JP5862477B2 - トルク可変装置、及び電子機器 - Google Patents
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Description
この一態様において、前記所定部材には摩擦部材が設けられており、前記バネ部材の第1ヒンジ部の他方側は、前記摩擦部材に当接し摺動してもよい。
この一態様において、前記バネ部材は、前記フレームに当接する第3ヒンジ部を更に有していてもよい。
この一態様において、前記バネ部材は、前記回転つまみに固定される略円環状の円環部と、該円環部の外側に略円弧状に延在し、一方側が前記フレームのトルク可変用レール部に当接し他方側が所定部材に当接する前記第1ヒンジ部と、前記円環部から径方向へ延在し先端部が前記フレームのクリック用溝部に当接する前記第2ヒンジ部と、前記円環部から延在し、前記フレームの内周面に当接する少なくとも1つの第3ヒンジ部と、を有していてもよい。
この一態様において、前記フレームのクリック用溝部は、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接しない位置に形成された凹状部と、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接する位置に円弧状に形成された凹凸群と、を含んでいてもよい。
この一態様において、前記第1ヒンジ部が前記トルク可変用レール部に当接しない位置で、前記第2ヒンジ部が前記凹状部に当接し固定されているとき、前記回転つまみの操作トルクは一定となり、前記第1ヒンジ部が前記トルク可変用レール部に当接する位置で、前記第2ヒンジ部が前記凹凸群上を移動すると、該移動に応じて前記操作トルクが変化してもよい。
この一態様において、3つの前記第3ヒンジ部が前記円環部の外側に略円弧状に夫々延在しており、前記各第3ヒンジ部の先端部は前記フレームの内周面に当接していてもよい。
この一態様において、前記操作対象部はエンコーダであり、該エンコーダの回転軸に前記回転つまみの突出部が連結されていてもよい。
この一態様において、前記回転つまみ及びダイヤルは、アルミニウムで形成されていてもよい。
この一態様において、前記フレームはメッキ処理された金属製の板部材であり、前記クリック用溝部は、各凹凸の角部がR形状となっていてもよい。
この一態様において、前記トルク可変用レール部の前記所定部材側へ最も突出した端部に切込みが形成されていてもよい。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定部材に固定された電子部品と、該電子部品の回転軸に連結され、該回転軸を操作するための回転つまみと、を備え、該回転つまみの操作トルクを可変させる電子機器であって、前記回転つまみに同軸状に配置され、該回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、を備える、ことを特徴とする電子機器であってもよい。
本例ではフレーム4の各凹状部431、433aとバネ部材5の第2ヒンジ部52とが略同一形状で当接しているが、フレーム4の431の形状を四角凹み形状にしても良い(図4E)。四角凹み形状の場合、スムーズな回動では無くなるが、クリック感がより強くなるので、感触の狙いによっては四角凹み形状を選定する。
上述したように、フレーム4及びバネ部材5の対構造を用いることで、高いスペース効率を実現できる。また、構造も簡素化されているため、設計及び組付けが容易となりコスト削減及び品質向上にも繋がる。さらに、高品位かつ感触のよい操作性をも実現している。
例えば、回転つまみ2の操作トルクを増加させる場合、ユーザは回転つまみ2を押えつつダイヤル3を反時計方向へ相対回動させる(図6)。
初期位置において、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521がフレーム4のクリック用溝部43の凹状部431(0°位置)にある。このとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42の(a)の位置にある。バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511が(a)の位置にあるとき、バネ部材5の第1ヒンジ部51の屈曲部511は、フレーム4のトルク可変用レール部42に当接していない。そのため、バネ部材5の第1ヒンジ部51は、バネ部材5の第1ヒンジ部51のトルク発生部512は摩擦部材103に当接していない。
上記初期位置から、ユーザが回転つまみ2を押えつつダイヤル3を反時計方向へ相対回動させると、ダイヤル3に固定されたフレーム4が回転つまみ2に固定されたバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の1つ目(50°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には2回目のクリック感が生じる。
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の2つ目(60°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には3回目のクリック感が生じる。
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の3つ目(70°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には4回目のクリック感が生じる。
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の4つ目(80°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には5回目のクリック感が生じる。
ダイヤル3を回転つまみ2に対して反時計方向へさらに相対回動させると、フレーム4はバネ部材5に対して時計方向へ相対回動する。そして、バネ部材5の第2ヒンジ部52のダボ部521は、フレーム4のクリック用溝部43の凹凸群433の5つ目(90°位置)の凹状部433aに当接し(図4A)、ダイヤル3には6回目のクリック感が生じる(図8)。
すなわち、高品位で感触よく回転つまみ2を操作可能なトルク可変装置1及び電子機器100を提供することができる。
2 回転つまみ
3 ダイヤル
4 フレーム
5 バネ部材
21 突出部
31 挿通口
41 挿通口
42 トルク可変用レール部
43 クリック用溝部
51 第1ヒンジ部
52 第2ヒンジ部
53 円環部
54 第3ヒンジ部
102 操作対象物
100 電子機器
103 摩擦部材
101 所定部材
431 凹状部
432 溝部
433 凹凸群
Claims (12)
- 所定部材に固定された操作対象部に連結され、該操作対象部を操作するための回転つまみを備え、該回転つまみの操作トルクを可変させるトルク可変装置であって、
前記回転つまみと同軸状に配置され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、
前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向に延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、
前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、
を備える、ことを特徴とするトルク可変装置。 - 前記所定部材には摩擦部材が設けられており、
前記バネ部材の第1ヒンジ部の他方側は、前記摩擦部材に当接し摺動する、ことを特徴とする請求項1記載のトルク可変装置。 - 前記バネ部材は、前記フレームに当接する第3ヒンジ部を更に有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のトルク可変装置。
- 前記バネ部材は、前記回転つまみに固定される略円環状の円環部と、該円環部の外側に略円弧状に延在し、一方側が前記フレームのトルク可変用レール部に当接し他方側が所定部材に当接する前記第1ヒンジ部と、前記円環部から径方向へ延在し先端部が前記フレームのクリック用溝部に当接する前記第2ヒンジ部と、前記円環部から延在し、前記フレームの内周面に当接する少なくとも1つの第3ヒンジ部と、を有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
- 前記フレームのクリック用溝部は、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接しない位置に形成された凹状部と、前記バネ部材の第2ヒンジ部が当接したとき、前記第1ヒンジ部が前記フレームのトルク可変用レール部に当接する位置に円弧状に形成された凹凸群と、を含む、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
- 前記第1ヒンジ部が前記トルク可変用レール部に当接する位置で、前記第2ヒンジ部が前記凹凸上を移動すると、該移動に応じて前記操作トルクが変化する、ことを特徴とする請求項1記載のトルク可変装置。
- 3つの前記第3ヒンジ部が前記円環部の外側に略円弧状に夫々延在しており、前記各第3ヒンジ部の先端部は前記フレームの内周面に当接している、ことを特徴とする請求項4記載のトルク可変装置。
- 前記操作対象部はエンコーダであり、該エンコーダの回転軸に前記回転つまみの突出部が連結されている、を特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
- 前記回転つまみ及びダイヤルは、アルミニウムで形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
- 前記フレームはメッキ処理された金属製の板部材であり、
前記クリック用溝部は、各凹凸の角部がR形状となっている、ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。 - 前記トルク可変用レール部の前記所定部材側へ最も突出した端部に切込みが形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1項記載のトルク可変装置。
- 所定部材に固定された電子部品と、
該電子部品の回転軸に連結され、該回転軸を操作するための回転つまみと、を備え、
該回転つまみの操作トルクを可変させる電子機器であって、
前記回転つまみに同軸状に配置され、該回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された、回転操作可能なダイヤルと、
前記ダイヤルに固定され、前記回転つまみの突出部が挿通する挿通口が形成された円環状部材であって、円周方向に延在し徐々に前記所定部材側への突出量を増加させるトルク可変用レール部と、円周方向へ凹凸が連続的に形成されたクリック用溝部と、を有するフレームと、
前記回転つまみの突出部に連結されると共に、前記フレームの前記トルク可変用レール部に一方側が当接し、他方側が前記所定部材に当接する第1ヒンジ部と、前記クリック用溝部に当接する第2ヒンジ部と、を有するバネ部材と、
を備える、ことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012141912A JP5862477B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | トルク可変装置、及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012141912A JP5862477B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | トルク可変装置、及び電子機器 |
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---|---|
JP2014006701A JP2014006701A (ja) | 2014-01-16 |
JP5862477B2 true JP5862477B2 (ja) | 2016-02-16 |
Family
ID=50104363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012141912A Active JP5862477B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | トルク可変装置、及び電子機器 |
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-
2012
- 2012-06-25 JP JP2012141912A patent/JP5862477B2/ja active Active
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