JPH09232745A - 半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法 - Google Patents
半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法Info
- Publication number
- JPH09232745A JPH09232745A JP3811296A JP3811296A JPH09232745A JP H09232745 A JPH09232745 A JP H09232745A JP 3811296 A JP3811296 A JP 3811296A JP 3811296 A JP3811296 A JP 3811296A JP H09232745 A JPH09232745 A JP H09232745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor package
- package device
- lead
- pressing member
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3421—Leaded components
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3494—Heating methods for reflowing of solder
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リードと電極パッドとをはんだ付けする際
に、実装用基板に熱ダメージを与えず、かつ適切な温度
管理の下で均一なはんだ付けを行える半導体パッケージ
装置を提供することを目的とする。 【手段】 TCP1(半導体パッケージ装置)を上記実
装用基板2に実装する装置であって、上記TCP1の複
数のアウタリード3…をはんだ材を介して上記基板1の
電極パッド4に押さえ付けるリード押さえ6と、レーザ
光Lを発振するレーザ発振器9と、リード押さえ6にレ
ーザ光Lを導光すると共にこのレーザ押さえ6にレーザ
光Lを照射した状態でこのレーザ光Lを上記複数のアウ
タリード3を横切る方向に左右に走査することでこのリ
ード押さえ6を昇温させこのリード押さえ6を介して上
記アウタリード3を加熱しこのアウタリード3と上記電
極パッド4とのはんだ付けを行うガルバノスキャナミラ
ー機構10とを有する。
に、実装用基板に熱ダメージを与えず、かつ適切な温度
管理の下で均一なはんだ付けを行える半導体パッケージ
装置を提供することを目的とする。 【手段】 TCP1(半導体パッケージ装置)を上記実
装用基板2に実装する装置であって、上記TCP1の複
数のアウタリード3…をはんだ材を介して上記基板1の
電極パッド4に押さえ付けるリード押さえ6と、レーザ
光Lを発振するレーザ発振器9と、リード押さえ6にレ
ーザ光Lを導光すると共にこのレーザ押さえ6にレーザ
光Lを照射した状態でこのレーザ光Lを上記複数のアウ
タリード3を横切る方向に左右に走査することでこのリ
ード押さえ6を昇温させこのリード押さえ6を介して上
記アウタリード3を加熱しこのアウタリード3と上記電
極パッド4とのはんだ付けを行うガルバノスキャナミラ
ー機構10とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体パッケー
ジ装置(例えばテープキャリアパッケージ)のアウタリ
ードを実装用基板に形成された電極パッドに接合するこ
とで、この半導体パッケージ装置を実装用基板上に実装
する半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法に関
するものである。
ジ装置(例えばテープキャリアパッケージ)のアウタリ
ードを実装用基板に形成された電極パッドに接合するこ
とで、この半導体パッケージ装置を実装用基板上に実装
する半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のアウタリードを有する半導体パッ
ケージ装置として、例えばテープキャリアパッケージ装
置(以下「TCP」という)がある。このTCPを実装
用基板へ表面実装する場合には、このTCPのアウタリ
ードを実装用基板に形成された電極パッドにはんだ付け
する必要がある。
ケージ装置として、例えばテープキャリアパッケージ装
置(以下「TCP」という)がある。このTCPを実装
用基板へ表面実装する場合には、このTCPのアウタリ
ードを実装用基板に形成された電極パッドにはんだ付け
する必要がある。
【0003】このはんだ付けには、通常、熱圧着方法が
採られる。この方法は、ヒータの内蔵された圧着用ツー
ル若しくは通電により抵抗発熱する圧着用ツールを用
い、上記アウタリードを予めはんだ材が供給されてなる
電極パッドに加熱しつつ押し付けるものである。
採られる。この方法は、ヒータの内蔵された圧着用ツー
ル若しくは通電により抵抗発熱する圧着用ツールを用
い、上記アウタリードを予めはんだ材が供給されてなる
電極パッドに加熱しつつ押し付けるものである。
【0004】これに対して、近年、レーザ光を用いて上
記はんだ付けを行ういわゆるレーザはんだ付け方法が考
案されている。このレーザはんだ付け方法は、レーザ光
を上記アウタリードに集光させることでこのアウタリー
ドを加熱し、前記はんだ付けを行うものである。
記はんだ付けを行ういわゆるレーザはんだ付け方法が考
案されている。このレーザはんだ付け方法は、レーザ光
を上記アウタリードに集光させることでこのアウタリー
ドを加熱し、前記はんだ付けを行うものである。
【0005】このレーザはんだ付け方法では、前記レー
ザ光を上記複数のアウタリードを横切る方向に走査する
ことで、全てのアウタリードを加熱し、順にはんだ付け
を行っていく。
ザ光を上記複数のアウタリードを横切る方向に走査する
ことで、全てのアウタリードを加熱し、順にはんだ付け
を行っていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のレーザはんだ付け方法には、以下に説明する解決す
べき課題がある。すなわち、従来のレーザ光の照射方法
では、前述したように、レーザ光をアウタリードを横切
る方向に走査することで全てのアウタリードを加熱する
ようにしているため、隣り合うアウタリード間に位置す
る実装用基板の表面にもレーザ光が当たることとなる。
このため、実装用基板に熱ダメージによる破損が生じる
おそれがあった。
来のレーザはんだ付け方法には、以下に説明する解決す
べき課題がある。すなわち、従来のレーザ光の照射方法
では、前述したように、レーザ光をアウタリードを横切
る方向に走査することで全てのアウタリードを加熱する
ようにしているため、隣り合うアウタリード間に位置す
る実装用基板の表面にもレーザ光が当たることとなる。
このため、実装用基板に熱ダメージによる破損が生じる
おそれがあった。
【0007】また、上記レーザ光は、上記アウタリード
の一部に対して局部的に照射されることとなるため、ア
ウタリードに加熱むらが生じ、均一なはんだ付けが行え
ない可能性がある。さらに、このレーザはんだ付け方法
では、接合箇所(はんだ付け部分)の温度管理が基板材
質の種類、アウタリードのメッキ処理等に左右されてし
まうため、温度管理が困難であるということがある。従
って、接合不良が生じたり、はんだブリッジが生じるお
それがあった。
の一部に対して局部的に照射されることとなるため、ア
ウタリードに加熱むらが生じ、均一なはんだ付けが行え
ない可能性がある。さらに、このレーザはんだ付け方法
では、接合箇所(はんだ付け部分)の温度管理が基板材
質の種類、アウタリードのメッキ処理等に左右されてし
まうため、温度管理が困難であるということがある。従
って、接合不良が生じたり、はんだブリッジが生じるお
それがあった。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、半導体パッケージ装置のリードと実装用基
板の電極とをはんだ付けする際に、実装用基板に熱ダメ
ージを与えず、かつ適切な温度管理が行え均一なはんだ
付けを行える半導体パッケージ装置の実装装置及びその
方法を提供することを目的とするものである。
れたもので、半導体パッケージ装置のリードと実装用基
板の電極とをはんだ付けする際に、実装用基板に熱ダメ
ージを与えず、かつ適切な温度管理が行え均一なはんだ
付けを行える半導体パッケージ装置の実装装置及びその
方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、基板に形成された電極パッドに半導体パッケージ装
置の複数のリードをはんだ付けにより接合することによ
り、この半導体パッケージを上記基板に実装する半導体
パッケージ装置の実装装置において、上記複数のリード
をはんだ材を介して上記電極パッドに押さえ付けるリー
ド押さえ部材と、このリード押さえ部材にレーザ光を照
射することでこのリード押さえ部材を昇温させ、このリ
ード押さえ部材を介して上記リードを加熱し、このリー
ドと上記電極パッドのはんだ付けを行うレーザ照射手段
とを有することを特徴とする半導体パッケージ装置の実
装装置である。
は、基板に形成された電極パッドに半導体パッケージ装
置の複数のリードをはんだ付けにより接合することによ
り、この半導体パッケージを上記基板に実装する半導体
パッケージ装置の実装装置において、上記複数のリード
をはんだ材を介して上記電極パッドに押さえ付けるリー
ド押さえ部材と、このリード押さえ部材にレーザ光を照
射することでこのリード押さえ部材を昇温させ、このリ
ード押さえ部材を介して上記リードを加熱し、このリー
ドと上記電極パッドのはんだ付けを行うレーザ照射手段
とを有することを特徴とする半導体パッケージ装置の実
装装置である。
【0010】第2の手段は、第1の手段の半導体パッケ
ージ装置の実装装置において、上記リード押さえ部材
は、複数のリードを押さえる押さえ部を有し、上記レー
ザ照射手段は、上記リード押さえ部材にレーザ光を照射
した状態で、このレーザ光を上記複数のリードを横切る
方向に走査する走査手段を有することを特徴とする半導
体パッケージ装置の実装装置である。
ージ装置の実装装置において、上記リード押さえ部材
は、複数のリードを押さえる押さえ部を有し、上記レー
ザ照射手段は、上記リード押さえ部材にレーザ光を照射
した状態で、このレーザ光を上記複数のリードを横切る
方向に走査する走査手段を有することを特徴とする半導
体パッケージ装置の実装装置である。
【0011】第3の手段は、第1の手段の半導体パッケ
ージ装置の実装装置において、上記リード押さえ部材の
温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段の検
出に基づいて上記レーザ照射手段を制御し、上記リード
押さえ部材を所定の温度に制御する制御部とを有するこ
とを特徴とする半導体パッケージ装置の実装装置であ
る。
ージ装置の実装装置において、上記リード押さえ部材の
温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段の検
出に基づいて上記レーザ照射手段を制御し、上記リード
押さえ部材を所定の温度に制御する制御部とを有するこ
とを特徴とする半導体パッケージ装置の実装装置であ
る。
【0012】第4の手段は、基板に形成された電極パッ
ドに半導体パッケージ装置のリードをはんだ付けにより
接合することにより、この半導体パッケージ装置を上記
基板に実装する半導体パッケージ装置の実装方法におい
て、このリード押さえ部材で、半導体パッケージ装置の
リードを上記電極パッドに押さえ付ける工程と、上記リ
ード押さえ部材にレーザ光を照射してこのリード押さえ
部材を昇温させ、このリード押さえ部材を加熱し、はん
だ付けを行う工程とを有することを特徴とする半導体パ
ッケージ装置の実装方法である。
ドに半導体パッケージ装置のリードをはんだ付けにより
接合することにより、この半導体パッケージ装置を上記
基板に実装する半導体パッケージ装置の実装方法におい
て、このリード押さえ部材で、半導体パッケージ装置の
リードを上記電極パッドに押さえ付ける工程と、上記リ
ード押さえ部材にレーザ光を照射してこのリード押さえ
部材を昇温させ、このリード押さえ部材を加熱し、はん
だ付けを行う工程とを有することを特徴とする半導体パ
ッケージ装置の実装方法である。
【0013】第5の手段は、第4の手段の半導体パッケ
ージ装置の実装方法において、上記リード押さえ部材で
上記半導体パッケージ装置のリードを上記電極パッドに
押さえ付ける前に、このリード押さえ部材にレーザ光を
照射して、このリード押さえ部材をはんだ溶融温度以下
の温度に予熱する工程を有することを特徴とする半導体
パッケージ装置の実装方法である。
ージ装置の実装方法において、上記リード押さえ部材で
上記半導体パッケージ装置のリードを上記電極パッドに
押さえ付ける前に、このリード押さえ部材にレーザ光を
照射して、このリード押さえ部材をはんだ溶融温度以下
の温度に予熱する工程を有することを特徴とする半導体
パッケージ装置の実装方法である。
【0014】第6の手段は、第4の手段の半導体パッケ
ージ装置の実装方法において、上記はんだ付けを行う工
程は、上記リード押さえ部材の温度を検出し、この温度
を所定の温度に制御しながら上記はんだ付けを行う工程
を含むことを特徴とする半導体パッケージ装置の実装方
法である。
ージ装置の実装方法において、上記はんだ付けを行う工
程は、上記リード押さえ部材の温度を検出し、この温度
を所定の温度に制御しながら上記はんだ付けを行う工程
を含むことを特徴とする半導体パッケージ装置の実装方
法である。
【0015】第1の手段によれば、レーザはんだ付け方
法において、レーザ光を直接リードに照射するのではな
く、このレーザ光をリード押さえで遮ることでこのリー
ド押さえを昇温させ、このリード押さえの温度で上記リ
ードを加熱することができる。
法において、レーザ光を直接リードに照射するのではな
く、このレーザ光をリード押さえで遮ることでこのリー
ド押さえを昇温させ、このリード押さえの温度で上記リ
ードを加熱することができる。
【0016】第2の手段によれば、上記リード押さえ部
材へのレーザ光の照射位置をリードを横切る方向に何度
も往復させることができ、このことによって上記リード
押さえ部材の温度を略均一化することができる。従っ
て、上記リードを均一に加熱することができると共に、
複数のリードを同時に加熱することができる。
材へのレーザ光の照射位置をリードを横切る方向に何度
も往復させることができ、このことによって上記リード
押さえ部材の温度を略均一化することができる。従っ
て、上記リードを均一に加熱することができると共に、
複数のリードを同時に加熱することができる。
【0017】第3の手段によれば、はんだ接合部の温度
を監視することができ、これに基づいて上記温度を制御
することができる。第4の手段によれば、第1の手段の
場合と同様に、レーザ光を直接リードに照射するのでは
なく、このレーザ光をリード押さえで遮ることでこのリ
ード押さえを昇温させ、このリード押さえの温度で上記
リードを加熱することができる。
を監視することができ、これに基づいて上記温度を制御
することができる。第4の手段によれば、第1の手段の
場合と同様に、レーザ光を直接リードに照射するのでは
なく、このレーザ光をリード押さえで遮ることでこのリ
ード押さえを昇温させ、このリード押さえの温度で上記
リードを加熱することができる。
【0018】第5の手段によれば、リード押さえ部材で
リードを押さえる前に、このリード押さえ部材を予熱し
ておくことができる。第6の手段によれば、はんだ接合
部の温度を監視しつつ、はんだ付けを行うことができ
る。
リードを押さえる前に、このリード押さえ部材を予熱し
ておくことができる。第6の手段によれば、はんだ接合
部の温度を監視しつつ、はんだ付けを行うことができ
る。
【0019】
【実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図面を参
照して説明する。図1(a)は、半導体パッケージ装置
の実装装置を示す概略構成図であり、この図は、半導体
パッケージ装置としてのTCP1が実装用基板2(例え
ばプリント配線基板)に対して位置決め保持されている
状態を示すものである。すなわち、このTCP1は、4
方向に延出されてなる多数のアウタリード3…を有し、
各アウタリード3…は、上記実装用基板2の表面に形成
された配線パターンの各電極パッド4…に対向位置決め
されている。
照して説明する。図1(a)は、半導体パッケージ装置
の実装装置を示す概略構成図であり、この図は、半導体
パッケージ装置としてのTCP1が実装用基板2(例え
ばプリント配線基板)に対して位置決め保持されている
状態を示すものである。すなわち、このTCP1は、4
方向に延出されてなる多数のアウタリード3…を有し、
各アウタリード3…は、上記実装用基板2の表面に形成
された配線パターンの各電極パッド4…に対向位置決め
されている。
【0020】この装置は、上記TCP1を吸着保持する
ための吸着ノズル5と、上記TCP1のアウタリード3
を押さえるためのアウタリード押さえ6と、アウタリー
ド押さえ6にレーザ光Lを照射し、上記アウタリード3
を上記電極パッド4にはんだ付けするレーザ光照射手段
7とを有する。
ための吸着ノズル5と、上記TCP1のアウタリード3
を押さえるためのアウタリード押さえ6と、アウタリー
ド押さえ6にレーザ光Lを照射し、上記アウタリード3
を上記電極パッド4にはんだ付けするレーザ光照射手段
7とを有する。
【0021】このレーザ光照射手段7は、レーザ発振器
9と、発振されたレーザ光Lを前記アウタリード押さえ
6の上面に導光しかつ走査するためのガルバノスキャナ
ミラー機構10とからなる。
9と、発振されたレーザ光Lを前記アウタリード押さえ
6の上面に導光しかつ走査するためのガルバノスキャナ
ミラー機構10とからなる。
【0022】前記アウタリード押さえ6は、この図及び
図2に示すように、水平部6aと垂直部6bとからなる
L字状の部品であり、図2に示すように、上記アウタリ
ード3が4方向に延出されている場合には、これに対応
して4つ備えられる。そして、このアウタリード押さえ
6は、図3に示すように、上記水平部6aの下面で、同
方向に延出された全てのアウタリード3を前記実装用基
板2の電極パッド4に押さえつけるように構成されてい
る。
図2に示すように、水平部6aと垂直部6bとからなる
L字状の部品であり、図2に示すように、上記アウタリ
ード3が4方向に延出されている場合には、これに対応
して4つ備えられる。そして、このアウタリード押さえ
6は、図3に示すように、上記水平部6aの下面で、同
方向に延出された全てのアウタリード3を前記実装用基
板2の電極パッド4に押さえつけるように構成されてい
る。
【0023】また、この水平部6aの上面は、この図に
示すように、レーザ光照射手段7からのレーザ光Lを受
ける受光面となっている。すなわち、前記レーザ発振器
9から発振されたレーザ光Lは、上記ガルバノスキャナ
ミラー機構10のミラー10aに反射し、所定のスポッ
ト径に絞られた状態で上記水平部6aの上面に照射され
る。そして、このガルバノスキャナミラー機構10が上
記ミラー10aを揺動駆動することで、上記レーザ光L
は一定の周期で左右に振られ、図に点線で示すように同
方向に延出された複数のアウタリード3を横切る方向に
走査される。このことで上記アウタリード押さえ6は昇
温し、間接的に上記アウタリード3を加熱するようにな
っている。
示すように、レーザ光照射手段7からのレーザ光Lを受
ける受光面となっている。すなわち、前記レーザ発振器
9から発振されたレーザ光Lは、上記ガルバノスキャナ
ミラー機構10のミラー10aに反射し、所定のスポッ
ト径に絞られた状態で上記水平部6aの上面に照射され
る。そして、このガルバノスキャナミラー機構10が上
記ミラー10aを揺動駆動することで、上記レーザ光L
は一定の周期で左右に振られ、図に点線で示すように同
方向に延出された複数のアウタリード3を横切る方向に
走査される。このことで上記アウタリード押さえ6は昇
温し、間接的に上記アウタリード3を加熱するようにな
っている。
【0024】なお、上記アウタリード押さえ6の水平部
6aの上面は、レーザ光Lのエネルギを有効に吸収でき
るように黒色に塗られているか、あるいは、レーザ光L
を効率良く吸収するコーティングが被膜されていること
が好ましい。
6aの上面は、レーザ光Lのエネルギを有効に吸収でき
るように黒色に塗られているか、あるいは、レーザ光L
を効率良く吸収するコーティングが被膜されていること
が好ましい。
【0025】次に、このアウタリード押さえ6の温度制
御手段について説明する。先ず、このアウタリード押さ
え6には、図2に示すように、上記垂直部6bの下端部
に第1〜第3の熱電対12〜14がほぼ等間隔で埋設さ
れ、この熱電対12〜14は、温度検出器15に接続さ
れている。図4(a)は、このアウタリード押さえ6を
示す正面図である。この図において、第1の熱電対12
と第3の熱電対14の距離hは、押さえ付ける複数のア
ウタリード3…の延出幅よりも大きく設定されている。
すなわち、このアウタリード押さえ6は、上記水平部6
aの、上記第1の熱電対12と第3の熱電対14の間に
位置する部位の下面で上記複数のアウタリード3を押さ
えるように構成されている。
御手段について説明する。先ず、このアウタリード押さ
え6には、図2に示すように、上記垂直部6bの下端部
に第1〜第3の熱電対12〜14がほぼ等間隔で埋設さ
れ、この熱電対12〜14は、温度検出器15に接続さ
れている。図4(a)は、このアウタリード押さえ6を
示す正面図である。この図において、第1の熱電対12
と第3の熱電対14の距離hは、押さえ付ける複数のア
ウタリード3…の延出幅よりも大きく設定されている。
すなわち、このアウタリード押さえ6は、上記水平部6
aの、上記第1の熱電対12と第3の熱電対14の間に
位置する部位の下面で上記複数のアウタリード3を押さ
えるように構成されている。
【0026】次に、上記熱電対12〜14の配設位置と
上記ガルバノスキャナミラー機構10によるレーザ光L
の走査範囲(走査幅)との関係を、図4(b)、(c)
を用いて説明する。
上記ガルバノスキャナミラー機構10によるレーザ光L
の走査範囲(走査幅)との関係を、図4(b)、(c)
を用いて説明する。
【0027】今、前記レーザ光Lを上記アウタリード押
さえ6の水平部6aの上面にスポット的に照射すると、
照射された位置の温度分布は図4(b)に実線で示すよ
うに照射された位置を頂点とする山形になり、上記走査
動作により上記レーザ光Lの照射位置を図に矢印で示す
ように移動させ、所定の周期で左右に振ると、上記アウ
タリード押さえ6の温度分布は図4(c)に示すように
なる。このとき、上記レーザ光Lの照射位置は上記水平
部6aの両端部で折り返すことになるため、この両端部
に対する照射時間が最も長くなり温度も高くなるが、こ
の間の部位では温度分布は略平均化する。
さえ6の水平部6aの上面にスポット的に照射すると、
照射された位置の温度分布は図4(b)に実線で示すよ
うに照射された位置を頂点とする山形になり、上記走査
動作により上記レーザ光Lの照射位置を図に矢印で示す
ように移動させ、所定の周期で左右に振ると、上記アウ
タリード押さえ6の温度分布は図4(c)に示すように
なる。このとき、上記レーザ光Lの照射位置は上記水平
部6aの両端部で折り返すことになるため、この両端部
に対する照射時間が最も長くなり温度も高くなるが、こ
の間の部位では温度分布は略平均化する。
【0028】上記第1〜第3の熱電対12〜14は、こ
の図に示すように、この温度分布が平均化する部分に設
けられている。従って、上記アウタリード3は、この温
度分布が平均化した部位で押さえられるようになってい
る。
の図に示すように、この温度分布が平均化する部分に設
けられている。従って、上記アウタリード3は、この温
度分布が平均化した部位で押さえられるようになってい
る。
【0029】この第1〜第3の熱電対12〜14で検出
されたアウタリード押さえ6の温度は、上記温度検出器
15で検出され、この検出結果は図1に16で示す制御
部を介して上記レーザ発振器9の出力制御にフィードバ
ックされるようになっている。このような制御により、
上記アウタリード押さえ6の温度は所定のはんだ溶融温
度に制御されるようになっている。なお、この実施形態
では、同図に示すように約330℃(共晶はんだ:融点
183℃の場合)に制御されるようになっている。
されたアウタリード押さえ6の温度は、上記温度検出器
15で検出され、この検出結果は図1に16で示す制御
部を介して上記レーザ発振器9の出力制御にフィードバ
ックされるようになっている。このような制御により、
上記アウタリード押さえ6の温度は所定のはんだ溶融温
度に制御されるようになっている。なお、この実施形態
では、同図に示すように約330℃(共晶はんだ:融点
183℃の場合)に制御されるようになっている。
【0030】次に、図1を参照して、この装置による実
装方法を説明する。今、図1(a)において、上記TC
P1は、吸着ノズル5により一定の高さに保持されてい
る。この吸着ノズル5と上記アウタリード押さえ6は、
図に17で示す吸着ノズル・アウタリード押さえ駆動機
構に保持されており、Z方向に連動して駆動されるよう
になっている。
装方法を説明する。今、図1(a)において、上記TC
P1は、吸着ノズル5により一定の高さに保持されてい
る。この吸着ノズル5と上記アウタリード押さえ6は、
図に17で示す吸着ノズル・アウタリード押さえ駆動機
構に保持されており、Z方向に連動して駆動されるよう
になっている。
【0031】具体的な機構としては、通常考え得る種々
の機構を採用しうるが、この実施形態では、例えば、上
記吸着ノズル5とアウタリード押さえ6とをZスライダ
で連結しておくと共に、上記アウタリード押さえ6をス
プリングを介して保持しておくことによって、上記吸着
ノズル5が停止した後でも、上記アウタリード押さえ6
が下降を続け上記アウタリード3を押さえるような構成
を採るものとする。
の機構を採用しうるが、この実施形態では、例えば、上
記吸着ノズル5とアウタリード押さえ6とをZスライダ
で連結しておくと共に、上記アウタリード押さえ6をス
プリングを介して保持しておくことによって、上記吸着
ノズル5が停止した後でも、上記アウタリード押さえ6
が下降を続け上記アウタリード3を押さえるような構成
を採るものとする。
【0032】先ず、上記吸着ノズル・アウタリード押さ
え駆動機構17は、上記吸着ノズル5及びアウタリード
押さえ6をXY方向(水平方向)に駆動し、この図に示
すように上記TCP1のアウタリード3を上記実装用基
板2に設けられた電極パッド4に対向位置決めする。
え駆動機構17は、上記吸着ノズル5及びアウタリード
押さえ6をXY方向(水平方向)に駆動し、この図に示
すように上記TCP1のアウタリード3を上記実装用基
板2に設けられた電極パッド4に対向位置決めする。
【0033】ついで、上記駆動機構17が作動し、上記
吸着ノズル5と上記アウタリード押さえ6とを下降駆動
する。そして、図1(b)に示すように上記アウタリー
ド3が上記電極パッド4に当接したならば、上記吸着ノ
ズル5の下降は停止する。一方、上記アウタリード押さ
え6は下降を続け、図1(c)に示すように上記アウタ
リード3を上記電極パッド4に押さえつける。前記図3
は、この状態を示すものである。
吸着ノズル5と上記アウタリード押さえ6とを下降駆動
する。そして、図1(b)に示すように上記アウタリー
ド3が上記電極パッド4に当接したならば、上記吸着ノ
ズル5の下降は停止する。一方、上記アウタリード押さ
え6は下降を続け、図1(c)に示すように上記アウタ
リード3を上記電極パッド4に押さえつける。前記図3
は、この状態を示すものである。
【0034】次に、上記レーザ発振器9及び上記ガルバ
ノスキャナミラー機構10が作動し、上記レーザ光Lを
上記アウタリード押さえ6に照射すると共に、前述した
ように上記レーザ光Lを走査する。そして、このとき、
上記制御部16は上記アウタリード押さえ6の温度を上
記第1〜第3の熱電対12〜14を用いて監視し、この
アウタリード押さえ6の水平部6aの温度を約330℃
になるように上記レーザ発振器9の出力を制御する。
ノスキャナミラー機構10が作動し、上記レーザ光Lを
上記アウタリード押さえ6に照射すると共に、前述した
ように上記レーザ光Lを走査する。そして、このとき、
上記制御部16は上記アウタリード押さえ6の温度を上
記第1〜第3の熱電対12〜14を用いて監視し、この
アウタリード押さえ6の水平部6aの温度を約330℃
になるように上記レーザ発振器9の出力を制御する。
【0035】このことで、上記アウタリード押さえ6を
介して上記アウタリード3が加熱され、上記実装用基板
2の電極パッド4にはんだ付けされる。なお、このはん
だ付けに用いるはんだ材は、実装用基板2の電極パッド
4にメッキあるいは塗布等によって供給しておいても良
いし、前記アウタリード3側にメッキすることによって
供給するようにしておいても良い。
介して上記アウタリード3が加熱され、上記実装用基板
2の電極パッド4にはんだ付けされる。なお、このはん
だ付けに用いるはんだ材は、実装用基板2の電極パッド
4にメッキあるいは塗布等によって供給しておいても良
いし、前記アウタリード3側にメッキすることによって
供給するようにしておいても良い。
【0036】上記レーザ光Lの照射及び走査は、他の全
てのアウタリード押さえ6について行われ、4方向に延
出されたアウタリード3が全て電極パッド4にはんだ付
けされる。以上の動作によりはんだ付けは終了し、上記
TCP1は実装用基板2に実装される。
てのアウタリード押さえ6について行われ、4方向に延
出されたアウタリード3が全て電極パッド4にはんだ付
けされる。以上の動作によりはんだ付けは終了し、上記
TCP1は実装用基板2に実装される。
【0037】このような構成によれば、以下に説明する
効果を得ることができる。第1に、この発明によれば、
レーザはんだ付けにおいて、実装用基板2に熱ダメージ
を与えることなくアウタリード3と電極パッド4のはん
だ付けを行える効果がある。
効果を得ることができる。第1に、この発明によれば、
レーザはんだ付けにおいて、実装用基板2に熱ダメージ
を与えることなくアウタリード3と電極パッド4のはん
だ付けを行える効果がある。
【0038】すなわち、従来のレーザはんだ付け方法に
おいては、レーザ光を直接アウタリードに照射し、この
レーザ光をアウタリードを横切る方向に走査することで
全てのアウタリードをはんだ付けしていた。このため、
隣り合うアウタリード間の実装用基板上にもレーザ光が
照射され、この部分に熱ダメージを与えるということが
あった。
おいては、レーザ光を直接アウタリードに照射し、この
レーザ光をアウタリードを横切る方向に走査することで
全てのアウタリードをはんだ付けしていた。このため、
隣り合うアウタリード間の実装用基板上にもレーザ光が
照射され、この部分に熱ダメージを与えるということが
あった。
【0039】しかし、この発明によれば、レーザ光Lを
アウタリード3に直接照射するのではなく、複数のアウ
タリード3を電極パッド4に押さえ付けるアウタリード
押さえ6の表面に上記レーザ光Lを照射・走査し、前記
アウタリード3を間接的に加熱するようにした。
アウタリード3に直接照射するのではなく、複数のアウ
タリード3を電極パッド4に押さえ付けるアウタリード
押さえ6の表面に上記レーザ光Lを照射・走査し、前記
アウタリード3を間接的に加熱するようにした。
【0040】従って、アウタリード3や実装用基板2の
表面にレーザ光Lが直接照射されることがないから、実
装用基板2に熱ダメージを与えることがない。従って、
高出力のレーザ光を用いてはんだ付けを行う場合であっ
ても、安全に行える効果がある。
表面にレーザ光Lが直接照射されることがないから、実
装用基板2に熱ダメージを与えることがない。従って、
高出力のレーザ光を用いてはんだ付けを行う場合であっ
ても、安全に行える効果がある。
【0041】第2に、アウタリード押さえ6の温度を監
視することができ、これによりアウタリードの加熱温度
を制御することができるから、良好なはんだ付けを行え
る効果がある。
視することができ、これによりアウタリードの加熱温度
を制御することができるから、良好なはんだ付けを行え
る効果がある。
【0042】すなわち、従来のレーザはんだ付け方法で
は、接合部(はんだ付け部)の温度を測定することが困
難である一方、接合部の温度は実装用基板の材質やアウ
タリードのメッキ処理等に大きく左右されるため、この
温度の管理や制御が困難であるという問題があった。
は、接合部(はんだ付け部)の温度を測定することが困
難である一方、接合部の温度は実装用基板の材質やアウ
タリードのメッキ処理等に大きく左右されるため、この
温度の管理や制御が困難であるという問題があった。
【0043】しかし、この発明では、レーザはんだ付け
方法でありながら、上記アウタリード押さえ6を介して
間接的にアウタリード3の加熱を行えるようにしたか
ら、このアウタリード押さえ6の温度を熱電対12〜1
4を用いて検出することで接合部の温度を容易に監視す
ることができる。そして、検出された接合部の温度に基
づいて上記レーザ発振器9の出力をフィードバック制御
することで、接合部の温度を所定の温度に保つことがで
きる効果がある。
方法でありながら、上記アウタリード押さえ6を介して
間接的にアウタリード3の加熱を行えるようにしたか
ら、このアウタリード押さえ6の温度を熱電対12〜1
4を用いて検出することで接合部の温度を容易に監視す
ることができる。そして、検出された接合部の温度に基
づいて上記レーザ発振器9の出力をフィードバック制御
することで、接合部の温度を所定の温度に保つことがで
きる効果がある。
【0044】第3に、この発明によれば、レーザはんだ
付けを行う場合において、アウタリード3を略均一に加
熱することができ、良好なはんだ付けを行える効果があ
る。
付けを行う場合において、アウタリード3を略均一に加
熱することができ、良好なはんだ付けを行える効果があ
る。
【0045】すなわち、従来のレーザはんだ付け方法で
は、レーザ光がアウタリードに直接照射されるため、こ
のアウタリードは局部的に加熱されることになる。この
ため、アウタリードに加熱むらが生じて接合不良が発生
するおそれがあった。
は、レーザ光がアウタリードに直接照射されるため、こ
のアウタリードは局部的に加熱されることになる。この
ため、アウタリードに加熱むらが生じて接合不良が発生
するおそれがあった。
【0046】しかし、このはんだ付け装置では、上記ア
ウタリード押さえ6の水平部6aにレーザ光Lを照射す
ると共に、ガルバノスキャナミラー機構10を用いて照
射位置を左右に振ってこのアウタリード押さえ6の温度
を略均一化したので、上記アウタリードを略均一に加熱
することができる。
ウタリード押さえ6の水平部6aにレーザ光Lを照射す
ると共に、ガルバノスキャナミラー機構10を用いて照
射位置を左右に振ってこのアウタリード押さえ6の温度
を略均一化したので、上記アウタリードを略均一に加熱
することができる。
【0047】このことで、接合むらのない良好なはんだ
接合を実現する事ができる効果がある。また、この発明
によれば、上記アウタリード押さえ6の、温度むらの生
じない部位(図4(c)の330℃の部位)、すなわち
上記水平部6aの両端部を除く部位で、上記アウタリー
ド3を押さえるようにしたので、より均一な加熱が行え
る効果がある。
接合を実現する事ができる効果がある。また、この発明
によれば、上記アウタリード押さえ6の、温度むらの生
じない部位(図4(c)の330℃の部位)、すなわち
上記水平部6aの両端部を除く部位で、上記アウタリー
ド3を押さえるようにしたので、より均一な加熱が行え
る効果がある。
【0048】なお、この発明は、上記一実施形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。たとえば、上記一実施形態では、上
記アウタリード押さえ6の垂直部6bは、図5(a)に
示すように平板状であったが、これに限定されるもので
はない。例えば、図5(b)に示すように上記水平部6
aの両端部に接続された柱状の支持部材からなるものや
図5(c)に示すように櫛状に形成されたものであって
も良い。
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。たとえば、上記一実施形態では、上
記アウタリード押さえ6の垂直部6bは、図5(a)に
示すように平板状であったが、これに限定されるもので
はない。例えば、図5(b)に示すように上記水平部6
aの両端部に接続された柱状の支持部材からなるものや
図5(c)に示すように櫛状に形成されたものであって
も良い。
【0049】このような構成によれば、このアウタリー
ド押さえ6の熱容量を小さくすることができるから、上
記レーザ光Lにより加熱された上記水平部6aの熱が上
記垂直部6b側へ放出されることを極力防止することが
できる。
ド押さえ6の熱容量を小さくすることができるから、上
記レーザ光Lにより加熱された上記水平部6aの熱が上
記垂直部6b側へ放出されることを極力防止することが
できる。
【0050】また、上記アウタリード押さえ6は、同図
(d)に示すように、トの字形状のものであっても良
い。このアウタリード押さえ6は、図に6cで示す下端
部で上記アウタリード3を押さえるものであるが、上記
水平部6aに照射されたレーザ光Lによる熱がこの水平
部6aからこの下端部6cに伝導するから、上記アウタ
リードを加熱することができる。
(d)に示すように、トの字形状のものであっても良
い。このアウタリード押さえ6は、図に6cで示す下端
部で上記アウタリード3を押さえるものであるが、上記
水平部6aに照射されたレーザ光Lによる熱がこの水平
部6aからこの下端部6cに伝導するから、上記アウタ
リードを加熱することができる。
【0051】また、同図(e)に示すように、上記垂直
部6bと水平部6a間の角度θが90°以下であっても
良い。このような構成によれば、このコーナ部での多重
反射を期待することができ、レーザ光Lのエネルギを有
効に利用することができる。
部6bと水平部6a間の角度θが90°以下であっても
良い。このような構成によれば、このコーナ部での多重
反射を期待することができ、レーザ光Lのエネルギを有
効に利用することができる。
【0052】さらに、上記一実施形態では上記アウタリ
ード押さえ6でアウタリード3を押さえてから上記レー
ザ光Lを照射するようにしたが、これに限定されるもの
ではない。図1(a)に示す工程において、上記アウタ
リード押さえ6の水平部6aの上面にレーザ光Lを照射
し、このアウタリード押さえ6を予熱するようにしても
良い。
ード押さえ6でアウタリード3を押さえてから上記レー
ザ光Lを照射するようにしたが、これに限定されるもの
ではない。図1(a)に示す工程において、上記アウタ
リード押さえ6の水平部6aの上面にレーザ光Lを照射
し、このアウタリード押さえ6を予熱するようにしても
良い。
【0053】そして、上記予熱されたアウタリード押さ
え6で上記アウタリード3を電極パッド4に押し付けた
ならば、上記レーザ発振器9の出力を高めて上記アウタ
リード押さえ6を所定のはんだ付け温度(330℃)に
昇温させ、はんだ付けを行うようにする。このような構
成によれば、上記アウタリード押さえ6を、より迅速に
所定のはんだ付け温度に昇温させることができる効果が
ある。
え6で上記アウタリード3を電極パッド4に押し付けた
ならば、上記レーザ発振器9の出力を高めて上記アウタ
リード押さえ6を所定のはんだ付け温度(330℃)に
昇温させ、はんだ付けを行うようにする。このような構
成によれば、上記アウタリード押さえ6を、より迅速に
所定のはんだ付け温度に昇温させることができる効果が
ある。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、レ
ーザはんだ付け方法において、レーザ光を直接リードに
照射するのではなく、このレーザ光をリード押さえ部材
で遮ることでこのリード押さえ部材を昇温させ、このリ
ード押さえ部材の温度で上記リードを加熱することがで
きるから、レーザ光がリード間の実装用基板の表面に照
射されることを防止でき、この実装用基板に熱ダメージ
が生じることを有効に防止できる。
ーザはんだ付け方法において、レーザ光を直接リードに
照射するのではなく、このレーザ光をリード押さえ部材
で遮ることでこのリード押さえ部材を昇温させ、このリ
ード押さえ部材の温度で上記リードを加熱することがで
きるから、レーザ光がリード間の実装用基板の表面に照
射されることを防止でき、この実装用基板に熱ダメージ
が生じることを有効に防止できる。
【0055】請求項2に記載された発明によれば、上記
リード押さえ部材へのレーザ光の照射位置をリードを横
切る方向に何度も往復させることができ、このことによ
って上記リード押さえ部材の温度を略均一化することが
できる。従って、上記リードを均一に加熱することがで
きると共に、複数のリードを同時に加熱することができ
る。従って、良好なはんだ付けを行える効果がある。
リード押さえ部材へのレーザ光の照射位置をリードを横
切る方向に何度も往復させることができ、このことによ
って上記リード押さえ部材の温度を略均一化することが
できる。従って、上記リードを均一に加熱することがで
きると共に、複数のリードを同時に加熱することができ
る。従って、良好なはんだ付けを行える効果がある。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、はんだ接
合部の温度を監視することができ、これに基づいて上記
温度を制御することができる。このことにより、従来の
レーザはんだ付け方法で困難だった接合部の温度の管理
及び制御が容易に行える効果がある。
合部の温度を監視することができ、これに基づいて上記
温度を制御することができる。このことにより、従来の
レーザはんだ付け方法で困難だった接合部の温度の管理
及び制御が容易に行える効果がある。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を得ることができる。請求項
5に記載の発明によれば、リード押さえ部材でリードを
押さえる前に、このリード押さえ部材を予熱しておくこ
とができ、はんだ付けをより迅速に行うことができる効
果がある。
に記載の発明と同様の効果を得ることができる。請求項
5に記載の発明によれば、リード押さえ部材でリードを
押さえる前に、このリード押さえ部材を予熱しておくこ
とができ、はんだ付けをより迅速に行うことができる効
果がある。
【0058】請求項6に記載の発明によれば、はんだ接
合部の温度を監視しつつ、はんだ付けを行うことができ
るから、従来困難だった接合部の温度管理及び温度制御
が容易に行える効果がある。
合部の温度を監視しつつ、はんだ付けを行うことができ
るから、従来困難だった接合部の温度管理及び温度制御
が容易に行える効果がある。
【図1】この発明の一実施形態を示す概略構成図及び工
程図。
程図。
【図2】同じく、斜視図。
【図3】同じく、斜視図。
【図4】同じく、アウタリード押さえの温度分布を示す
概略図
概略図
【図5】同じく、アウタリード押さえの他の実施形態を
示す斜視図。
示す斜視図。
1…テープキャリアパッケージ(半導体パッケージ装
置)、2…実装用基板(基板)、3…アウタリード(リ
ード)、4…電極パッド、6…アウタリード押さえ(リ
ード押さえ部材)、7…レーザ照射手段、9…レーザ発
振器、10…ガルバノスキャナミラー機構(走査手
段)、16…制御部、L…レーザ光。
置)、2…実装用基板(基板)、3…アウタリード(リ
ード)、4…電極パッド、6…アウタリード押さえ(リ
ード押さえ部材)、7…レーザ照射手段、9…レーザ発
振器、10…ガルバノスキャナミラー機構(走査手
段)、16…制御部、L…レーザ光。
Claims (6)
- 【請求項1】 基板に形成された電極パッドに半導体パ
ッケージ装置の複数のリードをはんだ付けにより接合す
ることにより、この半導体パッケージ装置を上記基板に
実装する半導体パッケージ装置の実装装置において、 上記複数のリードをはんだ材を介して上記電極パッドに
押さえ付けるリード押さえ部材と、 このリード押さえ部材にレーザ光を照射することでこの
リード押さえ部材を昇温させ、このリード押さえ部材を
介して上記リードを加熱し、このリードと上記電極パッ
ドのはんだ付けを行うレーザ照射手段とを有することを
特徴とする半導体パッケージ装置の実装装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体パッケージ装置の
実装装置において、 上記リード押さえ部材は、 複数のリードを押さえる押さえ部を有し、 上記レーザ照射手段は、 上記リード押さえ部材にレーザ光を照射した状態で、こ
のレーザ光を上記複数のリードを横切る方向に走査する
走査手段を有することを特徴とする半導体パッケージ装
置の実装装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体パッケージ装置の
実装装置において、 上記リード押さえ部材の温度を検出する温度検出手段
と、 この温度検出手段の検出に基づいて上記レーザ照射手段
を制御し、上記リード押さえ部材を所定の温度に制御す
る制御部とを有することを特徴とする半導体パッケージ
装置の実装装置。 - 【請求項4】 基板に形成された電極パッドに半導体パ
ッケージ装置のリードをはんだ付けにより接合すること
により、この半導体パッケージ装置を上記基板に実装す
る半導体パッケージ装置の実装方法において、 このリード押さえ部材で、半導体パッケージ装置のリー
ドを上記電極パッドに押さえ付ける工程と、 上記リード押さえ部材にレーザ光を照射してこのリード
押さえ部材を昇温させ、このリード押さえ部材を加熱
し、はんだ付けを行う工程とを有することを特徴とする
半導体パッケージ装置の実装方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体パッケージ装置の
実装方法において、 上記リード押さえ部材で上記半導体パッケージ装置のリ
ードを上記電極パッドに押さえ付ける前に、このリード
押さえ部材にレーザ光を照射して、このリード押さえ部
材をはんだ溶融温度以下の温度に予熱する工程を有する
ことを特徴とする半導体パッケージ装置の実装方法。 - 【請求項6】 請求項4記載の半導体パッケージ装置の
実装方法において、 上記はんだ付けを行う工程は、 上記リード押さえ部材の温度を検出し、この温度を所定
の温度に制御しながら上記はんだ付けを行う工程を含む
ことを特徴とする半導体パッケージ装置の実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3811296A JPH09232745A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3811296A JPH09232745A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232745A true JPH09232745A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12516400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3811296A Pending JPH09232745A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09232745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0899437A2 (en) | 1997-08-28 | 1999-03-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Abnormality determining method for variable capacity type turbocharger |
JP2011211073A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Fujitsu Ltd | 電子部品のリペア装置、リペア方法、およびリペア用伝熱キャップ部材 |
WO2018084497A1 (ko) * | 2016-11-01 | 2018-05-11 | (주)디이엔티 | 레이저 본딩장치 및 레이저 본딩방법 |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP3811296A patent/JPH09232745A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0899437A2 (en) | 1997-08-28 | 1999-03-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Abnormality determining method for variable capacity type turbocharger |
JP2011211073A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Fujitsu Ltd | 電子部品のリペア装置、リペア方法、およびリペア用伝熱キャップ部材 |
WO2018084497A1 (ko) * | 2016-11-01 | 2018-05-11 | (주)디이엔티 | 레이저 본딩장치 및 레이저 본딩방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101187940B1 (ko) | 전자 부품의 리페어 장치, 리페어 방법, 및 리페어용 열전달 캡 부재 | |
US6441339B1 (en) | Apparatus for manufacturing circuit modules | |
CN111992833B (zh) | 一种预置锡的激光锡焊方法 | |
US6797926B2 (en) | Apparatus and method for bonding electronic component, circuit board, and electronic component mounting apparatus | |
CN1791309A (zh) | 焊接方法及焊接装置 | |
JPH09232745A (ja) | 半導体パッケージ装置の実装装置及び実装方法 | |
WO2005030426A2 (en) | System and method for laser welding foils | |
JP2682507B2 (ja) | 自動半田付け用プリヒータ装置 | |
JP4418054B2 (ja) | 電子部品の実装方法 | |
JPH0313944B2 (ja) | ||
JPH02213075A (ja) | リードの接合方法 | |
JPH0951162A (ja) | 電子部品搭載装置 | |
JP2004087610A (ja) | 半導体装置の製造方法及びこれに用いられるマウント装置 | |
JPH0744332B2 (ja) | 端子接続方法および装置 | |
US6680457B2 (en) | Reflowing of solder joints | |
JP2672633B2 (ja) | 光ビームはんだ付け装置 | |
JP2601102B2 (ja) | Ic部品のリード接合方法 | |
JPH09199846A (ja) | 電子部品実装方法および電子部品実装装置 | |
JPH04219943A (ja) | Ic部品の実装方法 | |
CN117161496A (zh) | 复合热源锡焊焊接方法及系统 | |
JPH02310939A (ja) | ワイヤーボンディング方法 | |
JP2786146B2 (ja) | はんだ付け方法および装置 | |
JPS63232438A (ja) | ワイヤボンデイング方法 | |
JP2003060338A (ja) | 半導体部品実装装置およびその半導体部品実装方法 | |
JP3979383B2 (ja) | はんだ付け方法及び装置と回路基板の製造方法 |