JPH09231367A - 来訪者管理システム - Google Patents

来訪者管理システム

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JPH09231367A
JPH09231367A JP4190996A JP4190996A JPH09231367A JP H09231367 A JPH09231367 A JP H09231367A JP 4190996 A JP4190996 A JP 4190996A JP 4190996 A JP4190996 A JP 4190996A JP H09231367 A JPH09231367 A JP H09231367A
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JP
Japan
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visitor
message
personal identification
identification data
data
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Application number
JP4190996A
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English (en)
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Yasuhiro Fujimori
泰弘 藤森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在宅中及び留守中の来訪者を効率よく確認
し、来訪者に対し適切な応対をすることができる来訪者
管理システムを提供する。 【解決手段】 留守中に来訪者があった場合、指紋カメ
ラ10で撮影され指紋解析部12で発生された来訪者の
指紋データを、メモリ部2へ記憶されている指紋データ
と指紋照合部13で照合する。一致した場合は、メモリ
部2からその来訪者に対応するメッセージデータを読み
出し玄関ディスプレイ8及び(又は)玄関スピーカ7に
出力し、来訪時の映像、音声、時刻をメモリ部2へ記憶
する。 【効果】 留守中のセキュリティが向上するとともに、
来訪者と家人、家人と家人の間で伝言板として用いるこ
とができる。来訪者に関する情報の検索や管理を行うこ
とができる。留守中の来訪者を短時間で効率よく確認し
たり、在宅中の場合来訪者へ適切な応対をすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、来訪者を個人識別
することにより来訪者を管理することができる来訪者管
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインターホンとしては、家人が在
宅中の場合、来訪者が呼出ボタンを押すことによりチャ
イムが宅内に報知され、その報知を受けて家人が来訪者
をモニタで確認して応対を行ったり、留守中の場合は、
留守であることを来訪者に報知するとともに来訪時の映
像または用件を記録しておき帰宅後に確認を行うことが
できるようなものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のインタ
ーホンは、家人が留守中の場合は、来訪者の面識の有無
や重要度に関係なく全ての来訪者に同一の不在メッセー
ジを報知していたため、来訪者に応じた適切な応対を行
うことができず、セキュリティ上の問題点があった。ま
た、来訪の発生した順に映像または用件を記録するの
で、帰宅後来訪者の映像または用件を再生する際に時間
がかかり、来訪者を効率よく確認することができなかっ
た。さらに、家人が在宅中であって、テレビ視聴中に来
訪者があった場合、来訪者の面識の有無や重要度にかか
わらず、家人はテレビ視聴を中断してモニタで来訪者の
確認を行う必要があり、テレビ視聴を続けながら来訪者
を確認し適切な応対をすることができなかった。本発明
は、上記の点に鑑みてなされたものであり、在宅中及び
留守中の来訪者を効率よく確認し、来訪者に対し適切な
応対をすることができる来訪者管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、来訪者の映
像を捕らえるカメラと、前記来訪者の音声を捕らえるマ
イクと、家人のメッセージを前記来訪者に報知するメッ
セージ報知手段と、前記来訪者の個人識別要因を捕ら
え、個人識別データを発生する個人識別データ発生手段
と、前記来訪者に報知するメッセージを入力するメッセ
ージ入力手段と、前記メッセージ入力手段により入力さ
れたメッセージデータを記憶するメッセージ記憶領域
と、前記個人識別データ発生手段により発生した個人識
別データを記憶する個人識別データ記憶領域とを有する
メモリ手段と、前記個人識別データ発生手段より発生さ
れた個人識別データと、前記個人識別データ記憶領域に
記憶されている個人識別データとを照合する照合手段
と、第1のディスプレイと、前記来訪者の付随情報を入
力する操作手段と、前記来訪者の個人識別データと記憶
された個人識別データとが一致した場合は、前記来訪者
に対応したメッセージデータを前記メモリ手段のメッセ
ージ記憶領域から読み出し、前記メッセージ報知手段に
出力するとともに、前記来訪者の映像データ及び音声デ
ータを前記メモリ手段に記憶するように制御する制御手
段とを具備することにより達成される。
【0005】また、前記メモリ手段に個人識別データが
記憶された来訪者の付随情報を前記操作手段より入力
し、前記メモリ手段に記憶させることにより達成され
る。また、来訪者の個人識別データと記憶された個人識
別データとが一致した場合は、個人識別データが一致し
た来訪者の付随情報を前記メモリ手段より読み出し、付
随情報を来訪者の映像とともに前記第1のディスプレイ
に表示することにより達成される。ここで、来訪者に報
知するメッセージとは、表示される家人の映像や文字、
音声出力される家人の声であり、これらは単一又は組み
合わせで用いてもよい。また、個人識別要因とは個人を
識別できる要因、例えば、指紋、顔の形状、眼球の網膜
パターン、来訪者が名のった氏名、声紋等であり、これ
らの個人識別要因をカメラ、マイク等により捕らえ、前
記個人識別データ発生手段において画像解析や音声解析
を行い、個人識別データが発生される。また、来訪者の
付随情報とは、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務
先等のパーソナルデータのことを指している。
【0006】上記構成の来訪者管理システムによれば、
家人が留守中の際、前記個人識別データ発生手段により
発生された来訪者の個人識別データを前記照合手段で照
合し、一致した場合は、来訪者に対応したメッセージを
前記メッセージ報知手段に出力するので、来訪者に応じ
た適切な応対をすることができる。また、前記メモリ手
段に個人識別データが記憶された来訪者の付随情報を前
記メモリ手段に記憶させることにより、前記メモリ手段
には来訪者のデータが蓄積され、来訪者データベースが
作成される。また、家人が在宅中の際、個人識別データ
が一致した場合には前記メモリ手段(来訪者データベー
ス)から読みだされた来訪者の付随情報及び来訪者の映
像が前記第1のディスプレイに表示されるので、家人は
容易に来訪者を確認することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の来訪者管理システ
ムの実施の形態例を示すブロック図である。来訪者管理
システムは、玄関先に設置されるドアホン部1と、メモ
リ部2と、制御部3と、宅内に設置される入出力部4と
から構成されている。
【0008】各部について詳細に説明すると、ドアホン
部1は、来訪者の映像を捕らえる玄関カメラ5と、来訪
者の声を捕らえる玄関マイク6と、家人のメッセージを
音声により報知する玄関スピーカ7と、家人のメッセー
ジを映像や文字により表示する玄関ディスプレイ8と、
来訪者が押圧する呼出ボタン9と、呼出ボタン9の背後
に形成され、呼出ボタン9を押圧した指の指紋を撮影す
る指紋カメラ10とから構成されている。指紋カメラ1
0は、CCDカメラを用いることができる。メモリ部2
は、家人及び来訪者の指紋データを記憶する指紋データ
記憶領域と、予め来訪者及び家人に対応したメッセージ
データを記憶させておく(記憶方法については後述す
る)メッセージ記憶領域と、映像、音声情報を記憶する
映像、音声記憶領域とを有するとともに、その他来訪時
刻、来訪者の付随情報等を記憶する記憶領域も有してい
る。メモリ部2は、磁気又は光ディスク、半導体メモ
リ、VTR等の記憶装置、又はこれらの組み合わせで構
成され、各記憶領域が設定されている。なお、映像、音
声情報はデータ圧縮してメモリ部2に記憶させてもよ
い。
【0009】制御部3は、タイマ11と、指紋カメラ1
0で撮影された指紋画像を解析し指紋データを発生する
指紋解析部12と、指紋照合部13を有し、来訪者管理
システム全体を制御するコントローラ14と、玄関カメ
ラ5及び玄関マイク6で捕らえた来訪者の映像及び音声
や、メモリ部2から読みだした映像、音声、各種データ
を切り換え入出力部4へ送信する切換部15とから構成
されている。入出力部4は、通常のテレビ番組と、切換
部15から送信される映像及び各種データが複数の画面
によって同時に表示される宅内ディスプレイ16と、テ
レビ番組の音声や切換部15から送信される音声を出力
する宅内スピーカ17と、来訪者と通話を行ったり、来
訪者へのメッセージを音声で入力する宅内マイク18
と、来訪者へのメッセージを映像により入力する宅内カ
メラ19と、初期設定、留守、在宅、来訪者確認、検索
等のモードの設定を行ったり、来訪者の付随情報を入力
したり、来訪者へのメッセージを文字により入力する操
作部20とから構成されている。なお、宅内ディスプレ
イ16に複数の画面を同時に表示させるには、ピクチャ
ーインピクチャー、画面分割、マルチウインドウシステ
ム等の手法を用いる。操作部20は、キーボードやリモ
ートコントローラ等を用いることができる。宅内ディス
プレイ16、宅内スピーカ17、宅内マイク18、宅内
カメラ19は一体に形成されているが別体でもよい。
【0010】上記来訪者管理システムは、初期設定とし
て予め家人の指紋データを登録させる必要がある。この
初期設定について説明する。操作部20により初期設定
モードにセットしておき、家人が呼出ボタン9を押し、
指紋カメラ10で指紋を撮影する。撮影された指紋の画
像は指紋解析部12で解析され、指紋データを発生さ
せ、家人フラグが付加され、メモリ部2の指紋データ記
憶領域に記憶される。また、指紋データとリンクさせて
操作部20から家人の氏名を入力してメモリ部2へ記憶
させる。この作業を家人全員について行う。
【0011】次に、メモリ部2へのメッセージの記憶方
法について説明する。来訪者に報知するメッセージとし
て、家人の映像、音声、文字を用いる。これらの映像、
音声、文字を単一であるいは組み合わせで用いるかは来
訪者及び家人に応じて任意に選択することができる。例
えば、親友に対するメッセージは家人の映像及び音声を
用い、その他の来訪者に対してはメッセージを文字で表
示する等である。詳細は後述するが、メモリ部2には来
訪者データベースが作成されているので、外出の前に操
作部20を操作してメモリ部2から来訪者データベース
を読み出し宅内ディスプレイ16に表示させる。家人
が、来訪者及び家人へ対応させて、宅内カメラ19で自
分の姿を撮影したり、宅内マイク18へ音声を吹き込ん
だり、操作部20から文字を入力すると、それぞれ映像
データ、音声データ、文字データとしてメモリ部2のメ
ッセージ記憶領域に記憶される。以下、メッセージ記憶
領域に記憶された映像データ、音声データ、文字データ
を総称してメッセージデータと略記し、玄関スピーカ7
や玄関ディスプレイ8に出力される家人の映像、音声、
文字を総称してメッセージと略記する。メッセージの内
容は、各来訪者及び各家人へ全て異なる内容を記憶させ
てもよいし、来訪者及び家人をグループ分けしグループ
毎に異なる内容を記憶させてもよい。
【0012】次に、図2ないし図6を参照して上記来訪
者管理システムの動作について説明する。図2は操作部
20により留守モードにセットされたときのフローチャ
ート図である。制御部3は呼出ボタン9が押圧されてい
るかを常に監視しており、来訪者が呼出ボタン9を押圧
すると、指紋カメラ10で撮影された指紋画像が指紋解
析部12で解析され指紋データを発生する。指紋データ
はコントローラ14内の指紋照合部13に送られ、メモ
リ部2の指紋データ記憶領域に記憶されている指紋デー
タと照合される。メモリ部2内の指紋データと一致した
場合は、さらに家人フラグが付加されているかが判断さ
れ、家人フラグが付加されている場合には、家人の帰宅
と判断し、コントローラ14はメモリ部2のメッセージ
記憶領域からその家人に対応するメッセージデータを読
み出し、メッセージAを玄関ディスプレイ8及び(又
は)玄関スピーカ7に出力し、タイマ10による帰宅時
刻をメモリ部2に記憶する。例えば、子供が帰宅した際
には「お帰りなさい。お母さんは出かけているので、自
分で鍵を開けて家の中に入って下さい。」等が出力され
る。この時、必要があれば、家人が帰宅した際の映像及
び音声をメモリ部2へ記憶させてもよい。
【0013】家人フラグが付加されていない場合は、メ
モリ部2に指紋データが記憶されている来訪者と判断
し、コントローラ14はメモリ部2のメッセージ記憶領
域からその来訪者に対応するメッセージデータを読み出
し、メッセージBを玄関ディスプレイ8及び(又は)玄
関スピーカ7に出力する。例えば、親しい知人が来訪し
た際には「こんにちは、○○です。只今外出中ですの
で、ご用件をマイクに向かってお話下さい。」等の親密
なメッセージが出力される。そして、来訪時の映像及び
音声、来訪時刻をメモリ部2に記憶する。一方、メモリ
部2内の指紋データと一致しない場合は、メモリ部2に
指紋データが記憶されていない来訪者と判断し、指紋デ
ータ、来訪時の映像及び音声、来訪時刻をメモリ部2に
記憶する。なお、指紋データは、メモリ部2内の指紋デ
ータ記憶領域に記憶される。この場合、別のメッセージ
を出力するか、又は何も出力しないかは選択できる。
【0014】ここで、メモリ部2内の指紋データと一致
しない場合は、さらに来訪者が宅配業者か否かを判断を
する工程を追加してもよい。玄関カメラ5で撮影された
映像や玄関マイク6に話された音声を解析し、映像に宅
配業者のマークが含まれており、「○○急便です」とい
う音声が入力された場合には宅配業者と判断する。宅配
業者の場合には、コントローラ14はメモリ部2のメッ
セージ記憶領域から宅配業者に対応するメッセージデー
タを読み出し、玄関ディスプレイ8及び(又は)玄関ス
ピーカ7に出力する。例えば、「只今外出中です。6時
以降に再配達願います。」等の伝言が出力される。そし
て、来訪時の映像及び音声、来訪時刻をメモリ部2に記
憶する。
【0015】以上のように、予めメモリ部2のメッセー
ジ記憶領域へメッセージデータを記憶させておき、来訪
者の指紋データが一致した場合は、その来訪者に対応す
るメッセージを玄関ディスプレイ8及び(又は)玄関ス
ピーカ7に出力することにより、留守中に来訪者があっ
ても各来訪者に応じた適切な応対をすることができると
ともに、急用で家を留守にする際や長期間家を留守にす
る際の伝言を来訪者に伝える伝言板として用いることが
できる。また、来訪時の映像、音声、時刻をメモリ部2
へ記憶することにより、後に来訪者の用件を確認するこ
とができる。
【0016】図3は操作部20より来訪者確認モードに
セットされたときのフローチャート図である。図4は来
訪者確認モードの宅内ディスプレイ16の表示例であ
る。家人が操作部20を操作し来訪者確認モードを選択
すると、当日の来訪者リスト21が子画面に表示され
る。来訪者リスト21は、例えば来訪者ナンバー、氏
名、家人か来訪者かの種別、来訪時刻等の項目が設けら
れており、これらのデータはメモリ部2から読みだされ
作成される。つまり、指紋データがメモリ部2に記憶済
の来訪者は、その来訪者の付随情報もメモリ部2に記憶
されているので(後述参照)、コントローラ14は来訪
者の指紋データをキーとして氏名を検索しメモリ部2か
ら読みだす。来訪が初めてであり指紋データが新たに記
憶された人物については、氏名の欄に「初めての方」等
の表示がされる。
【0017】次に、確認したい来訪者にカーソルを合わ
せ選択すると、その来訪者の来訪時の映像22及び操作
画面23が別の子画面に表示され、宅内スピーカ17か
らは来訪時の音声が出力される。家人は来訪時の映像2
2及び音声を確認したあと、この来訪者の来訪時のデー
タ(映像、音声、指紋データが記憶されている時は指紋
データ)を保存するか否かの判断をする。保存しない場
合は操作画面23内の「削除」を選択すると、メモリ部
2からデータが削除される。この来訪者のデータを保存
する場合は操作画面23内の「保存」を選択すると、デ
ータは記憶されたままの状態となる。また、初めての来
訪者については、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤
務先、血液型等の付随情報を操作部20の操作により入
力し、メモリ部2へ記憶させる。この作業を確認が終了
するまで繰り返す。上述の宅内ディスプレイ16の表示
例では、来訪者リスト21を表示したが、家人を除いた
来訪者のみの映像を順次表示し、来訪者の確認をすると
ともに、メモリ部2へ保存するかを選択してもよい。以
上のように、指紋データが一致しない来訪者の指紋デー
タをメモリ部2へ記憶することにより、新規来訪者は自
動的にメモリ部2へ記憶され、その新規来訪者の付随情
報を入力しメモリ部2へ蓄積していくことにより、来訪
者データベースを作成することができる。この来訪者デ
ータベースは、操作部20の操作により付随情報を検索
することが可能であり、住所録等として活用することが
できる。
【0018】図5は在宅モードにセットされたときのフ
ローチャート図である。図6は在宅モードの宅内ディス
プレイ16の表示例である。制御部3は呼出ボタン9が
押圧されているかを常に監視しており、来訪者が呼出ボ
タン9が押圧すると、宅内スピーカ17により宅内にチ
ャイムが報知される。コントローラ14は宅内ディスプ
レイ16の電源が入っているかを判断し、入っていない
場合は、宅内ディスプレイ16の電源を入れる。指紋カ
メラ10で撮影された指紋画像は指紋解析部12で解析
され指紋データを発生する。指紋データはコントローラ
14の指紋照合部13に送られ、メモリ部2の指紋デー
タ記憶領域に記憶されている指紋データと照合される。
メモリ部2内の指紋データと一致した場合は、メモリ部
2に指紋データが記憶されている来訪者と判断し、コン
トローラ14はメモリ部2から一致した指紋データの持
ち主の氏名を読み出し、宅内ディスプレイ16に表示す
ると同時に、来訪者の映像及び音声を宅内ディスプレイ
16及び宅内スピーカ17へ出力する。この時、予め宅
内ディスプレイ16の電源が入っており、家人がテレビ
視聴中だった場合は、図6に示すように宅内ディスプレ
イ16内に子画面を作成し、テレビ番組画面24と同時
に来訪者の氏名及び映像25を表示する。家人がテレビ
視聴中でない場合は、宅内ディスプレイ16全面に来訪
者の氏名及び映像を表示してもよい。そして、来訪者の
映像及び音声、来訪時刻はメモリ部2へ記憶される。
【0019】メモリ部2内の指紋データと一致しない場
合は、メモリ部2に指紋データが記憶されていない来訪
者と判断し、来訪者の映像及び音声を宅内ディスプレイ
16及び宅内スピーカ17に出力し、「初めての方」等
の表示を行う。そして、指紋データ、映像、音声、来訪
時刻をメモリ部2に記憶する。家人は、宅内ディスプレ
イ16に表示された氏名や映像等で来訪者を確認したあ
と、宅内スピーカ17、宅内マイク18を用いて来訪者
に応対する。メモリ部2に蓄積された来訪者データベー
スにより、来訪者を特定することができるので、家人は
柔軟な応対が可能となる。また、テレビ視聴中であって
も来訪者の確認や応対ができる。メモリ部2に指紋デー
タが記憶されている来訪者であり、応対しながら来訪者
の氏名以外の付随情報(例えば、勤務先等)を入手した
いときは、操作部20の操作によりメモリ部2から付随
情報を検索し宅内ディスプレイ16に表示することも可
能である。
【0020】来訪者の個人識別データとしては上述した
指紋データ以外のものを用いることもできる。例えば、
来訪者の顔の形状や眼球の網膜パターンをカメラで撮影
し画像解析したり、訪問者が名のった氏名をマイクで取
り込み音声解析したり、訪問者の声をマイクで取り込み
声紋を解析して用いる。あるいは、指紋データとこれら
の組合わせであってもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、留守中に来訪者があっ
た場合、個人識別データ発生手段で発生された来訪者の
個人識別データが照合手段で照合され、一致した場合は
その来訪者に対応したメッセージをメッセージ報知手段
に出力し、来訪者の映像データ及び音声データを記憶す
ることにより、留守中の来訪者へ適切な応対をすること
ができるので、留守中のセキュリティが向上する。ま
た、来訪者と家人、家人と家人の間で伝言板として用い
ることができる。また、メモリ手段に個人識別データが
記憶された来訪者の付随情報をメモリ手段に記憶させる
ことにより、来訪者データベースが作成されるので、来
訪者に関する情報の検索や管理を行うことができる。ま
た、来訪者データベースを用いて、来訪者の付随情報を
第1のディスプレイに表示するので、帰宅後留守中の来
訪者を確認する際には、短時間で効率よく確認を行うこ
とができる。在宅中に来訪があった際には、テレビ視聴
中であっても来訪者を確認することができ、来訪者への
適切な応対が可能となる。以上のように、インターホン
機能と来訪者データベース機能を併せ持つ来訪者管理シ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の来訪者管理システムを示すブロック
図。
【図2】 本発明の来訪者管理システムの動作を示すフ
ローチャート図。
【図3】 本発明の来訪者管理システムの動作を示すフ
ローチャート図。
【図4】 来訪者確認モードのディスプレイの表示例を
示す図。
【図5】 本発明の来訪者管理システムの動作を示すフ
ローチャート図。
【図6】 在宅モードのディスプレイの表示例を示す
図。
【符号の説明】
2…メモリ部、5…玄関カメラ、6…玄関マイク、7…
玄関スピーカ、8…玄関ディスプレイ、9…呼出ボタ
ン、10…指紋カメラ、11…タイマ、12…指紋解析
部、13…指紋照合部、14…コントローラ、15…切
換部、16…宅内ディスプレイ、17…宅内スピーカ、
18…宅内カメラ、19…宅内マイク、20…操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 来訪者の映像を捕らえるカメラと、 前記来訪者の音声を捕らえるマイクと、 家人のメッセージを前記来訪者に報知するメッセージ報
    知手段と、 前記来訪者の個人識別要因を捕らえ、個人識別データを
    発生する個人識別データ発生手段と、 前記来訪者に報知するメッセージを入力するメッセージ
    入力手段と、 前記メッセージ入力手段により入力されたメッセージデ
    ータを記憶するメッセージ記憶領域と、前記個人識別デ
    ータ発生手段により発生した個人識別データを記憶する
    個人識別データ記憶領域とを有するメモリ手段と、 前記個人識別データ発生手段より発生された個人識別デ
    ータと、前記個人識別データ記憶領域に記憶されている
    個人識別データとを照合する照合手段と、 第1のディスプレイと、 前記来訪者の付随情報を入力する操作手段と、 前記来訪者の個人識別データと記憶された個人識別デー
    タとが一致した場合は、前記来訪者に対応したメッセー
    ジデータを前記メモリ手段のメッセージ記憶領域から読
    み出し、前記メッセージ報知手段に出力するとともに、
    前記来訪者の映像データ及び音声データを前記メモリ手
    段に記憶するように制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする来訪者管理システム。
  2. 【請求項2】 前記メモリ手段に個人識別データが記憶
    された来訪者の付随情報を前記操作手段より入力し、前
    記メモリ手段に記憶させることを特徴とする請求項1記
    載の来訪者管理システム。
  3. 【請求項3】 来訪者の個人識別データと記憶された個
    人識別データとが一致した場合は、個人識別データが一
    致した来訪者の付随情報を前記メモリ手段より読み出
    し、付随情報を来訪者の映像とともに前記第1のディス
    プレイに表示することを特徴とする請求項2記載の来訪
    者管理システム。
  4. 【請求項4】 前記メッセージ報知手段は、第2のディ
    スプレイ及びスピーカであることを特徴とする請求項1
    記載の来訪者管理システム。
  5. 【請求項5】 前記個人識別データは来訪者の指紋デー
    タであることを特徴とする請求項1記載の来訪者管理シ
    ステム。
JP4190996A 1996-02-28 1996-02-28 来訪者管理システム Pending JPH09231367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4190996A JPH09231367A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 来訪者管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4190996A JPH09231367A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 来訪者管理システム

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JPH09231367A true JPH09231367A (ja) 1997-09-05

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ID=12621417

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JP4190996A Pending JPH09231367A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 来訪者管理システム

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JP (1) JPH09231367A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0964342A2 (en) * 1998-06-10 1999-12-15 Nec Corporation Data transfer system and data transfer method and its data transfer terminal
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