JP7467834B2 - 画像処理システム、閲覧画像生成装置、端末装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

画像処理システム、閲覧画像生成装置、端末装置、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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本発明は、画像処理システム、閲覧画像生成装置、端末装置、情報処理装置及びプログラムに関し、特に機密情報を含む画像を処理する技術に関する。
近年、企業における働き方が多様化している。例えば、リモートワークで業務を行うことを推奨する企業などが増えてきている。リモートワークとは、従業員がオフィスとは異なる場所で作業を行うことである。例えば、従業員は、自宅をリモートワークの作業場所として利用することがある。この他にも、従業員は、カフェやコワーキングスペースなどのように多様な人が出入りする公共の場をリモートワークの作業場所として利用することもある。
ところが、従業員が自宅以外の公共の場をリモートワークの作業場所として利用する場合、作業に使用する資料などのデータが他人に見られてしまい、機密情報が流出してしまうリスクがある。機密情報が流出してしまうケースとしては、例えば、機密情報を印刷した印刷物が他人に見られてしまうケースや、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置において機密情報を表示している表示画面が他人に見られてしまうケースが想定される。
従来、印刷物から機密情報が流出することを防止するために、印刷対象となる情報を機密情報と公開情報とに分離し、機密情報を電子透かしとして印刷物に埋め込むことで機密情報が秘匿された印刷物を得るようにした技術が提案されている(例えば特許文献1)。この従来技術では、印刷物をスキャナで読み取って電子透かしを解読することにより、機密情報を復元することができる。
しかしながら、上記従来技術では、機密情報が電子透かしとして印刷物に埋め込まれているため、例えば従業員が印刷物を公共の場で見ているときに、電子透かしを解読可能なアプリケーションがインストールされたスマートフォンなどによって印刷物が他人に撮影されてしまうと、機密情報が流出する。そのため、従来技術では、機密情報が流出してしまう可能性が依然として高いという問題がある。
特開2008-33764号公報
そこで本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、機密情報が第三者に流出してしまう可能性を従来よりも低減できる画像処理システム、閲覧画像生成装置、端末装置、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、閲覧画像生成装置及び端末装置を備える画像処理システムであって、前記閲覧画像生成装置は、閲覧対象となるオリジナル画像を取得する画像取得手段と、前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、所定の記憶領域に保存する機密情報保存手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力手段と、を備え、前記端末装置は、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させる構成であり、前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の画像処理システムにおいて、前記閲覧画像生成装置及び前記端末装置のそれぞれと通信可能なサーバー、を更に備え、前記サーバーは、前記機密情報を記憶するための前記記憶領域を有する記憶手段を備え、前記機密情報保存手段は、前記機密領域から抽出した前記機密情報を前記サーバーに送信して前記記憶領域に保存し、前記機密情報取得手段は、前記アクセス情報に基づいて前記サーバーにアクセスすることにより、前記記憶領域から前記機密情報を取得することを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、閲覧画像生成装置、端末装置及びサーバーを備える画像処理システムであって、前記閲覧画像生成装置は、ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像を取得する画像取得手段と、前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、前記ユーザー又は前記端末装置を識別するための識別情報と共に前記機密情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーの所定の記憶領域に前記機密情報を保存する機密情報保存手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力手段と、を備え、前記端末装置は、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記サーバーにアクセスして前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記機密情報取得手段は、前記アクセス情報に基づいて前記サーバーにアクセスするとき、前記識別情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーは、前記端末装置から受信する前記識別情報を、前記閲覧画像生成装置から受信した前記識別情報と照合して認証を行い、認証に成功した場合に前記機密情報を前記端末装置へ送信することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの画像処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項の画像処理システムにおいて、前記閲覧画像生成手段は、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除することに伴い、前記機密領域の四隅に、前記機密領域であることを示す被検知情報を付加し、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させるとき、前記閲覧画像に含まれる前記被検知情報を検知することにより、前記機密領域を特定することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかの画像処理システムにおいて、前記閲覧画像出力手段は、前記閲覧画像を印刷することにより、前記機密領域がブランク状態となった印刷物を出力し、前記機密情報取得手段は、前記印刷物が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記印刷物の撮影画像から前記アクセス情報取得することを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかの画像処理システムにおいて、前記閲覧画像生成装置から出力される前記閲覧画像を取得して表示画面に表示する情報処理装置、を更に備え、前記機密情報取得手段は、前記情報処理装置の前記表示画面が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記表示画面の撮影画像から前記アクセス情報取得することを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、閲覧画像生成装置、端末装置及び情報処理装置を備える画像処理システムであって、前記閲覧画像生成装置は、閲覧対象となるオリジナル画像を取得する画像取得手段と、前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、所定の記憶領域に保存する機密情報保存手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、前記閲覧画像を前記情報処理装置へ出力する閲覧画像出力手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記閲覧画像生成装置から出力される前記閲覧画像を取得して表示画面に表示し、前記端末装置は、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記情報処理装置の表示画面に表示されている前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記機密領域を基準にして前記撮影手段による前記閲覧画像の撮影範囲を検出する撮影範囲検出手段と、前記撮影範囲を示す撮影範囲情報を前記情報処理装置へ送信する通信手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記撮影範囲情報に基づき、前記表示画面に表示している前記閲覧画像のうちから前記撮影手段によって撮影されている撮影領域を特定し、当該撮影領域を示す表示枠を前記閲覧画像に重ね合わせて表示することを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、閲覧画像生成装置、端末装置及び情報処理装置を備える画像処理システムであって、前記閲覧画像生成装置は、閲覧対象となるオリジナル画像を取得する画像取得手段と、前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、所定の記憶領域に保存する機密情報保存手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、前記閲覧画像を前記情報処理装置へ出力する閲覧画像出力手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記閲覧画像生成装置から出力される前記閲覧画像を取得して表示画面に表示し、前記端末装置は、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記情報処理装置の表示画面に表示されている前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記アクセス情報を前記情報処理装置へ送信する通信手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記端末装置から取得する前記アクセス情報に基づき、前記表示画面に表示している前記閲覧画像のうちから前記撮影手段によって撮影されている前記機密領域を特定し、当該機密領域に対して所定の表示枠を重ね合わせて表示することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、サーバーを介して端末装置と連携する閲覧画像生成装置であって、ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像を取得する画像取得手段と、前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、前記ユーザー又は前記ユーザーが使用する端末装置を識別するための識別情報と共に前記機密情報を所定のサーバーに送信し、前記サーバーの所定の記憶領域に前記機密情報を保存する機密情報保存手段と、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、ユーザーが所持する端末装置が前記サーバーから前記機密情報を取得してユーザーに提示することが可能な閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力手段と、を備え、前記アクセス情報は、前記識別情報を含まず、前記閲覧画像生成手段は、前記端末装置の撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に付加された前記アクセス情報と、前記端末装置が保持する前記識別情報とに基づき、前記端末装置が前記サーバーにアクセスして前記記憶領域から前記機密情報を取得することを可能にした前記閲覧画像を生成することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項10の閲覧画像生成装置において、前記閲覧画像生成手段は、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除することに伴い、前記機密領域の四隅に、前記機密領域であることを示す被検知情報を付加することを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項10又は11の閲覧画像生成装置において、前記閲覧画像出力手段は、前記閲覧画像を印刷することにより、前記機密領域がブランク状態となった印刷物を出力することを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置であって、前記サーバーと通信を行う通信手段と、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させる構成であり、前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携すると共に、情報処理装置とも連携する端末装置であって、前記サーバー及び前記情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密領域を基準にして前記撮影手段による前記閲覧画像の撮影範囲を検出し、前記撮影範囲を示す撮影範囲情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信することを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携すると共に、情報処理装置とも連携する端末装置であって、前記サーバー及び前記情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密情報取得手段によって取得される前記アクセス情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信することを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置であって、前記サーバーと通信を行う通信手段と、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記機密情報取得手段は、前記アクセス情報に基づいて前記サーバーにアクセスするとき、ユーザー又は自機を識別するための識別情報を前記サーバーに送信して前記サーバーに認証処理を行わせ、認証成功となった場合に前記サーバーから送信される前記機密情報を取得することを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、請求項14乃至16のいずれかの端末装置において、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させることを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、請求項17の端末装置において、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させるとき、前記閲覧画像に含まれる被検知情報を検知することにより、前記機密領域を特定することを特徴とする構成である。
請求項19に係る発明は、請求項17の端末装置において、前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする構成である。
請求項20に係る発明は、請求項14乃至19のいずれかの端末装置において、前記機密情報取得手段は、前記閲覧画像が印刷された印刷物が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記印刷物の撮影画像から前記アクセス情報取得することを特徴とする構成である。
請求項21に係る発明は、請求項14乃至19のいずれかの端末装置において、前記機密情報取得手段は、前記閲覧画像を取得する情報処理装置において表示される前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記情報処理装置の撮影画像から前記アクセス情報取得することを特徴とする構成である。
請求項22に係る発明は、サーバーを介して端末装置と連携するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像を取得する画像取得ステップと、前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定ステップと、前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、前記ユーザー又は前記ユーザーが使用する端末装置を識別するための識別情報と共に前記機密情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーの所定の記憶領域に前記機密情報を保存する機密情報保存ステップと、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、前記端末装置が前記サーバーから前記機密情報を取得してユーザーに提示することが可能な閲覧画像を生成する閲覧画像生成ステップと、前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力ステップと、を実行させ、前記アクセス情報は、前記識別情報を含まず、前記閲覧画像生成ステップは、前記端末装置の撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に付加された前記アクセス情報と、前記端末装置が保持する前記識別情報とに基づき、前記端末装置が前記サーバーにアクセスして前記記憶領域から前記機密情報を取得することを可能にした前記閲覧画像を生成することを特徴とする構成である。
請求項23に係る発明は、サーバーと通信を行う通信手段と、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、前記サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置に、前記撮影手段によって、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密領域に対応する前記機密情報を取得する機密情報取得ステップと、前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、を実行させ、前記表示制御ステップは、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させる構成であり、前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、前記表示制御ステップは、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする構成である。
請求項24に係る発明は、サーバー及び情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、前記サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置に、前記撮影手段によって、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密領域に対応する前記機密情報を取得する機密情報取得ステップと、前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密領域を基準にして前記撮影手段による前記閲覧画像の撮影範囲を検出し、前記撮影範囲を示す撮影範囲情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信するステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
請求項25に係る発明は、サーバー及び情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、画像を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、前記サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置に、前記撮影手段によって、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密領域に対応する前記機密情報を取得する機密情報取得ステップと、前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密情報取得ステップによって取得される前記アクセス情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信するステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、機密情報が第三者に流出してしまう可能性を従来よりも低減することができる。
画像処理システムの一構成例を示す概念図である。 閲覧画像生成装置において行われる画像処理の概念を示す図である。 端末装置おいて機密情報を表示する例を示す図である。 閲覧画像生成装置及びサーバーの構成例を示すブロック図である。 管理情報の一例を示す図である。 端末装置及びサーバーの構成例を示すブロック図である。 情報処理装置及びサーバーの構成例を示すブロック図である。 情報処理装置及び端末装置の構成例を示すブロック図である。 情報処理装置において閲覧画像に表示枠を重ね合わせて表示する第1の態様を示す図である。 情報処理装置において閲覧画像に表示枠を重ね合わせて表示する第2の態様を示す図である。 閲覧画像生成装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 端末装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である画像処理システム100の一構成例を示す概念図である。この画像処理システム100は、MFP(Multifunction Peripherals)などで構成される画像処理装置1と、パーソナルコンピュータ(PC)などで構成される情報処理装置2と、スマートフォンやタブレット端末などで構成される端末装置3と、ドキュメントサーバー8と、インターネットなどのクラウド5に設置されるサーバー6とを備えるネットワークシステムである。画像処理装置1、情報処理装置2、端末装置3及びドキュメントサーバー8のそれぞれは、企業のオフィスなどに設置されるローカルネットワーク4に接続され、ローカルネットワーク4を介して相互に通信可能である。ローカルネットワーク4は、インターネットにも接続される。そのため、画像処理装置1、情報処理装置2及び端末装置3は、ローカルネットワーク4を介してインターネットに接続し、クラウド5のサーバー6と通信を行うことも可能である。
ドキュメントサーバー8は、例えば、リモートワークで使用する資料などのオリジナル画像を記憶し、ローカルネットワーク4に接続されている装置(例えば画像処理装置1)に対してオリジナル画像を提供するサーバーである。ドキュメントサーバー8に記憶されるオリジナル画像には、機密情報が含まれることがある。また、ドキュメントサーバー8に記憶されるオリジナル画像には、複数ページ分の画像が含まれることもある。
画像処理装置1は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能などの複数の機能を備えており、ユーザーによって指定されたジョブを実行する。例えば、画像処理装置1は、スキャンジョブ、印刷ジョブ、コピージョブなどの各種のジョブを実行する。
また、本実施形態の画像処理装置1は、閲覧画像生成装置7として機能する。例えば、ユーザーが画像処理装置1に対してリモートワークのために資料の持ち出しを指示すると、画像処理装置1は、閲覧画像生成装置7として機能する。以下においては、本実施形態における画像処理装置1を閲覧画像生成装置7として説明する。
図2は、閲覧画像生成装置7において行われる画像処理の概念を示す図である。閲覧画像生成装置7は、ドキュメントサーバー8からユーザーによって指定された資料のオリジナル画像D1を取得する。オリジナル画像D1は、例えばテキストや図表などを含む画像である。例えば、オリジナル画像D1は、画像全体のうちの少なくとも一部の領域が機密領域R1となっており、その機密領域R1に機密情報D2が含まれる画像である。閲覧画像生成装置7は、ユーザーによって指定されたオリジナル画像D1を取得すると、そのオリジナル画像D1に機密情報D2が含まれているか否かを判断する。オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれる場合、ユーザーが公共の場でリモートワークをする際にオリジナル画像D1をそのままの状態で閲覧してしまうと、第三者に機密情報D2の中身が見られてしまい、機密情報D2が流出してしまう可能性がある。そのため、閲覧画像生成装置7は、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれる場合にオリジナル画像D1から機密情報D2を削除した閲覧画像D3を生成する。つまり、閲覧画像生成装置7は、図2に示すように、オリジナル画像D1の機密領域R1から機密情報D2を削除することにより、機密領域R1がブランク状態となった閲覧画像D3を生成するのである。
また、閲覧画像生成装置7は、オリジナル画像D1から機密情報D2を抽出し、その機密情報D2をクラウド5上のサーバー6へ送信する。サーバー6は、閲覧画像生成装置7から機密情報D2を受信すると、その機密情報D2を所定の記憶領域へ保存する。このとき、サーバー6は、外部からのアクセスが制限されたセキュリティ領域に機密情報D2を保存し、機密情報D2のセキュリティを確保する。
閲覧画像生成装置7は、機密領域R1がブランク状態となった閲覧画像D3を生成するとき、機密情報D2が保存されたサーバー6の記憶領域にアクセスするための情報を二次元コード化したアクセス情報D4を生成する。例えば、アクセス情報D4は、QRコード(登録商標)などによって形成される情報である。このアクセス情報D4には、例えば、サーバー6の記憶領域にアクセスするためのURLやパスなどのアドレス情報と、機密情報D2を特定するためのファイル名などの情報と、ブランク状態となった機密領域R1の位置及びサイズを特定可能な領域情報とが含まれる。そして閲覧画像生成装置7は、アクセス情報D4を、ブランク状態となった機密領域R1に配置する。したがって、閲覧画像生成装置7によって生成される閲覧画像D3は、機密情報D2が削除された機密領域R1に、サーバー6から機密情報D2を取得するためのアクセス情報D4が付加された画像となる。例えば、閲覧画像生成装置7は、図2に示すように、機密領域R1の四隅に、アクセス情報D4を付加した閲覧画像D3を生成する。
二次元コード化したアクセス情報D4を機密領域R1の四隅の位置に付加することにより、アクセス情報D4が付加されている位置に基づいて機密領域R1を特定することができる。尚、本実施形態では、機密領域R1の四隅にアクセス情報D4を付加する例を示しているが、機密領域R1の四隅に付加する情報はアクセス情報D4には限られない。例えば、機密領域R1の四隅に、トンボ(トリムマーク)などの所定のマークや記号を付加するようにしても良い。この場合、アクセス情報D4は、機密領域R1の内側の所定位置(例えば中央など)に少なくとも1つの付加しておけば良い。
また、仮に機密領域R1の四隅に付加されるアクセス情報D4やトンボなどの所定のマークや記号を正常に検知することができない場合であっても、アクセス情報D4に領域情報が含まれているため、その領域情報に基づいて機密領域R1を特定することも可能である。
閲覧画像生成装置7は、アクセス情報D4を付加した閲覧画像D3を生成すると、その閲覧画像D3を、ユーザーによって指定された態様で出力する。例えば、閲覧画像D3の出力態様には、閲覧画像D3をシートに印刷して出力する態様と、閲覧画像D3を電子データのままで出力する態様との2つの態様がある。ユーザーは、それら2つの出力態様のうちからいずれかの態様を選択して閲覧画像生成装置7に閲覧画像D3の出力を指示することができる。
例えば、ユーザーによって印刷出力が指定されると、閲覧画像生成装置7は、図1に示すように、閲覧画像D3を印刷用紙などのシートに印刷した印刷物9を出力する。この場合、ユーザーは、オフィスから印刷物9と自身の端末装置3とを持ち出し、例えば公共の場などの作業場所200に移動してリモートワークを行う。
また、ユーザーによってデータ出力が指定されると、閲覧画像生成装置7は、閲覧画像D3を電子データとしてサーバー6へ送信することが可能である。サーバー6は、閲覧画像生成装置7から閲覧画像D3を受信すると、その閲覧画像D3を所定の記憶領域へ保存する。このとき、サーバー6は、閲覧画像D3を機密情報D2とは異なる記憶領域に保存する。尚、閲覧画像生成装置7が閲覧画像D3のデータ出力を行う場合の出力先はサーバー6に限られるものではなく、例えばユーザーが使用する情報処理装置2を出力先とすることも可能である。このように閲覧画像D3がデータ出力されると、ユーザーは、オフィスから自身の情報処理装置2と端末装置3とを持ち出し、例えば公共の場などの作業場所200に移動してリモートワークを行う。
ユーザーがリモートワークを行う作業場所200にはインターネットに接続されたローカルネットワーク201が設けられている。そのため、ユーザーによって使用される端末装置3は、ローカルネットワーク201経由でインターネットに接続し、サーバー6にアクセスすることができる。また、ユーザーが情報処理装置2を作業場所200へ持ち込んでいる場合、情報処理装置2も、ローカルネットワーク201経由でインターネットに接続し、サーバー6にアクセスすることができる。
ユーザーは、作業場所200でリモートワークを行うとき、印刷物9に印刷された閲覧画像D3又は情報処理装置2の表示画面に表示される閲覧画像D3を視認しながら作業を行う。ところが、ユーザーが視認する閲覧画像D3には機密情報D2が含まれていないため、作業に支障を来すことがある。そこで本実施形態では、ユーザーは、自身の端末装置3を利用して閲覧画像D3に含まれていない機密情報D2の中身を確認することができるように構成される。具体的に説明すると、端末装置3には予め専用のアプリケーションがインストールされている。そして端末装置3は、そのアプリケーションを起動させることにより、サーバー6から機密情報D2を取得してユーザーに提示することができるように構成される。
図3は、端末装置3において機密情報D2を表示する例を示す図であり、図3(a)は端末装置3が印刷物9を撮影した場合を示しており、図3(b)は端末装置3が情報処理装置2の表示画面を撮影した場合を例示している。
まず、ユーザーが印刷物9と端末装置3とをリモートワークの作業場所200へ持ち出した場合について説明する。この場合、図3(a)に示すように、ユーザーは、端末装置3を操作して専用のアプリケーションを起動し、端末装置3に搭載されているカメラの撮影機能を利用して印刷物9の閲覧画像D3を撮影する。端末装置3は、印刷物9における閲覧画像D3のうち、カメラによる撮影範囲Xに含まれる画像を撮影する。端末装置3は、カメラから得られる撮影画像を解析し、閲覧画像D3が撮影された撮影画像の中に、二次元コードで表されたアクセス情報D4が含まれるか否かを判断する。アクセス情報D4が含まれる場合、端末装置3は、そのアクセス情報D4に基づいてサーバー6にアクセスし、サーバー6からアクセス情報D4に対応する機密情報D2を取得し、表示部3aに表示する。これにより、ユーザーは、自身の端末装置3を利用して印刷物9には含まれていない機密情報D2の内容を確認することができる。
また、端末装置3は、撮影画像中における閲覧画像D3の機密領域R1を特定する。このとき、端末装置3は、機密領域R1の四隅に配置された被検知情報D5を検出することにより、撮影画像中における機密領域R1の位置及びサイズを特定する。例えば、機密領域R1の四隅にアクセス情報D4が付加されている場合、端末装置3は、機密領域R1の四隅のアクセス情報D4を被検知情報D5として検出する。また、機密領域R1の四隅に、トンボなどの所定のマークや記号が付加されている場合、端末装置3は、所定のマークや記号を被検知情報D5として検出する。尚、端末装置3は、撮影画像に含まれるアクセス情報D4を解析することにより、アクセス情報D4から領域情報を抽出し、その領域情報に基づいて機密領域R1を特定するようにしても良い。
そして端末装置3は、サーバー6から取得した機密情報D2を表示部3aに表示するとき、図3(a)に示すように、撮影画像中における閲覧画像D3の機密領域R1に機密情報D2を重ね合わせて表示する。これにより、ユーザーは、サーバー6から取得して表示される機密情報D2が閲覧画像D3のどの部分に配置されている機密情報D2であるかを把握することができる。それ故、例えば閲覧画像D3に複数の機密領域R1が含まれる場合であっても、ユーザーは、各機密領域R1に配置されている機密情報D2を正確に把握することができる。
次に、ユーザーが情報処理装置2と端末装置3とをリモートワークの作業場所200へ持ち出した場合について説明する。この場合、図3(b)に示すように、ユーザーは、情報処理装置2を起動し、情報処理装置2の表示部42に閲覧画像D3を表示させる。情報処理装置2の表示部42に閲覧画像D3が表示されているとき、ユーザーは、端末装置3を操作して専用のアプリケーションを起動し、端末装置3に搭載されているカメラの撮影機能を利用して情報処理装置2の表示部42に表示されている閲覧画像D3を撮影する。端末装置3は、表示部42に表示される閲覧画像D3のうち、カメラによる撮影範囲Xに含まれる画像を撮影する。端末装置3は、カメラから得られる撮影画像を解析し、閲覧画像D3が撮影された撮影画像の中に、二次元コードで表されたアクセス情報D4が含まれるか否かを判断する。その結果、アクセス情報D4が含まれる場合、端末装置3は、上記と同様にサーバー6にアクセスして機密情報D2を取得し、機密情報D2を表示部3aに表示する。これにより、ユーザーは、自身の端末装置3を利用して情報処理装置2において表示されていない機密情報D2の内容を確認することができる。
また、端末装置3は、情報処理装置2の表示部42を撮影した撮影画像中における閲覧画像D3の機密領域R1を特定する。そしてサーバー6から取得した機密情報D2を表示部3aに表示するとき、端末装置3は、図3(b)に示すように、撮影画像中における閲覧画像D3の機密領域R1に機密情報D2を重ね合わせて表示する。これにより、ユーザーは、サーバー6から取得して表示される機密情報D2が閲覧画像D3のどの部分に配置される機密情報D2であるかを把握することができる。それ故、例えば閲覧画像D3に複数の機密領域R1が含まれる場合であっても、ユーザーは、各機密領域R1に配置されている機密情報D2を正確に把握することができる。
このように本実施形態では、ユーザーが多様な人が出入りする作業場所200でリモートワークを行っているとき、自身の端末装置3を利用して他人に見られないようにしながら機密情報D2の中身を確認することができる。そのため、機密情報D2の内容が第三者に流出してしまう可能性を従来よりも低減することができるようになる。以下、このような画像処理システム100の具体的な構成及び動作の一例について説明する。
まず、閲覧画像生成装置7とサーバー6との関係について説明する。図4は、閲覧画像生成装置7及びサーバー6の構成例を示すブロック図である。
閲覧画像生成装置7は、ハードウェア構成として、制御部10と、通信インタフェース11と、プリンタ部12と、記憶部13とを備えている。制御部10は、図示を省略するCPUとメモリとを備えており、各種の演算処理を実行する。通信インタフェース11は、閲覧画像生成装置7をローカルネットワーク4に接続して通信を行う通信手段である。閲覧画像生成装置7は、この通信インタフェース11を介してドキュメントサーバー8、情報処理装置2及びサーバー6と通信を行うことが可能である。尚、通信インタフェース11による通信形態は、有線通信及び無線通信のいずれであっても構わない。プリンタ部12は、シートに画像を印刷して出力するものである。記憶部13は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)によって構成され、様々なデータを記憶する。記憶部13には、制御部10のCPUによって実行されるプログラム14が予めインストールされている。このプログラム14は、例えば画像処理装置1を閲覧画像生成装置7として機能させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
上記構成において、制御部10のCPUがプログラム14を実行することにより、制御部10は、画像取得部15、機密領域特定部16、機密情報保存部17、閲覧画像生成部18及び閲覧画像出力部19として機能する。制御部10においてこれら各部が機能することにより、画像処理装置1が閲覧画像生成装置7として動作する。
サーバー6は、ハードウェア構成として、制御部20と、通信インタフェース21と、記憶部22とを備えている。制御部20は、図示を省略するCPUとメモリとを備えており、各種の演算処理を実行する。通信インタフェース21は、インターネット経由でローカルネットワーク4,201と接続されており、それらローカルネットワーク4,201に接続される機器と通信を行う通信手段である。記憶部22は、例えばハードディスクドライブ(HDD)によって構成され、様々なデータを記憶する。記憶部22には、例えば任意のユーザーがアクセス可能なパブリック領域23と、特定のユーザーだけがアクセス可能なセキュリティ領域24とが設けられる。パブリック領域23は、機密情報D2を含まない情報(例えば閲覧画像D3)を記憶するための領域である。また、セキュリティ領域24は、閲覧画像生成装置7から送信される機密情報D2を記憶するための領域である。また、記憶部22には、管理情報25が記憶される。管理情報25は、セキュリティ領域24に機密情報D2が保存された場合に、その機密情報D2を管理するための情報である。
上記構成において、制御部20のCPUが所定のプログラムを実行することにより、制御部20は、記憶処理部26、要求処理部27、情報読出部28及び情報送信部29として機能する。
次に、閲覧画像生成装置7の制御部10における各部の詳細について説明する。まず、画像取得部15は、ユーザーがリモートワークで閲覧しようとするオリジナル画像D1を取得する処理部である。例えば画像取得部15は、ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像D1をドキュメントサーバー8から取得する。ただし、画像取得部15は、オリジナル画像D1をドキュメントサーバー8から取得するものに限られない。例えば、画像取得部15は、情報処理装置2からオリジナル画像D1を取得しても良いし、サーバー6からオリジナル画像D1を取得しても良い。また、記憶部13にオリジナル画像D1が記憶されている場合、画像取得部15は、記憶部13からオリジナル画像D1を読み出して取得しても良い。
機密領域特定部16は、画像取得部15によってオリジナル画像D1が取得された場合に、そのオリジナル画像D1に機密情報D2が含まれるか否かを判断する。例えば、機密領域特定部16は、オリジナル画像D1を構成する画像成分に、機密情報であることを示すキーワードや記号などの所定の情報が含まれているか否かを判断する。そしてオリジナル画像D1の画像成分に所定の情報が含まれている場合、機密領域特定部16は、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれると判断する。また、オリジナル画像D1に複数の画像成分が含まれている場合、機密領域特定部16は、そのうちの少なくとも1つの画像成分に所定の情報が含まれていれば、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれると判断する。尚、オリジナル画像D1を構成する全ての画像成分に所定の情報が含まれていない場合、機密領域特定部16は、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれていないと判断する。
オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれる場合、機密領域特定部16は、オリジナル画像D1において機密情報D2が含まれている機密領域R1を特定する。例えば、機密領域特定部16は、オリジナル画像D1において機密情報D2を含む画像成分が配置されている領域を機密領域R1として特定する。尚、機密領域特定部16は、1つのオリジナル画像D1の中から、複数の機密領域R1を特定することもある。
機密情報保存部17は、機密領域特定部16によって機密領域R1が特定されることに伴い、機密領域R1に含まれる機密情報D2を抽出する。そして機密情報保存部17は、オリジナル画像D1から抽出した機密情報D2を所定の記憶領域に保存する。本実施形態における機密情報保存部17は、オリジナル画像D1から抽出した機密情報D2を、サーバー6へ送信し、サーバー6のセキュリティ領域24に保存させる処理を行う。
機密情報保存部17は、機密情報D2をサーバー6へ送信するとき、その機密情報D2に、付属情報を付加して送信する。その付属情報には、ユーザー名などのユーザーを識別するためのユーザー情報、ユーザーが使用する端末装置3を識別するための端末情報、閲覧画像生成部18によって生成される閲覧画像D3のファイル名、閲覧画像D3における機密情報D2を抽出したページ番号、ページ内における機密領域R1の識別番号、閲覧画像D3から抽出された機密情報D2のファイル名などの情報が含まれる。尚、ユーザー情報及び端末情報は、閲覧画像生成装置7に予め登録されている情報であっても良いし、また機密情報D2を送信するときにユーザーによって入力される情報であっても良い。
閲覧画像生成部18は、オリジナル画像D1の機密領域R1に含まれる機密情報D2を削除することにより、機密領域R1をブランク状態に加工する。そして閲覧画像生成部18は、サーバー6に保存された機密情報D2を取得するためのアクセス情報D4を生成する。このアクセス情報D4には、サーバー6の記憶領域にアクセスするためのURLやパスなどのアドレス情報と、機密情報D2を特定するためのファイル名などの情報と、ブランク状態となった機密領域R1の位置及びサイズを特定可能な領域情報とが含まれる。ただし、アクセス情報D4には、ユーザーを識別するためのユーザー情報やユーザーが使用する端末装置3を識別するための端末情報などは含まれない。そのため、仮にアクセス情報D4が第三者の端末装置によって撮影されたとしても、機密情報D2が不正取得されることはない。
そして閲覧画像生成部18は、アクセス情報D4をブランク状態となった機密領域R1の四隅に付加することにより、機密情報D2を含まない閲覧画像D3を生成する。尚、閲覧画像生成部18は、機密領域R1の四隅に、トンボなどの所定のマークや記号を付加し、アクセス情報D4を機密領域R1の内側に付加するようにしても良い。
閲覧画像出力部19は、閲覧画像生成部18によって生成される閲覧画像D3をユーザーによって指定された出力態様で出力する処理部である。例えば、ユーザーによって閲覧画像D3の印刷出力が指定されている場合、閲覧画像出力部19は、プリンタ部12を駆動し、閲覧画像D3をシートに印刷して出力させる。これにより、閲覧画像生成装置7から、閲覧画像D3を印刷した印刷物9が出力される。また、ユーザーによって閲覧画像D3をサーバー6へ送信することが指定されている場合、閲覧画像出力部19は、閲覧画像D3を電子データのままでサーバー6へ送信し、サーバー6のパブリック領域23に保存させる処理を行う。尚、ユーザーによって閲覧画像D3を情報処理装置2へ送信することが指定されている場合、閲覧画像出力部19は、閲覧画像D3を電子データのままで、ユーザーが使用する情報処理装置2へ送信し、情報処理装置2に保存させることも可能である。
次に、サーバー6の制御部20における各部の詳細について説明する。まず、記憶処理部26は、閲覧画像生成装置7から受信する情報を記憶部22に記憶する処理部である。例えば、閲覧画像生成装置7から機密情報D2を受信した場合、記憶処理部26は、その機密情報D2を、外部からのアクセスが制限されたセキュリティ領域24に保存する。また、記憶処理部26は、機密情報D2をセキュリティ領域24へ保存することに伴い、機密情報D2に付加されている付属情報に基づいて管理情報25を生成し、記憶部22へ保存する。
図5は、管理情報25の一例を示す図である。管理情報25は、図5に示すように、機密情報D2へのアクセスユーザーを管理するための情報として、ユーザー情報と、端末情報と、ファイル名とが登録された情報である。ユーザー情報は、機密情報D2にアクセスするユーザーを識別するための情報であり、端末情報は、機密情報D2にアクセスする端末装置3を識別するための情報である。また、ファイル名は、閲覧画像D3に対応するファイル名である。
また、管理情報25には、図5に示すように、閲覧画像D3において機密情報D2が含まれていたページ番号と、ページ内における機密領域R1の識別番号、機密領域R1のサイズ、セキュリティ領域24に保存された機密情報D2の特定するためのファイル名などの情報が含まれる。この管理情報25を参照すれば、セキュリティ領域24に保存されている機密情報D2にアクセス可能なユーザー及び端末装置3を識別することができる。また、この管理情報25を参照すれば、閲覧画像D3のファイル名、閲覧画像D3のページ番号、及び、ページ内における機密領域R1の識別番号に基づき、セキュリティ領域24に保存された1つの機密情報D2を特定することができる。したがって、図5に示すような管理情報25が予め生成されることにより、その後にサーバー6が機密情報D2の送信要求を受信した場合に、正当なユーザー及び端末装置3による要求であるか否かを認証することができると共に、端末装置3に対して送信すべき機密情報D2を特定することができるようになる。
図4に戻り、記憶処理部26は、閲覧画像生成装置7から閲覧画像D3を受信した場合、その閲覧画像D3を、外部からのアクセスが制限されていないパブリック領域23に保存する。閲覧画像D3には、機密情報D2が含まれないため、外部からのアクセスが制限されていない領域に保存しても問題は生じない。
上記のようにして閲覧画像生成装置7においてオリジナル画像D1から抽出される機密情報D2がサーバー6に保存される。また、閲覧画像生成装置7からサーバー6に対して閲覧画像D3が送信された場合には、サーバー6において閲覧画像D3も保存される。尚、サーバー6の制御部20における要求処理部27、情報読出部28及び情報送信部29は、端末装置3又は情報処理装置2と連携した動作を行うものである。
次に、端末装置3とサーバー6との関係について説明する。図6は、端末装置3及びサーバー6の構成例を示すブロック図である。図6に示すサーバー6の構成は、図4に示したものと同様である。また、図6では、ユーザーが印刷物9をリモートワークの作業場所200へ持ち出した場合を例示している。
端末装置3は、ハードウェア構成として、表示部3aと、カメラ3bと、制御部30と、通信インタフェース31と、記憶部32とを備えている。表示部3aは、例えばカラー液晶ディスプレイによって構成され、各種の画像を表示する。カメラ3bは、画像を撮影する撮影手段であり、静止画像又は動画像を撮影可能である。制御部30は、図示を省略するCPUとメモリとを備えており、各種の演算処理を実行する。通信インタフェース31は、端末装置3をローカルネットワーク4,201に接続して通信を行う通信手段である。端末装置3は、この通信インタフェース31を介して情報処理装置2又はサーバー6と通信を行うことが可能である。尚、通信インタフェース31による通信形態は、有線通信及び無線通信のいずれであっても構わない。記憶部32は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)によって構成され、様々なデータを記憶する。例えば、記憶部32には、制御部30のCPUによって実行されるプログラム33が予めインストールされている。このプログラム33は、例えば端末装置3をサーバー6と連携させて動作させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
上記構成において、制御部30のCPUがプログラム33を実行することにより、制御部30は、サーバー6と連携動作するアプリケーション34として機能する。例えば、ユーザーは、リモートワークの作業場所200で印刷物9を見ているとき、ブランク状態となった機密領域R1に含まれる機密情報D2の中身を確認したいときに端末装置3を操作してアプリケーション34を起動させる。これにより、制御部30のCPUがプログラム33を実行し、制御部30においてアプリケーション34が機能する。このアプリケーション34は、撮影画像取得部35、情報検出部36、機密情報取得部37、及び、表示制御部38を備えている。
撮影画像取得部35は、カメラ3bを駆動して撮影動作を行わせ、カメラ3bによって撮影された撮影画像を取得する。カメラ3bの撮影方向が印刷物9に向けられているとき、カメラ3bから得られる撮影画像には、印刷物9の閲覧画像D3が含まれる。そのため、撮影画像取得部35は、印刷物9の閲覧画像D3が写った撮影画像を取得することができる。
情報検出部36は、カメラ3bから出力される撮影画像を解析し、撮影画像の中のアクセス情報D4を検出する処理部である。撮影画像からアクセス情報D4を検出した場合、情報検出部36は、そのアクセス情報D4を機密情報取得部37へ出力する。
機密情報取得部37は、撮影画像から検出されたアクセス情報D4を取得すると、二次元コード化されたアクセス情報D4をデコードし、アクセス情報D4に含まれている各種の情報を抽出する。すなわち、機密情報取得部37は、アクセス情報D4をデコードすることにより、サーバー6にアクセスするためのURLや機密情報D2が保存されているセキュリティ領域24へアクセスするためのパスなどのアドレス情報と、機密情報D2を特定することが可能なファイル名などの情報とを抽出する。そして機密情報取得部37は、アクセス情報D4から抽出した情報に基づき、サーバー6に対して機密情報D2を指定した送信要求D6を送信する。この送信要求D6には、アクセス情報D4から抽出した情報の他に、ユーザーを識別するためのユーザー情報と、ユーザーが使用する端末装置3を識別するための端末情報とが含まれる。送信要求D6に含まれるユーザー情報及び端末情報は、ユーザーの端末装置3に予め登録されている情報であっても良いし、ユーザーが手動操作で端末装置3に入力する情報であっても良い。
サーバー6は、端末装置3から送信要求D6を受信すると、制御部20の要求処理部27を動作させる。要求処理部27は、認証部27aを備えている。認証部27aは、送信要求D6に含まれる情報に基づき、ユーザー及び端末装置3を認証する処理部である。この認証部27aは、まず送信要求D6に含まれる情報に基づいて送信対象となる機密情報D2を特定する。そして認証部27aは、送信対象である機密情報D2に対応する管理情報25を参照することにより、送信対象である機密情報D2にアクセス可能なユーザー及び端末装置3を特定する。さらに認証部27aは、送信要求D6に含まれるユーザー情報及び端末情報に基づいてユーザーと端末装置3とを特定し、特定したユーザー及び端末装置3が機密情報D2にアクセス可能であるか否かを判定する。その結果、ユーザー及び端末装置3がアクセス可能であれば、認証成功となる。これに対し、ユーザー及び端末装置3が管理情報25に登録されておらず、アクセス不可の場合は、認証失敗となる。認証失敗となった場合、サーバー6は機密情報D2を端末装置3へ提供しない。
要求処理部27は、上記のような認証処理において認証成功となった場合、端末装置3に対する機密情報D2の送信を許可する。そして要求処理部27は、情報読出部28及び情報送信部29を動作させる。
情報読出部28は、送信対象として特定された機密情報D2をセキュリティ領域24から読み出し、情報送信部29へ出力する。そして情報送信部29は、情報読出部28によって読み出された機密情報D2を、送信要求D6の送信元である端末装置3に対して送信する。
そして端末装置3の機密情報取得部37は、サーバー6から送信される機密情報D2を取得する。機密情報取得部37は、機密情報D2を取得すると、その機密情報D2を表示制御部38へ出力する。
表示制御部38は、表示部3aの表示画面を制御するものである。表示制御部38は、機密情報取得部37によって機密情報D2が取得されると、その機密情報D2を表示部3aに表示させる。
例えば、表示制御部38は、カメラ3bによって撮影された撮影画像を表示部3aにおいてライブビュー表示させることが可能である。表示部3aに撮影画像をライブビュー表示させているとき、表示制御部38は、図3(a)で示したように、表示部3aにおいてライブビュー表示されている閲覧画像D3の機密領域R1に対して機密情報D2を重ね合わせて表示させる。そのため、表示制御部38は、領域特定部38aを備えている。領域特定部38aは、カメラ3bから得られる撮影画像から、機密領域R1を特定する処理部である。例えば、領域特定部38aは、機密領域R1の四隅に付加されている被検知情報D5を検出することにより、撮影画像中における機密領域R1の位置及びサイズを特定する。また、領域特定部38aは、撮影画像に写っているアクセス情報D4を解析し、そのアクセス情報D4に含まれる領域情報に基づいて機密領域R1の位置及びサイズを特定するようにしても良い。
そして表示制御部38は、機密情報取得部37によって取得された機密情報D2を、領域特定部38aによって特定される機密領域R1のサイズに合わせて拡大又は縮小し、さらに領域特定部38aによって特定される機密領域R1の位置に合わせて機密情報D2を配置して表示させる。これにより、表示部3aにおいてライブビュー表示される閲覧画像D3の機密領域R1に、機密情報D2を重ね合わせた状態で表示させることができる。
したがって、ユーザーは、リモートワークの作業中において自身の端末装置3を使用して印刷物9から欠落している機密情報D2の内容を確認することができる。特に、端末装置3は、表示部3aにおいて表示している閲覧画像D3の機密領域R1の位置及びサイズに合わせて機密情報D2を表示することができる。そのため、閲覧画像D3に複数の機密領域R1が含まれている場合であっても、ユーザーは、どの機密領域R1に対応する機密情報D2を見ているかを容易に把握することが可能である。また、ユーザーがリモートワークでドキュメントの編集作業などを行っている場合には、端末装置3が機密情報D2を機密領域R1に重ね合わせて表示することでレイアウト確認なども簡単に行えるようになり、作業効率が向上するという利点もある。
次に、情報処理装置2とサーバー6との関係について説明する。図7は、情報処理装置2及びサーバー6の構成例を示すブロック図である。図7に示すサーバー6の構成は、図4に示したものと同様である。また、図7では、ユーザーが情報処理装置2をリモートワークの作業場所200へ持ち出した場合を例示している。
情報処理装置2は、ハードウェア構成として、制御部40と、通信インタフェース41と、表示部42と、操作部43と、記憶部44とを備えている。表示部42は、例えばカラー液晶ディスプレイによって構成され、各種の画像を表示する。操作部43は、キーボードやマウスなどによって構成され、ユーザーによる入力操作を受け付ける。制御部40は、図示を省略するCPUとメモリとを備えており、各種の演算処理を実行する。通信インタフェース41は、情報処理装置2をローカルネットワーク4,201に接続して通信を行う通信手段である。情報処理装置2は、この通信インタフェース41を介してサーバー6や端末装置3と通信を行うことが可能である。尚、通信インタフェース41による通信形態は、有線通信及び無線通信のいずれであっても構わない。記憶部44は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)によって構成され、様々なデータを記憶する。例えば、記憶部44には、制御部40のCPUによって実行されるプログラム45が予めインストールされている。このプログラム45は、例えば情報処理装置2をサーバー6や端末装置3と連携させて動作させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
上記構成において、制御部40のCPUがプログラム45を実行すると、制御部40は、サーバー6や端末装置3と連携動作するアプリケーション50として機能する。尚、図7では、情報処理装置2とサーバー6との連携動作を示している。例えば、ユーザーは、リモートワークの作業場所200で閲覧画像D3を表示させるとき、情報処理装置2を操作してアプリケーション50を起動させる。これにより、制御部40のCPUがプログラム45を実行し、制御部40においてアプリケーション50が機能する。このアプリケーション50は、閲覧画像取得部51、及び、表示制御部52を備えている。
閲覧画像取得部51は、操作部43に対して行われるユーザーの操作に基づき、閲覧画像D3を取得する。例えば、閲覧画像D3がサーバー6に保存されている場合、閲覧画像取得部51は、ユーザーによって指定された閲覧画像D3の送信要求D7をサーバー6へ送信する。
サーバー6は、情報処理装置2から閲覧画像D3の送信要求D7を受信すると、制御部20の要求処理部27を機能させる。要求処理部27は、情報処理装置2から要求されたデータが機密情報D2を含まない閲覧画像D3である場合、情報処理装置2に対する閲覧画像D3の送信を許可する。そして要求処理部27は、情報読出部28及び情報送信部29を動作させる。
情報読出部28は、送信対象として指定された閲覧画像D3をパブリック領域23から読み出し、情報送信部29へ出力する。そして情報送信部29は、情報読出部28によって読み出された閲覧画像D3を、送信要求D7の送信元である情報処理装置2へ送信する。
そして情報処理装置2の閲覧画像取得部51は、サーバー6から送信される閲覧画像D3を取得する。閲覧画像取得部51は、閲覧画像D3を取得すると、その閲覧画像D3を表示制御部52へ出力する。
表示制御部52は、閲覧画像取得部51によって取得された閲覧画像D3を表示部42に表示させる処理部である。表示制御部52によって閲覧画像D3が表示部42に表示されることにより、ユーザーは、リモートワークの作業場所200において機密情報D2を含まない閲覧画像D3を閲覧しながら作業を進めることができる。
表示制御部52は、表示枠生成部53を備えている。この表示枠生成部53は、端末装置3を連携する処理部である。
次に、ユーザーがリモートワークの作業場所200に情報処理装置2を持ち出している場合の情報処理装置2と端末装置3との関係について説明する。図8は、情報処理装置2及び端末装置3の構成例を示すブロック図である。尚、図8において情報処理装置2の構成は、図7に示したものと同様である。
端末装置3は、制御部30においてアプリケーション34を機能させたとき、通信インタフェース31を介して情報処理装置2と通信可能な状態にあることを検知すると、上述した機能に加え、図8に示すように撮影範囲検出部39を機能させる。撮影範囲検出部39は、カメラ3bによって取得された撮影画像を解析することにより、情報処理装置2の表示部42に表示されている閲覧画像D3のうちの撮影範囲を検出する処理部である。
例えば、図9(a)に示すように、カメラ3bによって得られた撮影画像DXが閲覧画像D3の一部を撮影した画像である場合、撮影範囲検出部39は、閲覧画像D3全体のうちでカメラ3bによって撮影された撮影範囲を検出する。具体的に説明すると、まず、撮影範囲検出部39は、撮影画像DXの中から、機密領域R1の四隅に配置されているアクセス情報D4などの被検知情報D5を検出する。撮影画像DXの中から被検知情報D5を検出することができなかった場合、撮影範囲検出部39は、撮影範囲を検出することなく、処理を終了する。これに対し、撮影画像DXの中から少なくとも1つの被検知情報D5を検出することができた場合、撮影範囲検出部39は、撮影画像DX中におけるその被検知情報D5の位置を基準とする撮影画像DXの横方向サイズ(X1,X2)と縦方向サイズ(Y1,Y2)とを検出する。そして撮影範囲検出部39は、撮影画像DXの解像度と、撮影画像DXに写っている被検知情報D5のサイズとに基づき、被検知情報D5を基準とする撮影範囲を特定する。
撮影範囲検出部39は、カメラ3bによる撮影範囲を検出すると、図8に示すように、その撮影範囲を示す撮影範囲情報D8を、通信インタフェース31を介して情報処理装置2へ送信する。撮影範囲検出部39は、カメラ3bによって撮影画像が取得される度に、撮影範囲を検出する処理を繰り返す。そのため、撮影画像が更新される度に、端末装置3から情報処理装置2へ送信される撮影範囲情報D8が逐次更新される。
情報処理装置2は、端末装置3から送信される撮影範囲情報D8を受信すると、表示制御部52の表示枠生成部53を機能させる。表示枠生成部53は、端末装置3から受信する撮影範囲情報D8に基づき、表示部42に表示している閲覧画像D3のうちで、端末装置3によって撮影されている撮影領域を特定する。そして表示枠生成部53は、特定した撮影領域に対応する表示枠を生成し、その表示枠を、表示部42に表示されている閲覧画像D3に川根合わせて表示させる。例えば図9(b)に示すように、表示枠生成部53は、撮影範囲情報D8に基づいて特定した撮影領域に対応する表示枠55を生成し、その表示枠55を、表示部42に表示している閲覧画像D3に重ね合わせて表示させるのである。このように端末装置3によって撮影されている撮影範囲を表示枠55として閲覧画像D3に重ね合わせて表示することにより、ユーザーは、現在、端末装置3を使用して確認している機密情報D2が閲覧画像D3のどの部分に含まれている情報であるかを容易に特定することができるという利点がある。
上記においては、端末装置3において撮影範囲検出部39が機能し、カメラ3bによる撮影範囲を検出する場合を例示した。しかし、これに限られるものではない。例えば、端末装置3は、図10(a)に示すように、カメラ3bによって取得される撮影画像の中からアクセス情報D4を抽出することができた場合には、そのアクセス情報D4を情報処理装置2へ送信するようにしても良い。この場合、情報処理装置2は、表示枠生成部53を機能させ、端末装置3から受信したアクセス情報D4が含まれている機密領域R1を特定することができる。そして表示枠生成部53は、図10(b)に示すように、閲覧画像D3においてアクセス情報D4が含まれている機密領域R1に対して表示枠55を表示させるようにしても良い。この場合においても、ユーザーは、端末装置3を使用して確認している機密情報D2が閲覧画像D3のどの部分に含まれている情報であるかを容易に特定することができるという利点がある。
次に、閲覧画像生成装置7における具体的な処理手順の一例について説明する。図11は、閲覧画像生成装置7において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。閲覧画像生成装置7は、制御部10のCPUがプログラム14を実行することにより、図11のフローチャートに基づく処理を開始する。
閲覧画像生成装置7は、この処理を開始すると、まずユーザーによって指定されたオリジナル画像D1を取得する(ステップS1)。そして閲覧画像生成装置7は、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれているか否かを判断する(ステップS2)。オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれていない場合(ステップS2でNO)、ステップS3~S9の処理はスキップする。また、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれている場合(ステップS2でYES)、閲覧画像生成装置7は、機密領域特定処理を行う(ステップS3)。この機密領域特定処理により、オリジナル画像D1において機密情報D2が含まれている機密領域R1が特定される。オリジナル画像D1の複数箇所に機密情報D2が含まれている場合、機密領域特定処理において複数の機密領域R1が特定される。
閲覧画像生成装置7は、機密領域R1を特定すると、その機密領域R1から機密情報D2を抽出する(ステップS4)。オリジナル画像D1において複数の機密領域R1が特定された場合、閲覧画像生成装置7は、それら複数の機密領域R1のそれぞれから機密情報D2を抽出する。そして閲覧画像生成装置7は、機密領域R1から抽出した機密情報D2をサーバー6へ送信することにより、サーバー6のセキュリティ領域24に機密情報D2を保存させる(ステップS5)。複数の機密領域R1から複数の機密情報D2が抽出されている場合、閲覧画像生成装置7は、それら複数の機密情報D2のそれぞれを個別にサーバー6へ送信してサーバー6のセキュリティ領域24に保存する。また、閲覧画像生成装置7は、機密情報D2をサーバー6へ送信するとき、機密情報D2に付属情報を付加して送信する。
次に閲覧画像生成装置7は、サーバー6に保存した機密情報D2を取得するための情報として、二次元コード化したアクセス情報D4を生成する(ステップS6)。そして閲覧画像生成装置7は、オリジナル画像D1の機密領域R1から機密情報D2を削除し(ステップS7)、ブランク状態となった機密領域R1にアクセス情報D4を付加する(ステップS8)。閲覧画像生成装置7は、機密情報D2を削除してアクセス情報D4を付加した画像を、オリジナル画像D1とは異なる閲覧画像D3として生成する(ステップS9)。
その後、閲覧画像生成装置7は、ユーザーによって指定された出力態様が印刷出力であるか否かを判断し(ステップS10)、印刷出力であれば(ステップS10でYES)、プリンタ部12を駆動して閲覧画像D3をシートに印刷して印刷物9を出力する(ステップS11)。また、ユーザーによって指定された出力態様が印刷出力ではない場合(ステップS10でNO)、閲覧画像生成装置7は、ユーザーによって指定された出力態様がサーバー6への保存であるか否かを判断する(ステップS12)。その結果、サーバー6への保存が指定されている場合(ステップS12でYES)、閲覧画像生成装置7は、閲覧画像D3を電子データのままでサーバー6へ送信し、サーバー6のパブリック領域23に閲覧画像D3を保存させる(ステップS13)。尚、オリジナル画像D1に機密情報D2が含まれていなかった場合(ステップS2でNO)、閲覧画像生成装置7は、ステップS11においてオリジナル画像D1に基づく印刷出力を行う。また、その場合、閲覧画像生成装置7は、ステップS13においてオリジナル画像D1を電子データのままでサーバー6へ送信する。以上で、閲覧画像生成装置7による処理が終了する。
次に、端末装置3における具体的な処理手順の一例について説明する。図12は、端末装置3において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。端末装置3は、制御部30のCPUがプログラム33を実行することにより、図12のフローチャートに基づく処理を開始する。
端末装置3は、この処理を開始すると、カメラ3bによる画像撮影を開始する(ステップS20)。このとき、端末装置3は、カメラ3bを制御することにより、動画撮影を行うようにしても良い、静止画像の撮影を所定時間間隔で繰り返し行うようにしても良い。そして端末装置3は、カメラ3bによって撮影された撮影画像を取得し(ステップS21)、その撮影画像を表示部3aに表示させる(ステップS22)。これにより、ユーザーは、カメラ3bによって撮影された画像を確認することができるようになる。
続いて端末装置3は、撮影画像を解析し(ステップS23)、撮影画像にアクセス情報D4が含まれているか否かを判断する(ステップS24)。撮影画像にアクセス情報D4が含まれていない場合(ステップS24でNO)、ステップS25~S30の処理はスキップする。一方、撮影画像にアクセス情報D4が含まれている場合(ステップS24でYES)、端末装置3は、機密情報取得処理を行う(ステップS25)。すなわち、端末装置3は、撮影画像に含まれるアクセス情報D4に基づいてサーバー6にアクセスし、サーバー6から機密情報D2を取得する。そして端末装置3は、撮影画像における機密領域R1を特定し(ステップS26)、その機密領域R1に対する機密情報合成処理を行う(ステップS27)。つまり、端末装置3は、サーバー6から取得した機密情報D2を機密領域R1に重ね合わせた状態に配置する。これにより、表示部3aにおいて表示されている撮影画像に対し、機密情報D2が重ね合わせられた状態で表示されることになる。したがって、ユーザーは、端末装置3の表示部3aを視認すれば、機密情報D2の内容を把握することができると共に、閲覧画像D3における機密情報D2の位置も確認することができる。
続いて端末装置3は、情報処理装置2と通信可能であるか否かを判断する(ステップS28)。情報処理装置2と通信可能でない場合(ステップS28でNO)、ステップS29,S30の処理はスキップする。また、情報処理装置2と通信可能である場合(ステップS28でYES)、端末装置3は、カメラ3bによる閲覧画像D3の撮影範囲を検出して撮影範囲情報D8を生成し(ステップS29)、その撮影範囲情報D8を情報処理装置2へ送信する(ステップS30)。
その後、端末装置3は、ユーザーによって撮影終了が指示されたか否かを判断する(ステップS31)。撮影終了が指示されていない場合(ステップS31でNO)、端末装置3による処理は、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。また、ユーザーによって撮影終了が指示された場合(ステップS31でYES)、端末装置3による処理が終了する。
次に、情報処理装置2における具体的な処理手順の一例について説明する。図13は、情報処理装置2において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理装置2は、制御部40のCPUがプログラム45を実行することにより、図13のフローチャートに基づく処理を開始する。
情報処理装置2は、この処理を開始すると、まず閲覧画像取得処理を行う(ステップS40)。すなわち、情報処理装置2は、ユーザーによって指定された閲覧画像D3を取得する。例えば、情報処理装置2は、ユーザーの指示操作に基づいてサーバー6にアクセスし、サーバー6のパブリック領域23に保存されている閲覧画像D3を取得する。そして情報処理装置2は、閲覧画像D3を表示部42に表示する(ステップS41)。
情報処理装置2は、閲覧画像D3を表示しているとき、ユーザーによる操作を検知したか否かを判断する(ステップS42)。ユーザーによる操作を検知していない場合(ステップS42でNO)、ステップS43~S47の処理はスキップする。これに対し、ユーザーによる操作を検知した場合(ステップS42でYES)、情報処理装置2は、ユーザーによる操作が表示部42における表示状態変更操作であるか否かを判断する(ステップS43)。例えば、ユーザーによる操作が閲覧画像D3の表示倍率を変更する操作や表示位置を変更するスクロール操作などの表示状態変更操作である場合(ステップS43でYES)、情報処理装置2は、ユーザーに操作に基づいて閲覧画像D3の表示状態を変更する(ステップS44)。また、ユーザーによる操作が表示状態変更操作でなかった場合(ステップS43でNO)、情報処理装置2は、ユーザーによる操作が閲覧画像D3の編集操作であるか否かを判断する(ステップS45)。ユーザーによる操作が編集操作である場合(ステップS45でYES)、情報処理装置2は、ユーザーの操作に基づき閲覧画像D3の編集処理を行う(ステップS46)。また、ユーザーによる操作が編集操作でもなかった場合(ステップS45でNO)、情報処理装置2は、ユーザーの操作に基づいてその他の処理を行う(ステップS47)。このように情報処理装置2は、閲覧画像D3を表示部42に表示している状態においてユーザーの操作に応じた処理を行うことで、ユーザーがリモートワークを円滑に行えるように支援する。
続いて情報処理装置2は、端末装置3から撮影範囲情報D8を受信したか否かを判断する(ステップS48)。撮影範囲情報D8を受信していない場合(ステップS48でNO)、ステップS49,S50の処理はスキップする。これに対し、撮影範囲情報D8を受信している場合(ステップS48でYES)、情報処理装置2は、その撮影範囲情報D8に基づき、表示部42に表示している閲覧画像D3のうちで端末装置3のカメラ3bによって撮影されている撮影範囲を特定する(ステップS49)。そして情報処理装置2は、特定した撮影範囲に対応する表示枠55を生成し、その表示枠55を、表示部42に表示している閲覧画像D3に重ね合わせて表示する(ステップS50)。これにより、ユーザーは、端末装置3のカメラ3bによって撮影している範囲を情報処理装置2の表示部42を見ながら確認することができる。
その後、情報処理装置2は、ユーザーによって閲覧画像D3の表示終了が指示されたか否かを判断する(ステップS51)。表示終了が指示されていない場合(ステップS51でNO)、情報処理装置2による処理は、ステップS41に戻り、上述した処理を繰り返す。また、ユーザーによって表示終了が指示された場合(ステップS51でYES)、情報処理装置2による処理が終了する。
以上のように、本実施形態の画像処理システム100は、機密情報D2を含むオリジナル画像D1から機密情報D2を含まない閲覧画像D3を生成する閲覧画像生成装置7と、機密情報D2を含まない閲覧画像D3を撮影して機密情報D2を取得し、その機密情報D2を表示する端末装置3とを備える構成である。このような構成によれば、例えばユーザーが機密情報D2を含まない閲覧画像D3を印刷物9にして公共の場などの作業場所200で持ち込んでリモートワークを行ったとしても、機密情報D2が第三者に見られてしまうことを抑制することができる。また、ユーザーは、機密情報D2の内容を確認したいときには、自身の端末装置3を使用して閲覧画像D3を撮影することにより、機密情報D2の内容を周囲に秘匿しながら確認することができる。それ故、本実施形態の画像処理システム100は、機密情報D2が第三者に流出してしまう可能性を低減できるという点で従来よりも優れている。
以上、本発明に関する好ましい一実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、MFPなどの画像処理装置1が閲覧画像生成装置7として機能する場合を例示した。しかし、閲覧画像生成装置7は、必ずしもMFPなどの画像処理装置1によって構成されるものに限られない。例えば、閲覧画像生成装置7は、一般的なパーソナルコンピュータなどのコンピュータによって構成することも可能である。
また、上記実施形態では、閲覧画像生成装置7、情報処理装置2及び端末装置3のそれぞれに予め専用のプログラム14,45,33がインストールされている場合を例示した。しかし、それらのプログラム14,45,33は、例えば通信インタフェースなどを介して各装置にインストールされるものであっても構わない。この場合、プログラム14,45,33は、インターネットなどを介してダウンロード可能な態様で提供される。また、これに限らず、プログラム14,45,33は、CD-ROMやUSBメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された態様で提供されるものであっても構わない。
1 画像処理装置
2 情報処理装置
3 端末装置
3a 表示部(表示手段)
3b カメラ(撮影手段)
6 サーバー
7 閲覧画像生成装置
15 画像取得部(画層取得手段)
16 機密領域特定部(機密領域特定手段)
17 機密情報保存部(機密情報保存手段)
18 閲覧画像生成部(閲覧画像生成手段)
19 閲覧画像出力部(閲覧画像出力手段)
22 記憶部(記憶手段)
37 機密情報取得部('機密情報取得手段)
38 表示制御部(表示制御手段)
51 閲覧画像取得部(閲覧画像取得手段)
52 表示制御部(表示制御手段)
D1 オリジナル画像
D2 機密情報
D3 閲覧画像
D4 アクセス情報
D5 被検知情報
R1 機密領域

Claims (25)

  1. 閲覧画像生成装置及び端末装置を備える画像処理システムであって、
    前記閲覧画像生成装置は、
    閲覧対象となるオリジナル画像を取得する画像取得手段と、
    前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、所定の記憶領域に保存する機密情報保存手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、
    前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させる構成であり、
    前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記閲覧画像生成装置及び前記端末装置のそれぞれと通信可能なサーバー、
    を更に備え、
    前記サーバーは、前記機密情報を記憶するための前記記憶領域を有する記憶手段を備え、
    前記機密情報保存手段は、前記機密領域から抽出した前記機密情報を前記サーバーに送信して前記記憶領域に保存し、
    前記機密情報取得手段は、前記アクセス情報に基づいて前記サーバーにアクセスすることにより、前記記憶領域から前記機密情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 閲覧画像生成装置、端末装置及びサーバーを備える画像処理システムであって、
    前記閲覧画像生成装置は、
    ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像を取得する画像取得手段と、
    前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、前記ユーザー又は前記端末装置を識別するための識別情報と共に前記機密情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーの所定の記憶領域に前記機密情報を保存する機密情報保存手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、
    前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記サーバーにアクセスして前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記機密情報取得手段は、前記アクセス情報に基づいて前記サーバーにアクセスするとき、前記識別情報を前記サーバーに送信し、
    前記サーバーは、前記端末装置から受信する前記識別情報を、前記閲覧画像生成装置から受信した前記識別情報と照合して認証を行い、認証に成功した場合に前記機密情報を前記端末装置へ送信することを特徴とする画像処理システム。
  4. 前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理システム。
  5. 前記閲覧画像生成手段は、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除することに伴い、前記機密領域の四隅に、前記機密領域であることを示す被検知情報を付加し、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させるとき、前記閲覧画像に含まれる前記被検知情報を検知することにより、前記機密領域を特定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  6. 前記閲覧画像出力手段は、前記閲覧画像を印刷することにより、前記機密領域がブランク状態となった印刷物を出力し、
    前記機密情報取得手段は、前記印刷物が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記印刷物の撮影画像から前記アクセス情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 前記閲覧画像生成装置から出力される前記閲覧画像を取得して表示画面に表示する情報処理装置、
    を更に備え、
    前記機密情報取得手段は、前記情報処理装置の前記表示画面が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記表示画面の撮影画像から前記アクセス情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理システム。
  8. 閲覧画像生成装置、端末装置及び情報処理装置を備える画像処理システムであって、
    前記閲覧画像生成装置は、
    閲覧対象となるオリジナル画像を取得する画像取得手段と、
    前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、所定の記憶領域に保存する機密情報保存手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、
    前記閲覧画像を前記情報処理装置へ出力する閲覧画像出力手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記閲覧画像生成装置から出力される前記閲覧画像を取得して表示画面に表示し、
    前記端末装置は、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記情報処理装置の表示画面に表示されている前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記機密領域を基準にして前記撮影手段による前記閲覧画像の撮影範囲を検出する撮影範囲検出手段と、
    前記撮影範囲を示す撮影範囲情報を前記情報処理装置へ送信する通信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記撮影範囲情報に基づき、前記表示画面に表示している前記閲覧画像のうちから前記撮影手段によって撮影されている撮影領域を特定し、当該撮影領域を示す表示枠を前記閲覧画像に重ね合わせて表示することを特徴とする画像処理システム。
  9. 閲覧画像生成装置、端末装置及び情報処理装置を備える画像処理システムであって、
    前記閲覧画像生成装置は、
    閲覧対象となるオリジナル画像を取得する画像取得手段と、
    前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、所定の記憶領域に保存する機密情報保存手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、
    前記閲覧画像を前記情報処理装置へ出力する閲覧画像出力手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記閲覧画像生成装置から出力される前記閲覧画像を取得して表示画面に表示し、
    前記端末装置は、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記情報処理装置の表示画面に表示されている前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記記憶領域から前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記アクセス情報を前記情報処理装置へ送信する通信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記端末装置から取得する前記アクセス情報に基づき、前記表示画面に表示している前記閲覧画像のうちから前記撮影手段によって撮影されている前記機密領域を特定し、当該機密領域に対して所定の表示枠を重ね合わせて表示することを特徴とする画像処理システム。
  10. サーバーを介して端末装置と連携する閲覧画像生成装置であって、
    ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像を取得する画像取得手段と、
    前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、前記ユーザー又は前記ユーザーが使用する端末装置を識別するための識別情報と共に前記機密情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーの所定の記憶領域に前記機密情報を保存する機密情報保存手段と、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、前記端末装置が前記サーバーから前記機密情報を取得してユーザーに提示することが可能な閲覧画像を生成する閲覧画像生成手段と、
    前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力手段と、
    を備え、
    前記アクセス情報は、前記識別情報を含まず、
    前記閲覧画像生成手段は、前記端末装置の撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に付加された前記アクセス情報と、前記端末装置が保持する前記識別情報とに基づき、前記端末装置が前記サーバーにアクセスして前記記憶領域から前記機密情報を取得することを可能にした前記閲覧画像を生成することを特徴とする閲覧画像生成装置。
  11. 前記閲覧画像生成手段は、前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除することに伴い、前記機密領域の四隅に、前記機密領域であることを示す被検知情報を付加することを特徴とする請求項10に記載の閲覧画像生成装置。
  12. 前記閲覧画像出力手段は、前記閲覧画像を印刷することにより、前記機密領域がブランク状態となった印刷物を出力することを特徴とする請求項10又は11に記載の閲覧画像生成装置。
  13. サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置であって、
    前記サーバーと通信を行う通信手段と、
    前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させる構成であり、
    前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする端末装置。
  14. サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携すると共に、情報処理装置とも連携する端末装置であって、
    前記サーバー及び前記情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、
    前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密領域を基準にして前記撮影手段による前記閲覧画像の撮影範囲を検出し、前記撮影範囲を示す撮影範囲情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信することを特徴とする端末装置。
  15. サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携すると共に、情報処理装置とも連携する端末装置であって、
    前記サーバー及び前記情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、
    前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密情報取得手段によって取得される前記アクセス情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信することを特徴とする端末装置。
  16. サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置であって、
    前記サーバーと通信を行う通信手段と、
    前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密情報を取得する機密情報取得手段と、
    前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記機密情報取得手段は、前記アクセス情報に基づいて前記サーバーにアクセスするとき、ユーザー又は自機を識別するための識別情報を前記サーバーに送信して前記サーバーに認証処理を行わせ、認証成功となった場合に前記サーバーから送信される前記機密情報を取得することを特徴とする端末装置。
  17. 前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得手段によって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の端末装置。
  18. 前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させるとき、前記閲覧画像に含まれる被検知情報を検知することにより、前記機密領域を特定することを特徴とする請求項17に記載の端末装置。
  19. 前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とする請求項17に記載の端末装置。
  20. 前記機密情報取得手段は、前記閲覧画像が印刷された印刷物が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記印刷物の撮影画像から前記アクセス情報を取得することを特徴とする請求項14乃至19のいずれかに記載の端末装置。
  21. 前記機密情報取得手段は、前記閲覧画像を取得する情報処理装置において表示される前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記情報処理装置の撮影画像から前記アクセス情報を取得することを特徴とする請求項14乃至19のいずれかに記載の端末装置。
  22. サーバーを介して端末装置と連携するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、
    ユーザーによって閲覧対象として指定されたオリジナル画像を取得する画像取得ステップと、
    前記オリジナル画像に機密情報が含まれる場合に、前記オリジナル画像において前記機密情報が含まれる機密領域を特定する機密領域特定ステップと、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を抽出し、前記ユーザー又は前記ユーザーが使用する端末装置を識別するための識別情報と共に前記機密情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーの所定の記憶領域に前記機密情報を保存する機密情報保存ステップと、
    前記機密領域に含まれる前記機密情報を削除すると共に、前記記憶領域に保存された前記機密情報を取得するためのアクセス情報を前記機密領域に付加することにより、前記端末装置が前記サーバーから前記機密情報を取得してユーザーに提示することが可能な閲覧画像を生成する閲覧画像生成ステップと、
    前記閲覧画像を出力する閲覧画像出力ステップと、
    を実行させ、
    前記アクセス情報は、前記識別情報を含まず、
    前記閲覧画像生成ステップは、前記端末装置の撮影手段によって前記閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に付加された前記アクセス情報と、前記端末装置が保持する前記識別情報とに基づき、前記端末装置が前記サーバーにアクセスして前記記憶領域から前記機密情報を取得することを可能にした前記閲覧画像を生成することを特徴とするプログラム。
  23. サーバーと通信を行う通信手段と、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    を備え、前記サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置に、
    前記撮影手段によって、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密領域に対応する前記機密情報を取得する機密情報取得ステップと、
    前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させ、
    前記表示制御ステップは、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像を前記表示手段に表示させ、前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段において表示される前記閲覧画像の前記機密領域に重ね合わせた状態で表示させる構成であり、
    前記アクセス情報は、前記機密領域の位置及びサイズを特定可能な領域情報を含み、
    前記表示制御ステップは、前記撮影手段によって撮影される前記閲覧画像に含まれる前記アクセス情報の前記領域情報に基づいて、前記機密領域を特定することを特徴とするプログラム。
  24. サーバー及び情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    を備え、前記サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置に、
    前記撮影手段によって、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密領域に対応する前記機密情報を取得する機密情報取得ステップと、
    前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密領域を基準にして前記撮影手段による前記閲覧画像の撮影範囲を検出し、前記撮影範囲を示す撮影範囲情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  25. サーバー及び情報処理装置のそれぞれと通信を行う通信手段と、
    画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    を備え、前記サーバーを介して閲覧画像生成装置と連携する端末装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置に、
    前記撮影手段によって、前記閲覧画像生成装置において、オリジナル画像の機密情報を含む機密領域から前記機密情報を削除すると共に、前記機密領域に対して前記機密情報を取得するためのアクセス情報を付加することにより生成された閲覧画像が撮影された場合に、前記閲覧画像の前記機密領域に含まれる前記アクセス情報に基づき、前記通信手段を介して前記サーバーにアクセスし、前記サーバーから、前記閲覧画像生成装置によって保存された前記機密領域に対応する前記機密情報を取得する機密情報取得ステップと、
    前記機密情報取得ステップによって取得される前記機密情報を、前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記情報処理装置において表示されている前記閲覧画像が前記撮影手段によって撮影された場合に、前記機密情報取得ステップによって取得される前記アクセス情報を、前記通信手段を介して前記情報処理装置へ送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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