JP2017112581A - 電子黒板、プログラム、データ表示方法、画像処理システム - Google Patents

電子黒板、プログラム、データ表示方法、画像処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザと対応付けられているデータを表示することができ、視覚情報の送信元を受信者が判断できる電子黒板を提供すること。
【解決手段】手書きデータを表示画像に重畳した視覚情報を表示する電子黒板2であって、ユーザを認証する認証手段82と、認証手段によってユーザの認証が成立した場合に、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得する識別情報取得手段63と、ユーザ識別情報に対応付けて視覚情報が記憶される視覚情報記憶手段1001と、識別情報取得手段が取得したユーザ識別情報に対応付けられている視覚情報を視覚情報記憶手段から読み出す読出手段69と、読出手段が読み出した視覚情報を表示するデータ表示手段66と、電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、ユーザ識別情報に対応付けられているメールアドレスで前記送信元を置き換えるメール設定手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子黒板、プログラム、データ表示方法及びデータ表示システムに関する。
大型のフラットパネルディスプレイにタッチパネルを搭載した電子黒板が知られている。電子黒板は黒板の役割をする画面をフラットパネルディスプレイに表示し、タッチパネルを介して電子ペンや指などの軌跡を取り込んで、軌跡を手書きデータ(以下、手書きデータを視覚情報という)としてフラットパネルディスプレイの画面に描画する。したがって、ユーザは画面を黒板のように使用することができる。また、PC(Personal Computer)と接続することができる電子黒板では、PCと同じ画面をフラットパネルディスプレイに表示して視覚情報を表示画像に重畳して描画したり、電子黒板がタッチパネルから入力された情報に基づいてPCを操作したりすることができる。
このような電子黒板は会議など多人数が集まる状況で使用される場合が多いため、従来、ユーザを認証する機能を備える必要性が少なかった。すなわち、不特定のユーザが使用するPCのように個人の情報が電子黒板に蓄積されることが少なく、また、使用者を特定したいという要請よりも認証なしに電子黒板が使用できるという利便性の方が優先されていた。しかしながら、ネットワークに接続された状態で電子黒板が使用される状況が多くなると、ユーザがネットワーク上のリソースへアクセスする権限を有するかどうかを電子黒板の認証機能により判定する必要性が増してきた。
このような不特定のユーザが使用する電子黒板以外の機器としてはプリンタなどの画像形成装置が知られている。また、画像形成装置には従来からユーザを認証する認証機能を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ログインが受け付けられた利用者に応じた設定が自動的に反映される画像形成装置が開示されている。
しかしながら、画像形成装置を含め不特定のユーザが使用する機器においては、ユーザが作成したデータをユーザと対応付けることが考慮されていないという問題があった。電子黒板では以前の会議でユーザが表示させていたデータを次回の会議で再度使用する状況が少なくない。このため、従来では、ユーザが電子黒板に書き込んだ視覚情報等をユーザが任意に付与した番号と共に保存させておくことができる。しかし、他のユーザは一度使用した番号と同じ番号を視覚情報に付与することができるため、視覚情報を再生しようとユーザが電子黒板に番号を入力すると同じ番号が付与された他のユーザの視覚情報も表示されてしまうという不都合が生じてしまっていた。また、ユーザは番号を覚えておかなければならないという面倒な面もある。
さらに、会議の議事録としてユーザが表示させていた視覚情報を電子黒板のメール送信機能を利用して、ユーザが指定する送信先に電子メールを送信することができる。この際、電子黒板が電子メールを送信するため、電子メールの送信元のメールアドレスは電子黒板のものが設定されている。したがって、電子メールを受信した受信者は電子黒板からの電子メールであることを判断できても、誰が送信したのかを判断できない。このため、電子メールを受信した受信者は、送信したユーザを特定することができなかったり、電子メールに添付された視覚情報について誰に相談すればよいか判断がしにくいといった不都合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザと対応付けられている視覚情報を表示でき、視覚情報の送信元を受信者が判断できる電子黒板を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、手書きデータを表示画像に重畳した視覚情報を表示する電子黒板であって、ユーザを認証する認証手段と、前記認証手段によってユーザの認証が成立した場合に、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報が記憶される視覚情報記憶手段と、前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記視覚情報を前記視覚情報記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前記視覚情報を表示する表示手段と、前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記ユーザのメールアドレスが記憶されるメールアドレス記憶手段と、前記ユーザの認証が成立した場合、前記ユーザ識別情報に基づいて、前記メールアドレス記憶手段に記憶されている前記ユーザのメールアドレスを用いて前記送信元を置き換えるメール設定手段と、を有することを特徴とする。
ユーザと対応付けられている視覚情報を表示することができ、視覚情報の送信元を受信者が判断できる電子黒板を提供することができる。
本実施形態の電子黒板によるデータの管理方法を模式的に説明する図の一例である。 本実施形態の画像処理システムの全体構成図の一例である。 電子黒板のハードウェア構成図の一例である。 電子黒板の機能ブロック図の一例である。 ファイル処理部の機能ブロック図の一例である。 各画像レイヤの構成図の一例である。 各電子黒板の処理を示したシーケンス図の一例である。 各電子黒板の処理を示したシーケンス図の一例である。 アカウントサーバのハードウェア構成図の一例である。 電子黒板とアカウントサーバの機能ブロック図の一例である。 ディスプレイに表示される認証画面の一例を示す図である。 電子黒板がICカードを検出してユーザを認証する手順を示すフローチャート図の一例である。 ユーザがログアウトする手順を示すフローチャート図の一例である。 電子黒板がユーザの認証後にページデータを再生する手順を示すフローチャート図の一例である。 ディスプレイに表示される再生確認画面の一例を示す図である。 ディスプレイに表示されるユーザID登録画面の一例を示す図である。 ディスプレイに表示される電子メール設定画面の一例を示す図である。 電子メールの送信の際の電子黒板の動作の概略を説明する図の一例である。 電子黒板の機能ブロック図の一例である。 電子メールの送信画面の一例を示す図である。 電子メールの送信元のメールアドレスを電子黒板が置き換える手順を示すフローチャート図の一例である。 電子メールの受信者のユーザPCが表示する電子メールの送信元を示す図の一例である。 電子メールの送信画面の一例を示す図である。 電子メールの送信元のメールアドレスを置き換える手順を示すフローチャート図の一例である(変形例1)。 電子メールの送信元のメールアドレスを置き換える手順を示すフローチャート図の一例である(変形例2)。 電子メールの送信元のメールアドレスを置き換える手順を示すフローチャート図の一例である(変形例3)。 件名にユーザ名又は電子黒板のメールアドレスが設定された電子メールを示す図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の電子黒板は、ユーザが電子黒板に手書きしたデータ(以下、本実施形態においてストローク画像という)をノートPC6等からの出力画像と共に、ユーザのユーザIDと対応付けて記憶する。なお、ストローク画像と出力画像をページデータという。これにより、継続性があるページデータをユーザが再度表示したり、加筆又は修正したりすることができる。例えば、会議の終了時刻になっても会議の内容がまとまらない場合、電子黒板は次回の会議でページデータを再度表示することができるので、会議の再開に伴ってユーザはページデータに加筆したり修正したりすることができる。会議以外の例えば学校の授業で電子黒板が使用される場合も、同じ科目の次回の授業で教師がページデータを再度表示し、加筆又は修正することができる。このような使用方法を実現するため、本実施形態の電子黒板は以下のようにしてページデータとユーザとを対応付ける。
図1は、本実施形態の電子黒板によるデータの管理方法を模式的に説明する図の一例である。
本実施形態の電子黒板2はRFタグリーダ117を有する。電子黒板2はネットワークを介してアカウントサーバ11と接続される。
(1)ユーザは携帯するICカード130を電子黒板2が有するRFタグリーダ117にかざす(図1(a))。これにより、アカウントサーバ11がユーザを認証し電子黒板2は少なくともユーザのユーザIDを取得することができる。
(2)ユーザは電子黒板2にページデータを手書きする(図1(b))。図1では「AB」という文字が手書きされている。
(3)ユーザは任意のタイミングで電子黒板2からログアウトできるが、ユーザがログアウト又は電源がOFFされた時点で電子黒板2はユーザIDとページデータを対応付けて保持する(図1(c))。
(4)次回、ユーザがICカード130をRFタグリーダ117にかざすと、電子黒板2は(1)の認証を行うと共に、ICカード130からユーザIDを取得するので、電子黒板2に保持されるユーザIDに対応付いたページデータを電子黒板2から読み出してディスプレイに表示することができる(図1(d))。したがって、ユーザは電子黒板2のディスプレイに表示される「AB」に続いて文字等を加筆したり修正したりすることができる。
電子黒板2は不特定多数により使用されるものであるが、本実施形態の電子黒板2はユーザを認証することで、認証結果を利用してユーザが作成したストローク画像を含むページデータをユーザと対応付けておくことができる。次回の認証時にディスプレイにはユーザが作成したページデータが表示されるので、前回、中断した作業を再開することができる。
<用語について>
視覚情報とは、人が視認できる情報をいう。情報には意味がなくてもよいが、多くの場合は文字や図形など当人にとっては有効性がある情報をいう。本実施形態では視覚情報の一例として、ストローク画像を例に説明する。上記のようにストローク画像がユーザIDと対応付けて保存される際、ストローク画像と後述する出力画像(C)とがまとめて保存され、まとめられたデータがページデータと呼ばれる。このため、本実施形態ではページデータとユーザIDが対応付けられて保存される実施例が説明されている。
ユーザの認証とは、電子黒板2を使用する権限をユーザが有することを電子黒板2等が確認することをいう。確認できた場合を認証が成立するといい、そうでない場合を認証が成立しない(不成立)であるという。認証が成立するとユーザは電子黒板2にログインできる。このため、認証は、ユーザから見ると電子黒板2にログインする又はログインのための操作を行うことであると表現できる。
対応付けとは、ユーザ又はページデータのいずれか一方が特定されれば他方が特定される状態でユーザとページデータが関連付けられていることをいう。
ユーザ識別情報とは、電子黒板2がユーザを一意に識別するための識別情報である。具体的には重複しない番号、部署名と番号の組み合わせ、氏名、メールアドレス、電話番号などであるがこれらに限られない。また、識別情報とは、複数の対象からある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらの組み合わせをいう。以下の識別情報においても同様である。
<システムの概要>
図2は、本実施形態の画像処理システム1の全体構成図である。なお、図2では、説明を簡略化するために、2台の電子黒板2a,2b及びこれに付随する電子ペン4a,4b等を示しているだけであって、3台以上の電子黒板や電子ペン等を利用してもよい。
図2に示されているように、画像処理システム1は、複数の電子黒板2a,2b、複数の電子ペン4a,4b、USBメモリ5a,5b、ノートPC(Personal Computer)6a,6b、テレビ(ビデオ)会議端末7a,7b、アカウントサーバ11及びPC8を有する。また、電子黒板2a,2b、及びPC8は、通信ネットワーク9を介して通信可能に接続されている。更に、複数の電子黒板2a,2bには、それぞれディスプレイ3a,3bが設けられている。
まず、アカウントサーバ11は電子黒板2のユーザを認証する情報処理装置である。アカウントサーバ11はユーザが携帯するICカードのカード情報を有しており、電子黒板2のRFタグリーダ117が読み取ったICカードのカード情報と一致するカード情報がアカウントサーバ11に登録されているか否かを判定する。アカウントサーバ11にカード情報が登録されている場合、ユーザの認証が成立したと判定し、それ以外では認証が成立しないと判定する。なお、アカウントサーバ11はICカードを用いるのでなく、ユーザ名とパスワード等でユーザを認証してもよい。
また、電子黒板2aには、電子ペン4aによって生じたイベント(ディスプレイ3aに電子ペン4aのペン先、又は、電子ペン4aのペン尻のタッチ)による描画された画像を、ディスプレイ3aに表示させることができる。なお、電子ペン4aだけでなく、ユーザの手Ha等によって生じたイベント(拡大、縮小、ページめくり等のジェスチャ)に基づいて、ディスプレイ3a上に表示されている画像を変更させることもできる。イベントにより、電子ペン4a又は手Haなどが指示する位置情報が電子黒板2aに入力される。
また、電子黒板2aには、USBメモリ5aが接続可能であり、電子黒板2aはUSBメモリ5aからPDF(Portable Document Format)等の電子ファイルを読み出したり、電子黒板2aはUSBメモリ5aに電子ファイルを記録したりすることができる。また、電子黒板2aには、DisplayPort(登録商標)、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標。High-Definition Multimedia Interface)及びVGA(Video Graphics Array)等の規格による通信が可能なケーブル10a1を介して、ノートPC6aが接続されている。そして、電子黒板2aは、ディスプレイ3aに対する接触によってイベントを発生させ、このイベントを示すイベント情報を、マウスやキーボード等の入力装置からのイベントと同様に、ノートPC6aに送信することでノートPC6aを制御することができる。同じく、電子黒板2aには、上記規格による通信が可能なケーブル10a2を介して、テレビ(ビデオ)会議端末7aが接続されている。なお、ノートPC6a、及びテレビ会議端末7aは、Bluetooth(登録商標)等の各種無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、電子黒板2aと通信してもよい。
一方、電子黒板2bが設置されている他の拠点では、上記と同様に、ディスプレイ3bを備えた電子黒板2b、電子ペン4b、USBメモリ5b、ノートPC6b、テレビ会議端末7b、ケーブル10b1、ケーブル10b2が利用される。更に、ユーザの手Hb等によって生じたイベントに基づいて、ディスプレイ3b上に表示されている画像を変更させることもできる。
これにより、一の拠点で電子黒板2aのディスプレイ3a上に描画された画像は、他の拠点で電子黒板2bのディスプレイ3b上にも表示され、逆に他の拠点で電子黒板2bのディスプレイ3b上に描画された画像は、一の拠点で電子黒板2aのディスプレイ3a上に表示される。このように、画像処理システム1では、遠隔地において同じ画像を共有する遠隔共有処理を行うことができるため、遠隔地での会議等に用いると、非常に便利である。
なお、以下では、複数の電子黒板のうち任意の電子黒板を示す場合には「電子黒板2」と示す。複数のディスプレイのうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ3」と示す。複数の電子ペンのうち任意の電子ペンを示す場合には「電子ペン4」と示す。複数のUSBメモリのうち任意のUSBメモリを示す場合には「USBメモリ5」と示す。複数のノートPCのうち任意のノートPCを示す場合には「ノートPC6」と示す。複数のテレビ会議端末のうち任意のテレビ会議端末を示す場合には「テレビ会議端末7」と示す。また、複数のユーザの手のうち任意の手を示す場合には「手H」と示す。複数のケーブルのうち任意のケーブルを示す場合には「ケーブル10」と示す。
また、本実施形態では、画像処理装置の一例として、電子黒板を説明するが、これに限るものではなく、画像処理装置の他の例として、電子看板(デジタルサイネージ)、スポーツや天気予報等で利用されるテレストレータ、又は、遠隔画像(映像)診断装置等であってもよい。また、情報処理端末の一例として、ノートPC6を説明するが、これに限るものではなく、情報処理端末の他の例として、デスクトップ型PCやタブレット型PC、PDA、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ゲーム機等の画像フレームを供給可能な端末であってもよい。更に、通信ネットワークには、インターネット、LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網等が含まれる。また、本実施形態では、記録媒体の一例として、USBメモリを説明するが、これに限るものではなく、記録媒体の他の例として、SDカード等の各種記録メディアであってもよい。
<電子黒板のハードウェア構成>
続いて、図3を用いて、本実施形態の電子黒板のハードウェア構成を説明する。なお、図3は、電子黒板のハードウェア構成図である。
図3に示されているように、電子黒板2は、電子黒板2全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loder) 等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、電子黒板2用のプログラム等の各種データを記憶するSSD(Solid State Drive)104、通信ネットワーク9との通信を制御するネットワークコントローラ105、及び、USBメモリ5との通信を制御する外部記憶コントローラ106を備えている。
また、電子黒板2は、ノートPC6のディスプレイに対して映像情報を静止画又は動画として表示させるキャプチャデバイス111、グラフィクスを専門に扱うGPU(Graphics Processing Unit)112、及び、GPUからの出力画像をディスプレイ3やテレビ会議端末7へ出力するために画面表示の制御及び管理を行うディスプレイコントローラ113を備えている。
更に、電子黒板2は、接触センサ115の処理を制御するセンサコントローラ114、ディスプレイ3上に電子ペン4やユーザの手H等が接触したことを検知する接触センサ115を備えている。この接触センサ115は、赤外線遮断方式による座標(すなわち、位置情報)の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ3の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ3に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ3の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ115は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のID(Identification)をセンサコントローラ114に出力し、センサコントローラ114が、物体の接触位置である座標位置を特定する。なお、以下に示す全ての各IDは、識別情報の一例である。
また、接触センサ115としては、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の入力手段を用いてもよい。
また、電子黒板2は、電子ペンコントローラ116を備えている。この電子ペンコントローラ116は、電子ペン4と通信することで、ディスプレイ3へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判定する。なお、電子ペンコントローラ116が、電子ペン4のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン4のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判定するようにしてもよい。
また、電子黒板2は、RFタグリーダ117を備えている。RFタグリーダ117はICカード130に埋め込まれたRFタグからICカード130に固有のカード情報を無線通信で読み取る。RFタグリーダ117は電子黒板2が内蔵する他、電子黒板2に外付けされていてもよい。この場合、例えば外部記憶コントローラ106にRFタグリーダ117が接続されるが、ネットワークコントローラ105に接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。また、ICカード130はスマートフォンなどのスマートデバイスが内蔵するものでもよい。
RFタグリーダ117はユーザを電子黒板2が認証するために使用されるので、RFタグリーダ117の代わりに又はRFタグリーダ117と共にユーザを識別する識別装置を有していてもよい。このような識別装置として生体認証装置(指紋、掌紋、虹彩、顔など)が知られている。
RFタグリーダ117を用いずに電子黒板2がユーザを認証してもよい。例えば、パスワードとユーザ名(ユーザIDでもよい)の組み合わせでユーザが認証される場合、RFタグリーダ117はなくてもよい。この場合、ユーザはタッチパネルからパスワードとユーザ名を入力する。
また、ユーザがスマートフォンなどのスマートデバイスに表示したバーコードや二次元バーコードを電子黒板2に読み取らせてカード情報の代替情報としたり、パスワードとユーザ名を入力してもよい。この場合、電子黒板2はカメラでバーコード等を読み取る。
更に、電子黒板2は、CPU101、ROM102、RAM103、SSD104、ネットワークコントローラ105、外部記憶コントローラ106、キャプチャデバイス111、GPU112、センサコントローラ114、及び電子ペンコントローラ116を、図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン120を備えている。
なお、電子黒板2用のプログラムは、CD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
<電子黒板の機能構成>
続いて、図4〜図6を用いて、電子黒板の機能構成について説明する。なお、先ずは、図4を用いて、電子黒板2の全体的な機能構成について説明する。図4は、電子黒板の機能ブロック図である。
電子黒板2は、図3に示されているハードウェア構成及びプログラムによって、図4に示されている各機能構成を有する。電子黒板2は、最初に遠隔共有処理を開始する「主催装置」となり得ると共に、既に開始されている遠隔共有処理に後から参加する「参加装置」にもなり得る。また、電子黒板2は、大きく分けて、クライアント部20及びサーバ部90の両方によって構成されている。クライアント部20及びサーバ部90は、電子黒板2の1台の筐体内で実現される機能である。そして、電子黒板2が主催装置となる場合には、この電子黒板2では、クライアント部20とサーバ部90とによって遠隔共有処理が実現される。また、電子黒板2が参加装置となる場合には、参加装置の電子黒板2では、クライアント部20が稼動して参加装置としての機能を提供するが、サーバ部90は稼動しない。即ち、図2において、電子黒板2aが主催装置で、電子黒板2bが参加装置となる場合、電子黒板2aのクライアント部20は、同じ電子黒板2a内に実現されたサーバ部90を介して、他の電子黒板2bのクライアント部20と通信を行う。一方、電子黒板2bのクライアント部20は、他の電子黒板2a内に実現されたサーバ部90を介して、他の電子黒板2aのクライアント部と通信を行う。
〔クライアント部20の機能構成〕
続いて、主に図4から図6を用いて、クライアント部20の機能構成について説明する。クライアント部20は、映像取得部21、座標検知部22、自動調整部23、接触検知部24、イベント振分部25、操作処理部26、ジェスチャ処理部27、映像重畳部28、画像処理部30、及び通信制御部60を有する。
このうち、映像取得部21は、ケーブル10に接続された映像出力機器(ノートPC6等)の出力画像を取得する。映像取得部21は、映像出力機器(ノートPC6等)から画像信号を受信すると、この画像信号を解析して、この画像信号によって形成される映像出力機器(ノートPC6等)の表示画像である画像フレームの解像度や、この画像フレームの更新頻度などの画像情報を導出し、画像取得部31に出力する。
座標検知部22は、ディスプレイ3(表示部29)上でユーザによって生じたイベント(ディスプレイ3上にユーザの手Hがタッチされた動作等)の座標位置を検出する。また、座標検知部22は、タッチされた面積も検出する。
自動調整部23は、電子黒板2の起動時(再起動時と表現してもよい)に起動され、座標検知部22が適切な値を出力できるように、光センサ方式により座標を検知する座標検知部22がセンサーカメラの画像を処理する際のパラメータを調整する。
接触検知部24は、ユーザによって生じたイベント(ディスプレイ3上に電子ペン4のペン先又は電子ペン4のペン尻が押下(タッチ)された動作等)を検出する。
イベント振分部25は、座標検知部22によって検知されたイベントの座標位置と接触検知部24によって検出された検出結果を、ストローク描画、UI操作、及びジェスチャ操作の各イベントに振り分ける。ここで、「ストローク描画」は、ディスプレイ3上に図6に示されている後述のストローク画像(B)が表示されている場合に、ユーザがディスプレイ3上で電子ペン4を押下し、この押下した状態で電子ペン4を移動させ、最終的にディスプレイ3上から電子ペン4を離すまでのイベントである。このストローク描画により、例えば、アルファベット「S」や「T」等がディスプレイ3上に描画される。なお、この「ストローク描画」には、画像を描画するだけでなく、既に描画された画像を削除したり、描画された画像を編集したりするイベントも含まれる。
「UI操作」は、ディスプレイ3上に図6に示されている後述のUI画像(A)が表示されている場合に、ユーザが電子ペン4又は手Hによって所定の位置を押下したイベントである。このUI操作により、例えば、電子ペン4により描画される線の色や幅等が設定される。
「ジェスチャ操作」は、ディスプレイ3上に図6に示されている後述のストローク画像(B)が表示されている場合に、ユーザが手Hでディスプレイ3上をタッチしたり移動させたりするイベントである。このジェスチャ操作により、例えば、ユーザがディスプレイ3に手Hをタッチさせた状態で手Hを移動させることで、画像の拡大(若しくは縮小)、表示領域の変更、又は、ページ切り換え等を行うことができる。
操作処理部26は、イベント振分部25によってUI操作と判定されたものから、イベントが発生されたUIの要素にしたがって、各種操作を実行する。このUIの要素としては、例えば、ボタン、リスト、チェックボックス、テキストボックスが挙げられる。ジェスチャ処理部27は、イベント振分部25によってジェスチャ操作と判定されたものに対応した操作を実行する。
映像重畳部28は、後述の表示重畳部36で重畳された画像を映像として表示部29に対して表示する。表示部29はディスプレイ3により実現される表示機能を示す。また、映像重畳部28は、映像出力機器(ノートPC6等)からの映像に対して、他の映像出力機器(テレビ会議端末7等)から送られて来た映像をピクチャーインピクチャーする。更に、映像重畳部28は、ピクチャーインピクチャーされて表示部29の一部に表示された映像を、表示部29の全体に表示させるための切り替えを行う。
画像処理部30は、図6に示されているような各画像レイヤの重畳処理等を行う。この画像処理部30は、画像取得部31、ストローク処理部32、UI画像生成部33、背景生成部34、レイアウト管理部35、表示重畳部36、ページ処理部37、ファイル処理部40、ページデータ記憶部300、及び遠隔ライセンス管理テーブル310を有している。
このうち、画像取得部31は、映像取得部21で取得された映像から、各フレームを画像として取得する。画像取得部31は、この画像のデータを、ページ処理部37に出力する。この画像は、図6に示されている映像出力機器(ノートPC6等)からの出力画像(C)に相当する。
ストローク処理部32は、イベント振分部25によって割り振られたストローク描画に係るイベントに基づいて、画像を描画したり、描画された画像を削除したり、描画された画像を編集する。このストローク描画による画像は、図6に示されているストローク画像(B)に相当する。また、このストローク描画に基づいた画像の描画、削除、編集の各結果は、後述の操作データとして、データ管理部80に記憶される。
UI画像生成部33は、電子黒板2に予め設定されているUI(ユーザインターフェース)画像を生成する。このUI画像は、図6に示されているUI画像(A)に相当する。
背景生成部34は、ページ処理部37がページデータ記憶部300から読み出したページデータのうちのメディアデータを、ページ処理部37から受信する。背景生成部34は、この受信したメディアデータを表示重畳部36に出力する。また、このメディアデータによる画像は、図6に示されている背景画像(D)に相当する。背景画像(D)のパターンは、無地、グリッド表示等である。
レイアウト管理部35は、表示重畳部36に対して、画像取得部31、ストローク処理部32、及びUI画像生成部33(又は背景生成部34)から出力された各画像のレイアウトを示すレイアウト情報を管理している。これにより、レイアウト管理部35は、表示重畳部36に対して、出力画像(C)及びストローク画像(B)を、UI画像(A)及び背景画像(D)中のどの位置に表示させるか又は非表示にさせるかを指示することができる。
表示重畳部36は、レイアウト管理部35から出力されたレイアウト情報に基づき、画像取得部31、ストローク処理部32、及びUI画像生成部33(背景生成部34)から出力された各画像のレイアウトを行う。
ページ処理部37は、ストローク画像(B)のデータと出力画像(C)のデータを、1つのページデータにまとめてページデータ記憶部300に記憶する。ストローク画像(B)のデータは、図6に示されているストローク配列データIDで示されるストローク配列データ(各ストロークデータ)として、ページデータの一部を成す。出力画像(C)のデータは、図6に示されているメディアデータIDで示されているメディアデータとして、ページデータの一部を成す。そして、このメディアデータは、ページデータ記憶部300から読み出されると、背景画像(D)のデータとして取り扱われる。
また、ページ処理部37は、一旦記憶されたページデータのうちのメディアデータを、背景生成部34を介して表示重畳部36に送信することで、映像重畳部28が背景画像(D)をディスプレイ3に再度表示させることができる。また、ページ処理部37は、ページデータのうちのストローク配列データ(各ストロークデータ)を、ストローク処理部32に戻すことで、ストロークの再度編集ができる状態にすることができる。更に、ページ処理部37は、ページデータを削除したり複製したりすることもできる。
即ち、ページ処理部37がページデータ記憶部300にページデータを記憶する時点でディスプレイ3上に表示されている出力画像(C)のデータは、一旦、ページデータ記憶部300に記憶され、その後にページデータ記憶部300から読み出される際には、背景画像(D)を示すメディアデータとして読みされる。そして、ページ処理部37は、ページデータ記憶部300から読み出したページデータのうち、ストローク画像(B)を示すストローク配列データを、ストローク処理部32に出力する。また、ページ処理部37は、ページデータ記憶部300から読み出したページデータのうち、背景画像(D)を示すメディアデータを、背景生成部34に出力する。
表示重畳部36は、 画像取得部31からの出力画像(C)、ストローク処理部32からのストローク画像(B)、UI画像生成部33からのUI画像(A)、及び、背景生成部34からの背景画像(D)を、レイアウト管理部35によって指定されたレイアウトにしたがって重畳する。これにより、図6に示されているように、各画像が重なってもユーザが見える順に、UI画像(A)、ストローク画像(B)、出力画像(C)、及び背景画像(D)の各レイヤの構成となっている。
また、表示重畳部36は、図6に示されている画像(C)と画像(D)を切り替えて、画像(A)及び画像(B)に対して排他的に重畳することも可能である。例えば、当初、画像(A)、画像(B)及び画像(C)が表示されている状態で、電子黒板2と映像出力機器(ノートPC6等)との間のケーブル10が抜かれた場合には、レイアウト管理部35の指定によって、画像(C)を重畳対象から外し、画像(D)を表示させることができる。この場合に、また、表示重畳部36は、表示の拡大、表示の縮小、表示領域の移動処理も行う。
ページデータ記憶部300は、表1に示されているようなページデータを記憶する。
Figure 2017112581
表1は、ページデータを概念的に示す。ページデータは、ディスプレイ3に表示される1ページ分のデータ(ストローク配列データ(各ストロークデータ)及びメディアデータ)である。なお、ページデータに含まれるパラメータの種類が多いため、ここでは、表1〜表4に分けて、ページデータの内容を説明する。
ページデータは、表1に示されているように、任意の1ページを識別するためのページデータID、このページの表示を開始した時刻を示す開始時刻、ストロークやジェスチャ等によるページの内容の書き換えが行われなくなった時刻を示す終了時刻、電子ペン4やユーザの手Hによるストロークによって生じたストローク配列データを識別するためのストローク配列データID、及びメディアデータを識別するためのメディアデータIDが関連付けて記憶されている。ストローク配列データは、後述の図6に示されているストローク画像(B)がディスプレイ3上に表示されるためのデータである。メディアデータは、後述の図6に示されている背景画像(D)がディスプレイ3上に表示されるためのデータである。
このようなページデータにより、例えば、ユーザが電子ペン4によってアルファベット「S」を描く場合は一筆書きとなるため、ストロークデータIDが1つで一文字のアルファベット[S]が示される。ところが、ユーザが電子ペン4によってアルファベット「T」を描く場合、二筆書きとなるため、ストロークデータIDが2つで一文字のアルファベット「T」が示されることになる。
Figure 2017112581
また、ストローク配列データは、表2に示されているように詳細な情報を示している。表2は、ストローク配列データを概念的に示す。表2に示されているように、1つのストローク配列データは、複数のストロークデータによって表される。そして、1つのストロークデータは、このストロークデータを識別するためのストロークデータID、1つのストロークの書き始めの時刻を示す開始時刻、1つのストロークの書き終わりの時刻を示す終了時刻、ストロークの色、ストロークの幅、及び、ストロークの通過点の配列を識別するための座標配列データIDを示している。
Figure 2017112581
更に、この座標配列データは、表3に示されているように詳細な情報を示している。表3は、座標配列データを概念的に示す。表3に示されているように、座標配列データは、ディスプレイ3上の1点(X座標値、Y座標値)、この1点を通過したときのストロークの開始時刻からの差分の時刻(ms)、及び、この1点における電子ペン4の筆圧の各情報を示している。即ち、表3に示されている1点の集まりが、表2に示されている1つの座標配列データで示されている。例えば、ユーザが電子ペン4によってアルファベット「S」を描く場合、一筆書きとなるが、「S」を描き終えるまでに、複数の通過点を通過するため、座標配列データは、これら複数の通過点の情報を示している。
また、表1に示されているページデータのうちのメディアデータは、表4に示されているように詳細な情報を示している。
Figure 2017112581
表4は、メディアデータを概念的に示す。表4に示されているように、メディアデータは、表1に示されているページデータにおけるメディアデータID、メディアデータのデータ種類、ページ処理部37からページデータ記憶部300にページデータが記憶された記録時刻、ページデータによってディスプレイ3上に表示される画像の位置(X座標値、Y座標値)及び画像のサイズ(幅、高さ)、並びにメディアデータの内容を示すデータが関連付けられて示されている。このうち、ページデータによってディスプレイ3上に表示される画像の位置は、ディスプレイ3の左上端の座標を(X座標値,Y座標値)=(0,0)とした場合に、ページデータによって表示される画像の左上端の位置を示している。
また、図4に戻って説明する。遠隔ライセンス管理テーブル310は、遠隔共有処理を実行するために必要なライセンスデータを管理する。この遠隔ライセンス管理テーブル310では、表5に示されているように、電子黒板2のプロダクトID、認証に用いられるライセンスID、及びライセンスの有効期限が関連付けて管理されている。
Figure 2017112581
(ファイル処理部40の機能構成)
続いて、図5を用いて、図4に示されているファイル処理部40の機能構成を説明する。なお、図5は、ファイル処理部40の機能ブロック図である。ファイル処理部40は、リカバリ処理部41、ファイル入力部42a、ファイル出力部42b、ファイル変換部43、ファイル送信部44、アドレス帳入力部45、バックアップ処理部46、バックアップ出力部47、設定管理部48、設定ファイル入力部49a、及び設定ファイル出力部49bを有している。更に、ファイル処理部40は、アドレス帳管理テーブル410、バックアップデータ記憶部420、設定ファイル記憶部430、及び接続先管理テーブル440を有している。
このうち、リカバリ処理部41は、電子黒板2が異常終了した後に、異常終了を検知し、未保存のページデータを復旧する。例えば、正常終了の場合は、ページデータがPDFファイルとしてファイル処理部40を介してUSB5に記録されるが、電源がダウンした等の異常終了の場合は、ページデータがページデータ記憶部300に記録されたままになっている。そのため、再び、電源オンになった際に、リカバリ処理部41は、ページデータ記憶部300からページデータを読み出すことで復旧させる。
ファイル入力部42aは、USBメモリ5から、PDFファイルを読み込み、各ページをページデータとしてページデータ記憶部300に記憶する。ファイル変換部43は、ページデータ記憶部300に記憶されているページデータを、PDF形式のファイルに変換する。
ファイル出力部42bは、ファイル変換部43によって出力されたPDFファイルをUSBメモリ5に記録する。
ファイル送信部44は、ファイル変換部43によって生成されたPDFファイルを、電子メールに添付して送信する。このファイルの送信先は、表示重畳部36によってディスプレイ3上にアドレス帳管理テーブル410の内容を表示し、ファイル送信部44がユーザによるタッチパネル等の入力装置の操作により、宛先の選択を受け付けることによって決定される。アドレス帳管理テーブル410には、表6に示されているように、ユーザID、ユーザ名、ユーザの電子メールのメールアドレス及び部署が関連付けて管理されている。
Figure 2017112581
また、ファイル送信部44が、ユーザによるタッチパネル等の入力装置の操作により、宛先としてのメールアドレスの入力を受け付けることもできる。
アドレス帳入力部45は、USBメモリ5からメールアドレスの一覧ファイルを読み込み、アドレス帳管理テーブル410に管理する。
バックアップ処理部46は、ファイル出力部42bによって出力されたファイルや、ファイル送信部44によって送信されたファイルを、バックアップデータ記憶部420に記憶することでバックアップする。なお、ユーザがバックアップ設定しない場合は、バックアップの処理は行われない。バックアップデータは、表7に示されているように、PDF形式で記憶される。
Figure 2017112581
バックアップ出力部47は、バックアップされたファイルをUSBメモリ5に記憶する。この記憶の際には、ユーザによるタッチパネル等の入力装置の操作により、セキュリティのためにパスコードが入力される。
設定管理部48は、電子黒板2の各種設定情報を設定ファイル記憶部430に記憶したり読み出したりして管理する。この各種設定情報としては、例えば、ネットワーク設定、日付や時刻の設定、地域や言語の設定、メールサーバ13の設定、アドレス帳の設定、接続先リストの設定、バックアップに関する設定が挙げられる。なお、ネットワーク設定は、例えば、電子黒板2のIPアドレスの設定、ネットマスクの設定、デフォルトゲートウェイの設定、又はDNS(Domain Name System)の設定等である。
設定ファイル出力部49bは、電子黒板2の各種設定情報を、設定ファイルとしてUSBメモリ5に記録させる。なお、設定ファイルはセキュリティによって、ユーザは中身を見ることができない。
設定ファイル入力部49aは、USBメモリ5に記憶されている設定ファイルを読み込み、各種設定情報を電子黒板の各種設定に反映させる。
アドレス帳入力部50は、USBメモリ5から遠隔共有処理の接続先IPアドレスの一覧ファイルを読み込み、接続先管理テーブル440に管理する。接続先管理テーブル440の一例を表8に示す。
Figure 2017112581
接続先管理テーブル440は、電子黒板2が遠隔共有処理に参加しようとする参加装置である場合、この参加装置のユーザが主催装置としての役割を果たす電子黒板のIPアドレスを入力する手間を削減するために、予め管理しておくためのテーブルである。この接続先管理テーブル440では、参加されることが可能な主催装置としての電子黒板2が設置されている拠点の名称、及び主催装置としての電子黒板2のIPアドレスが関連付けて管理されている。
なお、接続先管理テーブル440は、無くてもよい。但し、この場合には、参加装置のユーザは、主催装置との間で遠隔要求処理の開始するために、タッチパネル等の入力装置によって、主催装置のIPアドレスを入力する必要がある。そのため、参加装置のユーザは、電話や電子メール等によって、主催装置のユーザから、主催装置のIPアドレスを知得する。
クライアント部20の通信制御部60は、自機である電子黒板2のサーバ部90と(自機が主催装置の場合)、又は、通信ネットワーク9を介して接続された電子黒板2のサーバ部90と通信する(自機が参加装置の場合)。これにより、サーバ部90からページデータを取得できる。
また、サーバ部90はデータ管理部80と通信制御部70を有している。データ管理部80は、操作データや画像データ等を管理するものであり、主催端末又は参加端末のクライアント部に配信されるページデータを管理している。また、サーバ部90の通信制御部70は主催端末又は参加端末のクライアント部にページデータを配信する。サーバ部90と通信制御部60の機能については本実施形態の説明の必要に応じて適宜説明する。
<実施形態の処理又は動作>
続いて、図7及び図8を用いて、本実施形態の処理又は動作について説明する。なお、図7及び図8は、各電子黒板の処理を示したシーケンス図である。図7及び図8に示す実施形態では、電子黒板2aが遠隔共有処理を主催する主催装置(サーバ部及びクライアント部)としての役割を果たしており、電子黒板2b,2cが遠隔共有処理に参加する参加装置(クライアント部)としての役割を果たす場合について説明する。また、ここでは、電子黒板2a,2b,2cには、それぞれディスプレイ3a,3b,3cが接続され、更に、それぞれノートPC6a,6b,6cが接続されている。また、電子黒板2a,2b,2cでは、それぞれ電子ペン4a,4b,4cが使用される。
(参加の処理)
まずは、図7を用いて、電子黒板2b,2cが遠隔共有処理に参加するための処理について説明する。
ユーザが電子黒板2aの電源スイッチをオンにすると、電子黒板2aのクライアント部20が起動する。そして、ユーザがタッチパネル等の入力装置によってサーバ部90を起動させる操作をすると、クライアント部20の通信制御部60から同じ電子黒板2aのサーバ部90における通信制御部70に、サーバ部90の処理を開始させる指示を出力する。これにより、電子黒板2aでは、クライアント部20だけでなくサーバ部90も各種処理を開始可能となる(ステップS21)。
次に、電子黒板2aのクライアント部20におけるUI画像生成部33が電子黒板2aとの接続を確立するための接続情報を生成し、映像重畳部28が、UI画像生成部33から表示重畳部36を介して得た接続情報をディスプレイ3aに表示させる(ステップS22)。
この接続情報には、主催装置のIPアドレス、及び今回の遠隔共有処理のために生成されたパスコードが含まれている。この場合、データ管理部80に記憶されているパスコードは、データ管理部80によって読み出され、通信制御部70からクライアント部20の通信制御部60に送信される。更に、パスコードは、通信制御部60から画像処理部30に送信され、最終的にUI画像生成部33に入力される。これにより、接続情報には、パスコードが含まれる。そして、接続情報は、電子黒板2aのユーザによって、電話や電子メールにより、電子黒板2b,2cのユーザに伝えられる。なお、接続先管理テーブル440があれば、接続情報には、主催装置のIPアドレスが含まれていなくても、参加装置は参加要求を行うことができる。
次に、電子黒板2b,2cでは、各ユーザによるタッチパネル等の入力装置の操作によって接続情報の入力を受け付けると、各電子黒板2a,2bのクライアント部20における通信制御部60が、接続情報のIPアドレスに基づき、通信ネットワーク9を介して、電子黒板2aのサーバ部90における通信制御部70に対してパスコードを送信して参加要求を行う(ステップS23,S24)。これにより、通信制御部70は各電子黒板2b,2cから、参加要求(パスコードを含む)を受信し、このパスコードをデータ管理部80に出力する。
次に、データ管理部80は、各電子黒板2b,2cから受信したパスコードに対し、管理しているパスコードを用いて認証する(ステップS25)。
そして、通信制御部70は、各電子黒板2b,2cのクライアント部20に認証結果を通知する(ステップS26,S27)。
ステップS25の認証により、各電子黒板2b,2cが正当な電子黒板であると判定されていた場合には、主催装置である電子黒板2aと、参加装置である電子黒板2b,2cとの遠隔共有処理の通信が確立され、各電子黒板2b,2cのクライアント部20における通信制御部60が、それぞれ他の電子黒板との間の遠隔共有処理の開始を可能にする(ステップS28,S29)。
(出力画像の表示)
続いて、図7を用いて、遠隔共有処理における出力画像(C)が表示される処理について説明する。
まず、電子黒板2bは、ディスプレイ3bに出力画像(C)を表示する(ステップS30)。具体的には、電子黒板2bの画像取得部31が、ノートPC6bから映像取得部21を介して、ノートPC6bで表示されている出力画像(C)のデータを受信し、表示重畳部36及び映像重畳部28を介してディスプレイ3bに送信することで、ディスプレイ3bは出力画像(C)を表示する。
次に、電子黒板2bの画像取得部31を含む画像処理部30が、通信制御部60に出力画像(C)のデータを送信することで、通信制御部60が通信ネットワーク9を介して、主催装置である電子黒板2aの通信制御部70に出力画像(C)のデータを送信する(ステップS31)。これにより、電子黒板2aの通信制御部70は、出力画像(C)のデータを受信し、データ管理部80に出力することで、データ管理部80が出力画像(C)のデータを記憶する。
次に、主催装置である電子黒板2aは、ディスプレイ3aに出力画像(C)を表示する(ステップS32)。具体的には、電子黒板2aのデータ管理部80は、通信制御部70から受信した出力画像(C)のデータを、同じ主催装置である電子黒板2aのクライアント部20における通信制御部60に、出力画像(C)のデータを出力する。通信制御部60は、表示重畳部36に出力画像(C)のデータを出力する。表示重畳部36は、映像重畳部28に出力画像(C)のデータを出力する。映像重畳部28はディスプレイ3aに出力画像(C)のデータを出力する。これにより、ディスプレイ3aは、出力画像(C)を表示する。
次に、主催装置としての電子黒板2aのサーバ部90における通信制御部70は、通信ネットワーク9を介して、出力画像(C)のデータの送信元である電子黒板2b以外の電子黒板2cの通信制御部60に出力画像(C)のデータを送信する(ステップS33)。これにより、参加装置である電子黒板2cの通信制御部60は、出力画像(C)のデータを受信する。
次に、電子黒板2cは、ディスプレイ3cに出力画像(C)を表示する(ステップS34)。具体的には、電子黒板2cの通信制御部60が、上記ステップS33によって受信された出力画像(C)のデータを、電子黒板2cの表示重畳部36に出力する。表示重畳部36は、映像重畳部28に出力画像(C)のデータを出力する。映像重畳部28はディスプレイ3cに出力画像(C)のデータを出力する。これにより、ディスプレイ3cは、出力画像(C)を表示する。
なお、出力画像(C)のデータだけでなく、UI画像(A)、及びストローク画像(B)の各データが、映像重畳部28に入力されている場合には、表示重畳部36により、重畳画像(A,B,C)が生成され、映像重畳部28はディスプレイ3cに重畳画像(A,B,C)のデータを出力する。また、テレビ会議端末7から映像重畳部28に、テレビ会議用の映像(E)のデータが送られて来ている場合には、映像重畳部28は、重畳画像(A,B,C)にピクチャーインピクチャーによりテレビ会議用の映像(E)のデータを重畳して、ディスプレイ3cに出力する。
(重畳画像の表示)
続いて、図8を用いて、遠隔共有処理における重畳画像が表示される処理について説明する。
まず、電子黒板2bは、ユーザが電子ペン4bを用いて電子黒板2bにストローク画像(B)を描画する(ステップS41)。
次に、電子黒板2bの表示重畳部36は、図6に示されているように、UI画像(A)、及び出力画像(C)に対して、ストローク画像(B)を重畳し、映像重畳部28が電子黒板2bのディスプレイ3b上に、重畳された重畳画像(A,B,C)を表示させる(ステップS42)。具体的には、電子黒板2bのストローク処理部32が座標検知部22及び接触検知部24からイベント振分部25を介して、操作データとしてのストローク画像(B)のデータを受信し、表示重畳部36に送信する。これにより、表示重畳部36は、UI画像(A)、及び出力画像(C)に対して、ストローク画像(B)を重畳することができ、映像重畳部28が電子黒板2bのディスプレイ3b上に重畳画像(A,B,C)を表示させることができる。
次に、電子黒板2bのストローク処理部32を含む画像処理部30が、通信制御部60にストローク画像(B)のデータを送信することで、電子黒板2bの通信制御部60は、通信ネットワーク9を介して、主催装置である電子黒板2aの通信制御部70にストローク画像(B)のデータを送信する(ステップS43)。
これにより、電子黒板2aの通信制御部70は、ストローク画像(B)のデータを受信し、データ管理部80に出力する。このようにして、電子黒板2bで描画されたストローク画像(B)のデータは、描画される度に、主催装置である電子黒板2aのデータ管理部80に順次送信される。このストローク画像(B)のデータは、表1に示されているストロークデータID毎に示されるデータである。よって、例えば、上記したように、ユーザが電子ペン4によってアルファベット「T」を描く場合は二筆書きとなるため、2つのストロークデータIDのそれぞれで示されるストローク画像(B)のデータが順次送信される。
次に、主催装置である電子黒板2aは、ディスプレイ3aに、電子黒板2bから送られて来たストローク画像(B)のデータが含まれた重畳画像(A,B,C)を表示する(ステップS44)。具体的には、電子黒板2aのデータ管理部80は、順次送られて来た複数のストローク画像(B)のデータを合成して記憶する。これにより、データ管理部80は、合成後のストローク画像(B)のデータを、通信制御部70に出力する。通信制御部70は、同じ主催装置である電子黒板2aのクライアント部20における通信制御部60に、合成後のストローク画像(B)のデータを出力する。通信制御部60は、画像処理部30における表示重畳部36に、合成後のストローク画像(B)のデータを出力する。よって、表示重畳部36は、UI画像(A)、及び出力画像(C)に対して、合成後のストローク画像(B)を重畳する。最後に、映像重畳部28が、表示重畳部36によって重畳された重畳画像(A,B,C)をディスプレイ3a上に表示させる。
次に、主催装置としての電子黒板2aのサーバ部90における通信制御部70は、通信ネットワーク9を介して、ストローク画像(B)のデータの送信元である電子黒板2b以外の電子黒板2cの通信制御部60に、合成後のストローク画像(B)のデータを送信する(ステップS45)。これにより、参加装置である電子黒板2cの通信制御部60は、合成後のストローク画像(B)のデータを受信する。
次に、電子黒板2cは、ディスプレイ3cに重畳画像(A,B,C)を表示する(ステップS46)。具体的には、電子黒板2cの通信制御部60が、上記ステップS45によって受信された合成後のストローク画像(B)のデータを、電子黒板2cの画像処理部30に出力する。画像処理部30の表示重畳部36は、UI画像(A)、及び出力画像(C)の各データと、合成後のストローク画像(B)のデータを重畳し、映像重畳部28に重畳画像(A,B,C)のデータを出力する。映像重畳部28は、ディスプレイ3cに重畳画像(A,B,C)のデータを出力する。これにより、ディスプレイ3cは、重畳画像(A,B,C)を表示する。
なお、上記処理では、ディスプレイ3上に出力画像(C)が表示されているが、この出力画像(C)に代えて、背景画像(D)を表示してもよい。また、出力画像(C)と背景画像(D)との排他的な関係をやめて、出力画像(C)と背景画像(D)との両方を同時にディスプレイ3上に表示させてもよい。
(参加の終了)
続いて、図8を用いて、参加装置が遠隔共有処理への参加を終了する処理について説明する。図8に示す実施形態では、電子黒板2cが参加を終了する処理が示されている。
まず、電子黒板2cでは、ユーザによるタッチパネル等の入力装置の操作によって参加の終了要求を受け付けると、通信制御部60は、主催装置としての電子黒板2aのサーバ部90における通信制御部70に、参加の終了要求を行う(ステップS47)。これにより、通信制御部70は、電子黒板2cから、参加の終了要求を受信し、データ管理部80に、電子黒板2cのIPアドレスと共に参加の終了要求を出力する。そして、電子黒板2aのデータ管理部80は、通信制御部70から送られて来たIPアドレスに基づいて、参加の終了要求を行った電子黒板2cのIPアドレス及び電子黒板2cが設置されている拠点の名称を削除し、通信制御部70に、電子黒板2cのIPアドレス及び削除した旨の通知を出力する。
次に、通信制御部70が、通信ネットワーク9を介して、電子黒板2cのクライアント部20における通信制御部60に、参加の終了を指示する(ステップS48)。これにより、電子黒板2cにおける通信制御部60が、遠隔共有処理の通信を切断することで、参加の終了処理を行うことで、参加が終了する(ステップS49)。
<電子黒板の機能について>
続いて、電子黒板2を使用するユーザと該ユーザが作成したページデータの対応付けについて説明する。
まず、図9を用いてアカウントサーバ11のハードウェア構成を説明する。図9は、アカウントサーバ11のハードウェア構成図の一例である。アカウントサーバ11は、CPU201、ROM202、RAM203及び補助記憶装置204を備える。更に、アカウントサーバ11は、入力部205、表示制御部206及び通信部207を備える。なお、アカウントサーバ11の各部は、バス208を介して相互に接続されている。したがって、アカウントサーバ11は情報処理装置としての機能を有する。
CPU201は、補助記憶装置204に格納された各種プログラム、OS(Operating System)を実行する。ROM202は不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204に格納された各種プログラムを、CPU201が実行するために必要なプログラム、データ等を格納する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。CPU201によって実行される際に補助記憶装置204に格納された各種プログラムがRAM203に展開され、RAM203はCPU201の作業領域となる。
補助記憶装置204は、CPU201により実行される各種プログラム及び各種プログラムがCPU201により実行される際に利用される各種データベースを記憶する。補助記憶装置204は例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリである。
入力部205は、オペレータがアカウントサーバ11に各種指示を入力するためのインタフェースである。例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、音声入力装置などである。更に、USB I/Fなど記録媒体等の装着部を有していてもよい。
表示制御部206は、CPU201からの要求により、アカウントサーバ11が有する各種情報をカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの形態でディスプレイ210に表示する。表示制御部206は、例えばグラフィックチップやディスプレイI/Fである。
通信部207は、ネットワークNを介して、電子黒板2と通信を行うネットワークI/Fである。
<機能について>
<<電子黒板>>
図10は、電子黒板2とアカウントサーバ11の機能ブロック図の一例を示す。図4の機能ブロック図が画像の共有に関するものであるのに対し、図10の機能ブロック図はユーザと該ユーザが作成したページデータの対応付けに関する機能を示す。
電子黒板2は、送受信部61、カード情報読取部62、ユーザID取得部63、操作受付部64、データ保存部65、データ再生部66、及び、記憶読出部69を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、SSD104からRAM103に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、電子黒板2は、図3に示されているRAM103、ROM102及びSSD104のいずれかによって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000には、ユーザデータDB1001が記憶されている。
Figure 2017112581
表9は、電子黒板2の記憶部1000に構築されるユーザデータDB1001が有する情報をテーブル状に示す。このテーブルをユーザデータテーブルという。ユーザデータテーブルには、ユーザIDに対応付けられたファイル名等が登録されている。ユーザIDは上記のようにユーザを一意に特定するための情報である。また、ファイル名はユーザが使用したページデータが格納されたファイルのファイル名である。すなわち、ユーザのログインからログアウトまでの間にユーザがディスプレイ3に手書きしたストローク画像(B)のデータと出力画像(C)を含むページデータが例えばPDFファイルとして格納されている。電子黒板2は、ユーザIDにより特定されるPDFファイルをユーザデータDB1001から読み出してディスプレイ3に表示することができる。なお、ファイルのフォーマットはPDFでなくてもよく、汎用性が高いファイルフォーマットである例えばWord(登録商標)、XML(Extensible Markup Language)、などでもよい。
(電子黒板の機能について)
電子黒板2の送受信部61は、図3に示したCPU101やネットワークコントローラ105等により実現され、アカウントサーバ11や他の電子黒板2などと各種のデータの送受信を行う。なお、以下では電子黒板2がデータを送受信する場合でも「送受信部61を介して」という記載を省略する場合がある。
カード情報読取部62は、図3に示したCPU101やRFタグリーダ117等により実現され、ICカード130からカード情報を読み出す。カード情報はICカード130を特定するための一意の文字、数字、アルファベット等の組み合わせである。
ユーザID取得部63は、図3に示したCPU101等により実現され、カード情報をアカウントサーバ11に送信することで、アカウントサーバ11からユーザIDを取得する。
操作受付部64は、図3に示したCPU101、接触センサ115、及び電子ペンコントローラ116等により実現され、ユーザからの電子黒板2に対する各種の操作を受け付ける。なお、操作受付部64は図4の、ストローク処理部32、操作処理部26及びジェスチャ処理部27により兼用されてよい。
データ保存部65は、図3に示したCPU101等により実現され、ユーザデータDB1001にページデータを記憶させる。一例としてはユーザのログアウトを契機にして記憶させるが、どのようなタイミングで記憶させてもよい。
データ再生部66は、図3に示したCPU101等により実現され、ユーザデータDB1001に記憶されているページデータを読み出してディスプレイ3に表示させる。一例として、ログインしたユーザのユーザIDがアカウントサーバ11から取得されるので、ログインした直後又はログインした後であればページデータを表示できる。
記憶読出部69は、図3に示されるCPU101等により実現され、記憶部1000に記憶されている各種データの読み出し、及び、記憶部1000への各種データの書き込みを行う。なお、以下の説明では、記憶読出部が記憶部1000に読み書きする場合でも「記憶読出部を介して」という説明を省略する場合がある。
<<アカウントサーバ11>>
アカウントサーバ11は、送受信部81、ユーザ認証部82、及び、記憶読出部89を有している。これら各部は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、補助記憶装置204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、アカウントサーバ11は、図9に示されているROM202、RAM203、及び補助記憶装置204のいずれかによって構築される記憶部3000を有している。記憶部3000には、認証情報DB3001が記憶されている。
Figure 2017112581
表10は、アカウントサーバ11の記憶部3000に構築される認証情報DB3001が有する情報をテーブル状に示す。このテーブルを認証情報テーブルという。認証情報テーブルには、カード情報、ユーザID、パスワード及びユーザ名等が登録されている。ICカード130を保持しているユーザは本人であると推定されるので、アカウントサーバ11はカード情報によりユーザ(ユーザID等)を特定できる。また、パスワードはユーザを認証するために用いられ原則的にユーザしか知らない秘匿情報である。ユーザ名とパスワードの組が認証情報DB3001に記憶されている場合、アカウントサーバ11はユーザの認証が成立したと判定して、ユーザ(ユーザID等)を特定できる。なお、アカウントサーバ11が表6のユーザ名、メールアドレス、部署等と有していてもよい。
(アカウントサーバ11の機能について)
アカウントサーバ11の送受信部81は、図9に示したCPU201や通信部207等により実現され、電子黒板2などと各種のデータの送受信を行う。なお、以下ではアカウントサーバ11がデータを送受信する場合でも「送受信部81を介して」という記載を省略する場合がある。
ユーザ認証部82は、図9に示したCPU201等により実現され、電子黒板2から送信されたカード情報(又はユーザ名とパスワードの組)に対応付けられているユーザIDを認証情報DB3001から読み出す。このユーザIDは電子黒板2に送信される。
記憶読出部89は、図9に示されるCPU201等により実現され、記憶部3000に記憶されている各種データの読み出し、及び、記憶部3000への各種データの書き込みを行う。なお、以下の説明では、記憶読出部89が記憶部3000に読み書きする場合でも「記憶読出部89を介して」という説明を省略する場合がある。
<ユーザの認証>
まず、図11を用いてユーザの認証について説明する。図11はディスプレイ3に表示される認証画面の一例を示す。図11(a)はICカード130が用いられるカード認証画面501であり、図11(b)はパスワードが用いられるパスワード認証画面511である。
電子黒板2の電源がONになると、電子黒板2のUI画像生成部33は図11(a)のカード認証画面501を表示する。カード認証画面501には、「Please touch your IC card over the card reader(ICカードをリーダにかざしてください)」というメッセージ502と、キーボードボタン503が表示されている。したがって、ユーザはメッセージ502を読むことでICカード130をRFタグリーダ117にかざす必要があることを把握できる。
ユーザがICカード130を携帯していない場合、ユーザはキーボードボタン503を指や電子ペン4などのポインティングデバイスで押下する。これにより図11(b)のパスワード認証画面511が表示される。図11(b)のパスワード認証画面511はユーザネーム欄512、パスワード欄513、ICカードボタン514、及び、ログインボタン515を有する。ユーザはユーザネーム欄512にユーザ名(ユーザIDでもよい)を入力し、パスワード欄513にパスワードを入力する。そして、ログインボタン515が押下されるとユーザIDとパスワードがアカウントサーバ11に送信される。また、ICカードボタン514が押下されると図11(a)のカード認証画面501が表示される。
なお、図11のようにICカード130とパスワードのどちらでもユーザの認証が可能な場合でも、ICカード130を用いた認証を行うかどうかをユーザが設定できる。以下では、主にICカード130を用いた認証について説明する。しかし、パスワードでユーザが認証された場合でもユーザIDが特定されるので、電子黒板2は同様にページデータとユーザを対応付けることができる。
<<認証時の動作>>
図12は、電子黒板2がICカード130を検出してユーザを認証する手順を示すフローチャート図の一例である。図12の処理は例えば電子黒板2が電源ONになるとスタートする。
まず、電子黒板2のカード情報読取部62はICカード130を用いた認証を行うように設定されているか否かを判定する(S10)。カード情報読取部62はユーザの設定が記述されている設定ファイル記憶部430から設定情報を読み出して判定する。ステップS10の判定がNoの場合でも、パスワード認証画面511でユーザを認証できる。
ステップS10の判定がYesの場合、電子黒板2のUI画像生成部33は図11(a)のカード認証画面501を表示すると共に、RFタグリーダ117がICカード130を検出してカード情報を取得できたか否かをカード情報読取部62が判定する(S20)。
ステップS20の判定がYesの場合、ユーザID取得部63はカード情報をアカウントサーバ11に送信することで認証結果を取得する(S30)。認証結果には、認証が成立したことを示す認証OK(この場合ユーザIDが通知される)と認証が成立しないことを示す認証NGがある。このようにして、電子黒板2はユーザIDを取得してユーザを特定できる。
また、ユーザとしてはICカード130をRFタグリーダ117にかざすだけでよいので、ログイン操作が容易であるという利点がある。
この後、電子黒板2はページ再生処理を行う(S40)が、詳細は図14にて説明する。
<<ログアウト時の動作>>
図13は、ユーザがログアウトする手順を示すフローチャート図の一例である。図13の処理は例えば電子黒板2が電源ONの間、繰り返し実行される。
電子黒板2のカード情報読取部62はRFタグリーダ117がICカード130を検出してカード情報を取得できたか否かを判定する(S10)。すなわち、ユーザはICカード130をRFタグリーダ117にかざすことでログアウトの操作を行うことができる。
ステップS10の判定がYesの場合、電子黒板2の操作受付部64はユーザがログアウトするという確定操作を行ったか否かを判定する(S20)。ユーザはICカード130を誤ってRFタグリーダ117にかざす場合もあるため、ログアウトするかどうかを問い合わせる画面をUI画像生成部33がディスプレイ3に表示する。操作受付部64はこの問い合わせに対するユーザの操作を取得する。
ステップS20の判定がYesの場合、電子黒板2のデータ保存部65はページデータ記憶部300に記憶されているページデータをユーザIDに対応付けてユーザデータDB1001に記憶させる(S30)。これにより、ユーザがログアウトの操作を行うことでディスプレイ3に手書きしたストローク画像などを含むページデータをPDFファイルなどで保存しておくことができる。データ保存部65はページデータをユーザIDなどで暗号化してもよい。
また、ユーザはICカード130をかざすだけでログアウトできるため、ログアウトのし忘れを抑制できるという利点がある。また、ログアウトによりページデータを自動的に保存できる。
なお、ページデータがユーザデータDB1001に記憶されるタイミングはログアウト時に限られない。例えば、ユーザの操作で記憶してもよいし、新しいページが生成されるごとに記憶してもよいし、定期的に記憶してもよい。
<<ページ再生処理>>
図14は、電子黒板2がユーザの認証後にページデータを再生する手順を示すフローチャート図の一例である。図14のステップS10〜S30は図12と同じであるため、図12のステップS40のデータ再生処理に相当するステップS41〜S44を説明する。また、適宜、図15を参照して説明する。図15はディスプレイ3に表示される再生確認画面521の一例を示す。
アカウントサーバ11からユーザIDを取得するとデータ再生部66はユーザIDに対応付いたページデータがあるか否かを判定する(S41)。ユーザデータDB1001にユーザIDに対応付いているページデータが登録されているか否かにより判定できる。
ステップS41の判定がYesの場合、電子黒板2のデータ再生部66は再生確認画面521をディスプレイに表示する(S42)。再生確認画面521を図15に示した。再生確認画面521はページデータの再生(再度、表示すること)を行うか否かをユーザに確認する画面である。再生確認画面521は、「前回のページを表示しますか」というメッセージ522、表示するボタン523及び表示しないボタン524を有する。したがって、ユーザは前回のページデータを表示するかどうかをログインするだけで選択できる。ユーザは前回のページデータから再開するのか、新しいページデータでストローク画像の手書きを開始するのかを選択できる。
図14に戻って説明する。データ再生部66は、ユーザから再生を受け付けたか否かを判定する(S43)。すなわち、再生確認画面521で表示するボタン523の押下を操作受付部64が受け付けたか否かを判定する。
ステップS43の判定がYesの場合、データ再生部66はユーザデータDB1001からユーザIDに対応付いているページデータを読み出して、ディスプレイ3に表示する(S44)。ステップS43の判定がNoの場合、データ再生部66はページデータをディスプレイ3に表示しない。この場合は、白紙のディスプレイ3が表示される。
このように、ユーザを認証することで、認証結果を利用してユーザが前回のログイン時に作成したページデータを次回のユーザのログイン時に表示することができる。ユーザは前回作成したページデータから、容易に中断した作業を再開できる。すなわち、座標検知部22が検知した座標に基づいてイベント振分部25がストローク処理部32に振り分けた上記のストロークデータがページデータに重畳して表示される。また、PDFファイルは画像データとして表示されているので、ユーザによるストロークの削除や修正をストローク処理部32や操作処理部26が受け付けることができる。このように、再度の編集が可能になる。
不特定の者に使用される画像形成装置と対比して説明する。画像形成装置がユーザを認証する場合があるが、該ユーザが次回、認証を受けて画像形成装置を使用する際に、前回使用した(例えばスキャンした)画像データを画像形成装置で表示させるという使用形態は通常行われていない。仮に表示させたとしても画像形成装置ではユーザが中断した作業を再開することを想定できない。
また、いわゆるプル印刷のように、ユーザがPC等からプリントサーバにユーザIDと共に印刷データを登録しておき、画像形成装置にログインして印刷データをプリントサーバから取得することは知られている。しかし、プル印刷においても、データの登録時に画像形成装置がユーザを認証するわけでない。仮に画像形成装置がユーザを認証し印刷データと対応付けたとしても、画像形成装置においてユーザが中断した作業を再開することは想定できない。したがって、本実施形態の電子黒板2の制御を画像形成装置に基づいて想到することは困難であると言える。
なお、複数のページデータが同じユーザIDに対応付いている場合がある。この場合、最後のページデータだけを再生の対象にしてもよいし、ページデータのリストを表示してユーザの選択を受け付けてもよい。ユーザが作業を継続する場合、最後のページデータが対象になる場合が多いと考えられる。一方、電子黒板2がページデータのリストを表示すれば、複数の会議が並行して開催されるような場合もユーザが所望のページデータを選択できる。
<複数ユーザに1つのページデータを対応付ける場合>
電子黒板2は多数のユーザで使用されるため、1つのページデータを複数のユーザが使用したい場合がある。例えば、1回目の会議ではユーザAが認証を受けユーザAのユーザIDにページデータが対応付けられた。しかし、2回目の会議にユーザAが出席できない場合、会議の参加者はページデータを再生できない。このような場合に対応するため、電子黒板2は、複数人のユーザのユーザIDにページデータを対応付けて記憶することができる。
図16に示すように、複数のユーザIDにページデータを対応付ける場合、ユーザは所定の操作を行ってユーザID登録画面531をディスプレイ3に表示させる。図16は、ディスプレイ3に表示されるユーザID登録画面531の一例を示す。ユーザID登録画面531は、「登録したいユーザのICカードをかざしてください。」というメッセージ532を有する。
ユーザAを起動時に認証されたユーザ、ユーザBを追加的に認証されるユーザであるとする。ユーザBはこのメッセージ532を見てICカード130をかざすことができる。ユーザBもアカウントサーバ11により認証され、電子黒板2はユーザBのユーザIDを取得する。そして、ユーザAが例えばログアウトすると、データ保存部65がユーザAとユーザBのユーザIDに対応付けてユーザデータDB1001にページデータを記憶させる。
Figure 2017112581
表11は、ユーザデータDB1001が有するユーザデータテーブルの別の一例を示す。1つのページデータに「001」と「004」という2つのユーザIDが対応付けられている。電子黒板2は例えばログイン時に「001」と「004」のどちらかのユーザIDを取得できれば、ページデータを再生する。データ再生時の処理は図14と同様でよい。
このように複数のユーザが電子黒板2を使用する場合に、認証を受けた前回の参加者が欠席しても、次回の会議の参加者はページデータをディスプレイ3に表示させることができる。
次に、本実施例ではユーザに対応付いているページデータを、電子メールで送信する電子黒板2について説明する。
電子黒板2はメール送信機能を有しており、ユーザが指定する送信先に電子メールを送信することができる。また、電子メールの送信の際、ページデータを電子メールに添付することができる。例えば、ユーザが会議で使用したページデータを、議事録などのために自分(認証されたユーザ)のメールアドレスに送信したり、会議の参加者に送信したりする。
電子黒板2が電子メールを送信するため、電子メールの送信元のメールアドレスは電子黒板2のものが設定されている。したがって、電子メールを受信した受信者は電子黒板2からの電子メールであることを判断できても、誰が送信したのかを判断できない。このため、電子メールを受信した受信者は、送信したユーザを特定できなかったり、電子メールに添付されたページデータについて誰に相談すればよいか判断しにくくなったりするという不都合がある。
この不都合を解決するため、メール送信者(認証されたユーザ)が電話などで会議の電子メールを送信したことを参加者等に送信する場合がある。しかし、この場合も電子メールの受信者は、どの電子メールが誰から送信されたものであるか、又は、電子メールと会議の開催日時の対応などを記憶しておく必要があるため、利便性がよくないという不都合がある。
そこで、本実施例ではユーザIDとページデータの対応付けを利用して、電子メールの送信元のメールアドレスを、認証により取得したユーザIDに対応付いたメールアドレスに置き換える電子黒板2について説明する。
<電子黒板2における電子メールの設定>
まず、図17を用いて電子黒板2に対する電子メールの設定について説明する。図17はディスプレイ3に表示される電子メール設定画面601の一例を示す図である。図17の電子メール設定画面601は、電子黒板2の管理者が適宜、設定するものである。
電子メール設定画面601は、サーバアドレス欄602、ポートナンバー欄603、Sender Email Address欄604、認証要求欄605、アカウント欄606、及び、パスワード欄607を有している。サーバアドレス欄602はメールサーバ13のIPアドレスが入力される欄であり、ポートナンバー欄603はメールサーバ13が電子メールの受け付けのために開放しているポート番号が入力される欄である。Sender Email Address欄604には電子黒板2のメールアドレスが設定される。例えば「iwb1@mail.com」が設定されたものとする。したがって、従来、電子黒板2が電子メールを送信する場合、送信元のメールアドレスは「iwb1@mail.com」であった。
認証要求欄605はメールサーバ13に認証要求するか否かを設定するための欄である。アカウント欄606、及び、パスワード欄607はSMTP(Send Mail Transfer Protocol)によりメールサーバが電子黒板2を認証するためのアカウント情報である。
<本実施例の概略>
図18は、電子メールの送信の際の電子黒板2の動作の概略を説明する図の一例である。
(1)ユーザはICカード130等で電子黒板2にログインする。これにより、電子黒板2はユーザのユーザIDを特定でき、ユーザIDに対応付いているこのユーザのメールアドレスを特定できる。
(2)電子黒板2は、電子メールの送信時、送信元に設定されている電子黒板2のメールアドレスをユーザのメールアドレスに置き換える。
(3)ユーザPC14が電子メールを受信すると、送信元(Mail Sender)にユーザのメールアドレス(nama1@mail.com)が表示される。
受信者は、電子メールの送信者を特定できるので、誰からページデータが送信されたかを容易に判別できる。また、電子メールを返信する場合、電子黒板2が送信元だと誰も受信しないおそれがあるが、ユーザが送信元なので、受信者はユーザ宛に電子メールを返信することができる。受信者が、例えばページデータを確認して修正等を指示する場合に、宛先を変更する必要がないという利点がある。
<機能について>
<<電子黒板>>
図19は、本実施例において電子黒板2の機能ブロック図の一例を示す。アカウントサーバ11の機能は上記と同様でよい。図19の電子黒板2は図10の機能に加え、メール送信制御部67及びメール設定部68を有する。図19の説明では、図10において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
メール送信制御部67及びメール設定部68は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、SSD104からRAM103に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、記憶部1000には、メール設定情報1002が記憶されている。メール設定情報1002には図16で説明した電子黒板2のメールアドレスを含め、電子メール設定画面601で設定された情報が格納されている。
メール送信制御部67は、図3に示したCPU101等により実現され、電子メールの送信に関する制御を行う。具体的には、宛先、送信元、件名、本文、及び、ページデータの添付等を行い、SMTPにしたがってアカウントサーバ11に電子メールを送信する。
メール設定部68は、図3に示したCPU101等により実現され、ユーザのメールアドレスで送信元のメールアドレスを置き換える。あるいは、ユーザのメールアドレスを送信元に設定する。
<<ユーザPC>>
ユーザPC14のハードウェア構成図は図9と同様でよい。ユーザPC14は、送受信部71、メール表示部72、及び、記憶読出部79を有する。ユーザPC14が有するこれら各部は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、補助記憶装置204からRAM203に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、ユーザPC14は、図9に示されているROM202、RAM203、及び補助記憶装置204のいずれかによって構築される記憶部5000を有している。記憶部5000には、ユーザPC14が受信した電子メール等が記憶されている。
ユーザPC14の送受信部71は、図9に示したCPU201や通信部207等により実現され、電子黒板2などと各種のデータの送受信を行う。なお、以下ではユーザPC14がデータを送受信する場合でも「送受信部71を介して」という記載を省略する場合がある。
メール表示部72は、図9に示したCPU201及び表示制御部206等により実現され、電子黒板2から送信された電子メールをPOP3やIMAPなどのプロトコルで受信しディスプレイ210に表示させる。
記憶読出部79は、図9に示されるCPU201等により実現され、記憶部5000に記憶されている各種データの読み出し、及び、記憶部5000への各種データの書き込みを行う。なお、以下の説明では、記憶読出部79が記憶部5000に読み書きする場合でも「記憶読出部79を介して」という説明を省略する場合がある。
<電子メールの送信>
図20は電子メールの送信画面611の一例を示す図である。例えば、ユーザが電子メールを送信するための操作を行うと操作受付部64が操作内容を受け付け、UI画像生成部33が送信画面611を表示する。送信画面611は、アドレス帳表示欄612、選択表示欄613、送信ボタン614、及び、キャンセルボタン615を有している。
アドレス帳表示欄612には、ログインしたユーザのアドレス帳に登録されたユーザ名、メールアドレス、及び、部署などが表示される。ログインしたユーザIDが特定されているので、表6のアドレス帳管理テーブル410に登録された情報であれば表示可能である。ユーザはアドレス帳表示欄612から電子メールの送信先を指や電子ペン4などのポインティングデバイスで選択できる。
選択表示欄613には、ユーザが選択したユーザのユーザ名とメールアドレスが表示される。UI画像生成部33はユーザがアドレス帳表示欄612で選択した名前とメールアドレスを選択表示欄613に表示する。送信ボタン614は、設定された送信先に対する電子メールの送信を受け付けるためのボタンである。
なお、ユーザは図20に示すようにアドレス帳表示欄612から送信先を選択する他、手入力で送信先のメールアドレスを入力できる。この場合、タブ616からタブ617に切り替えて、メールアドレスを手で入力すればよい。
<メール送信時の動作手順>
図21は、電子メールの送信元のメールアドレスを電子黒板2が置き換える手順を示すフローチャート図の一例である。図21の処理は例えば図20で送信ボタン614が押下されるとスタートする。
まず、メール送信制御部67はユーザを認証済みか否かを判定する(S10)。ユーザを認証済みでない場合、ユーザIDを取得していないのでユーザのメールアドレスやページデータを特定できないためである。
電子黒板2のメール送信制御部67は、電子メールに、宛先、送信元、件名、本文、及び、ページデータの添付等を行う(S20)。宛先には、図20でユーザが選択又は手で入力したメールアドレスを設定する。送信元にはメール設定情報1002に格納されている電子黒板2のメールアドレスを設定する。件名には、定型文とページデータのファイル名を設定する。定型文は例えば「Page contents of IWB:」であり、電子黒板2からの電子メールである旨を含む。ページデータのファイル名に設定されるファイル名には以下の2つのケースがあり得る。1つは、ユーザがログアウトする前であるためページデータがユーザデータDB1001に記憶されていないケースである。この場合、ページデータ記憶部300に記憶されているページデータがPDFファイルに変換され、日時などがファイル名として付与されるので該ファイル名が、ページデータのファイル名に設定される。もう1つは、すでにユーザデータDB1001に記憶されているページデータをユーザが送信するケースである。この場合、ユーザデータDB1001に記憶されているPDFファイルのファイル名が(複数ある場合は最後のPDFファイル又はユーザが選択したPDFファイル)ページデータのファイル名に設定される。
本文には特に何も設定しない。添付されるページデータもページデータのファイル名と同様に、ページデータ記憶部300に記憶されたものと、ユーザデータDB1001に記憶されたものの2つのケースがある。
次に、メール送信制御部67はユーザのメールアドレスを取得できたか否かを判定する(S30)。アドレス帳管理テーブル410にはユーザIDに対応付けてユーザの電子メールのメールアドレスが管理されているが、メールアドレスを登録していないユーザも存在するためである。ステップS30の判定がNoの場合、送信元は電子黒板2のメールアドレスが設定されたままである。
ステップS30の判定がYesの場合、電子黒板2のメール設定部68は表6のアドレス帳管理テーブル410においてログインしたユーザのユーザIDに対応付けられているメールアドレスで、ステップ20で設定した送信元を置き換える(S40)。
そして、電子黒板2のメール送信制御部67は電子メールをメールサーバ13に送信する(S50)。
図22(a)は電子メールの受信者のユーザPC14が表示する電子メールの送信元を示す図の一例である。メール表示部72は電子メールを受信して図示するように、送信元(Mail Sender)、件名(Subject)、受信日時(Date)などの項目とそれぞれの内容を表示する。なお、本文は省略されている。送信元(Mail Sender)にユーザのメールアドレス(nama1@mail.com)が表示されていることがわかる。このように送信元のメールアドレスを置き換えることで、受信者は電子メールを送信したユーザを特定することができる。受信者が返信操作を行うだけで認証されたユーザ(電子メールを送信した者)に対し電子メールを送信できる。
図22(b)は、比較のために示された電子メールの受信者のユーザPC14が表示する電子メールの送信元を示す図の一例である。送信元(Mail Sender)に電子黒板2のメールアドレス(iwb1@mail.com)が表示されていることがわかる。従来の電子黒板2が電子メールを送信した場合、ユーザが認証済みでない場合、又は、図21の処理でユーザのメールアドレスを取得できない場合、図22(b)のように送信元(Mail Sender)が表示される。
不特定の者に使用される画像形成装置と対比して説明する。画像形成装置では「Scan To E-mail」という機能が知られており、画像形成装置がスキャンした画像データを任意のユーザに送信することができる。しかし、会議の前に資料となる原稿を参加予定者に画像形成装置が送信するとしても、受信者がこの画像データを送信者であるユーザに送信する必要性はほとんどない。会議の後にユーザが資料となる原稿を参加予定者に送信することは通常行われない。電子黒板2では会議で作成されたデータを参加者等に送信することに意味があり、本実施例のメールアドレスの置き換えは画像形成装置のScan To E-mail機能からは想到困難な制御であると言える。
<変形例1>
ユーザが自分以外を宛先にしてページデータを送信する場合、送信元には電子黒板2よりもユーザのメールアドレスが設定されていることが好ましいことはすでに説明した。しかし、ユーザが自分を宛先にしてページデータを送信する場合、送信元に電子黒板2のメールアドレスが設定されていることが好ましい場合がある。まず、ユーザは自分が電子メールを送信したため、送信元が電子黒板2でも受信日時などから自分が送信したページデータであることを把握できる。また、電子黒板2が作成したページデータはPDFファイルであるため任意のユーザPC14や電子黒板2で再生できるが、ページデータをユーザが編集するにはページデータを作成した電子黒板2で表示することが好ましい。これは、電子黒板2が有する機能でありPDFファイルを作成した電子黒板2はPDFファイルの編集を受け付けるが、自機以外の電子黒板2で作成されたPDFファイルの編集を受け付けない。このような制御は、PDFファイルに記述された電子黒板2の機器IDの照合により行われる。
したがって、ユーザが自分を宛先にしてページデータを送信する場合、電子黒板2を特定できるように送信元に電子黒板2のメールアドレスが設定されていることが好ましい。
まず、図23を用いて、ユーザが自分だけを宛先にしてページデータを送信する電子メールの送信画面について説明する。
図23は電子メールの送信画面の一例を示す図である。図23の説明においては図20との相違点を主に説明する。なお、図23ではユーザ1(User1)が認証済みのユーザであるものとする。図20とは異なり選択表示欄613にメールを送信するユーザ1のみが表示されている。受信者がユーザ1のみであるため、誰から送られてきたのかを受信者であるユーザ1がわかるようにする必要性が低い。また、上記のように、ページデータを送信するユーザ本人としてはどの電子黒板2から送られてきた電子メールかを区別できるほうが望ましい。そこで、電子黒板2は以下のよう動作する。
図24は、電子メールの送信元のメールアドレスを置き換える手順を示すフローチャート図の一例である。図24の説明では図21との相違を主に説明する。
ステップS10〜S30の処理は図21と同様である。ステップS30においてメールアドレスを取得できた場合(S30のYes)、電子黒板2のメール設定部68は、宛先が認証されたユーザのみか否かを判定する(S32)。まず、メール設定部68は宛先に設定されたメールアドレスが1つだけか否かを判定する。1つだけの場合、認証されたユーザのユーザIDが取得されているので、このユーザIDに対応付けられているメールアドレスをアドレス帳管理テーブル410から取得する。そして、宛先のメールアドレスと一致するか否かを判定する。
ステップS32の判定がYesの場合、処理はステップS50に進むので、送信元はユーザのメールアドレスに置き換えられない。ステップS32の判定がNoの場合、処理はステップS40に進むので、送信元はユーザのメールアドレスに置き換えられる。
宛先が認証されたユーザのみの場合、電子メールを受信した受信者のユーザPC14には図22(b)のように電子黒板2のメールアドレスが表示されるので、ユーザはどの電子黒板2であればPDFファイルを編集できるかを判断できる。
不特定の者に使用される画像形成装置と対比して説明する。画像形成装置ではデータを編集するというフェーズがないので、画像形成装置において同様の制御を行う利点はほとんどない。電子黒板2では外部に送信したデータをユーザが再度編集できるため図24のような制御が有効となり、本実施形態のメールアドレスの置き換えは画像形成装置のScan To E-mail機能からは想到困難な制御であると言える。
<変形例2>
図21の処理では、認証されたユーザのメールアドレスがアドレス帳管理テーブル410に登録されていない限り、受信者はページデータを送信したユーザを特定できない。そこで、以下のように本文や件名にユーザ名を設定してもよい。
図25は、電子メールの送信元のメールアドレスを置き換える手順を示すフローチャート図の一例である。図25の説明では図21との相違を主に説明する。
図25の処理では、ステップS30でメールアドレスを取得できないと判定された場合(S30のNo)、電子黒板2のメール設定部68は本文又は件名にユーザ名を設定する(S60)。アカウントサーバ11によりユーザ名が特定されているので、又は、ユーザがパスワードと共にユーザ名を入力しているので、電子黒板2にとってユーザ名は既知である。本文又は件名にユーザ名が設定されていることで、送信元が電子黒板2でも受信者はメールを送信したユーザを特定しやすいという利点がある。
図27(a)は、件名にユーザ名が設定された電子メールを示す図である。受信者は送信元が電子黒板のメールアドレスであるため電子黒板2から送信された電子メールであることを把握できる。また、送信したユーザも特定できる。
<変形例3>
図21の処理では、送信元をユーザのメールアドレスで置き換えるため、受信者は電子黒板2を特定することが困難である。しかしながら、上記のように電子黒板2が送信元であることでPDFファイルを編集できる電子黒板2を受信者が特定しやすい。そこで、以下のように本文や件名に電子黒板のメールアドレスを設定してもよい。
図26は、電子メールの送信元のメールアドレスを置き換える手順を示すフローチャート図の一例である。図26の説明では図21との相違を主に説明する。
図26の処理では、ステップS42が追加されている。電子黒板2のメール設定部68は、送信元をユーザのメールアドレスで置き換えると共に、本文又は件名に電子黒板2のメールアドレスを設定する(S42)。
図27(b)は、件名に電子黒板のメールアドレスが設定された電子メールを示す図である。したがって、受信者はユーザに電子メールを返信することができ、かつ、本文又は件名に電子黒板2のメールアドレスが設定されることで、PDFファイルを編集できる電子黒板2を特定しやすいという利点がある。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、アカウントサーバ11の機能を電子黒板2が有していてもよい。この場合、アカウントサーバ11が不要になる。
また、上記の実施形態では、アドレス帳管理テーブル410にユーザのメールアドレスが含まれているが、メールアドレスはICカード130に入っていてもよい。また、認証が成立した後であれば、ユーザがメールアドレスを手で入力してもよい。
本実施形態では、電子黒板2という呼称で説明したが、電子黒板2は電子情報ボード、電子ホワイトボード、インタラクティブホワイトボード、などのように呼ばれていてもよい。
また、本実施形態では電子黒板2を例にして説明したが、不特定多数のものに使用され、データを作成し、該データを継続的に使用する機器に適用されてもよい。
また、図10,19などの構成例は、電子黒板2による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。電子黒板2の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図10,19の記憶部1000、3000に図示される各記憶部の1つ以上はネットワーク上に存在していてもよい。
なお、ユーザ認証部82は認証手段の一例であり、ユーザID取得部63は識別情報取得手段の一例であり、ユーザデータDB1001は視覚情報記憶手段の一例であり、記憶読出部69は読出手段の一例であり、データ再生部66は表示手段又は第1の表示手段の一例であり、メール送信制御部67は電子メール送信手段の一例であり、メール設定部68はメール設定手段の一例であり、操作受付部64は編集受付手段の一例である。アドレス帳管理テーブル410はメールアドレス記憶手段の一例であり、メール表示部72は第2の表示手段の一例である。データ保存部65は保存手段の一例であり、送受信部71は受信手段の一例であり、ユーザPC14は情報端末の一例であり、本実施形態で説明された電子黒板2がページデータを表示する方法は表示方法の一例である。
1 画像処理システム
2 電子黒板
3 ディスプレイ
4 電子ペン
61 送受信部
62 カード情報読取部
63 ユーザID取得部
64 操作受付部
65 データ保存部
66 データ再生部
67 メール送信制御部
68 メール設定部
82 ユーザ認証部
特開2013-150131号公報

Claims (11)

  1. 手書きデータを表示画像に重畳した視覚情報を表示する電子黒板であって、
    ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段によってユーザの認証が成立した場合に、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報が記憶される視覚情報記憶手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記視覚情報を前記視覚情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記視覚情報を表示する表示手段と、
    前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、
    前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、
    前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記ユーザのメールアドレスが記憶されるメールアドレス記憶手段と、
    前記ユーザの認証が成立した場合、前記ユーザ識別情報に基づいて、前記メールアドレス記憶手段に記憶されている前記ユーザのメールアドレスを用いて前記送信元を置き換えるメール設定手段と、を有することを特徴とする電子黒板。
  2. 前記表示手段が表示した前記視覚情報に対する編集を受け付ける編集受付手段を更に有する請求項1に記載の電子黒板。
  3. 前記視覚情報記憶手段には、複数の前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報が記憶されており、
    前記読出手段は、前記ユーザの認証が成立した場合に前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報が、前記視覚情報に対応付けられている複数の前記ユーザ識別情報の1つである場合、前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記視覚情報を読み出す請求項1又は請求項2に記載の電子黒板。
  4. 前記識別情報取得手段は、RFタグリーダで前記ユーザが携帯するICカードと通信することで前記ユーザを認証するための前記ユーザ識別情報を取得する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子黒板。
  5. 前記ユーザの認証が成立した状態で、RFタグリーダが前記ICカードを検出した場合、ユーザをログアウトさせ、
    前記ユーザが作成した前記視覚情報を、前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報記憶手段に記憶させる保存手段を有する請求項4に記載の電子黒板。
  6. 前記宛先が、前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記ユーザのメールアドレスのみの場合、
    前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられているメールアドレスを読み出すか、又は、前記電子黒板に入力された前記ユーザのメールアドレスで前記送信元を置き換えない請求項1に記載の電子黒板。
  7. 前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記ユーザのメールアドレスが存在しない場合、
    前記メール設定手段は、前記送信元を置き換えることなく、前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記ユーザの名称を電子メールの本文又は件名に設定する請求項1に記載の電子黒板。
  8. 前記メール設定手段は、前記送信元を前記ユーザのメールアドレスで置き換えると共に、前記電子黒板のメールアドレスを電子メールの本文又は件名に設定する請求項1に記載の電子黒板。
  9. 手書きデータを表示画像に重畳した視覚情報を表示する電子黒板を、
    ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段によってユーザの認証が成立した場合に、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記視覚情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報が記憶される視覚情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記視覚情報を表示する表示手段と、
    前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、
    前記ユーザの認証が成立した場合、前記ユーザ識別情報に基づいて、前記ユーザ識別情報に前記ユーザのメールアドレスが対応付けられているメールアドレス記憶手段に記憶されている前記ユーザのメールアドレスを用いて前記送信元を置き換えるメール設定手段、として機能させるためのプログラム。
  10. 手書きデータを表示画像に重畳した視覚情報を表示する電子黒板が行う表示方法であって、
    認証手段が、ユーザを認証するステップと、
    前記認証手段によってユーザの認証が成立した場合に、識別情報取得手段が前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するステップと、
    読出手段が、前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記視覚情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報が記憶される視覚情報記憶手段から読み出すステップと、
    表示手段が、前記読出手段が読み出した前記視覚情報を表示するステップと、
    電子メール送信手段が、前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信するステップと、
    前記ユーザの認証が成立した場合、メール設定手段が、前記ユーザ識別情報に基づいて、前記ユーザ識別情報に前記ユーザのメールアドレスが対応付けられているメールアドレス記憶手段に記憶されている前記ユーザのメールアドレスを用いて前記送信元を置き換えるステップと、を有する表示方法。
  11. 手書きデータを表示画像に重畳した視覚情報を表示する電子黒板と、前記電子黒板と通信可能な情報端末を有する画像処理システムであって、
    前記電子黒板は、ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段によってユーザの認証が成立した場合に、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記ユーザ識別情報に対応付けて前記視覚情報が記憶される視覚情報記憶手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に対応付けられている前記視覚情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記視覚情報を表示する第1の表示手段と、
    前記電子黒板のメールアドレスを送信元に設定して、前記ユーザが指定した宛先に対し前記視覚情報を電子メールで送信する電子メール送信手段と、
    前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記ユーザのメールアドレスが記憶されるメールアドレス記憶手段と、
    前記ユーザの認証が成立した場合、前記ユーザ識別情報に基づいて、前記メールアドレス記憶手段に記憶されている前記ユーザのメールアドレスを用いて前記送信元を置き換えるメール設定手段と、を有し、
    前記情報端末は、
    前記電子メールを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記電子メールを表示する第2の表示手段と、を有する画像処理システム。
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