JPH09238897A - 気管チューブ挿管用内視鏡 - Google Patents

気管チューブ挿管用内視鏡

Info

Publication number
JPH09238897A
JPH09238897A JP8056095A JP5609596A JPH09238897A JP H09238897 A JPH09238897 A JP H09238897A JP 8056095 A JP8056095 A JP 8056095A JP 5609596 A JP5609596 A JP 5609596A JP H09238897 A JPH09238897 A JP H09238897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
fiber
transmission fiber
bending
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8056095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3309152B2 (ja
Inventor
Katsumi Nakaichi
克己 中市
Shinji Yamamori
伸二 山森
Haruyori Kurokome
啓順 黒米
Norio Ishikawa
則夫 石川
Kohei Ono
浩平 大野
Hidehiro Hosaka
栄弘 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Koden Corp
Original Assignee
Nippon Koden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Koden Corp filed Critical Nippon Koden Corp
Priority to JP05609596A priority Critical patent/JP3309152B2/ja
Priority to US08/815,928 priority patent/US6004263A/en
Publication of JPH09238897A publication Critical patent/JPH09238897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3309152B2 publication Critical patent/JP3309152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急時にも安全、確実、迅速に気管チューブ
を患者の気管内に挿管できるようにする。 【解決手段】 操作部1内に接眼光学系11、照明用ラ
ンプ12、バッテリ13を収納し、像伝送用ファイバ5
及び照明光伝送用ファイバ6を内蔵する挿入部1を連結
部24を介して着脱可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の体腔内を光
学観察しながら気管内に気管チューブを挿入する気管チ
ューブ挿管用内視鏡に係り、特に事故や災害による怪我
や急な発病等で緊急に気道を確保する必要が生じた患者
に対して、安全、確実かつ迅速に気管内に気管チューブ
を挿入することができる気管チューブ挿管用内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の気管内に気管チューブを挿
入する場合は、図11に示すように患者の口腔101を
喉頭鏡102で押し開き、喉の奥を見ながら気管チュー
ブ103を挿入していた。しかしながら喉頭鏡102は
硬質のものであり、口を開き喉の奥を照らすだけのもの
であるから、気管チューブ103を挿入する場合に挿入
部位を十分に目視確認できない場合がある。すなわち、
経口挿管の場合には通常口腔内の声門を直視して行う
が、通常の姿勢では解剖学的に声門を直視することがで
きない。このため図11に示すように喉頭鏡102のブ
レードで舌根部を押さえ、頭部を後屈させて声門を直視
する。
【0003】しかし例えば事故や災害による顔面の変形
や外傷、小口症、口唇の腫瘍や損傷などがある場合には
開口が困難である。また口腔内や咽喉の腫瘤、歯牙異
常、顔面外傷などがある場合には、喉頭鏡のブレードの
挿入が困難である。また患者が短頸や肥満であったり、
頸椎に炎傷や損傷がある場合には、頭部を後屈させるこ
とが困難である。さらに口蓋裂、小顎、巨舌、上顎異常
がある場合には、喉頭鏡のブレードで舌を圧排し舌根部
を押さえることが困難である。
【0004】上記のような場合には気管チューブの気管
内への挿入が困難となるため、従来はそれぞれの因子に
合わせて喉頭鏡のブレードを交換したり、場合によって
は感触に頼って盲目的に挿管を試みたりしていた。この
ため気管内へ気管チューブを安全、確実、迅速に挿入で
きないという問題があった。
【0005】このような問題を解決する方法としては、
気管チューブの内空に内視鏡の人体挿入部を挿通し、内
視鏡で患者の内腔を目視観察しながら気管チューブを気
管内に挿入する方法が知られている。この方法によると
咽頭部、喉頭部、気管などを目視確認できるので、安
全、確実、迅速に気管内への気管チューブの挿入を行う
ことができる。
【0006】上記の従来の内視鏡装置は、人体に挿入し
て体腔内の観察などを行ういわゆる内視鏡と、体腔内を
照明するための照明光を発生する光源装置が別体となっ
ていて、これらをファイバで接続することで体腔内を照
明してその像を観察できるようになっている。この光源
装置は外部の電源に接続することで作動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の内視鏡装置によると、事故や災害の現場などの
混乱した状況で使用する場合、別体で構成されている内
視鏡、光源装置及び電源をそれぞれ用意しなければなら
ず、準備が容易でない。しかも上記の状況の現場では電
源を確保することが難しい。
【0008】また、内視鏡と光源装置とをファイバで連
結した状態では、ファイバに規制されて内視鏡が使える
ような位置に光源装置を設置できなかったり、ファイバ
が邪魔になって介護活動がやりにくくなったり、あるい
は介護活動中にファイバを引っ掛けてしまい光源装置を
倒したり、内視鏡を人体に挿入中の場合は不意に引張ら
れたりして患者を傷付ける恐れもある。
【0009】さらに、このような混乱した現場では、使
用後などに内視鏡を置いておく安全な場所の確保などは
難しく、地面などに置かなければならない場合が多い。
このような場合、介護に忙しく動き回るなかで内視鏡を
踏んで破損させてしまうおそれもある。特に内視鏡の挿
入部は脆弱なものであるので、踏まれたりすると破損は
避けられず、挿入部が破損したら操作部を含めて全体を
交換しなければならず、損害が大きなものになる。
【0010】さらにまた、怪我人が多数いる場合には、
1人の怪我人に使用した内視鏡をそのまま他の怪我人に
使い回す必要が生じるが、この場合に怪我人が何等かの
病原菌を持っていると、他の怪我人に感染させるという
問題がある。感染を防止するためには内視鏡を消毒する
必要があるが、従来の内視鏡の消毒は手間と時間がかか
り、緊急の場合には対応できないという問題がある。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、事故や災害などにより患者に怪我が発生した
り、急に発病したりした場合などにおいても、安全、確
実かつ迅速に気管チューブを患者の気管内に挿管するこ
とができ、しかも内視鏡の挿入部の破損や汚染に対して
も、損害を小さくおさえて容易に対応することができる
気管チューブ挿管用内視鏡を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の気管チューブ挿管用内視鏡は、屈
曲可能部を有し、少くとも照明光を先端に導光する照明
光伝送用ファイバと、前記照明光により照射された被写
体の映像を外部に伝送する像伝送用ファイバと、前記屈
曲可能部の屈曲操作を行うロープとを内蔵し、気管チュ
ーブ内を通って生体の気管内に挿入される細長管状の挿
入部と;少くとも前記照明光伝送用ファイバに照射する
照明光を発生する光源部と、該光源部に電源を供給する
電源部と、前記像伝送用ファイバにより導かれた被写体
の映像を観察する接眼部と、前記ロープを緊緩するロー
プ操作機構とを有する操作部と;前記挿入部と前記操作
部とを着脱可能に連結する連結部と;を備えることを特
徴とする。
【0013】請求項2に記載の気管チューブ挿管用内視
鏡は、前記挿入部の少くとも像伝送用ファイバの操作部
側端部と前記操作部の接眼部とを同軸上に配置したこと
を特徴とする。
【0014】請求項3に記載の気管チューブ挿管用内視
鏡は、前記連結部は、前記挿入部の少くとも像伝送用フ
ァイバの操作部側端部を、前記操作部の接眼部方向に押
圧状態で連結する押圧部材を有することを特徴とする。
【0015】請求項1に記載の気管チューブ挿管用内視
鏡においては、内視鏡の操作部に光源部と電源部とを内
蔵したので、従来別体で設けられていた光源部と操作部
とをファイバで接続する必要がなくなり、しかも電源部
を別体で用意する必要もなくなる。この結果、内視鏡の
みを用意すれば、どこでもすぐに使えるようになる。ま
た光源部に接続するファイバがないので、介護活動への
制約がなくなる。さらに挿入部と操作部とを着脱可能に
連結するようにしたので、挿入部が破損した場合にも挿
入部だけを交換すれば使用可能となり、損害を軽微にお
さえることができる。しかも多数の患者にこの内視鏡を
用いて気管チューブの挿管を行う場合にも、挿入部を交
換するだけで病原菌の感染を防ぐことができ、安全な処
置を迅速に行うことができる。
【0016】請求項2に記載の気管チューブ挿管用内視
鏡においては、挿入部の像伝送用ファイバの操作部側端
部と操作部の接眼部とを同軸上に配置したので、像伝送
用ファイバにより導かれた被写体の映像を接眼部により
明確に観察することができる。
【0017】請求項3に記載の気管チューブ挿管用内視
鏡においては、挿入部の像伝送用ファイバの操作部側端
部を操作部の接眼部方向に押圧する押圧部材を連結部に
設けたので、挿入部と操作部とを着脱可能に連結しても
ガタ付きがなく、映像を安定して観察することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の気管チューブ挿管
用内視鏡の実施の形態の一例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施の形態の一例の構成を示す外観
斜視図、図2は図1の内部の概略構成を示す軸方向縦断
面図である。
【0019】図1及び図2において、本実施の形態によ
る内視鏡は着脱可能に連結された挿入部1と操作部2と
から構成されている。挿入部1は生体の体腔内に挿入す
る部分であり、柔軟性のある中空の細長い管状に形成さ
れており、先端には先端硬質部3が設けられ、先端硬質
部3に連続して可撓性の湾曲部4が設けられている。そ
して挿入部1の内空には像伝送用ファイバ5、照明光伝
送用ファイバ6及び湾曲操作用ロープ7が軸方向にほぼ
平行に内蔵されている。
【0020】像伝送用ファイバ5及び照明光伝送用ファ
イバ6の一端はそれぞれ先端硬質部3に貫通して形成さ
れた開口3a,3bに接続されており、ファイバ5が接
続された開口3aには結像用のレンズ8が装着されてい
る。挿入部1の後述する操作部2側の他端には、ほぼ円
筒状の接続部9が同心状に一体に取り付けられており、
接続部9の操作部2側の閉塞された端面には開口9a,
9bが貫通して形成されている。そして像伝送用ファイ
バ5及び照明光伝送用ファイバ6の操作部2側の他端
は、それぞれ開口9a,9bに接続されている。
【0021】湾曲操作用ロープ7の一端は先端硬質部3
に固定されており、他端は連結部9の周壁に形成された
孔9cを介して連結部9の外側に引き出され、連結部9
の外周に軸方向に進退可能に設けられた半円環状のフッ
ク10に連結されている。フック10の操作部2側の端
部には、後述する操作部2側のフックに係合可能な鈎部
10aが一体に形成されている。
【0022】操作部2は把持可能な形状でほぼ円筒状に
形成されている。操作部2の内部には接眼部である接眼
光学系11、光源部である照明用ランプ12及びランプ
12に電源を供給する電源部であるバッテリ13が設け
られている。また操作部2の外周には湾曲操作用ロープ
7を緊緩させて挿入部1の湾曲部4を湾曲させるロープ
操作機構である湾曲操作部14が併設されている。
【0023】接眼光学系11は操作部2内を軸方向に貫
通して設けられており、光軸上に3枚のレンズ11aが
配置され、挿入部1と反対側の開口部にはファインダ1
1bが設けられている。ランプ12は挿入部1側に開口
した凹部2a内に収納されており、リード線15を介し
てバッテリ13に電気的に接続されている。またリード
線15の回路中には操作部2の外周から突出してスイッ
チ16が設けられており、スイッチ16を閉じることに
よりランプ12に電源が投入され、照明光を発するよう
になっている。バッテリ13としては乾電池または充電
式電池が用いられる。なお符号17はランプ12の光軸
上に配置され、ランプ12から発する光を凹部2aの開
口側に向って集光するレンズである。
【0024】湾曲操作部14は操作部2の外周近傍に軸
方向に移動可能に支持された受金18と、操作部2の外
周から突出して設けられた1対のブラケット19に回動
自在に支持されたプーリ20と、プーリ20に一端が固
定されたレバー21とから構成されている。受金18の
挿入部1側の一端には鈎部18aが形成されており、挿
入部1と操作部2とを後述する方法により連結したとき
に、挿入部1側に設けられたフック10の鈎部10aと
係合するようになっている。また受金18の挿入部1と
反対側の一端にはワイヤ22の一端が連結されており、
ワイヤ22の他端はプーリ20に巻回固定されている。
そしてレバー21を回動させることにより、プーリ20
及びワイヤ22を介して受金18を軸方向に進退させ、
フック10を介してロープ7を緊緩し、それにより湾曲
部4が湾曲するようになっている。なお符号23は操作
部2の外周から突出して設けられたレバーガイドであ
り、プーリ20の回転軸を中心とした円弧状に形成され
ている。
【0025】次に挿入部1と操作部2との連結部の構造
について説明する。連結部24はほぼ円筒状に形成され
ており、操作部2の挿入部1側端部外周に形成された外
径ネジ2bに螺合する内径ネジ24aが内周に形成され
ている。連結部24の挿入部1に対向する端面には左右
1対の扇形の凸部24bが一体に設けられている。一方
挿入部1の接続部9の操作部2側の端部外周には、連結
部24の凸部24b間に挿入可能な扇形の1対の凸部9
dが一体に設けられている。また接続部9を貫通する像
伝送用ファイバ5及び照明光伝送用ファイバ6は、それ
ぞれ操作部2を貫通する接眼光学系11の孔及び照明用
ランプ12が収納された凹部2aに整合する位置にあ
る。
【0026】次に上記のように構成された本実施の形態
による気管チューブ挿管用内視鏡の使用時の手順につい
て説明する。まず挿入部1の接続部9の凸部9dに連結
部24の凸部24b間の凹部を挿入した後、接続部9の
操作部2側端面から突出した像伝送用ファイバ5及び照
明光伝送用ファイバ6の先端をそれぞれ操作部2の接眼
光学系11の孔及び照明用ランプ12の凹部2a内に挿
入する。これらの連結の位置決めはあらかじめ設定され
ており、それぞれ同一光軸上に接続される。その後連結
部24を操作部2にネジ結合し、接続部9の端面を操作
部2の端面に圧着する。このとき接続部9の凸部9dと
連結部24の凸部24bとが重なるようにしておく。
【0027】次に挿入する気管チューブ25の中空に挿
入部1を差し入れ、先端部が気管チューブ25の先端よ
り先に出るようにセットする。そして操作部2に設けた
スイッチ16を押して照明用ランプ12を点灯させる。
この状態で図3に示すように挿入部1を患者26の口腔
27から挿入し、湾曲操作部14を操作して湾曲部4を
湾曲させ、体腔内を観察しながら気管28へ挿入する。
その後に挿入部1をガイドにして気管チューブ25を気
管28へ挿入して留置し、最後に挿入部1を抜去する。
図4(a)は挿入部1の先端を口腔27から咽頭29内
に挿入した状態を示し、図4(b)は湾曲操作部14を
操作して挿入部1の先端を気管28の方向へ湾曲させた
状態を示し、図4(c)は挿入部1の先端を気管28内
に挿入し、挿入部1をガイドにして気管チューブ25を
気管28内に挿入した状態を示す。なお符号30は食道
である。
【0028】本実施の形態によれば、内視鏡の操作部2
内に照明用ランプ12及びバッテリ13を内蔵したの
で、別体に設けられた場合の照明用ランプと操作部とを
接続するファイバが不要となり、しかも別体のバッテリ
を用意しなくても内視鏡だけでどこでもすぐに使用する
ことができる。また照明用ランプに接続されるファイバ
や配線コードがないので、作業への制約がなくなり、こ
れにより事故や災害での怪我や急な発病などが発生して
も、気管チューブ25の気管28内への挿管を安全、確
実、迅速かつ容易に行うことができる。
【0029】また、挿入部1と操作部2とを連結部24
を介して着脱可能に連結するようにしたので、混乱した
現場で踏むなどして挿入部1が破損した場合でも、挿入
部1だけを交換すれば使えるようになり、損害を軽微に
済ませることができる。さらに多数の人に気管チューブ
25の挿管を行う場合にも、挿入部1を交換するだけで
病原菌などの感染の心配のない安全な処置を迅速に行う
ことができる。
【0030】また挿入部1の像伝送用ファイバ5の操作
部側端部と操作部2の接眼光学系11とを同軸上に配置
し、挿入部1の像伝送用ファイバ5の操作部側端部を、
押圧部材を兼ねる連結部24で操作部2の挿入部連結側
端部に押圧状態で連結するようにしたので、挿入部1と
操作部2とを強固に連結することができ、観察性能を安
定して向上させることができる。さらに操作部2を把持
する指で湾曲操作部14のレバー21を押すことによ
り、片手で操作部2の把持と湾曲部4の湾曲操作とを行
うことができ、作業性が向上する。
【0031】上記のように構成された気管チューブ挿管
用内視鏡を用いることにより、図3に示すように患者2
6の頭部を後屈させることなく、気管チューブ25の気
管28内への挿管を容易に行うことができる。
【0032】上記実施の形態で示した連結部24の構成
は一例を示したものであり、これに限定されるものでは
ない。例えば図5及び図6に示す第2の実施の形態のよ
うに、ネジ結合する連結部24を省略し、操作部2の挿
入部側端面に円形の孔部2cを同心上に所定の深さで形
成してもよい。孔部2cの端面内周には1対の扉形の凸
部2dが対向して形成されており、凸部2dの内径は挿
入部1の接続部9の外径に等しくなっている。また接続
部9の操作部側端部外周に設けられた1対の扇形の凸部
9dは操作部側端部の凸部2d間に挿入可能の形状とな
っており、凸部2dの軸方向の厚さは周方向に徐々に厚
くなっていて、テーパ状となっている。
【0033】上記の構成において、接続部9の凸部9d
を操作部2の凸部2dの間に挿入し、図5に示す矢印A
方向に回転することにより、接続部9の凸部9dの厚さ
の変化に従って図6に示すよう接続部9の端面が操作部
2の孔部2cの底面に矢印Bで示す方向に押し付けら
れ、締め付け固定される。この場合各ファイバ5,6と
操作部2側の接眼光学系11及びランプ12との光軸と
をそれぞれ一致させるため、ボールプランジャなどの位
置決め機構が必要となる。
【0034】図7及び図8に連結部24の第3の実施の
形態の構成を示す。本実施の形態では円環状の連結部3
1の両端面に内周側に突出する1対の扉形の凸部31a
を形成し、この連結部31を操作部2の挿入部側端部に
装着した。そして一端が操作部2の挿入部側端部外周に
固定された圧縮コイルスプリング32の他端は、連結部
31の操作部側凸部31aの内側の面に当接している。
【0035】接続部9の凸部9dを連結部31の凸部3
1a間に挿入するときに、凸部9dに切欠部9fを形成
しておくことによりスプリング32の付勢力に抗して接
続部9を回転させ、こじ開けて挿入することができる。
挿入された後はスプリング32の付勢力により連結部3
1の外側の凸部31aが接続部9の凸部9dを矢印C方
向に押圧し、接続部9の端面9eが操作部2の端面に押
圧固定される。
【0036】図9及び図10に連結部24の第4の実施
の形態の構成を示す。本実施の形態は円環状の連結部2
4を削除し、操作部2側に設けられたレバー33により
挿入部1の接続部9と操作部2とを連結したものであ
る。接続部9の断面はほぼ半円形状に形成されており、
操作部2の挿入部側端面には接続部9が嵌合するほぼ半
円形状の凹部2eが所定の深さで形成されている。接続
部9の外周の平面部には矩形状の係止孔9gが形成され
ている。また操作部2の外周には凹部2eの内周の平面
部に対向して、レバー33が支軸34を介して回動可能
に取り付けられている。そしてレバー33の一端にはフ
ック33aが設けられていて、凹部2eの内周の平面部
から内側に向って突出している。またレバー33は支軸
34に装着された巻きバネ35によって矢印Dで示す方
向に回動付勢されている。
【0037】上記の構成によると、挿入部1の接続部9
を操作部2の凹部2eに挿入すると、レバー33の先端
のフック33aが巻きバネ35の付勢力により係止孔9
gの操作部2側の一辺を押圧し、接続部9の端面を操作
部2の凹部2eの底面に押し付け固定する。
【0038】なお、図1,2に示す湾曲操作部14の構
成も一例を示すものであり、これに限定されるものでな
く、他の構成であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の気管チュ
ーブ挿管用内視鏡によれば、内視鏡の操作部に光源部と
電源部とを内蔵したので、別体に設けられた場合の光源
部と操作部とを接続するファイバが不要となり、しかも
別体の電源部を用意しなくても内視鏡だけでどこでもす
ぐに使用することができる。また光源部に接続されるフ
ァイバや配線コードがないので、作業への制約がなくな
り、これにより事故や災害での怪我や急な病気などが発
生しても、気管チューブの気管内への挿管を安全、確
実、迅速かつ容易に行うことができる。
【0040】また、挿入部と操作部を連結部を介して着
脱可能に連結するようにしたので、混乱した現場で踏む
などして挿入部が破損した場合でも、挿入部だけ交換す
れば使えるようになり、損害を軽微に済ませることがで
きる。さらに多数の人に気管チューブの挿管を行う場合
にも、挿入部を交換するだけで病原菌などの感染の心配
のない安全な処置を迅速に行うことができる。
【0041】また挿入部の像伝送用ファイバの操作部側
端部と操作部の接眼部とを同軸上に配置し、挿入部の像
伝送用ファイバの操作部側端部を押圧部材を兼ねる連結
部で操作部の挿入部連結側端部に押圧状態で連結するよ
うにしたので、挿入部と操作部とを強固に連結すること
ができ、観察性能を安定して向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気管チューブ挿管用内視鏡の一実施の
形態の構成を示す分解及び連結斜視図である。
【図2】図1(a)の内部の概略構成を示す軸方向縦断
面図である。
【図3】図1に示す内視鏡を用いて気管チューブの挿管
を行う状態を示す説明図である。
【図4】図3の挿管手順を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による連結部の構成
を示す斜視図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による連結部の構成
を示す斜視図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態による連結部の構成
を示す斜視図である。
【図10】図9の縦断面図である。
【図11】従来の気管チューブの挿管方法の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 挿入部 2 操作部 4 湾曲部(屈曲可能部) 5 像伝送用ファ
イバ 6 照明光伝送用ファイバ 7 ロープ 11 接眼光学系 12 照明用ラン
プ(光源部) 13 バッテリ(電源部) 14 湾曲操作部
(ロープ操作機構) 24 連結部(押圧部材) 28 気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 則夫 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)発明者 大野 浩平 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)発明者 保坂 栄弘 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲可能部を有し、少くとも照明光を先
    端に導光する照明光伝送用ファイバと、前記照明光によ
    り照射された被写体の映像を外部に伝送する像伝送用フ
    ァイバと、前記屈曲可能部の屈曲操作を行うロープとを
    内蔵し、気管チューブ内を通って生体の気管内に挿入さ
    れる細長管状の挿入部と;少くとも前記照明光伝送用フ
    ァイバに照射して前記照明光を発生する光源部と、該光
    源部に電源を供給する電源部と、前記像伝送用ファイバ
    により導かれた被写体の映像を観察する接眼部と、前記
    ロープを緊緩するロープ操作機構とを有する操作部と;
    前記挿入部と前記操作部とを着脱可能に連結する連結部
    と;を備えることを特徴とする気管チューブ挿管用内視
    鏡。
  2. 【請求項2】 前記挿入部の少くとも像伝送用ファイバ
    の操作部側端部と前記操作部の接眼部とを同軸上に配置
    したことを特徴とする請求項1に記載の気管チューブ挿
    管用内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記連結部は、前記挿入部の少くとも像
    伝送用ファイバの操作部側端部を、前記操作部の接眼部
    方向に押圧状態で連結する押圧部材を有することを特徴
    とする請求項1または2に記載の気管チューブ挿管用内
    視鏡。
JP05609596A 1996-03-13 1996-03-13 気管チューブ挿管用内視鏡 Expired - Fee Related JP3309152B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05609596A JP3309152B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 気管チューブ挿管用内視鏡
US08/815,928 US6004263A (en) 1996-03-13 1997-03-13 Endoscope with detachable operation unit and insertion unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05609596A JP3309152B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 気管チューブ挿管用内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09238897A true JPH09238897A (ja) 1997-09-16
JP3309152B2 JP3309152B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=13017557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05609596A Expired - Fee Related JP3309152B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 気管チューブ挿管用内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3309152B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001128923A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
US6319195B1 (en) 1998-10-20 2001-11-20 Nihon Kohden Corporation Endoscope
JP2002085351A (ja) * 2000-07-13 2002-03-26 Sunstar Inc 小型局部用照明器
JP2003534056A (ja) * 2000-05-19 2003-11-18 シー・アール・バード・インク 観察機能を備えるガイドワイヤ
WO2005089633A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Olympus Corporation 内視鏡洗滌消毒システム、内視鏡洗滌消毒装置及び内視鏡
JP2006095084A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Olympus Corp 内視鏡
JP2006116131A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2006149844A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Olympus Corp 内視鏡システム
JP2006198300A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Pentax Corp 気管内視鏡
JP2006218203A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2006255296A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kyocera Corp ファイバ用の光源及びファイバ光源装置とそれを用いた内視鏡
JP2008011991A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
JP2009018164A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡
JP2009018165A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡
JP2009508636A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 エイアイ メディカル デバイセズ、インコーポレイテッド 気管内挿管デバイス
JP2010515547A (ja) * 2007-01-10 2010-05-13 オプティム, インコーポレイテッド 分離可能な延長部分を有する内視鏡
CN106377217A (zh) * 2016-09-30 2017-02-08 北京华信佳音医疗科技发展有限责任公司 一种电子内窥镜
WO2018159815A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 国立大学法人大阪大学 軟性内視鏡と中継器装置との接続構造、およびそれを備える内視鏡システム
WO2018159814A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 国立大学法人大阪大学 軟性内視鏡と接続可能な中継器装置、およびそれを用いた内視鏡システム
WO2024095671A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 株式会社協栄テクニカ 気管挿管装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6319195B1 (en) 1998-10-20 2001-11-20 Nihon Kohden Corporation Endoscope
JP2001128923A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2003534056A (ja) * 2000-05-19 2003-11-18 シー・アール・バード・インク 観察機能を備えるガイドワイヤ
JP2002085351A (ja) * 2000-07-13 2002-03-26 Sunstar Inc 小型局部用照明器
WO2005089633A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Olympus Corporation 内視鏡洗滌消毒システム、内視鏡洗滌消毒装置及び内視鏡
JP4505300B2 (ja) * 2004-09-29 2010-07-21 オリンパス株式会社 内視鏡
JP2006095084A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Olympus Corp 内視鏡
JP4709528B2 (ja) * 2004-10-22 2011-06-22 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP2006116131A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2006149844A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Olympus Corp 内視鏡システム
JP4566758B2 (ja) * 2005-01-24 2010-10-20 Hoya株式会社 気管内視鏡
JP2006198300A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Pentax Corp 気管内視鏡
JP2006218203A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2006255296A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kyocera Corp ファイバ用の光源及びファイバ光源装置とそれを用いた内視鏡
JP2009508636A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 エイアイ メディカル デバイセズ、インコーポレイテッド 気管内挿管デバイス
JP2008011991A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
JP2010515547A (ja) * 2007-01-10 2010-05-13 オプティム, インコーポレイテッド 分離可能な延長部分を有する内視鏡
JP2009018164A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡
JP2009018165A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡
CN106377217A (zh) * 2016-09-30 2017-02-08 北京华信佳音医疗科技发展有限责任公司 一种电子内窥镜
CN106377217B (zh) * 2016-09-30 2018-02-06 天津恩德斯克医疗器械有限公司 一种电子内窥镜
WO2018159815A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 国立大学法人大阪大学 軟性内視鏡と中継器装置との接続構造、およびそれを備える内視鏡システム
WO2018159814A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 国立大学法人大阪大学 軟性内視鏡と接続可能な中継器装置、およびそれを用いた内視鏡システム
WO2024095671A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 株式会社協栄テクニカ 気管挿管装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3309152B2 (ja) 2002-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3309152B2 (ja) 気管チューブ挿管用内視鏡
US6004263A (en) Endoscope with detachable operation unit and insertion unit
EP1738789B1 (en) Endotracheal video device
US8416291B2 (en) System to aid in the positioning, confirmation and documentation of an endotracheal tube
US7044909B2 (en) Video laryngoscope with detachable light and image guides
US4742819A (en) Intubating scope with camera and screen
US5630782A (en) Sterilizable endoscope with separable auxiliary assembly
US4901708A (en) Viewing laryngoscope
US5363838A (en) Fiberoptic intubating scope with camera and lightweight portable screen and method of using same
US7156091B2 (en) Oral airway and airway management assistive device provided with the oral airway
US20070197873A1 (en) Wireless optical endoscopic device
KR20070044379A (ko) 삽관 지원장치 및 그 장치에서 사용되는 삽관 지원구
JP2009506832A (ja) 自蔵電源を有する、医療デバイスでの用途のための視覚化スタイレット
KR20090049088A (ko) 기관내삽관 장치
JP2009524482A (ja) 可視化能力を有する、気管に気道チューブを導入するための装置およびその使用方法
US20050192481A1 (en) Laryngoscope and camera coupling
JPH07504830A (ja) 電動モーター駆動による曲げのあるスパチュラをもった回転式喉頭スコープ
JP2007289697A (ja) 超広帯域無線光学内視鏡装置
KR20060086620A (ko) 상하 굽힘이 가능한 굴곡형 전자 후두내시경
JP3940503B2 (ja) 喉頭鏡
CN209951215U (zh) 一种咽喉部内镜手术装置
JP2002000732A (ja) 気管内挿管用補助装置
JPH11113843A (ja) 気管内チューブ挿管用観察光学系付きスタイレット
CN219307629U (zh) 一种可调式枪型可视化插管导芯
JP5399742B2 (ja) 補助具及びそれを用いる内視鏡システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140524

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees