JP2006079320A - 診察予約システムと装置及び患者氏名表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 個人情報の保護を図りながら、しかも、病院側の端末画面には患者の氏名を表示できるようにした診察予約システムを提供する。
【解決手段】 予約センターのサーバー装置と通信ネットワークを介して接続した医療機関端末装置であって、患者IDと患者氏名とを登録した氏名データベースと、氏名データベースを検索して患者氏名を取得する氏名取得手段と、サーバー装置にアクセスしてダウンロードされた予約状況画面を表示し、その際、ダウンロードされた患者IDを氏名取得手段に渡して氏名データベースから患者氏名を取得し、取得した患者氏名を予約状況画面に埋め込んで表示する予約表示手段と、を有する構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者がインターネット等のウエブ経由で医療機関等の診察の予約や順番取りをするための診察予約システムに関する。
インターネットを経由して病院の診療予約ができるようにした病院予約システムがある(特許文献1参照)。これは、表示装置を備えた携帯電話等の患者側の端末装置で予約管理センターのサーバにアクセスし、表示される予約申込画面で希望する受診日と病院とを指定し、診察券番号を入力して予約を申し込むものである。センターのサーバは複数の病院についてそれぞれ受付条件を登録したテーブルと、受け付けた予約内容を登録する予約受付テーブルと、患者の診察券番号と氏名と電話番号とを登録した診察券テーブルとを備え、患者が予約申込画面で入力した内容を予約受付テーブルに登録する。そして、医療機関が病院のパソコン端末からセンターのサーバにアクセスすると、当該病院の予約受付テーブルの内容がダウンロードされるので、病院ではそれを印刷して受診予約一覧表として利用するものである。
特開2002−318854
病院で出力する受診予約一覧表は、予約番号、診察券番号、氏名、カルテ番号等で構成している。このうち予約番号、診察券番号及び氏名は予約受付テーブルから転記したものである。即ち、予約管理センターのサーバから病院の端末にインターネットを経由してダウンロードされたものである。病院側にとっては受診予約一覧表に患者の氏名が記載されていると便利である。もちろん、対応表を参照するなどして診察券番号から患者の氏名を得ることは可能であるがいちいち面倒である。一覧表に患者の氏名が記載されていれば、診察室に患者を案内したり、カルテを取り出したり、保険証を確認する際に大変便利である。しかしながら、氏名は患者の個人情報であり、個人情報がオープンなインターネット上を流れることは好ましくない。そこで、本願は、第三者が患者個人を特定できるような氏名等の情報を除いて予約管理情報を構成し、個人情報の保護を図りながら、しかも、病院側の端末画面には患者の氏名を表示できるようにした診察予約システムを提供することを目的とする。
本発明は、診療の予約を受け付けて管理する予約センターのサーバー装置と、医療機関の端末装置及び利用者の端末装置とを通信ネットワークを介して送受信可能に接続した診療予約システムであって、サーバー装置は、医療機関別に利用する可能性がある患者を登録した患者データベースと、予約管理手段とを備え、前記患者データベースには患者を特定する情報として氏名等の個人情報から独立した医療機関毎にユニークな患者IDを登録しておき、前記予約管理手段は利用者端末装置からアクセスがあったとき予約申込画面をダウンロードし、利用者からの患者IDの入力を受け付けて医療機関別の予約データを記録するとともに、医療機関端末装置からアクセスがあったとき当該医療機関に係る予約データを予約状況画面に構成してダウンロードし、その際、予約を申し込んだ患者を表す情報として患者IDをダウンロードするものであり、医療機関端末装置は、患者IDと患者氏名とを登録した氏名データベースと、氏名データベースを検索して患者氏名を取得する氏名取得手段と、予約表示手段とを備え、予約表示手段によりサーバー装置にアクセスして予約状況画面を表示し、その際、ダウンロードされた患者IDを氏名取得手段に渡して氏名データベースから患者氏名を取得し、取得した患者氏名を予約状況画面に埋め込んで
表示することで、上記課題を解決するものである。
本発明の診療予約システムによれば、患者個人を特定できる氏名や住所、電話番号といったいわゆる個人情報がインターネット上を流れることがないので、例え予約センターサーバと医療機関端末との通信内容が盗聴されたり外部に漏れたとしても、患者個人を特定することはできず、個人情報の保護、プライバシーの保護が図れるものである。
本発明の実施の形態における診察予約システムの構成を図1に示す。10は予約センターに設置したコンピュータで構成した予約センターサーバーである。予約センターは複数の医療機関の予約を管理するものであり、医療機関別の患者データベース12と、医療機関別の予約データベース13を備える。利用者である患者は、ブラウザソフトが稼動する携帯電話やPDA、パソコン等の端末を使って予約センターサーバー10にアクセスし、表示される予約申込画面に従って診療の予約を行なう。そのため予約センターサーバー10は、利用者端末30に予約申込画面をダウンロードし、利用者の入力した希望医療機関や診療科、希望日時等の予約データを取り込んで予約データベース13に登録する、ウエブ予約管理手段11を備えている。実際にはウエブ予約管理手段11はプログラムによって実現されており、予約センターサーバー10はこのプログラムを実行することでASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サーバーとして機能する。
図2に医療機関別患者データベース12のレコード構成を示す。患者を識別するための患者IDと、その患者の生年月日と、患者が最後にその病院で受診した日を含む最終来院月の情報を患者毎に記録している。ここでは患者IDとして当該医療機関の診察券番号を使っている。診察券番号は通し番号が使われることが多いので、外の医療機関の外の患者のそれと重複することも起こり得るが、当該医療機関の中でユニークであれば外の医療機関のそれと重複しても問題はない。このように医療機関別患者データベース12には、患者の氏名や住所といった患者個人を特定できるような個人情報は記録していない。そして、この医療機関別患者データベース12のデータは、あらかじめ医療機関から予約センターに提供されて登録されるものである。
図1に戻って、20は医療機関であり、インターネット40に接続したコンピュータで構成した予約ウエブ端末21を備える。予約ウエブ端末21は予約表示手段22を備えており、予約表示手段22がインターネット40を経由して予約センターのサーバーにアクセスすることで当該医療機関の予約受付状況画面を表示するものである。このとき予約センターサーバー10のウエブ予約管理手段11は、アクセスしてきた医療機関に係る予約データを医療機関別予約データベース13から読み出し、予約受付状況画面に組み立ててダウンロードする。但し、その際、予約センターサーバー10からダウンロードされる患者個人に係るデータは、患者ID即ち診察券番号と最終来院月だけであり、氏名等の個人情報は一切含まれないものである。
医療機関の予約ウエブ端末21はさらに氏名データベース24と氏名取得手段23とを備えている。氏名データベース24は、そのレコード構成を図3に示すように、その医療機関で診察券を発行済みの患者について、患者IDと漢字表記の氏名と性別とを登録したものである。一方、氏名取得手段23は、具体的にはACTIVEX等で記述したプログラムである。そして、氏名取得手段23は予約表示手段22によって起動され、受け取った患者IDによって氏名データベース24を検索し、該当する患者の氏名と性別のデータを返すものである。これにより予約表示手段22は、予約センターサーバー10からダウンロードされた予約受付状況画面の中に患者の氏名や性別のデータを埋め込んで表を完成し、表示するようにしている。尚、予約表示手段22は一般的なブラウザソフトで構成す
ることができる。
医療機関は、また、診療報酬を算定する為のレセプトコンピュータ25を備えている。レセプトコンピュータ25には患者の氏名や住所、生年月日、性別、保険証番号やカルテ番号、診察券番号等の患者固有の情報を登録した患者属性データベース26が備わっている。そして、この患者属性データベース26から患者の診察券番号、氏名及び性別のデータを読み出し、予約ウエブ端末21の氏名データベース24にあらかじめ登録しておくものである。尚、レセプトコンピュータ25は情報保全のためインターネット40には直接接続していない。また、予約ウエブ端末21から簡単には患者属性データベース26にアクセスできないものである。
30は利用者である患者が使う利用者端末である。利用者端末30としてはブラウザソフトが動作する携帯電話やPDA、パソコン等が利用できる。そして、40はインターネットに代表される通信ネットワークである。
このように本実施形態の診察予約システムは、複数の医療機関の予約ウエブ端末21と複数の利用者の端末30が、インターネット40を介して予約センターのサーバー10にアクセスする。予約センターは複数の医療機関の予約を管理しており、アクセスしてきた医療機関の要求に応じて、その医療機関の予約状況を予約受付状況画面にしてダウンロードする。また、患者が利用者端末30によりアクセスしてきたときは予約申込画面をダウンロードする。患者は所望の病院を1つ選択し、その病院の診察券を参照するなどして診察券番号を入力して診察予約を申し込む。その際、予約センターサーバー10は、診察券番号に加えて生年月日を入力させることで、真正の利用者であるか確認するようにしてもよい。
図4に、予約ウエブ端末21の画面に患者の氏名を表示する仕組みを概略的に示す。予約センターサーバー10からは予約受付状況画面がダウンロードされるが、診療予約を申し込んだ患者個人に係る情報としては患者IDだけがダウンロードされてくる。尚、この患者IDが漏れたとしても第三者が患者個人を特定することはできない。そこで、予約表示手段22は患者IDを氏名取得手段23に転送する。氏名取得手段23は受け取った患者IDで氏名データベース24を検索し、該当する患者の氏名を予約表示手段22に返す。予約表示手段22は患者の漢字氏名を予約受付状況画面に埋め込んで表示するものである。尚、本実施形態では予約センターサーバー10からは最終来院月も含む形で予約受付状況画面がダウンロードされてくるが、ここでは説明省略した。
図5に予約受付状況画面の表示例を示す。予約ウエブ端末21において患者の氏名と性別とが補われて画面が完成され、表示されている。このように患者の氏名が表示されているので、患者を呼び出す際や患者から待ち時間を尋ねられた時など簡単に確認できて便利である。しかもこの画面データをサーバーからダウンロードする際には氏名の情報は含まれないので、個人情報の保護が図られるものである。
ところで、本実施形態では患者IDとして診察券番号を使っているがこれに限るものではない。レセプトコンピュータ25で使用している患者コードや患者番号でもよいし、あるいはカルテ番号でもよい。要はその医療機関において個々の患者を識別できるユニークな番号や記号であって、且つ、氏名等の個人を特定できる個人情報からは独立したものであればよい。
実施形態の診療予約システムの構成を示す図である。 実施形態の医療機関別患者データベースのレコード構成を示す図である。 実施形態の氏名データベースのレコード構成を示す図である。 画面に患者の氏名を表示する仕組みを概略的に示す図である。 予約受付状況画面の表示例を示す図である。
符号の説明
10 予約センターサーバー
11 ウエブ予約管理手段
12 医療機関別患者データベース
21 予約ウエブ端末
22 予約表示手段
23 氏名取得手段
24 氏名データベース
30 利用者端末
40 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 診療の予約を受け付けて管理する予約センターのサーバー装置と、医療機関の端末装置及び利用者の端末装置とを通信ネットワークを介して送受信可能に接続した診療予約システムであって、
    サーバー装置は、医療機関別に利用する可能性がある患者を登録した患者データベースと、予約管理手段とを備え、前記患者データベースには患者を特定する情報として氏名等の個人情報から独立した医療機関毎にユニークな患者IDを登録しておき、前記予約管理手段は利用者端末装置からアクセスがあったとき予約申込画面をダウンロードし、利用者からの患者IDの入力を受け付けて医療機関別の予約データを記録するとともに、医療機関端末装置からアクセスがあったとき当該医療機関に係る予約データを予約状況画面に構成してダウンロードし、その際、予約を申し込んだ患者を表す情報として患者IDをダウンロードするものであり、
    医療機関端末装置は、患者IDと患者氏名とを登録した氏名データベースと、氏名データベースを検索して患者氏名を取得する氏名取得手段と、予約表示手段とを備え、予約表示手段によりサーバー装置にアクセスして予約状況画面を表示し、その際、ダウンロードされた患者IDを氏名取得手段に渡して氏名データベースから患者氏名を取得し、取得した患者氏名を予約状況画面に埋め込んで表示する、ことを特徴とする診療予約システム。
  2. 医療機関の端末装置と通信ネットワークを介して接続した予約センターのサーバー装置であって、
    医療機関別に利用する可能性がある患者について氏名等の個人情報から独立した医療機関毎にユニークな患者IDを登録した患者データベースと、
    医療機関端末装置からアクセスがあったとき当該医療機関に係る予約データを予約状況画面に構成してダウンロードし、その際、予約を申し込んだ患者を表す情報として患者IDをダウンロードする予約管理手段と、
    を有することを特徴とするサーバー装置。
  3. 前記患者データベースには更に、患者が最後に来院した情報である最終来院月を登録しておき、前記サーバー装置は前記予約状況画面を前記最終来院月も含めて構成しダウンロードする、ことを特徴とする請求項1記載の診療予約システムまたは請求項2記載のサーバー装置。
  4. 予約センターのサーバー装置と通信ネットワークを介して接続した医療機関端末装置であって、
    患者IDと患者氏名とを登録した氏名データベースと、
    氏名データベースを検索して患者氏名を取得する氏名取得手段と、
    サーバー装置にアクセスしてダウンロードされた予約状況画面を表示し、その際、ダウンロードされた患者IDを氏名取得手段に渡して氏名データベースから患者氏名を取得し、取得した患者氏名を予約状況画面に埋め込んで表示する予約表示手段と、
    を有することを特徴とする医療機関端末装置。
  5. 診療の予約を受け付けて管理する予約センターのサーバー装置と医療機関の端末装置及び利用者の端末装置とを通信ネットワークを介して送受信可能に接続し、
    サーバー装置は、医療機関別に利用する可能性がある患者を登録した患者データベースに患者を特定する情報として氏名等の個人情報から独立した医療機関毎にユニークな患者IDを登録しておき、利用者端末装置からアクセスがあったとき予約申込画面をダウンロードし、利用者からの患者IDの入力を受け付けて医療機関別の予約データを記録するとともに、医療機関端末装置からアクセスがあったとき当該医療機関に係る予約データを予約状況画面に構成してダウンロードし、その際、予約を申し込んだ患者を表す情報として
    患者IDをダウンロードし、
    医療機関端末装置は、サーバー装置にアクセスして予約状況画面を表示し、その際、ダウンロードされた患者IDを使って患者IDと患者氏名とを登録した氏名データベースを検索して患者氏名を取得し、取得した患者氏名を予約状況画面に埋め込んで表示する、
    ことを特徴とする患者氏名表示方法。
  6. 請求項4において、
    前記患者データベースに更に、患者が最後に来院した情報である最終来院月を登録しておき、前記サーバー装置は前記予約状況画面を前記最終来院月も含めて構成しダウンロードする、ことを特徴とする患者氏名表示方法。
  7. コンピュータを、
    患者IDと患者氏名とを登録した氏名データベース手段、
    氏名データベース手段を検索して患者氏名を取得する氏名取得手段、
    通信ネットワークを介して予約センターのサーバー装置にアクセスしてダウンロードされた予約状況画面を表示し、その際、ダウンロードされた患者IDを氏名取得手段に渡して氏名データベースから患者氏名を取得し、取得した患者氏名を予約状況画面に埋め込んで表示する予約表示手段、
    として機能させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224742A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Fujifilm Corp 中継サーバ及びその制御方法、並びに医用ネットワークシステム
JP2010224743A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Fujifilm Corp 中継サーバ及びその制御方法、並びに医用ネットワークシステム
JP2012079001A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Sanyo Electric Co Ltd 診察予約システム

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