JPH09232110A - クリック機構付き電子部品 - Google Patents

クリック機構付き電子部品

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JPH09232110A
JPH09232110A JP6207096A JP6207096A JPH09232110A JP H09232110 A JPH09232110 A JP H09232110A JP 6207096 A JP6207096 A JP 6207096A JP 6207096 A JP6207096 A JP 6207096A JP H09232110 A JPH09232110 A JP H09232110A
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信之 廣澤
Toshio Ogawa
敏生 小川
Kenji Yamazaki
健二 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のクリック機構付き電子部品は、クリッ
ク感と回転トルク出しとを1つのバネ部を持つバネ部材
で兼用しておこなっていた。そのために、回転トルクを
大きくするとクリック感を感じるピークの回転トルクも
大きくなって、操作軸を回し難くなるという問題があっ
た。また、回転寿命特性も悪くなっていた。 【解決手段】 クリック感発生用のバネ部7aと、回転
トルク発生用のバネ部7bの2つのバネ部をバネ部材7
を一体化して設けて、それぞれ用途を限定した。そのた
めにバネ部7bの角度bを大きくして回転トルクを大き
くしても、クリック感は変化しないので操作性やフィー
リングもよく、また、回転寿命特性もよくなった。ま
た、必要に応じてバネ部7aの角度aを変化させてクリ
ック感を変化させても、回転トルクは変化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転式のスイッチ
や可変抵抗器および磁気エンコーダ等のクリック機構付
き電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクリック機構付き電子部品とし
て、例えば磁気エンコーダを例に図9〜図13を使って
説明すると、図9は従来の磁気エンコーダの概略図であ
って、筐体1が2つの側板1e、1gによって円筒状に
形成され、後側板1aで蓋閉されている。そして、側板
1gの内側の壁には平坦面1bと凸部1cが形成されて
いる。また、凸部1cは、図12・13で示すように、
前記平坦面1bに隣接して、略半円状の凸部1cが操作
軸2を中心として放射状に形成されている。また、それ
ぞれの凸部1c・1cの間には底面が平坦面1bと同一
平面で形成された谷部1dが形成されている。
【0003】また、筐体1には、金属材料で形成された
操作軸2が回転可能に軸受1fに軸支され、前記筐体1
の中空内部には、前記操作軸2と接着剤等によって一体
化された円盤状の磁性体からなる回転体3と、この回転
体3の外周面と所定ギャップを保って対向するホールI
C4が、筐体1の側板1eに接着剤等により取り付けら
れている。そして、前記操作軸2の回転によって、前記
ホールIC4から出力されるパルス信号に連動して、操
作軸2にクリック感と回転トルクを生じさせるためのバ
ネ部材5が、前記回転体3に取り付けられている。
【0004】前記バネ部材5は弾力性があって追従性の
よい材料、例えばリン青銅等の材料からなり、略平板状
で外形が略円形に形成されている。このバネ部材5は、
図10に示すように、外側がバネ部5aで形成され、内
側はスリット5eを挟んで、前記回転体3に載置して取
り付けるための取付部5bと、この取付部5bの中央に
は操作軸2が貫通する貫通穴5fが設けられている。ま
た、この取付部5bには、回転体3に設けられた突起3
aに嵌合する、位置決め穴5cが設けられている。ま
た、バネ部5aの中央には操作軸2にクリック感と回転
トルクを生じさせるために、図12に示すような略半円
形状の突出部5dが形成され、前記取付部5bから角度
cで斜め上方に折り曲げ加工されている。また、操作軸
2の後端2aは筐体1の後側板1aに設けられた凹部6
にガイドされて、操作軸2は筐体1に回転可能に軸支さ
れている。
【0005】このような構成の磁気エンコーダにおい
て、操作軸2にクリック感と回転トルクを生じさせる構
造は、図12に示すように、筐体1の内部に形成されて
た凸部1cと谷部1dに、バネ部材5の突出部5dがバ
ネ部5aの弾性力によって圧接されて、回転体3に取り
付けられている。そして、操作軸2が指等の外部の力で
回転されると、その回転に連動して回転体3に取り付け
られたバネ部材5も回転する。そして、操作軸2に回転
力を加えていくと、凸部1c・1cに挟まれた谷部1d
に係合していた突出部5dが、凸部1cの頂上に乗り上
げる。この突出部5dが凸部1cの頂上に乗り上げる直
前で、板バネ5の弾性力の作用により操作軸2の回転ト
ルクが一時的に大きくなり、このとき操作軸2の回転ト
ルクはピークになる。そして、更に操作軸2を回転させ
ると、バネ部5aの突出部5dは凸部1cの頂上から滑
って、上記した谷部1dから隣の谷部1dに移動して係
止される。この突出部5dが凸部1cから谷部1dに滑
って移動するときの、操作軸2の回転トルクは、前記ピ
ークの回転トルクから急激に小さくなりボトムの値にな
る。このときのボトムのトルク値からピークのトルク値
へ変化し、またボトムのトルク値に戻るトルクの変化を
クリック感と称している。そして、この操作軸2を回転
させた時に、フィーリングのよいクリック感が求められ
ている。
【0006】また、操作軸2には、前記したようなクリ
ック感だけではなく、回転トルクを所定値以上に大きく
設定しなければならない。なぜならば、操作軸2の回転
トルクが所定値以下だと、操作軸2に指等が触っただけ
で操作軸2が微少回転してしまって、調整がしにくくま
たトルク感事態をほとんど感じなくなるので前記回転体
から発生するパルス信号とクリック感が連動しなくな
る。よって、操作軸2には、前述したフィーリングがよ
いクリック感だけでなく、所定以上で、且つ、適度の大
きさの回転トルクが所望される。なぜならば、前記操作
軸2に取り付けられるツマミ(図示せず)は、操作軸に
比べて外径が大きく、且つ、該ツマミノの外径の違い等
によって、指に感じる回転トルクのフィーリングが異な
るので、操作軸2の回転トルクはモーメントの関係上所
定値以上で、且つ、ある範囲で調整する必要があった。
【0007】そのために、従来の磁気エンコーダは、バ
ネ部材5のバネ部5aのバネ圧を変化させて、前記操作
軸2の回転トルクが所定以上になるように設定してい
た。このバネ部材5のバネ圧を変化させる方法は、図1
1に示すように、バネ部5aと取付部5bの角度cを変
化させて操作軸2の回転トルクを調整していた。しか
し、回転トルクは前記バネ部材5の角度cを変えること
で調整できるが、前記バネ部材5のバネ部5aは、回転
トルクを生じさせると共にクリック感も生じさせている
ので、前記バネ部5aの角度cを大きくすると、回転ト
ルクだけでなく同時にクリック感のピークのトルクも大
きくなり、クリック感のフィーリングが悪くなってい
た。また、前記回転トルクを大きく設定した状態で、前
記操作軸2を回転させると、バネ部材5の突出部5d
が、筐体1の凸部1cと谷部1dに強い力で圧接して回
転摺動するので、繰り返して回転させていると、筐体1
の凸部1cが磨耗して削れたり、または、バネ部材5の
突出部5dが磨耗して削れたり、または、凸部1cと突
出部5dの両方ともが磨耗して、クリック感が失われて
しまう問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のクリック機構付
き電子部品によれば、操作軸2の回転トルクを所定以上
の値を確保するために、前記バネ部材5のバネ部5aの
曲げ角度cを大きくして、操作軸2に所望の回転トルク
を出していた。しかしクリック感と回転トルク出しとを
バネ部5aの突出部5dで兼用していたので、前記バネ
部5aによって回転トルクを大きくするために、角度c
を大きくすると、バネ部材5の突出部5dは、常に大き
なバネ圧を掛けて、筐体1の凸部1cと凹部1dに圧接
して回転摺動していた。そのために操作軸2の回転が1
0万回転程度で凸部1c、または、板バネ5の突出部5
dが磨耗して削れて、磁気エンコーダが破壊してしまう
問題があった。そのために本発明のクリック機構付き電
子部品によれば、電子部品の操作軸の回転が100万回
転以上でも、クリック感を出すための筐体の凸部、また
は、バネ部材5の突出部5dが削られることなく、且
つ、クリック感も良好な電子部品を提供することを目的
にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第一の手段として、本発明のクリック機構付き電子部
品は、筐体と、該筐体に回転自在に軸支した操作軸と、
前記操作軸の回転によって筐体との間でクリック感と回
転トルクを生じさせる2つのバネ部を設け、前記2つの
バネ部を連結部で一体にしたバネ部材を備え、前記クリ
ック感を生じさせるバネ部と、回転トルクを生じさせる
バネ部とを、前記操作軸の回転中心から異なる距離に設
けた構成とした。また、前記課題を解決する第2の手段
として、複数の凹凸面と平坦面とを筐体、あるいは、操
作軸側に備え、前記バネ部材を操作軸側の回転体、ある
いは、筐体に備えて、クリック感を生じさせるバネ部を
前記凹凸面に接し、回転トルクを生じさせるバネ部を前
記平坦面に接した構成とした。また、前記課題を解決す
る第3の手段として、前記クリック感を生じさせるバネ
部と、回転トルクを生じさせるバネ部を、回転中心の左
右両側に対称、あるいは、回転中心の片側に設け、前記
2つのバネ部を、同一平面の外側と内側に形成し、外側
のバネ部でクリック感を生じさせ、内側のバネ部で回転
トルクを生じさせるように構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクリック機構付き
電子部品として、例えば磁気エンコーダを1発明の実施
の形態として、図面を参照して実施の形態について説明
する。また、従来と同一の部材は同一の符号で示す。ま
ず、本発明の実施例を図1ないし図8を参照して説明す
る。図1は本発明の磁気エンコーダ装置を説明するため
の概略図であって、内部が中空の筐体1が2つの側板1
e、1gによって円筒状に形成され、後側板1aで蓋閉
されている。そして、前記側板1gの内面の平坦面1b
の外周側には、外形が略半円形状の凸部1cが、筐体1
の中心方向に向かって放射状に形成されている。また、
複数の凸部1c・1cの間には底面が平坦面1bと同一
平面の谷部1dが形成されている。
【0011】また、前記筐体1には、操作軸2が回転自
在に軸受1fに軸支されている。そして、筐体1の中空
内部には、前記操作軸2に圧入、または、接着剤等によ
り一体化された円盤状の磁性体からなる回転体3と、こ
の回転体3の外周面と所定のギャップを保って対向する
ホールIC4が、筐体1の側板1cの内壁の所定の位置
に取り付けられている。そして、前記操作軸2を指など
の力による回転によって、前記ホールIC4から出力さ
れるパルス信号と連動して、操作軸2にクリック感と回
転トルクを発生させるための、バネ部材7が2つのバネ
部7a、7bを一体化させて前記回転体3に取り付けら
れている。
【0012】そして、前記バネ部材7は、弾力性があっ
て追従性のよい材料、例えばリン青銅等の材料からな
り、略平板状で外形が円形に形成されている。そして、
このバネ部材7は、図3・図4に示すように、外径が異
なる外側のバネ部7aと、内側のバネ部7bがスリット
7cを挟んで形成されている。そして、この2つのバネ
部7a、7bは、ほぼ中心線上の相対する場所に2つの
連結部7d、7dを設けて連結されて一体化され、且
つ、左右対称に一対に形成されている。そして、バネ部
7aの中央には、突出部7eが略半円形状に突き出され
て形成され、図4に示すように、前記連結部7dから角
度aで斜め上方に折り曲げられている。
【0013】また、連結部7dを中心として左右対称の
バネ部7bの中央には突出部7fが鍋底形状で形成さ
れ、前記連結部7dから角度bで斜め上方に折り曲げら
れている。また、前記2つの連結部7dには位置決め穴
7hが設けられている。また、バネ部材7の外観形状は
円形に限定するものでなく他の実施例として、図6に示
すような、連結部7dの片方に半円状のバネ部7a、7
bを設けても同様の目的を達成することができる。ま
た、図7に示すような三角形状や、図8に示す四角形状
のバネ部材7でも同様の目的を達成することができる。
【0014】このように構成されたバネ部材7を回転体
3に取り付けるには、回転体3に設けられた突起3a
に、バネ部材7の位置決め穴7hを圧入嵌合、または、
前記突起3aの先端をつぶして取り付けている。そし
て、回転体3に取り付けられたバネ部材7のバネ部7
a、7bは、それぞれの弾性力により、上下方向に独立
して別々に動くようになっている。また、筐体1の軸受
1fに嵌合して軸支されている前記操作軸2は、バネ部
材7の2つのバネ部材7a、7bの弾性力により、常に
筐体1の凹部6側に押しつけられている。そして、操作
軸2の後端2aが、筐体1の後側板1aに設けられた凹
部6にガイドされ、操作軸2は筐体1に回転可能に軸支
されている。なお、後側板1aは、円筒状の側板1eに
超音波溶接または接着剤等によって固着されて筐体1を
形成し、取り付け板1hによって装置側のシャーシ等に
取り付けられて固定されている。
【0015】このような構成の磁気エンコーダにおい
て、操作軸2にクリック感と回転トルクを生じさせる構
造を説明すると、図1において、筐体1の側板1gの内
側の平坦面1bと凸部1cには、操作軸2と一体の回転
体3に取り付けられたバネ部材7の、2つの突出部7
e、7fが、前記バネ部7a、7bの弾性力によって圧
接されている。このとき、外側のバネ部7aに設けられ
た突出部7eは筐体1の凸部1cと谷部1dに接し、ま
た、内側のバネ部7bに設けられた突出部7fは筐体1
の平坦部1bに接している。このような状態を図5の要
部断面図により説明すると、操作軸2が回転しないとき
の突出部7eは、筐体1の内面の凸部1c・1cに挟ま
れた谷部1dに係合している。そして、操作軸2を回転
させるために、操作軸2に回転力を加えていくと、外側
のバネ部7aの突出部7eは、筐体1の凸部1cの頂上
に乗り上げる。この突出部7eが、凸部1cの頂上に乗
り上げる直前で、操作軸2の回転トルクが大きくなり操
作軸2のトルクはピークになる。そして、更に操作軸2
を回転させると、突出部7eは、凸部1cの頂上から滑
って、前記した谷部1dから隣の谷部1dに移動して嵌
合される。この突出部7eが凸部の頂上から凹部1dに
滑って移動するときのトルクは、前記ピークのトルクか
ら急激に小さくなりボトムの値になる。このようにボト
ムのトルク値からピークのトルク値へ変化し、またボト
ムのトルク値に戻る変化量をクリック感と称している。
そして、本発明のバネ部7aに設けた突出部7eは、操
作軸2にクリック感を出すために使われる。
【0016】また、前記クリック感を出すときに、前記
ボトムのトルクを所定以上に設定していないと、操作軸
2に指が触っただけで操作軸2が微少に回転してしまっ
て、調整し難く、また、回転トルク自体をほとんど感じ
なくなるので、前記回転体から発生するパルス信号と、
操作軸2のクリック感が連動しなくなる。そのために本
発明は、操作軸2の回転トルクを所定の値以上にするた
めに、クリック感を出すバネ部7aとは別に、回転トル
ク出しのバネ部7bを設けて、前記操作軸2に所望の回
転トルクが出るようにうなっている。また、回転トルク
を出すバネ部7bの突出部7fは、筐体1の内部の平坦
部1bに、バネ部7bの弾性力により圧接されているの
で、操作軸2を回転させても、突出部7fは、平面で形
成された平坦面1b上を摺動するので、操作軸2の回転
トルクはバラツキのない、常に一定の回転トルクを得る
ことができる。また、操作軸2の回転トルクをより大き
くしたい場合は、図4で示すバネ部材7bの角度bを大
きくすれば回転トルクを大きくすることができる。ま
た、逆に回転トルクを小さくしたい場合は、角度bを小
さくすればよい。このように、クリック感と回転トルク
を出すバネ部7a・7bが、それぞれ独立して別々に筐
体1に作用するので、回転トルクを変化させても、クリ
ック感のフィーリングは変化せず常に一定のクリック感
を得ることができる。また、必要に応じて、バネ部7a
の角度aを変化させてクリック感を変化させて、適宜所
望のクリック感得ることができる。また、本発明の他の
実施例として図2に示すように、筐体1にバネ部材7を
取り付け、回転体3に前記バネ部材7が摺動する被摺動
部材8を設けて、この被摺動部材8に凸部8aと、平坦
面8bを設けた構成でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクリック
機構付き電子部品によれば、バネ部材にクリック感を生
じさせるバネ部と、回転トルクを生じさせるバネ部と
を、連結部で一体にして、操作軸の回転中心から異なる
距離に設けた構成なので、クリック感と回転トルクを別
々に変化させることができるので、操作軸に感じるクリ
ック感と回転トルクを常に最適のフィーリングを得るよ
うにすることができる。従って、回転トルクを重くする
必要があった場合でも、クリック感を生じさせるバネの
バネ圧力を大きくする必要がないので、クリック感を生
じさせるための凹凸部が回転摺動に伴い削られて、クリ
ック感が失われることはない。また、操作軸のクリック
感を出すバネ部材は筐体の凸部と谷部に接し、回転トル
クを出すバネ部材は筐体の平坦部と接するようにしたの
で、操作軸の回転トルクを重く設定して、操作軸を繰り
返し回転させてもクリック部が破壊することがない。そ
のために、電子部品の回転寿命特性が向上して、回転寿
命試験で100万回転以上回転させてもクリック感が失
われることがない。また、クリック感を生じさせるバネ
部と回転トルクを生じさせるバネ部を回転中心から異な
る距離に設けたので回転トルクを生じさせるバネ部によ
ってクリック用の凹凸面が削れることがない。また、2
つのバネ部材を外側と内側に設け、外側のバネ部材をク
リック感を出すために使い、内側のバネ部材を回転トル
クを出すために使うので、クリック感を出すためのバネ
部材は、回転トルクを出すバネ部材よりも、回転中心か
らの距離が遠くなるので、突出部に加わる弾性力を弱め
ることができる。そのために回転寿命特性が更に向上す
る。また、回転中心から遠い外周側でクリック感を出す
ことにより、クリック感を出す部分の円周距離を稼げる
ので凹凸の数を増やせるので、多点クリックが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気エンコーダの要部断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す磁気エンコーダの要
部断面図。
【図3】本発明の磁気エンコーダのバネ部材の平面図。
【図4】本発明の磁気エンコーダのバネ部材の側面図。
【図5】本発明の磁気エンコーダの要部断面図。
【図6】本発明の磁気エンコーダのバネ部材の他の実施
例を示す平面図。
【図7】本発明の磁気エンコーダのバネ部材の他の実施
例を示す平面図。
【図8】本発明の磁気エンコーダのバネ部材の他の実施
例を示す平面図。
【図9】従来の磁気エンコーダの要部断面図。
【図10】従来の磁気エンコーダのバネ部材の平面図。
【図11】従来の磁気エンコーダの板バネの側面図。
【図12】従来の磁気エンコーダのクリック感を説明す
るための概略図。
【図13】筐体内部を説明するための要部断面図。
【符号の説明】
1 筐体 1a 後側板 1b 平坦部 1c 凸部 1d 谷部 1e 側板 1f 軸受 1g 側板 2 操作軸 2a 操作軸先端 3 回転体 4 ホール素子 5 従来のバネ部材 5a バネ部 5d 突出部 6 凹部 7 バネ部材 7a バネ部 7b バネ部 7e 突出部 7f 突出部 8 被摺動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、該筐体に回転自在に軸支した操
    作軸と、前記操作軸の回転によって筐体との間でクリッ
    ク感と回転トルクをそれぞれ生じさせる2つのバネ部を
    設け、前記2つのバネ部を連結部で一体にしたバネ部材
    を備え、前記クリック感を生じさせるバネ部と、回転ト
    ルクを生じさせるバネ部とを、前記操作軸の回転中心か
    ら異なる距離に設けたことを特徴とするクリック機構付
    き電子部品。
  2. 【請求項2】 複数の凹凸面と平坦面とを筐体、あるい
    は、操作軸側に備え、前記バネ部材を操作軸側の回転
    体、あるいは、筐体に備えて、クリック感を生じさせる
    バネ部を前記凹凸面に接し、回転トルクを生じさせるバ
    ネ部を前記平坦面に接したことを特徴とする請求項1記
    載のクリック機構付き電子部品。
  3. 【請求項3】 前記バネ部材の、クリック感を生じさせ
    るバネ部と、回転トルクを生じさせるバネ部を、回転中
    心の左右両側に対称、あるいは、回転中心の片側に設
    け、前記2つのバネ部を、外側と内側に形成し、外側の
    バネ部でクリック感を生じさせ、内側のバネ部で回転ト
    ルクを生じさせるようにしたことを特徴とする請求項1
    あるいは請求項2記載のクリック機構付き電子部品。
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