JPH09232441A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH09232441A JPH09232441A JP8035858A JP3585896A JPH09232441A JP H09232441 A JPH09232441 A JP H09232441A JP 8035858 A JP8035858 A JP 8035858A JP 3585896 A JP3585896 A JP 3585896A JP H09232441 A JPH09232441 A JP H09232441A
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- JP
- Japan
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- region
- conductivity type
- buried
- transistor
- epitaxial layer
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、NPNトランジスタとPN
Pトランジスタを組み合わせた半導体装置を製造するに
あたり、縦型PNPトランジスタのコレクタ抵抗を低減
する方法を提供する。 【解決手段】 縦型PNPトランジスタの埋込み領域の
上に1層目のN形エピタキシャル層を成長させた後、縦
型PNPトランジスタのコレクタ領域にP形の第2埋込
み拡散層を形成し、さらに2層目のN形エピタキシャル
層を成長させ、素子分離領域、コレクタ領域、ベース領
域、エミッタ領域を形成することにより、従来よりもコ
レクタ抵抗の低い縦型PNPトランジスタを含む半導体
装置を製造することができる。
Pトランジスタを組み合わせた半導体装置を製造するに
あたり、縦型PNPトランジスタのコレクタ抵抗を低減
する方法を提供する。 【解決手段】 縦型PNPトランジスタの埋込み領域の
上に1層目のN形エピタキシャル層を成長させた後、縦
型PNPトランジスタのコレクタ領域にP形の第2埋込
み拡散層を形成し、さらに2層目のN形エピタキシャル
層を成長させ、素子分離領域、コレクタ領域、ベース領
域、エミッタ領域を形成することにより、従来よりもコ
レクタ抵抗の低い縦型PNPトランジスタを含む半導体
装置を製造することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遮断周波数の高いバ
イポーラトランジスタを含む半導体装置の製造方法に関
する。
イポーラトランジスタを含む半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に高性能なアナログ回路は、NPN
トランジスタのみで構成することは困難であるため、N
PNトランジスタとPNPトランジスタを組み合わせて
構成する。従来のラテラルPNPトランジスタは、NP
Nトランジスタに比べて高速化することが難しかった
が、このNPNトランジスタと同じ縦型構造のPNPト
ランジスタの開発により、従来のラテラル型に比べてベ
ース幅を小さくすることが可能となり、ある程度の高速
動作が可能となった。この縦型PNPトランジスタの代
表的な製造方法を図2の工程断面図に従って説明する。
トランジスタのみで構成することは困難であるため、N
PNトランジスタとPNPトランジスタを組み合わせて
構成する。従来のラテラルPNPトランジスタは、NP
Nトランジスタに比べて高速化することが難しかった
が、このNPNトランジスタと同じ縦型構造のPNPト
ランジスタの開発により、従来のラテラル型に比べてベ
ース幅を小さくすることが可能となり、ある程度の高速
動作が可能となった。この縦型PNPトランジスタの代
表的な製造方法を図2の工程断面図に従って説明する。
【0003】図2Aに示すように、P形の基板1に底面
分離用N+埋込み領域2および、素子分離用埋込み領域
3とコレクタ分離用領域4を形成し、さらにN形エピタ
キシャル層5を成長させる。
分離用N+埋込み領域2および、素子分離用埋込み領域
3とコレクタ分離用領域4を形成し、さらにN形エピタ
キシャル層5を成長させる。
【0004】次に図2Bに示すように、P形の素子分離
用拡散領域8とコレクタコンタクト領域9を形成した
後、図2Cに示すように、コレクタコンタクト領域9で
囲まれた領域にベース拡散領域10を形成する。
用拡散領域8とコレクタコンタクト領域9を形成した
後、図2Cに示すように、コレクタコンタクト領域9で
囲まれた領域にベース拡散領域10を形成する。
【0005】最後に図2Dに示すように、ベース拡散領
域10上にP形エミッタ領域11およびN+ 形ベースコ
ンタクト領域12を、また、素子分離領域にトランジス
タ分離用バイアス領域13を形成する。実際のプロセス
ではこの後、コンタクト、AL配線および表面保護膜工
程を経て半導体装置が完成する。
域10上にP形エミッタ領域11およびN+ 形ベースコ
ンタクト領域12を、また、素子分離領域にトランジス
タ分離用バイアス領域13を形成する。実際のプロセス
ではこの後、コンタクト、AL配線および表面保護膜工
程を経て半導体装置が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例を用い
て、NPNトランジスタと縦型PNPトランジスタを組
み合わせた半導体装置を同時に製造しようとする場合、
縦型PNPトランジスタの底面分離用N+埋込み領域2
は、NPNトランジスタのコレクタ抵抗低減のためのN
+埋込み拡散と、また、縦型PNPトランジスタのコレ
クタ埋込み領域4は、両トランジスタ共通の素子分離用
埋込み領域3とそれぞれ同一拡散工程で形成する。その
ため、NPNトランジスタの動作速度を重視して各埋込
み拡散層の不純物濃度を調節すると、縦型PNPトラン
ジスタのコレクタ埋込み領域4の不純物濃度が低下し、
縦型PNPトランジスタのコレクタ直列抵抗が高くなり
飽和領域が広がるため、遮断周波数等のトランジスタの
特性が悪くなる。
て、NPNトランジスタと縦型PNPトランジスタを組
み合わせた半導体装置を同時に製造しようとする場合、
縦型PNPトランジスタの底面分離用N+埋込み領域2
は、NPNトランジスタのコレクタ抵抗低減のためのN
+埋込み拡散と、また、縦型PNPトランジスタのコレ
クタ埋込み領域4は、両トランジスタ共通の素子分離用
埋込み領域3とそれぞれ同一拡散工程で形成する。その
ため、NPNトランジスタの動作速度を重視して各埋込
み拡散層の不純物濃度を調節すると、縦型PNPトラン
ジスタのコレクタ埋込み領域4の不純物濃度が低下し、
縦型PNPトランジスタのコレクタ直列抵抗が高くなり
飽和領域が広がるため、遮断周波数等のトランジスタの
特性が悪くなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エピタキシャ
ル層を2重構造とし、1層目のエピタキシャル層の縦型
PNPトランジスタのコレクタ埋込み層部分にさらにP
形不純物を拡散させることにより、コレクタ抵抗が低
く、動作速度の速い縦型PNPトランジスタをNPNト
ランジスタと同時に形成する製造方法を提供するもので
ある。
ル層を2重構造とし、1層目のエピタキシャル層の縦型
PNPトランジスタのコレクタ埋込み層部分にさらにP
形不純物を拡散させることにより、コレクタ抵抗が低
く、動作速度の速い縦型PNPトランジスタをNPNト
ランジスタと同時に形成する製造方法を提供するもので
ある。
【0008】バイポーラトランジスタにおいて高い遮断
周波数を得る方法の一つとして、コレクタ抵抗とコレク
タ−ベース間接合容量の積を小さくすることがある。そ
こで、本発明により、従来例に比べてコレクタ抵抗を低
くすることで、従来例よりも動作速度が速い縦型PNP
トランジスタを含む半導体装置の製造ができる。
周波数を得る方法の一つとして、コレクタ抵抗とコレク
タ−ベース間接合容量の積を小さくすることがある。そ
こで、本発明により、従来例に比べてコレクタ抵抗を低
くすることで、従来例よりも動作速度が速い縦型PNP
トランジスタを含む半導体装置の製造ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図1の
工程断面図に従って説明する。
工程断面図に従って説明する。
【0010】図1Aに示すように、P形シリコン基板1
に底面分離用のN+ 形埋込み拡散領域2および、P形の
素子分離用埋込み領域3とコレクタ埋込み拡散領域4を
形成した後、N形の第1のエピタキシャル層5を成長さ
せ、さらに、コレクタ埋込み拡散領域4と同じ領域にP
形の第2のコレクタ埋込み拡散領域6を形成する。
に底面分離用のN+ 形埋込み拡散領域2および、P形の
素子分離用埋込み領域3とコレクタ埋込み拡散領域4を
形成した後、N形の第1のエピタキシャル層5を成長さ
せ、さらに、コレクタ埋込み拡散領域4と同じ領域にP
形の第2のコレクタ埋込み拡散領域6を形成する。
【0011】次に図1Bに示すように、N形の第2のエ
ピタキシャル層7を成長させ、その表面からP+形不純
物を拡散させ素子分離領域8とコレクタコンタクト領域
9を形成する。
ピタキシャル層7を成長させ、その表面からP+形不純
物を拡散させ素子分離領域8とコレクタコンタクト領域
9を形成する。
【0012】次に図1Cに示すように、第2のN形エピ
タキシャル層7の第2のコレクタ埋込み拡散領域6とコ
レクタコンタクト領域9で囲まれた領域にN形不純物を
拡散させ、縦型PNPトランジスタのベース領域10を
形成する。
タキシャル層7の第2のコレクタ埋込み拡散領域6とコ
レクタコンタクト領域9で囲まれた領域にN形不純物を
拡散させ、縦型PNPトランジスタのベース領域10を
形成する。
【0013】次に図1Dに示すように、ベース領域10
の中にP+形不純物によりエミッタ領域11を形成し、
最後にN+形のベース,コンタクト領域12とトランジ
スタ分離用端子13を形成して、半導体装置の不純物拡
散工程は完了する。最終的にはこれにコンタクト,AL
配線および表面保護膜工程を経て半導体装置が完成す
る。
の中にP+形不純物によりエミッタ領域11を形成し、
最後にN+形のベース,コンタクト領域12とトランジ
スタ分離用端子13を形成して、半導体装置の不純物拡
散工程は完了する。最終的にはこれにコンタクト,AL
配線および表面保護膜工程を経て半導体装置が完成す
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、NPNト
ランジスタの動作速度を重視した場合においても、縦型
PNPトランジスタのコレクタ埋込み領域を必要な濃度
に調節することが可能となり、コレクタ抵抗の低減が図
れる。
ランジスタの動作速度を重視した場合においても、縦型
PNPトランジスタのコレクタ埋込み領域を必要な濃度
に調節することが可能となり、コレクタ抵抗の低減が図
れる。
【図1】本発明の実施例による縦型PNPトランジスタ
の工程断面図
の工程断面図
【図2】従来例による縦型PNPトランジスタの工程断
面図
面図
1:P形シリコン基板、2:底面分離用領域、3:素子
分離用拡散埋込み領域、4:第1コレクタ埋込み拡散領
域、5:第1N形エピタキシャル層、6:第2コレクタ
埋込み拡散領域、7:第2N形エピタキシャル層、8:
素子分離用拡散領域、9:コレクタコンタクト領域、1
0:ベース領域、11:エミッタ領域、12:ベースコ
ンタクト領域、13:トランジスタ分離用バイアス端
子。
分離用拡散埋込み領域、4:第1コレクタ埋込み拡散領
域、5:第1N形エピタキシャル層、6:第2コレクタ
埋込み拡散領域、7:第2N形エピタキシャル層、8:
素子分離用拡散領域、9:コレクタコンタクト領域、1
0:ベース領域、11:エミッタ領域、12:ベースコ
ンタクト領域、13:トランジスタ分離用バイアス端
子。
Claims (2)
- 【請求項1】 一方導電型の半導体基板上に、他方導電
型の第1の埋込み領域を形成し、前記第1の埋込み領域
にトランジスタのコレクタ埋込み領域となる一方導電型
の第2の埋込み領域と、前記半導体基板上の位置に素子
分離用の一方導電型の第3の埋込み領域とを同時に形成
し、 前記第1、第2、第3の埋込み領域を含む前記半導体基
板上に他方導電型の第1のエピタキシャル層を形成し、
前記第1のエピタキシャル層にトランジスタのコレクタ
となる一方導電型の第4の埋込み領域を形成し、前記第
1から第4の埋込み領域および第1のエピタキシャル層
を含む前記半導体基板上に他方導電型の第2のエピタキ
シャル層を形成し、前記第2のエピタキシャル層の所定
の位置に一方導電型のトランジスタのコレクタコンタク
ト領域と一方導電型の素子分離領域を形成し、前記コレ
クタコンタクト領域を前記第2の埋込み領域に接続し、
前記素子分離領域を前記第3の埋込み領域に接続する工
程と、 前記第2、第4の埋込み領域と前記コレクタコンタクト
領域により囲まれた前記第2のエピタキシャル層に他方
導電型のトランジスタのベース領域を形成する工程と、 前記ベース領域の所定の位置に一方導電型のトランジス
タのエミッタ領域と他方導電型のトランジスタのベース
コンタクト領域を形成する工程と、 前記エピタキシャル層の所定の位置に他方導電型のトラ
ンジスタ分離用バイアス領域を形成する工程とを少なく
とも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、エピタキシャル層を2層以上の多重構造とし、
埋込み層の不純物濃度を調節することを特徴とした半導
体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035858A JPH09232441A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035858A JPH09232441A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232441A true JPH09232441A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12453691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035858A Pending JPH09232441A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09232441A (ja) |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP8035858A patent/JPH09232441A/ja active Pending
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