JPH09232777A - プリント基板の表面処理用治具 - Google Patents

プリント基板の表面処理用治具

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JPH09232777A
JPH09232777A JP3677396A JP3677396A JPH09232777A JP H09232777 A JPH09232777 A JP H09232777A JP 3677396 A JP3677396 A JP 3677396A JP 3677396 A JP3677396 A JP 3677396A JP H09232777 A JPH09232777 A JP H09232777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed circuit
circuit board
jig
surface treatment
printed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3677396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Yamaguchi
英隆 山口
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
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Publication of JPH09232777A publication Critical patent/JPH09232777A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のラックは、保持可能な基板のサイズや
厚さが狭い範囲で限られている。また薄く反りやすいプ
リント基板を保持した場合に治具からのプリント基板の
脱落、隣接するプリント基板どうしの接触等が発生す
る。 【解決手段】 プリント基板を保持するための独立した
複数の空間をメッシュ2により形成する。メッシュ2は
ラック基体1の上下に各々配置された複数の可動丸棒3
と複数の固定丸棒4によって、個々のプリント基板保持
空間の所定形状を維持するように取り付けられている。
また、個々のプリント基板保持空間のプリント基板出し
入れ口は可動丸棒3を移動させることによって大きく開
放される。これにより、保持可能なプリント基板のサイ
ズや厚みの制約がきわめて少なく、薄く反りやすいプリ
ント基板を保持しても表面処理時に隣り合うプリント基
板どうしが接触するようなことのないプリント基板の表
面処理用治具を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の表
面処理工程で用いられるラック等のプリント基板の表面
処理用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の製造過程における銅やは
んだ等のメッキ処理、レジスト処理後の現像、レジスト
剥離、エッチング等の一連の表面処理工程においては、
まとまった数のプリント基板をラック等の治具に保持
し、この治具ごとプリント基板を各処理プロセスに搬送
して各表面処理を行っている。プリント基板を保持する
ための治具としては、プリント基板をより安定に保持で
き、そのうえプリント基板の着脱が容易なものであるこ
とが望まれる。その一例として、図4に示すようなラッ
クを挙げることができる。このラックは基板保持空間内
部の対向する2つの面にV溝41を設け、対応する2つ
のV溝41の谷間にプリント基板42の両端部を挿入す
る形式のものである。
【0003】しかしながら、上記V溝を設けたラックを
はじめとする従来のプリント基板の表面処理用治具の多
くは、治具毎に保持可能なプリント基板のサイズや厚さ
が狭い範囲で限られており、様々なサイズや厚さのプリ
ント基板を表面処理する場合には、そのプリント基板に
適合したサイズの治具を事前に容易しなければならな
い。
【0004】また、上記V溝を有するラックのように、
プリント基板の装着時にプリント基板の目標位置(V溝
の谷間)への正確な位置合せを必要とする治具の場合、
厚みが0.1mm以下といった薄いプリント基板を装着
する時にプリント基板が反ってしまい、装着作業に手間
取るという問題があった。さらに、薄いプリント基板を
装着した場合、表面処理時に何らかの外圧によってプリ
ント基板が反り、この結果、V溝からプリント基板が脱
落したり、隣接するプリント基板どうしが接触したりし
て表面処理が失敗に終わる危険すらあった。
【0005】
【発明が課題しようとする課題】以上のように、従来の
プリント基板の表面処理用治具は、保持可能なプリント
基板のサイズや厚さが狭い範囲で限られている。また、
薄く反りやすい特性を持つプリント基板を保持するもの
としては不向きな面を多分に有する。すなわち、かかる
従来の治具の多くは、薄く反りやすいプリント基板の装
着作業が困難なものとなる傾向が強く、さらには治具か
らのプリント基板の脱落、隣接するプリント基板どうし
の接触等が発生する恐れがあった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するための
もので、プリント基板の着脱が容易で、装着可能なプリ
ント基板のサイズ制限及び厚さ制限を大幅に解消するこ
とのできるプリント基板の表面処理用治具の提供を目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリント基板の表面処理用治具は、治具基
体と、治具基体の下部に互いに平行に並設された複数の
第1の長尺部材と、治具基体の上部に互いに平行に並設
された複数の第2の長尺部材と、治具基体内にプリント
基板を保持するための複数の独立した空間を形成するよ
うに各第1の長尺部材及び各第2の長尺部材との間に張
設されたメッシュ状のシート部材とを具備することを特
徴とする。
【0008】また、本発明のプリント基板の表面処理用
治具は、隣り合う2つの第2の長尺部材によって個々の
空間のプリント基板の出し入れ口が形成され、各第2の
長尺部材はプリント基板の出し入れ口を開閉するように
移動自在に治具基体に支持されている。
【0009】このように構成することにより、保持可能
なプリント基板のサイズや厚みの制約がきわめて少な
く、薄く反りやすいプリント基板を保持しても表面処理
時に隣り合うプリント基板どうしが接触するようなこと
のないプリント基板の表面処理用治具を実現できる。
【0010】また、個々のプリント基板保持空間のプリ
ント基板出し入れ口は第2の長尺部材を移動させること
によって大きく開放されるので、プリント基板の着脱作
業を容易に行えるようになる。
【0011】さらに、本発明によれば、プリント基板保
持空間内でプリント基板は自由な運動を伴って表面処理
されるので、表面処理むらを極力生じにくくできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1は本発明のプリント基板の表面処理用
治具に係る実施形態のラックを示す斜視図である。
【0014】同図において、1は本ラックの基体であ
り、このラック基体1はラック全体を支持するうえで十
分な強度と各処理プロセスで用いられる薬品に対する耐
腐食性を有していることが不可欠である。例えば、ステ
ンレススチールやチタン鋼材等がその材質として選択さ
れる。このラック基体1は立体的な長六面体で構成さ
れ、その中にはメッシュ2により区画された複数のプリ
ント基板保持空間が設けられている。ここでメッシュ2
としては、例えばガラス繊維にテフロンまたはスラミド
樹脂を含浸させてなるものが用いられる。その他、薬品
等に対する耐腐食性を有するものであればどのような材
質のものを用いても構わない。
【0015】メッシュ2は、ラック基体1の上下に各々
配置された複数の可動丸棒3と複数の固定丸棒4によっ
て個々のプリント基板保持空間の所定形状を維持してい
る。各可動丸棒3は各々、ラック基体1の上部に、2本
のガイド軸5を介して、互いにほぼ平行な関係を維持し
つつ移動し得るように支持されている。具体的には、可
動丸棒3の両端部にはガイド軸5の直径より僅かに大き
い径寸法を有する穴が各々設けてあり、これらの穴にガ
イド軸5が挿入されている。この結合構造によって可動
丸棒3の移動方向はガイド軸5の方向のみに規制され
る。
【0016】一方、各固定丸棒4は各々、その両端がラ
ック基体1の下部に固定されている2つの丸棒固定部材
6に定間隔で固定されている。メッシュ2はこれら可動
丸棒3と固定丸棒4の間を端から順番に往復するように
掛け渡されている。メッシュ2の各末端は両端に位置す
る2つの可動丸棒3において固定され、しわが生じない
程度の適度な張力を付与した状態で固定されている。し
かして、このラック内の個々のプリント基板保持空間
は、隣接する2本の可動丸棒3と1本の固定丸棒4とこ
の間に掛け渡されたメッシュ2によって形成されてい
る。
【0017】プリント基板保持空間に対してプリント基
板を着脱する場合、図2に示すように、目的のプリント
基板保持空間のプリント基板出し入れ口を形成している
一対の可動丸棒3の一方を移動若しくは両方を互いに離
間する方向に移動させる。下方の固定丸棒4は固定であ
るため、可動丸棒3を移動させることによってプリント
基板保持空間はそのプリント基板出し入れ口が大きく広
がり、これによりプリント基板の挿入及び取り出しが非
常に簡単に行えるようになる。
【0018】プリント基板の挿入されたプリント基板保
持空間の詳細断面の一部を図3に示す。同図及び図1に
示すように、固定丸棒4の上部には基板支えコマ8が取
り付けられている。この基板支えコマ8は、プリント基
板10の下端が固定丸棒4とメッシュ2との接触部付近
に到達してここに固定されることを避けて、表面処理時
のプリント基板保持空間内でのプリント基板の自由な運
動を保証するためのものである。
【0019】本実施形態のラックの利点の一つは、この
ように表面処理時のプリント基板保持空間内でのプリン
ト基板の自由な運動を促すことによって、表面処理むら
を極力生じにくくする点にある。
【0020】また本実施形態のラックのもう一つの利点
は、従来のラックに比べて保持可能なプリント基板のサ
イズや厚さの制約が非常に少ない点にある。また、個々
のプリント基板保持空間はメッシュ2により互いに独立
しているので、厚みが0.1mm以下の薄く反りやすい
特性を持つプリント基板を保持しても、隣り合うプリン
ト基板どうしが接触するようなことはない。
【0021】なお、本実施形態においては、1枚のメッ
シュ2を用いて複数のプリント基板保持空間を構成した
が、個々のプリント基板保持空間毎に切り離されたメッ
シュを用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリント基
板の表面処理用治具によれば、保持可能なプリント基板
のサイズや厚みの制約を大幅に軽減でき、薄く反りやす
いプリント基板を保持しても表面処理時に隣り合うプリ
ント基板どうしが接触するような心配が無くなる。
【0023】また、本発明によれば、個々のプリント基
板保持空間のプリント基板出し入れ口は第2の長尺部材
を移動させることによって大きく開放されるので、プリ
ント基板の着脱作業を容易に行えるようになる。
【0024】さらに、本発明によれば、プリント基板保
持空間内でプリント基板は自由な運動を伴って表面処理
されるので、表面処理むらを極力生じにくくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるラックを示す斜視図
【図2】図1の実施形態におけるプリント基板装着時の
ラックを示す斜視図
【図3】図1のラックにおけるプリント基板保持空間の
詳細を示す断面図
【図4】従来のプリント基板保持用ラックを示す斜視図
【符号の説明】
1………ラック基体 2………メッシュ 3………可動丸棒 4………固定丸棒 5………ガイド軸 6………丸棒固定部材 8………基板支えコマ 10……プリント基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具基体と、 前記治具基体の下部に互いに平行に並設された複数の第
    1の長尺部材と、 前記治具基体の上部に互いに平行に並設された複数の第
    2の長尺部材と、 前記治具基体内にプリント基板を保持するための複数の
    独立した空間を形成するように前記各第1の長尺部材及
    び前記各第2の長尺部材との間に張設されたメッシュ状
    のシート部材とを具備することを特徴とするプリント基
    板の表面処理用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリント基板の表面処理
    用治具において、 隣り合う2つの前記第2の長尺部材によって前記個々の
    空間のプリント基板の出し入れ口が形成され、前記各第
    2の長尺部材は前記プリント基板の出し入れ口を開閉す
    るように移動自在に前記治具基体に支持されていること
    を特徴とするプリント基板の表面処理用治具。
JP3677396A 1996-02-23 1996-02-23 プリント基板の表面処理用治具 Withdrawn JPH09232777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1041866A2 (en) * 1999-04-02 2000-10-04 Gisulfo Baccini Device to produce electronic circuits
US11943874B2 (en) 2019-12-20 2024-03-26 AT&S (Chongqing) Company Limited Stacking arrays and separator bodies during processing of component carriers on array level

Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1041866A2 (en) * 1999-04-02 2000-10-04 Gisulfo Baccini Device to produce electronic circuits
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US6711997B1 (en) 1999-04-02 2004-03-30 Gisulfo Baccini Device to produce electronic circuits
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Effective date: 20030506