JP2009188809A - 電子会議システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のクライアント装置を用いて会議を開催する場合、各クライアント装置が協働して、会議の進行を妨げることなく、会議中に発生した事象を逐一記録して、時系列な議事録を作成できるようにする。
【解決手段】会議中に、1つのクライアント装置3の制御部12は、発生した事象をオブジェクトとして記録して、複数のクライアント装置3を管理するメインサーバ5にオブジェクトを送信する。メインサーバ5の制御部70は、オブジェクトを記憶部60に保存する。この事象が起こっているとき、他のクライアント装置3において、書き込みあるいは議事録の再生といった要求が発生したとき、他のクライアント装置3は、この要求をメインサーバ5に通知する。メインサーバ5は、他のクライアント装置3からのアクセスを拒否して、書き込みあるいは再生を無効とする。
【選択図】図13

Description

本発明は、会議の内容を電子的に記録して、時系列で再生可能な議事録を作成する電子会議システムに関する。
特許文献1に記載のように、電子的に会議を支援する電子会議システムでは、個々の参加者が公共の場に情報を提供すると、情報が各参加者の端末装置に配信される、あるいは参加者全員が視認できる大型のディスプレイに配信され、情報を共有化している。そして、共有化された情報に対して、参加者全員が編集作業を同時に行い、その結果を矛盾無くしかもリアルタイムで表現(表示など)する機能が提供されている。
このようなシステムにおける会議を支援する機能を提供するアプリケーション(会議アプリケーション)として、eKC−Canvas(Canvas)、eKC−Personal Cabin(PCab)、Meeting Capture(MC)、Interactive Station(IS)、AssociaPad(AP)の5つのアプリケーションがよく知られている。
ところが、このような機能を実装する上では、システムを構成するプログラムが複雑化することによって、計算リソースを大量に消費するとともに、動作速度や信頼性、堅牢性の低下を引き起こしやすい.
同じ情報を参加者が参照する場合、紙で各自に配付したり、情報を各自の端末装置に表示することよりも、大きい画面を用いて参加者が共通の視線で情報を参照することが、情報の共有や集中を促すためには有効である。
また、各自の端末装置に画像を配信する方法は、通常の白板(黒板)を共通視線の大画面として用いた従来の会議スタイルとは大きく異なる。そのため、この方法では、ユーザが操作にとまどったり、ユーザビリティの高いシステムを供給しにくいという問題もある。
上記の機能は、資料を紙で印刷する必要がないなどの簡便さはあるが、会議の内容を確実に捕捉する、メンバーがその会議の内容(決定事項、結論、問題点など)を会議後の作業で確実に確認できる、といった会議の本質的な役割を強化する支援をしているとはいえない。すなわち、会議の文脈をメンバー全員が確実に共有することを支援しているとはいい難い。
ここで、会議の内容を電子的に記録して、会議を支援するシステムに関して、特許文献1では、会議データを会議単位で音声情報と関連づけて保存することが記載されている。特許文献2では、ホワイトボードに書かれた会議の内容を撮像した画像データおよび参加者の発言の音声データをテキストデータに変換して、議事録を作成することが記載されている。
特開2006−146415号公報 特開2005−175627号公報
電子会議システムを利用することにより、電子化されていない会議に比べ、記入もれや誤記の少ない議事録を自動的に作成できるメリットがある。しかしながら、従来の電子会議システムにおいては、会議中のコンテキストをもれなく記録するために、会議中の発言を記録した音声データや、会議中のホワイトボードへの書き込みの画像を議事録データとして保存している。そのため、データ量が膨大となってしまう問題があった。また、書き込まれた画像をカメラで撮像すれば、データ量を減らすことができる。しかし、次の撮像までの途中の画像を取得することができず、会議中に発生する画像と音声との同期が取れない。そのため、不完全な議事録しか作成できないことになる。
また、電子会議システム特有のデメリットがある。電子化されていない会議では、参加者を指定場所に集めて、資料を配布すればよいのに対し、電子会議システムでは、会議設定や資料登録が煩雑である。例えば、会議設定者は多数の参加者を登録しなければならず、システムを利用する参加者は資料の登録方法を習得する必要があり、いずれも手間である。また、コスト的にも問題があり、各参加者に対して専用の端末装置を提供しなければならず、端末装置の準備と設置に手間とコストがかかる。
本発明は、上記に鑑み、複数のクライアント装置を用いて会議を開催する場合に、各クライアント装置が協働して、会議において発生する、参加者の入退場、書き込み、発言といった事象を逐一記録して、時系列で再生可能な議事録を作成することができる電子会議システムの提供を目的とする。
本発明のクライアント装置は、会議中に事象が起こったとき、事象に関する情報を取得する取得部と、事象をオブジェクトとして記憶部に記録するとともに、事象に対する付加情報を記憶部に記録する制御部とを備える。
事象として、参加者の入退場、画面への書き込み、発言がある。会議の参加者の入退場があったとき、取得部は参加者のID情報を取得し、制御部は、ID情報に基づいて参加者毎の出席イベントを作成する。なお、取得部は、参加者のID情報を取得したとき、認証サーバと通信して、参加者の認証情報を取得し、制御部は、参加者の認証情報を管理する。
参加者による表示部の画面に画像の書き込みがあったとき、制御部は、書き込まれた画像情報をグラフィックデータに変換してオブジェクトを作成する。参加者が発言したとき、取得部が取得した発言情報をテキストデータに変換してオブジェクトを作成する。このようなオブジェクトを付加情報に基づいて時系列に表示することによって、議事録が作成される。
複数のクライアント装置と、各クライアント装置を管理するメインサーバとが通信可能に接続される。クライアント装置の制御部は、記憶部に記録したオブジェクトを時系列的に出力することによって議事録を作成する。また、会議に複数のクライアント装置が参加している場合、クライアント装置は、オブジェクトをメインサーバに出力する。メインサーバの記憶部にオブジェクトが保存される。メインサーバの制御部は、オブジェクトを付加情報に基づいて時系列に表示することによって、議事録を作成する。すなわち、メインサーバは、各クライアント装置による記録を統合して、1つの会議の議事録を作成する。
そして、1つのクライアント装置に事象が起こったとき、メインサーバは、他のクライアント装置からのアクセスを拒否する。他のクライアント装置に書き込み、発言等の事象が起こっても、メインサーバは、他のクライアント装置から送信されたオブジェクトを受け取らない。また、他のクライアント装置が、議事録の再生をメインサーバに要求したときも、この要求は拒否される。
すなわち、クライアント装置が発生した事象を記録中、メインサーバは、他のクライアント装置による事象の記録を無効にする。あるいは、メインサーバは、他のクライアント装置による議事録の再生を禁止する。また、クライアント装置が会議の議事録を再生中、メインサーバは、その会議に対する他のクライアント装置からのアクセスを禁止する。
このとき、メインサーバは、1つのクライアント装置が動作するたびに他のクライアント装置に通知する。クライアント装置は、会議の進行状況を認識でき、不要な動作をなくせる。
一方、会議中、事象が発生していないとき、メインサーバは、会議中の議事録の再生を許可する。これにより、複数のクライアント装置は、1つの会議の議事録を再生できる。例えば、複数のクライアント装置が同じ会議の異なる時刻における議事録をそれぞれ再生する。
議事録の再生に際して、クライアント装置は、表示部を有する端末装置に議事録を送信する。議事録が端末装置の画面に表示される。また、クライアント装置は、印刷機能を有する画像処理装置に議事録を送信する。議事録が書類として出力される。
本発明によると、複数のクライアント装置が会議に関係している場合、1つのクライアント装置における動作が優先され、会議の記録を一元的に管理することができる。そのため、多様な事象が輻輳して、会議が混乱することを防止でき、会議の進行をスムーズに行うことができる。
本実施形態の電子会議システムを図1に示す。会議の行われる部屋に、クライアントマシン1が設置され、LAN、インターネット網等のネットワークを通じて認証サーバ2と通信可能に接続される。クライアントマシン1は、本電子会議システムの中心となるクライアント装置3と、これに接続された周辺機器とによって構成される。周辺機器としては、ディスプレイ、スキャナ、画像処理装置等の会議において利用可能なデバイスである。周辺機器は、クライアント装置3にUSBケーブル等の通信ケーブルによって直接接続される、あるいはLANによるネットワークを介して接続される。なお、ネットワークには、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話といった表示部を有する端末装置が接続されている。
クライアント装置3は、パーソナルコンピュータからなり、会議に関する情報を取得するための取得部10、各種の情報を保存する記憶部11、本システムの動作を制御する制御部12、ネットワークを通じた通信を行うためのネットワークI/O部13、日時を計測するクロック部14を備えている。クライアント装置3には、表示部15および入力部16が接続される。
表示部15は、会議で使用可能なように大型のディスプレイとされ、タッチパネルを有し、会議の参加者による画像や操作指示の入力が可能とされる。クライアント装置3および会議の参加者による入力が可能な表示部15が、本電子会議システムの主要部を構成する。
表示部15は、クライアント装置3の制御部12によって画面の表示が制御される。タッチパネルが、画面への入力を行う入力部16とされる。入力部16は、赤外線センサを備えており、赤外線遮断方式により電子ペンあるいは指の操作を検出し、その操作情報をクライアント装置3に出力する。すなわち、入力部16は、電子ペンで画面を指す操作(ペンダウン)や電子ペンを画面から離す操作(ペンアップ)といった画面に対する接触離間を検出するとともに、電子ペンで画面上に文字や絵の画像を書き込む操作を検出する。同時に、操作によって指示した画面上の位置情報を算出する。そして、入力部16は、操作の内容や位置情報といった操作情報をクライアント装置3に出力する。なお、赤外線遮断方式以外に、圧力センサによる感圧方式で電子ペンあるいは指の操作を検出するものであってもよい。また、入力部16として、マウスやキーボードといった入力デバイスを用いてもよい。
取得部10は、会議中に起こった事象に関する情報を取得する。事象として、参加者の入退場、表示部15の画面への画像の書き込み、参加者の発言、資料の入力である。制御部12は、事象をオブジェクトとして管理する。すなわち、オブジェクトを記憶部11に記録するとともに、事象に対する付加情報を取得して、記憶部11に記録する。オブジェクトは、参加者毎に管理され、同一の参加者による一連のオブジェクトが1つのイベントとして管理される。イベントは、複数のオブジェクトと付加情報によって構成される。付加情報は、会議名、会議の参加者名、会議の日時、イベントおよびオブジェクトの当事者、イベントの開始時刻および終了時刻、オブジェクトの開始時刻および終了時刻などである。
そして、制御部12は、オブジェクトを再生することにより議事録を作成する。制御部12は、オブジェクトを付加情報に基づいて、時系列に画面に表示することによって再生する。なお、画面は、表示部15の画面だけでなく、ネットワークに接続された端末装置の表示部の画面であってもよい。
取得部10として、参加者認証データ取得部20、発言データ取得部21、資料データ取得部22を備えている。また、入力部16も取得部10としての機能を有する。
参加者認証データ取得部20は、会議の参加者が所持するICカードからID情報を読み取る非接触式ICカードリーダとする。ただし、カードリーダは接触式であってもよい。また、参加者のID情報は、指紋、虹彩等の生体情報としてもよく、参加者認証データ取得部20は、生体認証装置とされる。
発言データ取得部21は、ノイズ除去装置を備えた集音マイクである。クライアント装置3の周囲からノイズを除去し、参加者の発言による音声のみを選択的に取得することが可能である。
資料データ取得部22は、スキャナである。スキャナは、資料を画像データとして読み込む機能と、読み込んだ画像データを出力する機能を有する。
ここで、上記の取得部10は、クライアント装置3に搭載されているものとしているが、ICカードリーダ、マイク、スキャナは、それぞれ周辺機器として、クライアント装置3の近傍に設置されたものを用いてもよい。この場合、取得部10は、周辺機器と通信を行うインターフェース部とされ、周辺機器が得た情報を受信する。
クロック部14は、クライアント装置3内の内部クロックである。図示しないクロック動作制御部によって制御される。会議中に取得部10や制御部12からの問い合わせにより、装置の内部時刻を返却する機能を有する。
制御部12は、CPU、ROM、RAMを備え、会議支援システムに関するアプリケーションを起動することにより、会議の内容を電子的に記録して、議事録を作成する会議支援システムを実行する。このシステムを実行するために、制御部12は、参加者認証データ管理部30、書き込みデータ管理部31、会議データ管理部32、発言データ管理部33、表示処理管理部34、資料データ管理部35、議事録管理部36を有する。
参加者認証データ管理部30は、参加者認証データ取得部20の動作を制御し、参加者の入退室を監視する。書き込みデータ管理部31は、入力部16により検出した表示部15の画面上への書き込みを書き込みオブジェクトとして管理する。会議データ管理部32は、会議開始時に参加者が設定した会議設定データ、資料データ取得部22が取得した資料データ、会議の参加者データおよび参加者の入退室データを管理する。発言データ管理部33は、発言データ取得部21が取得した音声を発言オブジェクトとして管理する。表示処理管理部34は、表示部15に表示するユーザインターフェースを管理するとともに、表示部15の画面に対する参加者の操作に対する入力部16の操作情報に基づいて、参加者の指示を特定し、この指示に対応する管理部を呼び出す。資料データ管理部35は、資料データ取得部22の動作を制御し、会議資料の登録、保存を行う。議事録管理部36は、記憶部11に格納されているデータテーブルを参照し、議事録を作成する。
記憶部11は、ハードディスク装置あるいは不揮発性のメモリからなり、入退室データ記憶部40と会議設定データ記憶部41を含む会議データ記憶部42、書き込みデータ記憶部43、発言データ記憶部44の各記憶領域を有する。各データ記憶部40〜44には、1以上のデータテーブルが記憶される。
認証サーバ2は、ネットワークI/O部51と、認証処理部52を含む動作制御部53と、認証情報記憶部54を含む記憶部55とを備えている。認証情報記憶部54には、電子会議システムを利用可能な利用者名、利用者を特定するためのID情報、利用者の声紋情報、利用者のパスワードが利用者毎に記憶されている。これらの情報は、予め認証サーバ2に入力され、動作制御部53は、利用者を登録して、これらの情報を記憶部55に記憶する。認証処理部52は、クライアント装置3からの認証要求に応じて、会議の参加者が登録されている利用者であるかをチェックする。
以下に、クライアント装置3の記憶部11に記憶されるデータテーブルの詳細を図8〜11に示す。図8に、会議設定データテーブル800を示す。会議設定データテーブル800は、会議データテーブル801と参加者データテーブル802によって構成され、会議設定データ記憶部41に保存されている。
会議データテーブル801は、会議をユニークに特定する会議ID803、参加者が会議開始時に設定した会議名804、議題名805、会議が開始あるいは終了したときに自動的に取得される開始日時806および終了日時807、参加者が入力した資料データ808を格納する。なお、資料データは、入力された資料を画像データとして直接保存するが、画像データのファイルパスを記憶してもよい。
参加者データテーブル802は、会議ID803、参加者を特定する参加者名809、認証データ810、声紋情報811を保存する。認証データ810は、参加者認証データ取得部20が取得したID情報である。また、声紋情報811は、認証サーバ2から参加者認証データ管理部30が取得したデータである。参加者データテーブル802は、会議毎に作成される。
図9に、入退室データテーブル900を示す。入退室データテーブル900は、参加者が入室した情報および、退室した情報を記録するデータテーブルであり、入退室データ記憶部40に保存されている。入退室データテーブル900は、会議ID803、出席イベントID901、参加者名809、イベント日時902、イベント開始時刻903、終了時刻904を格納する。イベント開始時刻903とは、参加者が入室した時刻であり、イベント終了時刻904とは参加者が退出した時刻である。制御部12は、入室から退室までの期間を参加者の出席イベントとして管理する。なお、同一の参加者が入退室するたびに、出席イベントが記録される。そのため、入退室データテーブル900には、同一の参加者に対して複数の出席イベントが存在することになる。
図10に、書き込みデータテーブル1000を示す。書き込みデータテーブル1000は、書き込み動作データテーブル1001と、書き込みイベントデータテーブル1002と、書き込みオブジェクトデータテーブル1003とから構成され、書き込みデータ記憶部43に保存されている。
書き込み動作データテーブル1001は、会議ID803、フラグ状態1004、参加者名809を記憶する。参加者の書き込みが開始されると、フラグがセットされる。制御部12は、書き込み動作データテーブル1001に基づいて、同一の参加者による書き込みが継続しているかを判断する。なお、書き込みは同一時刻に1名の参加者によってなされると仮定されており、このテーブル1001には、各項目1要素のデータのみ記録される。
書き込みイベントデータテーブル1002は、入退室データテーブル900と同様の構成とされる。1005は書き込みイベントID、1006、1007、1008は書き込みイベントに対するイベント日時、イベント開始時刻、イベント終了時刻である。書き込みイベントは、参加者が書き込み開始を指示した時刻から書き込み終了を指示した時刻までの間、画面上への書き込みという事象が連続して起こった状態を意味する。
書き込みオブジェクトデータテーブル1003は、書き込みイベント内に生成される書き込みオブジェクトの管理を目的とするデータテーブルであり、イベントID1005、オブジェクトID1009、生成開始時刻1010、オブジェクト1011の各項目からなる。書き込みオブジェクトとは、書き込み中のストロークデータである。例えば、「あ」という書き込みは、3オブジェクトに分割される。オブジェクトデータは、ストローク毎のベクタデータとされる。
なお、オブジェクトデータは、グラフィックデータであればよく、画像をラスタデータに変換して、記録してもよい。すなわち、各ストロークの座標集合をラスタデータに変換することにより、書き込みオブジェクトを記録する。この場合、オブジェクトに、書き込み位置を特定する座標を付加する。
図11に、発言データテーブル1100を示す。発言データテーブル1100は、参加者の発言データを管理するデータテーブルであって、書き込みデータテーブル1000と類似の構成とされる。発言データテーブル1100は、発言動作データテーブル1001と、発言イベントデータテーブル1002と、発言オブジェクトデータテーブル1003とから構成され、発言データ記憶部44に保存されている。
イベント開始時刻1107は、発言データ取得部21が参加者の発言の開始を検知した時刻であり、イベント終了時刻1108は、この参加者の発言の終了を検知した時刻である。また、オブジェクト1111は、発言データ取得部21が取得した音声データを発言データ管理部33において解析して作成したテキストデータである。発言イベントは、複数の発言オブジェクトを含み、発言の1文節が1つの発言オブジェクトとなる。生成開始時刻1110は、発言イベント開始時刻を起点とする発言オブジェクトの生成までの経過時刻である。
クライアント装置3の制御部12は、会議支援システムを立ち上げたとき、4つのステップを実行する。第1のステップは、会議の開始に関する動作である。第2のステップは、入退室、書き込み、および発言の記録に関する動作である。第3のステップは、会議の監視に関する動作である。第4のステップは、議事録の作成、閲覧に関する動作である。以下、各ステップについて詳細に説明する。
まず、第1のステップを図2を用いて説明する。会議の開始動作は、参加者による会議資料の登録によりスタートする。資料データ管理部35は、会議データ管理部32による処理201において、前会議の終了時にあらかじめ待ち受け状態にセットされている。したがって、資料データ管理部35は、参加者230の資料の入力202をトリガとして、所定の処理203、204を順に行うことが可能となる。
資料の入力202は、スキャナによる原稿の読み取りであり、資料データ取得部22によって行われる。処理203は、原稿の画像を画像情報に変換する処理であって、処理204は、画像情報を資料データとして会議データ管理部32に転送する処理である。
会議データ管理部32は、処理204による資料データの入力を検知すると、会議設定の入力画面の描画を表示処理管理部34に要求する処理205を実行する。資料データ管理部35は、資料データを記憶部11に保存する。
要求を受けた表示処理管理部34は、処理206において、図示しない会議設定入力画面を表示部15に描画し、参加者に会議名804と議題805の入力を促すメッセージを表示する。参加者が会議名と議題を入力すると、入力部16は、入力された情報を制御部12に送信する。表示処理管理部34は、処理207において会議名804と議題805を会議データ管理部35に送信する。この処理206、207によって取得する会議設定データは、図8のデータテーブル801のうち、会議名804と議題805である。残りのデータ項目は、後の会議開始処理210により、会議データ管理部32が自動的に取得する。
続いて、会議データ管理部32は、処理208〜211の処理を順に行う。処理208では、資料データ管理部35に待ち受け終了要求を行い、処理209では、参加者認証データ管理部30に待ち受け開始要求を行う。続く処理210は、会議の開始処理であり、処理204で取得した資料データを会議名804および議題805に関連付け、会議データテーブル801に記録する。加えて、会議ID803、クロック部14への問い合わせにより取得した開始日時806を関連付けて記録する。記録後、会議データ管理部32は、処理211において、図12に示す会議画面の描画を表示処理管理部34に要求する。これを受けて、表示処理管理部34は、該画面の描画処理212を行う。
表示部15の画面には、資料データから読み出された画像が表示される。表示処理管理部34は、現在表示している画像に関するファイル名、ページ番号等の画像情報を取得し、会議IDと表示時刻とに関連付けて会議データテーブル801に記録する。
上記の動作において、スキャナで資料を読み取って、資料データが入力されることにより、クライアント装置3は、自動的に会議支援システムを立ち上げることができ、会議開始画面が表示される。これによって、会議の資料と設定情報を統合的に管理することが可能な電子会議システムを実現することができる。
会議開始動作が行われた後、参加者認証データ管理部30は、待ち受け開始要求を受ける。参加者認証データ管理部30は、会議データ管理部32より処理227での待ち受け終了要求を受けるまでの間、参加者の入退室を検知して認証するための待ち受け状態となる。
次に、第2のステップである入退室、書き込み、発言の記録に関する動作について説明する。入退室、書き込み、発言はそれぞれイベントとして定義され、制御部12は、各イベントをイベントの開始・終了時刻およびイベントのアクタである参加者に関連付けて管理する。
まず、入退室イベントでは、参加者の入室により出席イベントが開始され、退室により出席イベントが終了する。参加者認証データ取得部20は、参加者のID情報を取得すると、制御部12に出力する。参加者認証データ管理部30は、入力213によって、参加者230のID情報を検知すると、認証処理214を実行する。認証後、処理215によって、参加者を特定する認証情報を会議データ管理部32へ転送する。会議データ管理部32は、処理216において、入室した参加者の認証情報を入退室データテーブル900に記録し、処理217において、入退室イベントデータを表示処理管理部34へ転送する。
表示処理管理部34は、処理217による入退室イベントデータの入力を受け、処理219において、図12の会議画面内の参加者エリア1202を更新する。参加者エリア1202には、出席中の参加者各々に対応する書き込み者設定ボタン1203が表示される。この書き込み者設定ボタン1203は、出席中の参加者を表示している。また、参加者が自己の書き込み者設定ボタン1203を操作することにより、制御部12は、書き込みの開始あるいは書き込みの終了と判断する。
参加者が退室すると、入力219、処理220〜223において、入力213、処理214〜217と同様に、参加者のID情報が取得され、制御部12に入力される。参加者認証データ管理部30は、退室と判断する。表示処理管理部34は、処理223による入退室イベントデータの入力を受け、処理224において、参加者エリア1202を更新する。すなわち、退室者の書き込み者設定ボタン1203が削除される。なお、書き込み中の参加者が、この書き込み者設定ボタン1203を操作せずに退室した場合、制御部12は、自動的にこの参加者の書き込みイベントの終了処理を行う。
認証処理を詳細に説明する。図5に示すように、処理501において、参加者認証データ取得部20は、ICカードに格納された認証データ810を読み取る。処理502において、参加者認証データ取得部20は、読み取りに成功したかどうかを判断する。読み取りに失敗した場合には、エラーレポート処理507を行い、認証処理214を終了する。エラーレポート処理507では、参加者認証データ取得部20は、制御部12に読取エラーを通知する。表示処理管理部34は、参加者を認証できない旨のメッセージを表示する。
認証データの読み取りに成功すると、処理503において、参加者認証データ管理部30は、入力された認証データに基づいて、参加者が認証済みであるかを確認する。すなわち、参加者認証データ管理部30は、会議データ管理部32から参加者データテーブル802を取得し、認証データ810が入室済み参加者の認証データと一致するか否かを判断する。
参加者認証データ管理部30は、初めて入室する参加者であると判断した場合、処理504において、認証サーバ2に問い合わせを行う。認証サーバ2は、問い合わせのあった参加者が登録されているかを確認する。登録された参加者である場合、認証サーバ2は、認証データに合致する参加者の声紋データ811と、参加者を識別する氏名等の認証情報をクライアント装置3に送信する。参加者が登録されていない場合、認証サーバ2は、認証できないことをクライアント装置3に通知する。処理505において、参加者認証データ管理部30は、認証に失敗したと判断し、エラーレポート処理507を行い、認証処理214を終了する。
参加者認証データ管理部30は、認証サーバ2から認証情報を受け取ると、処理505において、認証に成功したと判断し、認証サーバ2から送信された声紋データ811、参加者名809、認証データ810を関連付けて、入退室データとして会議データ管理部32に転送する。
一方、処理503において、認証済み参加者であると判断された場合、参加者認証データ管理部30は、処理504および505を行わずに処理215を実行する。この際、会議データ管理部32に転送する入退室データは、取得した認証データ810のみとする。
入退室データに含まれるデータの種類の違いにより、参加者認証データ管理部30は、入退室者が認証済みの参加者であるか、あるいは新規に入室した参加者であるかを判断できる。これにより、入退室登録処理のフローを制御することができる。
処理506において、実行される入退室登録処理は処理216、222であって、会議データ管理部32によって行われる。この処理において、参加者認証データ管理部30から送られるデータ種別により、参加者が新規入室者であるかを判断することができる。また、転送された入退室データと入退室データテーブル900に基づき、参加者が2回目以降の入室者であるか、あるいは退室者であるかについても判断することができる。
参加者が新規入室者である場合、会議データ管理部32は、会議ID803と、入退室データに含まれる参加者名809、認証データ810、声紋データ811を要素とし、参加者データテーブル802に新規追加する。この参加者データテーブル802を利用することにより、会議中に参加者が入退室した場合に再び認証サーバ2に問い合わせる処理が不要となる。また、会議中に発言が行われた際にも、参加者名809と声紋データ811を関連付けるために認証サーバ2に問い合わせる処理を必要としない。
さらに、会議データ管理部32は、入退室データテーブル900に新規要素を追加する編集処理を行う。ここで、イベント日時902とイベント開始時刻903は、クロック部14への問い合わせにより取得する。ただし、参加者が退室していない場合、イベント終了時刻904は、“NULL”などのデフォルト値を用いる。
参加者が新規入室者ではない場合、会議データ管理部32は、入退室データテーブル900の編集処理のみを行い、参加者データテーブル802の編集を行わない。2度目の入室者の入室イベントは、入退室データテーブル900への新規要素追加により記録される。
参加者が退室者である場合、会議データ管理部32は、入退室データテーブル900の既存要素に対して、イベント終了時刻904の変更のみを行う。
書き込みイベントでは、参加者が表示部15の画面上に書き込んだ文字や絵等の画像を記録する。図3に示すように、参加者は、画面の記録開始ボタン1207をタッチする。処理301において、入力部16は、この操作を検出して、操作情報を制御部12に出力する。表示処理管理部34は、入力された操作情報により、いずれかの参加者によって記録開始ボタン1207が押下されたことを検知し、表示処理管理部34は、書き込みデータ管理部31を呼び出す処理303を実行する。書き込みデータ管理部31は、該処理303をトリガとして、書き込みの待ち受け状態となる。
次に、表示処理管理部34は、入力部16からの操作情報によって、書き込み者設定ボタン1203への操作、あるいは書き込みエリア1206へのペンダウン信号を検知する。処理308において、表示処理管理部34は、書き込みデータ管理部31を呼び出す。書き込みデータ管理部31は、待ち受け状態において、呼び出しを受けると、書き込みオブジェクトの取得と記録処理309を行い、処理310において、書き込みオブジェクトを表示処理管理部34に送信する。表示処理管理部34は、書き込みエリア1206の更新処理311を実行する。表示部15の画面の書き込みエリア1206に、参加者の書き込んだ画像が表示される。
処理312において、表示処理管理部34は、いずれかの参加者によって記録停止ボタン1208が操作されたことを入力部16からの操作情報に基づいて検知すると、書き込みデータ管理部31に待ち受け終了要求314を発する。書き込みデータ管理部31は、この要求をトリガとして、記録終了処理316を実行し、待ち受け状態を解除する。記録終了処理316は、フラグがセットされたまま、記録停止ボタン1208が押下された場合にフラグを解除する動作である。
ここで、図6にしたがって、書き込みオブジェクトの取得と記録処理309を詳細に説明する。まず、処理701において、書き込みデータ管理部31は、書き込み者設定ボタン1203の押下による呼び出しであるか、書き込みエリア1206へのペンダウンによる呼び出しであるかを判断する。
参加者が書き込みを始める場合、書き込み者設定ボタン1203を押下する。処理702において、書き込みデータ管理部31は、書き込み動作データテーブル1001のフラグを参照する。その結果、フラグがセットされていない、すなわち書き込み中でないと判断された場合、処理703〜707が行われる。フラグがセットされているとき、処理615〜617、707が行われる。
処理703〜706は、書き込みデータ管理部31によって、書き込みイベントの開始を記録する処理である。処理703において、書き込みデータ管理部31は、クロック部14に時刻の問い合わせを行い、イベント開始日時1006およびイベント開始時刻1008を取得する。処理704において、フラグを書き込み中にセットして、処理705において、入力された操作情報に基づいて、どの書き込み者設定ボタン1203が押下されたかを調べて、書き込んだ参加者を特定する。そして、書き込みオブジェクトデータテーブル1003に記録する。処理706において、書き込みイベントデータテーブル1002に、イベントID1005、書き込みを行った参加者名809、イベント日時1006、イベント開始時刻1007、イベント終了時刻1008を新規要素として、会議IDと関連付けて記録する。処理707において、書き込み者設定ボタン1203のハイライトの切り替えなど、書き込み者の変化を参加者に表示するための描画要求を表示処理管理部34に行う。
処理615〜617、707は、書き込みイベントの終了を記録する処理である。書き込みを終了するには、参加者は、自己の書き込み者設定ボタン1203を操作する。書き込みデータ管理部31は、この操作情報を受けると、フラグがセットされていることを確認して、書き込みイベントの終了であると判断する。そこで、処理615において、書き込みデータ管理部31は、クロック部14からイベント終了時刻を取得する。処理616において、書き込み中になっているフラグを解除する。処理617において、イベント終了時刻1008を書き込みイベントデータテーブル1002に記録する。処理707において、上記と同様に描画要求を行う。
一方、処理701において、入力された操作情報から書き込みエリア1206へのペンダウンが検知された場合、処理708において、書き込みデータ管理部31は、フラグが書き込み中にセットされているかを確認する。セットされている場合、書き込みデータ管理部31は、特定された参加者が画像の書き込みを開始したと判断する。処理709〜613、617が行われる。なお、ペンダウンが検知されても、フラグがセットされていない場合、書き込みデータ管理部31は、書き込みのための操作ではなく、通常の操作であると判断して、この操作に対する記録を行わない。
処理709において、書き込みデータ管理部31は、クロック部14への時刻の問い合わせによりペンダウン信号の時刻を取得し、イベント開始時刻1007からペンダウン信号までの経過時刻を算出する。この時間をオブジェクトの生成開始時刻1010とする。処理610において、入力された操作情報に基づいて、電子ペンの軌跡をトレースする。トレースした軌跡は、一定時間間隔ごとに取得された位置座標の集合である。そして、トレースの解析を行う。解析とは、位置座標集合をスムージングし、閉領域の有無や直線近似との一致度などから直線、多角形、円など書き込まれた画像の形状を特定する処理を含む。このような解析にしたがって、座標集合をベクタデータに変換することにより、書き込みオブジェクトが得られる。処理611において、ベクタデータが表示処理管理部34に送信され、書き込んだ画像が画面に表示され、視認可能となる。
処理612において、書き込みデータ管理部31は、ペンアップ信号の入力を確認する。ペンアップ信号が検知されるまで、トレースと解析が行われる。ペンアップ信号が検知されると、書き込みデータ管理部31は、一連のオブジェクトによる1つの書き込みイベントが終了したと判断し、書き込みオブジェクトの登録処理613を行う。書き込みオブジェクトは、処理709において取得した生成開始時刻1010とともに書き込みオブジェクトデータテーブル1003に記録される。
処理614において、書き込みデータ管理部31は、書き込みオブジェクトを表示処理管理部34に転送し、位置座標と置き換える。表示部15の画面の書き込みエリア1206に、参加者の書き込んだ画像が表示される。
次に、発言イベントの記録に関する動作について説明する。図3に示すように、いずれかの参加者が画面の記録開始ボタン1207を操作する。処理301において、表示処理管理部34は、入力された操作情報に基づいて、記録開始ボタン1207が押下されたことを検知し、発言データ管理部33を呼び出す処理302を実行する。発言データ管理部33は、この処理302をトリガとして、発言の待ち受け状態となる。
待ち受け状態において、発言データ管理部33は、音声入力レベルが所定の閾値を超えたか否かによって、発言の有無を判断する。参加者の発言304によって、発言データ取得部21は、参加者の音声を検出して、音声信号を制御部12に出力する。発言データ管理部33は、音声信号の音声入力レベルが所定の時間、閾値を超えたことを検知すると、参加者が発言していると判断する。このとき、発言データ管理部33は、クロック部14に時刻問い合わせを行う。
そして、発言が終わると、音声入力レベルは閾値を下回る。発言データ管理部33は、音声入力レベルが閾値より下がったことを検知すると、発言が終了したと判断して、発言オブジェクトの取得と記録処理305、および発言者と発言を解析して得られた発言テキストデータを関連付けた発言オブジェクトを表示処理管理部34へ転送する入力処理306を実行する。表示処理管理部34は、発言オブジェクトの入力処理306を受け、処理307において、発言エリア1204の更新を行う。
最後に、表示処理管理部34は、処理312において、いずれかの参加者によって記録停止ボタン1208が押下されたことを検知すると、処理313において、発言データ管理部33に待ち受け終了要求を発する。発言データ管理部33は、この処理313をトリガとして、記録終了処理314を実行し、待ち受け状態を解除する。記録終了処理314は、フラグがセットされたまま、記録停止ボタン1208が押下された場合にフラグを解除する動作である。
ここで、図7にしたがって、処理305、306における発言オブジェクトの取得と記録処理を詳細に説明する。発言オブジェクトの取得と登録は、発言の解析処理701、発言イベント開始時の処理703〜705、発言オブジェクトの登録に関する処理706〜707、イベント終了時の処理709〜711に分けられる。
処理701において、発言データ管理部33は、発言データ取得部21から音声情報が入力されたときに、発言の解析を行う。発言の解析は、発言のテキスト化と発言した参加者の特定である。発言データ管理部33は、発言情報から発言された内容を抽出して、テキストデータを作成する。また、入力された音声信号から声紋を特定し、参加者データテーブルにある参加者の声紋情報と比較して、発言した参加者を特定する。なお、参加者毎に発言者設定ボタンを設けて、発言者のボタンの操作により発言者を特定してもよい。
処理702において、発言データ管理部33は、フラグが発言中にセットされているかを確認する。新しい発言の場合、フラグはまだセットされていないので、処理703において、発言データ管理部33は、クロック部14から発言イベントの開始時刻を取得して、処理704において、フラグを発言中にセットする。発言動作データテーブル1101に、フラグ状態1104と参加者名809が記録される。なお、発言の開始のタイミングは、音声入力レベルが閾値を超えた時点である。
処理705において、発言データ管理部33は、発言イベントの開始情報の登録を行う。すなわち、発言イベントデータテーブル1102に、現在発言中の参加者名809、イベント日時1106、イベント開始時刻1107、イベント終了時刻1108を新規要素として、会議ID803と関連付けて記録する。なお、イベント日時1106とイベント開始時刻1107は、処理703において取得した発言イベントの開始日時と時刻であり、イベント終了時刻1108は、未確定であるので、デフォルト値“NULL”などを設定する。
処理706、707において、発言データ管理部33は、発言オブジェクトの登録を行う。発言イベントが開始された後、同一の参加者の発言が継続している場合に、この登録が行われる。同一の参加者による発言が継続中であるという判断は、フラグがセットされていること、および発言者が登録された参加者名809と同一であることの2条件を満たすときになされる。
まず、処理706において、発言データ管理部33は、発言オブジェクトの作成時刻を取得する。イベント開始時刻1107を起点として、音声入力レベルが閾値を超えているときの時刻から経過時間を算出し、この経過時間を生成開始時刻1110と定義する。処理707において、発言データ管理部33は、生成開始時刻1110、発言をテキスト化したオブジェクト1111に、イベントを特定するイベントID1105およびオブジェクトを特定するオブジェクトID1109を関連付けて、発言オブジェクトデータテーブル1103に新規要素として記録する。
処理709〜711において、発言データ管理部33は、発言イベントの終了の処理を行う。すなわち、フラグがセットされているとき、異なる参加者による発言が行われた場合にこの処理が実行される。処理709において、発言データ管理部33は、イベント終了時刻1108を取得する。イベント終了時刻1108として、前回の発言オブジェクトの生成終了時刻とイベント開始時刻を足し合わせて、イベント終了時刻とする。処理710において、発言データ管理部33は、フラグを解除する。そして、新たな参加者名809を発言動作データテーブル1101に記録して、フラグをセットする。処理711において、発言データ管理部33は、イベント終了時刻1108をデフォルト値から更新する。その後、処理701〜708を実行し、他の参加者による発言イベントの記録を開始する。なお、発言中に画面の記録停止ボタン1208が操作されたときにも、発言イベントの終了とされる。
以上のように、会議中の画面への書き込みおよび発言を時系列で管理することができ、書き込まれた画像や発言の内容を漏れなく記録することができる。また、書き込みや発言を画面に表示可能な画像データにしてオブジェクトを作成することにより、会議中にオブジェクトをリアルタイムに表示することができる。
次に、第3のステップである会議の監視について説明する。クライアント装置3は、会議中、参加者の入退室をチェックすることにより、会議の終了を監視している。参加者認証データ管理部30は、図2の処理220〜222において、参加者の退室を監視する。参加者認証データ管理部30が参加者の退室を検知すると、会議データ管理部32は、処理222において、参加者の退室を入退室データテーブル900に記録する。すなわち、クロック部14から取得した退室時刻をイベント終了時刻904として更新する。このとき、表示処理管理部34は、退室者に対応する書き込み者設定ボタン1203を画面から消去する。
会議データ管理部32は、入退室データテーブル900を参照して、全ての参加者の退室を監視する。会議データ管理部32は、最後の参加者の退室を検知すると、会議終了処理225を開始する。
会議終了処理225として、発言データ管理部33および書き込みデータ管理部31は、図3に示した記録終了314、316を実行する。会議データ管理部32は、会議データテーブル801の終了日時807をクロック部14から取得した時刻にセットする。また、会議データ管理部32は、参加者データテーブル802における認証データ810、811を会議終了後に破棄する。
会議データ管理部32は、会議における資料データ、参加者データ、参加者毎のイベント、各イベントのオブジェクトおよび付加情報を会議IDに関連付けて、記憶部11に保存する。以上のように、書き込まれた画像や発言に関する情報は、画面に表示可能なデータ形式で逐一記録される。音声データや動画データで保存する場合に比べて、データ量を小さくすることができる。その結果、クライアント装置3は、議事録として画面に表示したり、印刷して出力することを容易に行える。
第4のステップである議事録の作成、閲覧について図4にしたがって説明する。会議の終了後、利用者の指示により、クライアント装置3は、議事録の再生を開始する。まず、表示処理管理部34は、表示部15に議事録閲覧用の認証画面を表示する。利用者が利用者名とパスワードを入力すると、表示処理管理部34は、入力部16から入力された利用者名とパスワードを認証サーバ2に送信する。認証サーバ2の認証処理部52は、認証処理を行う。表示処理管理部34は、認証サーバ2から認証の成功通知を受けると、利用者名を認証データとして議事録管理部36に送信する処理401を行う。
議事録管理部36は、認証データと参加者データテーブル802に記録されている認証データ810を参照して、受信した認証データの利用者が参加者として含まれる会議を検索する。そして、認証された利用者が参加した会議の設定データを抽出、取得する処理402を実行する。その後、処理403において、表示処理管理部34に会議設定データを送信する。なお、利用者が、会議名あるいは会議IDを指定した場合、議事録管理部36は、この会議の設定データを記憶部11から読み出す。
表示処理管理部34は、会議に関する画面の表示処理404を実行する。すなわち、表示処理管理部34は、図示しない議事録選択画面において、抽出された全会議の設定情報を表示し、利用者の選択を受け付ける。また、図示しない議事録再生条件選択画面を表示し、利用者の選択を受け付ける。ここでは、議事録の再生は、1つの会議について選択可能である。再生条件は「通常」あるいは「高速」のいずれかである。処理405において、表示処理管理部34は、利用者が選択した会議および再生条件に関する会議情報を議事録管理部36に送信する。
議事録管理部36は、入力された会議情報に基づいて、処理406〜408において、会議中に発生した入退室イベント、書き込みイベント、発言イベントおよび各イベントのオブジェクトを取得する。すなわち、処理406において、会議情報に含まれる会議IDをキーとして、対象会議の入退室データテーブル900を読み込む。処理407において、会議IDをキーとして、対象会議の発言イベントデータテーブル1102を取得する。そして、発言オブジェクトデータテーブル1103から発言イベント毎の全オブジェクトを取得する。処理408において、処理407と同様に、書き込みイベントデータテーブル1002および書き込みオブジェクトデータテーブル1003より対象会議中に作成された全オブジェクトを取得する。その後、変換処理409を実行する。
変換処理409において、議事録管理部36は、入退室データテーブル900と会議設定データテーブル800の会議IDをキーとして関連付け、利用者が選択した会議について、入退室イベントの開始時刻および終了時刻を会議開始時刻からの経過時間に換算する処理を実行する。
また、議事録管理部36は、書き込みデータテーブル1000と発言データテーブル1100について、すべてのイベントのアクタである参加者とオブジェクトに対してイベントIDをキーとして関連付ける処理を行う。そして、会議の開始時刻とオブジェクトの生成開始時刻とから、会議の開始時刻を基準としたオブジェクトの生成開始までの経過時間を算出する処理を行う。ただし、再生条件が高速であった場合、オブジェクトの生成開始までの経過時間は、会議の開始時刻を基準としたイベント開始までの経過時間とし、同一イベントのオブジェクトの生成開始までの経過時間は等しい値とする。同様に、イベント終了経過時間は、生成終了経過時間とする。
処理410において、議事録管理部36は、処理409において変換したオブジェクト群および入退室イベントを表示処理管理部34に送信する。表示処理管理部34は、議事録画面の描画処理411を実行する。
表示部15の画面に、参加者の発言の内容が参加者名とともに時系列に表示され、この発言時に表示されていた画像が同時に表示される。この画像は、書き込まれた画像だけでなく、資料データの画像も含んでいる。
処理411において、表示処理管理部34は、まず、会議の開始時刻から会議の終了時刻までの経過時間を算出する。次に、クロック部14への問い合わせにより議事録再生開始時刻を取得し、再生動作を行う。再生動作中は定期的にクロック部14への問い合わせを行い、再生開始からの経過時間が、あるオブジェクトの生成開始までの経過時間に達すると、該オブジェクトを描画し、議事録画面を更新する。また、再生開始からの経過時間が、入退室イベントの開始時刻および終了時刻に達すると、議事録画面を更新する。再生開始からの経過時間が会議の経過時間に達するまで、以上の処理を繰り返す。
会議の経過時間に達すると、表示処理管理部34は、処理412において、議事録の再生を停止する。ただし、再生経過時間は、必ずしもクライアントマシン1内のクロックの変化と一対一に対応する必要はなく、クロックの変化に対し再生経過時間は2倍するなどの早送り再生等を設定することは可能である。
以上のように、電子会議システムは、手書きで入力された書き込みオブジェクトをベクタデータとして、発言をテキストデータとして作成し、参加者および作成時刻と関連付けた議事録を容易に再生することができる。また、上記システムによれば、各オブジェクトを作成時刻順に、あるいはオブジェクト群を一括で再生することも可能である。したがって、利用者は、発言の内容を含んだ議事録を時系列に閲覧することができる。
ここで、議事録の再生に関する他の形態として、書き込みイベントに関する情報を含むように議事録を再生する。すなわち、図4の処理409において、議事録管理部36は、書き込みイベントの開始時刻を会議開始時刻からの経過時間に換算する。表示処理管理部34は、処理411において、再生開始からの経過時間があるオブジェクトの生成開始までの経過時間に達すると、該オブジェクトを描画し、議事録画面を更新する処理を実行する。ただし、同時にこの画面において、表示処理管理部34は、利用者による入力を受け付ける。利用者の入力がオブジェクトの選択であった場合、表示処理管理部34は、オブジェクト群が属する書き込みイベントのアクタである参加者名809と開始時刻を表示する。なお、その他の構成および動作は、上記の実施形態と同じである。
これによって、オブジェクト群が属する書き込みイベント毎に、書き込みした参加者と書き込み日時を表示することが可能となる。したがって、具体的な議事録を作成でき、議事録の利用価値を高めることができる。
また、議事録を閲覧するとき、必要な情報だけを知りたい場合がある。そこで、議事録管理部36は、参加者や日時等の付加情報に基づいて議事録を作成する。すなわち、議事録管理部36は、利用者によって指定された参加者に関連する会議あるいはイベントを抽出して、必要な項目によって構成される議事録を作成する。
図4の処理404において、表示処理管理部34は、表示部15に議事録選択画面を表示する。この画面には、複数の会議における参加者の一覧が会議毎に表示される。利用者は、画面上で複数の参加者の中から所望の参加者を選択する。表示処理管理部34は、入力された操作情報に基づいて、指定された参加者を特定する。そして、表示処理管理部34は、この参加者が出席した会議を参加者データテーブルに基づいて抽出し、絞り込まれた会議の一覧を表示する。利用者は、表示された会議の一覧の中から所望の会議を選択する。
このとき、付加情報による絞り込みをオプションとして設定することができる。例えば、「選択した参加者の発言と書き込みだけを確認する」という選択画面を表示する。これによって、利用者は、議事録の必要な項目だけを閲覧することができる。
表示処理管理部34は、選択された会議を再生するための会議情報を議事録管理部36に送信する。議事録管理部36は、表示処理管理部34から会議情報を受信すると、処理406〜408において、特定の参加者が出席した会議に関連する情報を各データテーブルから取得する。そして、議事録管理部36は、変換処理409を行って、変換した特定の会議に関するオブジェクト群を表示処理管理部に送信する。表示処理管理部は、特定の会議の議事録を時系列に表示する。
オプションが選択されている場合、議事録管理部36は、処理406〜408において、選択された参加者以外の参加者に関連する情報を対象外として、特定の参加者に関連する情報だけを抽出する。これにしたがって、表示処理管理部34は、特定の会議における特定の参加者の発言の内容および書き込んだ画像を表示する。なお、その他の構成および動作は、上記の実施形態と同じである。
このように、利用者は、特定の参加者が出席した会議の議事録を閲覧することができる。さらに、その会議における特定の参加者の入退室の記録、書き込みの内容、発言の内容といった必要な項目だけを容易に確認することができる。
また、選択の対象を参加者の代わりに、会議の日時とした場合、図4の処理404において、表示処理管理部34は、表示部15に議事録選択画面を表示する。この画面には、日付の入力画面あるいは日付の一覧が表示される。利用者は、画面上で所望の日付を選択する。表示処理管理部34は、指定された日付に開催された会議を会議データテーブル801から検索する。そして、表示処理管理部34は、指定された日付の会議の一覧を表示する。利用者は、表示された会議の一覧の中から所望の会議を1つあるいは複数選択する。
表示処理管理部34は、選択された1つの会議に対する会議情報を送信する。この会議情報には、待ち受け継続フラグが含まれている。待ち受け継続フラグは、次に再生すべき会議がある場合にセットされる。議事録管理部36は、表示処理管理部34から会議情報を受信すると、処理406〜408において、指定された会議に関連する情報を各データテーブルから取得する。そして、議事録管理部36は、変換処理409を行って、変換した特定の会議に関するオブジェクト群を表示処理管理部34に送信する。表示処理管理部34は、特定の会議の議事録を時系列に表示する。
表示処理管理部34は、待ち受け継続フラグを確認して、フラグがセットされている場合、次の会議情報を送信する。議事録管理部36からのオブジェクト群が送信されると、表示処理管理部34は、選択された会議の議事録を表示する。これにより、利用者は指定の日に行われた会議の議事録を閲覧することができる。
上記の実施形態では、資料データはスキャナによって読み取っている。このスキャナは、クライアント装置3に搭載されているか、あるいはクライアント装置3に直接接続されたものである。しかし、スキャナがない場合であっても、クライアント装置3は、スキャナ以外から資料データを取得することが可能である。
クライアント装置3は、記憶部11に資料データが保存されたとき、資料データの入力とみなす。すなわち、記憶部11に、資料フォルダが設けられる。資料データ管理部35は、待ち受け状態にあるとき、一定間隔で資料フォルダを監視する。参加者が資料データを資料フォルダに保存すると、資料データ管理部35は、この保存を検知すると、資料データの入力による会議の開始と判断する。
ここで、参加者は、クライアント装置3において資料データを作成し、この資料データを資料フォルダに保存する。あるいは参加者は、ネットワークに接続された端末装置や画像処理装置からクライアント装置3に資料データを送信し、資料データ管理部35は、この資料データを資料フォルダに保存する。
このように、クライアント装置3において、ファイルの保存やドラッグアンドドロップ等の簡単な操作により、会議を開始することが可能となる。
さらに、クライアント装置3の資料フォルダを共有フォルダとしてもよい。これによって、クライアント装置3にネットワークを通じて接続されたパーソナルコンピュータ等の端末装置は、資料フォルダに直接アクセスすることができる。そこで、参加者は、端末装置において、資料フォルダに資料データを保存する。これによって、資料データはクライアント装置3の記憶部11に保存される。資料データ管理部35は、資料フォルダに資料データが保存されたことを検知すると、資料データの入力による会議の開始と判断する。
したがって、参加者は、事前に資料データを入力することができ、会議の準備を容易に行える。しかも、会議中であっても、必要な資料を容易に追加することができる。
上記のように、ネットワークを利用して、資料データを入力する代わりに、外部の記憶媒体を利用してもよい。記憶媒体は、USBメモリ、光ディスク、HDD装置といった外付けの記憶装置である。資料データ取得部22は、記憶媒体に保存されているデータを読み書きできる。
参加者がクライアント装置3に記憶媒体を接続すると、制御部12は、記憶媒体のファイル構造を取得して、データを一覧表示する。参加者が、データの中から資料データを選択すると、制御部12は、記憶媒体から資料データを読み出し、資料フォルダに保存する。資料データ管理部35は、資料フォルダを一定間隔で監視しており、資料データが保存されたことを検知すると、資料データの入力による会議の開始と判断する。
記憶媒体を利用することにより、資料データの存在場所は明確となる。そのため、資料データを探すことなく、すばやく資料データを入力することができる。
上記した電子会議システムでは、1室に設置されたクライアントマシン1において、議事録を作成する。これに代わり、複数のクライアントマシン1が協働して議事録を作成することもできる。すなわち、電子会議システムとして、図13に示すように、複数のクライアントマシン1と、各クライアントマシン1を管理するメインサーバ5と、認証サーバ2とから構成される。これらがネットワークを通じて通信可能に接続される。クライアントマシン1は、異なる場所、例えば異なる会議室に設置される。
クライアントマシン1は、クライアント装置3および周辺機器によって構成され、クライアントマシン1および認証サーバ2は、上記実施形態のものと同じである。ただし、クライアント装置3は、記憶部11にメインサーバ識別情報記憶部45を有する。メインサーバ識別情報記憶部45は、メインサーバ3の名称、IPアドレス、設置場所等の識別情報を記憶している。
メインサーバ5は、クライアント装置3から取得部10を除いた構成とされ、会議に関する情報を取得する機能以外はクライアント装置3と同じ機能を有する。なお、クライアント装置3の1つがメインサーバ5となってもよい。
メインサーバ5の記憶部60には、クライアント装置3と同じ会議データ記憶部61、書き込みデータ記憶部62、発言データ記憶部63を有し、会議に関するデータをクライアント装置3と共有する。そして、記憶部60は、クライアント情報記憶部64も有する。クライアント情報記憶部64は、会議に参加するクライアント装置3に関する情報を記憶する。
メインサーバ5の制御部70は、クライアント装置3の制御部12と同じ参加者認証データ管理部71、書き込みデータ管理部72、会議データ管理部73、発言データ管理部74、議事録管理部75を有し、さらに各クライアント装置3の動作状況を管理するクライアント管理部76を有する。この制御部70は、会議に関する各種のデータを管理するとともに、複数のクライアント装置3の動作を制御して、メインサーバ5へのアクセスの許可あるいは禁止を行う。すなわち、メインサーバ5の制御部70は、会議に参加する複数のクライアント装置3を管理して、各クライアント装置3が記録したオブジェクトおよび付加情報を収集する。そして、これらのオブジェクトおよび付加情報を統合して、会議の議事録を作成する。
クライアント装置3の管理に際して、メインサーバ5では、制御部70は、図14に示すようなステータスデータテーブル1400を作成する。ステータスデータテーブル1400は、会議ID803、会議に参加するクライアント装置情報1401、ステータス1402を保存する。ステータスデータテーブル1400は、記憶部60のクライアント情報記憶部64に保存されている。ステータス1402は、議事録の再生に関する現況を表し、「再生中」、「設定なし」のいずれかのフラグが書き込まれる。
会議を開始するとき、メインサーバ5およびクライアント装置3の各制御部12、70は、会議支援システムを立ち上げ、上記の第1〜第4のステップを実行する。まず、第1のステップにおいて、会議の開始動作は、上記実施形態と同様に、参加者による会議資料の登録によりスタートする。クライアント装置3の会議データ管理部32は、図2の処理204によって資料データの入力を検知すると、図示しない会議メニュー選択画面を表示する。そして、会議データ管理部32は、ユーザの所望するメニューがオフライン会議の開始であるか、新規オンライン会議の開始であるか、あるいは進行中のオンライン会議への参加であるかを確認する。
オフライン会議は、上記実施形態のような1つのクライアント装置3を使用する会議である。オフライン会議が選択された場合には、以降上記と同じ動作を行う。オフライン会議でも、メインサーバ5は、クライアント装置3からオブジェクトおよび付加情報を受け取って、記憶部60に保存する。すなわち、オフライン会議の議事録は、クライアント装置3およびメインサーバ5において作成される。
オンライン会議は、複数のクライアント装置を使用して行う会議である。新規オンライン会議が選択された場合は、会議データ管理部32は、会議設定の入力画面の描画を表示処理管理部34に要求する処理205を実行する。資料データ管理部35は、資料データ及び会議名804と議題805をメインサーバの記憶部1307に送信する。
進行中のオンライン会議での参加が選択された場合には、クライアント装置3の会議データ管理部32は、メインサーバ5の会議データ管理部73に現在行われている会議を問い合わせる。すなわち、進行中の会議に対する会議参加要求がメインサーバ5に送信される。メインサーバ5の制御部70は、現在行われている会議の一覧をクライアント装置3に送信する。クライアント装置3の会議データ管理部32は、メインサーバ5からの受信情報に基づいて、会議選択用のユーザ入力画面を表示する。ユーザの選択により会議が指定されると、クライアント装置3の会議データ管理部32は、メインサーバ5の会議データ管理部73に資料データ及び会議ID803を送信する。なお、データの送信は、予めサーバ識別情報記憶部45に登録されたサーバ情報に基づいて行われる。
メインサーバ5はクライアント装置3から会議開始要求を受けると、制御部70は、記憶部の会議データテーブル801とステータスデータテーブル1400に新規情報を追加する。
次に、第2、第3のステップにおける会議の監視とイベント通知に関する動作について説明する。入退室登録は図2と同様のフローで実行される。ただし、処理216および222の入退室登録は、メインサーバ5の会議データ記憶部51に対して行われる。クライアント装置3の会議データ管理部32は、メインサーバ5に登録データを送信する。メインサーバ5の制御部70は、受信した登録データを会議データ記憶部61に保存する。
また、入退出イベントは、メインサーバ5の会議データ管理部73により管理される。メインサーバ5の会議データ管理部73は、クライアント装置3によって検知された参加者の入退室データを受け取り、会議データ記憶部61内の入退室データ記憶部に保存する。そして、メインサーバ5の制御部70は、クライアント装置3の制御部12を通じて、表示処理管理部34に参加者に関する表示を更新させる。
書き込みイベントおよび発言イベントの取得と記録処理は、図3と同様のフローで実行される。ただし、処理305、309のオブジェクトの取得と記録において、オブジェクトの記録先がメインサーバ5の記憶部60である。クライアント装置3の制御部12は、発言オブジェクトあるいは書き込みオブジェクトを作成すると、このオブジェクトをメインサーバ5に送信する。メインサーバ5の制御部70は、受信したオブジェクトを発言データ記憶部63あるいは書き込みデータ記憶部62に保存する。
そして、処理306、310のオブジェクトの出力は、メインサーバ5の制御部70が行う。制御部70は、各クライアント装置3に発言オブジェクトあるいは書き込みオブジェクトの表示を指示する。クライアント装置3の表示処理管理部34は、メインサーバ5からオブジェクトを受け取ると、表示部15の画面の更新処理を行う。画面には、参加者の発言した内容あるいは書き込んだ画像が表示される。
このように、メインサーバ5が記録されたオブジェクトを各クライアント装置3に出力することにより、1つのクライアント装置3で起こった事象が他のクライアント装置3に通知されることになる。他のクライアント装置3は、現在の会議の進行状況を認識することができる。したがって、会議において、無駄な書き込みや発言をなくすことができる。
議事録の閲覧と閲覧状態の通知に関する動作である第4のステップについて説明する。1つのクライアント装置3において、会議の進行中に、図12に示す会議メイン画面中の再生ボタン1209あるいは再生停止ボタン1210が押下されると、クライアント装置3の表示処理管理部34は、このボタンの押下をメインサーバ5の制御部70に通知する。
メインサーバ5では、制御部70が、書き込み動作データテーブル1001の書き込みフラグ1004の値に応じて、以下の処理を行う。書き込みフラグ1004が「書き込み中」の場合、メインサーバ5の制御部70は、書き込みが行われているクライアント装置3を除く他のクライアント装置3からのアクセスを拒否して、いかなる処理も実行しない。制御部70は、再生開始処理が失敗したことをクライアント装置3に通知する。すなわち、参加者が画面に書き込むという事象が起こっているとき、クライアント装置3の制御部12は、オブジェクトを記録中である。このとき、メインサーバ3は、議事録の再生を禁止する。したがって、作成中の議事録が再生されることを防げる。
書き込みフラグ1004の値が「書き込み中」以外の場合、メインサーバ5の制御部70は、クライアント装置3のアクセスを許容する。クライアント装置3の制御部12は、再生ボタン1209の押下を検知すると、メインサーバ5に再生の要求を通知する。メインサーバ5の制御部70は、ステータスデータテーブル1400において、当事者のクライアント装置3のステータス1402を「再生中」に変更し、書き込み動作データテーブル1001の書き込みフラグ1004を「書き込み禁止」に変更する。
なお、書き込みフラグ1004が「書き込み禁止」に設定されているとき、メインサーバ5の制御部70は、各クライアント装置3のアクセスを拒否する。すなわち、書き込みが行われているクライアント装置3を除く他のクライアント装置3では、書き込みや発言といった入力が無効とされる。また、他のクライアント装置3からの議事録の再生の要求も拒否される。
続いて、メインサーバ5の制御部70は、全てのクライアント装置3の表示処理管理部34に対して、再生イベントの開始を通知する。再生イベントは、クライアント装置情報1401と関連付けられる。これにより、各クライアント装置3の表示部15において、他のクライアント装置3が再生状態であるか否かを確認するための図示しないアイコンが会議メイン画面に表示される。
当事者のクライアント装置3は、メインサーバ5から再生イベントの開始通知を受け取ると、制御部12は、図示しない議事録選択画面および議事録再生条件選択画面を表示させる。そして、制御部12は、選択された再生条件と対象会議をメインサーバ5の議事録管理部75に送信する。メインサーバ5の制御部70は、選択された会議のオブジェクトをクライアント装置3に送信する。クライアント装置3では、議事録が再生される。
なお、オフライン会議が対象会議である場合、クライアント装置3の議事録管理部36は、選択された会議の議事録に関するオブジェクトを記憶部11から読み出す。なお、会議のオブジェクトがメインサーバ5の記憶部60に保存されている場合、クライアント装置3の制御部12は、メインサーバ5から必要なオブジェクトを受け取る。そして、制御部12は、このオブジェクトに基づいて議事録を再生する。
また、クライアント装置3の制御部12は、再生停止ボタン1210の押下を検知すると、メインサーバ5に再生の停止を通知する。メインサーバ5の制御部70は、停止の通知に応じて、ステータスデータテーブル1400の該当するクライアント装置3のステータスを変更し、「未設定」に設定する。この変更によって、1つの会議における全てのステータス1402が未設定になると、メインサーバ5の制御部70は、書き込みフラグ1004を「書き込み禁止」から「書き込み可能」に変更する。
これによって、この会議に対して、メインサーバ5の制御部70は、各クライアント装置3のアクセスを許容する。各クライアント装置3は、書き込みや発言といった入力を可能とする。また、クライアント装置3は、会議の議事録を再生することができる。
進行中の会議において、クライアント装置3は、イベントが発生していないときに議事録を再生することができる。そのため、参加者は、会議の進行を妨げることなく、議事録を振り返ることができる。
メインサーバ5は、進行中の会議に参加している複数のクライアント装置3を管理し、各クライアント装置3で記録されたオブジェクトを一元化して保存す。そのため、各クライアント装置3は、メインサーバ5にアクセスすることにより、個々に議事録を再生することができる。すなわち、1つの会議の異なる時刻における議事録が、それぞれ異なるクライアント装置において再生される。したがって、複数の参加者は、各自必要な議事録を振り返ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。表示部であるディスプレイとクライアント装置とを一体としてもよい。議事録の再生において、表示部の画面に表示して、利用者が閲覧できるようにするだけでなく、クライアント装置からネットワークを通じて端末装置に議事録を送信し、端末装置の表示部に表示させてもよい。また、画像処理装置に議事録を送信して、記録シートに印刷して出力するようにする。議事録は書類として閲覧可能となる。
本発明の電子会議システムを構成するクライアント装置の概略ブロック図 会議支援システムの動作シーケンスを示す図 書き込みおよび発言の記録動作のシーケンス図 議事録の再生動作のシーケンス図 参加者の認証動作のシーケンス図 書き込みオブジェクトを記録するときのフローチャート 発言オブジェクトを記録するときのフローチャート 会議設定データテーブルを示す図 入退室データテーブルを示す図 書き込みデータテーブルを示す図 発言データテーブルを示す図 会議メイン画面を示す図 電子会議システムを構成するメインサーバおよびクライアント装置の概略ブロック図 ステータスデータテーブルを示す図
符号の説明
1 クライアントマシン
2 認証サーバ
3 クライアント装置
5 メインサーバ
10 取得部
11 記憶部
12 制御部
15 表示部
16 入力部
20 参加者認証データ取得部
21 発言データ取得部
22 資料データ取得部
30 参加者認証データ管理部
31 書き込みデータ管理部
32 会議データ管理部
33 発言データ管理部
34 表示処理管理部
35 資料データ管理部
36 議事録管理部
45 サーバ識別情報記憶部
60 記憶部
64 クライアント情報記憶部
70 制御部
76 クライアント管理部

Claims (10)

  1. 複数のクライアント装置と、各クライアント装置を管理するメインサーバとが通信可能に接続され、クライアント装置は、会議中に事象が起こったとき、事象に関する情報を取得する取得部と、事象をオブジェクトとして記憶部に記録するとともに、事象に対する付加情報を記憶部に記録し、オブジェクトを時系列的に出力することによって議事録を作成する制御部とを備え、1つのクライアント装置に事象が起こったとき、メインサーバは、他のクライアント装置からのアクセスを拒否することを特徴とする電子会議システム。
  2. 会議中、事象が発生していないとき、メインサーバは、会議中の議事録の再生を許可することを特徴とする請求項1記載の電子会議システム。
  3. 複数のクライアント装置が同じ会議の異なる時刻における議事録をそれぞれ再生することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  4. クライアント装置が発生した事象を記録中、メインサーバは、他のクライアント装置による事象の記録を無効にすることを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  5. クライアント装置が発生した事象を記録中、メインサーバは、他のクライアント装置による議事録の再生を禁止することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  6. クライアント装置が会議の議事録を再生中、メインサーバは、その会議に対する他のクライアント装置からのアクセスを禁止することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  7. メインサーバは、各クライアント装置による記録を統合して、1つの会議の議事録を作成することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  8. メインサーバは、1つのクライアント装置が動作するたびに他のクライアント装置に通知することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  9. クライアント装置は、表示部を有する端末装置に議事録を送信することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  10. クライアント装置は、印刷機能を有する画像処理装置に議事録を送信することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
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