JP2971047B2 - プリント基板めっき用の保持ラック - Google Patents

プリント基板めっき用の保持ラック

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • H05K3/241Reinforcing the conductive pattern characterised by the electroplating method; means therefor, e.g. baths or apparatus

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板めっき
用の保持ラックに係り、プリント基板の中央領域と保持
ラックによる挾持領域付近との間でめっき厚が不均一に
なってしまうことを防止するため改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント基板のめっきに際し
ては、図5に示されるようなめっき用治具が採用されて
いる。同図において、1a〜1dはプリント基板、2a',2b'
はプリント基板を側方から挾持する保持ラック、3a,3b
は上端がめっき浴槽の上側を送行する横架棒に掛止せし
められ、下端が各保持ラック2a',2b'の上部に取り付け
られる掛止用フック、4a,4bはそれぞれ2枚の板をスラ
イド可能に組み合わせてプリント1a〜1dの幅に対応させ
て各保持ラック2a',2b'の間隔を調整して固定する上下
の接続アーム(但し、下部接続アームは最下位置のプリ
ント基板1dを係止してプリント基板1a〜1dが抜け落ちる
ことを防止する機能も有している)、5a〜5dは各プリン
ト基板1a〜1dの間の導通を確保する導電性ブラケットで
ある。
【0003】ここに、前記の治具における保持ラック2'
(2a',2b')は、図6に示すような形状を有しており、一
枚の金属製の長尺帯板材を長手方向に沿った各折線で順
次折曲させて形成されている。但し、図6の(A)は背面
図、(B)は側面図、(C)は正面図、(D)は(B)におけるY-
Y矢視断面図に相当する。具体的には、長尺帯板材を折
曲させることにより、図6(D)に示されるように、横断
面がT字状となった二重板部21'と、その「T」字の最下
端に相当する部分から連続的に2枚の板を鋭角状(通常
はθが30°以内)に二股分岐させた開角部22とで構成
された長尺機構要素として形成されている。但し、上部
側の一定区間23では掛止用フック3a,3bを取り付ける必
要があるため、開角部22を形成せずに横断面全体がT字
状の二重板部になっている。
【0004】そして、前記のめっき用治具は、プリント
基板1a〜1dを装着した状態で掛止用フック3a,3bを介し
てめっき浴槽の上側を送行する横架棒に吊り下げられ、
一般的には、プリント基板1a〜1dを陰極とし、めっき液
側を陽極とした条件で、基板面に対して垂直方向へ揺動
させながらめっき液内を送行せしめられる。尚、治具全
体を基板面に対して垂直方向へ揺動させるのは、プリン
ト基板1a〜1dに形成されたスルーホール内のめっき液の
流動を促進させるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、めっき用治
具として組み立てられた状態で、前記の保持ラック2'
は、図6(D)に示すように、その開角部22にプリント基
板1(1a〜1d)の側部を挾装させて各プリント基板1を図5
の態様で両側方から挾持・固定しているが、めっき用治
具をめっき液中で揺動させている状態において、保持ラ
ック2'の近傍でのめっき液の流動性が悪くなり、めっき
液の流動性が良好なプリント基板1の中央領域と保持ラ
ック2'の近傍領域とでめっき厚が異なってしまうという
問題が指摘されている。特に、前記の二重板部21'は横
断面がT字状になっているため、めっき用治具全体が揺
動せしめられるとその付近[図6(D)の散点領域]に渦流
が発生してめっき液が滞留し、その結果、金属イオンの
不足や電流の不均一な流れが生じ、図5で散点領域で示
される各プリント基板1の両側部領域においてめっき厚
が薄くなるという傾向が現れる。
【0006】もとより、プリント基板のめっきにおいて
は、その全面にわたるめっき厚の均一性が厳密に要求さ
れており、前記のような不均一性が顕著に発生すると不
合格品となり、歩留まりの悪化と生産効率の低下を招
く。そして、前記の問題点は保持ラックに起因した局部
的なめっき特性によるものであるため、めっき用治具の
揺動制御や電流の調整等によっては解消し得ない。
【0007】そこで、本発明は、前記の問題点に対し
て、保持ラックに工夫を加えることでその近傍のめっき
液の良好な流動性を確保できる構成を提供し、もってプ
リント基板全面にわたるめっき厚を高精度に均一化でき
るようにすることを目的として創作された。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺帯板材を
長手方向に沿った各折線で順次折曲させて、横断面がT
字状の二重板部とその「T」字の最下端に相当する部分か
ら2枚の板を鋭角状に二股分岐させた開角部とからなる
ように構成した長尺状の機構要素であり、2本が一対と
なってめっき用治具に組み込まれ、各開角部でプリント
基板の両側部を挾持し、その挾持状態でプリント基板を
めっき浴槽内に浸漬させて移動せしめられるプリント基
板めっき用の保持ラックにおいて、前記二重板部におけ
る「T」字の垂直部分に相当する中間位置に、長手方向に
沿って多数の貫通孔を穿設したことを特徴とするプリン
ト基板のめっき用保持ラックに係る。
【0009】本発明によれば、二重板部における「T」字
の垂直部分に相当する中間位置に、長手方向に沿って多
数の貫通孔を設けているため、めっき用治具が移動・揺
動せしめられた際に保持ラックの前後のめっき液がそれ
らの貫通孔を通じて円滑に流通する。従って、保持用ラ
ックによるめっき液の渦流や滞留の発生が抑制され、そ
の付近での金属イオンや電流の均一性が確保できてめっ
き厚の均一化が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の「プリント基板め
っき用の保持ラック」の実施形態を図1から図4を用い
て詳細に説明する。先ず、図1はこの実施形態の保持ラ
ック2の背面図(A)、側面図(B)、正面図(C)、及び側面図
(B)におけるY-Y矢視断面図(D)を示す。そして、各図
と図6の(A)〜(D)を比較すれば明らかなように、外的形
状は従来技術の保持ラックと全く同一であり、この実施
形態の保持ラック2は次の点において相違しているだけ
である。 二重板部21における「T」字の垂直部分に相当する中
間位置に、その長手方向に沿ってめっき液を流通させる
ための貫通孔31が所定ピッチで多数穿設されている点。 二重板部21における「T」字の水平部分に相当する外
側板32に、その「T」字の水平部分と垂直部分との連続部
内に構成される隙間空間33へ連通する孔34が長手方向に
沿って所定ピッチで多数穿設されている点。
【0011】従って、前記の保持ラック2がめっき用治
具に組み込まれると図2のようになり、従来の保持ラッ
ク2'の場合(図5)と同様にプリント基板1a〜1dの両側を
開角部22で挾持して固定するが、その挾持部分の側方に
沿って保持ラック2(2a,2b)に穿設されている各貫通孔31
が整列した態様になる。そして、めっき用治具全体がめ
っき浴槽内で揺動・移動せしめられるが、保持ラック2の
前後のめっき液はその揺動・移動状態に応じて図3に示
すように各貫通孔31を流通する。
【0012】従来の保持ラック2'の場合(図6の場合)に
は貫通孔31が存在しないため、保持ラック2'の前後のめ
っき液が二重板部21における「T」字部分の外側を迂回し
て反対側へ回り込み、その回り込みによって保持ラック
2'の前後にめっき液の渦流や滞留の発生がみられた。し
かし、この実施形態の保持ラック2を適用すると、各貫
通孔31がめっき液を直通させるため、保持ラック2の近
傍においてもプリント基板1の中央領域と大差のないめ
っき液の流動状態が得られる。また、仮に前記のような
めっき液の回り込みが生じても、各貫通孔31が流通させ
ためっき液によって渦流や滞留がプリント基板1から離
隔した位置で発生するため、その影響を受け難くなる。
その結果、めっき工程において、プリント基板1の全面
にわたって均一な金属イオン濃度状態と電流密度が得ら
れ、めっき厚を高精度に均一化することができる。
【0013】ところで、この種の保持ラックは何度も再
使用され、めっき工程が完了すると洗浄・乾燥されて再
びめっき用治具に組み付けられる。一方、従来技術及び
この実施形態の保持ラック2,2'は一枚の金属製の長尺帯
板材を長手方向に沿った各折線で順次折曲させて形成さ
れており、図1(D)に示されるように、如何にしてもそ
の「T」字の水平部分と垂直部分との交叉部分に隙間空間
33が構成されてしまう。そして、その隙間空間33は保持
ラックの長手方向に沿った極めて細い管状の空間になる
ため、洗浄工程でめっき液を完全に洗い流すことが困難
であり、めっき液が付着したままで使用・乾燥を繰り返
すと錆が生じて使用不能になることが多い。即ち、錆の
発生によって保持ラックの寿命が短くなる。
【0014】そこで、この実施形態の保持ラック2に
は、前記のように二重板部21における「T」字の水平部分
に相当する外側板32に、「T」字の水平部分と垂直部分と
の交叉部分に構成される隙間空間33へ連通する孔34が長
手方向に沿って所定ピッチで多数形成されている。従っ
て、使用後の保持ラック2の洗浄工程では、その各連通
孔34側から水を吹き付けることで容易に隙間空間33内の
めっき液を洗い落とすことができ、また乾燥も迅速に行
なうことができる。即ち、この実施形態で設けた各連通
孔34は、保持ラック2の防錆対策(長寿命化対策)とし
て、また迅速な乾燥によって使用効率を高めるための対
策として極めて有効である。
【0015】尚、この実施形態の保持ラック2は、従来
技術の保持ラック2'と同様に一枚の金属製の長尺帯板材
を板金工程で折曲せしめて形成するものであるが、その
展開図は図4のようになり、同図の点線に沿って折曲さ
れることによって保持ラック2が完成する。その場合、
この実施形態の特徴である各貫通孔31と各連通孔34は、
板金工程での素材板の裁断が完了した後又はその裁断と
同時に形成することができ、また各孔31,34は一列に整
列したものであるためにパンチング用の金型も複雑とは
ならず、製造コストは従来の保持ラック2'と比較しても
それほど高価にはならない。
【0016】
【発明の効果】本発明のプリント基板めっき用の保持ラ
ックは、以上の構成を有していることにより、次のよう
な効果を奏する。請求項1の発明は、保持ラックの長手
方向に沿って多数の連通孔を設けたことでその近傍のめ
っき液の流動性を良好なものとし、プリント基板全面に
おけるめっき厚を高精度に均一化することを可能にす
る。請求項2の発明は、保持ラックの完全な洗浄を可能
にすると共にその乾燥を迅速化させ、保持ラックの防錆
対策(長寿命化対策)と使用効率の向上を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る保持ラックの背面図
(A)、側面図(B)、正面図(C)、及び側面図(B)におけるY
-Y矢視断面図(D)である。
【図2】実施形態の保持ラックを組み込んだめっき用治
具の正面図である。
【図3】めっき用治具の揺動・移動に応じて保持ラック
の前後のめっき液が貫通孔を流通する状態を示す図であ
る。
【図4】実施形態の保持ラックの展開図である。
【図5】従来の保持ラックを組み込んだめっき用治具の
正面図である。
【図6】従来の保持ラックの背面図(A)、側面図(B)、正
面図(C)、及び側面図(B)におけるY-Y矢視断面図(D)で
ある。
【符号の説明】
1,1a〜1d…プリント基板、2,2a,2b,2',2a,2b…保持ラッ
ク、3a,3b…掛止用フック、4a,4b…接続アーム、5a〜5d
…導電性ブラケット、21,21'…二重板部、22…開角部、
23…保持ラックの上部側の一定区間、31…貫通孔、32…
外側板、33…隙間空間、34…連通孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺帯板材を長手方向に沿った各折線で
    順次折曲させて、横断面がT字状の二重板部とその「T」
    字の最下端に相当する部分から2枚の板を鋭角状に二股
    分岐させた開角部とからなるように構成した長尺状の機
    構要素であり、2本が一対となってめっき用治具に組み
    込まれ、各開角部でプリント基板の両側部を挾持し、そ
    の挾持状態でプリント基板をめっき浴槽内に浸漬させて
    移動せしめられるプリント基板めっき用の保持ラックに
    おいて、前記二重板部における「T」字の垂直部分に相当
    する中間位置に、長手方向に沿って多数の貫通孔を穿設
    したことを特徴とするプリント基板のめっき用保持ラッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記二重板部における「T」字の水平部分
    に相当する外側板に、その「T」字の水平部分と垂直部分
    との連続部内に構成される隙間空間へ連通する孔を、長
    手方向に沿って多数穿設した請求項1のプリント基板の
    めっき用保持ラック。
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