JPH09234307A - 消泡剤組成物 - Google Patents

消泡剤組成物

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JPH09234307A
JPH09234307A JP7152396A JP7152396A JPH09234307A JP H09234307 A JPH09234307 A JP H09234307A JP 7152396 A JP7152396 A JP 7152396A JP 7152396 A JP7152396 A JP 7152396A JP H09234307 A JPH09234307 A JP H09234307A
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純子 瀬古
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期の貯蔵後も分離及び経日粘度上昇が生じ
ない消泡剤を提供することを目的とする。 【構成】 エマルションの油相が、(a)炭素数12〜
30のアルコール及び/又は(b)1〜6価の炭素数1
〜30のアルコールと炭素数12〜30のカルボン酸と
の脂肪酸エステルを5〜60重量%含有し、かつ、分子
量1万以上の天然又は半合成水溶性高分子(A)と分子
量10万以上のポリエチレンオキサイド(B)の重量比
(B/A)が0.1〜5.0の配合物を0.01〜1.
0重量%含有することを特徴とする平均粒径が0.5〜
15μmの水中油型エマルション消泡剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消泡剤に関する。さら
に詳しくは、本発明により安定化された消泡剤は、紙パ
ルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工業、建材用ボー
ド製造、塗料工業、化学工業、廃棄物処理等の工程及び
排水処理工程で利用できる消泡剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中油型エマルション系消泡剤は、紙の
サイズ度に悪影響をもたらすことが少ない等、ポリエー
テル系消泡剤に比較して様々な優れた性質を持っている
ので紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗
料工業、化学工業、廃棄物処理等発泡をともなう工業に
広く使用されている。各種工業において発泡の原因とな
る物質を含む系に対し温度、PH、設備等の物理的或い
は化学的要因が加わり発泡を誘発し、製品品質の低下、
生産効率の低下、原料のロスといった事態を招くことが
度々ある。そこでこれらの問題解決のため必要に応じて
消泡剤の添加がなされている。
【0003】水中油型エマルション系消泡剤として高級
アルコールと脂肪酸エステルをエマルション化させたも
の(特開昭60−156516号、特公昭49−389
23号、特公昭50−1475号各公報)、高級アルコ
ールと動植物油をエマルション化させたもの(特開平3
−151006号公報)、また高級アルコールと2〜3
価アルコールとの炭素数12〜22の脂肪酸エステルと
パラフィン油をエマルション化させたもの(特開昭48
−62683号)等が知られている。
【0004】また、水中油型エマルション系消泡剤が、
長期の貯蔵後もなおポンプで扱うことができるように製
品の経日粘度上昇を防止する目的で、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリルアミド又はメタクリルアミドの水溶
性高分子の単独重合物又は共重合物を0.05〜0.5
重量%含有することを特徴とする消泡剤が、特開昭60
−156516号公報に、また、融点46〜56℃の動
植物油脂の硬化油の使用により、製造時の粘度上昇を抑
制できることが、特開平3−151006号公報)に、
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】水中油型エマルション
系消泡剤が、長期の貯蔵後も分離及び経日粘度上昇を起
こさないように安定化することである。製品の経日粘度
上昇を防止する目的で、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリルアミド又はメタクリルアミドの水溶性高分子の単
独重合物又は共重合物を(0.05〜0.5重量%)使
用した場合、経日により分離が生じて上層に固形分が濃
縮していくために、長期保存した場合には粘度上昇を起
こして取り扱い難くなる欠点があった。また、融点46
〜56℃の動植物油脂の硬化油の使用の場合、製造時は
低粘度であるが、長期保存した場合には粘度上昇が大き
く、製品が固化する欠点があった。このように従来のエ
マルション系消泡剤は、製品の経日粘度上昇を防止する
目的でのみ行われているために、分離に対する防止が検
討されておらず、このために、長期保存後も、製造時と
同じ状態を保つように安定化することができないという
欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、分離及び経日
粘度上昇の防止を同時に満足できる消泡剤を提供するこ
とを目的とするものである。すなわち、本発明は、エマ
ルションの油相が、(a)炭素数12〜30のアルコー
ル及び/又は(b)1〜6価の炭素数1〜30のアルコ
ールと炭素数12〜30のカルボン酸との脂肪酸エステ
ルを5〜60重量%含有し、かつ、分子量1万以上の天
然又は半合成水溶性高分子(A)を0.01〜1.0重
量%含有することを特徴とする平均粒径が0.5〜15
μmの水中油型エマルション消泡剤組成物(請求項
1)、及びエマルションの油相が、(a)炭素数12〜
30のアルコール及び/又は(b)1〜6価の炭素数1
〜30のアルコールと炭素数12〜30のカルボン酸と
の脂肪酸エステルを5〜60重量%含有し、かつ、分子
量1万以上の天然又は半合成水溶性高分子(A)と分子
量10万以上のポリエチレンオキサイド(B)とからな
る重量比(B/A)0.1〜5.0の配合物を0.01
〜1.0重量%含有することを特徴とする平均粒径が
0.5〜15μmの水中油型エマルション消泡剤組成物
(請求項2)である。
【0007】分子量1万以上の天然又は半合成水溶性高
分子(A)としては、セルロース(分子量:1万〜10
万)、プルラン(〜20万)、アルギン酸ナトリウム
(以降アルギン酸Naと略記する。)(〜10万)、ア
ラビアガム(10万〜100万)、グアーガム(20万
〜30万)、グルコマンナン(20万〜30万)、キサ
ンタンガム(100万以上)、トラガントガム(〜80
万)、ローカストビーンガム(〜30万)、アガロース
(10〜20万)、グリコーゲン(30万〜400
万)、メチルセルロース(以降MCと略記する。)、エ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース(以降C
MCと略記する。)、ヒドロキシエチルセルロース(以
降HECと略記する。)、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルメチルセルロース、カルボキシメチルエチルセル
ロース、酢酸フタル酸セルロース等が使用できる。な
お、これらの水溶性高分子は、単独使用或いは2種以上
の併用使用ができる。分子量が1万未満のマンナン(分
子量:2千〜1万未満)、シクロデキストリン(約千)
では、製造した製品が分離を起こし製品安定性が得られ
ない。(なお、分子量については、書籍:現代の食品化
学、p.23〜28、三共出版、より引用した。)
【0008】ポリエチレンオキサイド(B)の分子量
は、10万以上好ましくは、50万〜800万、さらに
好ましくは100万〜700万である。10万未満の場
合は、製造した製品が分離を起こし良好な製品安定性が
得られない。800万を越える場合は、製造した製品の
経日粘度上昇が大きくなり好ましくない。
【0009】分子量10万以上のポリエチレンオキサイ
ド(B)/天然又は半合成水溶性高分子(A)の重量比
は、0.1〜5.0、好ましくは0.1〜3.0、さら
に好ましくは0.5〜3.0である。5.0を越える場
合には、製品が分離しやすくなり好ましくない。また、
分子量10万以上のポリエチレンオキサイド(B)/天
然又は半合成水溶性高分子(A)の配合物の添加量は、
製品中に0.01〜1.0重量%、好ましくは0.05
〜1.0重量%、さらに好ましくは0.1〜0.8重量
%である。0.01重量%未満の場合には、製造した製
品粘度は低いが、経日粘度上昇を起こし好ましくない。
また、1.0重量%を越える場合には、製造した製品粘
度が高いために取り扱い難く好ましくない。また、天然
又は半合成水溶性高分子(A)を単独使用した場合は、
分離が起こらないので、上層に固形分が濃縮せず、経日
粘度上昇が著しく遅延できる。分子量10万以上のポリ
エチレンオキサイド(B)と分子量1万以上の天然又は
半合成水溶性高分子(A)を併用使用した場合は、分離
と経日粘度上昇がほとんどなく安定である。
【0010】本発明の消泡剤組成物の平均粒径は、0.
5〜15μm、好ましくは0.5〜10μm、さらに好
ましくは1.0〜8.0μmである。15μmを越える
場合にはエマルションの消泡性能が劣り好ましくない。
また、0.5μm未満の場合には製造直後の粘度が高く
なり取り扱い難く好ましくない。
【0011】エマルションの油相の成分(a)として
は、特に12〜30個の炭素原子を有する天然アルコー
ル又は/及び合成アルコールの1種又は2種以上が使用
できる。天然アルコールとしては、飽和アルコール例え
ばラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、エイコサノール、
ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、
オクタコサノール、ミリシルアルコール及び不飽和アル
コール例えばオレイルアルコールが挙げられる。合成ア
ルコールとしては、チーグラー法で合成された直鎖で非
分岐状の飽和アルコール、オキソ法で合成された直鎖第
1級アルコール或いは分岐第1級アルコール又はこれら
の炭素数の異なるアルコール混合物やパラフインを空気
酸化してつくられる直鎖第2級アルコール等が挙げられ
る。
【0012】エマルションの油相の成分(b)として
は、1〜6価の炭素数1〜30のアルコールと炭素数1
2〜30のカルボン酸との脂肪酸エステルが用いられ
る。これらエステルに用いる脂肪酸は、例えばラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、アラキン酸及びベヘニン酸であり、好ましくは
パルミチン酸、オレイン酸又はステアリン酸である。前
記カルボン酸をエステル化するため、1価の炭素数1〜
30のアルコール例えばメタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、
デカノール及び上記のアルコール(a)、並びに2価ア
ルコール例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジオール、ブタンジオール、ペンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、トリメチレングリコー
ル、カテコール、レゾルシン及びハイドロキノン、或い
は3価アルコール例えばグリセリン、トリメチロールプ
ロパン、トリメチロールエタン、ブタントリオール及び
ペンタントリオール、4価アルコール例えばペンタエリ
スリトール、ジグリセリン、ソルビタン及びマンニタ
ン、5価アルコール例えばアラビット及び6価アルコー
ル例えばテトラグリセリン、ソルビット及びマンニット
が挙げられる。多価アルコールは完全に又は部分的にエ
ステル化されたものが使用できる。
【0013】エマルションの油相は、成分(a)又は
(b)の化合物或いは両成分の混合物を含有する。成分
(a)及び(b)は、消泡剤製造のために任意の比率で
使用できるが、実際上は例えば、(a)を30〜95重
量%と(b)を70〜5重量%含有する(a)及び
(b)の混合物が好ましい。
【0014】エマルションの固形分は、5〜60重量
%、好ましくは10〜50重量%、さらに好ましくは1
5〜45重量%である。5重量%未満の場合には、有効
成分が少なく消泡剤の使用量が多く必要になり作業効率
が低下し好ましくない。60重量%を越える場合には製
造時の粘度が高く取り扱い難く好ましくない。
【0015】エマルションの油相は、なお追加して水に
不溶な他の群の化合物を含有してよく、それを以下成分
(c)と呼ぶ。成分(c)としては、消泡剤エマルショ
ンの油相の構成に50重量%まで関与できる。成分
(c)の化合物としては、一般に消泡効果の認められる
化合物、例えば炭化水素、脂肪酸、シリコーン、シリコ
ーンコンパウンド、疎水性シリカ、脂肪酸アミド、金属
石鹸、ポリエーテル化合物、油脂類が使用できる。この
化合物は、成分(a)及び(b)からの混合物に、ある
いは(a)又は(b)の化合物群のいずれかに添加する
ことができる。また、防腐剤、防かび剤、殺菌剤、防錆
剤や皮張り防止剤が使用できる。さらにエマルションの
油相には、チーグラー法又はオキソ法による前記アルコ
ールの製造に際して得られる蒸留残査を用いることがで
きる。また、チーグラー法又はオキソ法による高級アル
コールの前記製法において製造されるオキシアルキル化
された蒸留残査も適する。このオキシアルキル化された
蒸留残査は、前記蒸留残査をエチレンオキシドとプロピ
レンオキシドと、あるいはエチレンオキシド又は/及び
プロピレンオキシドの混合物と反応させることにより得
られる。蒸留残査中のアルコールのOH基1個当たり、
1〜10個のエチレンオキシド基又は/及びプロピレン
オキシドを付加することが好ましい。
【0016】水中油型エマルションを製造するには、6
以上のHLB価を有する界面活性物質が用いられる。界
面活性物質としては非イオン性、アニオン性又はカチオ
ン性の化合物を使用できるが、好ましくは非イオン性又
はアニオン性のもの、或いはアニオン性と非イオン性の
界面活性剤の混合物が用いられる。非イオン性界面活性
剤としては、例えばポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレントリデ
シルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レンラウレート、ポリオキシエチレンオレエート、ポリ
オキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンソル
ビタンラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンステ
アレートなどが挙げられる。アニオン性界面活性剤とし
ては、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ルサルフェート塩、ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテルサルフェート塩、ポリオキシエチレンドデシ
ルフェニルエーテルサルフェート塩、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテルのマレイン酸半エステル塩、
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルのマレイ
ン酸半エステル塩などが挙げられる。カチオン性界面活
性剤としてはラウリルポリオキシエチレンアミンなどが
挙げられる。
【0017】水中油型エマルション100重量部は、普
通は乳化剤の1種又は数種を0.1〜5重量%有する。
エマルションの油相は、エマルションの構成に5〜60
重量%まで関与し、そして0.5〜15μmの平均粒径
を有する。この種のエマルションは既知である。このエ
マルションは、普通に市販の乳化分散器を用いて、水9
5〜40重量部中に油相5〜60重量部を乳化すること
により製造される。
【0018】本発明の消泡剤組成物の製造方法として
は、アルコール(a)とエステル(b)等とを撹拌混
合した後、乳化剤と水を添加して撹拌混合してエマルシ
ョン化する方法、乳化剤と水を撹拌混合し、この中に
アルコール(a)とエステル(b)等を加えて撹拌混合
してエマルション化する方法、上記の又はの方法
で作成したエマルションの高濃度品を形成させ、次い
で、希釈用の0〜40℃の水を加える方法、上記の
又はの方法で作成したエマルションの高濃度品を、乳
化分散機を通してから、希釈用の0〜40℃の水の中に
添加する方法全ての構成成分を一度に撹拌混合してエ
マルション化する方法等が挙げられ、いずれの方法でも
良い。
【0019】使用する分子量1万以上の天然又は半合成
水溶性高分子及び/又は分子量10万以上のポリエチレ
ンオキサイドの添加は、上記の希釈用の水に溶解して使
用しても良いし、上記の高濃度エマルションを作成する
際の水相に添加しても良いし、水中エマルションを作成
後に撹拌下でままこを生じないように注意しつつ、添加
し溶解させても良い。
【0020】撹拌混合する温度は、使用するアルコール
(a)とエステル(b)等の成分の融点以上の温度であ
れば、室温でも高温例えば40〜200℃でも良いが、
通常45〜95℃が望ましい。また、撹拌混合時間は配
合物を均一に混合できれば良く特に制限されないが、通
常10分〜10時間である。
【0021】撹拌混合設備としては、通常、プロペラ型
撹拌機、ディゾルバー、ホモミキサー、ボールミル、サ
ンドミル、超音波分散機、ニーダー、ラインミキサー等
が使用でき、これらの2種以上の設備を組み合わせて使
用することができる。
【0022】乳化分散機としては、通常、プロペラ型攪
拌機、ピストン型高圧乳化機、ホモミキサー、超音波式
乳化分散機、加圧ノズル式乳化機、高速回転高せん断型
攪拌分散機や、コロイドミルやガラスビーズやスチール
ボールなど種々の媒体を使用して粉砕分散させるメディ
ア型分散機、例えばサンドグラインダー、アジテーター
ミル、ボールミル、アトライターなどが使用できる。
【0023】分子量10万以上のポリエチレンオキサイ
ド(B)と分子量1万以上の天然又は半合成水溶性高分
子(A)の併用使用又は単独使用は、好ましくはエマル
ションの製造中に行われる。しかし、既に製造されたエ
マルションに、添加することによって、エマルションを
安定化することもできる。
【0024】本発明の消泡剤エマルションは、直接にそ
の製造法によって50〜1000mPa・sの範囲の粘
度を有し、6ヶ月貯蔵後の粘度は1500mPa・s以
下であり、クリーム状に固まってポンプ輸送ができない
等の取り扱いが困難な事態にはならない。粘度が150
0mPa・sを越えると取り扱い難くなる。また、分離
が10%以上になると経日粘度上昇して取り扱い難くな
るが、本発明の消泡剤エマルションは、6ヶ月後も製品
分離はなく、消泡剤エマルションの濃縮傾向が見られ
ず、経日変化による粘度上昇は著しく遅延される。な
お、消泡性能は安定化後も保有される。
【0025】本発明の消泡剤組成物の使用方法として
は、連続添加、断続添加または泡測定器と消泡剤添加装
置とを連動させた方法のいずれでもよく、1カ所添加ま
たは多点添加のいずれでもよい。また、添加に際して
は、適当な溶剤または水などで希釈してもよく、他の消
泡剤と併用することもできる。
【0026】水性系の消泡のためには、前記の安定化さ
れた水中油型エマルションを、消泡されるべき水性系に
対し、通常、0.1〜50,000ppm、好ましくは
1〜5,000ppmの範囲にて添加する。
【0027】本発明により安定化された消泡剤は、例え
ば、製紙、工業排水、し尿処理、パルプ蒸解、建材用ボ
ード製造に際して発泡場所に添加して使用される。ま
た、酸性〜アルカリ性の発泡系に対して幅広く使用され
る。
【0028】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例により限定されるものではな
い。
【0029】下記の実施例に記載の部は重量に関する。
水中に乳化された油相粒子の平均粒子径は、レーザー回
折式粒度分析計[日機装(株)製のマイクロトラック粒
度分析計]により測定した。
【0030】実施例1 固形分が30%の水中油型エマルションを製造した。油
相は次の成分から成る 。炭素数16〜18の脂肪酸のグリセリントリエステル ------14部 炭素数16〜18のアルコールの脂肪アルコール混合物 ------13.5部 オクチルフェノール1モルへのエチレンオキシド 20モルの付加生成物 ------ 2部 分子量700万のポリエチレンオキサイド(B)/ アルギン酸Na(A)の重量比(B/A)が5.0の配合物---- 0.5部
【0031】容器に水70部及び上記化合物(合計30
部)を仕込み、撹拌下で昇温し75℃で5時間撹拌して
均一化した後、乳化分散機としてプロペラ型撹拌機を使
用することにより、7μmの平均粒径を有する水中油型
エマルションAを製造した。これは製造直後に550m
Pa・sの粘度であった。エマルションの安定性を試験
するため、試料を内径50mmの225ccガラス瓶に
80mmの高さまで入れ密閉し、25℃で1ヶ月静置
し、分離を測定した。次に、粘度を測定し、この粘度と
製造直後の粘度とから経日粘度上昇(%)を算出した。
その結果、分離は4%であり、粘度は810mPa・s
であり、経日粘度上昇は47%であった。下記の比較例
1に比べて良好な安定性が得られた。また、消泡性試験
を行い、性能が良好であることを確認した。なお、粘度
は、B型粘度計を使用し、25℃にて、60rpmで1
分間回転後の目盛を判読することにより測定した。
【0032】実施例2 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量700万のポ
リエチレンオキサイド/グアーガムの重量比が1.0の
配合物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中油
型エマルションBを製造した。
【0033】実施例3 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量700万のポ
リエチレンオキサイド/キサンタンガムの重量比が1.
0の配合物を0.2部使用し、実施例1と同じ方法で水
中油型エマルションCを製造した。
【0034】実施例4 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量700万のポ
リエチレンオキサイド/MCの重量比が1.0の配合物
を0.2部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エマ
ルションDを製造した。
【0035】実施例5 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量700万のポ
リエチレンオキサイド/HECの重量比が1.0の配合
物を0.2部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エ
マルションEを製造した。
【0036】実施例6 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量350万のポ
リエチレンオキサイド/アルギン酸Naの重量比が0.
5の配合物を0.6部使用し、実施例1と同じ方法で水
中油型エマルションFを製造した。
【0037】実施例7 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量350万のポ
リエチレンオキサイド/グアーガムの重量比が1.0の
配合物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中油
型エマルションGを製造した。
【0038】実施例8 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量350万のポ
リエチレンオキサイド/キサンタンガムの重量比が2.
0の配合物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水
中油型エマルションHを製造した。
【0039】実施例9 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量350万のポ
リエチレンオキサイド/CMCの重量比が2.0の配合
物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エ
マルションIを製造した。
【0040】実施例10 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量350万のポ
リエチレンオキサイド/HECの重量比が2.0の配合
物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エ
マルションJを製造した。
【0041】実施例11 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量100万のポ
リエチレンオキサイド/アルギン酸Naの重量比が1.
0の配合物を0.5部使用し、実施例1と同じ方法で水
中油型エマルションKを製造した。
【0042】実施例12 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量100万のポ
リエチレンオキサイド/グアーガムの重量比が1.0の
配合物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中油
型エマルションLを製造した。
【0043】実施例13 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量100万のポ
リエチレンオキサイド/キサンタンガムの重量比が1.
0の配合物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水
中油型エマルションMを製造した。
【0044】実施例14 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量10万のポリ
エチレンオキサイド/アルギン酸Naの重量比が0.2
の配合物を1.0部使用し、実施例1と同じ方法で水中
油型エマルションNを製造した。
【0045】実施例15 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量10万のポリ
エチレンオキサイド/グアーガムの重量比が0.7の配
合物を0.5部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型
エマルションOを製造した。
【0046】実施例16 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量10万のポリ
エチレンオキサイド/キサンタンガムの重量比が0.2
の配合物を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中
油型エマルションPを製造した。
【0047】実施例17 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、グアーガムを0.2
部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エマルション
Qを製造した。
【0048】実施例18 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、キサンタンガムを
0.2部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エマル
ションRを製造した。
【0049】実施例19 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、HECを0.7部使
用し、実施例1と同じ方法で水中油型エマルションSを
製造した。
【0050】実施例20 実施例3で乳化分散機としてピストン型高圧乳化機を使
用し、水中油型エマルションTを製造した。
【0051】実施例21 実施例3で乳化分散機としてホモミキサーを使用し、水
中油型エマルションUを製造した。
【0052】実施例22 実施例3で乳化分散機として高速回転高せん断型撹拌分
散機を使用し、水中油型エマルションVを製造した。
【0053】実施例1〜22で製造した水中油型エマル
ションA〜V(表1)の製品安定性(製造直後の粘度及
び1ヶ月後の分離と粘度)及び消泡性能を測定した。そ
の結果を表2に示す。実施例1と同様に実施例2〜22
で作成したエマルションB〜Vは、比較例1〜3で作成
したエマルションX〜Zに比べて良好な安定性が得られ
た。
【0054】比較例1 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、アクリルアミド70
%及びアクリル酸30%からの共重合物(分子量500
万)を0.3部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型
エマルションXを製造した。エマルションの安定性を試
験した結果、分離は20%であり、粘度は2000mP
a・sであり、経日粘度上昇は369%であった。実施
例1に比べて分離が5倍、経日粘度上昇が8倍ときわめ
て大であった。
【0055】比較例2 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量1万のポリエ
チレンオキサイド/HECの重量比が2.0の配合物を
0.7部使用し、実施例1と同じ方法で水中油型エマル
ションYを製造した。エマルションの安定性を試験した
結果、分離は15%であり、粘度は880mPa・sで
あり、経日粘度上昇は80%であった。分子量1万のポ
リエチレンオキサイドを用いた場合は、製品分離が大で
あった。
【0056】比較例3 実施例1に記載の分子量700万のポリエチレンオキサ
イド/アルギン酸Naの代わりに、分子量900万のポ
リエチレンオキサイド/セルロースの重量比が1.0の
配合物を0.1部使用し、実施例1と同じ方法で水中油
型エマルションZを製造した。エマルションの安定性を
試験した結果、分離は4%であったが、経日粘度上昇は
125%であった。分子量900万のポリエチレンオキ
サイドを用いた場合は、経日粘度上昇が大であった。
【0057】比較例1〜3で製造した水中油型エマルシ
ョンX〜Z(表1)の製品安定性(製造直後の粘度及び
1ヶ月後の分離と粘度)及び消泡性能を測定した。その
結果を表2に示す。
【0058】分離試験方法 製造したエマルションを内径50mmの225ccガラ
ス瓶に80mmの高さまで入れ密閉し、25℃で1ヶ月
静置し、下層に生じた水層の高さW(mm)を測定し、
式(1)を用いて分離(%)を算出した。
【0059】 分離(%)=(W/80)×100 −−−−−−−−−−−−−式(1)
【0060】経日粘度上昇試験方法 製造したエマルションを内径50mmの225ccガラ
ス瓶に80mmの高さまで入れ、製造直後の粘度を測定
した後、密閉し25℃で1ヶ月静置し粘度を測定した。
式(2)を用いて経日粘度上昇(%)を算出した。
【0061】 経日粘度上昇(%)= [(1ヶ月後の粘度−製造直後の粘度)/(製造直後の粘度)×100 −−−−−−−−−−−−−式(2)
【0062】消泡性能試験方法 ガラス製発泡管に発泡性試験水を500ml入れ、所定
の温度に保持し、循環ポンプを用いて発泡管の底部から
試験水を流量2000ml/分で抜きながら、発泡管上
部より試験水面へ落下させることにより、試験水を発泡
させる。試験液の循環により泡高さが100mmに達し
たとき所定量の消泡剤(実施例1〜22で製造したエマ
ルションA〜V)を添加し、最も泡面が低下した時間と
その最低泡高さを記録して、さらに5分間後の泡高さを
記録した。比較例1で製造した消泡剤(エマルション
X)と比べて、同等以上の消泡性能を示すものを良好と
判定した。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明の消泡剤組成物は、分離及び経日
粘度上昇を押さえ、保存安定性が大幅に改良されたため
に、消泡剤の使用、保管および運搬などに伴う制限が著
しく軽減できるというメリットがあり、実用上非常に有
用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エマルションの油相が、(a)炭素数1
    2〜30のアルコール及び/又は(b)1〜6価の炭素
    数1〜30のアルコールと炭素数12〜30のカルボン
    酸との脂肪酸エステルを5〜60重量%含有し、かつ、
    分子量1万以上の天然又は半合成水溶性高分子(A)を
    0.01〜1.0重量%含有することを特徴とする平均
    粒径が0.5〜15μmの水中油型エマルション消泡剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 エマルションの油相が、(a)炭素数1
    2〜30のアルコール及び/又は(b)1〜6価の炭素
    数1〜30のアルコールと炭素数12〜30のカルボン
    酸との脂肪酸エステルを5〜60重量%含有し、かつ、
    分子量1万以上の天然又は半合成水溶性高分子(A)と
    分子量10万以上のポリエチレンオキサイド(B)とか
    らなる重量比(B/A)0.1〜5.0の配合物を0.
    01〜1.0重量%含有することを特徴とする平均粒径
    が0.5〜15μmの水中油型エマルション消泡剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 分子量1万以上の天然又は半合成水溶性
    高分子(A)が、セルロース、プルラン、アルギン酸ナ
    トリウム、アラビアガム、グアーガム、グルコマンナ
    ン、キサンタンガム、トラガントガム、ローカストビー
    ンガム、アガロース、グリコーゲン、メチルセルロー
    ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
    ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
    ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシエチルメチルセルロース、カルボキシメチルエチル
    セルロース及び酢酸フタル酸セルロースからなる群より
    選ばれる少なくとも一種以上の高分子である請求項1又
    は2記載の消泡剤組成物。
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