パネル（１
７）に対して側方からの寄曲げと上方からの曲げとを行
うように構成してある。
７）に対して側方からの寄曲げと上方からの曲げとを行
うように構成してある。
【００１７】プレス金型は、図１に示す様に、下型（２
０）上にパネル（１７）を支持する親カム（２１）及び
回転式パネル受け（２２）と、寄曲げを行う子カム（２
３）とを設け、上型（図示せず）にパネル（１７）を押
さえるパッド（２４）と、曲げを行うポンチ（２５）
と、子カム（２３）を動作させるカムドライバ（２６）
とを設けている。
０）上にパネル（１７）を支持する親カム（２１）及び
回転式パネル受け（２２）と、寄曲げを行う子カム（２
３）とを設け、上型（図示せず）にパネル（１７）を押
さえるパッド（２４）と、曲げを行うポンチ（２５）
と、子カム（２３）を動作させるカムドライバ（２６）
とを設けている。
【００１８】親カム（２１）は、内側にパネル支持部
（２７）を立設し、外側にカムバックヒール（３０）を
立設してある。パネル支持部（２７）は、上面をパネル
（１７）の形状に合わせた曲面に形成し、外側側面に負
角成形部（３１）を形成し、内側の上部側面に回転式パ
ネル受け（２２）の一部が入る円弧溝（３２）を形成し
てある。また、パネル支持部（２７）の内側の側壁（３
３）にも回転式パネル受け（２２）の一部が入る円弧溝
（３４）を形成してある。
（２７）を立設し、外側にカムバックヒール（３０）を
立設してある。パネル支持部（２７）は、上面をパネル
（１７）の形状に合わせた曲面に形成し、外側側面に負
角成形部（３１）を形成し、内側の上部側面に回転式パ
ネル受け（２２）の一部が入る円弧溝（３２）を形成し
てある。また、パネル支持部（２７）の内側の側壁（３
３）にも回転式パネル受け（２２）の一部が入る円弧溝
（３４）を形成してある。
【００１９】回転式パネル受け（２２）は円柱状で、一
部にパネル（１７）が入るＶ字状の凹部（３５）を形成
し、凹部（３５）の一方の壁面（３６）をパネル支持面
として、パネル（１７）に合わせた形状に形成してあ
る。この実施例では、パネル（１７）の曲げ加工を行う
ために階段状に形成してある。またパネル支持部（２
７）の端部（３７）の厚みは、親カム（２１）のパネル
支持部（２７）の負角成形部（３１）の深さと同じにな
っている。この回転式パネル受け（２２）は、親カム
（２１）のパネル支持部（２７）の円弧溝（３２）と、
側壁（３３）に形成された円弧溝（３４）とに跨がって
回転自在に装着されており、凹部（３５）が上方に向け
られている。
部にパネル（１７）が入るＶ字状の凹部（３５）を形成
し、凹部（３５）の一方の壁面（３６）をパネル支持面
として、パネル（１７）に合わせた形状に形成してあ
る。この実施例では、パネル（１７）の曲げ加工を行う
ために階段状に形成してある。またパネル支持部（２
７）の端部（３７）の厚みは、親カム（２１）のパネル
支持部（２７）の負角成形部（３１）の深さと同じにな
っている。この回転式パネル受け（２２）は、親カム
（２１）のパネル支持部（２７）の円弧溝（３２）と、
側壁（３３）に形成された円弧溝（３４）とに跨がって
回転自在に装着されており、凹部（３５）が上方に向け
られている。
【００２０】親カム（２１）の内側端面に揺動シリンダ
（４０）を取付けてあり、そのピトンロッド（４１）を
親カム（２１）内に挿入し、回転式パネル受け（２２）
に結合されたリンク（４２）の長穴（４３）に揺動自在
に連結してある。従って、揺動シリンダ（４０）が伸縮
動作することにより、リンク（４２）が押し引きされ
て、回転式パネル受け（２２）が一定角度で回転する。
例えば、揺動シリンダ（４０）が伸長しているとき、回
転式パネル受け（２２）の凹部（３５）が上向きに配置
され、パネル支持面（３６）と親カム（２１）のパネル
支持部（２７）の上面とが連続して連なっている。揺動
シリンダ（４０）が短縮動作すると、回転式パネル受け
（２２）が回転し、パネル支持面（３６）がパネル支持
部（２７）の円弧溝（３２）から逃げる。
（４０）を取付けてあり、そのピトンロッド（４１）を
親カム（２１）内に挿入し、回転式パネル受け（２２）
に結合されたリンク（４２）の長穴（４３）に揺動自在
に連結してある。従って、揺動シリンダ（４０）が伸縮
動作することにより、リンク（４２）が押し引きされ
て、回転式パネル受け（２２）が一定角度で回転する。
例えば、揺動シリンダ（４０）が伸長しているとき、回
転式パネル受け（２２）の凹部（３５）が上向きに配置
され、パネル支持面（３６）と親カム（２１）のパネル
支持部（２７）の上面とが連続して連なっている。揺動
シリンダ（４０）が短縮動作すると、回転式パネル受け
（２２）が回転し、パネル支持面（３６）がパネル支持
部（２７）の円弧溝（３２）から逃げる。
【００２１】子カム（２３）は、親カム（２１）のパネ
ル支持部（２７）とカムバックヒール（３０）との間に
スライド自在に装着され、内側端面に寄曲げ刃（４４）
を取付けてある。
ル支持部（２７）とカムバックヒール（３０）との間に
スライド自在に装着され、内側端面に寄曲げ刃（４４）
を取付けてある。
【００２２】上型のポンチ（２５）には曲げ加工を行う
曲げ刃（４５）を取付けてあり、回転式パネル受け（２
２）との間でパネル（１７）の曲げを行う。
曲げ刃（４５）を取付けてあり、回転式パネル受け（２
２）との間でパネル（１７）の曲げを行う。
【００２３】パッド（２４）は、パネル支持部（２７）
及び回転式パネル受け（２２）上に載せられたパネル
（１７）の非成形部を押さえる。このパッド（２４）は
子カム（２３）の寄曲げ刃（４４）及びポンチ（２５）
の曲げ刃（４５）と干渉しないように設計される。
及び回転式パネル受け（２２）上に載せられたパネル
（１７）の非成形部を押さえる。このパッド（２４）は
子カム（２３）の寄曲げ刃（４４）及びポンチ（２５）
の曲げ刃（４５）と干渉しないように設計される。
【００２４】カムドライバ（２６）は、上型の昇降動作
に連動して親カム（２１）のカムバックヒール（３０）
と子カム（２３）との間に出入りするように配置され、
子カム（２３）をスライドさせる。
に連動して親カム（２１）のカムバックヒール（３０）
と子カム（２３）との間に出入りするように配置され、
子カム（２３）をスライドさせる。
【００２５】上記プレス金型は、揺動シリンダ（４０）
を伸長動作させて、回転式パネル受け（２２）のパネル
支持面（３６）をパネル支持部（２７）に揃えておく。
そしてパネル支持部（２７）及び回転式パネル受け（２
２）へパネル（１７）が載せられると、上型を下降さ
せ、パッド（２４）にてパネル（１７）を拘束し、カム
ドライバ（２６）にて子カム（２３）をスライドさせ
て、子カム（２３）に設けた寄曲げ刃（４４）にて寄曲
げを行い、同時にポンチ（２５）の曲げ刃（４５）にて
曲げ加工を行う。
を伸長動作させて、回転式パネル受け（２２）のパネル
支持面（３６）をパネル支持部（２７）に揃えておく。
そしてパネル支持部（２７）及び回転式パネル受け（２
２）へパネル（１７）が載せられると、上型を下降さ
せ、パッド（２４）にてパネル（１７）を拘束し、カム
ドライバ（２６）にて子カム（２３）をスライドさせ
て、子カム（２３）に設けた寄曲げ刃（４４）にて寄曲
げを行い、同時にポンチ（２５）の曲げ刃（４５）にて
曲げ加工を行う。
【００２６】加工が終了し、上型が上昇すると、図２に
示す様に、揺動シリンダ（４０）を短縮動作させて回転
式パネル受け（２２）を回転させ、そのパネル支持面
（３６）を下方へ逃がし、パネル（１７）とパネル支持
部（２７）との間に隙間（４６）をあける。この後、図
３に示す様に、親カム（２１）を内側へスライドさせて
親カム（２１）とパネル（１７）とを相対移動させ、パ
ネル（１７）の負角形状部（４７）をパネル支持部（２
７）の負角成形部（３１）から外し、パネル（１７）を
取り出す。
示す様に、揺動シリンダ（４０）を短縮動作させて回転
式パネル受け（２２）を回転させ、そのパネル支持面
（３６）を下方へ逃がし、パネル（１７）とパネル支持
部（２７）との間に隙間（４６）をあける。この後、図
３に示す様に、親カム（２１）を内側へスライドさせて
親カム（２１）とパネル（１７）とを相対移動させ、パ
ネル（１７）の負角形状部（４７）をパネル支持部（２
７）の負角成形部（３１）から外し、パネル（１７）を
取り出す。
【００２７】パネル支持部（２７）からパネル（１７）
を取り出すと、親カム（２１）を元位置へ戻し、揺動シ
リンダ（４０）を伸長動作させて、回転式パネル受け
（２２）を回転復帰させ、パネル支持面（３６）をパネ
ル支持部（２７）に揃える。
を取り出すと、親カム（２１）を元位置へ戻し、揺動シ
リンダ（４０）を伸長動作させて、回転式パネル受け
（２２）を回転復帰させ、パネル支持面（３６）をパネ
ル支持部（２７）に揃える。
【００２８】上記プレス金型では、パネル（１７）に対
して寄曲げと曲げとを同時に行うことができ、工程数を
減らすことができ、生産性が向上する。尚、曲げ加工を
行わないときには、ポンチ（２５）及び曲げ刃（４５）
を無くせば良い。
して寄曲げと曲げとを同時に行うことができ、工程数を
減らすことができ、生産性が向上する。尚、曲げ加工を
行わないときには、ポンチ（２５）及び曲げ刃（４５）
を無くせば良い。
【００２９】
【発明の効果】この発明によれば、負角形状部を寄曲げ
成形する場合、小型のパネル製品であっても、成形時に
親カムのパネル支持部と回転式パネル受けのパネル支持
面とでパネル全体を支持するので、パネルのずれによる
パネルの変形や歪みをなくして、高精度な成形を行え
る。
成形する場合、小型のパネル製品であっても、成形時に
親カムのパネル支持部と回転式パネル受けのパネル支持
面とでパネル全体を支持するので、パネルのずれによる
パネルの変形や歪みをなくして、高精度な成形を行え
る。
【００３０】また、回転式パネル受けを負角成形部の反
対側に設けているので、パネルと回転式パネル受けとが
干渉することがなく、パネルの取り出し時には、回転式
パネル受けを回転させるだけで、パネル支持部とパネル
の負角形状部の背面側との間に所定の隙間をあけて、パ
ネルを簡単に取り出すことができる。
対側に設けているので、パネルと回転式パネル受けとが
干渉することがなく、パネルの取り出し時には、回転式
パネル受けを回転させるだけで、パネル支持部とパネル
の負角形状部の背面側との間に所定の隙間をあけて、パ
ネルを簡単に取り出すことができる。
【００３１】また、回転式パネル受けも成形時にはパネ
ルを支持するので、回転式パネル受けを利用して曲げ加
工することができ、寄曲げ加工と曲げ加工とが必要なパ
ネル製品を効率よく生産できる。
ルを支持するので、回転式パネル受けを利用して曲げ加
工することができ、寄曲げ加工と曲げ加工とが必要なパ
ネル製品を効率よく生産できる。
【図１】本発明にかかるプレス金型を示す断面図
【図２】本発明のプレス金型の動作例を示す断面図
【図３】本発明のプレス金型の動作例を示す断面図
【図４】従来のプレス金型を示す断面図
１７ パネル ２０ 下型 ２１ 親カム ２２ 回転式パネル受け ２３ 子カム ２４ パッド ２６ カムドライバ ２７ パネル支持部 ３０ カムバックヒール ３１ 負角成形部 ３５ 凹部 ３６ パネル支持面 ４０ 揺動シリンダ ４２ リンク ４４ 寄曲げ刃
Claims (1)
- 【請求項１】（Ａ）負角成形部(31)を備えたパネル支持
部(27)と垂直なカムバックヒール(30)とを適当な間隔を
もたせて形成し、下型(20)上にスライド自在に装着され
る親カム(21)と、（Ｂ） パネル(17)が入る凹部(35)を形成し、その凹部(3
5)の一方の壁面をパネル支持面とし、かつパネル支持面
の端部の厚みを前記パネル支持部の負角成形部(31)の深
さと同じに設定し、前記パネル支持部(27)の負角成形部
(31)の近傍に回転自在に装着された回転式パネル受け(2
2)と、（Ｃ） 前記親カム(21)の側面に取付けられ、前記回転式
パネル受け(22)をリンク(42)を介して揺動させる揺動シ
リンダ(40)と、（Ｄ） 前記親カム(21)のパネル支持部(27)とカムバック
ヒール(30)との間に親カムのスライド方向と平行方向に
スライド自在に装着された子カム(23)と、（Ｅ） 前記子カム(23)に取付けられた寄曲げ刃(44)と、（Ｆ） 上型に連動して、パネル(17)を押さえるパッド(2
4)及び（Ｇ） 前記親カム(21)のカムバックヒール(30)と子カム
(23)との間に侵入するカムドライバ(26)と（Ｈ） を備えたことを特徴とする負角形状成形用プレス
金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193824A JP2849241B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 負角形状成形用プレス金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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