JP6277868B2 - ドキュメント管理システム、ドキュメント再現装置、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

ドキュメント管理システム、ドキュメント再現装置、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、秘匿すべき情報を一部に含むドキュメントの技術に関する。
従来、用紙に印刷された一部の情報を保護するための技術が提案されている。
特許文献1に記載される制御システムは、秘密情報を含む元文書データ又は元文書の指定位置の部分データを所定の保存場所に保存する保存制御部と、元文書データ又は部分データの保存場所のアドレス情報及び公開範囲情報をコード化して記録したコードを生成するコード生成部と、指定位置が隠蔽されコード45が付加された加工文書、又は、更に隠蔽部に公開範囲情報が付加された加工文書を印刷又は表示する出力制御部と、加工文書を利用するユーザが公開範囲に合致するかを判定し、合致する場合に保存場所へのアクセスを許可する認証部とが、設けられている。
特許文献2に記載される方法によると、暗号鍵格納部から暗号鍵を読み出して読み出された暗号鍵を用いて、文書データの機密情報が表示されている領域を暗号化し、暗号化・復号化部によって暗号化領域として2次元コード化し、2次元コードである暗号化領域と暗号化領域以外の領域とのイメージを対応づけて記憶し、プリンタでプリントする。
特開2008−310448号公報 特開2008−85900号公報
上述の技術によると、用紙に記されている情報のうち秘密にすべき情報を秘匿することができる。また、ユーザは、特定の操作を行うことによって、秘匿されている情報を確認することができる。
しかし、秘匿されている情報をユーザにとってより分かりやすく確認できることが、望ましい。
本発明は、このような課題に鑑み、用紙に記された情報の一部が秘匿されている場合に、秘匿されている情報を従来よりもユーザにとってより分かりやすく提示することを、目的とする。
本発明の一形態に係るドキュメント管理システムは、第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを管理するドキュメント管理システムであって、前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および前記第二の画像の第二の画像データを表わす二次元バーコードを生成する、二次元バーコード生成手段と、前記第一のドキュメントから前記第一の画像を除去し当該第一のドキュメントに前記二次元バーコードを重ねた第二のドキュメントを生成する、第二のドキュメント生成手段と、前記第二のドキュメントを用紙印刷する第二のドキュメント出力手段と、前記用紙を撮影することによって前記第二のドキュメントを入力する第二のドキュメント入力手段と、入力された前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する二次元バーコード検出手段と、所定の操作が行われた時またはその直前において前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、当該二次元バーコードが表わす前記位置データに示される前記位置に、当該二次元バーコードが表わす前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する、第三のドキュメント生成手段と、前記第三のドキュメントを出力する第三のドキュメント出力手段と、前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、検出された前記二次元バーコードが表わす前記第二の画像データに基づいて、前記第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する、改竄判別手段と、前記改竄判別手段による判別の結果を出力する判別結果出力手段と、を有する。
本発明の他の一形態に係るドキュメント管理システムは、第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを管理するドキュメント管理システムであって、前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および前記第二の画像の第二の画像データをサーバへアップロードするアップロード手段と、前記位置データ、前記第一の画像データ、および前記第二の画像データの保存場所を示す二次元バーコードを生成する二次元バーコード生成手段と、前記第一のドキュメントから前記第一の画像を除去し当該第一のドキュメントに前記二次元バーコードを重ねた第二のドキュメントを生成する、第二のドキュメント生成手段と、前記第二のドキュメントを用紙印刷する第二のドキュメント出力手段と、前記用紙を撮影することによって前記第二のドキュメントを入力する第二のドキュメント入力手段と、入力された前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する二次元バーコード検出手段と、検出された前記二次元バーコードに示される前記保存場所に基づいて、前記位置データ、前第一の画像データ、および前記第二の画像データをダウンロードする、ダウンロード手段と、所定の操作が行われた時またはその直前において前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、ダウンロードされた前記位置データに示される前記位置に、ダウンロードされた前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する、第三のドキュメント生成手段と、前記第三のドキュメントを出力する第三のドキュメント出力手段と、前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、ダウンロードされた前記第二の画像データに基づいて、当該第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する、改竄判別手段と、前記改竄判別手段による判別の結果を出力する判別結果出力手段と、を有する。
本発明によると、用紙に記された情報の一部が秘匿されている場合であっても、秘匿されている情報を従来よりもユーザにとってより分かりやすく提示することができる。
情報管理システムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 ドキュメントの例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 ドキュメントコードの例を示す図である。 ドキュメントの例を示す図である。 端末装置の機能的構成の例を示す図である。 ドキュメント再現処理部の構成の例を示す図である。 再生画像の表示の形態の例を示す図である。 改竄箇所判別部の構成の例を示す図である。 改竄の前後のドキュメントの例を示す図である。 改竄のチェックの結果の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 ドキュメントの例を示す図である。 端末装置の機能的構成の例を示す図である。 第一の実施形態における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第一の実施形態における端末装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第一の実施形態における再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第一の実施形態における改竄チェック処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第二の実施形態における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第二の実施形態における端末装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第二の実施形態における再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第二の実施形態における改竄チェック処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ドキュメントの例および秘匿オブジェクトを秘匿した例を示す図である。
〔第一の実施形態〕
図1は、情報管理システム4の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、端末装置2のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、ドキュメント50の例を示す図である。
情報管理システム4は、ドキュメント(書類)の中の一部分の情報を秘匿し、権限を有するユーザに対してのみ、秘匿した情報を提示する。さらに、ドキュメントの中の情報が改竄されていないかどうかをチェック(検証)する。
情報管理システム4は、図1に示すように、画像形成装置1、端末装置2、サーバ3、および通信回線NWなどによって構成される。これらの装置は、通信回線NWを介して互いに通信を行うことができる。通信回線NWとして、インターネット、いわゆる有線LAN(Local Area Network)、無線LAN回線、公衆回線、携帯電話網、または専用線などが用いられる。
画像形成装置1は、一般に複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像処理装置であって、コピー、プリンタ、ファックス、およびスキャナなどの機能を集約した装置である。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、画像処理部10j、およびプリントユニット10kなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aなどが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルによって端末装置2またはサーバ3などの装置と通信を行う。
モデム10hは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされた用紙に記されている画像を読み取って画像データを生成する。
画像処理部10jは、NIC10g、モデム10h、またはスキャンユニット10iによって得られた画像データに対して解像度の変換、傾き補正、および天地補正などの処理を行う。
プリントユニット10kは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、他の装置から受信した画像を、画像処理部10jによって適宜、処理を施した後、用紙に印刷する。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーなどの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。さらに、後述する印刷物作成プログラム1P1、1P2が記憶されている。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。補助記憶装置10dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
端末装置2は、画像形成装置1が提供する種々のサービスをユーザが遠隔的に受けるためのクライアントである。端末装置2は、回答用紙に情報を記入するために用いられる。端末装置2として、スマートフォンまたはタブレットコンピュータなどが用いられる。
端末装置2は、図3に示すように、CPU20a、RAM20b、フラッシュメモリ20c、タッチパネルディスプレイ20d、操作ボタン群20e、無線LAN通信ユニット20f、携帯電話通信ユニット20g、デジタルカメラ20h、マイクロフォン20i、およびスピーカ20jなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ20dは、ユーザに対してメッセージを与えるための画面、処理の結果を示す画面、またはユーザが指示を入力するための画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ20dは、タッチされた位置を検知し、CPU20aにその位置を通知する。
操作ボタン群20eは、いわゆるホーム画面に戻るためのボタン、音量を調整するためのボタン、および電源のオン/オフを切り換えるためのボタンなどによって構成される。
無線LAN通信ユニット20fは、無線LANの規格、つまり、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11の規格に基づいて通信を行う。
携帯電話通信ユニット20gは、CDMA(Code Division Multiple Access)2000、W−CDMA(Wideband-CDMA)、またはLTE(Long Term Evolution)などの規格に基づいて、いわゆる携帯電話網を介して通信を行う。
デジタルカメラ20hは、画像を撮影し画像データを生成する。本実施形態では、特に、後述するドキュメントを撮影するために用いられる。
マイクロフォン20iは、集音し音声データを生成する。スピーカ20jは、音声データに基づいて音声を出力する。
フラッシュメモリ20cには、端末装置2のオペレーティングシステムのほか、文書の作成用のアプリケーション(例えば、ワープロソフト)、メーラ、およびウェブブラウザなどのプログラムが記憶されている。さらに、後述する情報管理プログラム2P1、2P2が記憶されている。これらのプログラムは、必要に応じてRAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。
サーバ3は、ドキュメントのデータを記憶し、要求に応じてこのデータを提供する。サーバ3として、いわゆるサーバ機が用いられる。いわゆるクラウドストレージによってサーバ3を実現してもよい。
以下、図4に示すドキュメント50を情報管理システム4によって管理する場合を例に説明する。
ドキュメント50は、ある企業の、ある1人の顧客に関するものであって機密の文書である。
ドキュメント50は、開示オブジェクト501、502および秘匿オブジェクト503によって構成される。秘匿オブジェクト503は、個人を直接的に特定することができるので、開示オブジェクト501、502よりも機密性が高い。
そこで、ドキュメント50は、秘匿オブジェクト503が二次元バーコードに置き換えられて用紙に印刷される。この企業の従業員である各ユーザには、情報管理システム4におけるユーザアカウントが与えられており、自分のユーザアカウントで情報管理システム4にログインしなければ、秘匿オブジェクト503を見ることができない。以下、これらの仕組みを順次、説明する。
〔ドキュメントの印刷〕
図5は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図6は、ドキュメントコード58の例を示す図である。図7は、ドキュメント51の例を示す図である。
ドキュメント50の一部を秘匿して用紙に印刷する処理は、画像形成装置1において印刷物作成プログラム1P1によって行われる。
印刷物作成プログラム1P1によると、図5に示すドキュメントコード生成部101、秘匿処理部102、および印刷処理部103などの機能が実現される。
ユーザは、ドキュメント50の電子データを画像形成装置1に用意する。例えば、端末装置2またはパーソナルコンピュータのワープロソフトなどを用いてドキュメント50を作成することによってドキュメント50の電子データを用意し、これを画像形成装置1に入力する。または、ドキュメント50が印刷された用紙を画像形成装置1のスキャンユニット10iに読み取らせることによって用意してもよい。
そして、ユーザは、一部のユーザにのみ開示する部分を画像形成装置1に対して指定する。この部分が、秘匿オブジェクト503である。
すると、画像形成装置1において、ドキュメントコード生成部101は、ドキュメントコード58を生成する。ドキュメントコード58は、図6に示すように、座標コード58A、秘匿オブジェクトコード58B、および全体コード58Cによって構成される。
座標コード58Aは、ドキュメント50における秘匿オブジェクト503の位置の座標を示すカラー二次元バーコードである。ドキュメントコード生成部101は、この座標を示すテキストデータである座標データ7Aを生成し、これを所定の暗号鍵(以下、「暗号鍵7K」と記載する。)によって暗号化してカラー二次元バーコードに変換する。これにより、座標コード58Aが生成される。
ドキュメント50の座標系における原点は、ドキュメント50の四隅のいずれか(例えば、左上の隅)でもよいが、秘匿オブジェクト503の近辺の点とするのが、望ましい。後述する印刷物5を撮影する際に、四隅よりも秘匿オブジェクト503の近辺のほうが確実に撮影範囲に入るからである。原点には、所定の目印を配置しておくのが望ましい。開示オブジェクト501または開示オブジェクト502の中の任意の一部分の画像を原点の目印としてもよい。また、ドキュメント50の全体の範囲を知らせるために、用紙の四隅に所定の目印を配置してもよい。
秘匿オブジェクトコード58Bは、秘匿オブジェクト503の画像データ7Bを暗号鍵7Kによって暗号化し、さらにカラー二次元バーコードに変換したものである。
全体コード58Cは、ドキュメント50全体の画像データ7Cを暗号鍵7Kによって暗号化し、さらにカラー二次元バーコードに変換したものである。
なお、これらのカラー二次元バーコードは、いずれも、カラー二次元バーコードの公知の規格に基づいている。カラー二次元バーコードの技術として、特開2007−323632号公報に記載される技術を用いることができる。
秘匿処理部102は、ドキュメントコード生成部101によってドキュメントコード58が生成されると、ドキュメント50から秘匿オブジェクト503を除去(削除)し、図7に示すように、空白の部分にドキュメントコード58を配置する。秘匿オブジェクト503があった位置に配置するのが望ましい。また、原点に重ならないように配置する。
これにより、秘匿オブジェクト503が秘匿される。以下、秘匿オブジェクト503がドキュメントコード58に置き換えられたドキュメント50を「ドキュメント51」と記載する。
印刷処理部103は、秘匿処理部102によってドキュメント51が生成されると、ドキュメント51が用紙に印刷されるようにプリントユニット10kなどを制御する。これにより、ドキュメント51の印刷物5が得られる。
〔ドキュメントの閲覧および改竄のチェック〕
図8は、端末装置2の機能的構成の例を示す図である。図9は、ドキュメント再現処理部204の構成の例を示す図である。図10は、再生画像54の表示の形態の例を示す図である。図11は、改竄箇所判別部205の構成の例を示す図である。図12は、改竄の前後のドキュメントの例を示す図である。図13は、改竄のチェックの結果の例を示す図である。
ユーザは、印刷物5を入手すると、開示オブジェクト501、502を読むことができる。しかし、秘匿オブジェクト503は、ドキュメントコード58に置き換えられているので、このままでは、読むことができない。そこで、端末装置2を使用することによって、秘匿オブジェクト503を読むことができる。
また、印刷物5にペンで加筆したり、ある文字を修正液で消して別の文字に書き換えたりすることによって、印刷物5が改竄されることがある。ユーザは、改竄が行われたか否かを、端末装置2を使用することによって確認することができる。
秘匿オブジェクト503を読む場合および改竄を確認する場合に、端末装置2の情報管理プログラム2P1が用いられる。
情報管理プログラム2P1によると、図8に示すアクセス権データベース201、モード自動設定部202、閲覧可否判別部203、ドキュメント再現処理部204、および改竄箇所判別部205などの機能が実現される。
アクセス権データベース201には、秘匿オブジェクト503を見ることが許されている各ユーザつまり秘匿オブジェクト503のアクセス権を有する各ユーザのユーザアカウントのIDが予め記憶されている。
ところで、ユーザは、閲覧可否判別部203を読みたい場合は、端末装置2を閲覧モードに設定し、改竄のチェック(検証)を行いたい場合は、端末装置2を改竄チェックモードに設定する。また、閲覧モードおよび改竄チェックモードを、次のように切り換えることも、できる。
ユーザは、端末装置2の情報管理プログラム2P1を起動する。すると、デジタルカメラ20hが撮影を開始する。いわゆる動画モードで撮影してもよい。そして、所定の時間(例えば、0.3秒)ごとに、撮影して得た最新の画像の画像データをRAM20bに書き込む。古い画像データは、削除される。ユーザは、印刷物5の印刷面にデジタルカメラ20hを向ける。すると、印刷面に印刷されている全部分または一部分の画像(つまり、ドキュメント51の全部分または一部分)が撮影され、その画像の画像データがRAM20bに書き込まれる。以下、撮影された画像を「撮影画像52」と記載する。
モード自動設定部202は、所定のボタン(シャッタボタンまたは実行ボタン)が押されるまでの間は、モードを閲覧モードに設定する。
また、所定のボタンが押された時点の最新の撮影した画像に印刷物5の印刷面の全部分が含まれていれば、モード自動設定部202は、モードを改竄チェックモードに設定する。一方、一部分しか含まれていなければ、モードを閲覧モードに設定する。
閲覧モードが設定されると、閲覧可否判別部203およびドキュメント再現処理部204によって、次の処理が行われる。
ユーザは、予め、自分のユーザアカウントおよびパスワードを端末装置2に入力し、情報管理システム4にログインしておく。ユーザ認証は、公知の方法によって行えばよい。また、ユーザ認証は、端末装置2が行ってもよいし、認証用のサーバが行ってもよい。サーバ3を認証用のサーバとして用いてもよい。ユーザは、ログインしなければ、情報管理プログラム2P1を起動することができない。
閲覧可否判別部203は、ログインしたユーザのユーザアカウントのIDがアクセス権データベース201に記憶されているか否かをチェックする。そして、記憶されていれば、秘匿オブジェクト503を閲覧することができると判別する。記憶されていなければ、閲覧することができないと判別する。
ドキュメント再現処理部204は、秘匿オブジェクト503を閲覧することができると閲覧可否判別部203によって判別された場合に、秘匿オブジェクト503を再現するための処理を次のように行う。
ドキュメント再現処理部204は、図9に示すように、ドキュメントコード検出部241、座標コード復号部242、秘匿オブジェクトコード復号部243、ドキュメントコード除去部244、画像重畳部245、および重畳画像表示処理部246などによって構成される。
ドキュメントコード検出部241は、撮影画像52の中からドキュメントコード58を検出する。検出は、二次元バーコードの公知の検出方法によって行えばよい。
座標コード復号部242は、ドキュメントコード58に含まれる座標コード58Aをテキストデータに復号する。このテキストデータは暗号化されているので、座標コード復号部242は、さらに、これを所定の復号鍵7Lによって復号する。これにより、平文の座標データ7Aが得られる。なお、公開鍵暗号方式によって暗号化および復号を行う場合は、復号鍵7Lと暗号鍵7Kとは、ペアである。共通鍵暗号方式によって暗号化および復号を行う場合は、復号鍵7Lと暗号鍵7Kとは、同一である。
秘匿オブジェクトコード復号部243は、ドキュメントコード58に含まれる秘匿オブジェクトコード58Bを画像データに復号する。この画像データは暗号化されているので、秘匿オブジェクトコード復号部243は、さらに、これを復号鍵7Lによって復号する。これにより、平文の画像データ7Bが得られる。
ドキュメントコード除去部244は、撮影画像52からドキュメントコード58を除去する。以下、ドキュメントコード58が除去された撮影画像52を「撮影画像53」と記載する。
そして、画像重畳部245は、秘匿オブジェクトコード復号部243によって得られた画像データ7Bによって再現される画像つまり秘匿オブジェクト503を、撮影画像53の、座標コード復号部242によって得られた座標データ7Aに示される座標の位置に重ね合わせる。これにより、ドキュメント50の一部分または全部分が再現される。以下、秘匿オブジェクト503が重ね合わされた撮影画像53を「再生画像54」と記載する。
重畳画像表示処理部246は、再生画像54をタッチパネルディスプレイ20dに表示させる。
ドキュメント再現処理部204の各部は、デジタルカメラ20hによって撮影画像52が得られるごとに、上述の処理を実行する。印刷物5の撮影中、印刷物5に対する端末装置2の位置が変わると、撮影画像52も変化する。したがって、再生画像54は、デジタルカメラ20hが印刷物5の全体を撮影した場合は、図10(A)のように再生画像54が表示され、左下の辺りを撮影した場合は、図10(B)のように再生画像54が表示される。このように、ドキュメント再現処理部204によると、AR(Augmented Reality)のようにドキュメント50が表示される。
一方、改竄チェックモードが設定されると、改竄箇所判別部205は、印刷物5の改竄を次のようにチェックする。
改竄箇所判別部205は、図11に示すように、ドキュメントコード検出部251、座標コード復号部252、全体コード復号部253、第一の特徴算出部254、撮影画像補正部255、第二の特徴算出部256、改竄オブジェクト判別部257、およびチェック結果表示処理部258などによって構成される。
ドキュメントコード検出部251は、ドキュメントコード検出部241と同様、撮影画像52の中からドキュメントコード58を検出する。
座標コード復号部252は、座標コード復号部242と同様、ドキュメントコード58に含まれる座標コード58Aを平文の座標データ7Aに復号する。
全体コード復号部253は、ドキュメントコード58に含まれる全体コード58Cを平文の画像データ7Cに復号する。復号の方法は、秘匿オブジェクトコード58Bを平文の画像データ7Bに復号する方法と同様である。
第一の特徴算出部254は、ドキュメント50の特徴を次のように算出する。画像データ7Cに基づいてドキュメント50を算出し、座標データ7Aに基づいてドキュメント50から秘匿オブジェクト503を除去する。以下、秘匿オブジェクト503が除去されたドキュメント50を「ドキュメント55」と記載する。
これにより、ドキュメント55には、開示オブジェクト501、502が残る。開示オブジェクト501、502には、単語を表わす文字列が複数、含まれている。以下、この文字列を「単語オブジェクト50T」と記載する。
第一の特徴算出部254は、ドキュメント55から単語オブジェクト50Tを公知の文字認識技術によって検出する。そして、単語オブジェクト50Tごとに、その特徴として、文字列のドットの個数または面積を算出する。または、単語オブジェクト50Tのビットマップそのものを特徴として算出してもよい。または、単語オブジェクト50Tが表わす各文字のアスキーコードを特徴として算出してもよい。
撮影画像補正部255は、撮影画像52を、ドキュメント55と同じサイズになるように補正する。補正は、公知の拡大、縮小、傾き補正、または台形補正などを施すことによって行うことができる。以下、補正された撮影画像52を「補正画像56」と記載する。補正は、画像処理部10jに実行させてもよい。
第二の特徴算出部256は、補正画像56の特徴を次のように算出する。座標データ7Aに基づいて補正画像56から秘匿オブジェクト503を除去する。以下、秘匿オブジェクト503が除去された補正画像56を「補正画像57」と記載する。ドキュメント55の場合と同様、補正画像57には、開示オブジェクト501、502が残り、これらには単語オブジェクト50T’が複数、含まれている。
第二の特徴算出部256は、ドキュメント55の場合と同様、補正画像57から単語オブジェクト50Tを検出し、単語オブジェクト50T’ごとの特徴を算出する。
改竄オブジェクト判別部257は、同じ座標にあるドキュメント55の単語オブジェクト50Tの特徴と補正画像57の単語オブジェクト50T’の特徴とを比較し、両者が一致しなければ、その単語オブジェクト50Tが改竄されていると判別する。両者が一致すれば、その単語オブジェクト50Tが改竄されていないと判別する。なお、両者の差異が一定の範囲内であれば、改竄されていないと判別してもよい。
チェック結果表示処理部258は、改竄オブジェクト判別部257による判別結果をタッチパネルディスプレイ20dに表示させる。例えば、図12(A)に示すドキュメント55および図12(B)に示す補正画像57によると、改竄オブジェクト判別部257は、改竄されている単語オブジェクト50Tとして2つの単語オブジェクト50Tを判別する。そして、チェック結果表示処理部258は、図13のように、判別された単語オブジェクト50Tを枠線で囲い吹出しを付けるなどしてドキュメント50を表示する。
〔第二の実施形態〕
図14は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図15は、ドキュメント51’の例を示す図である。図16は、端末装置2の機能的構成の例を示す図である。
上述のドキュメントコード58(図6、図7参照)は、ドキュメント50全体の画像データ7Cなどを二次元バーコードに変換することによって生成された。よって、ドキュメント50に様々な色が使われていたり多くのオブジェクトが含まれていたりすると、ドキュメントコード58のセル数が多くなり、ドキュメントコード58が大きくなってしまう。そうすると、秘匿オブジェクト503があった位置にドキュメントコード58を配置することができなくなる場合がある。
そこで、ドキュメントコード58の代わりに、保存場所コード59を配置してもよい。保存場所コード59は、後述するドキュメントデータ7Dの保存場所(例えば、URL(Uniform Resource Locator)を示す文字列を二次元バーコードに変換したものである。よって、ドキュメントコード58よりもセル数を減らすことができる。保存場所コード59は、公知の規格の二次元バーコードであって例えばQR(Quick Response)コードである。「QRコード」は、登録商標である。
以下、ドキュメントコード58の代わりに保存場所コード59を使用する場合の例を説明する。第一の実施形態と重複する点は、説明を省略する。
画像形成装置1は、印刷物作成プログラム1P1の代わりに印刷物作成プログラム1P2を実行する。印刷物作成プログラム1P2によると、図14に示すドキュメントデータ生成部121、ドキュメントデータアップロード部122、保存場所コード生成部123、秘匿処理部124、および印刷処理部125などの機能が実現される。
ドキュメントデータ生成部121は、ドキュメントデータ7Dを生成する。ドキュメントデータ7Dは、ドキュメント50における秘匿オブジェクト503の位置の座標を示すデータ、秘匿オブジェクト503の画像データ7B、およびドキュメント50全体の画像データ7Cなどによって構成される。
ドキュメントデータアップロード部122は、ドキュメントデータ7Dをサーバ3へアップロードする。
保存場所コード生成部123は、ドキュメントデータ7Dの保存場所を示す文字列を暗号鍵7Kで暗号化しQRコードに変換することによって、保存場所コード59を生成する。
秘匿処理部124は、ドキュメント50から秘匿オブジェクト503を除去し、図15に示すように、空白の部分に保存場所コード59を配置する。秘匿オブジェクト503があった位置に配置するのが望ましい。また、原点に重ならないように配置する。
これにより、秘匿オブジェクト503が秘匿される。以下、秘匿オブジェクト503が保存場所コード59に置き換えられたドキュメント50を「ドキュメント51’」と記載する。
印刷処理部125は、ドキュメント51’が用紙に印刷されるようにプリントユニット10kなどを制御する。これにより、ドキュメント51’の印刷物5’が得られる。
ユーザは、印刷物5’を入手すると、端末装置2を使用することによって、秘匿オブジェクト503を読んだり改竄をチェックしたりすることができる。この際に、端末装置2は、情報管理プログラム2P1の代わりに情報管理プログラム2P2を実行する。情報管理プログラム2P2によると、図16に示すアクセス権データベース261、モード自動設定部262、閲覧可否判別部263、保存場所コード検出部264、保存場所コード復号部265、ドキュメントデータダウンロード部266、ドキュメント再現処理部267、および改竄箇所判別部268などの機能が実現される。
アクセス権データベース261は、情報管理プログラム2P1のアクセス権データベース201(図8参照)と同様、秘匿オブジェクト503のアクセス権を有する各ユーザのユーザアカウントのIDが予め記憶されている。
モード自動設定部262は、情報管理プログラム2P2の起動後、モード自動設定部202と同様、撮影の範囲がドキュメント51’の全体であるか一部分であるか、および、所定のボタン(シャッタボタンまたは実行ボタン)が押されたか否かに応じて、自動的にモードを閲覧モードおよび改竄チェックモードのいずれかに設定する。以下、デジタルカメラ20hによって撮影された画像を、撮影された画像を「撮影画像52’」と記載する。
ユーザは、情報管理プログラム2P1を使用する場合と同様、手動で閲覧モードおよび改竄チェックモードのいずれかを選択することもできる。
閲覧可否判別部263は、閲覧可否判別部203と同様、ログインしたユーザが秘匿オブジェクト503を閲覧することができるか否かを判別する。
保存場所コード検出部264は、撮影画像52’の中から保存場所コード59を検出する。検出は、二次元バーコードの公知の検出方法によって行えばよい。
保存場所コード復号部265は、保存場所コード59を、ドキュメントデータ7Dの保存場所を示す文字列に変換し復号鍵7Lで平文に復号する。
ドキュメントデータダウンロード部266は、保存場所を示す文字列に基づいてサーバ3からドキュメントデータ7Dをダウンロードする。
ドキュメント再現処理部267は、秘匿オブジェクト503を閲覧することができると閲覧可否判別部263によって判別された場合に、取得したドキュメントデータ7Dに基づいて、撮影画像52’に対して次の処理を行うことによって、秘匿オブジェクト503を再現する。
ドキュメント再現処理部267は、保存場所コード除去部271、画像重畳部272、および重畳画像表示処理部273などによって構成される。
保存場所コード除去部271は、撮影画像52’から保存場所コード59を除去する。以下、保存場所コード59が除去された撮影画像52’を「撮影画像53’」と記載する。
画像重畳部272は、秘匿オブジェクト503を、撮影画像53’の、ドキュメントデータ7Dに示される座標の位置に重ね合わせる。以下、秘匿オブジェクト503が重ね合わされた撮影画像53’を「再生画像54’」と記載する。
重畳画像表示処理部273は、再生画像54’をタッチパネルディスプレイ20dに表示させる。
改竄箇所判別部268は、印刷物5’の改竄を次のようにチェックする。改竄箇所判別部268は、第一の特徴算出部281、撮影画像補正部282、第二の特徴算出部283、改竄オブジェクト判別部284、およびチェック結果表示処理部285などによって構成される。
第一の特徴算出部281は、第一の特徴算出部254と同様に、ドキュメント50の特徴を算出する。
撮影画像補正部282は、撮影画像52’を、ドキュメント55(ドキュメント50から閲覧可否判別部203を除去したもの)と同じサイズになるように補正する。以下、補正された撮影画像52を「補正画像56’」と記載する。
第二の特徴算出部283は、補正画像56’の特徴を算出する。算出は、第二の特徴算出部256が補正画像56の特徴を算出した方法と同様の方法で、行われる。
改竄オブジェクト判別部284は、同じ座標にあるドキュメント55の単語オブジェクト50Tの特徴と補正画像57’(補正画像56’から閲覧可否判別部203が除去されたもの)の単語オブジェクト50T’の特徴とを比較し、両者が一致しなければ、その単語オブジェクト50Tが改竄されていると判別する。両者が一致すれば、その単語オブジェクト50Tが改竄されていないと判別する。なお、両者の差異が一定の範囲内であれば、改竄されていないと判別してもよい。
チェック結果表示処理部285は、改竄オブジェクト判別部284による判別結果をタッチパネルディスプレイ20dに表示させる。表示の形態は、例えば図13に示したものと同様でよい。
図17は、第一の実施形態における画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図18は、第一の実施形態における端末装置2の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図19は、第一の実施形態における再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。図20は、第一の実施形態における改竄チェック処理の流れの例を説明するフローチャートである。

次に、印刷物作成プログラム1P1、1P2および情報管理プログラム2P1、2P2による全体的な処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1は、印刷物作成プログラム1P1に基づいて、図17に示す手順で処理を実行する。
画像形成装置1は、ドキュメント50の印刷の指令を受け付けると(#701)、ドキュメント50などを暗号化しカラーの二次元バーコードに変換することによってドキュメントコード58を生成する(#702)。ドキュメント50から秘匿オブジェクト503を除去しドキュメントコード58を配置することによって、ドキュメント51を生成する(#703)。そして、ドキュメント51を用紙に印刷する(#704)。
端末装置2は、情報管理プログラム2P1に基づいて、図18に示す手順で処理を実行する。
端末装置2は、情報管理プログラム2P1の起動後、撮影を開始する(#711)。そして、所定の時間ごとに撮影画像52を得る。
所定のボタン(例えば、シャッタボタン)が押されるまでは(#712でNo)、端末装置2は、閲覧モードに設定する(#713)。端末装置2のユーザに秘匿オブジェクト503を閲覧させてもよいか否かを判別し(#714)、閲覧させてもよい場合は(#715でYes)、秘匿オブジェクト503を再現する処理を行う(#716)。再現する処理の手順は、図19に示す通りである。
端末装置2は、撮影画像52からのドキュメントコード58の検出を試みる(#731)。検出することができたら(#732でYes)、ドキュメントコード58に含まれる座標コード58Aを平文の座標データ7Aに復号するとともに(#733)、ドキュメントコード58に含まれる秘匿オブジェクトコード58Bを平文の画像データ7Bに復号する(#734)。
端末装置2は、撮影画像52からドキュメントコード58を除去し(#735)、座標データ7Aに示される座標の位置に秘匿オブジェクト503を重ね合せる(#736)。秘匿オブジェクト503は、画像データ7Bより求められる。これにより、再生画像54が求められる。そして、端末装置2は、再生画像54を表示する(#737)。
図18に戻って、撮影画像52からドキュメントコード58が検出されている間は(#717でYes)、所定のボタンが押されるまで(#712でNo)、最新の撮影画像52に基づいて再生画像54を求めて表示する処理を行う。ただし、ステップ#714〜#715の処理およびステップ#733〜#734の処理はスキップしてもよい。
所定のボタンが押されると(#712でYes)、撮影画像52にドキュメント51の全体が写っていれば(#718でYes)、端末装置2は、改竄チェックモードに設定する(#719)。そして、印刷物5が改竄されていないかどうかをチェックする(#720)。チェックの手順は、図20に示す通りである。
端末装置2は、撮影画像52からドキュメントコード58を検出すると(#741)、ドキュメントコード58に含まれる座標コード58Aを平文の座標データ7Aに復号し(#742)、ドキュメントコード58に含まれる全体コード58Cを平文の画像データ7Cに復号する(#743)。画像データ7Cに基づいて、元のドキュメント50の単語オブジェクト50Tごとの特徴を算出する(#744)。ただし、秘匿オブジェクト503は、対象外とする。
ステップ#741〜#744の処理と前後してまたは並行して、端末装置2は、撮影画像52を補正しドキュメントコード58を除外することによって補正画像57を求め(#745)、補正画像57の単語オブジェクト50T’ごとの特徴を算出する(#746)。
端末装置2は、同じ座標にある単語オブジェクト50T、50T’の特徴同士を比較する(#747)。差異が所定の大きさ以上であれば(#748でYes)、その単語オブジェクト50Tが改竄されたと判別し(#749)、差異が所定の大きさ未満であれば(#748でNo)、その単語オブジェクト50Tが改竄されていないと判別する(#751)。そして、端末装置2は、改竄の有無の判別の結果を表示する(#751)。
図18に戻って、撮影画像52にドキュメント51の一部分しか写っていなければ(#718でNo)、端末装置2は、閲覧モードに設定し(#713)、秘匿オブジェクト503を再現する処理などを行う(#714〜#716)。ただし、ユーザに秘匿オブジェクト503を閲覧させてもよいか否かを既に判別していれば、ステップ#714〜#715をスキップする。また、再現の処理の後、ステップ#717をスキップし、撮影を終了する。
図21は、第二の実施形態における画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図22は、第二の実施形態における端末装置2の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図23は、第二の実施形態における再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。図24は、第二の実施形態における改竄チェック処理の流れの例を説明するフローチャートである。
画像形成装置1は、印刷物作成プログラム1P2に基づいて、図21に示す手順で処理を実行する。
画像形成装置1は、ドキュメント50の印刷の指令を受け付けると(#801)、ドキュメント50の画像データ7Cなどを含むドキュメントデータ7Dを生成し(#802)、サーバ3へアップロードする(#803)。
さらに、画像形成装置1は、ドキュメントデータ7Dの保存場所を示すデータを暗号化しQRコードに変換することによって保存場所コード59を生成する(#804)。そして、ドキュメント50から秘匿オブジェクト503を除去し保存場所コード59を配置することによってドキュメント51’を生成し(#805)、用紙に印刷する(#806)。
端末装置2は、情報管理プログラム2P2に基づいて、図22に示す手順で処理を実行する。
端末装置2は、情報管理プログラム2P2の起動後、撮影を開始する(#811)。そして、所定の時間ごとに撮影画像52を得る。
所定のボタン(例えば、シャッタボタン)が押されるまでは(#812でNo)、端末装置2は、閲覧モードに設定する(#813)。端末装置2のユーザに秘匿オブジェクト503を閲覧させてもよいか否かを判別し(#814)、閲覧させてもよい場合は(#815でYes)、撮影画像52から保存場所コード59を検出し(#816)、これを復号することによって保存場所の平文のデータを得る(#817)。そして、この保存場所からドキュメントデータ7Dをダウンロードし(#818)、秘匿オブジェクト503を再現する処理を行う(#819)。再現する処理の手順は、図23に示す通りである。
端末装置2は、撮影画像52から保存場所コード59を除去し(#831)、座標データ7Aに示される座標の位置に秘匿オブジェクト503を重ね合せる(#832)。これにより、再生画像54’が再生される。そして、端末装置2は、再生画像54’を表示する(#833)。
図22に戻って、撮影画像52から保存場所コード59が検出されている間は(#820でYes)、所定のボタンが押されるまで(#812でNo)、最新の撮影画像52に基づいて再生画像54’を再生し表示する処理を行う。ただし、ステップ#814〜#815、817〜#818の処理はスキップしてもよい。
所定のボタンが押されると(#812でYes)、撮影画像52にドキュメント51の全体が写っていれば(#821でYes)、端末装置2は、改竄チェックモードに設定する(#822)。撮影画像52から保存場所コード59を検出し(#823)、これを復号することによって保存場所の平文のデータを得て(#824)、ドキュメントデータ7Dをダウンロードする(#825)。既にドキュメントデータ7Dをダウンロードしている場合は、ステップ#823〜#825をスキップしてもよい。
そして、端末装置2は、印刷物5’が改竄されていないかどうかをチェックする(#826)。チェックの手順は、図24に示す通りである。
端末装置2は、ドキュメントデータ7Dに基づいて、元のドキュメント50の単語オブジェクト50Tごとの特徴を算出する(#841)。ただし、秘匿オブジェクト503は、対象外とする。さらに、端末装置2は、撮影画像52を補正し保存場所コード59を除外することによって補正画像57’を求め(#842)、補正画像57’の単語オブジェクト50T’ごとの特徴を算出する(#843)。
端末装置2は、同じ座標にある単語オブジェクト50T、50T’の特徴同士を比較する(#844)。差異が所定の大きさ以上であれば(#845でYes)、その単語オブジェクト50Tが改竄されたと判別し(#846)、差異が所定の大きさ未満であれば(#845でNo)、その単語オブジェクト50Tが改竄されていないと判別する(#847)。そして、端末装置2は、改竄の有無の判別の結果を表示する(#848)。
図22に戻って、撮影画像52にドキュメント51’の一部分しか写っていなければ(#821でNo)、端末装置2は、閲覧モードに設定し(#813)、秘匿オブジェクト503を再現する処理などを行う(#814〜#819)。ユーザに秘匿オブジェクト503を閲覧させてもよいか否かを既に判別していれば、ステップ#814〜#815をスキップする。また、再現の処理の後、ステップ#820をスキップし、撮影を終了する。
第一の実施形態および第二の実施形態によると、秘匿オブジェクト503を秘匿してドキュメント50を用紙に印刷した場合であっても、端末装置2を介してAR(拡張現実)のようにドキュメント50をユーザが閲覧することができる。よって、従来よりも秘匿されている秘匿オブジェクト503をユーザにとって閲覧しやすくすることができる。
図25は、ドキュメント50’の例および秘匿オブジェクト503、504を秘匿した例を示す図である。
図4に例示したドキュメント50には、秘匿オブジェクトが1つしか含まれていなかったが、複数含まれている場合にも、本発明を適用することができる。
例えば、図25(A)に示すドキュメント50’には、秘匿オブジェクト503だけでなく、秘匿オブジェクト504も含まれている。この場合は、画像形成装置1は、秘匿オブジェクト504についても、ドキュメントコード58’を生成し、図25(B)に示すように秘匿オブジェクト504をドキュメントコード58’に置き換える。ただし、ドキュメントコード58’には、ドキュメント50’全体の画像データの二次元バーコードを含めなくてもよい。この二次元バーコードは秘匿オブジェクト503のドキュメントコード58に全体コード58Cとして含まれているからである。
秘匿オブジェクト504を保存場所コード59’に置き換える場合は、秘匿オブジェクト504の位置の座標を示すデータおよび秘匿オブジェクト504の画像データをサーバ3へアップロードし、その保存場所を示すデータを暗号化し二次元バーコードへ変換することによって、保存場所コード59’を生成すればよい。
そして、端末装置2は、これらのドキュメントコード58、58’を読み取り、または、保存場所コード59、59’を読み取り、上述の処理を行えばよい。
第一の実施形態および第二の実施形態では、開示オブジェクト501は、単語を表わす文字列によって構成されていたが、イラスト、写真、または図などのオブジェクトであってもよい。この場合は、開示オブジェクト501を複数の領域に区切り、領域ごとに改竄の有無をチェックすればよい。特徴は、領域に含まれる画像のドットの個数であってもよいし、濃度であってもよい。開示オブジェクト502についても、同様である。
第一の実施形態および第二の実施形態では、改竄のチェックを端末装置2が行ったが、画像形成装置1が行ってもよい。この場合は、端末装置2のデジタルカメラ20hで印刷物5または印刷物5’を撮影する代わりに、画像形成装置1のスキャンユニット10iで印刷物5または印刷物5’をスキャンする。そして、これによって得られた画像に基づいて、画像形成装置1は、端末装置2と同様の処理を実行すればよい。チェックの結果は、タッチパネルディスプレイ10eに表示してもよいし、用紙に印刷してもよいし、リモートアクセスしている端末装置のディスプレイに表示してもよい。
秘匿オブジェクト503の再現の処理も、画像形成装置1が行ってもよい。この場合は、画像形成装置1のスキャンユニット10iで印刷物5または印刷物5’をスキャンする。そして、これによって得られた画像に基づいて、画像形成装置1は、端末装置2と同様の処理を実行すればよい。ただし、画像が連続的に得られないので、画像形成装置1は、秘匿オブジェクト503を再現し再生画像54、54’を出力する処理を、1回だけ行う。再生画像54、54’は、タッチパネルディスプレイ10eに表示してもよいし、用紙に印刷してもよいし、リモートアクセスしている端末装置のディスプレイに表示してもよい。
第一の実施形態および第二の実施形態では、端末装置2としてタブレットコンピュータまたはスマートフォンを用いる場合を例に説明したが、デジタルカメラが内蔵されまたは外付けされたパーソナルコンピュータを用いてもよい。
第二の実施形態では、画像形成装置1は、ドキュメントデータ7Dの保存場所を示すデータを暗号化したが、ドキュメントデータ7Dを暗号化してサーバ3へアップロードしてもよい。そして、端末装置2は、保存場所コード59に基づいてドキュメントデータ7Dをダウンロードした後、これを平文に復号すればよい。
第一の実施形態および第二の実施形態では、1つのドキュメント50を取り扱う場合を例に説明したが、複数のドキュメントを取り扱う場合は、ドキュメントごとにアクセス権を設定し、それを示す情報をアクセス権データベース201、261に保存しておけばよい。
第一の実施形態および第二の実施形態では、用紙にドキュメント50を出力する場合を例に説明したが、電子ペーパまたは電子書籍用のコンピュータなどに出力し、これらにドキュメント50を表示させる場合にも、本発明を適用することができる。
第一の実施形態では、ドキュメントコード58を、座標コード58A、秘匿オブジェクトコード58B、および全体コード58Cによって構成したが、秘匿オブジェクトコード58Bを含めなくてもよい。この場合は、秘匿オブジェクト503を、全体コード58Cおよび座標コード58Aによって求めればよい。ただし、そうすると、処理に時間が掛かるので、秘匿オブジェクトコード58Bを含めてもドキュメントコード58が所定の範囲内に収まるのであれば、秘匿オブジェクトコード58Bを含めるのが好ましい。または、秘匿オブジェクトコード58Bが所定の範囲内に収まるのであれば、秘匿オブジェクトコード58Bを含めてもよい。
または、全体コード58Cの代わりに、開示オブジェクト501、502の座標を示すデータおよび画像データを表わす二次元バーコードを、ドキュメントコード58に含めてもよい。
その他、情報管理システム4、画像形成装置1、端末装置2の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データ、ドキュメント50の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
4 情報管理システム(ドキュメント管理システム)
1 画像形成装置
101 ドキュメントコード生成部(二次元バーコード生成手段)
102 秘匿処理部(第二のドキュメント生成手段)
103 印刷処理部(第二のドキュメント出力手段)
2 端末装置
241 ドキュメントコード検出部(二次元バーコード検出手段)
245 画像重畳部(第三のドキュメント生成手段)
246 重畳画像表示処理部(第三のドキュメント出力手段)
257 改竄オブジェクト判別部(改竄判別手段)
258 チェック結果表示処理部(判別結果出力手段)
20d タッチパネルディスプレイ(第三のドキュメント出力手段、判別結果出力手段)
20h デジタルカメラ(第二のドキュメント入力手段)
5 印刷物(記録媒体)
50 ドキュメント(第一のドキュメント)
501、502 開示オブジェクト(第二の画像)
503 秘匿オブジェクト(第一の画像)
51 ドキュメント(第二のドキュメント)
54 再生画像(第三のドキュメント)
58 ドキュメントコード(二次元バーコード)

Claims (10)

  1. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを管理するドキュメント管理システムであって、
    前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および前記第二の画像の第二の画像データを表わす二次元バーコードを生成する、二次元バーコード生成手段と、
    前記第一のドキュメントから前記第一の画像を除去し当該第一のドキュメントに前記二次元バーコードを重ねた第二のドキュメントを生成する、第二のドキュメント生成手段と、
    前記第二のドキュメントを用紙印刷する第二のドキュメント出力手段と、
    前記用紙を撮影することによって前記第二のドキュメントを入力する第二のドキュメント入力手段と、
    入力された前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する二次元バーコード検出手段と、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、当該二次元バーコードが表わす前記位置データに示される前記位置に、当該二次元バーコードが表わす前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する、第三のドキュメント生成手段と、
    前記第三のドキュメントを出力する第三のドキュメント出力手段と、
    前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、検出された前記二次元バーコードが表わす前記第二の画像データに基づいて、前記第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する、改竄判別手段と、
    前記改竄判別手段による判別の結果を出力する判別結果出力手段と、
    を有することを特徴とするドキュメント管理システム。
  2. 前記所定の操作が行われるまでは、前記第三のドキュメント生成手段が前記第三のドキュメントを生成するが、前記改竄判別手段は前記用紙が改竄されたか否かを判別しない、
    請求項に記載のドキュメント管理システム。
  3. 記第二のドキュメント入力手段は、デジタルカメラであって、定期的に、前記第二のドキュメントを、前記用紙を撮影することによって入力し、
    前記二次元バーコード検出手段は、前記第二のドキュメントが入力されるごとに前記二次元バーコードを検出し、
    前記第三のドキュメント生成手段は、前記二次元バーコードが検出されるごとに、所定の操作が行われた時またはその直前において前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に前記第三のドキュメントを生成し、
    前記第三のドキュメント出力手段は、ディスプレイであって、前記第三のドキュメントが生成されるごとに、前記第三のドキュメントを表示することによって出力する、
    請求項1または請求項2に記載のドキュメント管理システム。
  4. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを管理するドキュメント管理システムであって、
    前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および前記第二の画像の第二の画像データをサーバへアップロードするアップロード手段と、
    前記位置データ、前記第一の画像データ、および前記第二の画像データの保存場所を示す二次元バーコードを生成する二次元バーコード生成手段と、
    前記第一のドキュメントから前記第一の画像を除去し当該第一のドキュメントに前記二次元バーコードを重ねた第二のドキュメントを生成する、第二のドキュメント生成手段と、
    前記第二のドキュメントを用紙印刷する第二のドキュメント出力手段と、
    前記用紙を撮影することによって前記第二のドキュメントを入力する第二のドキュメント入力手段と、
    入力された前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する二次元バーコード検出手段と、
    検出された前記二次元バーコードに示される前記保存場所に基づいて、前記位置データ、前第一の画像データ、および前記第二の画像データをダウンロードする、ダウンロード手段と、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、ダウンロードされた前記位置データに示される前記位置に、ダウンロードされた前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する、第三のドキュメント生成手段と、
    前記第三のドキュメントを出力する第三のドキュメント出力手段と、
    前記第二のドキュメント入力手段が前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、ダウンロードされた前記第二の画像データに基づいて、当該第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する、改竄判別手段と、
    前記改竄判別手段による判別の結果を出力する判別結果出力手段と、
    を有することを特徴とするドキュメント管理システム。
  5. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを再現するドキュメント再現装置であって、
    前記第二の画像と前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および当該第二の画像の第二の画像データを表わす二次元バーコードとを含む第二のドキュメントを、用紙を撮影することによって入力するドキュメント入力手段と、
    入力された前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する二次元バーコード検出手段と、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記ドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、当該二次元バーコードが表わす前記位置データに示される前記位置に、当該二次元バーコードが表わす前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する、ドキュメント生成手段と、
    前記第三のドキュメントを出力するドキュメント出力手段と、
    前記ドキュメント入力手段が前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、検出された前記二次元バーコードが表わす前記第二の画像データに基づいて、前記第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する、改竄判別手段と、
    前記改竄判別手段による判別の結果を出力する判別結果出力手段と、
    を有することを特徴とするドキュメント再現装置。
  6. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを再現するドキュメント再現装置であって、
    前記第二の画像と、前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および当該第二の画像の第二の画像データの保存場所を示す二次元バーコードと、を含む第二のドキュメントを、用紙を撮影することによって入力するドキュメント入力手段と、
    入力された前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する二次元バーコード検出手段と、
    検出された前記二次元バーコードに示される前記保存場所に基づいて、前記位置データ、前記第一の画像データ、および前記第二の画像データをダウンロードする、ダウンロード手段と、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記ドキュメント入力手段が前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、ダウンロードされた前記位置データに示される前記位置に、ダウンロードされた前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する、ドキュメント生成手段と、
    前記第三のドキュメントを出力するドキュメント出力手段と、
    前記ドキュメント入力手段が前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、ダウンロードされた前記第二の画像データに基づいて、当該第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する、改竄判別手段と、
    前記改竄判別手段による判別の結果を出力する判別結果出力手段と、
    を有することを特徴とするドキュメント再現装置。
  7. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを管理するドキュメント管理方法であって、
    前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および前記第二の画像の第二の画像データを表わす二次元バーコードを生成し、
    前記第一のドキュメントから前記第一の画像を除去し当該第一のドキュメントに前記二次元バーコードを重ねた第二のドキュメントを用紙印刷し、
    前記用紙を撮影することによって前記第二のドキュメントを取得し、
    入力した前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出し、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記用紙の一部分しか撮影していない場合に、検出した前記二次元バーコードを、取得した前記第二のドキュメントから除去し、かつ、当該二次元バーコードが表わす前記位置データに示される前記位置に、当該二次元バーコードが表わす前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを出力
    前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、検出された前記二次元バーコードが表わす前記第二の画像データに基づいて、前記第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別し、
    前記用紙が改竄されたか否かの判別の結果を出力する、
    ことを特徴とするドキュメント管理方法。
  8. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを管理するドキュメント管理方法であって、
    前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および前記第二の画像の第二の画像データをサーバへアップロードし、
    前記位置データ、前記第一の画像データ、および前記第二の画像データの保存場所を示す二次元バーコードを生成し、
    前記第一のドキュメントから前記第一の画像を除去し当該第一のドキュメントに前記二次元バーコードを重ねた第二のドキュメントを用紙印刷し、
    前記用紙を撮影することによって前記第二のドキュメントを取得し、
    取得した前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出し、
    検出した前記二次元バーコードに示される前記保存場所に基づいて、前記位置データ、前第一の画像データ、および前記第二の画像データをダウンロードし、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記用紙の一部分しか撮影されていない場合に、検出した前記二次元バーコードを、取得した前記第二のドキュメントから除去し、かつ、ダウンロードした前記位置データに示される前記位置に、ダウンロードした前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを出力
    前記用紙の全部分を撮影した場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、ダウンロードされた前記第二の画像データに基づいて、当該第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別し、
    前記用紙が改竄されたか否かの判別の結果を出力する、
    ことを特徴とするドキュメント管理方法。
  9. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを再現するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第二の画像と前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および当該第二の画像の第二の画像データを表わす二次元バーコードとを含む第二のドキュメントを、撮影手段に用紙を撮影させることによって取得する処理を実行させ
    取得した前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する処理を実行させ
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記用紙の一部分しか撮影されていない場合に、検出した前記二次元バーコードを、取得した前記第二のドキュメントから除去し、かつ、当該二次元バーコードが表わす前記位置データに示される前記位置に、当該二次元バーコードが表わす前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する処理を実行させ
    前記第三のドキュメントを出力する処理を実行させ
    前記用紙の全部分が撮影された場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、検出された前記二次元バーコードが表わす前記第二の画像データに基づいて、前記第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する処理を実行させ、
    前記用紙が改竄されたか否かの判別の結果を出力する処理を実行させる、
    とを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 第一の画像および第二の画像を含む第一のドキュメントを再現するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第二の画像と、前記第一のドキュメントにおける前記第一の画像の位置を示す位置データ、当該第一の画像の第一の画像データ、および当該第二の画像の第二の画像データの保存場所を示す二次元バーコードと、を含む第二のドキュメントを、撮影手段に用紙を撮影させることによって取得する処理を実行させ、
    取得した前記第二のドキュメントから前記二次元バーコードを検出する処理を実行させ、
    検出した前記二次元バーコードに示される前記保存場所に基づいて、前記位置データ、前記第一の画像データ、および前記第二の画像データをダウンロードする処理を実行させ、
    所定の操作が行われた時またはその直前において前記用紙の一部分しか撮影されていない場合に、検出された前記二次元バーコードを、入力された前記第二のドキュメントから除去し、かつ、ダウンロードされた前記位置データに示される前記位置に、ダウンロードされた前記第一の画像データに基づいて前記第一の画像を配置した、第三のドキュメントを生成する処理を実行させ、
    前記第三のドキュメントを出力する処理を実行させ、
    前記用紙の全部分が撮影された場合に、前記用紙が改竄されたか否かを、前記用紙が改竄されたか否かを、ダウンロードされた前記第二の画像データに基づいて、当該第一のドキュメントの前記第二の画像と、前記第二のドキュメントの、当該第二の画像に相当する画像とを比較することによって判別する処理を実行させ、
    前記用紙が改竄されたか否かの判別の結果を出力する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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