JPH0923341A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JPH0923341A
JPH0923341A JP7169782A JP16978295A JPH0923341A JP H0923341 A JPH0923341 A JP H0923341A JP 7169782 A JP7169782 A JP 7169782A JP 16978295 A JP16978295 A JP 16978295A JP H0923341 A JPH0923341 A JP H0923341A
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unit
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image signal
signal
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JP7169782A
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English (en)
Inventor
Yoshio Komaki
由夫 小巻
Takahiro Watabe
高廣 渡部
Shigemi Kumagai
茂美 熊谷
Hideyuki Tanaami
英之 田名網
Mitsuru Amimoto
満 網本
Toshihiko Otsubo
俊彦 大坪
Shigeo Yamagata
茂雄 山形
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有彩色の有無判定を含む画像処理を高速化す
ることができる画像処理装置およびその方法を提供す
る。 【解決手段】 原稿から読取られた画像信号は、画像処
理が施された後、色成分ごとに二値化されて遅延部に一
旦記憶されるとともに、色識別部により有彩色の有無が
判定される。画像形成開始を指示する紙先端信号がオン
すると、色識別部の判定結果に基づいて、遅延部に記憶
された画像信号が読出され画像が形成される。つまり、
有彩色が含まれていた場合はMCYK画像信号によりカラー
画像が形成され、有彩色が含まれなかった場合はK画像
信号により黒単色で画像が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
その方法に関し、例えば、有彩色の判定結果に応じた画
像信号を出力する画像処理装置およびその方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】原稿画像に有彩色があるかどうか判断し
て、有彩色がなければ黒単色で画像形成を行い、有彩色
があればカラーで画像形成を行う画像形成装置がある。
通常、黒単色の画像形成は、カラーの画像形成に比べ
て、低コストである。このため、原稿画像に有彩色が含
まれない場合、自動的に黒単色モードに切替えれば、画
像形成装置の運用コストを低減することができる。
【0003】このような画像形成方法として、原稿を予
備走査して、リアルタイムに有彩色の画素の有無を判断
した後、有彩色の画素がなければ黒単色で画像形成を行
い、有彩色の画素があればカラーで画像形成を行うもの
がである。
【0004】図1はこのような画像形成方法に用いられ
る画像信号処理の例を示す図である。
【0005】原稿からの反射光はCCD901に導かれて画像
信号に変換される。この画像信号は、シェーディング補
正,入力マスキング,LOG変換など各種の処理を経てプ
リンタ部へ出力されると同時に、色識別部902へ入力さ
れている。色識別部902は、8×8画素の領域において、
有彩色の画素を連続して検出した場合、原稿画像は有彩
色を含むと判断し、内部のレジスタに相当の値を書込
む。
【0006】図2は画像形成モードを切換えるための処
理の流れを示す図で、この制御は図1には示さなかったC
PUにより実行される。
【0007】まず、ステップS901で原稿の予備走査を行
う。この予備走査は、通常の走査の倍の速度で行われ
る。続いて、ステップS902で、予備走査により有彩色が
検出されたかどうかを、色識別部902の内部レジスタを
参照することにより判断して、有彩色が検出されていれ
ばステップS904でカラーモードを設定し、そうでなけれ
ばステップS903で黒単色モードを設定する。次に、ステ
ップS905において、設定した動作モードに従って画像を
形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した技術
においては、次のような問題点がある。
【0009】原稿読取用に原稿供給装置を備えることに
より、原稿台へ原稿を連続して供給する画像形成装置が
あるが、このような装置において、原稿それぞれを予備
走査して、原稿画像に有彩色があるか否かを判定する場
合、コピー処理の高速化が難しいという問題がある。
【0010】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、有彩色の有無判定を含む画像処理を高速化す
ることができる画像処理装置およびその方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0012】本発明にかかる画像処理装置は、画像信号
を入力する入力手段と、入力された画像信号に有彩色が
含まれるか否かを判定する判定手段と、前記画像信号を
記憶する記憶手段と、前記判定手段の判定結果に基づい
て、前記記憶手段に記憶された画像信号を所定のタイミ
ングで読出し出力する出力手段とを備え、前記判定手段
による判定と前記記憶手段による画像信号の記憶とを並
行して行うことを特徴とする。
【0013】また、本発明にかかる画像処理方法は、画
像信号を入力する入力ステップと、入力された画像信号
に有彩色が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
前記画像信号を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前
記判定ステップで得た判定結果に基づいて、前記記憶手
段に記憶された画像信号を所定のタイミングで読出し出
力する出力ステップとを備え、前記判定ステップと前記
記憶ステップとを並行して行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図3は本発明にかかる一実施例の画像処理
装置を備えたディジタルカラー複写機の概観図である。
【0016】図3に示すディジタルカラー複写機は、大
別して二つの要素から構成されている。第一の要素は、
装置上方に位置し、原稿画像を読取って、ディジタルカ
ラー画像データを出力するリーダ部100である。第二の
要素は、リーダ部100の下方に位置し、リーダ部100から
出力されるディジタル信号を記録紙に記録するためのプ
リンタ部300である。
【0017】リーダ部100において、101はCCDで基板311
に実装されている。CCD101は、カラーセンサの場合、1
ラインのCCD上にRGBのカラーフィルタがRGB順にインラ
インに形成されたものでも、3ラインのCCDそれぞれのラ
イン上に、Rフィルタ,Gフィルタ,Bフィルタを形成し
たものでも構わない。さらに、フィルタは、オンチップ
化されたものでも、CCDと別構成になったものでも構わ
ない。312は後述する画像処理部、313はIPUなど外部装
置とのインタフェイス(I/F)部である。
【0018】また、301は原稿台ガラス(プラテン)、3
02は原稿供給装置(DF) 303および304は原稿を照明する
光源(ハロゲンランプまたは蛍光灯)、305および306は
光源303と304の光を原稿に集光するための反射傘、307
〜309はミラー、310は原稿からの反射光または投影光を
CCD101上に集光するレンズである。なお、原稿供給装置
302の代わりに、図示しない鏡面圧板を装着する構成も
ある。
【0019】ハロゲンランプ303,304、反射傘305,306お
よびミラー307はキャリッジ314に、ミラー308,309はキ
ャリッジ315にそれぞれ収容され、キャリッジ314は速度
Vで、キャリッジ315は速度V/2で、CCD101の電気的走査
(主走査)方向に対して垂直方向に、機械的に移動する
ことにより原稿の全面を走査(副走査)する。
【0020】[リーダ部の構成]図4は画像処理部312の
詳細な構成例を示すブロック図である。
【0021】CCD101は、原稿台ガラス301上の原稿から
の光を電気信号に変換し、その電気信号(アナログ画像
信号)は画像処理部312入力される。102はアナログ信号
処理部で、CCD101から入力された画像信号を、サンプル
ホールド(S/H)し、画像信号のダークレベルを基準電位
としてクランプし、所定の増幅度で増幅し(以上の処理
順は一例で、このとおりとは限らない)、A/D変換し
て、例えばRGB各8ビットのディジタル画像信号を出力す
る。103はシェーディング補正部で、アナログ信号処理
部102から入力された画像信号にシェーディング補正お
よび黒補正が施す。104はつなぎ・MTF補正・原稿検知部
104で、シェーディング補正部102から入力された画像信
号に、必要に応じて、次の処理を施す。つまり、CCD101
が3ラインCCDの場合はRGB信号相互間の読取位置が異な
るため、読取速度に応じてRGB信号ごとに遅延量を調整
し、RGB相互間の読取位置を一致させるつなぎ処理と、
読取速度や変倍率によって読取りのMTFが変わるため、
その変化を補正するMTF補正と、原稿台ガラス301上の原
稿を走査して原稿サイズを認識する原稿検知処理であ
る。105は入力マスキング部で、つなぎ・MTF補正・原稿
検知部104から入力された画
【0022】像信号に、CCD101の分光特性および光源30
3,304および反射傘305,306の分光特性を補正する処理を
施して、標準的なRGB色空間(例えばNTSC-RGBなど)のR
GB画像信号に変換する。106はセレクタで、入力マスキ
ング部105から出力された画像信号または外部機器からI
/F部313を経て入力された画像信号を選択し、色空間圧
縮・下地除去・LOG変換部107,下地除去部115,色識別
部117へそれぞれ出力する。
【0023】115は下地除去部で、入力された画像信号
から下地を除去する。116は黒文字判定部で、下地除去
部115から入力された画像信号により、原稿画像に含ま
れる黒文字を判定して、黒文字信号を生成する。107は
色空間圧縮・下地除去・LOG変換部で、入力された画像
信号に、必要に応じて、次の処理を施す。つまり、入力
された画像信号がプリンタ部300により色再現できる範
囲に含まれるかどうかを判断し、色再現範囲内にあれば
そのまま、色再現範囲を超えている場合は、画像信号の
色再現範囲をプリンタ部300の色再現範囲に圧縮する色
空間圧縮処理と、下地除去処理と、RGB信号をCMY信号に
変換するLOG変換処理である。108は遅延部で、色空間圧
縮・下地除去・LOG変換部107の出力信号を遅延すること
により、黒文字判定部116で生成された黒文字信号との
タイミングを同期させる。
【0024】109はモワレ除去部で、遅延部108および黒
文字判定部116から入力されたCMY信号と黒文字信号から
モワレを除去する。110は変倍処理部で、モワレ除去部1
09から入力された画像信号に主走査方向の変倍処理を施
す。111はUCR・マスキング・黒文字反映部で、UCR処理
により変倍処理部110から入力されたCMY画像信号をCMYK
画像信号に変換し、マスキング処理によりプリンタ部30
0の特性に合った信号に補正し、黒文字信号により黒文
字を反映したCMYK画像信号を生成する。112はγ補正部
で、UCR・マスキング・黒文字反映部111から入力された
画像信号に、プリンタ部300の濃度特性に応じたガンマ
補正を施す。113はフィルタ部で、γ補正部112から入力
された画像信号にスムージングまたはエッジ強調処理を
施す。フィルタ部113から出力された信号は、プリンタ
部300内のプリンタ処理部へ送られる。また、フィルタ
部113の出力を、I/F部313を介して、外部機器へ送るこ
ともできる。
【0025】また、117は色識別部で、セレクタ106から
入力された画像信号に基づいて、例えば8×8画素の領域
において有彩色の画像を連続して検出した場合に、原稿
画像に有彩色が含まれると判断し、その内部のレジスタ
に判定結果を書込むものである。
【0026】[プリンタ部の構成]再び、図3におい
て、317〜320はそれぞれM画像形成部,C画像形成部,Y
画像形成部,K画像形成部で、それぞれの同一の構成を
備える。従って、M画像形成部317について詳細に説明
し、他の画像形成部の説明は省略する。
【0027】M画像形成部317において、一次帯電器321
によりその表面を所定の電位に帯電された感光ドラム34
2は、LEDアレイ210により発光された光によって、その
表面に潜像が形成される。感光ドラム342上の潜像は、
現像器322により現像されて、マゼンタ(M)のトナー画像
を形成される。なお、現像器322は、トナーに現像バイ
アスを印加するためのスリーブ345が含まれている。
【0028】一方、カセット340または341に格納された
記録紙は、ピックアップローラ338または339により一枚
ずつフィードされ、給紙ローラ336,337により転写ベル
ト333へ供給される。転写ベルトローラ348は、転写ベル
ト333を駆動するとともに、吸着帯電器346と対になって
記録紙を帯電させ、転写ベルト333に記録紙を吸着させ
る。紙先端センサ347は、転写ベルト333上の記録紙の先
端を検知し、その検出信号(紙先端信号)はプリンタ部
300からリーダ部100へ送られて、リーダ部100からプリ
ンタ部300へビデオ信号を送る際の副走査同期信号とし
て用いられる。
【0029】転写ベルト333により搬送される記録紙に
は、転写ベルト333の背面から放電を行う転写帯電器323
により、感光ドラム342上のMトナー像が転写される。な
お、本実施例は、転写効率がよいため、感光ドラム342
上の残トナーを清掃するクリーナ部を配置していない
が、クリーナ部を装着しても問題ないことは言うまでも
ない。この後、転写ベルト333によって搬送される記録
紙には、画像形成部318〜320においてCYKの順にトナー
像が転写される。
【0030】K画像形成部320を通過した記録紙は、転写
ベルト333からの分離を容易にするため除電帯電器349に
より除電された後、転写ベルト333から分離される。剥
離帯電器350は、記録紙が転写ベルト333から分離される
際の剥離放電による画像乱れを防止するものである。分
離された記録紙は、トナーの吸着力を補って画像乱れを
防止するために、定着前帯電器351,352により帯電され
た後、定着器334によりトナー像が熱定着され、排紙ト
レー335へ排出される。
【0031】[画像記録]次に、LEDアレー210による画
像記録について説明する。図5はLEDアレー210を駆動す
るためのプリンタ処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【0032】201は二値変換部で、ディザ法,誤差拡散
法,誤差拡散法を改良した方法などの何れかにより、画
像処理部312から入力されたCMYK画像信号をそれぞれ二
値化する。なお、二値変換部201の出力を、I/F部313を
介して、外部機器へ送ることもできるし、I/F部313を介
して、外部機器からMCYK画像信号を入力することもでき
る。
【0033】202〜205はそれぞれ遅延部で、記録可能な
画像の最大サイズ(例えばA3)の二値画像を記憶するこ
とが可能なビットマップメモリを備え、二値変換部201
から出力された二値画像を一旦記憶する。この遅延部20
2〜205のビットマップメモリに書込まれた画像信号は、
記録紙の先端を検出したことを示す紙先端信号がオンに
なったタイミングで出力される。なお、遅延部202〜205
は、I/F部313を介して入力された二値画像を記憶するこ
ともできる。
【0034】220〜223はドラム間遅延部で、紙先端セン
サ347とそれぞれの画像形成部との距離を、記録紙が搬
送される時間分、遅延部202〜205から入力された画像信
号を遅延することにより、四色の画像を記録紙の所定位
置に形成することを可能にする。なお、遅延部202〜205
とドラム間遅延部220〜223の読み書きは同じ速度で行わ
れるので、書込開始を確認した後に読出を開始すること
により、書込まれたデータを誤りなく読出すことが可能
である。
【0035】206〜209はそれぞれLEDドライバで、ドラ
ム間遅延部220〜223から入力された画像信号に応じてLE
D群224〜227を駆動する。なお、各LEDドライバとLED群
の組合せはLEDアレー210を形成する。
【0036】[動作]次に、本実施例の動作について説
明する。図6は本実施例の動作例を示すフローチャート
で、原稿供給装置302を用いて、複数枚(N枚)の原稿を
連続コピーする場合に、図示しない制御部により実行さ
れる制御を示している。
【0037】ステップS1で原稿供給装置302に原稿を一
枚供給させ、ステップS2で供給された原稿の全面を走査
する。その結果、CCD101から出力された画像信号は、画
像処理部312で処理された後、二値変換部201で二値化さ
れ遅延部202〜205へ書込まれる。また、同時に、色識別
部117は、原稿画像に有彩色が含まれているか否かの判
定を行うので、原稿画像の読取終了時には、原稿画像が
有彩色を含むか否かの判定結果が得られている。
【0038】続いて、ステップS3で、色識別部117のレ
ジスタから読出した判定結果に基づいて、原稿画像が有
彩色を含んでいればステップS5へ進み、カラー画像を形
成するための処理および制御パラメータの設定および調
整などを行う。また、原稿画像に有彩色が含まれていな
ければステップS4へ進み、黒単色で画像形成するための
処理および制御パラメータの設定および調整などを行
う。次に、ステップS6で、プリンタ部300の各部にその
動作を開始させると同時に、記録紙の供給を開始する。
なお、画像形成部へ供給された記録紙には、前述した手
順により画像が形成されるが、カラーモードが設定され
ている場合は、四つのドラム間遅延部220〜223から読出
された各色成分信号により、MCYK画像形成部317〜320に
おいて四色のトナー像が形成される。また、黒単色モー
ドが設定されている場合は、ドラム間遅延部223から読
出された黒色成分信号により、K画像形成部320において
黒トナー像が形成される。
【0039】次に、ステップS7ですべての原稿画像を読
取ったか否かを判定し、原稿が残っていればステップS1
へ戻り、原稿が残っていなければコピー処理を終了す
る。
【0040】ここで、二枚目の原稿画像の走査(ステッ
プS2)は、ステップS6において記録紙の供給を開始した
後、紙先端信号がオンになって、遅延部202〜205からの
画像信号の読出しが開始されるのに充分な時間待った後
に行う。さらに、二枚目以降の記録紙の供給(ステップ
S6)は、ドラム間遅延部223からの画像信号の読出しが
開始されるにのに充分な時間待った後に行う。
【0041】また、三枚目以降の原稿画像の走査(ステ
ップS6)は、遅延部202〜205からの画像信号の読出しは
既に開始されているので、待ち時間は必要なく、原稿供
給装置302により原稿が供給された時点で開始する。
【0042】図6には、記録紙の供給開始(ステップS
6)前に、モードの設定処理(ステップS3,S4,S5)を行
う例を示したが、M画像形成部320が記録動作を開始する
前に、モード設定処理が終了することが確実であれば、
モードの設定処理に先行して記録紙の供給を開始しても
よい。
【0043】図7は三枚の原稿を連続してコピーする場
合のタイミングチャート例で、一枚目と三枚目はカラー
原稿、二枚目は白黒原稿である。なお、図7は、モード
の設定に先立って、記録紙を供給する例を示している。
すなわち、一枚目の原稿の画像の読取が終了する直前に
記録紙の供給を開始し、画像の読取りおよびモードの設
定が終了した後、紙先端信号がオンになり、遅延部202
〜205から二値画像データを読出し、一枚目の画像を形
成する。二枚目の原稿は白黒であるから、記録紙には、
K画像形成部320により黒画像だけが形成される。
【0044】このように、本実施例によれば、遅延部20
2〜205を備え、画像処理を施した画像信号を遅延部202
〜205へ書込むとともに、画像に有彩色が含まれるか否
かを検知して、その検知結果により、遅延部202〜205か
ら読出した画像信号に基づいて、四つの画像形成部317
〜320によりカラー画像を形成するか、画像形成部320だ
けを用いて白黒画像を形成するかを切替えるので、原稿
ごとの予備スキャンを行わずに、カラーと白黒のモード
切換えを高速に行うことができる。
【0045】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施
形態と略同様の構成については、同一符号を付して、そ
の詳細説明を省略する。
【0046】前述した第1実施例では、原稿画像に有彩
色がないと判定した場合、K画像信号により黒単色で画
像形成を行う例を説明したが、有彩色の有無の判定結果
によって、遅延部202〜205以降の画像処理を変更するこ
ともできる。
【0047】UCR・マスキング・黒文字反映部111で生成
されるCMYK信号は、白黒原稿を読取った場合でも、K信
号以外にMCY信号が一定の値をもつような構成になって
いるので、K画像信号だけを用いて画像を形成した場
合、充分な濃度の画像を形成することができない可能性
がある。そこで、第2実施例においては、原稿が有彩色
を含まないと判定された場合には、図8に一例を示すよ
うに、OR回路230により遅延部204と205から出力されるY
信号とK信号を論理和した信号により、黒単色で画像を
形成するものである。なお、この設定は、図6に示した
ステップS4で行われる。
【0048】このように、有彩色の有無の判定結果によ
って、遅延部204と205から出力されるY信号とK信号の論
理和をK信号として出力することにより、充分な濃度の
黒単色画像を形成することができる。
【0049】
【第3実施例】以下、本発明にかかる第3実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第3実施例において、第1実施
形態と略同様の構成については、同一符号を付して、そ
の詳細説明を省略する。
【0050】前述した第2実施例では、有彩色の有無の
判定結果によって、遅延部202〜205以降の画像処理を変
更する例を説明したが、遅延部202〜205以前の画像処理
で黒単色信号を生成し、別途設けた黒単色信号用の遅延
部に一旦記憶して、原稿に有彩色が含まれないと判定さ
れた場合は、黒単色信号により画像を形成することもで
きる。
【0051】黒単色信号は、例えば、UCR・マスキング
・黒文字反映部111において、log((R+G+B)/3)を演算す
ることにより生成することができる。このようにして得
られた黒単色信号を、図8に一例を示す二値変換部201で
二値化した後に、黒単色用遅延部232に一旦記憶し、有
彩色の有無の判定結果に従ってセレクタ234を制御する
ことにより、K信号用のドラム間遅延部223へ入力する信
号を、遅延部205に記憶されたK信号または遅延部232に
記憶された黒単色信号用に切換える。
【0052】このように、遅延部202〜205以前の画像処
理部で黒単色信号を生成することにより、黒画像を形成
するのに最適な信号を生成することができ、黒単色画像
の品位を向上することができる。
【0053】
【変形例】前述した各実施例においては、二値変換部20
1により二値化された画像信号を遅延部202〜205へ一旦
記憶する構成としたが、遅延部の設置位置はこれに限定
されるものではなく、遅延部から画像信号を読出す前に
有彩色の識別が可能であれば、どの処理の後に遅延部を
設置してもよい。例えば、セレクタ106から出力されたR
GB信号を遅延部に一旦記憶し、遅延部の出力を色空間圧
縮・下地除去・LOG変換部107へ入力する構成にしてもよ
い。ただし、この場合、遅延部は、読取可能な最大サイ
ズのRGB多値画像を記憶することができるビットマップ
メモリを備えるか、データ圧縮伸長部と所定サイズのメ
モリを備える必要がある。このように、入力マスキング
部105以降の任意の位置に遅延部を設置することができ
る。
【0054】また、遅延部として、外部I/F114を介して
接続された外部メモリを利用することもでき、外部I/F1
14を介して外部メモリの読み書きが可能な外部装置を接
続することにより、遅延部202〜205を省くことができ
る。この場合、原稿画像の読取時に、外部I/F114を介し
て接続された外部メモリに画像信号を書込み、記録紙の
供給が開始され、紙先端信号がオンになったタイミング
で、外部メモリから画像信号を読出せばよい。
【0055】また、上述した各実施例は、外部I/F313を
介して、ホストコンピュータ,IPU,複写機などの外部
機器から画像信号を入力することができるが、勿論、色
識別部117は外部から入力されたRGB画像信号に有彩色が
含まれるか否かを判定することもできるので、外部から
入力されたRGB画像信号に基づいて画像を形成する際
に、カラーモードと白黒モードを切換えることができる
のは言うまでもない。
【0056】さらに、遅延部が実装されているか否か、
また、外部I/F114を介して外部メモリが接続されている
か否か判断することにより、遅延部または外部メモリが
ある場合だけ、有彩色の有無に応じて白黒モードの設定
を行うようにしてもよい。
【0057】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0058】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有彩色の有無判定を含む画像処理を高速化する画像処理
装置およびその方法を提供することができ、例えば、予
備走査を行わずに、一回の原稿走査により原稿画像に有
彩色が含まれるか否かを検知して、その検知結果に基づ
いて、単色で画像を形成するか、カラーで画像を形成す
るかを切替えることができるので、原稿供給装置を用い
た連続コピーなどを高速処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成モードを切換える画像信号処理の例を
示す図、
【図2】画像形成モードを切換えるための処理の流れを
示す図、
【図3】本発明にかかる一実施例の画像処理装置を備え
たディジタルカラー複写機の概観図、
【図4】図3に示す画像処理部の詳細な構成例を示すブ
ロック図、
【図5】図3に示すLEDアレーを駆動するためのプリンタ
処理部の構成例を示すブロック図、
【図6】本実施例の動作例を示すフローチャート、
【図7】三枚の原稿を連続してコピーする場合のタイミ
ングチャート例、
【図8】本発明にかかる第2実施例のプリンタ処理部の
構成例を示すブロック図、
【図9】本発明にかかる第3実施例のプリンタ処理部の
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 CCD 102 アナログ信号処理部 103 シェーディング補正部 104 つなぎ・MTF補正・原稿検知部104 105 入力マスキング部 106 セレクタ 107 色空間圧縮・下地除去・LOG変換部 108 遅延部 109 モワレ除去部 110 変倍処理部 111 UCR・マスキング・黒文字反映部 112 γ補正部 113 フィルタ部 115 下地除去部 116 黒文字判定部 117 色識別部 201 二値変換部 202〜205 遅延部 220〜223 ドラム間遅延部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田名網 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 網本 満 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大坪 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山形 茂雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を入力する入力手段と、 入力された画像信号に有彩色が含まれるか否かを判定す
    る判定手段と、 前記画像信号を記憶する記憶手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記記憶手段に記
    憶された画像信号を所定のタイミングで読出し出力する
    出力手段とを備え、 前記判定手段による判定と前記記憶手段による画像信号
    の記憶とを並行して行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、所定の処理手段により
    色成分ごとに二値化された二値画像を記憶することを特
    徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定結果が有彩色が含まれないこと
    を表す場合、前記出力手段は、前記記憶手段から黒に関
    する画像信号を読出し出力することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記判定結果が有彩色が含まれないこと
    を表す場合、前記出力手段は、前記記憶手段から黒成分
    の画像信号とイエロー成分の画像信号を読出し、両信号
    を論理和した結果を出力することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のタイミングは画像形成開始タ
    イミングであることを特徴とする請求項1から請求項4の
    何れかに記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は画像信号の連続入力機能
    を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5の何
    れかに記載された画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像信号を入力する入力ステップと、 入力された画像信号に有彩色が含まれるか否かを判定す
    る判定ステップと、 前記画像信号を記憶手段に記憶する記憶ステップと、 前記判定ステップで得た判定結果に基づいて、前記記憶
    手段に記憶された画像信号を所定のタイミングで読出し
    出力する出力ステップとを備え、 前記判定ステップと前記記憶ステップとを並行して行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
JP7169782A 1995-07-05 1995-07-05 画像処理装置およびその方法 Withdrawn JPH0923341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9225874B2 (en) 2013-11-08 2015-12-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus capable of outputting a plurality of types of image data

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US9225874B2 (en) 2013-11-08 2015-12-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus capable of outputting a plurality of types of image data

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