JP5862477B2 - トルク可変装置、及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、高品位で感触よく操作可能な回転つまみのトルク可変装置、及び電子機器に関するものである。
一般に、クリック感などの無い滑らかに回転する回転つまみは、設定値を連続的に可変する操作をする場合には最適である。一方で、例えば、ユーザが意図せずに回転つまみに触ってしまった場合や振動等により回転つまみが回転してしまい設定値が変わってしまう、あるいは設定値をシビアに微調整する際、滑らか過ぎて設定値を超えてしまい操作性が悪いなどの問題が生じている。
なお、この問題に対し、回転つまみに摩擦を与えることにより、回転つまみの操作に対する回転トルクを可変させ、不用意に回転つまみが回転するのを抑制し、設定値の微調整の操作性も改善される技術が開示されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
実開昭61−126322号公報 特開平6−202747号公報 特開2011−192477号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、高品位で感触よく操作可能な回転つまみのトルク可変装置及び電子機器を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定部材に固定された操作対象部に連結され、該操作対象部を操作するための回転つまみを備え、該回転つまみの操作トルクを可変させるトルク可変装置であって、前記回転つまみに同軸状に配置され、該回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向に延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、を備える、ことを特徴とするトルク可変装置である。
この一態様において、前記所定部材には摩擦部材が設けられており、前記バネ部材の第1ヒンジ部の他方側は、前記摩擦部材に当接し摺動してもよい。
この一態様において、前記バネ部材は、前記フレームに当接する第3ヒンジ部を更に有していてもよい。
この一態様において、前記バネ部材は、前記回転つまみに固定される略円環状の円環部と、該円環部の外側に略円弧状に延在し、一方側が前記フレームのトルク可変用レール部に当接し他方側が所定部材に当接する前記第1ヒンジ部と、前記円環部から径方向へ延在し先端部が前記フレームのクリック用溝部に当接する前記第2ヒンジ部と、前記円環部から延在し、前記フレームの内周面に当接する少なくとも1つの第3ヒンジ部と、を有していてもよい。
この一態様において、前記フレームのクリック用溝部は、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接しない位置に形成された凹状部と、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接する位置に円弧状に形成された凹凸群と、を含んでいてもよい。
この一態様において、前記第1ヒンジ部が前記トルク可変用レール部に当接しない位置で、前記第2ヒンジ部が前記凹状部に当接し固定されているとき、前記回転つまみの操作トルクは一定となり、前記第1ヒンジ部が前記トルク可変用レール部に当接する位置で、前記第2ヒンジ部が前記凹凸群上を移動すると、該移動に応じて前記操作トルクが変化してもよい。
この一態様において、3つの前記第3ヒンジ部が前記円環部の外側に略円弧状に夫々延在しており、前記各第3ヒンジ部の先端部は前記フレームの内周面に当接していてもよい。
この一態様において、前記操作対象部はエンコーダであり、該エンコーダの回転軸に前記回転つまみの突出部が連結されていてもよい。
この一態様において、前記回転つまみ及びダイヤルは、アルミニウムで形成されていてもよい。
この一態様において、前記フレームはメッキ処理された金属製の板部材であり、前記クリック用溝部は、各凹凸の角部がR形状となっていてもよい。
この一態様において、前記トルク可変用レール部の前記所定部材側へ最も突出した端部に切込みが形成されていてもよい。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定部材に固定された電子部品と、該電子部品の回転軸に連結され、該回転軸を操作するための回転つまみと、を備え、該回転つまみの操作トルクを可変させる電子機器であって、前記回転つまみに同軸状に配置され、該回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、を備える、ことを特徴とする電子機器であってもよい。
本発明によれば、高品位で感触よく操作可能な回転つまみのトルク可変装置及び電子機器を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るトルク可変装置を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るトルク可変装置の概略的構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電子機器の一例を示す図である。 電子機器における操作対象物の一例を示す図である。 フレームを上方から見た上面図である。 図4Aに示すフレームをA方向から見た側面図である。 図4Aに示すフレームをB方向から見た側面図である。 図4Cのa部分を部分的に拡大した図であり、凹状部にバネ部材の第2ヒンジ部が当接した状態を示す図である。 凹状部の一変形例を示す図である。 バネ部材を上方から見た上面図である。 図5Aに示すバネ部材をA方向から見た側面図である。 図5Aに示すバネ部材をB方向から見た側面図である。 回転つまみに対してダイヤルを相対回動させる状態を示す図である。 図6に示すトルク可変装置をA方向から見た側面である。 図6に示すトルク可変装置をB方向から見た図であり、ダイヤル0°位置の状態を示す図である。 図6に示すトルク可変装置をB方向から見た図であり、ダイヤル90°位置の状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るトルク可変装置を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態に係るトルク可変装置の概略的構成を示す分解斜視図である。
本実施の形態に係るトルク可変装置1は、所定部材に固定された操作対象部102に連結され、操作対象部102を操作するための回転つまみ2を備えている。本実施の形態に係るトルク可変装置1は、回転つまみ2の操作トルクを可変させることができる。これにより、ユーザは、高品位で感触よく回転つまみ2を回転可能となる。
トルク可変装置1は、回転つまみ2と同軸状に配置され、回転つまみ2の突出部21が挿通する挿通口31が形成された、回転操作可能なダイヤル3と、ダイヤル3に固定され、回転つまみ2の突出部21が挿通する挿通口41が形成されると共に、トルク可変用レール部42及びクリック用溝部43を有するフレーム4と、回転つまみ2の突出部21に連結されると共に、フレーム4のトルク可変用レール部42に一方側が当接し、他方側が所定部材に当接する第1ヒンジ部51と、クリック用溝部43に当接する第2ヒンジ部52と、を有するバネ部材5と、を備えている。
図3Aは、本発明の一実施の形態に係る電子機器の一部を示す図であり、図3Bは本発明の一実施の形態に係る電子機器において回転つまみ2、ダイヤル3、つまみリング6等を外した状態を示す図である。所定部材101は、例えば、無線装置などの電子機器100の筺体101であり、操作対象物102は無線装置などの電子機器100に内蔵されるエンコーダ102などである。電子機器100は、例えば、図示しない無線送受信回路、無線送受信の周波数調整回路を含み、所定の周波数で電波の送受信を行う。
エンコーダ102は、例えば、電子機器100の筺体101のパネルに一対のネジなどを用いて固定されており、その回動軸102aが回転するとその回転量に応じた出力信号を出力する。エンコーダ102は例えば、周波数調整回路に接続されており、出力信号により周波数を調整する。ユーザは、例えば、回転つまみ2を介してエンコーダ102を操作することで、無線装置の周波数などを調整することができる。とりわけ、無線装置の周波数を調整する場合に微調整が必要となるが、回転つまみ2の操作トルクを最適に設定することにより、より緻密な周波数調整が期待できる。
所定部材101には、第1ヒンジ部51が当接する位置に略円環状に形成された摩擦部材103が設けられている。摩擦部材103には、例えば、表面が滑らかなエクセーヌ(登録商標)が用いられているが、これに限らず、表面がなめらかな任意の部材を用いることができる。
摩擦部材103は、操作対象物102の回転軸102aが略円環状の中心となる位置に、所定部材101に接着剤などにより接着されている。なお、所定部材101に摩擦部材103を設ける代わりに、例えば、所定部材101の第1ヒンジ部51が当接する位置の表面に対して滑らかになる表面処理加工を施すようにしてもよい。あるいは、後述するバネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512に対して、同様に滑らかになる表面処理加工を施してもよい。さらには、これらを任意に組み合わせてもよい。これにより、回転つまみ2に最適な操作トルクを付与することができ、高品位かつ感触の良い操作が実現できる。
回転つまみ2は、例えば、アルミニウムなどの金属により略円柱状に一体成型されている。回転つまみ2は、金属以外の材料で形成することも可能であるが、その操作感を考慮すると一定以上の重量がある金属で形成するのが好ましい。回転つまみ2の突出部21は、その回転軸と同軸状に略円柱状に形成されており、エンコーダ102側へ突出している。回転つまみ2の外周には、つまみリング6が設けられている。
つまみリング6は、例えば、ゴムなどの弾性部材により略円筒状に形成されている。つまみリング6の外周面には凹凸が形成されている。これにより、意匠としての美観だけでなく、ユーザがつまみリング6を摘み、回転つまみ2を回転操作したときに、滑り留めの機能を奏しその操作性を向上させている。なお、つまみリング6を設ける代わりに、回転つまみ2の外周面に直接的に凹凸模様を形成するようにしてもよい。
回転つまみ2の突出部21の中心には穴22が形成されており、この穴22にエンコーダ102の回動軸102aが挿入される。回動軸102aはいもネジなどにより回転つまみ2の突出部21に固定されている。なお、回転つまみ2をエンコーダ102に連結する方法は、これに限らず任意の方法を用いることができる。これにより、ユーザが回転つまみ2を回転させるのと連動してエンコーダ102の回動軸102aが回転する。回転つまみ2の突出部21には、バネ部材5を位置決めするための位置決め溝23と、バネ部材5をネジなどにより固定するための4つのネジ締用穴24とが形成されている。
ダイヤル3は、例えば、アルミニウムなどの金属により略円環状に一体成型されている。ダイヤル3は、金属以外の材料で形成することも可能であるが、その操作感を考慮すると一定以上の重量がある金属で形成するのが好ましい。ダイヤル3の挿通口31に回転つまみ2の突出部21が挿入されており、ユーザは、回転つまみ2に対してダイヤル3を時計方向或いは反時計方向へ相対回動させることができる。
この例ではダイヤル3の外周面には一体成形された金属に直接、凹凸模様が形成されているが、回転つまみ2と同様に、ゴムなどの弾性部材を略筒状に形成したリングを設けるようにしてもよい。これにより、上記回転つまみ2と同様に、ユーザがダイヤル3を回転操作したときに、その操作性を向上させることができる。ダイヤル3には、フレーム4の凸部を嵌めて位置決めするための位置決め穴32が相互に対向する位置に一対設けられている。また、ダイヤル3には、フレーム4をネジにより固定するためのネジ締用穴33が相互に対向する位置に一対設けられている。なお、位置決め穴32及びネジ締用穴33の設けられる位置及び数は任意でよい。
フレーム4は、例えば、ブリキ(SPTE)などの金属により略円環状に形成され、表面にメッキ処理などが施されている。また、フレーム4はダイヤル3に固定されており、ユーザがダイヤル3を回転させると、ダイヤル3と一体的にフレーム4も回転する。なお、フレーム4は、例えば、樹脂などにより略円環状に形成されていてもよいが、耐摩耗性などを考慮すると上記のように金属で形成されているのが好ましい。また、フレーム4は、メッキ処理が施されている金属を用いることで、バネ部材5が当接し、摺動しても摩擦粉が出にくくなる。
図4Aは、フレームを上方から見た上面図であり、図4Bは、図4Aに示すフレームをA方向から見た側面図であり、図4Cは、図4Aに示すフレームをB方向から見た側面図である。
円環状のフレーム4には、その円周方向に延在し徐々に筺体101のパネル(摩擦部材103及びバネ部材5)側への突出量を増加させるトルク可変用レール部42と、トルク可変用レール部42と略対向する位置に、凹凸が、円周方向に凹凸となるように連続的に形成されたクリック用溝部43と、が形成されている。
トルク可変用レール部42は、フレーム4において、略180°位置から反時計方向へ略280°位置まで徐々に筺体101のパネル(摩擦部材103及びバネ部材5)側への突出量を増加させるスロープ形状を成している(図4A及びB)。また、フレーム4は、トルク可変用レール部42の筺体101のパネル側へ最も突出した端部、略280°の位置に切込み44が形成されている。これにより、深い絞りが必要となる最も突出する端部を簡単な金型で形成できることからコスト低減に繋がる。トルク可変用レール部42は、筺体101のパネル側への突出量の最低位置から第1の途中位置pまでの間と、第1の途中位置pから第2の途中位置qまでの間と、第2の途中位置qから最高位置までの間とで傾斜角度が変化している。最低位置から第1の途中位置pまでの間では、絞り形状により突出しているが傾斜しておらず平たんな平たん部となっている。第1の途中位置pから第2の途中位置qまでの間では、傾斜角度は急傾斜な急傾斜部となっている。第2の途中位置qから最高位置までの間は、傾斜角度は、第1の途中位置pから第2の途中位置qまでの間に比べて緩やかな緩傾斜部となっている。
クリック用溝部43は、フレーム4において、略0°位置から反時計方向へ略90°位置まで円周方向に沿って連続的に凹凸が形成されている。クリック用溝部43は、例えば、略0°位置に形成された凹状部431と、凹状431に隣接して略円弧状に溝が形成された溝部432と、溝部432に隣接して5つの凹状部が等間隔で形成された凹凸群433と、を有している。
溝部432は、例えば、略7.5°〜42.5°の範囲に略円弧状の溝が形成されている。また、凹凸群433の各凹状部433aは、例えば、略50°、60°、70°、80°、90°の位置に夫々形成されているが、ユーザの好むトルクやクリック感に応じて凹状部433aの位置及び数は任意に設定変更できる。また、凹状部431、溝部432、及び凹凸群433の各凹状部433aは、絞り加工などによりその角部がR形状に形成されている。さらに、凹状部431及び凹凸群433の各凹状部433aは、その断面形状が略円弧状に形成されている。なお、溝部432はバネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512が摩擦部材103に当接する状態になるまでの助走区間として設けているが、溝部432を設けずに凹状部431が0°から90°間で等間隔で配置されていても良い。
図4Dは、図4Cのa部分を部分的に拡大した図であり、凹状部にバネ部材の第2ヒンジ部が当接した状態を示す図である。また、凹凸群433の各凹状部433aも凹状部431を略同一の形状を有している。このように各凹状部431、433aを円弧状に形成することにより、フレーム4の各凹状部431、433aとバネ部材5の第2ヒンジ部52が当接しているとき、そのガタツキを少なくでき、さらにその状態から第2ヒンジ部52を相対回動させるときにスムーズな回動が可能となる。
本例ではフレーム4の各凹状部431、433aとバネ部材5の第2ヒンジ部52とが略同一形状で当接しているが、フレーム4の431の形状を四角凹み形状にしても良い(図4E)。四角凹み形状の場合、スムーズな回動では無くなるが、クリック感がより強くなるので、感触の狙いによっては四角凹み形状を選定する。
なお、バネ部材5の第2ヒンジ部52が当接したとき、第1ヒンジ部51がフレーム4のトルク可変用レール部42に当接しない位置にクリック用溝部43の凹状部431及び溝部432が形成されている。また、バネ部材5の第2ヒンジ部51が当接したとき、第1ヒンジ部51がフレーム4のトルク可変用レール部42に当接する位置にクリック用溝部43の凹凸群433が形成されている。
フレーム4には、ダイヤル3に固定するためのネジ締用穴45が相互に対向する位置に一対形成されている。また、フレーム4には、ダイヤル3に固定する際の位置を決める位置決め凸部46が相互に対向する位置に一対設けられている。なお、フレーム4に設けられるネジ締用穴45及び位置決め凸部46の位置及び数は任意でよい。
ダイヤル3の各位置決め穴32にフレーム4の各位置決め凸部46が夫々嵌合し、フレーム4の各ネジ締用穴45に各ネジが挿入され、ダイヤル3の各ネジ締用穴33に締結されることで、フレーム4はダイヤル3に固定されている。このように、ダイヤル3とフレーム4とを対角に位置決めし締結することで、フレーム4をダイヤル3にバランス良く固定することができる。なお、上記フレーム4をダイヤル3に固定する方法は一例であり、これに限らず任意の固定方法を適用できる。
バネ部材5は、例えば、ステンレス、リン青銅などの金属により形成され、回転つまみ2の突出部21に固定されている。したがって、ユーザが回転つまみ2を回動させると、回転つまみ2と一体的にバネ部材5も回動する。
図5Aは、バネ部材を上方から見た上面図であり、図5Bは、図5Aに示すバネ部材をA方向から見た側面図であり、図5Cは、図5Aに示すバネ部材をB方向から見た側面図である。
バネ部材5は、回転つまみ2に固定される略円環状の円環部53と、円環部53の外側に略円弧状に延在し、一方側がフレーム4のトルク可変用レール部42に当接し他方側が摩擦部材103に当接する第1ヒンジ部51と、円環部53から径方向へ延在し先端部がフレーム4のクリック用溝部43に当接する第2ヒンジ部52と、円環部53から延在し、フレーム4の内周面47に当接する3つの第3ヒンジ部54と、を有している。
円環部53には、回転つまみ2の突出部21に位置決めするための位置決め爪部55と、回転つまみ2の突出部21に固定するために4つのネジ固定用穴56が形成されている。バネ部材5の位置決め爪部55が回転つまみ2の突出部21の位置決め溝23に係合し、バネ部材5の各ネジ固定用穴56に各ネジが挿通し回転つまみ2の突出部21の各ネジ締用穴24に締結される。これにより、バネ部材5の円環部53は回転つまみ2の突出部21に固定される。

ここで、ネジ固定用穴56は、円環部53の円周方向へ均等に3箇所設けられ、バネ部材を回転つまみ2にバランス良く固定する。さらに、ネジ固定用穴56は、第1ヒンジ部51に根元付近に1箇所、設けられ、第1ヒンジ部51が摩擦部材103側に押されたときの、その動作を安定させている。なお、上記バネ部材5を回転つまみ2に固定する方法は一例であり、これに限らず任意の固定方法を適用できる。
円弧状に延びる第1ヒンジ部51は、その先端側の屈曲部511で摩擦部材103側へ屈曲している。屈曲部511はフレーム4のトルク可変用レール部42に当接し、トルク可変用レール部42のスロープ形状に沿って摩擦部材103側へ押される。第1ヒンジ部51は、上面視でトルク可変用レール部42の平たん部に位置しているときは、トルク可変用レール部42と当接しないようクリアランスを設けて配置されている。第1ヒンジ部51は、上面視でトルク可変用レール部42の急傾斜部に位置しているときは、急傾斜部に第3の途中位置より第2の途中位置q側ではトルク可変用レール部42と当接するよう配置されている。第1ヒンジ部51は、上面視でトルク可変用レール部42の緩傾斜部に位置しているときは、トルク可変用レール部42と常に当接するように配置されている。また、第1ヒンジ部51の先端部には、摩擦部材103側に突出し略矩形状に形成されたトルク発生部512が形成されている。フレーム4のトルク可変用レール部42のスロープ形状によって屈曲部511が摩擦部材103側に押されるのに応じて、トルク発生部512が、摩擦部材103の表面に当接する。このように、第1ヒンジ部51は、円環部53から屈曲部511までをバネとし、屈曲部511を支点にしてトルク発生部512を摩擦部材103の表面に当接させる構成となっている。
なお、トルク発生部512は、上記の如く、略矩形状に形成されているが、これに限らず、任意の形状で形成できる。しなしながら、トルク発生部512と摩擦部材103との接触面積をより大きく確保するのが、回転つまみ2に適度な操作トルクを生じさせるうえで好ましい。この為、本実施の形態においては、トルク発生部512は、上記の如く、略矩形状に形成されている。
ユーザが回転つまみ2を回転操作したとき、回転つまみ2と一体的にバネ部材5が回転する。このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512は、摩擦部材103に当接、摺動し摩擦力が生じる。これにより、回転つまみ2に操作トルクが生じる。なお、トルク発生部512は、絞り加工などにより形成されている。これにより、このトルク発生部512の端全周はR形状となる。このため、トルク発生部512が摩擦部材103上をよりスムーズに摺動し、回転つまみ2には適度な操作トルクを生じる。
ここで、回転つまみ2に最適な操作トルクを生じさせるため、トルク発生部512と摩擦部材103との間に適度な摩擦力を生じさせる必要があり、第1ヒンジ部51に一定の厚みが必要となる。一般に板バネの厚みが増加すると、曲げ応力で塑性変形しないようにヒンジを長くする必要が生じる。そこで、本実施の形態において、第1ヒンジ部51を円環部53の外側に略円弧状に延在させている。これにより、第1ヒンジ部51のヒンジ長を長く設定できるため、そのバネ力を適度に増加させつつ塑性変形を抑制し、ダイヤル3の円周内にコンパクトに収納することが可能となる。
第2ヒンジ部52は、円環部53から径方向へ略直線状に延在している。第2ヒンジ部52の先端部には、フレーム4側へ突出した、略半球形状のダボ部521が形成されており、このダボ部521がフレーム4のクリック用溝部43に当接する。
なお、第2ヒンジ部52は、フレーム4側へ僅かに屈曲しており、ダボ部521がフレーム4のクリック用溝部43に適度なバネ力で当接する。また、第1ヒンジ部51のトルク発生部512と第2ヒンジ部52のダボ部521とは、略対向するように配置されているが、これに限らず任意に配置することができる。また、第2ヒンジ部52は、その配置が可能であれば第1ヒンジ部51と同様に略円弧状に形成することも可能である。
各第3ヒンジ部54は、円環部53の外側に略円弧状に夫々延在しており、その先端部はフレーム4の内周面47に当接している。各第3ヒンジ部54は、円環部53に略等間隔で3つ設けられているが、これに限らず、設けられる第3ヒンジ部54の数及び位置は任意でよい。
各第3ヒンジ部54の先端部には、フレーム4側に突出する略半球形状のダボ部541が夫々形成されており、各ダボ部541はフレーム4の内周面47に当接している。なお、各第3ヒンジ部54は、上記第1ヒンジ部51と同様に、その塑性変形を抑制しつつ適度なバネ力を発生させるために、略円弧状に形成されている。このように、各第3ヒンジ部54が適度なバネ力で均等にフレーム4に当接する。これにより、回転つまみ2とダイヤル3との間のガタツキを防止しつつ、回転つまみ2のみを操作する場合、回転つまみ2及びダイヤル3を一体的に回転操作することができる。さらに、ダイヤル3を回転つまみ2に対して相対回動させる場合でも、バネ部材5の第2ヒンジ部52とフレーム4のクリック用溝部43との間で生じる良好なクリック感を維持できる。
上述したように、フレーム4及びバネ部材5の対構造を用いることで、高いスペース効率を実現できる。また、構造も簡素化されているため、設計及び組付けが容易となりコスト削減及び品質向上にも繋がる。さらに、高品位かつ感触のよい操作性をも実現している。
次に、本実施の形態に係るトルク可変装置の動作について詳細に説明する。
例えば、回転つまみ2の操作トルクを増加させる場合、ユーザは回転つまみ2を押えつつダイヤル3を反時計方向へ相対回動させる(図6)。
図7Aは、図6に示すトルク可変装置をA方向から見た側面である。図7Bは、図6に示すトルク可変装置をB方向から見た図であり、ダイヤル0°位置の状態を示す図である。
(1)ダイヤル0°位置(初期位置)
初期位置において、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521がフレーム4のクリック用溝部43の凹状部431(0°位置)にある。このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42の(a)の位置にある。バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511が(a)の位置にあるとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42に当接していない。そのため、バネ部材5の第1ヒンジ部51は、バネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512は摩擦部材103に当接していない。
したがって、この初期位置において、ユーザが回転つまみ2を回動させると、トルク可変装置による操作トルクはほとんど生じることがない(以下、この操作トルク0とする)。すなわち、ユーザは、ダイヤル3をこの初期位置に設定することで、操作トルク0の状態の回転つまみ2を操作することができる。なお、操作トルク0の状態であっても、エンコーダは、回転軸の操作時に一定のトルクが生じるよう設計されているのが一般的であるから、厳密な意味で完全に操作トルク0となるとは限らない。また、他の例として初期位置において、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511が、フレーム4のトルク可変用レール部42に当接するが、バネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512は摩擦部材103に当接しないように設定されていてもよい。
(2)ダイヤル7.5°〜42.5°位置(助走区間)
上記初期位置から、ユーザが回転つまみ2を押えつつダイヤル3を反時計方向へ相対回動させると、ダイヤル3に固定されたフレーム4が回転つまみ2に固定されたバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。
まず、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹状部431をのり越え、ダイヤル3には1回目のクリック感が生じる。そして、第2ヒンジ部52のダボ部521は、クリック用溝部43の溝部432に当接する。さらに、ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へ相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。
バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521が、フレーム4のクリック用溝部43の溝部432上を移動する間、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42の(b)から(c)の位置を移動する。バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511が(b)の位置にあるとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42に当接していない。バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511が(c)の位置にあるとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42に当接している。このとき、トルク発生部512は摩擦部材103に近接あるいは、弱いテンションで当接する。したがって、(c)の位置において仮にユーザが回転つまみ2を回動させた場合、操作トルク0の状態、あるいは微小トルクで操作することとなる。このフレーム4のクリック用溝部43の溝部432は、バネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512が摩擦部材103に最小トルクとなるバネ圧力で当接する状態になるまでの助走区間として設けられている。すなわち、初期位置における1回目のクリック感後、直ぐに操作トルクが生じるのではなく、この助走区間を経て、その後、徐徐に操作トルクが増加する。これにより、ユーザは助走区間を認識することができる。したがって、クリック位置を理解しやすくなり、操作感が向上する。
(3)ダイヤル50°位置
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の1つ目(50°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には2回目のクリック感が生じる。
このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42のスロープ中間位置(d)の位置に当接している(図4A及びB)。[82]したがって、第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42によって、摩擦部材103側に少し押される状態となり、そのバネ力でトルク発生部512は摩擦部材103に当接する。この状態(50°位置)で固定して、回転つまみ2を回動させる場合、ユーザは小さな操作トルク(最小トルク)で回転つまみ2を操作することができる。
(4)ダイヤル60°位置
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の2つ目(60°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には3回目のクリック感が生じる。
このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部43において、50°位置の状態よりさらにスロープの高い位置(e)の位置に当接している(図4A及びB)。したがって、第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42によって、摩擦部材103側に50°位置の状態よりさらに押される状態となり、より大きなバネ力でトルク発生部512は摩擦部材103に当接する。この状態(60°位置)で固定して、回転つまみ2を回動させる場合、ユーザは50°位置の状態より少し大きな操作トルクで回転つまみ2を操作することができる。
(5)ダイヤル70°位置
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の3つ目(70°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には4回目のクリック感が生じる。
このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42において、60°位置の状態よりさらにスロープの高い位置(f)で当接している(図4A及びB)。したがって、第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42によって、摩擦部材103側に60°位置の状態よりさらに押される状態となり、より大きなバネ力でトルク発生部512は摩擦部材103に当接する。この状態(70°位置)で固定して、回転つまみ2を回動させる場合、ユーザは60°位置の状態より少し大きな操作トルクで回転つまみ2を操作することができる。
(6)ダイヤル80°位置
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の4つ目(80°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には5回目のクリック感が生じる。
このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42において、70°位置の状態よりさらにスロープの高い位置(g)の位置に当接している(図4A及びB)。したがって、第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42によって、摩擦部材103側に70°位置の状態よりさらに押される状態となり、より大きなバネ力でトルク発生部512は摩擦部材103に当接する。この状態(80°位置)で固定して、回転つまみ2を回動させる場合、ユーザは70°位置の状態より少し大きな操作トルクで回転つまみ2を操作することができる。
(7)ダイヤル90°位置
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の5つ目(90°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には6回目のクリック感が生じる(図8)。
このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42において、80°位置の状態よりさらにスロープの高い位置(h)で当接している(図4A及びB)。したがって、第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42によって、摩擦部材103側に80°位置の状態よりさらに押される状態となり、より大きなバネ力でトルク発生部512は摩擦部材103に当接する。
この状態(90°位置)で固定して、回転つまみ2を回動させる場合、ユーザは80°位置の状態より少し大きな操作トルク(最大トルク)で回転つまみ2を操作することができる。このダイヤル90°の位置が、ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へ相対回動させることができる最大位置となっており、操作トルクが最大となる位置である。なお、上記説明において、回転つまみ2の操作トルクを増加させる場合について説明したが、回転つまみ2の操作トルクを減少させる場合は増加させる場合の逆動作であるため、その説明は省略する。
以上、本実施の形態に係るトルク可変装置1によれば、ユーザは0°位置からダイヤル3を回転つまみ2に対して相対回動させると、1回目のクリック感を感じ、操作トルク0の状態の助走区間を経て、2回目のクリック感を感じて50°位置、3回目のクリック感を感じて60°位置、4回目のクリック感を感じて70°位置、5回目のクリック感を感じて80°位置、6回目のクリック感を感じて90°位置に、高品位かつ感触のよいクリック感を感じつつ、操作トルクを段階的に増加させて最適に設定することができる。さらに、その各設定で回転つまみ2を回転操作した場合、バネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512と摩擦部材103との間に生じる適度な摩擦力によって、ユーザの好む高品位かつ感触のよい操作トルクを実感できる。
すなわち、高品位で感触よく回転つまみ2を操作可能なトルク可変装置1及び電子機器100を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記一実施の形態において、電子機器として、無線装置が適用され、周波数を調整するつまみに対して適用されているが、これに限らず、例えば、音出力、光出力などを調整する任意の電気機器に適用可能である。
1 トルク可変装置
2 回転つまみ
3 ダイヤル
4 フレーム
5 バネ部材
21 突出部
31 挿通口
41 挿通口
42 トルク可変用レール部
43 クリック用溝部
51 第1ヒンジ部
52 第2ヒンジ部
53 円環部
54 第3ヒンジ部
102 操作対象物
100 電子機器
103 摩擦部材
101 所定部材
431 凹状部
432 溝部
433 凹凸群

Claims (12)

  1. 所定部材に固定された操作対象部に連結され、該操作対象部を操作するための回転つまみを備え、該回転つまみの操作トルクを可変させるトルク可変装置であって、
    前記回転つまみと同軸状に配置され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、
    前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向に延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、
    前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、
    を備える、ことを特徴とするトルク可変装置。
  2. 前記所定部材には摩擦部材が設けられており、
    前記バネ部材の第1ヒンジ部の他方側は、前記摩擦部材に当接し摺動する、ことを特徴とする請求項1記載のトルク可変装置。
  3. 前記バネ部材は、前記フレームに当接する第3ヒンジ部を更に有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のトルク可変装置。
  4. 前記バネ部材は、前記回転つまみに固定される略円環状の円環部と、該円環部の外側に略円弧状に延在し、一方側が前記フレームのトルク可変用レール部に当接し他方側が所定部材に当接する前記第1ヒンジ部と、前記円環部から径方向へ延在し先端部が前記フレームのクリック用溝部に当接する前記第2ヒンジ部と、前記円環部から延在し、前記フレームの内周面に当接する少なくとも1つの第3ヒンジ部と、を有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
  5. 前記フレームのクリック用溝部は、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接しない位置に形成された凹状部と、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接する位置に円弧状に形成された凹凸群と、を含む、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
  6. 前記第1ヒンジ部が前記トルク可変用レール部に当接する位置で、前記第2ヒンジ部が前記凹凸上を移動すると、該移動に応じて前記操作トルクが変化する、ことを特徴とする請求項1記載のトルク可変装置。
  7. 3つの前記第3ヒンジ部が前記円環部の外側に略円弧状に夫々延在しており、前記各第3ヒンジ部の先端部は前記フレームの内周面に当接している、ことを特徴とする請求項記載のトルク可変装置。
  8. 前記操作対象部はエンコーダであり、該エンコーダの回転軸に前記回転つまみの突出部が連結されている、を特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
  9. 前記回転つまみ及びダイヤルは、アルミニウムで形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
  10. 前記フレームはメッキ処理された金属製の板部材であり、
    前記クリック用溝部は、各凹凸の角部がR形状となっている、ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
  11. 前記トルク可変用レール部の前記所定部材側へ最も突出した端部に切込みが形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
  12. 所定部材に固定された電子部品と、
    該電子部品の回転軸に連結され、該回転軸を操作するための回転つまみと、を備え、
    該回転つまみの操作トルクを可変させる電子機器であって、
    前記回転つまみに同軸状に配置され、該回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、
    前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、
    前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、
    を備える、ことを特徴とする電子機器。
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