JP2006135671A - 文書スキャンシステム - Google Patents

文書スキャンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2006135671A
JP2006135671A JP2004322607A JP2004322607A JP2006135671A JP 2006135671 A JP2006135671 A JP 2006135671A JP 2004322607 A JP2004322607 A JP 2004322607A JP 2004322607 A JP2004322607 A JP 2004322607A JP 2006135671 A JP2006135671 A JP 2006135671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
scanner
user
information
storage location
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004322607A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Horikiri
和典 堀切
Miki Watanabe
美樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004322607A priority Critical patent/JP2006135671A/ja
Priority to US11/369,398 priority patent/US20060151607A1/en
Publication of JP2006135671A publication Critical patent/JP2006135671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • H04N1/2166Intermediate information storage for mass storage, e.g. in document filing systems
    • H04N1/2179Interfaces allowing access to a plurality of users, e.g. connection to electronic image libraries
    • H04N1/2187Interfaces allowing access to a plurality of users, e.g. connection to electronic image libraries with image input from a plurality of different locations or from a non-central location, e.g. from one or more users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • H04N1/2166Intermediate information storage for mass storage, e.g. in document filing systems
    • H04N1/2179Interfaces allowing access to a plurality of users, e.g. connection to electronic image libraries
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • H04N1/2166Intermediate information storage for mass storage, e.g. in document filing systems
    • H04N1/2179Interfaces allowing access to a plurality of users, e.g. connection to electronic image libraries
    • H04N1/2191Interfaces allowing access to a plurality of users, e.g. connection to electronic image libraries for simultaneous, independent access by a plurality of different users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/44Secrecy systems

Abstract

【課題】複数の場所の各々にスキャナが設置された環境において、どの場所においても同様かつ簡易な操作により、その場所に設置されたスキャナを用いてスキャン文書を取得することができる文書スキャンシステムを提供する。
【解決手段】複数の場所の各々に、スキャナ10および情報端末40が設置される。文書転送サーバ50は、ある場所に設置された情報端末40に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、その場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、その場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得する。そして、取得された電子文書を、当該ユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、当該ユーザ用の格納場所に格納する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の場所の各々にスキャナが設置されてなる文書スキャンシステムに関する。
スキャナ機能を備えたデジタル複合機の利用の一態様として、紙文書を複合機にスキャンさせ、得られた電子文書(以下、適宜「スキャン文書」と称す)を自分のパーソナルコンピュータ(PC)に取り込むといった態様がある。
この利用態様においては、ユーザは、事前に、自分のPCにスキャナドライバをインストールしたり、複合機のネットワーク上のアドレスを設定したりして、PCから複合機にアクセスできるようにしておく。また、ユーザは、複合機内に自分用の記憶領域(いわゆる親展ボックス)を作成し、スキャン文書を複合機内に保存できるようにしておく。ここで、親展ボックスには、セキュリティのためユーザIDおよびパスワードが設定される場合が多い。そして、ユーザは、自分の親展ボックスを指定して、紙文書を複合機にスキャンさせる。すると、指定された親展ボックスにスキャン文書が保存される。ついで、ユーザは、PCから複合機にユーザIDおよびパスワードを提示してアクセスし、親展ボックスに保存されているスキャン文書をPCに取り込む。
ところで、会社などにおいては、複数の場所(会議室等)の各々に複合機が設置されている。このような環境において、あるユーザがある場所を初めて訪れ、そこに設置されている複合機を用いて紙文書からスキャン文書を得ようとする場合、そのユーザは次のような事前準備を行う必要がある。すなわち、複合機の機種を調べて、その機種に応じたドライバソフトを自分のPCにインストールする必要がある。また、複合機のネットワーク上のアドレスを調べて、そのアドレスをPCに設定する必要がある。さらに、複合機に自分用の親展ボックスを作成するか、または既に存在する親展ボックスに関する情報(ユーザIDやパスワード等)を入手する必要がある。
このように、複数の場所にスキャナが設置された従来の環境では、ユーザは、スキャナの利用に際して場所毎に異なる面倒な作業を行わなければならない。
そこで、本発明は、複数の場所の各々にスキャナが設置されてなる文書スキャンシステムであって、どの場所においても同様かつ簡易な操作により、その場所に設置されたスキャナを用いてスキャン文書を取得することができる文書スキャンシステムを提供する。
本発明に係る文書スキャンシステムは、複数の場所の各々に設置され、原稿をスキャンして電子文書を生成し、当該電子文書を保持するスキャナと、前記複数の場所の各々に設置され、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付ける情報端末と、前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得する文書取得手段と、前記文書取得手段により取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納する文書登録手段と、を有することを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記複数の場所は、複数の会議室である。この場合における好適な態様では、前記複数の会議室のうちある会議室に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その情報端末を介して、そのユーザ識別情報に予め対応付けられた一以上の会議をそのユーザに提示し、そのユーザから会議の選択を受け付ける会議特定手段をさらに有し、前記文書登録手段は、前記選択された会議に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記選択された会議用の格納場所に電子文書を格納する。
また、本発明の好適な態様では、前記文書取得手段は、前記ユーザ識別情報が入力された後、前記スキャナを監視し、当該スキャナに電子文書が保持されると当該電子文書を取得する。この場合における好適な態様では、前記文書取得手段は、ユーザからの操作指示に基づいて、前記スキャナの監視を開始または終了させる。
また、本発明の好適な態様では、前記各スキャナに保持される電子文書には、読み出し制限が設定されており、前記スキャナアクセス用情報には、スキャナから電子文書を取得するための読み出し権限情報が含まれる。
また、本発明の好適な態様では、前記格納場所には、書き込み制限が設定されており、前記格納場所アクセス用情報には、格納場所に電子文書を格納するための書き込み権限情報が含まれる。
また、本発明の好適な態様では、前記情報端末は、前記ユーザ識別情報または前記会議に予め対応付けられた文書取得用情報を用いて、前記格納場所から電子文書を取得する。この場合における好適な態様では、前記格納場所には、読み出し制限が設定されており、前記文書取得用情報には、格納場所から電子文書を取得するための読み出し権限情報が含まれる。また、好適な一実施態様では、前記情報端末は、前記格納場所から取得した電子文書を電子会議システムのディスプレイ上に表示させる。この場合、好ましくは、会議の名称、会議の時間、または会議の参加者を含む会議情報を付して、前記ディスプレイ上に表示された電子文書を所定の記憶領域に格納する。
また、本発明の好適な態様では、前記情報端末は、ICカードリーダを介して、ユーザが所有するICカードから当該ユーザのユーザ識別情報を読み取る。
また、本発明に係る文書スキャンシステムは、複数の場所の各々に設置され、原稿をスキャンして電子文書を生成し、当該電子文書を保持するスキャナと、前記複数の場所の各々に設置され、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付ける情報端末と、各スキャナに保持された電子文書を各ユーザ用の格納場所に転送する文書転送サーバと、前記場所を識別するための場所識別情報と、当該場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を取得するために必要なスキャナアクセス用情報とが対応付けられたスキャナアクセス用テーブルと、前記ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報により示されるユーザ用の格納場所に電子文書を格納するために必要な格納場所アクセス用情報とが対応付けられた格納場所アクセス用テーブルと、を有する文書スキャンシステムであって、前記各情報端末は、ユーザ識別情報の入力を受けると、当該情報端末が設置されている場所を示す場所識別情報とともに、前記入力されたユーザ識別情報を前記文書転送サーバに通知し、前記文書転送サーバは、前記情報端末からの通知を受けると、前記スキャナアクセス用テーブルを参照して前記通知された場所識別情報に対応するスキャナアクセス用情報を特定し、前記格納場所アクセス用テーブルを参照して前記通知されたユーザ識別情報に対応する格納場所アクセス用情報を特定し、前記特定されたスキャナアクセス用情報を用いて、前記通知された場所識別情報により示される場所に設置されたスキャナから、当該スキャナに保持された電子文書を取得し、前記取得された電子文書を、前記特定された格納場所アクセス用情報を用いて、前記通知されたユーザ識別情報により示されるユーザ用の格納場所に格納することを特徴とする。
本発明に係る文書転送システムは、原稿をスキャンして電子文書を生成し当該電子文書を保持するスキャナが複数の場所の各々に設置されてなる環境において、前記各スキャナに保持された電子文書を転送する文書転送システムであって、前記複数の場所の各々に設置され、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付ける情報端末と、前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得する文書取得手段と、前記文書取得手段により取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納する文書登録手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る文書転送方法は、原稿をスキャンして電子文書を生成し当該電子文書を保持するスキャナが複数の場所の各々に設置されてなる環境において、前記各スキャナに保持された電子文書を転送する文書転送方法であって、前記複数の場所の各々に設置された情報端末を介して、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付けるステップと、前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得するステップと、前記取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納するステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る文書転送プログラムは、原稿をスキャンして電子文書を生成し当該電子文書を保持するスキャナが複数の場所の各々に設置されてなる環境において、コンピュータシステムに前記各スキャナに保持された電子文書を転送させるための文書転送プログラムであって、コンピュータシステムに、前記複数の場所の各々に設置された情報端末を介して、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付けるステップと、前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得するステップと、前記取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の場所の各々にスキャナが設置されてなる文書スキャンシステムであって、どの場所においても同様かつ簡易な操作により、その場所に設置されたスキャナを用いてスキャン文書を取得することができる文書スキャンシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る文書スキャンシステム1の全体構成を示すブロック図である。文書スキャンシステム1は、複数の場所の各々に設置されたスキャナを備え、あるユーザが任意の場所のスキャナでスキャンインした電子文書を、そのユーザに予め割り当てられた格納場所に転送するものである。本実施の形態では、好適な態様として、文書スキャンシステム1を電子会議システムに適用した場合を例にとって説明する。ただし、文書スキャンシステム1は、必ずしも電子会議システムに適用される必要はない。
図1において、文書スキャンシステム1は、複数の場所の各々に設置されたスキャナ10、ファイルサーバ20、データベース30、上記複数の場所の各々に設置された情報端末40、および文書転送サーバ50を有し、これらはインターネットやLAN等のネットワークNを介して有線または無線により相互に接続されている。図1では、複数の場所として2つの会議室X,Yが示されており、それぞれスキャナ10X,10Yおよび情報端末40X,40Yが設置されている。また、会議室X,Yには、それぞれの場所を識別するための場所識別情報RIDX,RIDYが予め設定されている。なお、ここでいう会議室とは、会議室の部屋の中のみならず、会議室の部屋の近傍も含む概念である。したがって、例えば、スキャナ10は会議室の部屋の外に設置されていてもよい。
文書スキャンシステム1の各ユーザには、本人認証用の非接触型のICカード5が予め発行されている。各ユーザのICカード5には、各ユーザを識別するためのユーザ識別情報が格納されている。図1では、2人のユーザA,Bが示されており、それぞれICカード5A,5Bを所有している。ICカード5A,5Bには、それぞれユーザ識別情報UIDA,UIDBが格納されている。ICカード5は、利便性の観点より非接触型であることが好ましいが、接触型であっても構わない。
なお、図1には2つの会議室が代表的に示されているが、実際にはより多くの会議室が存在しているものとする。ただし、会議室は2以上であればよい。また、図1には2人のユーザが代表的に示されているが、実際にはより多くのユーザが存在しているものとする。ただし、ユーザは1人以上であればよい。
<スキャナ>
スキャナ10は、原稿をスキャンして電子文書を生成し、生成された電子文書を保持する装置である。好適な一態様では、スキャナ10は、スキャン機能の他にプリント機能やファクシミリ機能を有するデジタル複合機である。具体的には、スキャナ10は、プラテン方式やシートスルー方式などの読取方式により、紙等の原稿の画像を光学的に読み取って画像データに変換する。そして、変換された画像データからファイル形式の電子文書(以下、「スキャン文書」と称す)を作成し、当該スキャン文書をスキャナ10内の記憶領域(例えば、いわゆる親展ボックス)に保存する。
このスキャナ10内の記憶領域には、セキュリティのため、読み出し制限が設定されている。そして、スキャナ10は、外部装置からスキャン文書の読み出し要求を受けた場合、所定の読み出し権限情報の提示があるときには読み出しを許可し、提示がないときには読み出しを禁止する。読み出し権限情報は、ここでは、ユーザ名およびパスワードである。スキャナ10Xにはユーザ名UXおよびパスワードPXが設定されており、スキャナ10Yにはユーザ名UYおよびパスワードPYが設定されている。
<ファイルサーバ>
ファイルサーバ20は、データを格納および管理するサーバであり、各ユーザに割り当てられた複数の格納場所を有する。図1には、複数の格納場所として、ユーザA用の格納場所20Aと、ユーザB用の格納場所20Bとが代表的に示されている。
それぞれの格納場所には、セキュリティのため、書き込み制限および読み出し制限が設定されている。そして、ファイルサーバ20は、ある格納場所に対するデータの書き込み要求を外部装置から受けた場合、その格納場所に設定された書き込み権限情報の提示があるときには書き込みを許可し、提示がないときには書き込みを禁止する。また、ファイルサーバ20は、ある格納場所に対するデータの読み出し要求を外部装置から受けた場合、その格納場所に設定された読み出し権限情報の提示があるときには読み出しを許可し、提示がないときには読み出しを禁止する。書き込み権限情報および読み出し権限情報は、ここでは、いずれもユーザ名およびパスワードである。格納場所20Aには、書き込み権限情報としてユーザ名UWAおよびパスワードPWAが設定されており、読み出し権限情報としてユーザ名URAおよびパスワードPRAが設定されている。格納場所20Bには、書き込み権限情報としてユーザ名UWBおよびパスワードPWBが設定されており、読み出し権限情報としてユーザ名URBおよびパスワードPRBが設定されている。
<データベース>
データベース30は、文書スキャンシステム1で用いられる各種データを格納している。図2は、データベース30に登録されているデータを示す図である。図2に示されるとおり、本実施の形態では、データベース30には、スキャナアクセス用テーブル31、格納場所アクセス用テーブル32、および文書取得用テーブル33が格納されている。
スキャナアクセス用テーブル31は、場所識別情報と、当該場所識別情報により示される場所に設置されたスキャナ10からデータを読み出すために必要なスキャナアクセス用情報とが対応付けられたテーブルである。ここで、スキャナアクセス用情報には、スキャナ10のネットワーク上の位置を示すスキャナアドレス(例えばIPアドレス)と、スキャナ10の読み出し制限に対応する読み出し権限情報(ユーザ名およびパスワード)とが含まれる。
格納場所アクセス用テーブル32は、ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報で示されるユーザ用の格納場所にデータを書き込むために必要な格納場所アクセス情報とが対応付けられたテーブルである。ここで、格納場所アクセス用情報には、格納場所のネットワーク上の位置を示す格納場所アドレス(例えばURL)と、格納場所の書き込み制限に対応する書き込み権限情報(ユーザ名およびパスワード)とが含まれる。
文書取得用テーブル33は、ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報で示されるユーザ用の格納場所からデータを読み出すために必要な文書取得用情報とが対応付けられたテーブルである。ここで、文書取得用情報には、格納場所のネットワーク上の位置を示す格納場所アドレスと、格納場所の読み出し制限に対応する読み出し権限情報(ユーザ名およびパスワード)とが含まれる。
<情報端末>
情報端末40は、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付けるものであればよいが、ここでは電子会議システム用の情報端末である。図3は、情報端末40の構成を示すブロック図である。図3において、情報端末40は、ICカードリーダ41、記憶装置42、ユーザインタフェース(UI)43、大型ディスプレイ44、および制御装置45を有する。
ICカードリーダ41は、各ユーザが所有するICカード5から当該カードに格納されているユーザ識別情報を読み出す非接触型の読取装置である。記憶装置42は、スキャン文書等のデータを記憶するハードディスク装置などである。UI43は、各種情報をユーザ(主として会議の話者)に提示するとともにユーザから操作入力を受け付けるインタフェースであり、ここでは小型(15型程度)のタッチパネル式ディスプレイである。大型ディスプレイ44は、スキャン文書等の各種画像を表示する50型以上程度のディスプレイである。ここでは、大型ディスプレイ44は、いわゆる電子黒板であり、画面上を指でタッチすることによって操作することができ、電子ペンで画面上に文字や図形等の書き込みを行うことができる。
制御装置45は、情報端末40全体の制御や各種の情報処理を行うコンピュータ等の装置である。制御装置45は、機能ブロックとして、ユーザ識別情報受付部45a、通知部45b、文書取得用情報特定部45c、文書取得部45d、および画面制御部45eを有する。
ユーザ識別情報受付部45aは、ICカードリーダ41により読み取られたユーザ識別情報を受け付け、当該ユーザ識別情報を通知部45bおよび文書取得用情報特定部45cに渡す。
通知部45bは、ユーザ識別情報受付部45aから受けたユーザ識別情報を、当該情報端末40が設置されている場所に設定された場所識別情報とともに文書転送サーバ50に送る。なお、場所識別情報は、情報端末40の所定の記憶領域に予め登録されているものとする。
文書取得用情報特定部45cは、ユーザ識別情報受付部45aから受けたユーザ識別情報に予め対応付けられている文書取得用情報を特定する。ここでは、データベース30の文書取得用テーブル33を参照し、受け取ったユーザ識別情報に対応する文書取得用情報を特定する。そして、特定した文書取得用情報を文書取得部45dに渡す。
文書取得部45dは、文書取得用情報(格納場所アドレスと読み出し権限情報とを含む)を受け取ると、その後、その文書取得用情報を用いて、ファイルサーバ20に格納されたスキャン文書をファイルサーバ20から取得する。具体的には、文書取得部45dは、所定のタイミングで、格納場所アドレスにより示される格納場所に読み出し権限情報を提示してアクセスし、当該格納場所にスキャン文書が格納されていれば、当該スキャン文書を取得する。例えば、文書取得部45dは、文書取得用情報を受け取った後、格納場所に定期的にアクセスして格納場所を監視し、格納場所にスキャン文書が格納されると当該スキャン文書を取得する。好適な一態様では、文書取得部45dは、UI43に対するユーザの操作指示に基づいて、上記格納場所の監視を開始または終了させる。ただし、文書取得部45dによる格納場所へのアクセスのタイミング、頻度、期間などは、適宜に設定されればよい。文書取得部45dは、ファイルサーバ20から取得したスキャン文書を記憶装置42に格納する。
画面制御部45eは、記憶装置42に格納されたスキャン文書を大型ディスプレイ44に表示させる。ここでは、画面制御部45eは、記憶装置42に格納された一以上のスキャン文書のうちどれを表示するかの選択を促す画面をUI43に表示させ、この画面上でユーザからスキャン文書の選択を受け付け、選択されたスキャン文書の画像を大型ディスプレイ44に表示させる。ただし、画面制御部45eは、例えば、記憶装置42にスキャン文書が格納されたとき、当該スキャン文書を即座に大型ディスプレイ44に表示させてもよい。
上記の各機能ブロック45a〜45eは、ここでは、ROM等の記憶媒体に格納されたプログラムがCPUによって実行されることにより実現される。ただし、各機能ブロック45a〜45eを実現する具体的な構成は特に限定されない。
<文書転送サーバ>
文書転送サーバ50は、各スキャナ10に保持されたスキャン文書をファイルサーバ20の各ユーザの格納場所に転送するサーバであり、例えばコンピュータで構成される。文書転送サーバ50は、大きく分けて2つの機能を有する。1つ目の機能は、複数の場所のうちある場所に設置された情報端末40に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、その場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、その場所に設置されたスキャナ10に保持されたスキャン文書を当該スキャナ10から取得する文書取得機能である。2つ目の機能は、文書取得機能により取得されたスキャン文書を、上記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、上記あるユーザ用の格納場所に格納する文書登録機能である。
図4は、文書転送サーバ50の構成を示すブロック図である。図4において、文書転送サーバ50は、その機能ブロックとして、通知受付部51、スキャナアクセス用情報特定部52、格納場所アクセス用情報特定部53、文書取得部54、および文書登録部55を有する。
通知受付部51は、情報端末40からユーザ識別情報および場所識別情報の通知を受け付ける。そして、場所識別情報をスキャナアクセス用情報特定部52に渡し、ユーザ識別情報を格納場所アクセス用情報特定部53に渡す。
スキャナアクセス用情報特定部52は、通知受付部51から受けた場所識別情報に予め対応付けられているスキャナアクセス用情報を特定する。ここでは、データベース30のスキャナアクセス用テーブル31を参照し、場所識別情報に対応するスキャナアクセス用情報を特定する。そして、特定したスキャナアクセス用情報を文書取得部54に渡す。
格納場所アクセス用情報特定部53は、通知受付部51から受けたユーザ識別情報に予め対応付けられている格納場所アクセス用情報を特定する。ここでは、データベース30の格納場所アクセス用テーブル32を参照し、ユーザ識別情報に対応する格納場所アクセス用情報を特定する。そして、特定した格納場所アクセス用情報を文書登録部55に渡す。
文書取得部54は、スキャナアクセス用情報特定部52からスキャナアクセス用情報(スキャナアドレスと読み出し権限情報とを含む)を受けると、その後、そのスキャナアクセス用情報を用いて、スキャナ10に保持されたスキャン文書を当該スキャナ10から取得する。具体的には、文書取得部54は、所定のタイミングで、スキャナアドレスで示されるスキャナ10に読み出し権限情報を提示してアクセスし、当該スキャナ10にスキャン文書が保持されていれば、当該スキャン文書を取得する。例えば、文書取得部54は、スキャナアクセス用情報を受け取った後、スキャナ10に定期的にアクセスしてスキャナ10を監視し、スキャナ10にスキャン文書が保持されると当該スキャン文書を取得する。好適な一態様では、文書取得部54は、UI43に対するユーザの操作指示に基づいて、上記スキャナ10の監視を開始または終了させる。ただし、文書取得部54によるスキャナ10へのアクセスのタイミング、頻度、期間などは、適宜に設定されればよい。文書取得部54は、スキャナ10から取得したスキャン文書を文書登録部55に渡す。
文書登録部55は、文書取得部54により取得されたスキャン文書を、格納場所アクセス用情報特定部53から受けた格納場所アクセス用情報(格納場所アドレスと書き込み権限情報とを含む)を用いて、ファイルサーバ20に格納する。具体的には、文書登録部55は、格納場所アドレスで示される格納場所に、書き込み権限情報を提示してアクセスし、スキャン文書を格納する。
上記各機能ブロック51〜55は、ここでは、ROM等の記憶媒体に格納されたプログラムがCPUによって実行されることにより実現される。ただし、各機能ブロック51〜55を実現する具体的な構成は特に限定されない。
<文書スキャンシステムの動作>
図5は、本実施の形態に係る文書スキャンシステム1の動作手順を示すフローチャートである。図5には、会議室XにおいてユーザAがスキャナ10Xを使用する場合が示されている。以下、図5に従って、文書スキャンシステム1の動作について具体的に説明する。
ある会議が会議室Xで開催される場合、その会議の話者であるユーザAは、最初に、会議室Xに設置された情報端末40XのICカードリーダ41に、自分のICカード5Aをかざす。
情報端末40Xにおいて、ICカードリーダ41にICカード5Aがかざされると、ユーザ識別情報受付部45aは、ICカードリーダ41を介して、ICカード5Aに格納されているユーザ識別情報UIDAを取得する(S1)。そして、当該ユーザ識別情報UIDAを通知部45bおよび文書取得用情報特定部45cに渡す。
通知部45bは、ユーザ識別情報UIDAを受けると、当該ユーザ識別情報UIDAを、情報端末40Xに予め登録されている場所識別情報RIDXとともに文書転送サーバ50に送る(S2)。
一方、文書取得用情報特定部45cは、ユーザ識別情報UIDAを受けると、データベース30の文書取得用テーブル33を参照し、ユーザ識別情報UIDAに対応する文書取得用情報(ADA,URA,PRA)を取得する(S3)。そして、当該文書取得用情報を文書取得部45dに渡す。
文書取得部45dは、文書取得用情報(ADA,URA,PRA)を受けると、格納場所アドレスADAで示される格納場所20Aに対し、読み出し権限情報(URA,PRA)の提示を伴う定期的なアクセスを開始する(S4)。
文書転送サーバ50において、通知受付部51は、情報端末40Xからユーザ識別情報UIDAおよび場所識別情報RIDXを受けると、場所識別情報RIDXをスキャナアクセス用情報特定部52に渡し、ユーザ識別情報UIDAを格納場所アクセス用情報特定部53に渡す。
スキャナアクセス用情報特定部52は、場所識別情報RIDXを受けると、データベース30のスキャナアクセス用テーブル31を参照し、場所識別情報RIDXに対応するスキャナアクセス用情報(ADX,UX,PX)を取得する(S5)。そして、当該スキャナアクセス用情報を文書取得部54に渡す。
一方、格納場所アクセス用情報特定部53は、ユーザ識別情報UIDAを受けると、データベース30の格納場所アクセス用テーブル32を参照し、ユーザ識別情報UIDAに対応する格納場所アクセス用情報(ADA,UWA,PWA)を取得する(S6)。そして、当該格納場所アクセス用情報を文書登録部55に渡す。
文書取得部54は、スキャナアクセス用情報(ADX,UX,PX)を受けると、スキャナアドレスADXで示されるスキャナ10Xに対し、読み出し権限情報(UX,PX)の提示を伴う定期的なアクセスを開始する(S7)。
ここで、例えば、会議中において、会議のメンバーが所持する紙文書を情報端末40Xの大型ディスプレイ44に表示したい場合、ユーザAは、その紙原稿をスキャナ10Xにセットし、スキャナ10Xのスキャン開始ボタン(不図示)を押下する。すると、スキャナ10Xは、セットされた紙原稿の画像を読み取ってスキャン文書DAを生成し、このスキャン文書DAを内部の記憶領域に保持する(S8)。
文書転送サーバ50において、文書取得部54は、スキャナ10Xに定期的にアクセスしてスキャナ10Xを監視しており、スキャナ10Xにスキャン文書DAが保持されると、このスキャン文書DAをスキャナ10Xから読み出す(S9)。なお、スキャナ10Xの記憶領域には読み出し制限が設定されているが、文書取得部54のアクセスは読み出し権限情報(UX,PX)を伴うので、文書取得部54によるスキャン文書DAの読み出しは許可される。文書取得部54は、取得したスキャン文書DAを文書登録部55に渡す。
文書登録部55は、スキャン文書DAを受けると、格納場所アクセス用情報特定部53から受けた格納場所アドレスADAにより示される格納場所20Aに、格納場所アクセス用情報特定部53から受けた書き込み権限情報(UWA,PWA)を提示してアクセスし、ファイルサーバ20の格納場所20Aにスキャン文書DAを格納する(S10)。なお、格納場所20Aには書き込み制限が設定されているが、文書登録部55のアクセスは書き込み権限情報(UWA,PWA)を伴うので、文書登録部55による格納場所20Aへのスキャン文書DAの格納は許可される。
情報端末40Xにおいて、文書取得部45dは、格納場所20Aに定期的にアクセスして格納場所20Aを監視しており、格納場所20Aにスキャン文書DAが格納されると、このスキャン文書DAを格納場所20Aから読み出す(S11)。そして、文書取得部45dは、取得したスキャン文書DAを記憶装置42に格納する。
画面制御部45eは、記憶装置42を監視しており、記憶装置42にスキャン文書DAが格納されると、このスキャン文書DAの縮小画像をUI43の表示画面上に表示させる。このUI43の表示画面上においてユーザがスキャン文書DAの縮小画像をタッチして選択すると、画面制御部45eは、この選択操作に応じてスキャン文書DAを大型ディスプレイ44に表示させる(S12)。
このように、会議室Xにおいて、ユーザAが情報端末40Xに自分のICカード5Aをかざした後に、スキャナ10Xを用いて紙原稿をスキャンすると、自動的に、スキャン文書DAが情報端末40Xに取り込まれ、スキャン文書DAの縮小画像が情報端末40XのUI43上に表示される。そして、ユーザAが当該縮小画像をタッチすると、スキャン文書DAの画像が大型ディスプレイ44に映し出される。
以上説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施の形態では、複数の場所の各々に、スキャナおよび情報端末が設置される。文書転送サーバは、複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、その場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、その場所に設置されたスキャナに保持されたスキャン文書を当該スキャナから取得する。そして、取得したスキャン文書を、そのユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、そのユーザ用の格納場所に格納する。このため、本実施の形態によれば、複数の場所の各々にスキャナが設置された環境において、ユーザは、どの場所においても同様かつ簡易な操作により、その場所に設置されたスキャナを用いて、紙文書を電子化し、得られたスキャン文書を自分用の格納場所に格納することができる。
(2)スキャナおよび情報端末が複数の会議室に設置されるので、会議において、迅速に、メンバーが所持する紙文書を電子文書に変換し、この電子文書をアクセス可能な格納場所に保存することができる。特に、電子会議システムでは、紙文書を電子会議システムに迅速に取り込むことができる。
(3)文書転送サーバは、情報端末にユーザ識別情報が入力された後、スキャナを監視し、当該スキャナにスキャン文書が保持されると当該スキャン文書を取得する。これにより、スキャナによって生成されたスキャン文書を迅速にユーザの格納場所に転送することができる。ここで、文書転送サーバがユーザの操作指示に基づいてスキャナの監視を開始または終了させる構成とすれば、ユーザの意思で監視期間を設定することができ、利便性を向上させることができる。また、監視期間を転送が必要な期間に限定することができるので、スキャン文書の転送の誤りの防止や処理の削減を図ることができる。
(4)各スキャナに保持されるスキャン文書には読み出し制限が設定されており、スキャナアクセス用情報には当該読み出し制限に対応する読み出し権限情報が含まれる。このため、スキャナからスキャン文書が不正に読み出されるセキュリティ上の危険を防止しつつ、スキャナから格納場所へのスキャン文書の転送を実現することができる。
(5)格納場所には書き込み制限が設定されており、格納場所アクセス用情報には当該書き込み制限に対応する書き込み権限情報が含まれる。このため、格納場所への不正アクセスを防止しつつ、スキャン文書の自動転送を実現することができる。
(6)情報端末は、入力されたユーザ識別情報に予め対応付けられた文書取得用情報を用いて、当該ユーザ識別情報により示されるユーザ用の格納場所からスキャン文書を取得する。このため、例えば情報端末が電子会議用の端末である場合、スキャン文書を迅速に電子会議に利用することが可能となる。例えば、スキャン後すぐに、スキャン文書を情報端末のUI画面あるいは大型ディスプレイに表示することができる。
(7)格納場所には読み出し制限が設定されており、文書取得用情報には当該読み出し制限に対応する読み出し権限情報が含まれる。このため、格納場所からスキャン文書が不正に読み出されるセキュリティ上の危険を防止しつつ、格納場所から情報端末にスキャン文書を取り込むことができる。
[第2の実施の形態]
図6は、第2の実施の形態に係る文書スキャンシステム2の全体構成を示すブロック図である。図6に示されるとおり、この文書スキャンシステム2は、上記の文書スキャンシステム1と殆ど同じ構成を有している。以下の説明においては、文書スキャンシステム1と相違する点について詳しく説明し、共通する点については説明を省略または簡略化する。また、文書スキャンシステム1と共通する部分には同一の符号を付す。
図6において、文書スキャンシステム2は、第1の実施の形態と同様、複数の場所の各々に設置されたスキャナ10、ファイルサーバ60、データベース70、複数の場所の各々に設置された情報端末80、および文書転送サーバ90を有する。図6では、複数の場所として2つの会議室X,Yが代表的に示されており、それぞれスキャナ10X,10Yおよび情報端末80X,80Yが設置されている。また、会議室X,Yには、それぞれの場所を識別するための場所識別情報RIDX,RIDYが予め設定されている。
文書スキャンシステム2の各ユーザには、第1の実施の形態と同様、ICカード5が予め発行されている。図6では、2人のユーザA,Bが代表的に示されており、それぞれICカード5A,5Bを所有している。ICカード5A,5Bには、それぞれユーザ識別情報UIDA,UIDBが格納されている。
<スキャナ>
スキャナ10は、第1の実施の形態と同様、原稿をスキャンしてスキャン文書を生成し、このスキャン文書を内部の記憶領域に保持する装置である。そして、このスキャナ10内の記憶領域には、読み出し制限が設定されている。スキャナ10Xにはユーザ名UXおよびパスワードPXが設定されており、スキャナ10Yにはユーザ名UYおよびパスワードPYが設定されている。
<ファイルサーバ>
ファイルサーバ60は、本実施の形態では、それぞれの会議に割り当てられた複数の格納場所を有する。図6には、複数の格納場所として、会議J用の格納場所60Jと、会議K用の格納場所60Kとが代表的に示されている。
それぞれの格納場所には、データの書き込みおよび読み出しを制限するアクセス制限が設定されている。そして、ファイルサーバ60は、ある格納場所に対するアクセス要求を外部装置から受けた場合、所定のアクセス権限情報の提示があるときにはアクセスを許可し、提示がないときにはアクセスを禁止する。ここでは、ある格納場所についての上記所定のアクセス権限情報は、その格納場所に対応する会議の参加登録ユーザに設定されたアクセス権限情報のうちのいずれかである。ここで、会議の参加登録ユーザとは、文書スキャンシステム2のユーザのうち、当該会議の参加者として予め登録されているユーザである。また、各ユーザには、アクセス権限情報が予め設定されている。
<データベース>
データベース70は、文書スキャンシステム2で用いられる各種データを格納している。図7は、データベース70に登録されているデータを示す図である。図7に示されるとおり、本実施の形態では、データベース70には、会議参加者テーブル71、格納場所アドレステーブル72、アクセス権限情報テーブル73、およびスキャナアクセス用テーブル74が格納されている。
会議参加者テーブル71は、会議を識別するための会議識別情報(ここでは会議名)と、当該会議の参加ユーザのユーザ識別情報とが対応付けられたテーブルである。
格納場所アドレステーブル72は、会議名と、当該会議名により示される会議に割り当てられた格納場所のネットワーク上の位置を示す格納場所アドレス(例えばURL)とが対応付けられたテーブルである。
アクセス権限情報テーブル73は、ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報により示されるユーザに設定されたアクセス権限情報とが対応付けられたテーブルである。ここでは、アクセス権限情報は、ユーザ名およびパスワードである。
スキャナアクセス用テーブル74は、場所識別情報と、当該場所識別情報により示される場所に設置されたスキャナ10からデータを読み出すために必要なスキャナアクセス用情報とが対応付けられたテーブルである。ここで、スキャナアクセス用情報には、スキャナ10のネットワーク上の位置を示すスキャナアドレス(例えばIPアドレス)と、スキャナ10の読み出し制限に対応する読み出し権限情報(ユーザ名およびパスワード)とが含まれる。
<情報端末>
情報端末80は、電子会議システム用の情報端末であり、図8に示される構成を有する。図8において、情報端末80は、ICカードリーダ81、記憶装置82、UI83、大型ディスプレイ84、および制御装置85を有する。これらは、制御装置85を除いて、第1の実施の形態と同様のものである。
制御装置85は、本実施の形態では、機能ブロックとして、ユーザ識別情報受付部85a、会議特定部85b、格納場所アクセス用情報特定部85c、通知部85d、文書取得部85e、および画面制御部85fを有する。
ユーザ識別情報受付部85aは、ICカードリーダ81により読み取られたユーザ識別情報を受け付け、当該ユーザ識別情報を会議特定部85bに渡す。
会議特定部85bは、ユーザ識別情報受付部85aからユーザ識別情報を受けると、そのユーザ識別情報に予め対応付けられた会議をユーザに提示し、ユーザから会議の選択を受け付ける。具体的には、会議特定部85bは、データベース70の会議参加者テーブル71を参照し、受け取ったユーザ識別情報に対応する会議名を抽出する。そして、抽出された会議名をUI83の画面上に表示し、当該画面上でユーザからの会議名の選択操作を受け付ける。会議特定部85bは、選択された会議名をユーザ識別情報とともに格納場所アクセス用情報特定部85cに渡す。
格納場所アクセス用情報特定部85cは、会議特定部85bから受けた会議名またはユーザ識別情報に予め対応付けられている格納場所アクセス用情報を特定する。ここでは、データベース70の格納場所アドレステーブル72を参照し、受け取った会議名に対応する格納場所アドレスを特定する。また、アクセス権限情報テーブル73を参照し、受け取ったユーザ識別情報に対応するアクセス権限情報を特定する。そして、特定した格納場所アドレスおよびアクセス権限情報を、格納場所アクセス用情報として、通知部85dおよび文書取得部85eに渡す。
通知部85dは、格納場所アクセス用情報特定部85cから受けた格納場所アクセス用情報を、当該情報端末80が設置されている場所に設定された場所識別情報とともに文書転送サーバ90に送る。なお、場所識別情報は、情報端末80の所定の記憶領域に予め登録されているものとする。
文書取得部85eは、格納場所アクセス用情報特定部85cから格納場所アクセス用情報(格納場所アドレスとアクセス権限情報とを含む)を受け取ると、その後、その格納場所アクセス用情報を用いて、ファイルサーバ60に格納されたスキャン文書をファイルサーバ60から取得する。具体的には、文書取得部85eは、所定のタイミングで、格納場所アドレスにより示される格納場所にアクセス権限情報を提示してアクセスし、当該格納場所にスキャン文書が格納されていれば、当該スキャン文書を取得する。例えば、文書取得部85eは、格納場所アクセス用情報を受け取った後、格納場所に定期的にアクセスして格納場所を監視し、格納場所にスキャン文書が格納されると当該スキャン文書を取得する。好適な一態様では、文書取得部85eは、UI83に対するユーザの操作指示に基づいて、上記格納場所の監視を開始または終了させる。ただし、文書取得部85eによる格納場所へのアクセスのタイミング、頻度、期間などは、適宜に設定されればよい。文書取得部85eは、格納場所から取得したスキャン文書を記憶装置82に格納する。
画面制御部85fは、記憶装置82に格納されたスキャン文書を大型ディスプレイ84に表示させる。ここでは、画面制御部85fは、記憶装置82に格納された一以上のスキャン文書のうちどれを表示するかの選択を促す画面をUI83に表示させ、この画面上でユーザからスキャン文書の選択を受け付け、選択されたスキャン文書の画像を大型ディスプレイ84に表示させる。ただし、画面制御部85fは、例えば、記憶装置82にスキャン文書が格納されたとき、当該スキャン文書を即座に大型ディスプレイ84に表示させてもよい。
<文書転送サーバ>
文書転送サーバ90は、各スキャナ10に保持されたスキャン文書をファイルサーバ60の各会議用の格納場所に転送するサーバである。
図9は、文書転送サーバ90の構成を示すブロック図である。図9において、文書転送サーバ90は、その機能ブロックとして、通知受付部91、スキャナアクセス用情報特定部92、文書取得部93、および文書登録部94を有する。
通知受付部91は、情報端末80から格納場所アクセス用情報および場所識別情報の通知を受け付ける。そして、場所識別情報をスキャナアクセス用情報特定部92に渡し、格納場所アクセス用情報を文書登録部94に渡す。
スキャナアクセス用情報特定部92は、通知受付部91から受けた場所識別情報に予め対応付けられているスキャナアクセス用情報を特定する。ここでは、データベース70のスキャナアクセス用テーブル74を参照し、場所識別情報に対応するスキャナアクセス用情報を特定する。そして、特定したスキャナアクセス用情報を文書取得部93に渡す。
文書取得部93は、スキャナアクセス用情報特定部92からスキャナアクセス用情報(スキャナアドレスと読み出し権限情報とを含む)を受けると、その後、そのスキャナアクセス用情報を用いて、スキャナ10に保持されたスキャン文書を当該スキャナ10から取得する。具体的には、文書取得部93は、所定のタイミングで、スキャナアドレスで示されるスキャナ10に読み出し権限情報を提示してアクセスし、当該スキャナ10にスキャン文書が保持されていれば、当該スキャン文書を取得する。例えば、文書取得部93は、スキャナアクセス用情報を受け取った後、スキャナ10に定期的にアクセスしてスキャナ10を監視し、スキャナ10にスキャン文書が保持されると当該スキャン文書を取得する。好適な一態様では、文書取得部93は、UI83に対するユーザの操作指示に基づいて、上記スキャナ10の監視を開始または終了させる。ただし、文書取得部93によるスキャナ10へのアクセスのタイミング、頻度、期間などは、適宜に設定されればよい。文書取得部93は、スキャナ10から取得したスキャン文書を文書登録部94に渡す。
文書登録部94は、文書取得部93により取得されたスキャン文書を、通知受付部91から受けた格納場所アクセス用情報(格納場所アドレスとアクセス権限情報とを含む)を用いて、ファイルサーバ60に格納する。具体的には、文書登録部94は、格納場所アドレスで示される格納場所に、アクセス権限情報を提示してアクセスし、スキャン文書を格納する。
<文書スキャンシステムの動作>
図10は、本実施の形態に係る文書スキャンシステム2の動作手順を示すフローチャートである。図10には、会議室Xにおいて、ユーザAが、会議Jを開始し、スキャナ10Xを使用する場合が示されている。以下、図10に従って、文書スキャンシステム2の動作について具体的に説明する。
会議Jが会議室Xで開催される場合、その会議Jの話者であるユーザAは、最初に、会議室Xに設置された情報端末80XのICカードリーダ81に、自分のICカード5Aをかざす。
情報端末80Xにおいて、ICカードリーダ81にICカード5Aがかざされると、ユーザ識別情報受付部85aは、ICカードリーダ81を介して、ICカード5Aに格納されているユーザ識別情報UIDAを取得する(S21)。そして、当該ユーザ識別情報UIDAを会議特定部85bに渡す。
会議特定部85bは、ユーザ識別情報UIDAを受けると、データベース70の会議参加者テーブル71を参照し、ユーザ識別情報UIDAに対応する会議名(ここでは、MNJ,MNL,MNM)を抽出する。そして、会議特定部85bは、抽出した会議名をUI83の画面上に表示し、会議の選択をユーザに促す。ここでは、ユーザAは、会議Jを開催するので、UI83の画面上で会議名MNJをタッチして選択する。すると、会議特定部85bは、この会議名MNJの選択を受け付ける(S22)。そして、会議特定部85bは、選択された会議名MNJをユーザ識別情報UIDAとともに格納場所アクセス用情報特定部85cに渡す。
格納場所アクセス用情報特定部85cは、会議特定部85bから上記情報(MNJ,UIDA)を受けると、データベース70の格納場所アドレステーブル72を参照し、会議名MNJに対応する格納場所アドレスADJを取得するとともに、アクセス権限情報テーブル73を参照し、UIDAに対応するアクセス権限情報(UA,PA)を取得する(S23)。そして、取得した格納場所アドレスADJおよびアクセス権限情報(UA,PA)を、格納場所アクセス用情報として通知部85dおよび文書取得部85eに渡す。
通知部85dは、格納場所アクセス用情報(ADJ,UA,PA)を受けると、当該情報を、情報端末80Xに予め登録されている場所識別情報RIDXとともに文書転送サーバ90に送る(S24)。
一方、文書取得部85eは、格納場所アクセス用情報(ADJ,UA,PA)を受けると、格納場所アドレスADJで示される格納場所60Jに対し、アクセス権限情報(UA,PA)の提示を伴う定期的なアクセスを開始する(S25)。
文書転送サーバ90において、通知受付部91は、情報端末80Xから格納場所アクセス用情報(ADJ,UA,PA)および場所識別情報RIDXを受けると、場所識別情報RIDXをスキャナアクセス用情報特定部92に渡し、格納場所アクセス用情報(ADJ,UA,PA)を文書登録部94に渡す。
スキャナアクセス用情報特定部92は、場所識別情報RIDXを受けると、データベース70のスキャナアクセス用テーブル74を参照し、場所識別情報RIDXに対応するスキャナアクセス用情報(ADX,UX,PX)を取得する(S26)。そして、当該スキャナアクセス用情報を文書取得部93に渡す。
文書取得部93は、スキャナアクセス用情報(ADX,UX,PX)を受けると、スキャナアドレスADXで示されるスキャナ10Xに対し、読み出し権限情報(UX,PX)の提示を伴う定期的なアクセスを開始する(S27)。
ここで、例えば、会議中において、会議のメンバーが所持する紙文書を情報端末80Xの大型ディスプレイ84に表示したい場合、ユーザAは、その紙原稿をスキャナ10Xにセットし、スキャナ10Xのスキャン開始ボタン(不図示)を押下する。すると、スキャナ10Xは、セットされた紙原稿の画像を読み取ってスキャン文書DJを生成し、このスキャン文書DJを内部の記憶領域に保持する(S28)。
文書転送サーバ90において、文書取得部93は、スキャナ10Xに定期的にアクセスしてスキャナ10Xを監視しており、スキャナ10Xにスキャン文書DJが保持されると、このスキャン文書DJをスキャナ10Xから読み出す(S29)。なお、スキャナ10Xの記憶領域には読み出し制限が設定されているが、文書取得部93のアクセスは読み出し権限情報(UX,PX)を伴うので、文書取得部93によるスキャン文書DJの読み出しは許可される。文書取得部93は、取得したスキャン文書DJを文書登録部94に渡す。
文書登録部94は、スキャン文書DJを受けると、通知受付部91から受けた格納場所アドレスADJにより示される格納場所60Jに、通知受付部91から受けたアクセス権限情報(UA,PA)を提示してアクセスし、スキャン文書DJを格納する(S30)。なお、格納場所60Jにはアクセス制限が設定されているが、文書登録部94のアクセスは会議Jの参加登録ユーザAのアクセス権限情報(UA,PA)を伴うので、文書登録部94による格納場所60Jへのスキャン文書DJの格納は許可される。
情報端末80Xにおいて、文書取得部85eは、格納場所60Jに定期的にアクセスして格納場所60Jを監視しており、格納場所60Jにスキャン文書DJが格納されると、このスキャン文書DJを格納場所60Jから読み出す(S31)。そして、文書取得部85eは、取得したスキャン文書DJを記憶装置82に格納する。
画面制御部85fは、記憶装置82を監視しており、記憶装置82にスキャン文書DJが格納されると、このスキャン文書DJの縮小画像をUI83の表示画面上に表示させる。このUI83の表示画面上においてユーザがスキャン文書DJの縮小画像をタッチして選択すると、画面制御部85fは、この選択操作に応じてスキャン文書DJを大型ディスプレイ84に表示させる(S32)。
このように、会議室Xにおいて、ユーザAが情報端末80Xに自分のICカード5Aをかざし、会議Jを選択した後に、スキャナ10Xを用いて紙原稿をスキャンすると、自動的に、スキャン文書DJが情報端末80Xに取り込まれ、スキャン文書DJの縮小画像が情報端末80XのUI83上に表示される。そして、ユーザAが当該縮小画像をタッチすると、スキャン文書DJの画像が大型ディスプレイ84に映し出される。
会議Jを終了させる場合、ユーザAは、情報端末80XのUI83に表示された会議終了ボタンをタッチする。すると、情報端末80Xは、格納場所60Jの監視を停止するとともに、文書転送サーバ90に会議Jの終了を通知して文書転送処理を停止させる。さらに、情報端末80Xは、大型ディスプレイ84に表示されたスキャン文書を、会議の名称、会議の日時、および会議の参加者を含む会議情報を付して、格納場所60J等の所定の記憶領域に会議Jの議事録として登録する。
以上説明した本実施の形態によれば、第1の実施の形態で得られる(1)〜(7)の効果と同様の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(8)本実施の形態では、電子会議システムのディスプレイ上に表示されたスキャン文書を、会議情報を付して所定の記憶領域に格納する。このため、議事録を作成する手間を軽減することができ、利便性が高い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明が上記第1または第2の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記の実施の形態では、ユーザ認証のためにICカードを用いているが、これに限られず、ユーザ名/パスワードやバイオメトリクス情報などを用いてもよい。すなわち、ICカードリーダによるICカードの読み取りは、ユーザ名/パスワードの手入力や指紋センサによる指紋の特徴情報の読み取りなどに変更可能である。
また、上記の実施の形態では、スキャナはスキャナ内部の記憶領域にスキャン文書を保持するが、スキャナ外部の記憶領域に保持する構成であってもよい。
また、上記の実施の形態では、情報端末がファイルサーバからスキャン文書を自動的にダウンロードしているが、ファイルサーバからスキャン文書を取得するためのパスは、これに限定されるものではない。例えば、ユーザは、情報端末以外のPCを用いてファイルサーバにアクセスし、スキャン文書を取得することができる。
また、スキャナの記憶領域の読み出し制限、格納場所の書き込み制限、または格納場所の読み出し制限は、適宜省略されてもよい。
第1の実施の形態に係る文書スキャンシステムの全体構成を示すブロック図である。 データベースに登録されているデータを示す図である。 情報端末の構成を示すブロック図である。 文書転送サーバの構成を示すブロック図である。 文書スキャンシステムの動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る文書スキャンシステムの全体構成を示すブロック図である。 データベースに登録されているデータを示す図である。 情報端末の構成を示すブロック図である。 文書転送サーバの構成を示すブロック図である。 文書スキャンシステムの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2 文書スキャンシステム、5(5A,5B) ICカード、10(10X,10Y) スキャナ、20,60 ファイルサーバ、30,70 データベース、40(40X,40Y),80(80X,80Y) 情報端末、50,90 文書転送サーバ。

Claims (16)

  1. 複数の場所の各々に設置され、原稿をスキャンして電子文書を生成し、当該電子文書を保持するスキャナと、
    前記複数の場所の各々に設置され、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付ける情報端末と、
    前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得する文書取得手段と、
    前記文書取得手段により取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納する文書登録手段と、
    を有することを特徴とする文書スキャンシステム。
  2. 請求項1に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記複数の場所は、複数の会議室であることを特徴とする文書スキャンシステム。
  3. 請求項2に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記複数の会議室のうちある会議室に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その情報端末を介して、そのユーザ識別情報に予め対応付けられた一以上の会議をそのユーザに提示し、そのユーザから会議の選択を受け付ける会議特定手段をさらに有し、
    前記文書登録手段は、前記選択された会議に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記選択された会議用の格納場所に電子文書を格納することを特徴とする文書スキャンシステム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記文書取得手段は、前記ユーザ識別情報が入力された後、前記スキャナを監視し、当該スキャナに電子文書が保持されると当該電子文書を取得することを特徴とする文書スキャンシステム。
  5. 請求項4に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記文書取得手段は、ユーザからの操作指示に基づいて、前記スキャナの監視を開始または終了させることを特徴とする文書スキャンシステム。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記各スキャナに保持される電子文書には、読み出し制限が設定されており、
    前記スキャナアクセス用情報には、スキャナから電子文書を取得するための読み出し権限情報が含まれることを特徴とする文書スキャンシステム。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記格納場所には、書き込み制限が設定されており、
    前記格納場所アクセス用情報には、格納場所に電子文書を格納するための書き込み権限情報が含まれることを特徴とする文書スキャンシステム。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記情報端末は、前記ユーザ識別情報または前記会議に予め対応付けられた文書取得用情報を用いて、前記格納場所から電子文書を取得することを特徴とする文書スキャンシステム。
  9. 請求項8に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記格納場所には、読み出し制限が設定されており、
    前記文書取得用情報には、格納場所から電子文書を取得するための読み出し権限情報が含まれることを特徴とする文書スキャンシステム。
  10. 請求項8または9に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記情報端末は、前記格納場所から取得した電子文書を電子会議システムのディスプレイ上に表示させることを特徴とする文書スキャンシステム。
  11. 請求項10に記載の文書スキャンシステムであって、
    会議の名称、会議の時間、または会議の参加者を含む会議情報を付して、前記ディスプレイ上に表示された電子文書を所定の記憶領域に格納することを特徴とする文書スキャンシステム。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の文書スキャンシステムであって、
    前記情報端末は、ICカードリーダを介して、ユーザが所有するICカードから当該ユーザのユーザ識別情報を読み取ることを特徴とする文書スキャンシステム。
  13. 複数の場所の各々に設置され、原稿をスキャンして電子文書を生成し、当該電子文書を保持するスキャナと、
    前記複数の場所の各々に設置され、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付ける情報端末と、
    各スキャナに保持された電子文書を各ユーザ用の格納場所に転送する文書転送サーバと、
    前記場所を識別するための場所識別情報と、当該場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を取得するために必要なスキャナアクセス用情報とが対応付けられたスキャナアクセス用テーブルと、
    前記ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報により示されるユーザ用の格納場所に電子文書を格納するために必要な格納場所アクセス用情報とが対応付けられた格納場所アクセス用テーブルと、
    を有する文書スキャンシステムであって、
    前記各情報端末は、ユーザ識別情報の入力を受けると、当該情報端末が設置されている場所を示す場所識別情報とともに、前記入力されたユーザ識別情報を前記文書転送サーバに通知し、
    前記文書転送サーバは、前記情報端末からの通知を受けると、
    前記スキャナアクセス用テーブルを参照して前記通知された場所識別情報に対応するスキャナアクセス用情報を特定し、
    前記格納場所アクセス用テーブルを参照して前記通知されたユーザ識別情報に対応する格納場所アクセス用情報を特定し、
    前記特定されたスキャナアクセス用情報を用いて、前記通知された場所識別情報により示される場所に設置されたスキャナから、当該スキャナに保持された電子文書を取得し、
    前記取得された電子文書を、前記特定された格納場所アクセス用情報を用いて、前記通知されたユーザ識別情報により示されるユーザ用の格納場所に格納する、
    ことを特徴とする文書スキャンシステム。
  14. 原稿をスキャンして電子文書を生成し当該電子文書を保持するスキャナが複数の場所の各々に設置されてなる環境において、前記各スキャナに保持された電子文書を転送する文書転送システムであって、
    前記複数の場所の各々に設置され、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付ける情報端末と、
    前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得する文書取得手段と、
    前記文書取得手段により取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納する文書登録手段と、
    を有することを特徴とする文書転送システム。
  15. 原稿をスキャンして電子文書を生成し当該電子文書を保持するスキャナが複数の場所の各々に設置されてなる環境において、前記各スキャナに保持された電子文書を転送する文書転送方法であって、
    前記複数の場所の各々に設置された情報端末を介して、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付けるステップと、
    前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得するステップと、
    前記取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納するステップと、
    を有することを特徴とする文書転送方法。
  16. 原稿をスキャンして電子文書を生成し当該電子文書を保持するスキャナが複数の場所の各々に設置されてなる環境において、コンピュータシステムに前記各スキャナに保持された電子文書を転送させるための文書転送プログラムであって、コンピュータシステムに、
    前記複数の場所の各々に設置された情報端末を介して、ユーザから当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受け付けるステップと、
    前記複数の場所のうちある場所に設置された情報端末に、あるユーザのユーザ識別情報が入力されると、その後、前記ある場所に予め対応付けられたスキャナアクセス用情報を用いて、前記ある場所に設置されたスキャナに保持された電子文書を当該スキャナから取得するステップと、
    前記取得された電子文書を、前記あるユーザのユーザ識別情報に予め対応付けられた格納場所アクセス用情報を用いて、前記あるユーザ用の格納場所に格納するステップと、
    を実行させることを特徴とする文書転送プログラム。

JP2004322607A 2004-11-05 2004-11-05 文書スキャンシステム Pending JP2006135671A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322607A JP2006135671A (ja) 2004-11-05 2004-11-05 文書スキャンシステム
US11/369,398 US20060151607A1 (en) 2004-11-05 2006-03-07 Document scan system, document transfer system, document transfer method, and storage medium readable by a computer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322607A JP2006135671A (ja) 2004-11-05 2004-11-05 文書スキャンシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006135671A true JP2006135671A (ja) 2006-05-25

Family

ID=36652315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004322607A Pending JP2006135671A (ja) 2004-11-05 2004-11-05 文書スキャンシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060151607A1 (ja)
JP (1) JP2006135671A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328643A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 閲覧管理装置、その管理方法及びプログラム
JP2017162512A (ja) * 2012-07-12 2017-09-14 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、機器、情報処理方法、及びプログラム
US10901605B2 (en) 2015-12-18 2021-01-26 Ricoh Company, Ltd. Electronic whiteboard, method for displaying data, and image processing system

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7708189B1 (en) 2002-05-17 2010-05-04 Cipriano Joseph J Identification verification system and method
US7860318B2 (en) 2004-11-09 2010-12-28 Intelli-Check, Inc System and method for comparing documents
JP2008244518A (ja) 2007-03-23 2008-10-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置管理システム、画像形成装置、管理装置、端末装置、画像形成装置管理方法、画像形成プログラム
JP4654251B2 (ja) * 2008-01-25 2011-03-16 株式会社沖データ 画像読取装置及び画像読取方法
JP4521449B2 (ja) * 2008-02-13 2010-08-11 シャープ株式会社 原稿読取装置及び画像形成装置
US10095375B2 (en) 2008-07-09 2018-10-09 Apple Inc. Adding a contact to a home screen
US10354004B2 (en) 2012-06-07 2019-07-16 Apple Inc. Intelligent presentation of documents
US10373409B2 (en) * 2014-10-31 2019-08-06 Intellicheck, Inc. Identification scan in compliance with jurisdictional or other rules
US11645378B2 (en) 2018-05-02 2023-05-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Document security keys

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2865827B2 (ja) * 1990-08-13 1999-03-08 株式会社日立製作所 会議システムにおけるデータ蓄積方法
US6061478A (en) * 1997-05-21 2000-05-09 Ricoh Company, Ltd. Content-based filing and retrieval system for name cards and hankos
US6483610B1 (en) * 1999-09-09 2002-11-19 Hewlett-Packard Company Mounting system for two-dimensional scanner
US6824045B2 (en) * 2000-04-20 2004-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Method and system for using multiple smartcards in a reader
EP1260057A2 (en) * 2000-05-19 2002-11-27 Sony Corporation Network conferencing system
JP4824855B2 (ja) * 2000-10-31 2011-11-30 浜松ホトニクス株式会社 空間光変調器および光パルス波形制御装置
US20070005809A1 (en) * 2001-09-14 2007-01-04 Youichi Kobayashi Network information processing system and network information processing method
JP2004086562A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Fujitsu Ltd コンテンツ中継装置及びコンテンツ中継方法及びコンテンツ中継プログラム
EP1477914A3 (en) * 2003-05-13 2006-02-01 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, method, and program and recording medium
US7826101B2 (en) * 2003-06-25 2010-11-02 Ricoh Company, Ltd. Document management method, document management program, recording medium, and document management apparatus
US7467190B2 (en) * 2003-10-06 2008-12-16 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for alert distribution and archive sharing
US7324463B2 (en) * 2004-02-09 2008-01-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication control apparatus and network management system using the same
US7653683B2 (en) * 2004-03-24 2010-01-26 Electronics For Imaging, Inc. Systems for providing information access to network devices
US7475336B2 (en) * 2004-08-11 2009-01-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Document information processing apparatus and document information processing program
JP4033182B2 (ja) * 2004-09-03 2008-01-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 資料配付システム、資料配付方法、およびコンピュータプログラム
US8537997B2 (en) * 2005-07-27 2013-09-17 Cisco Technology, Inc. RFID for available resources not connected to the network

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328643A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 閲覧管理装置、その管理方法及びプログラム
US8804576B2 (en) 2006-06-09 2014-08-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Browsing management apparatus, browsing management method, and program product thereof
JP2017162512A (ja) * 2012-07-12 2017-09-14 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、機器、情報処理方法、及びプログラム
US10901605B2 (en) 2015-12-18 2021-01-26 Ricoh Company, Ltd. Electronic whiteboard, method for displaying data, and image processing system

Also Published As

Publication number Publication date
US20060151607A1 (en) 2006-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8949973B2 (en) Image processing apparatus
US20060151607A1 (en) Document scan system, document transfer system, document transfer method, and storage medium readable by a computer
US8253972B2 (en) Image processing system, image processing apparatus, authorized person information management apparatus, image processing method, and computer readable medium
EP1729499B1 (en) Management of physical security credentials at a multifunction device
US8218179B2 (en) Plurality of terminal devices, imaging forming apparatus and system for communicating image data based on registration data
JP2007018346A (ja) 処理装置およびその制御方法ならびにコンピュータプログラム
CN106657712B (zh) 发送装置及其控制方法
JP5375352B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および情報処理装置の制御プログラム
JP2014081779A (ja) 機器管理システム、周辺機器、及びその制御方法。
US20170257517A1 (en) Systems and methods for printing a document using a graphical code image
JP2007213511A (ja) 会議支援システム
JP2008177825A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US8368936B2 (en) Conference system and image data management method
JP2009020785A (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
US20090174901A1 (en) Image forming device, image forming method, and image forming program
JP5261130B2 (ja) 画像形成装置及び画像出力システム
JP2006113797A (ja) ネットワークプリンタシステムおよび文書印刷方法
US8392979B2 (en) Document processing automated system and image forming apparatus
JP2019050530A (ja) 画像処理装置とその処理方法及びプログラム
KR100746251B1 (ko) 문서 스캔 시스템, 문서 전송 시스템, 문서 전송 방법, 및컴퓨터로 읽기 가능한 기록 매체
JP2007214722A (ja) 電子会議システム用の会議管理サーバ、画像情報送信装置及び電子会議端末、並びに、電子会議システム用の会議管理サーバプログラム、画像情報送信プログラム及び電子会議端末プログラム
JP7467834B2 (ja) 画像処理システム、閲覧画像生成装置、端末装置、情報処理装置及びプログラム
JP2009118310A (ja) 会議支援システム、情報表示装置、送信方法、プログラム及び記録媒体
JP6042923B2 (ja) スキャン制御サーバ及びスキャン制御方法
JP5761288B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および情報処理装置の制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091020