JPH09235956A - ハニカム接着ドア - Google Patents

ハニカム接着ドア

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JPH09235956A
JPH09235956A JP4287796A JP4287796A JPH09235956A JP H09235956 A JPH09235956 A JP H09235956A JP 4287796 A JP4287796 A JP 4287796A JP 4287796 A JP4287796 A JP 4287796A JP H09235956 A JPH09235956 A JP H09235956A
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JP
Japan
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door
honeycomb
adhesive
view
water
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4287796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Nakamura
中村  勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Seiki Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Seiki Co Ltd filed Critical Yokohama Seiki Co Ltd
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Publication of JPH09235956A publication Critical patent/JPH09235956A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハニカム接着ドアの内部に水が浸入して接着
剥離することを防ぐために、ドアパネル自体を完全防水
構造とすることにより、完全に水の浸入対策としても目
的を達成できるハニカム接着ドアを提供することを目的
としている。 【解決手段】 本発明は内板6,外板7の全周及び窓8
周囲上に防水シール14をひも状に塗布し、それ以外の
部分全面に接着剤13を塗布し、骨組4とハニカムコア
5をサンドイッチ状に挾み、加圧,加熱したことによ
り、実用上の価値の高いシーリング工法となり、ガラス
等の組付後のシールが不備であっても、完全な水の浸入
対策ができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカム接着ド
ア、特に鉄道車両用のハニカム接着ドアに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図4,図
5,図6に示したものが知られている。図4は従来のハ
ニカム接着ドア1の使用状態を示した正面図、図5は同
組立状態を示した説明図、図6は同正面図で、図6の図
A,図B,図C,図D,図E,図Fは、それぞれ、図6
のA−A断面図,B−B断面図,C−C断面図,D−D
断面図,E−E断面図,F−F断面図を示したものであ
る。
【0003】図4においては、外板7側は雨や洗車によ
り、内板6側は結露などにより繰り返し水にさらされる
使用環境になっている。特に、走行時の雨水や洗車時の
シャワーは、高圧となった水がハニカム接着ドア1全体
に巻き込むため、ドアの周囲や窓8の周囲からドアの内
部に水が浸入しようとする状態となってしまうという問
題があった。
【0004】図5においては、従来、内板6,外板7の
内側全面に接着剤13を塗布し、内板6と外板7で骨組
4とハニカムコア5をサンドイッチ状に挾み込み、全面
接着をするパネル構造となっている。このため、図6の
各断面に示したように、ハニカム接着ドア1の周囲や、
窓8まわりなどの全ての隙間から接着剤13を侵しなが
ら、ドア内部に水が浸入してしまうという構造となって
いた。
【0005】図6においては、図A,図B,図C,図
D,図E,図Fに示したように、ドアの周囲や、窓まわ
りなどあらゆる隙間からドア内部に水が浸入する構造に
なっているので、この対策として窓ガラス9,ガラス押
え金具10などを組付けたのち、シール剤を塗布し、防
水対策をとっているが、手作業によるバラツキによる欠
陥や、構造上シールが薄くなってしまう部分があるの
で、十分な防水機能がなく、ドア内部への水の浸入を防
止できないという難点があった。
【0006】また、ドア周囲においても、必要に応じ
て、接着パネル完成後、シールを塗布することがある
が、窓8と同様に、充分な防水対策は信頼性に乏しく、
割に手間がかかり、コスト高の要因ともなっていた。こ
のため、ハニカム接着ドアの内部の水の浸入により、実
車において接着剥離の問題が発生するという難点があっ
た。
【0007】ドアの接着剥離の問題が発生した場合、言
うまでもなく、ドアの強度と機能が著しく低下し、重大
な問題を引き起こす状態となり、1箇所であっても発生
してはならないものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するためになされたもので、ハニカム接着ド
アの内部に水が浸入し、接着剥離することを防止するた
めに、ドアパネル自体を完全防水構造とするもので、従
来の技術で述べたように、ガラス等の組付後のシールが
不十分なものであっても、ドアパネル自体の防水構造に
より、完全な水の浸入対策となるようにしたものであ
る。
【0009】また、ますます要求の高まる低コスト化に
ついても、容易な工法によらなければならないことも課
題の一つである。
【0010】本発明は、前記のように、従来の問題点を
解消するためになされたことにより、ドアパネル自体の
組付後のシールが完全なものでなくても、水の浸入を完
全に防止でき、しかも安価に提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
ハニカム接着ドアは、窓を設けた一対の内板,外板と、
この一対の内板,外板で、サンドイッチ状に挾んだ骨組
とハニカムコアを有したハニカム接着ドアであって、前
記窓を設けた一対の内板,外板が、その内側部には、接
着剤を塗布し、全周囲及び窓周囲には防水シールをひも
状に塗布するとともに、さらに、それ以外の部分全面に
は接着剤を塗布したものであり、内板,外板で前記骨組
とハニカムコアを、サンドイッチ状に挾み、加圧,加熱
したことにより、ドア外周及び窓周囲に均一なシーリン
グ状態となったドアパネルが防水可能に構成されたもの
であることを特徴とするハニカム接着ドアを提供するこ
とにより、前記の目的を達成しようとするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】上記の目的を達成するために、本
発明は、窓を設けた一対の内板,外板の内側部に接着剤
を塗布し、全周囲及び窓周囲に防水用シールをひも状に
塗布するとともに、さらにそれ以外の部分の全面には接
着剤を塗布したものであり、かつ骨組とハニカムコアを
サンドイッチ状に挾み、加圧,加熱したことにより、ド
アパネルが防水可能な機能を有する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を、図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例のハニカム接着ドアの上板と下板
を示した説明図で、図1の図(a),図(b)は、それ
ぞれ内板,外板の正面図、図Gは図(b)のG−G断面
図、図2は同組立状態を示した説明図、図3はハニカム
接着ドアの正面図で、図A,図B,図C,図D,図E,
図Fは、それぞれ図3のA−A断面図,B−B断面図,
C−C断面図,D−D断面図,E−E断面図,F−F断
面図を示したものである。
【0014】前出、従来例におけると同一部分は、同一
符号を用い、説明の重複を避ける。
【0015】以下に、図面を参照して実施例の特徴ある
構成と作用、効果について説明する。2はハニカム接着
ドア1に設けた戸先骨、3はハニカム接着ドア1の戸
車、4は同骨組、5はこの骨組4に内装したハニカムコ
ア、6,7は一対の内板,外板、8はこの一対の内板
6,外板7に設けた窓、9はこの窓8に嵌入したガラ
ス、10はこのガラス9を窓8に保持するためのガラス
押え金、11は前記骨組4の上部、12は同下部、13
は接着剤、14は防水用のシールである防水シール、1
5は水である。
【0016】以下に、図面を参照して、本発明の実施例
の特徴ある構成、製造方法、作用、効果について説明す
る。
【0017】本発明の実施例に係るハニカム接着ドア1
は、窓8を設けた一対の内板6,外板7と、この一対の
内板6,外板7でサンドイッチ状に挾んだ骨組4とハニ
カムコア5を有したハニカム接着ドアであって、前記窓
8を設けた一対の内板6,外板7等の防水手段としての
接着剤の防水シールによる防水機能、後処理としての加
圧,加熱の態様が特徴となっている。
【0018】上述のように、本発明の実施例のハニカム
接着ドアによれば、ハニカム接着ドアの内部に水が浸入
して接着剥離するのをを防ぐために、ドアパネル自体が
完全防水構造となり、組付後のシールが不備であって
も、完全な水の浸入対策ができるようになった。
【0019】本発明のハニカム接着ドアの製造方法につ
いて説明する。
【0020】(イ)はじめに、前記内板6,外板7の全
周囲及び窓周囲に防水用シール14をひも状に塗布し、
それ以外の部分全面に接着剤13を塗布する。
【0021】(ロ)次に、この接着剤を塗布した内板
6,外板7で、予め用意した骨組4とハニカムコア5を
サンドイッチ状に挾み、加圧,加熱する。
【0022】(ハ)この実施例では、圧力が0.1〜
0.2kg/cm2 、温度が40〜60℃、保持時間が8h
である場合を例として説明している。この加圧,加熱に
より図5に示すように、内,外板にひも状に塗布された
防水シールは、骨組と内,外板に圧縮され、一部はみ出
し状態となり、ドア外周及び窓周囲に均一なシーリング
状態をもたらせ、ドアパネル自体が完全な防水構造が得
られる。
【0023】そして、防水シール14の塗布は、接着剤
13塗布工程で同時に容易かつ均一に施工でき、しかも
加圧,加熱もハニカム接着と同時に行えるために、工程
の追加などコストアップにつながることがなく、完全な
ドアパネル自身の防水構造が得られるため、実用上の価
値の高いシーリング工法となるという特徴がある。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、雨や洗車や結露などにより、水がドア内部に浸入す
るのを防止でき、ハニカム接着が剥離することがなく、
しかもシーリング工法により特別な作業工程を追加する
ことなく、容易に均一な施工ができるので、信頼性が高
く、低コストなハニカム接着ドアを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のハニカム接着ドアの内板と
外板を示した説明図
【図2】 同ハニカム接着ドアの組立状態を示した説明
【図3】 同ハニカム接着ドアの正面図、図3の図A,
図B,図C,図D,図E,図Fは、それぞれ図3のA−
A断面図,B−B断面図,C−C断面図,D−D断面
図,E−E断面図,F−F断面図
【図4】 従来のハニカム接着ドアの使用状態を示した
説明図
【図5】 同ハニカム接着ドアの組立状態を示した説明
【図6】 同ハニカム接着ドアの正面図、図6の図A,
図B,図C,図D,図E,図Fは、それぞれ図6のA−
A断面図,B−B断面図,C−C断面図,D−D断面
図,E−E断面図,F−F断面図
【符号の説明】
1 ハニカム接着ドア 3 戸車 4.骨組 5 ハニカムコア 6 内板 7 外板 8 窓 9 ガラス 13 接着剤 14 防水シール 15 水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本発明は、窓を設けた一対の内板,外板
    と、この一対の内板,外板で、サンドイッチ状に挾んだ
    骨組とハニカムコアを有したハニカム接着ドアであっ
    て、前記窓を設けた一対の内板,外板が、その内側部に
    は、接着剤を塗布し、全周囲及び窓周囲には防水シール
    をひも状に塗布するとともに、さらに、それ以外の部分
    全面には接着剤を塗布したものであり、内板,外板で前
    記骨組とハニカムコアを、サンドイッチ状に挾み、加
    圧,加熱したことにより、ドア外周及び窓周囲に均一な
    シーリング状態となったドアパネルが防水可能に構成さ
    れたものであることを特徴とするハニカム接着ドア。
JP4287796A 1996-02-29 1996-02-29 ハニカム接着ドア Withdrawn JPH09235956A (ja)

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JP4287796A JPH09235956A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ハニカム接着ドア

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393029B1 (ko) * 2001-07-04 2003-07-31 주식회사 한국화이바 철도차량의 체어 가이드 구조
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AU2020204041B2 (en) * 2019-06-19 2022-01-06 Knorr-Bremse Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Door leaf of a door assembly of a vehicle

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506