JP3126479B2 - コンサルテーション・カンファレンスシステム - Google Patents

コンサルテーション・カンファレンスシステム

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JP3126479B2
JP3126479B2 JP9678392A JP9678392A JP3126479B2 JP 3126479 B2 JP3126479 B2 JP 3126479B2 JP 9678392 A JP9678392 A JP 9678392A JP 9678392 A JP9678392 A JP 9678392A JP 3126479 B2 JP3126479 B2 JP 3126479B2
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雅和 長田
昭広 宮内
武博 江馬
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Canon Medical Systems Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信手段を用いた遠隔
地間でのコンサルテーション(Consultation)・カンファ
レンス(Conference)システムに係り、特にコンサルテー
ションやカンファレンスの要点だけを記録にとどめるこ
とができるコンサルテーション・カンファレンスシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療現場では患者の診断を直接に
行う部門(内科、外科等)は、患者の医用情報の提供を
他の部門(放射線科等)に求め、この医用情報の提供を
求められた部門では、例えばX線画像その他の医用画像
およびその読影レポートや、検体の化学分析結果を要求
のあった部門に送る。
【0003】そして、患者の診断を行う部門は、これら
提供のあった医用情報に基づいて、一人もしくは複数の
担当者が患者の診断を行ったり、治療方針を決定したり
する。複数の人間が集まって患者の病状・治療方法の検
討を行う場合は、いわゆるカンファレンス方式となる。
【0004】ところで、実際には、医用情報を提供され
た側で、その医用情報に不明な点をもつことがあり、そ
のような場合は医用情報を提供してくれた側にコンサル
テーションを仰ぐことがある。また前述の会議の場にコ
ンサルテーションを兼ねて医用情報を提供した部門の人
間の参加が求められることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常患者に
ついての医用情報を収集し、提供する部門と、その医用
情報の提供を受けて、実際に患者の診断を行う部門と
は、部屋を異にし、肉声や直接の視覚に訴えることがで
きない遠隔の場所にある。そこで、これまでは違う部門
の部屋へ出向いたり、違う部門の人達が各部門の部屋と
は違う会議室に集まってコンサルテーションやカンファ
レンスを行っており、自分たちが通常いる場所でコンサ
ルテーションやカンファレンスができないという不便が
あった。また、この場合、コンサルテーションやカンフ
ァレンスの内容を正確に記録しておくことがなかなかで
きず、類似の医用情報に接したときに過去の経験を生か
せなくなることがある。
【0006】そこで、まず自分たちが通常いる場所でコ
ンサルテーションやカンファレンスを行うため、テレビ
カメラとテレビ、マイクロフォンとスピーカ等の通信手
段を用いたテレビ会議方式が考えられる。
【0007】しかし、これまでのテレビ会議方式では、
そのコンサルテーション・カンファレンス内容を自動的
に記録(録画・録音)するとなると、会議の冒頭から終
了まで出席者のすべての発言内容、あるいは提示された
視覚情報をすべて記録することになるため、情報量が厖
大となり、記録の検索に多大な時間・労力が掛かるとい
う欠点があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、テレビ会議方式によりながら記録内容は要点だけ
にとどめて、記録情報の圧縮・検索の便を図ることがで
きるコンサルテーション・カンファレンスシステムを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、コンサルテーション・カンファレンスの参
加者をユーザとする端末をネットワークで結んだコンサ
ルテーション・カンファレンスシステムであって、前記
各端末はユーザが意見を述べるべき画像を表示するディ
スプレイ手段と、各ユーザが意見を音声で入力するマイ
ク手段と、他のユーザの意見を音声で出力するスピーカ
手段と、グラフィックスによる意見入力の手段と、意見
を入力するユーザの表情を撮影するカメラ手段と、時刻
を知らせるクロック手段と、前記各端末において画像ご
とに、入力されたユーザの音声、表情および入力された
グラフィックス情報を経時的にまとめた時系列情報を作
成し、前記ネットワークに送り出す手段とを有し、前記
ネットワークには、前記各端末から送られてきた時系列
情報を画像ごとに時系列的にまとめて議事録生情報を作
成、記憶し、前記各端末からの要求に応じてこの議事録
生情報を送り出す手段が接続するコンサルテーション・
カンファレンスシステムを提供する。
【0010】
【作用】本発明のコンサルテーション・カンファレンス
システムは、タッチセンサなどの意見入力手段がコンサ
ルテーション・カンファレンスの記録しておくべき内容
を指示するトリガとなり、その下のディスプレイ手段に
表示された画像に、意見入力手段を介して触れながら、
音声もしくは意見入力手段上にグラフィックス情報を入
力すると、これら音声およびグラフィックス情報はその
入力時におけるユーザの表情とともに、同一時刻のデー
タとしてまとめられる。そしてネットワーク全体では、
他の端末からの情報も同一時刻のものはまとめられ、同
一時刻における音声、表情、グラフィックス情報は議事
録生データとなって記録される。
【0011】
【実施例】以下添付の図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例に係るコンサ
ルテーション・カンファレンスシステムの機能構成を示
す図である。
【0013】すなわち、データ入力(作成)用端末A
(符号50で示す)にある画像データ管理部10は、コ
ンサルテーションやカンファレンスにおいて医師がそれ
について意見を述べるべき画像を画像表示部4を介して
ディスプレイ5に表示する。本実施例においては、医師
は、画像を見ながら、自らの意見を自分の音声と自分で
画像にタッチする動作により入力する。つまり、この入
力操作は、 タッチした画像に係る意見(文字データ)を音声で入
力する 画像上でタッチした通りに図を描く という2つの入力(音声と画像[もしくはグラフィック
ス])を含む。
【0014】ここで、入力端末Aは音声をマイク1で、
またディスプレイ5上の画像へのタッチをタッチセンサ
6で受取り、以下の処理を行う。
【0015】まず、音声はマイク1からアナログ信号が
音声デジタイザ2へ送られ、音声デジタイザ2でA/D
(アナログ/デジタル)変換されてデジタルデータにな
り、時刻−音声データ作成部3へ送られる。時刻−音声
データ作成部3では、音声デジタイザ2から送られる音
声データを、クロック13から送られる時刻データと対
応させて記憶する。具体的には、音声デジタイザ2とク
ロック13それぞれのデータを時刻−音声データ作成部
3内のバッファメモリに格納し、ついでクロック信号に
同期させて、音声データと時刻データを下記表1に示す
時刻−音声テーブルに次々と入力していく。
【0016】
【表1】
【0017】一方、医師の表情のデータは、カメラ31
によって撮影され、画像デジタイザ32に入力される。
画像デジタイザ32では、入力画像をデジタル化し、逐
時時刻−表情作成部33へ送信する。時刻−表情作成部
33では、クロック13を用いながら、音声の場合と同
様に、画像デジタイザ32から送られた画像データと時
刻を対応づけた、下記表2に示す時刻−表情テーブルを
作成する。
【0018】
【表2】
【0019】次に、ポインタデータ(医師がタッチした
画像上の座標)については、タッチセンサ6から送り出
されたポインタデータを、ポインタデータ入力部8がデ
ジタルの座標データに変換する。これには現在知られて
いるタッチセンサの技術を用いることができる。
【0020】ポインタデータ入力部8から座標データを
受取った時刻−ポインタデータ作成部9は、クロック1
3から時刻データを受取り、音声・表情の場合と同様に
クロック13と同期させて、下記表3に示す時刻−ポイ
ンタテーブルに次々と入力する。
【0021】
【表3】
【0022】さて、こうしてコンサルテーションやカン
ファレンスの場で医師が自分の意見を入力し終ると、医
師はキーボード27から終了要求コマンドを入力する。
すると、この終了要求コマンドは画像データ管理部10
へ伝えられ、画像データ管理部10は、現在ディスプレ
イ5に表示されており、かつ医師の所見が入力された画
像の認識番号(画像ID)を表情−時刻−音声−ポイン
タデータ−画像ID作成部14へ送信する。また、この
終了要求コマンドは、時刻−音声データ作成部3、時刻
−表情データ作成部3および時刻−ポインタデータ作成
部9にも伝えられ、これらデータ作成部3,33,9
は、それぞれ作成した時刻−音声テーブル、時刻−表情
テーブルおよび時刻−座標テーブルを、時刻−音声−表
情−ポインタデータ−画像ID作成部14へ送信する。
【0023】これら3つのテーブルを受取った時刻−音
声−表情−ポインタデータ−画像ID作成部14は、こ
れらを順次つなぎ合わせて1つの統一データとする。こ
れは、例えばプログラミング言語であるC言語における
構造体のようにフォーマットを予めもっていて、このフ
ォーマットに沿って順次データを構成していくものであ
り、この統一データは、議事録生データ作成部37へ送
出される。
【0024】なお、1つの端末から入力された種々のデ
ータは、データ転送部34によって、同じ構成を有する
他の一部もしくはすべての端末に送信・出力される。例
えば、端末Aの画像デジタイザ32から入力される画像
データは、データ転送部34を通して端末B(符号51
で示す)の画像表示部(図示せず)へ送られ、そのディ
スプレイに表示される。端末Aで入力された音声も、音
声デジタイザ2からデータ転送部34を通って、例えば
端末Bの音声アナライザ(端末Aでは符号36)でD/
A(デジタル/アナログ)変換され、そのスピーカ(端
末Aでは符号35)から出力される。同様に、ポインタ
データも、端末Aのポインタデータ入力部8→データ転
送部34→端末Bのオーバーレイ・ポインタデータ表示
部(端末Aでは符号7)の経路を経て、そのディスプレ
イに表示される。こうして、1つの端末の入力データ
を、他の端末で共有することが可能となる。
【0025】また、各端末のクロックが同じ時刻を指す
ように、例えば端末Aのクロック13からデータ転送部
34を経由して時刻データを他の端末のクロックへ転送
することもできる。
【0026】さて、1つあるいは複数の端末50,5
1,52,……から議事録生データ作成部37に送られ
てきた統一データは、議事録生データ作成部37で同時
刻のものを関連づけ、下記表4に示すデータフォーマッ
トの議事録生データに加工される。
【0027】
【表4】
【0028】すなわち、まず端末Aの時刻−音声−表情
−ポインタデータ−画像ID作成部14で作成された特
定の画像についての統一データを受信すると、そのうち
の時刻データを、上記フォーマットの時刻データの部分
に対応するメモリに格納する。ついで、その時刻に対応
する音声データ、表情データおよびポインタデータを各
画像IDについて、それぞれフォーマットの該当するメ
モリ内に格納する。こうして、画像IDがn個あれば、
そのn個分の議事録生データが作成される。
【0029】同様にして、他の端末B,C……の時刻−
音声−表情−ポインタデータ−画像ID作成部14から
送られてきた統一データについても、同一の画像IDに
ついて上記の処理を行う。
【0030】本実施例によれば、上記表4のようなフォ
ーマットで、端末のユーザ同士で行われたカンファレン
ス・コンサルテーションの内容を議事録生データメモリ
38に保存することができる。
【0031】議事録生データは、また議事録編集部39
によって編集し、その編集した内容を画像データベース
40することができる。
【0032】画像データベース40には、画像情報およ
び画像へのオーバーレイ(重ね合わせ)情報が保存され
るわけであるが、各端末においてこれらの情報を利用す
る場合は、端末Aを例にとると、一旦画像情報は画像メ
モリ20に、またオーバーレイ情報はオーバーレイメモ
リ21に引き入れる。そして、画像データ管理部10の
制御下に、画像情報は画像表示部4を経由して、またオ
ーバーレイ情報はオーバーレイ・ポインタデータ表示部
22を経由してディスプレイ5に表示される。
【0033】つぎに、再生・編集の態様を、端末の実装
例を示す図2を用いて説明する。図2においては、図1
の機能構成図と同一の名称となる要素については、同一
の符号を用いた。他の実装要素については、図1の機能
要素との対応を示しながら説明する。
【0034】総括的に言えば、議事録生データメモリ3
8に格納された議事録生データは、例えば端末Aでキー
ボード27から入力を要求されると、CPU43の命令
により、一方でその中の画像データがLAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)41およびネットワークI/
F(ネットワーク・インターフェース)42を経由し
て、ディスプレイコントローラ44(図1の画像表示部
4とオーバーレイ・ポインタデータ表示部22に相当す
る)へ転送され、ディスプレイ5に表示される。また、
これと同時に、議事録生データ中の音声データも音声入
出力コントローラ45(図1の音声デジタイザ2と音声
アナライザ36に相当する)へ転送され、スピーカ35
から音声が出力される。
【0035】なお、CPU43にまとめられた図1中の
構成要素は、それぞれタスク(プロセス)として起動さ
れ、各タスク間のデータ授受はタスク(プロセス)間通
信によって行われる。
【0036】これをさらに詳細に説明する。キーボード
27から、所定の入力コードで議事録生データの再生要
求を入力すると、総括コントローラ46からCPU43
に割込みがかかる。この時点でCPU43は総括コント
ローラ46のレジスタ内容を読み、下記表5に示すコマ
ンドリストと照合して再生要求であることを判断する。
【0037】
【表5】
【0038】すると、CPU43は、予めLAN41を
通して画像メモリ20とオーバーレイメモリ21に格納
しておいた議事録生データを、ディスプレイコントロー
ラ44および音声入出力コントローラ45へ各々転送す
る。この時、ディスプレイコントローラ44には、議事
録生データのうち時刻と表情とポインタデータをまとめ
た時刻−表情−ポインタデータテーブルを、また音声入
出力コントローラ45へは時刻−音声テーブルを送信す
る。
【0039】次にCPU43は、議事録生データの画像
IDを見て、その画像IDに相当する画像データを画像
データベース40から検索し、画像メモリ20に格納す
る。これら画像データは、ディスプレイコントローラ4
4へ送信される。
【0040】ディスプレイコントローラ44は、図3に
示すように、内部にディスプレイメモリ61、オーバー
レイメモリ62、メモリ−ID対応テーブル63、議事
録生データ用メモリ64、表情・画像出力用の画像メモ
リ65、クロック66、タッチパネルデータ入力部67
およびデータ送受信部68を有する。
【0041】さてCPU43は、ディスプレイコントロ
ーラ44と音声入出力コントローラ45に、同時に再生
命令を送信する。ディスプレイコントローラ44は、予
め画像をディスプレイメモリ61に格納し、かつディス
プレイ5に表示させているが、再生命令を受けると、議
事録生データ中のポインタデータをオーバーレイメモリ
62に順次入力する。
【0042】この順次入力のやり方は、まずCPU43
が議事録生データ中の時刻データの先頭にある時刻をパ
ラメータとして再生要求をディスプレイコントローラ4
4に送信する。これを受けたディスプレイコントローラ
44は、クロック66の初期値をこの時刻にセットす
る。そして、以後はディスプレイコントローラ44内の
議事録生データ用メモリ64の時刻データと先にセット
したクロック66の時刻が一致するかどうかを比較し、
一致する場合は、議事録生データ用メモリ64内のポイ
ンタデータをオーバーレイメモリ62へ送信することに
より再生を行う。音声入出力コントローラ45における
音声データの再生も同様の方法で行なわれる。
【0043】次に、議事録生データの各端末での編集
(更新)方法について述べる。ユーザは、キーボード2
7からの入力で、編集要求をCPU43に知らせる。す
ると、CPU43は、ディスプレイコントローラ44と
音声入出力コントローラ45へ編集命令を送信する。
【0044】編集命令を受取った各コントローラ44、
45は、ユーザからの入力待ち状態に入る。そして、ユ
ーザが図2のタッチスクリーンコントローラ47で制御
されるタッチスクリーン6からポインタデータを入力す
ると、これはタッチスクリーンデータ入力部67を通じ
て議事録生データメモリ64に送られる。ディスプレイ
コントローラ44は、これに伴って議事録生データメモ
リ64中のポインタデータを更新するとともに、ディス
プレイメモリ61へ送信し、ディスプレイ5に表示す
る。
【0045】音声の編集についても上記と同様に行う。
【0046】そして、CPU43は、キーボード27か
ら編集終了の要求を受けると、終了命令を各コントロー
ラ44,45へ送り、さらに更新されたポインタデータ
と音声データを各コントローラ44、45内の議事録生
データ用メモリから、CPU43のメモリへ送信し、そ
のメモリ内にある議事録生データの原本を更新する。
【0047】今度は図4を参照して、図1の議事録編集
部39で音声を含む議事録生データから画像にオーバー
レイする(これを編集と考える)文字・グラフィックス
情報を作成する方法を述べる。図4において図1〜図3
に対応する要素には同一の符号を付す。
【0048】議事録生データは、議事録生データメモリ
38から議事録編集部39に入ってくると、一方で文字
系データ作成部16へ送られる。すると、音声認識部1
5は、議事録生データのうち音声データ部分について、
公知の音声認識技術により音声データを文字コードに変
換する。この文字コードは、文字系データ作成部16で
作成される文字系データの一部として使われる。
【0049】すなわち、音声認識部15は、単語あるい
は文の区切りとして、例えば無音状態になったときに、
それまでの単語あるいは文を一区切りとして文字コード
に変換し、その際下記表6に示す音声データV1 ,…,
n に相当する時刻t1 ,…,tn と、変換した文字コ
ードCを対応づけて記憶し、かつ文字系データ作成部1
6へ送る。
【0050】
【表6】 このときのフォーマットは、下記表7に示すように、認
識した音声の最初の時刻t1 、最後の時刻tn および文
字コードCの組として送られる。
【0051】
【表7】 この表から分かるように、無音状態と認識した部分につ
いては、その最初と最後の時刻に、文字コード(null)
を対応させる。
【0052】音声認識部15から表7のデータを受取っ
た文字系データ作成部16は、議事録生データ中の画像
IDと時刻−ポインタデータおよび表7の時刻(最初と
最後)−文字コードデータから所定フォーマットの文字
系データを作成し、文字オーバーレイデータ作成部18
へ送信する。
【0053】つぎに、議事録生データ中のポインタ情報
(時刻−ポインタデータ)がグラフィックスデータ(画
面上を指でなぞって描いた画像データ)であるかあるい
は音声入力データ(画面上の一点を指差して発言し入力
した音声データ)であるかを弁別する方法を述べる。
【0054】議事録生データを受取ったポインタ情報弁
別部17は、データフォーマット中の時刻−ポインタデ
ータに着目して処理を進める。
【0055】まず、時刻t1 からある決められた時間Δ
t(予め保持している)の間に、ポインタ(座標)デー
タが移動した距離を計算する。座標(X1 ,Y1 )と
(X2,Y2 )の間の距離dは、
【数1】 で表される。
【0056】Δt間に座標データがn個あったときは、
n個の座標データ全部について、それぞれt1 の座標
(X1 ,Y1 )からの距離dを計算する(これをd1
…,dn とする)。
【0057】そして、これらd1 ,…,dn のうち1つ
でも所定の値ε(予め保持している)を上回るものが存
在すれば、この(X1 ,Y1 )から(Xn ,Yn )の座
標データは、医師により手書きで入力されたグラフィッ
クスデータであると判断し、次の表8に示すフォーマッ
トに座標(X1 ,Y1 )から(Xn ,Yn )の組を格納
する。
【0058】
【表8】 なお、この座標データの組は、グラフィックスデータと
して便宜上(X1 ,Y1 ),……,(Xn ,Yn )と書
き表す。
【0059】他方、d1 ,…,dn のうち一つたりとも
εを上回らなければ、これらは、医師がこの座標[(X
1 ,Y1 )から(Xn ,Yn )までほとんど同じ)に触
れながら音声によって文字を入力したものと判断し、d
1 ,…,dn に相当する(X1 ,Y1 )とt1 ,…,t
n を、次の表9に示すデータフォーマットに格納する。
【0060】
【表9】
【0061】また、このフォーマットはポインタデータ
として、便宜上つぎの表10のようにも書き表すことと
する。
【0062】
【表10】 さて、このようにして座標データ(X1 ,Y1 )〜(X
n ,Yn )までの解析が終了したら、つぎの(Xn+1
n+1 )以降の座標データについても同様の処理をくり
返す。こうして最後の座標データまで処理を行い、次の
表11のデータフォーマットに全てのグラフィックスデ
ータとポインタデータ(以下これを「グラフィックス−
ポインタデータ」と呼ぶ)を格納する。この表ではグラ
フィックスデータは、先の便宜形式、またポインタデー
タは表10の形式で納められる。
【0063】
【表11】 このグラフィックス−ポインタデータは文字オーバーレ
イデータ作成部18へ送信される。
【0064】文字系データ作成部16とポインタ情報弁
別部17から、それぞれ文字系データとグラフィックス
−ポインタデータを受取った文字オーバーレイデータ作
成部18は、これらを基に、文字オーバーレイデータを
作成する。
【0065】ところで、本実施例では、タッチセンサ6
の座標は、図5に示すように、(0,0)から最大(X
max ,Ymax )とし、この座標サイズに係るデータは文
字オーバーレイデータ作成部18でも保持しているもの
とする。
【0066】さて、文字オーバーレイデータ作成部18
は、例えば端末Aの画像データ管理部10に対して、文
字系データあるいはグラフィックス−ポインタデータの
もつ画像IDをパラメータとして、当該画像についてす
でに保存されている過去の文字オーバレイデータを要求
するコマンドを送出する。
【0067】一方、画像データ管理部10は画像IDと
文字オーバーレイデータの対応表を保持しているものと
し、このコマンドを受取ると、その対応表を参照して、
オーバーレイメモリ21に文字オーバーレイデータを文
字オーバーレイデータ作成部18に送らせる。
【0068】つまり画像データ管理部10は、予め各画
像の文字オーバーレイデータについて、図6に示すよう
な空間分解能(X´,Y´)[ピクセルサイズは(X′
max,Y′max )]と1ビットの濃度分解能(0または
1;表示する場合は0、表示しない場合は1)からなる
フォーマットをオーバーレイメモリ21に作成してお
く。そして、このフォーマットの文字オーバーレイデー
タと画像IDの対応表から、文字オーバーレイデータ作
成部18の要求に対して、文字オーバーレイデータとそ
のピクセルサイズをオーバーレイメモリ19から転送さ
せるわけである。
【0069】文字オーバーレイデータ作成部18は、文
字オーバーレイデータとそのピクセルサイズを受取る
と、次にグラフィックス−ポインタデータのポインタデ
ータに着目する。先の例では時刻tn+1 〜tm の間は、
座標(Xn+1 ,Yn+1 )にタッチがあって、その間に音
声入力されていたと判断した。
【0070】よって、文字系データの時刻tn+1 〜tm
に相当する文字コードCを検索する。その結果、例えば
「肺炎」という文字コードが入力されていたら、図7に
示すタッチセンサと文字オーバーレイデータのフォーマ
ットの座標関係を基に、文字オーバーレイデータのフォ
ーマット中の座標(Xn+1 ・X′max /Xmax ,Yn+1
・Y′max /Ymax )から始まる近傍、例えばピクセル
数ε′(予め定める)の範囲に、「肺炎」という文字の
グラフィックスデータ(文字のある箇所を1とする)を
作成してデータ入力する。
【0071】この操作は、グラフィックス−ポインタデ
ータ中の全てのポインタデータに対して行う。そして、
こうしてできた文字を含む新しいオーバーレイデータ
は、オーバーレイメモリ19へ送出し、過去のものと入
れ替わり格納される。
【0072】つぎにグラフィクスオーバーレイデータの
作成方法を説明する。
【0073】グラフィックス−ポインタデータを受取っ
たグラフィクスオーバーレイデータ作成部25は、グラ
フィックス−ポインタデータ中のグラフィックスデータ
部分を見て、グラフィックスオーバーレイデータを作成
する。
【0074】まず、グラフィックス−ポインタデータ中
の画像IDをパラメータとして、当該画像のグラフィッ
クスオーバーレイデータを要求するコマンドを画像デー
タ管理部10へ送出する。画像データ管理部10では、
そのコマンドとパラメータを受取ると、オーバーレイメ
モリ19に、該当する過去のグラフィックスオーバーレ
イデータとピクセルサイズをグラフィクスオーバーレイ
データ作成部25へ送り出させる。
【0075】グラフィックスオーバーレイデータ作成部
25では、受取ったグラフィックスオーバーレイデータ
とピクセルサイズを(X′max ,Y′max )およびZ
(1ビット)で表す濃度分解能を一旦格納する。
【0076】次に、グラフィックス−ポインタデータ中
のグラフィックスデータの座標(X1 ,Y1 )をもとに
オーバーレイデータを作成するが、これは、オーバーレ
イデータの座標(X1 ・X′max /Xmax ,Y1 ・Y′
max /Ymax )のデータを0から1に変えることにより
行う。この座標データの変換は、クラフィックス−ポイ
ンタデータ中の全てのグラフィクスデータについて行
う。
【0077】このようにしてできたオーバーレイデータ
は、オーバーレイメモリ21へ送出され、格納される。
【0078】オーバーレイメモリ10において、1つの
画像IDに対応するオーバーレイデータは、文字オーバ
ーレイ用とグラフィックスオーバーレイ用に分かれてい
るのが好ましい。一つになっていてもよいが、その場合
は文字オーバーレイデータ作成部18とグラフィックス
オーバーレイデータ作成部25で同時に更新して一方が
他方を消してしまわないように、画像データ管理部10
による排他制御を必要とする。
【0079】本実施例では、分かれているものとしてす
る。
【0080】さて画像+オーバーレイを表示する場合
は、文字オーバーレイデータ作成部18とグラフィック
スオーバーレイデータ作成部25によって作成された文
字オーバーレイとグラフィックスオーバーレイがともに
画像データ管理部10により画像IDと対応づけられて
オーバーレイメモリ21に格納される。
【0081】画像とオーバーレイを参照したいという要
求および画像IDがキーボード27から入力されると、
画像データ管理部10は、文字オーバーレイとグラフィ
ックスオーバーレイを同じ座標毎に加算し、1つのオー
バーレイデータを作成してオーバーレイ・ポインタデー
タ表示部22へ送出する。また、画像IDに対応する画
像を画像メモリ20から読み出してオーバーレイ・ポイ
ンタデータ表示部22へ送出する。
【0082】これにより、ディスプレイ5には、画像と
オーバーレイが重なって表示される。つまりこれまでの
動作より、音声とタッチセンサ6でのポインティングに
より入力されたデータは、オーバーレイとなって参照さ
れる。
【0083】本実施例によれば、画像+オーバーレイを
編集することもできる。つまり、オーバーレイメモリ2
1に格納されたオーバーレイデータは編集することがで
き、ディスプレイ5に表示されたオーバーレイを見て、
ユーザはタッチセンサ6からポインタデータを入力す
る。入力されたデータは例えばオーバーレイグラフィッ
クスとして処理される。
【0084】すなわち、入力された座標データを全てグ
ラフィクス入力と判断し、オーバーレイメモリ21のデ
ータを更新する。さらに、入力データをオーバーレイ・
ポインタデータ表示部22へ送信し、ディスプレイ5に
表示する。これにより編集が可能となる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンサル
テーション・カンファレンスシステムによれば、LAN
等のネットワークの領域内ですべての端末からのタッチ
センサなどの意見入力手段を介して入力された音声、表
情、グラフィックス情報が同一時刻についてまとめら
れ、議事録生データとなって記録されるため、コンサル
テーション・カンファレンスの内容が人手によらず自動
的に、かつ要点だけコンパクトに記録される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンサルテーション・
カンファレンスシステムの機能構成図。
【図2】図1のコンサルテーション・カンファレンスシ
ステムの実装構成図。
【図3】図2中のディスプレイコントローラの構成図。
【図4】図1の議事録編集部の構成図。
【図5】図1にタッチセンサの座標を示す図。
【図6】各画像の文字オーバーレイデータのフォーマッ
トを示す図。
【図7】タッチセンサと文字オーバーレイデータのフォ
ーマットの座標関係を示す図。
【符号の説明】
1 マイク 4 画像表示部 5 ディスプレイ 6 タッチセンサ 10 画像データ管理部 13 クロック 14 時刻−音声−表情−ポインタデータ−画像IDデ
ータ作成部 20 画像メモリ 21 オーバーレイメモリ 27 キーボード 37 議事録生データ作成部 38 議事録生データメモリ 39 議事録編集部 40 画像データベース 50 端末A
フロントページの続き (72)発明者 江馬 武博 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝 メディカルエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−2540(JP,A) 特開 平4−354054(JP,A) 特開 昭63−194466(JP,A) 特開 平3−165368(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 H04L 12/28 H04N 7/15 G06F 17/21 G06F 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンサルテーション・カンファレンスの
    参加者をユーザとする端末をネットワークで結んだコン
    サルテーション・カンファレンスシステムであって、前
    記各端末はユーザが意見を述べるべき画像を表示するデ
    ィスプレイ手段と、各ユーザが意見を音声で入力するマ
    イク手段と、他のユーザの意見を音声で出力するスピー
    カ手段と、グラフィックスによる意見入力の手段と、意
    見を入力するユーザの表情を撮影するカメラ手段と、時
    刻を知らせるクロック手段と、前記各端末において画像
    ごとに、入力されたユーザの音声、表情および入力され
    たグラフィックス情報を経時的にまとめた時系列情報を
    作成し、前記ネットワークに送り出す手段とを有し、前
    記ネットワークには、前記各端末から送られてきた時系
    列情報を画像ごとに時系列的にまとめて議事録生情報を
    作成、記憶し、前記各端末からの要求に応じてこの議事
    録生情報を送り出す手段が接続するコンサルテーション
    ・カンファレンスシステム。
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