JP4656467B2 - 医用情報提供システム、送信端末、受信端末および仲介端末 - Google Patents

医用情報提供システム、送信端末、受信端末および仲介端末 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医用情報提供方法、医用情報提供システム、送信端末、受信端末、仲介端末、配信端末および記憶媒体に関する。さらに詳しくは、煩雑な契約や調査を要さずに、多数の相手と、ネットワークを介して、医用情報を送信または受信することができる医用情報提供方法、医用情報提供システム、送信端末、受信端末、仲介端末、配信端末および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ある病院で撮影した医用画像を別の病院で利用するために、ある病院の端末から別の病院の端末へとネットワークを介して医用画像を送信する医用情報提供システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の医用情報提供システムには、次の問題点がある。
(1)送信側と受信側とが契約している必要がある。換言すれば、相手の数だけ契約を結ぶ必要があり、煩雑である。このため、事実上、相手が少数に制限されている。
(2)端末で相手アドレスを入力して接続する必要がある。しかし、相手が多数になると操作者が相手アドレスを覚えきれなくなるため、いちいち相手アドレスを調査する手間がかかり、煩雑である。このため、事実上、相手が少数に制限されている。
そこで、本発明の目的は、煩雑な契約や調査を要さずに、多数の相手と、ネットワークを介して、医用情報を送信または受信することができる医用情報提供方法およびシステムを提供することにある。また、そのための送信端末、受信端末、仲介端末、配信端末および記憶媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、医用情報を送信可能な送信加入者と医用情報を受信可能な受信加入者と医用情報仲介センターとをネットワークで接続し、前記送信加入者が保持する医用情報を前記受信加入者が受信するための交渉を前記医用情報仲介センターがネットワークを介して行うことを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第1の観点による医用情報提供方法では、送信加入者が保持する医用情報を受信加入者が受信するための交渉を医用情報仲介センターがネットワークを介して行う。そこで、送信加入者は医用情報仲介センターとのみ契約すればよく、受信加入者と個々に契約する必要はない。同様に、受信加入者も医用情報仲介センターとのみ契約すればよく、送信加入者と個々に契約する必要はない。よって、煩雑な契約を要さずに、多数の相手と、ネットワークを介して、医用情報を送信または受信することが出来るようになる。さらに、医用情報仲介センター側でセキュリティを厳重に管理できるので、送信加入者や受信加入者側でのセキュリティ管理の負担を軽減できるようになる。
【0005】
第2の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、前記送信加入者および受信加入者の少なくとも一方が前記医用情報仲介センターに前記交渉の開始を要求しうることを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第2の観点による医用情報提供方法では、患者が現在通院している病院が近い将来に行くであろう病院へ当該患者の医用情報を届けておきたい場合には、送信加入者が医用情報仲介センターに交渉の開始を要求することで対応しうる。また、現在通院している病院が過去に行っていた病院から医用情報を取り寄せたい場合には、受信加入者が医用情報仲介センターに交渉の開始を要求することで対応しうる。
【0006】
第3の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、前記送信加入者および前記受信加入者以外の第三者が前記医用情報仲介センターに前記交渉の開始を要求しうることを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第3の観点による医用情報提供方法では、患者が過去に通院していた病院から近い将来に行くであろう病院へと自分の医用情報を届けておきたい場合には、前記第三者として患者が医用情報仲介センターに交渉の開始を要求することで対応しうる。
【0007】
第4の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、前記交渉の開始を要求した者に対して前記医用情報仲介センターが加入者情報を提供し、前記交渉の開始を要求した者は該加入者情報に基づいて送信加入者および受信加入者の少なくとも一方を特定することを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第4の観点による医用情報提供方法では、医用情報仲介センターがネットワークを介して加入者情報を提供し、これを基にして送信加入者や受信加入者を特定できるので、前記交渉の開始を要求した者は、いちいち相手アドレスを調査する必要がない。よって、煩雑な調査を要さずに、多数の相手と、ネットワークを介して、医用情報を送信または受信できるようになる。
【0008】
第5の観点では、本発明は、医用情報を送信可能な送信加入者と医用情報を受信可能な受信加入者と医用情報仲介センターとをネットワークで接続し、前記送信加入者は前記医用情報仲介センターに対してネットワークを介して医用情報を送信し、前記医用情報仲介センターは前記受信加入者に対してネットワークを介して前記医用情報を転送することを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第5の観点による医用情報提供方法では、医用情報の転送を医用情報仲介センターがネットワークを介して行うので、送信加入者はネットワークを介して医用情報仲介センターに医用情報を送信すればよく、また、受信加入者はネットワークを介して医用情報仲介センターから医用情報を受信すればよい。そこで、送信加入者は医用情報仲介センターとのみ契約すればよく、受信加入者と個々に契約する必要はない。同様に、受信加入者も医用情報仲介センターとのみ契約すればよく、送信加入者と個々に契約する必要はない。よって、煩雑な契約を要さずに、多数の相手と、ネットワークを介して、医用情報を送信または受信することが出来るようになる。さらに、医用情報仲介センター側でセキュリティを厳重に管理できるので、送信加入者や受信加入者側でのセキュリティ管理の負担を軽減できる。
【0009】
第6の観点では、本発明は、医用情報をネットワークを介して送信可能な送信端末と、前記医用情報をネットワークを介して受信可能な受信端末と、前記送信端末が保持する医用情報を前記受信端末が受信するための交渉をネットワークを介して行う仲介端末とを具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第6の観点による医用情報提供システムでは、上記第1の観点の医用情報提供方法を好適に実施しうる。
【0010】
第7の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記送信端末および前記受信端末の少なくとも一方が前記仲介端末に前記交渉の開始を要求しうることを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第7の観点による医用情報提供システムでは、上記第2の観点の医用情報提供方法を好適に実施しうる。
【0011】
第8の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記送信端末および前記受信端末以外の端末であってネットワークを介して前記仲介端末に前記交渉の開始を要求しうる配信端末を具備したことを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第8の観点による医用情報提供システムでは、上記第3の観点の医用情報提供方法を好適に実施しうる。
【0012】
第9の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記交渉の開始を要求した端末に対して前記仲介端末が端末情報を提供し、前記交渉の開始を要求した端末は該端末情報に基づいて送信端末および受信端末の少なくとも一方を特定することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第9の観点による医用情報提供システムでは、上記第4の観点の医用情報提供方法を好適に実施しうる。
【0013】
第10の観点では、本発明は、医用情報をネットワークを介して送信可能な送信端末と、前記医用情報をネットワークを介して受信可能な受信端末と、前記送信端末が送信した医用情報をネットワークを介して受信し前記受信端末へとネットワークを介して転送する仲介端末とを具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第10の観点による医用情報提供システムでは、上記第5の観点の医用情報提供方法を好適に実施しうる。
【0014】
第11の観点では、本発明は、医用情報をネットワークを介して送信可能な送信端末と、前記医用情報をネットワークを介して受信可能な受信端末とからなる医用情報提供システムであって、前記送信端末は、医用情報の受信側となりうる受信端末のリストを操作者に提示する関連情報処理手段と、前記リストを基に操作者が選択した受信端末へ医用情報を送信する医用情報処理手段とを具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第11の観点による医用情報提供システムでは、医用情報の受信側となりうる受信端末のリストを送信端末が操作者に提示し、これを基にして送信端末の操作者が受信端末を特定できるので、送信端末の操作者は受信端末のアドレスをいちいち調査する必要がない。よって、多数の受信端末があっても、煩雑な調査を要さずに、ネットワークを介して、医用情報を送信できるようになる。
【0015】
第12の観点では、本発明は、医用情報をネットワークを介して送信可能な送信端末と、前記医用情報をネットワークを介して受信可能な受信端末とからなる医用情報提供システムであって、前記受信端末は、医用情報の送信側となりうる送信端末のリストを操作者に提示する関連情報処理手段と、前記リストを基に操作者が選択した送信端末から医用情報を受信する医用情報処理手段とを具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第12の観点による医用情報提供システムでは、医用情報の送信側となりうる送信端末のリストを受信端末が操作者に提示し、これを基にして受信端末の操作者が送信端末を特定できるので、受信端末の操作者は送信端末のアドレスをいちいち調査する必要がない。よって、多数の送信端末があっても、煩雑な調査を要さずに、ネットワークを介して、医用情報を受信できるようになる。
【0016】
第13の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記送信端末および受信端末は、新規に起動された時に前記仲介端末に対してネットワークを介して新規加入を申請する新規加入申請手段を具備し、前記仲介端末は、前記申請を受けて前記端末情報を更新する端末情報更新手段を具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第13の観点による医用情報提供システムでは、端末が新規に起動された時に、仲介端末が保持している端末情報を自動更新することが出来る。
【0017】
第14の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記受信端末は、新規に起動された時に前記送信端末に対してネットワークを介して新規加入を申請する新規加入申請手段を具備し、前記送信端末は、前記申請を受けて前記受信端末のリストを更新する受信端末リスト更新手段を具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第14の観点による医用情報提供システムでは、受信端末が新規に起動された時に、送信端末が保持している受信端末のリストを自動更新することが出来る。
【0018】
第15の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記送信端末は、新規に起動された時に前記受信端末に対してネットワークを介して新規加入を申請する新規加入申請手段を具備し、前記受信端末は、前記申請を受けて前記送信端末のリストを更新する送信端末リスト更新手段を具備することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第15の観点による医用情報提供システムでは、送信端末が新規に起動された時に、受信端末が保持している送信端末のリストを自動更新することが出来る。
【0019】
第16の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムで用いられる送信端末を提供する。
上記第16の観点による送信端末により、上記構成の医用情報提供システムを好適に構成できる。
【0020】
第17の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムで用いられる受信端末を提供する。
上記第17の観点による受信端末により、上記構成の医用情報提供システムを好適に構成できる。
【0021】
第18の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムで用いられる仲介端末を提供する。
上記第18の観点による仲介端末により、上記構成の医用情報提供システムを好適に構成できる。
【0022】
第19の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムで用いられる配信端末を提供する。
上記第19の観点による配信端末により、上記構成の医用情報提供システムを好適に構成できる。
【0023】
第20の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、前記加入者リストで複数の加入者を提示する順序を操作者の選択に応じて変更することを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第20の観点による医用情報提供方法では、操作者の選択に応じた順序で複数の加入者を提示するので、所望の加入者を見つけやすくなる。
【0024】
第21の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記端末情報で複数の端末を提示する順序を操作者の選択に応じて変更しうることを特徴とする医用情報提供システム。
上記第21の観点による医用情報提供方法では、操作者の選択に応じた順序で複数の端末を提示するので、所望の端末を見つけやすくなる。
【0025】
第22の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記受信端末のリストで複数の受信端末を提示する順序を操作者の選択に応じて変更しうることを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第22の観点による医用情報提供システムでは、操作者の選択に応じた順序で複数の受信端末を提示するので、所望の受信端末を見つけやすくなる。
【0026】
第23の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記送信端末のリストで複数の送信端末を提示する順序を操作者の選択に応じて変更しうることを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第23の観点による医用情報提供システムでは、操作者の選択に応じた順序で複数の送信端末を提示するので、所望の送信端末を見つけやすくなる。
【0027】

第24の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、前記加入者リストで加入者の住所も提示することを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第24の観点による医用情報提供方法では、加入者の住所も提示するので、所望の加入者を見つけやすくなる。
【0028】
第25の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記複数の端末の所在場所も提示することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第25の観点による医用情報提供システムでは、端末の所在場所も提示するので、所望の端末を見つけやすくなる。
【0029】
第26の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記受信端末の所在場所も提示することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第26の観点による医用情報提供システムでは、受信端末の所在場所も提示するので、所望の受信端末を見つけやすくなる。
【0030】

第27の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記送信端末の所在場所も提示することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第27の観点による医用情報提供システムでは、送信端末の所在場所も提示するので、所望の送信端末を見つけやすくなる。
【0031】
第28の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、1回の接続で医用情報を受信または送信できる量を該医用情報の作成日時を基にして制限することを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第28の観点による医用情報提供方法では、1回の接続で受信または送信できる医用情報の量を例えば3年分とかに制限できるので、セキュリティを向上できる。
【0032】
第29の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、1回の接続で医用情報を受信または送信できる量を該医用情報の作成日時を基にして制限することを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第29の観点による医用情報提供システムでは、1回の接続で受信または送信できる医用情報の量を例えば3年分とかに制限できるので、セキュリティを向上できる。
【0033】
第30の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供方法において、前記医用情報は医用画像を含み、該医用画像はX線CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、超音波、PET(Positron Emission computed Tomography)、デジタル化されたX線(デジタルX線撮影およびX線フイルムのデジタル化)およびCR(Computed Radiography)の少なくとも一つに係る画像であることを特徴とする医用情報提供方法を提供する。
上記第30の観点による医用情報提供方法では、医用画像を有効利用できる。
【0034】
第31の観点では、本発明は、上記構成の医用情報提供システムにおいて、前記医用情報は医用画像を含み、該医用画像はX線CT、MRI、超音波、PET、デジタル化されたX線およびCRの少なくとも一つに係る画像であることを特徴とする医用情報提供システムを提供する。
上記第31の観点による医用情報提供システムでは、医用画像を有効利用できる。
【0035】
第32の観点では、本発明は、医用情報をネットワークを介して送信可能な送信端末であって、該送信端末は、医用情報の受信側となりうる受信端末のリストを操作者に提示する関連情報処理手段と、前記リストを基に操作者が選択した受信端末へ医用情報を送信する医用情報処理手段とを具備することを特徴とする送信端末を提供する。
上記第32の観点による送信端末では、医用情報の受信側となりうる受信端末のリストを操作者に提示し、これを基にして送信端末の操作者が受信端末を特定できるので、送信端末の操作者は受信端末のアドレスをいちいち調査する必要がない。よって、多数の受信端末があっても、煩雑な調査を要さずに、ネットワークを介して、医用情報を送信できるようになる。
【0036】
第33の観点では、本発明は、医用情報をネットワークを介して受信可能な受信端末であって、該受信端末は、医用情報の送信側となりうる送信端末のリストを操作者に提示する関連情報処理手段と、前記リストを基に操作者が選択した送信端末から医用情報を受信する医用情報処理手段とを具備することを特徴とする受信端末を提供する。
上記第33の観点による受信端末では、医用情報の送信側となりうる送信端末のリストを操作者に提示し、これを基にして受信端末の操作者が送信端末を特定できるので、受信端末の操作者は送信端末のアドレスをいちいち調査する必要がない。よって、多数の送信端末があっても、煩雑な調査を要さずに、ネットワークを介して、医用情報を送信できるようになる。
【0037】
第34の観点では、本発明は、上記構成の送信端末において、前記受信端末のリストで複数の受信端末を提示する順序を操作者の選択に応じて変更しうることを特徴とする送信端末を提供する。
上記第34の観点による送信端末では、操作者の選択に応じた順序で複数の受信端末を提示するので、所望の受信端末を見つけやすくなる。
【0038】
第35の観点では、本発明は、上記構成の受信端末において、前記送信端末のリストで複数の送信端末を提示する順序を操作者の選択に応じて変更しうることを特徴とする受信端末を提供する。
上記第35の観点による受信端末では、操作者の選択に応じた順序で複数の送信端末を提示するので、所望の送信端末を見つけやすくなる。
【0039】
第36の観点では、本発明は、上記構成の送信端末において、前記受信端末のリストで受信端末の所在場所も提示することを特徴とする送信端末を提供する。
上記第36の観点による送信端末では、受信端末の所在場所も提示するので、所望の受信端末を見つけやすくなる。
【0040】
第37の観点では、本発明は、上記構成の受信端末において、前記送信端末のリストで送信端末の所在場所も提示することを特徴とする受信端末を提供する。
上記第37の観点による受信端末では、送信端末の所在場所も提示するので、所望の送信端末を見つけやすくなる。
【0041】
第38の観点では、本発明は、上記構成の送信端末において、1回の接続で医用情報を送信できる量を該医用情報の作成日時を基にして制限することを特徴とする送信端末を提供する。
上記第38の観点による送信端末では、1回の接続で送信できる医用情報の量を例えば3年分とかに制限できるので、セキュリティを向上できる。
【0042】
第39の観点では、本発明は、上記構成の受信端末において、1回の接続で医用情報を受信できる量を該医用情報の作成日時を基にして制限することを特徴とする受信端末。
上記第39の観点による受信端末では、1回の接続で受信できる医用情報の量を例えば3年分とかに制限できるので、セキュリティを向上できる。
【0043】
第40の観点では、本発明は、上記構成の送信端末において、前記医用情報は医用画像を含み、該医用画像はX線CT、MRI、超音波、PET、デジタル化されたX線およびCRの少なくとも一つに係る画像であることを特徴とする送信端末を提供する。
上記第40の観点による送信端末では、医用画像を有効利用できる。
【0044】
第41の観点では、本発明は、上記構成の受信端末において、前記医用情報は医用画像を含み、該医用画像はX線CT、MRI、超音波、PET、デジタル化されたX線およびCRの少なくとも一つに係る画像であることを特徴とする受信端末を提供する。
上記第41の観点による受信端末では、医用画像を有効利用できる。
【0045】
第42の観点では、本発明は、端末で実行することにより該端末が上記構成の送信端末として機能するプログラムを記憶した記憶媒体を提供する。
上記第42の観点による記憶媒体を利用することにより、上記構成の送信端末を好適に構成できる。
【0046】
第43の観点では、本発明は、端末で実行することにより該端末が上記構成の受信端末として機能するプログラムを記憶した記憶媒体を提供する。
上記第43の観点による記憶媒体を利用することにより、上記構成の受信端末を好適に構成できる。
【0047】
第44の観点では、本発明は、端末で実行することにより該端末が上記構成の配信端末として機能するプログラムを記憶した記憶媒体を提供する。
上記第44の観点による記憶媒体を利用することにより、上記構成の配信端末を好適に構成できる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施の形態により本発明を詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0049】
−第1の実施形態−
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる医用情報提供システム1000を示すブロック図である。
この医用情報提供システム1000は、インターネット,LAN(Local Area Network),WAN(Wide Area Network)のようなネットワーク1と、そのネットワーク1に接続されたSR1病院11、SR2病院12、S1病院21、S2病院22、R1病院31、R2病院32、SR1個人41、SR2個人42および医用情報仲介センター100を具備して構成されている。
なお、ネットワーク1がインターネットの場合、前記医用情報仲介センター100と契約していない端末である非加入者50もネットワーク1に接続している。
また、セキュリティの観点から、SSL(Secure Socket Layer Protocol)等を利用するのが好ましい。
【0050】
前記SR1病院11,前記SR2病院12,前記SR1個人41および前記SR2個人は、それぞれ医用情報仲介センター100と送信加入者および受信加入者として契約しており、医用情報仲介センター100から配布された記憶媒体(CD−ROM、FDなど)に記録された送受信加入者用プログラムまたはネットワーク1を介して配布された送受信加入者用プログラムを各端末で実行することにより送信加入者および受信加入者として機能しており、ネットワーク1を介して医用画像を送信すること及び医用画像を受信することが可能である。
【0051】
前記S1病院21および前記S2病院22は、それぞれ医用情報仲介センター100と送信加入者として契約しており、医用情報仲介センター100から配布された記憶媒体に記録された送信加入者用プログラムまたはネットワーク1を介して配布された送信加入者用プログラムを各端末で実行することにより送信加入者として機能しており、ネットワーク1を介して医用画像を送信することが可能である。
【0052】
前記R1病院31および前記R2病院32は、それぞれ医用情報仲介センター100と受信加入者として契約しており、医用情報仲介センター100から配布された記憶媒体に記録された受信加入者用プログラムまたはネットワーク1を介して配布された受信加入者用プログラムを各端末で実行することにより受信加入者として機能しており、ネットワーク1を介して医用画像を受信することが可能である。
【0053】
前記医用情報仲介センター100は、送信加入者が保持する医用画像を受信加入者が受信することを仲介する内容の契約を送信加入者および受信加入者と個々に結んでいる。この契約の反射として、加入者間では相互に契約を結んでいない(結ぶ必要がない)。そして、該医用情報仲介センター100は、送信加入者が保持する医用画像を受信加入者が受信するための交渉をネットワーク1を介して行うと共に、送信加入者からネットワーク1を介して医用画像を送信し受信加入者に対してネットワーク1を介して転送する。また、セキュリティの管理も行っている。
【0054】
前記医用情報仲介センター100は、加入者情報を保持している。この加入者情報の作成・更新は、次のように行なう。
(1)新規加入者は、医用情報仲介センターと契約し、契約内容に応じたプログラムを記憶した記憶媒体を受け取る。または、前記プログラムをネットワーク1を介してダウンロードする。
(2)新規加入者がプログラムをインストールし最初に起動した時に自動的にネットワーク1を介して医用情報仲介センター100に加入者情報の更新を要求する。すると、医用情報仲介センター100では、新規の加入者を加入者情報に加える。
(3)加入者の契約解除に基づいて医用情報仲介センター100が当該加入者を加入者情報から削除する。
【0055】
なお、医用情報仲介センターは、契約時に加入料を受け取る。また、加入者情報の保守更新や不正アクセスがあった場合の不正アクセス経路情報の加入者への提供などのサービスに対する管理料を、一定期間ごとに、又は、不定期に受け取る。さらに、前記プログラムの販売も行う。
【0056】
図2は、前記SR1病院11および前記医用情報仲介センター100の構成ブロック図である。
SR1病院11は、通信部10Aと、入力部10Bと、出力部10Cと、セキュリティ管理部10Dと、関連情報処理部10Eと、医用情報処理部10Fと、データベース管理部10Gと、データバッファ部10Hと、データベース部10Iとを具備しており、送受信加入者用プログラムの制御下で動作している。
前記データベース部10Hは、医用情報を蓄積する磁気ディスクなどである。
前記データバッファ部10Hは、送信する医用情報や受信した医用情報を一時的に保持し、必要に応じてウイルスチェックなどの処理を施すのに用いる。前記処理後に、医用情報を送信したり、前記データベース部10Hに格納したりする。
【0057】
前記医用情報は、医用画像およびカルテ診断記録である。前記医用画像は、X線CT、MRI、超音波、PET、デジタル化されたX線およびCRの少なくとも一つに係る画像である。
【0058】
前記SR2病院12、S1病院21、S2病院22、R1病院31、R2病院32、SR1個人41およびSR2個人42の構成も同様である。但し、S1病院21およびS2病院22は、送信加入者用プログラムの制御下で動作している。また、R1病院31およびR2病院32は、受信加入者用プログラムの制御下で動作している。また、SR1個人41およびSR2個人42は、データベースシステムを持たないことが多い。
【0059】
医用情報仲介センター100は、通信部10Aと、入力部10Bと、出力部10Cと、セキュリティ管理部10Dと、関連情報処理部10Eと、医用情報処理部10Fとを具備しており、医用情報仲介プログラムの制御下で動作している。
【0060】
次に、図3〜図11を参照して、受信加入者が医用画像を送信加入者からダウンロードする動作を説明する。なお、受信加入者としてSR1個人41を想定し、送信加入者としてSR1病院11を想定する。
最初は、受信加入者であるSR1個人41(の端末)では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、図5に示す如き関連情報処理画面G1を出力部10Cに表示している。操作者が、SR1個人41の入力部10Bを操作して、「受信」を選択すると、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、図6に示す如き関連情報処理画面G2を出力部10Cに表示する。操作者は、入力部10Bを操作して、医用画像を受信する適当な部門を特定し、「次へ」を選択する。すると、図3のステップr1に進む。また、「戻る」を選択すると、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
なお、医用画像を受信する部門が唯一つしかない場合は、図5の関連情報処理画面G1から、図6の関連情報処理画面G2を経ずに、ステップr1へ進む。
【0061】
ステップr1では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、「受信」選択時の加入者情報を要求する。
【0062】
ステップc1では、医用情報仲介センター100(の端末)の関連情報処理部10Eが、前記「受信」選択時の加入者情報要求を受信する。
ステップc2では、医用情報仲介センター100のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップc3へ進み、正当であればステップc4へ進む。この正当性のチェックは、ネットワークアドレスや電話番号のチェック、パスワードのチェック、IDカードのチェックなど、公知の通信回線接続用の正当性チェック方法を用いる。さらに、SR1個人41の端末に図示せぬ代金請求画面を表示して接続料を請求し、預金口座からの振込やクレジットカードや支払い代行サービスで支払う操作を前記代金請求画面でSR1個人41が行ったなら正当とし、行われなかったなら正当でないと見なす。
ステップc3では、通信回線を切断する。
ステップc4では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、「受信」選択時の加入者情報を送信する。ここで、「受信」選択時の加入者情報は、送信加入者および住所のリストである。
【0063】
ステップr2では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記「受信」選択時の加入者情報を受信する。
ステップr3では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記「受信」選択時の加入者情報に基づき、出力部10Cに、図7に示す如き関連情報処理画面G3を表示する。この関連情報処理画面G3では、送信加入者とその住所のリストが表示される。操作者が「五十音順」を選択すると、前記リストが五十音順にソートされる。また、「地域順」を選択すると、前記リストが北から南への地域順(都道府県市町村順)にソートされる。また、「順反転」を選択すると、逆五十音順または南から北への地域順にソートされる。なお、「アルファベット順」などを設けてもよい。
そこで、操作者は、リストをスクロールして所望の送信加入者を選択したり、名称や住所や電話番号などのキーによって送信加入者を検索し、送信加入者を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が送信加入者を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図8に示す如き関連情報処理画面G4を表示する。そこで、操作者は、患者情報(氏名,性別,生年月日,住所,保険証番号)および当該患者の医用画像にネットワーク1を介してアクセスするための暗証番号を入力し、「次へ」を選択する。ここで、暗証番号の入力に代えて又はそれに加えて、SR1病院11が発行した患者カードの記録情報をカードリーダで読み取ってもよい。なお、「戻る」を選択すると、図7の関連情報処理画面G3を表示する処理に戻る。
操作者が図8の関連情報処理画面G4で「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図9に示す如き関連情報処理画面G5を表示する。そこで、操作者は、受信したい医用情報を保持しているであろう部門を選択すると共に、受信したい医用情報の期間を指定し、「次へ」を選択する。ここで、セキュリティの観点から、1度に受信できる医用情報の期間が制限されている(図9では最大3年分)。なお、「戻る」を選択すると、図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に戻る。
図9に示す如き関連情報処理画面G5で「次へ」が選択されると、関連情報処理部10Eが、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した送信加入者、患者情報、暗証番号、部門および期間を送信する。
【0064】
ステップc5では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記特定した送信加入者、患者情報、暗証番号および期間を受信する。
ステップc6では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、特定した送信加入者であるSR1病院11に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、前記患者情報、暗証番号、部門および期間に係る検索用情報を要求する。
【0065】
ステップs1では、SR1病院11(の端末)の関連情報処理部10Eが、前記検索用情報要求を受信する。
ステップs2では、SR1病院11のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップs3へ進み、正当であればステップs4へ進む。なお、この正当性のチェックは、患者情報,暗証番号(および/または患者カードの記録情報)、部門および期間を、SR1病院11に保存している医用情報の管理情報に照合することにより行う。
ステップs3では、通信回線を切断する。
ステップs4では、SR1病院11の関連情報処理部10Eが、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、前記患者情報,部門および期間に係る検索用情報を送信する。この検索用情報は、医用情報のリストからなっている。但し、該当する医用情報がなければ、「医用情報なし」のメッセージが検索用情報となる。
【0066】
ステップc7では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、検索用情報を受信する。但し、「医用情報なし」の検索用情報が3回連続すると、セキュリティの観点から、SR1個人41との接続を切断し、SR1病院11に対して不審アクセス情報(アクセス日時およびアクセス経路情報)を通知する。なお、SR1個人41との接続を切断せずに、SR1個人41の端末を図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に強制的に戻すようにしてもよい。
ステップc8では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、検索用情報を送信する。
【0067】
ステップr4では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、検索用情報を受信する。
ステップr5では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図10に示す如き関連情報処理画面G6を表示する。この関連情報処理画面G6では、選択した部門に保存されている当該患者に係る所望の受信期間内のタイムスタンプを持つ医用情報のリストが表示される。ここで、医用情報には、医用画像とカルテ診断情報の2種類がある。そこで、操作者は、リストから医用情報を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に戻る。
ステップr6では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した医用情報を要求する。
【0068】
ステップc9では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記特定した医用情報要求を受信する。そして、SR1個人41の端末に図示せぬ代金請求画面を表示して情報受信料を請求し、預金口座からの振込やクレジットカードや支払い代行サービスで支払う操作を前記代金請求画面でSR1個人41が行ったならステップc9へ進み、行われなかったならSR1個人41との接続を切断する。
次に、図4へ進み、要求された医用情報が医用画像なら、医用情報仲介センター100はステップc10へ進み、SR1病院11はステップs5へ進み、SR1個人41はステップr7へ進む。一方、要求された医用情報がカルテ診断記録なら、医用情報仲介センター100はステップc14へ進み、SR1病院11はステップs7へ進み、SR1個人41はステップr9へ進む。
なお、要求された医用情報が医用画像でも、医用情報仲介センター100はステップc14へ進み、SR1病院11はステップs7へ進み、SR1個人41はステップr9へ進む、ようにしてもよい。
【0069】
ステップc10では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、SR1病院11に対して、ネットワーク1を介して、前記特定した医用画像の簡易医用画像を要求する。
【0070】
ステップs5では、SR1病院11の関連情報処理部10Eが、前記特定された医用画像の簡易医用画像要求を受信する。
ステップs6では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、前記特定された医用画像のデータ量を縮めた簡易医用画像を作成し、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、送信する。なお、データ量を縮める方法は、全体の画素数を少なくする方法および階調を少なくする方法の一方または両方である。
【0071】
ステップc11では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fは、簡易医用画像を受信する。
ステップc12では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、簡易医用画像を送信する。
【0072】
ステップr7では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、簡易医用画像を受信し、出力部10Cに、図11に示す如き医用情報処理画面H1を表示する。この医用情報処理画面H1で、操作者は、所望の医用画像であるか否かを確かめて、所望の医用画像であるなら「ダウンロード」を選択する。所望の医用画像でないなら「ホーム画面に戻る」または「画像選択画面に戻る」を選択する。なお、「ホーム画面に戻る」を選択すると、図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に戻る。また、「画像選択画面に戻る」を選択すると、図10の関連情報処理画面G6を表示する処理に戻る。
ステップr8では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した医用画像のダウンロードを要求する。この時、図11の医用情報処理画面H1で目的やコメントを入力していると、目的やコメントが電子メールでSR1病院11へ送られる。
【0073】
ステップc13では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fは、ダウンロード要求を受信する。
【0074】
ステップc14では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fが、SR1病院11に対して、ネットワーク1を介して、前記特定された医用情報を要求する。
【0075】
ステップs7では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、前記医用情報要求を受信する。
ステップs8では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、前記特定された医用情報を送信する。
【0076】
ステップc15では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fは、前記特定された医用情報を受信する。
ステップc16では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、前記特定された医用情報を送信する。
【0077】
ステップr9では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、前記特定した医用情報を受信し、前記特定した部門に保存する。
【0078】
以上により、SR1病院11とSR1個人41とがそれぞれ医用情報仲介センター100と契約していれば、SR1病院11とSR1個人41とが直接契約していなくても、SR1病院11が保持している医用情報をSR1個人41がネットワーク1を介して入手できるようになる。
【0079】
次に、図12〜図18を参照して、送信加入者が医用情報を受信加入者へアップロードする動作を説明する。なお、送信加入者としてSR1個人41を想定し、受信加入者としてSR2病院12を想定する。
最初は、送信加入者であるSR1個人41では、図5に示す如き関連情報処理画面G1が出力部10Cに表示されている。操作者が、入力部10Bを操作して、「送信」を選択すると、ステップs11へ進む。
【0080】
ステップs11では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、「送信」選択時の加入者情報を要求する。
【0081】
ステップc21では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記「送信」選択時の加入者情報要求を受信する。
ステップc22では、医用情報仲介センター100のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップc3へ進み、正当であればステップc4へ進む。この正当性のチェックは、前記ステップc2と同様である。
ステップc23では、通信回線を切断する。
ステップc24では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、「送信」選択時の加入者情報を送信する。ここで、「送信」選択時の加入者情報は、受信加入者およびその住所および部門のリストである。
【0082】
ステップs12では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記「送信」選択時の加入者情報を受信する。
【0083】
ステップs13では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記「送信」選択時の加入者情報に基づき、出力部10Cに、図13に示す如き関連情報処理画面G7を表示する。ここで、操作者は、加入者情報のリストを所望の表示順にソートできる。そして、操作者は、スクロールするリストから受信加入者を選択したり、名称や住所や電話番号などのキーによって受信加入者を検索し、受信加入者を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が受信加入者を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、前記「送信」選択時の加入者情報に基づき、出力部10Cに、図14に示す如き関連情報処理画面G8を表示する。そこで、リストから部門を選択し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が送信先の部門を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図15に示す如き関連情報処理画面G9を表示する。そこで、操作者は、患者情報や暗証番号を入力し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図13の関連情報処理画面G7を表示する処理に戻る。
【0084】
操作者が患者情報や暗証番号を入力し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図16に示す如き関連情報処理画面G10を表示する。つまり、当該患者の医用情報を保存している部門のリストおよび送信したい医用情報の期間を表示する。図16では、「内科」しか保存していないので「内科」しか表示されていないが、複数の部門が保存していれば、複数の部門が表示される。そこで、操作者は、送信したい医用情報が存在する部門をリストから特定し、期間を指定して、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図15の関連情報処理画面G9を表示する処理に戻る。
操作者が、送信したい医用情報が存在する部門および期間をリストから特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図17に示す如き関連情報処理画面G11を表示する。つまり、当該部門に保存している当該患者に係る当該期間内のタイムスタンプを持つ医用情報のリストを表示する。そこで、操作者は、送信したい医用情報をリストから特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図16の関連情報処理画面G10を表示する処理に戻る。
操作者が送信したい医用情報を特定し「次へ」を選択すると、医用情報処理部10Fが、出力部10Cに、図18に示す如き医用情報処理画面H2を表示する。ここで、医用情報が医用画像なら、前記医用情報処理部10Fが、前記医用画像のデータ量を縮めた簡易医用画像を作成し、図18に示すように表示する。医用情報がカルテ診断記録なら、前記簡易医用画像の代わりにカルテ診断記録の内容を表示する。そこで、操作者は、送信したい医用情報であることを確認し、「アップロード」を選択する。所望の医用情報でないなら「ホーム画面に戻る」または「画像選択画面に戻る」を選択する。「ホーム画面に戻る」を選択すると、図15の関連情報処理画面G9を表示する処理に戻る。また、「画像選択画面に戻る」を選択すると、図17の関連情報処理画面G11を表示する処理に戻る。
操作者が送信したい医用情報を確認し「アップロード」を選択すると、関連情報処理部10Eが、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した受信加入者および部門と送信許可要求を送信する。この時、図18の医用情報処理画面H2で目的やコメントを入力していると、目的やコメントが電子メールでSR2病院12へ送られる。
【0085】
ステップc25では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記特定した受信加入者および部門と送信許可要求を受信する。そして、SR1個人41の端末に図示せぬ代金請求画面を表示して情報送信料を請求し、預金口座からの振込やクレジットカードや支払い代行サービスで支払う操作を前記代金請求画面でSR1個人41が行ったならステップc26へ進み、行われなかったならSR1個人41との接続を切断する。
ステップc26では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、特定した受信加入者であるSR2病院12に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、送信許可要求を送信する。
【0086】
ステップr11では、SR2病院12(の端末)の関連情報処理部10Eが、前記送信許可要求を受信する。
ステップr12では、SR2病院12のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップr13へ進み、正当であればステップr14へ進む。
ステップr13では、通信回線を切断する。
ステップr14では、SR2病院12の関連情報処理部10Eが、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、許可を送信する。
【0087】
ステップc27では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、許可を受信する。
ステップc28では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、許可を送信する。
【0088】
ステップs14では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記許可を受信する。
ステップs15では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、先に特定した医用情報を、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、送信する。
【0089】
ステップc29では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記医用情報を受信する。
ステップc30では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、SR2病院12に対して、ネットワーク1を介して、前記医用情報を送信する。
【0090】
ステップr15では、SR2病院12の医用情報処理部10Fが、前記医用情報を受信し、前記特定した部門に保存する。
【0091】
以上により、SR2病院12とSR1個人41とがそれぞれ医用情報仲介センター100と契約していれば、SR2病院11とSR1個人41とが直接契約していなくても、SR1個人41が保持している医用情報をSR2病院12へネットワーク1を介して届けることが出来るようになる。
【0092】
なお、上記説明では、図18の医用情報処理画面H2で入力した目的やコメントが電子メールでSR2病院12へ送られ、それとは別に医用情報がSR2病院12へネットワーク1を介して送られるものとしたが、目的やコメントの電子メールに添付して医用情報を送ってもよい。
【0093】
次に、図19〜図27を参照して、配信加入者が送信加入者から受信加入者へ医用情報を送信させる動作を説明する。なお、配信加入者としてSR1個人41を想定し、送信加入者としてSR1病院11を想定し、受信加入者としてSR2病院12を想定する。
最初は、配信加入者であるSR1個人41では、図5に示す如き関連情報処理画面G1が出力部10Cに表示されている。操作者が、入力部10Bを操作して、「配信」を選択すると、図19のステップd1へ進む。
【0094】
ステップd1では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、「配信」選択時の加入者情報を要求する。
【0095】
ステップc31では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記「配信」選択時の加入者情報要求を受信する。
ステップc32では、医用情報仲介センター100のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップc33へ進み、正当であればステップc34へ進む。この正当性のチェックは、前記ステップc2と同様である。
ステップc33では、通信回線を切断する。
ステップc34では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eは、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、「配信」選択時の加入者情報を送信する。ここで、「配信」選択時の加入者情報は、受信加入者およびその住所および部門のリスト並びに送信加入者およびその住所のリストである。
【0096】
ステップd2では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記「配信」選択時の加入者情報を受信する。
ステップd3では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、前記「配信」選択時の加入者情報に基づき、出力部10Cに、図21に示す如き関連情報処理画面G12を表示する。そこで、操作者は、受信加入者のリストから選択したり、名称や住所や電話番号などのキーによって検索し、配信先である受信加入者を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が受信加入者を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、前記「配信」選択時の加入者情報に基づき、出力部10Cに、図22に示す如き関連情報処理画面G13を表示する。そこで、リストから配信先の部門を選択し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が受信加入者の部門を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図23に示す如き関連情報処理画面G14を表示する。そこで、操作者は、送信加入者のリストから選択したり、名称や住所や電話番号などのキーによって検索し、配信元である送信加入者を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図21の関連情報処理画面G12を表示する処理に戻る。
【0097】
操作者が送信加入者を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図24に示す如き関連情報処理画面G15を表示する。そこで、操作者は、患者情報および当該患者の医用画像にネットワーク1を介してアクセスするための暗証番号を入力し、「次へ」を選択する。ここで、暗証番号の入力に代えて又はそれに加えて、SR1病院11が発行した患者カードの記録情報をカードリーダで読み取ってもよい。なお、「戻る」を選択すると、図23の関連情報処理画面G14を表示する処理に戻る。
操作者が図24の関連情報処理画面G15で「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図25に示す如き関連情報処理画面G16を表示する。そこで、操作者は、配信したい医用情報を保持しているであろう部門を選択すると共に、配信したい医用情報の期間を指定し、「次へ」を選択する。
ここで、セキュリティの観点から、1度に配信できる医用情報の期間が制限されている(図25では最大3年分)。なお、「戻る」を選択すると、図24の関連情報処理画面G15を表示する処理に戻る。
図25に示す如き関連情報処理画面G16で「次へ」が選択されると、関連情報処理部10Eが、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した受信加入者および部門と、特定した送信加入者,患者情報,暗証番号,部門および期間を送信する。
【0098】
ステップc35では、医用情報仲介センター100の関連情報処理部10Eが、前記特定された受信加入者および部門と特定された送信加入者,患者情報,暗証番号,部門および期間を受信する。
ステップc6,s1,s2,s3,s4,c7,c8までの処理は、図3を参照して説明した処理と同じであり、説明を省略する。
【0099】
ステップd4では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、検索用情報を受信する。
ステップd5では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図26に示す如き関連情報処理画面G17を表示する。この関連情報処理画面G17では、配信元の部門に保存されている当該患者に係る所望の配信期間内のタイムスタンプを持つ医用情報のリストが表示される。ここで、医用情報には、医用画像とカルテ診断情報の2種類がある。そこで、操作者は、リストから医用情報を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図25の関連情報処理画面G16を表示する処理に戻る。
ステップd6では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した医用画像を要求する。
【0100】
ステップc9,c10,s5,s6,c11,c12までの処理は、図3を参照して説明した処理と同じであり、説明を省略する。
【0101】
ステップd7では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、簡易医用画像を受信し、出力部10Cに、図27に示す如き医用情報処理画面H3を表示する。この医用情報処理画面H3で、操作者は、所望の医用情報であるか否かを確かめて、所望の医用情報であるなら「配信実行」を選択する。所望の医用情報でないなら「ホーム画面に戻る」または「画像選択画面に戻る」を選択する。なお、「ホーム画面に戻る」を選択すると、図24の関連情報処理画面G15を表示する処理に戻る。また、「画像選択画面に戻る」を選択すると、図26の関連情報処理画面G17を表示する処理に戻る。
ステップd8では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、特定した医用情報の配信実行を要求する。
【0102】
ステップc36では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fは、配信実行要求を受信する。
図20のステップc14,s7,s8,c15までの処理は、図4を参照して説明した処理と同じであり、説明を省略する。
【0103】
図20のステップc26,r11,r12,r13,r14,c27までの処理およびステップc30,r15の処理は、図12を参照して説明した処理と同じであり、説明を省略する。
【0104】
以上により、SR1病院11とSR2病院12とSR1個人41とがそれぞれ医用情報仲介センター100と契約していれば、SR1病院11とSR2病院11とSR1個人41とが直接契約していなくても、SR1個人41の要求によりSR1病院11が保持している医用情報をSR2病院12へネットワーク1を介して届けることが出来るようになる。
【0105】
上記第1の実施形態に係る医用情報提供システム1000によれば、各加入者は医用情報仲介センター100とのみ契約すればよく、相互に契約する必要はない。よって、煩雑な契約を要さずに、多数の相手と、ネットワーク1を介して、医用画像を送信または受信するできるようになる。さらに、医用情報仲介センター100側でセキュリティを厳重に管理できるので、加入者側でのセキュリティ管理の負担を軽減することも出来る。
【0106】
−第2の実施形態−
第2の実施形態では、医用情報仲介センター100は、医用情報の送受信の交渉のみ行い、医用情報の転送を行わない。すなわち、医用情報は、送信加入者から受信加入者へ直接送信する。
【0107】
受信加入者が医用画像を送信加入者からダウンロードする動作は、図3および図28のようになる。
図3については、説明を省略する。
図28のステップc10,s5,s6,c11,c12,r7,r8,c13は、図4を参照して説明した処理と同じであり、説明を省略する。
ステップc14’では、医用情報仲介センター100の医用情報処理部10Fが、SR1病院11に対して、ネットワーク1を介して、前記特定された医用情報をSR1個人41に対して送信することを要求する。
【0108】
ステップs7’では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、前記特定された医用情報をSR1個人41に対して送信することの要求を受信する。
ステップs8’では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、SR1個人41に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、前記特定された医用情報を送信する。
【0109】
ステップr9’では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、前記医用情報を受信する。
【0110】
送信加入者が医用画像を受信加入者にアップロードする動作は、図29のようになる。
図29のステップs15’,r15’以外は、図12を参照して説明した対応する処理と同じであり、説明を省略する。
ステップs15’では、SR1個人41の医用情報処理部10Fが、SR2病院12に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、医用情報を送信する。
【0111】
ステップr15’では、SR2病院12の医用情報処理部10Fは、前記医用情報を受信する。
【0112】
送信加入者が医用画像を受信加入者にアップロードする動作を、図30のようにしてもよい。
図30のステップr14’,s14’,s15”,r15’以外は、図12を参照して説明した対応する処理と同じであり、説明を省略する。
ステップr14’では、SR2病院12の関連情報処理部10Eが、SR1個人41に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、許可を送信する。
【0113】
ステップs14’では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、許可を受信する。
ステップs15”では、SR1個人41の医用情報処理部10Fが、ネットワーク1を介して、医用情報を送信する。
【0114】
ステップr15’では、SR2病院12の医用情報処理部10Fは、前記医用情報を受信する。
【0115】
上記第2の実施形態に係る医用情報提供システムによれば、医用情報仲介センター100の処理負担を軽減することが出来る。
【0116】
−第3の実施形態−
第3の実施形態では、送信加入者と受信加入者とが医用情報の送受信の交渉を直接行い、医用情報を直接送受信する。医用情報仲介センター100は、加入者の管理のみを行うので、ネットワーク1上にあってもなくてもよい。
【0117】
送信加入者および受信加入者は、加入者情報を保持している。この加入者情報の作成・更新は、次のように行なう。
(1)医用情報仲介センターは、契約に基づいて当該新規加入者を追加した加入者情報を作成し、この最新の加入者情報を、ネットワーク1を介して、全ての加入者に配布する。
(2)新規加入者は、契約内容に応じたプログラムを記憶した記憶媒体および最新の加入者情報を記憶した記憶媒体を受け取る。または、ネットワーク1を介してダウンロードする。
(3)加入者の契約解除に基づいて医用情報仲介センター100が当該加入者を削除した加入者情報を作成し、この最新の加入者情報を、ネットワーク1を介して、全ての加入者に配布する。
(4)ネットワーク1上に医用情報仲介センターがない場合は、加入者情報の更新の都度、最新の加入者情報を記憶した記憶媒体を、郵便により、全ての加入者に配布する。
【0118】
図31は、受信加入者が医用画像を送信加入者からダウンロードする動作を説明するフロー図である。なお、受信加入者としてSR1個人41を想定し、送信加入者としてSR1病院11を想定する。
最初は、受信加入者であるSR1個人41では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、図5に示す如き関連情報処理画面G1を出力部10Cに表示している。操作者が、SR1個人41の入力部10Bを操作して、「受信」を選択すると、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、図6に示す如き関連情報処理画面G2を出力部10Cに表示する。操作者は、入力部10Bを操作して、医用画像を受信する適当な部門を特定し、「次へ」を選択する。すると、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、保持している加入者情報に基づき、図7に示す如き関連情報処理画面G3を出力部10Cに表示する。そこで、操作者は、リストから送信加入者を選択したり、名称や住所や電話番号などのキーによって送信加入者を検索し、送信加入者を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が送信加入者を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図8に示す如き関連情報処理画面G4を表示する。そこで、操作者は、患者情報および当該患者の医用画像にネットワーク1を介してアクセスするための暗証番号を入力し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図7の関連情報処理画面G3を表示する処理に戻る。
操作者が患者情報や暗証番号を入力し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図9に示す如き関連情報処理画面G5を表示する。そこで、操作者は、受信したい医用情報を保持しているであろう部門を選択すると共に、受信したい医用情報の期間を指定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に戻る。
図9に示す如き関連情報処理画面G5で「次へ」が選択されると、図31のステップr31へ進む。
【0119】
ステップr31では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、特定した送信加入者であるSR1病院11に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、前記患者情報、暗証番号、部門および期間を送信し且つ検索用情報を要求する。
【0120】
ステップs31では、SR1病院11の関連情報処理部10Eが、前記患者情報、暗証番号、部門および期間および検索用情報要求を受信する。
ステップs32では、SR1病院11のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップs33へ進み、正当であればステップs34へ進む。この正当性のチェックは、前記ステップc2と同様である。
ステップs33では、通信回線を切断する。
ステップs34では、SR1病院11の関連情報処理部10Eが、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、前記患者情報,部門および期間に係る検索用情報を送信する。この検索用情報は、医用情報のリストからなっている。但し、該当する医用情報がなければ、「医用情報なし」のメッセージが検索用情報となる。「医用情報なし」の検索用情報が3回連続すると、セキュリティの観点から、SR1個人41との接続を切断する。なお、SR1個人41との接続を切断せずに、SR1個人41の端末を図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に強制的に戻すようにしてもよい。
【0121】
ステップr32では、SR1個人41の関連情報処理部10Eは、検索用情報を受信する。
ステップr33では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図10に示す如き関連情報処理画面G6を表示する。この関連情報処理画面G6では、選択した部門に保存されている当該患者に係る前記期間内のタイムスタンプを持つ医用情報のリストが表示される。そこで、操作者は、リストから医用情報を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に戻る。
次に、特定した医用情報が医用画像なら、SR1個人41はステップr34へ進み、SR1病院11はステップs35へ進む。一方、特定した医用情報がカルテ診断記録なら、SR1個人41はステップr36へ進み、SR1病院11はステップs37へ進む。
なお、要求された医用情報が医用画像でも、SR1個人41はステップr36へ進み、SR1病院11はステップs37へ進む、ようにしてもよい。
【0122】
ステップr34では、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、SR1病院11に対して、ネットワーク1を介して、前記特定した医用画像の簡易医用画像を要求する。
【0123】
ステップs36では、SR1病院11の関連情報処理部10Eが、前記特定された医用画像の簡易医用画像要求を受信する。
ステップs37では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、前記特定された医用画像のデータ量を縮めた簡易医用画像を作成し、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、送信する。
【0124】
ステップr35では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、簡易医用画像を受信し、出力部10Cに、図11に示す如き医用情報処理画面H1を表示する。この医用情報処理画面H1で、操作者は、所望の医用画像であるか否かを確かめて、所望の医用画像であるなら「ダウンロード」を選択する。所望の医用画像でないなら「ホーム画面に戻る」または「画像選択画面に戻る」を選択する。なお、「ホーム画面に戻る」を選択すると、図8の関連情報処理画面G4を表示する処理に戻る。また、「画像選択画面に戻る」を選択すると、図10の関連情報処理画面G6を表示する処理に戻る。
ステップr36では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、SR1病院11に対して、ネットワーク1を介して、特定した医用情報のダウンロードを要求する。この時、図11の医用情報処理画面H1で目的やコメントを入力していると、目的やコメントが電子メールでSR1病院11へ送られる。
【0125】
ステップs37では、SR1病院11の医用情報処理部10Fは、ダウンロード要求を受信する。そして、SR1個人41の端末に図示せぬ代金請求画面を表示して情報受信料を請求し、預金口座からの振込やクレジットカードや支払い代行サービスで支払う操作を前記代金請求画面でSR1個人41が行ったならステップs38へ進み、行われなかったならSR1個人41との接続を切断する。
ステップs38では、SR1病院11の医用情報処理部10Fが、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、前記特定された医用情報を送信する。
【0126】
ステップr37では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、前記特定した医用情報を受信し、前記特定した部門に保存する。
【0127】
以上により、送信加入者のリストを利用して、SR1病院11が保持している医用画像をSR1個人41がネットワーク1を介して容易に入手できるようになる。
【0128】
図32は、送信加入者が医用画像を受信加入者へアップロードする動作を説明するフロー図である。なお、送信加入者としてSR1個人41を想定し、受信加入者としてSR2病院12を想定する。
最初は、送信加入者であるSR1個人41では、図5に示す如き関連情報処理画面G1が出力部10Cに表示されている。操作者が、入力部10Bを操作して、「送信」を選択すると、SR1個人41の関連情報処理部10Eが、保持している加入者情報に基づき、出力部10Cに、図13に示す如き関連情報処理画面G7を表示する。そこで、操作者は、スクロールするリストから受信加入者を選択したり、名称や住所や電話番号などのキーによって受信加入者を検索し、受信加入者を特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が受信加入者を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、保持している加入者情報に基づき、出力部10Cに、図14に示す如き関連情報処理画面G8を表示する。そこで、リストから部門を選択し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、通信回線を切断して、図5の関連情報処理画面G1を表示する処理に戻る。
操作者が送信先の部門を特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図15に示す如き関連情報処理画面G9を表示する。そこで、操作者は、患者情報や暗証番号を入力し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図14の関連情報処理画面G8を表示する処理に戻る。
操作者が患者情報や暗証番号を入力し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図16に示す如き関連情報処理画面G10を表示する。つまり、当該患者の医用情報を保存している部門のリストを表示する。そこで、操作者は、送信したい医用画像が存在する部門をリストから特定し、送信したい期間を指定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図15の関連情報処理画面G9を表示する処理に戻る。
操作者が、送信したい医用画像が存在する部門をリストから特定し「次へ」を選択すると、関連情報処理部10Eが、出力部10Cに、図17に示す如き関連情報処理画面G11を表示する。つまり、当該部門に保存している当該患者に係る前記期間内のタイムスタンプを持つ医用情報のリストを表示する。そこで、操作者は、送信したい医用情報をリストから特定し、「次へ」を選択する。なお、「戻る」を選択すると、図16の関連情報処理画面G10を表示する処理に戻る。
操作者が送信したい医用情報を特定し「次へ」を選択すると、医用情報が医用画像の場合は、医用情報処理部10Fが、医用画像のデータ量を縮めた簡易医用画像を作成し、出力部10Cに、図18に示す如き医用情報処理画面H2を表示する。また、医用情報がカルテ診断記録の場合は、その内容を、前記簡易医用画像の代わりに表示する。そこで、操作者は、送信したい医用情報であることを確認し、「アップロード」を選択する。所望の医用情報でないなら「ホーム画面に戻る」または「画像選択画面に戻る」を選択する。「ホーム画面に戻る」を選択すると、図15の関連情報処理画面G9を表示する処理に戻る。また、「画像選択画面に戻る」を選択すると、図17の関連情報処理画面G11を表示する処理に戻る。
操作者が送信したい医用画像を確認し「アップロード」を選択すると、ステップs41へ進む。
【0129】
ステップs41では、SR1個人41の医用情報処理部10Fが、特定した受信加入者であるSR2病院12に対して、ネットワーク1上の通信回線を接続し、ネットワーク1を介して、特定した受信部門と送信許可要求とを送信する。
【0130】
ステップr41では、SR2病院12の関連情報処理部10Eが、前記特定された受信部門と送信許可要求とを受信する。
ステップr42では、SR2病院12のセキュリティ管理部10Dは、前記要求の正当性をチェックし、正当でなければステップr43へ進み、正当であればステップr44へ進む。この正当性のチェックでは、前記ステップc2と同様の正当性のチェックに加えて、SR1個人41の端末に図示せぬ代金請求画面を表示して情報送信料を請求し、預金口座からの振込やクレジットカードや支払い代行サービスで支払う操作を前記代金請求画面でSR1個人41が行ったなら正当とみなし、行われなかったなら正当でないと見なす。
ステップr43では、通信回線を切断する。
ステップr44では、SR2病院12の関連情報処理部10Eが、SR1個人41に対して、ネットワーク1を介して、許可を送信する。
【0131】
ステップs42では、SR1個人41の医用情報処理部10Fが、前記許可を受信する。
ステップs43では、SR1個人41の医用情報処理部10Fは、先に特定した医用情報を、医用情報仲介センター100に対して、ネットワーク1を介して、送信する。
【0132】
ステップr45では、SR2病院12の医用情報処理部10Fが、前記医用情報を受信し、前記特定した部門に保存する。
【0133】
以上により、受信加入者のリストを利用して、SR1個人41が保持している医用情報をSR2病院12へネットワーク1を介して届けることが出来るようになる。
【0134】
なお、上記の送信と受信の組み合わせにより、配信加入者としてのSR1個人41の要請によって送信加入者としてのSR1病院11から受信加入者としてのSR2病院12への医用画像を配信することも可能である。
【0135】
−第4の実施形態−
第4の実施形態では、図1の非加入者50が医用情報を送受信する。
すなわち、前記非加入者50は、医用情報仲介センター100を利用できない。そこで、例えばSR1病院のホームページに直接アクセスして、自分の医用情報を保持している部門(送信端末)のリストを受け取り、その中から所望の部門を選択し、該部門が保持している自分の医用情報を受信する。また、自分の医用情報を送信できる部門(受信端末)のリストを受け取り、その中から所望の部門を選択し、該部門に自分の医用情報を送信する。
但し、このようなサービスを所望の病院で受けられるか否かを自分で調べる必要があり、また、このようなサービスを所望の病院で受けるための手続(例えば手数料の振込など)を自分で行う必要がある。
【0136】
【発明の効果】
本発明の医用画像提供方法、医用情報提供システム、送信端末、受信端末、仲介端末、配信端末および記憶媒体によれば、煩雑な契約や調査を要さずに、多数の相手と、ネットワークを介して、医用情報を共用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる医用情報提供システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる医用情報仲介センターの構成図である。
【図3】SR1個人が医用情報仲介センターを介してSR1病院から医用情報をダウンロードする処理のフロー図である。
【図4】図3の続きのフロー図である。
【図5】関連情報処理画面G1の例示図である。
【図6】関連情報処理画面G2の例示図である。
【図7】関連情報処理画面G3の例示図である。
【図8】関連情報処理画面G4の例示図である。
【図9】関連情報処理画面G5の例示図である。
【図10】関連情報処理画面G6の例示図である。
【図11】医用情報処理画面H1の例示図である。
【図12】SR1個人が医用情報仲介センターを介してSR2病院へ医用情報をアップロードする処理のフロー図である。
【図13】関連情報処理画面G7の例示図である。
【図14】関連情報処理画面G8の例示図である。
【図15】関連情報処理画面G9の例示図である。
【図16】関連情報処理画面G10の例示図である。
【図17】関連情報処理画面G11の例示図である。
【図18】医用情報処理画面H2の例示図である。
【図19】SR1個人が医用情報仲介センターを介してSR1病院からSR2病院へ医用情報を配信する処理のフロー図である。
【図20】図19の続きのフロー図である。
【図21】関連情報処理画面G12の例示図である。
【図22】関連情報処理画面G13の例示図である。
【図23】関連情報処理画面G14の例示図である。
【図24】関連情報処理画面G15の例示図である。
【図25】関連情報処理画面G16の例示図である。
【図26】関連情報処理画面G17の例示図である。
【図27】医用情報処理画面H3の例示図である。
【図28】SR1個人が医用情報仲介センターを介してSR1病院と交渉しSR1病院から医用情報をダウンロードする処理のフロー図である。
【図29】SR1個人が医用情報仲介センターを介してSR2病院と交渉しSR2病院へ医用情報をアップロードする処理のフロー図である。
【図30】SR1個人が医用情報仲介センターを介してSR2病院と交渉しSR2病院へ医用情報をアップロードする処理の別のフロー図である。
【図31】SR1個人がSR1病院と交渉し医用情報をダウンロードする処理のフロー図である。
【図32】SR1個人がSR2病院と交渉し医用情報をアップロードする処理のフロー図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク
10A 通信部
10B 入力部
10C 出力部
10D セキュリティ管理部
10E 関連情報処理部
10F 医用情報処理部
100 医用情報仲介センター
1000 医用情報提供システム
G1〜G17 関連情報処理画面
H1〜H3 医用情報処理画面

Claims (15)

  1. ネットワークを介して送信端末と受信端末と仲介端末とが接続された医用情報提供システムであって、
    前記送信端末は、
    前記ネットワークを介してデータを送受信する第1の通信部と、
    情報を入力する第1の入力部と、
    画像を表示する第1の出力部と、
    データを記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の通信部、前記第1の入力部、前記第1の出力部及び前記第1の記憶部を制御する第1の制御部とを具備し、
    前記第1の記憶部は、画像診断装置で撮影された医用画像のデータを記憶しており、
    前記受信端末は、
    前記ネットワークを介してデータを送受信する第2の通信部と、
    情報を入力する第2の入力部と、
    画像を表示する第2の出力部と、
    データを記憶する第2の記憶部と、
    前記第2の通信部、前記第2の入力部、前記第2の出力部及び前記第2の記憶部を制御する第2の制御部とを具備し、
    前記仲介端末は、
    前記ネットワークを介してデータを送受信する第3の通信部と、
    情報を入力する第3の入力部と、
    画像を表示する第3の出力部と、
    データを記憶する第3の記憶部と、
    前記第3の通信部、前記第3の入力部、前記第3の出力部及び前記第3の記憶部を制御する第3の制御部とを具備しており、
    前記第1の制御部は、前記第1の入力部を用いた前記送信端末を使用する送信加入者の操作による入力にしたがって、前記送信加入者の情報とともに、前記受信端末を使用する受信加入者の情報を要求する信号を前記第1の通信部を経て前記送信端末から前記仲介端末に送信し、
    前記第3の制御部は、前記第3の通信部を経て受信した前記送信加入者の情報から前記受信加入者情報の要求の正当性をチェックし、前記チェックの結果正当であった場合には、前記受信加入者の情報を前記第3の通信部を経て前記仲介端末から前記送信端末に送信し、
    前記第1の制御部は、前記第1の通信部を経て受信した前記受信加入者の情報に基づく前記第1の入力部を用いた入力にしたがって、前記第1の記憶部から医用画像を読み出し、読み出した前記医用画像を前記第1の通信部を経て前記送信端末から前記仲介端末に送信し、
    前記第3の制御部は、前記第3の通信部を経て前記送信端末からの前記医用画像を受信し、受信した前記医用画像を前記第3の通信部を経て前記仲介端末から前記受信端末に送信し、
    前記第2の制御部は、前記第2の通信部を経て受信した前記送信加入者からの前記医用画像を前記受信端末における前記第2の出力部の画像に表示することを特徴とする医用情報提供システム。
  2. 請求項1に記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記第3の制御部が行う前記受信加入者情報の要求の正当性のチェックにおける前記送信加入者の情報は、前記送信端末における前記第1の入力部から入力された、前記送信端末のネットワークアドレス、電話番号、パスワードもしくはID番号の情報であることを特徴とする医用情報提供システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記受信加入者が複数である場合、前記送信端末における第1の制御部は、前記仲介端末から送信されて受信した複数の前記受信加入者から1人を選択することができるリストを含む画像を前記第1の出力部に表示し、前記第1の入力部を用いて前記受信加入者から1人を選択することを特徴とする医用情報提供システム。
  4. 請求項3に記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の出力部に表示された画像は、複数の前記受信加入者の名称の他、前記受信加入者の電話番号又は住所が一覧可能であることを特徴とする医用情報提供システム。
  5. 請求項4に記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の出力部に表示された画像には、一覧された複数の前記受信加入者の名称について、五十音順、アルファベット順もしくは地域順に一覧し、又は、一覧されている順序を反転して一覧するスイッチが表示され、前記スイッチが表示された画像は、操作されたスイッチにしたがった順序で複数の前記受信加入者を一覧可能であることを特徴とする医用情報提供システム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の出力部に表示された画像は、複数の前記受信加入者の名称、電話番号又は住所を入力する欄を有しており、入力された名称、電話番号又は住所で前記受信加入者を検索可能であることを特徴とする医用情報提供システム。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の前記第1の制御部は、前記第1の出力部の画像に前記医用情報を送信する前記受信加入者における複数の部門を表示し、前記第1の入力部を用いた前記送信加入者の操作による入力により前記医用画像を送信する前記受信加入者の部門を選択することを特徴とする医用情報提供システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の入力部を用いて前記1の記憶部から読み出された前記医用画像を前記受信端末に送信するとき、前記第1の入力部を用いて、被検者の前記医用画像であることを示す氏名の他、性別、生年月日、住所又は保険証番号を入力することにより、前記医用画像の被検者が特定されることを特徴とする医用情報提供システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の入力部を用いて前記1の記憶部から前記医用画像を読み出すとき、前記第1の入力部を用いて、前記医用画像を読み出す前記送信加入者の部門を選択し、前記第1の出力部の画像に前記選択された部門で保存する複数の医用画像のリストが表示され、前記第1の入力部を用いて、前記表示された複数の医用画像のリストから読み出す医用画像を選択することにより、読み出す医用画像が特定されることを特徴とする医用情報提供システム。
  10. 請求項9に記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の入力部を用いて前記医用画像を読み出す前記送信加入者の部門を選択するとき、前記第1の入力部を用いて、前記選択された部門で保存されている各々の医用画像が記録された年月日についての期間を入力することにより、読み出す医用画像の期間が特定されることを特徴とする医用情報提供システム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記送信端末の第1の入力部を用いて前記1の記憶部から読み出された前記医用画像を前記受信端末に送信するとき、前記第1の入力部を用いて、送信加入者が医用画像を送信する目的又は医用画像に関するコメントの情報を入力することを特徴とする医用情報提供システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか記載の医用情報提供システムにおいて、
    前記医用画像はX線CT、MRI、超音波、PET、デジタル化されたX線およびCRの少なくとも一つに係る画像であることを特徴とする医用情報提供システム。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の医用情報提供システムで用いられる送信端末。
  14. 請求項1〜12のいずれかに記載の医用情報提供システムで用いられる受信端末。
  15. 請求項1〜12のいずれかに記載の医用情報提供システムで用いられる仲介端末。
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