JPH09233388A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

Info

Publication number
JPH09233388A
JPH09233388A JP8031982A JP3198296A JPH09233388A JP H09233388 A JPH09233388 A JP H09233388A JP 8031982 A JP8031982 A JP 8031982A JP 3198296 A JP3198296 A JP 3198296A JP H09233388 A JPH09233388 A JP H09233388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
distortion
optical
distortion correction
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8031982A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okubo
彰 大久保
Mitsuru Ikeda
満 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP8031982A priority Critical patent/JPH09233388A/ja
Publication of JPH09233388A publication Critical patent/JPH09233388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でイメージインテンシファイアの出
力像の糸巻歪を光学的に補正することができるX線撮影
装置を提供する。 【解決手段】イメージインテンシファイアの出力面14
の出力像には入力面10の凸状湾曲面に起因して図7の
格子チャート20で示すように糸巻歪が生ずる。しかし
本発明の歪補正レンズ24Aは糸巻歪とは逆のたる形歪
の特性を持っているので、歪補正レンズ24Aを透過す
る光学像は、イメージインテンシファイアの出力像の糸
巻歪が光学的に補正される。これにより撮像管32又は
フイルムカメラでは糸巻歪のない光学像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線撮影装置に係
り、特にイメージインテンシファイアから得られた光学
像をテレビカメラで撮像してモニタ表示したり、フイル
ムカメラのフイルム等の記録手段で記録するX線撮影装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージインテンシファイアの原理が図
5に示されている。イメージインテンシファイアは、周
知の如く入力面10、集束(フォーカス)電極11、陽
極12、出力面14を有している。入力面10は、凸形
の湾曲面の形状をなしており、入力面10はX線画像を
蛍光像に変換する為によう化セシウム等の結晶から成る
蛍光面として構成されている。入力面10で変換された
蛍光像は入力面10に接して設けられた光電面16で光
電子に変換される。この光電子は、集束電極11、陽極
12にて構成される電子レンズの作用で出力面14の蛍
光面に集束され、出力面14で可視光に変換される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したようにイメー
ジインテンシファイアの入力面10は凸状湾曲面の形状
を成しており、一方で出力面14は可視像にするため平
面形状を成している。このため、イメージインテンシフ
ァイアの出力像は、その中央部に比べ周辺部が拡大され
ることになる。即ち、入力面10に配置した図6の格子
チャート18が出力面14では糸巻状の歪(以下、糸巻
歪と称する)を持った出力像として図7のような格子チ
ャート20で表示される。一般的に入力面10と出力面
14との大きさの比率が大きくなると糸巻歪が大きくな
る。即ち、入力面サイズが9インチ〜12インチのイメ
ージインテンシファイアでは糸巻歪がそれほど目立たな
い。ただし、入力面が16インチのイメージインテンシ
ファイアになると、糸巻歪が大きくなる。このため、イ
メージインテンシファイアで得られた人体の内臓の画像
からその大きさを計測するような場合には画像周辺部で
の誤差が大きくなり診断上の問題を生ずる。
【0004】この対策として、出力画像から歪特性を計
測してコンピュータによる画像処理によって電気的に補
正を行う方法があるが、この方法では余分な画像処理装
置が必要となる上に次の欠点がある。即ち、イメージイ
ンテンシファイアの出力像をコンピュータで画像処理
し、動画を得る場合はその画像処理のスピードが問題に
なる。特に高精細な画像を得るために1000×100
0、2000×2000マトリクス以上の画素数におい
てリアルタイムの動画を得るためにはハードウエアの処
理速度が追従できず、動画が得られず、スチル画を間欠
的に写し出すものとなる欠点がある。
【0005】また、イメージインテンシファイアの出力
像をフイルムカメラでフイルム上に記録する場合は上記
画像処理による電気的補正の方法は使えないため、フイ
ルム上では前記糸巻歪の補正ができない欠点がある。本
発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単
な構成でイメージインテンシファイアの出力像の歪を補
正することができるX線撮影装置を提案することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、X線を被検体に照射すると共にこの被検体を
透過して得られるX線像を光学像に変換する可視光像変
換手段と、前記可視光像変換手段によって変換された光
学像を撮像手段に導くレンズ光学系と、前記撮像手段の
前方に配置され、前記可視光像変換手段からの光学像の
歪を打ち消す特性を持つ光学的歪補正手段と、から成る
ことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、糸巻歪状に歪んだ可視光
像変換手段の出力画像を光学的歪補正手段を用いること
により歪が光学的に補正される。更に、本発明によれ
ば、予め可視光像変換手段の入力面サイズの歪量に対応
した複数種類の歪補正レンズを準備し、可視光像変換手
段の入力面サイズに対応して歪量が変化しても最適な歪
補正レンズを選択して適正な補正ができる。
【0008】更に、本発明によれば、光学的歪補正手段
を複数のレンズで構成してレンズ間隔を変えることによ
り歪補正量を変えるように構成し、可視光像変換手段の
入力面サイズに対応して歪量が変化してもレンズ間隔を
変えることにより光学的歪補正手段の補正量を変化させ
て適正な補正ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るX線撮影装置の好ましい実施の形態を説明する。図1
ではイメージインテンシファイアを用いた本発明に係る
X線撮影装置が示され、図1のイメージインテンシファ
イアを構成する入力面10、光電面16、集束電極1
1、陽極12、出力面14は、図5で示したものと同一
であるので、同一の符号を付し、その詳しい説明は省略
する。出力面14の出力側には、イメージインテンシフ
ァイアレンズ22、歪補正レンズ24A、方向変換用ミ
ラー26、テレビレンズ28、テレビカメラ30の撮像
管32、フイルムカメラ33が配置される。イメージイ
ンテンシファイアレンズ22とテレビレンズ28とはタ
ンデムレンズ群を構成し、出力面14の出力画像を撮像
管32の面上に結像させる。イメージインテンシファイ
アレンズ22とミラー26との間には、歪補正レンズ2
4Aが配置され、歪補正レンズ24Aは、図2で示すよ
うに格子チャート34がたる形の特性を持たすように光
学設計されている。即ち、この歪補正レンズ24Aには
画像の中央部に比べ周辺部が縮小して酒だるのように曲
がって写るような特性がある。この歪補正レンズ24A
により入力面10の湾曲形状で生じる糸巻歪をキャンセ
ルする。ここで、予め入力面10で生じる糸巻歪の量を
計測し、補正レンズ24Aに必要なキャンセル量を計算
しておくことが必要である。光学レンズにて、たる形歪
が光学設計の操作にて発生することは光学設計的には公
知の技術であり、必要とする歪を出すことは容易にでき
る。
【0010】イメージインテンシファイアでは入力面1
0のサイズが切り替えて使用される場合がある。このた
め、図3に示すように各拡大モード毎に最適な歪補正レ
ンズ24A、24B、24C、24Dを予め用意してお
き、イメージインテンシファイアの入力面サイズ切替信
号により各モード毎の補正レンズを選択配置する。即
ち、7インチ、9インチ、12インチ、16インチの4
モード切替のイメージインテンシファイアの場合には、
図3で示すようにターレット装置36に4種類の歪補正
レンズ24A、24B、24C、24Dが設けられ、こ
のターレット装置36は図示しないモータによって回転
駆動され、いずれかの歪補正レンズを選択して図1のイ
メージインテンシファイアレンズ22と方向変換用ミラ
ー26との間に位置決めできるようになっている。ター
レット装置36のモータは、図1のサイズ切替信号を受
けたコントローラ38の制御信号によって所定の歪補正
レンズを選択し、且つ所定位置に位置決めをする。尚、
7インチのイメージインテンシファイアでは糸巻歪は少
なくなるので、補正を省くことができる。
【0011】ミラー26は90°の範囲で回動可能とな
っており、図1の実線の位置から2点鎖線の位置に回動
してフイルムカメラ33に光学像を送る。前記の如く構
成されたX線撮影装置の実施の形態の作用は次の通りで
ある。図示しないX線管から出射されたX線は被検体を
通過後、図1のイメージインテンシファイアの入力面1
0に入射する。被検体透過後のX線によって作られるX
線像を、入力面10の蛍光面で可視像に変換し、その蛍
光像を入力面10に接して設けられた光電面16によっ
て光電子に変換する。光電子は集束電極11と陽極12
で加速し集束され、出力面14に衝突し、ふたたび可視
像に変換される。
【0012】ここで可視像は、入力面10の湾曲形状の
為、図6で示すように糸巻歪状に像の周辺部が歪曲され
る。しかしながら、イメージインテンシファイアレンズ
22とミラー26との間には、歪補正レンズ24Aが配
置され、この歪補正レンズ24Aは、像の周辺部を酒だ
るのように歪曲させて写し出す特性を持っている為、入
力面10に起因する出力画像の糸巻歪は、歪補正レンズ
24Aで打ち消され、像の糸巻歪は解消される。従っ
て、撮像管32に結像する像は、周辺部に歪のない像が
結像され、モニタ35にその像が表示される。
【0013】また、ミラー26を時計方向に90°回動
してフイルムカメラ33で撮影する場合にも、カメラ3
3のフイルムに入射する像の歪は歪補正レンズ24Aに
より補正されているので歪のない像がフイルムに記録さ
れる。図4では、歪補正レンズの切換装置の別の例が示
されている。図4の例では、凸レンズ39、凹レンズ4
0、凸レンズ42で構成した歪補正装置が示されてい
る。各レンズ39、40、42は、各々駆動モータ4
4、46、48を有し、各駆動モータ44、46、48
は各々のねじ棒50、52、54を回動してレンズ3
9、40、42の間隔を変え、糸巻歪を打ち消す。即
ち、3枚のレンズ39、40、42の間隔を変えること
により、出力特性は1枚の歪補正レンズと同等な機能を
持つようになっている。
【0014】このような構成によれば、サイズ切換信号
がコントローラ56に入力されると、コントローラ56
はイメージインテンシファイアの入力面サイズに合うよ
うにモータ44、46、48を駆動してレンズ間隔を変
え、糸巻歪を補正する。図4の例によれば、複数の歪補
正レンズを準備する必要がなく、スペース的に有利であ
る。図4では、説明の都合上、レンズ構成を3枚とした
が、光学設計上、これに限定されず必要な枚数とすれば
良い。また、レンズの駆動方式はモータによる送りネジ
方式の代わりにピエゾ素子等の駆動手段を用いても良
い。
【0015】前記実施の形態では、歪補正レンズ24A
〜24Dはイメージインテンシファイアレンズ22とミ
ラー26との間に挿入したが、これに限定されるもので
はなく、撮像管32、フイルムカメラ33の前方であれ
ばよい。前記実施の形態では、撮像管32を用いたが、
これに限定されるものではなく、CCD等の他の撮像手
段でもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るX線撮
影装置によれば可視光像変換手段によって発生する糸巻
歪と逆の歪の特性を持った光学的歪補正手段を配置する
ことによりテレビカメラ側又はフイルムカメラ側で糸巻
歪のない画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線撮影装置の実施の形態を示す構成
図である。
【図2】本発明の歪補正レンズの特性を示す格子チャー
トの説明図である。
【図3】本発明の歪補正レンズを収納するターレット装
置を示す斜視図である。
【図4】本発明の歪補正レンズの別の例を示す説明図で
ある。
【図5】イメージインテンシファイアの原理を示す説明
図である。
【図6】イメージインテンシファイアの入力面の格子チ
ャートを示す説明図である。
【図7】イメージインテンシファイアの出力面の格子チ
ャートを示す説明図である。
【符号の説明】
10…イメージインテンシファイアの入力面 14…イメージインテンシファイアの出力面 24A〜24D…歪補正レンズ 30…テレビカメラ 32…撮像管 33…フイルムカメラ 39〜42…歪補正レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線を被検体に照射すると共にこの被検体
    を透過して得られるX線像を光学像に変換する可視光像
    変換手段と、 前記可視光像変換手段によって変換された光学像を撮像
    手段に導くレンズ光学系と、 前記撮像手段の前方に配置され、前記可視光像変換手段
    からの光学像の歪を打ち消す特性を持つ光学的歪補正手
    段と、 から成ることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】前記光学的歪補正手段は、可視光像変換手
    段入力面の各サイズに対応した歪特性を有する複数種類
    のレンズから成り、該複数種類のレンズの中から可視光
    像変換手段の入力面サイズに合った歪特性を持つ歪補正
    レンズが選択されて配置されることを特徴とする請求項
    1のX線撮影装置。
  3. 【請求項3】前記光学的歪補正手段は、光軸上に配置さ
    れた複数のレンズで構成され、該レンズの間隔を変える
    ことにより入力面サイズが異なる可視光像変換手段から
    の光学像の歪補正に対応させることを特徴とする請求項
    1のX線撮影装置。
JP8031982A 1996-02-20 1996-02-20 X線撮影装置 Pending JPH09233388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8031982A JPH09233388A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 X線撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8031982A JPH09233388A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 X線撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09233388A true JPH09233388A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12346152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8031982A Pending JPH09233388A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 X線撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09233388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005008228A1 (ja) * 2003-07-22 2006-08-31 ポニー工業株式会社 透過撮影装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005008228A1 (ja) * 2003-07-22 2006-08-31 ポニー工業株式会社 透過撮影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4065563B2 (ja) X線像撮像装置
GB2221567A (en) Scanning electron microscope
JPH0124286B2 (ja)
JPH03209441A (ja) 光走査装置
JPS5836327B2 (ja) X線撮影装置
JPS6040752B2 (ja) X線テレビジヨン装置
JPH09233388A (ja) X線撮影装置
JP2593360B2 (ja) X線撮影装置
US5600701A (en) X-ray imaging system and method therefor
JPH0441555B2 (ja)
JPH08266535A (ja) X線装置
JPS60103876A (ja) ディジタル放射線像撮影装置
JP2002078707A (ja) X線透視撮影台
JPH0679110B2 (ja) 内視鏡装置
JPS60103940A (ja) X線撮影装置
JPH0917594A (ja) X線撮影装置
JPH10200816A (ja) X線撮影装置
EP0883976B1 (en) X-ray image device
JPH04168883A (ja) X線透視撮影装置
JPH05236352A (ja) 赤外線撮像装置の感度補正方法
JP2000004397A (ja) X線診断装置
JPH0139394Y2 (ja)
JP2002052014A (ja) 放射線撮影装置
JPH0792553B2 (ja) 撮像装置
JPH0836985A (ja) 電子顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040811