JP2007324678A - 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置と画像処理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007324678A
JP2007324678A JP2006149631A JP2006149631A JP2007324678A JP 2007324678 A JP2007324678 A JP 2007324678A JP 2006149631 A JP2006149631 A JP 2006149631A JP 2006149631 A JP2006149631 A JP 2006149631A JP 2007324678 A JP2007324678 A JP 2007324678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
document
image data
password information
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006149631A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimikatsu Kanda
公克 神田
Hiromi Kita
洋実 北
Kenji Yamada
健二 山田
Kenji Furuyama
健司 古山
Shintaro Adachi
真太郎 安達
Tsutomu Kimura
努 木村
Tatatomi Suzuki
忠臣 鈴木
Shinji Hanaoka
新治 花岡
Hiroshi Hayashi
寛 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006149631A priority Critical patent/JP2007324678A/ja
Publication of JP2007324678A publication Critical patent/JP2007324678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

【課題】パスワードが設定された複数の機密文書の複写やスキャンをする場合でも、容易に行えるようにする。
【解決手段】パスワード1(PW1)〜パスワード3(PW3)がそれぞれ埋め込まれた機密文書101〜103の複写をしようとする場合、ユーザは、このPW1〜PW3が記録されたパスワード文書50を、機密文書101〜103の先頭に重ねて複写機に読み込ませる。複写機では、パスワード文書50からPW1〜PW3を読み取り、機密文書101〜103に埋め込まれているPW1〜PW3との一致していることが確認されると、複写処理を実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、原稿を読み取ることにより得られた画像データに対して印刷、送信等の画像処理を行う画像処理装置および画像処理方法に関する。
近年、複写機の普及により機密情報が記録された文書等の複写(コピー)が容易に行われることが問題となっている。そのため、様々な複写防止方法が提案されている。
例えば、従来の複写防止方法としては、グリフコード、1次元コードや2次元コード等の符号化コード、ドットパターン等を用いて機密文書内にパスワード等の機密解除情報を埋め込んでおく方法が用いられている。
ここで、グリフコードとは、2種類の小さな斜線、すなわち右上がりの斜線「/」(スラッシュ)と左上がりの斜線「\」(バックスラッシュ)とによって、2進数の「0」及び「1」を表すようにした符号であり、1つの斜線で1ビットの情報を表すようにしたものである。
この方法では、その機密文書が複写またはスキャンされる場合に、複写またはスキャンしようとするユーザに、パスワード(認証コード)等の複写制限情報の入力を要求し、入力されたパスワードと埋め込まれているパスワードとが一致した場合にのみ複写またはスキャンを許可する。
しかし、複数の文書を同時にコピーまたはスキャンするような場合、各文書毎にパスワードの入力を要求されるのでは、ユーザは複写機またはスキャナに対して何種類ものパスワードの入力を行わなければならず非常に煩わしい。また、各文書毎にパスワードの入力をしなければならないと、ユーザは全ての文書の処理が終了するまで複写機やスキャナの前から離れることができないという不便さもある。
このため、機密文書の印刷をする際のパスワードの入力の手間を軽減させるようなシステムも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1には、機密文書と非機密文書を含む文書をプリントするときに文書とともに複数のパスワードを送信し第1のパスワードで非機密文書をプリントし、第2のパスワードで機密文書をプリントさせるようにする方法が開示されている。
しかし、この特許文献1に開示された方法は、印刷データをプリンタに送信する際に必要なパスワードとまとめて転送するようにしただけであり、実際の文書を複写機やスキャナで複写やスキャンする際には適用することができない。
特開2005−67156号公報
上述した従来技術では、パスワードが設定された複数の機密文書の複写やスキャンをする場合、各文書毎にパスワードを入力しなければならず手間がかかるという問題点があった。
本発明の目的は、パスワードが設定された複数の機密文書の複写やスキャンをする場合でも、ユーザに煩わしい手間をかけずに容易に複写やスキャンを行うことができる画像処理装置および画像処理方法を提供することである。
[画像処理装置]
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、原稿を読み取って画像データに変換する画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたパスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出する第1の抽出手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画像データからパスワード情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記第1の抽出手段により抽出されたパスワード情報と前記第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報とが一致するか否かを判定する判定する判定手段と、
前記第1および第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報が前記判定手段において一致すると判定された場合、前記画像読み取り手段により読み取られた画像データの処理を行う画像処理手段とを有する。
本発明では、読み取られた原稿中のパスワード文書からパスワード情報が抽出され、機密文書内のパスワード情報との比較が自動的に行われる。そのため、本発明によれば、パスワード情報が記録されたパスワード文書を複写やスキャン等の画像処理を行おうとする機密文書に重ねて読み取らせるようにするだけで複数の機密文書毎にパスワードの入力をする手間を省くことが可能となる。
また、本発明の画像処理装置は、原稿を読み取って画像データに変換する画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた原稿中におけるパスワードが記録されたパスワード文書を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたパスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を抽出する第1の抽出手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画像データからパスワード情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記第1の抽出手段により抽出されたパスワード情報が前記パスワード制限情報に基づいて有効か否かを判定し、当該パスワード情報が有効であると判定した場合、前記第1の抽出手段により抽出されたパスワード情報と前記第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報とが一致するか否かを判定する判定する判定手段と、
前記第1および第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報が前記判定手段において一致すると判定された場合、前記画像読み取り手段により読み取られた画像データの処理を行う画像処理手段とを有する。
本発明によれば、パスワード情報とともにパスワード制限情報をパスワード文書内に記録しておくことにより、パスワード文書が有効な範囲を限定することが可能となる。
[画像処理方法]
また、本発明の画像処理方法は、原稿を読み取って画像データに変換し、
読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出し、
検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出し、
読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出し、
前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定し、
抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行う。
また、本発明の画像処理方法は、原稿を読み取って画像データに変換し、
読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出し、
検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を抽出し、
パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効か否かを前記パスワード制限情報に基づいて判定し、
読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出し、
パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効であると判定された場合、前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定し、
抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行う。
[プログラム]
また、本発明のプログラムは、原稿を読み取って画像データに変換するステップと、
読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出するステップと、
検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出するステップと、
読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出するステップと、
前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定するステップと、
抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行うステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明のプログラムは、原稿を読み取って画像データに変換するステップと、
読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出するステップと、
検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を抽出するステップと、
パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効か否かを前記パスワード制限情報に基づいて判定するステップと、
読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出するステップと、
パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効であると判定された場合、前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定するステップと、
抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行うステップとをコンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明によれば、パスワードが設定された複数の機密文書の複写やスキャンをする場合でも、パスワード文書を複写またはスキャンしようとする機密文書と共に読み取らせるだけでよいので、ユーザは煩わしい手間をかけずに容易に複写やスキャンを行うことができるという効果を得ることができる。
[背景]
まず、本発明の理解を助けるために、その背景および概略を説明する。
上述したように、機密文書内にパスワード等の機密解除情報を埋め込んでおくことにより複写防止を行うとすると、複数の文書を同時にコピーまたはスキャンする場合には煩雑な手間が必要になる。
例えば、図1に示すように、機密文書101〜103を同時にコピーまたはスキャンした場合を用いて説明する。ここで、機密文書101〜103には、それぞれ、パスワード1(PW1)〜パスワード3(PW3)が埋め込まれているものとする。
このような場合、複写機またはスキャナは、機密文書101〜103を読み取る度にユーザに対して認証要求を行う。そのため、ユーザは、その認証要求の度に、PW1、PW2、PW3を順次入力しなければならない。
また、例えば、複数の機密文書に同一のパスワードが設定されている場合を図2に示す。この図2に示した例では、機密文書201、202にパスワード1(PW1)が埋め込まれ、機密文書203、204にパスワード2(PW2)が埋め込まれている。
この図2に示した例においても、機密文書201〜204を同時にコピーまたはスキャンした場合、ユーザは、複写機またはスキャナによる認証要求に応じて、PW1、PW2を順次入力しなければならない。
さらに、例えば、多数の機密文書からなる文章束毎に同一のパスワードが設定されている場合を図3に示す。この図3に示した例では、機密文書束301〜303に、それぞれ、パスワード1(PW1)〜パスワード3(PW3)が埋め込まれているものとする。この図3に示した例においても、機密文書束301〜303を同時にコピーまたはスキャンした場合、ユーザは、複写機またはスキャナによる認証要求に応じて、PW1〜PW3を順次入力しなければならない。
そのため、本発明では、複数の文書を同時にコピーまたはスキャンする場合に、必要な全てのパスワードが記録されたパスワード文書を予め用意しておき、コピーまたはスキャンしようとする複数の文書の先頭にそのパスワード文書を重ねて複写機やスキャナに読み取らせることにパスワードの入力の手間を省くようにしている。
つまり、ユーザは、パスワード文書をヘッダシートとして複数の文書と共にコピーまたはスキャンすることにより、パスワードを入力することなく複数の機密文書を同時にコピーまたはスキャンすることができる。
[実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図4は本発明の一実施形態の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像処理装置は、図4に示されるように、CPU18、メモリ19、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置22、ネットワークを介して外部のコンピュータなどとデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)24、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置26、スキャナ28、プリンタ29を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU18は、メモリ19または記憶装置22に格納された画像処理プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像処理装置の動作を制御する。
次に、本実施形態の画像処理装置10の機能構成を図5に示す。
本実施形態の画像処理装置10は、図5に示されるように、画像読み取り部31と、パスワード文書検出部32と、パスワード抽出部33と、パスワード格納部34と、パスワード抽出部35と、判定部36と、ユーザインタフェース(UI)装置37と、画像処理部38とから構成されている。
画像読み取り部31は、原稿を読み取って画像データに変換する。パスワード文書検出部32は、画像読み取り部31により読み取られた原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出する。
ここで、パスワード文書には、機密文書内にパスワードを埋め込む際に使用された記録方式と同一の記録方式を用いてパスワード情報が記録されているものとする。例えば、機密文書内にグリフコードを用いてパスワードが埋め込まれている場合には、グリフコードを用いてパスワード情報をパスワード文書に記録する。ただし、機密文書内にパスワードを埋め込む際に使用された記録方式とは異なる記録方式を用いて、パスワード文書内にパスワード情報を記録するようにしてもよい。
パスワード抽出部33は、パスワード文書検出部32により検出されたパスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出する。
パスワード格納部34は、パスワード抽出部33により抽出されたパスワード情報を格納する。
パスワード抽出部35は、画像読み取り部31により読み取られた原稿の画像データからパスワード情報を抽出する。
判定部36は、パスワード抽出部33により抽出されたパスワード情報と、パスワード抽出部35により抽出されたパスワード情報とが一致するか否かを判定する判定する。
UI装置37は、ユーザに対してパスワードの入力要求を行ったり、ユーザからのパスワードの入力を受付たり、ユーザに対して各種の情報を表示する。
画像処理部38は、パスワード抽出部33、35により抽出されたパスワード情報が判定部36において一致すると判定された場合、画像読み取り部31により読み取られた画像データに対して、印刷、ファクシミリ送信、データ転送等の各種の画像処理を行う。
次に、本実施形態の画像処理装置10の動作を図6のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ここでは、機密文書を複写機にてコピーする場合を用いて説明を行う。先ず、ユーザは、コピーしようとする複数の機密文書の先頭に、予め用意しておいたパスワード文書を重ねて画像読み取り部31にセットする。すると、画像読み取り部31は、セットされたパスワード文書および機密文書を読み取り画像データに変換する(S501)。
例えば、図7に示すように、ユーザがパスワード1(PW1)〜パスワード3(PW3)がそれぞれ埋め込まれた機密文書101〜103のコピーをしようとする場合、ユーザは、このPW1〜PW3が記録されたパスワード文書50を、機密文書101〜103の先頭に重ねて画像読み取り部31にセットする。
そして、画像読み取り部31により読み取られた原稿が、パスワードが埋め込まれた機密文書であるか否かが判定され(S502)、機密文書ではないと判定された場合には、そのまま印刷処理が行われる(S507)。
そして、S502において読み取られた原稿が機密文書であると判定された場合、パスワード抽出部35により機密文書に埋め込まれているパスワードが抽出される(S503)。
次に、画像読み取り部31により読み取られた原稿中に、パスワード文書が存在するか否かの検出がパスワード文書検出部32により行われる(S504)。このS504においてパスワード文書が読み取られた原稿中に存在すると判定された場合、パスワード抽出部33は、検出されたパスワード文書に記録されているパスワードを抽出して、パスワード格納部34に格納する(S505)。
そして、判定部36は、パスワード抽出部35により抽出された全てのパスワードが、パスワード格納部34に格納されているか否かを判定する(S506)。そして、S506において、全てのパスワードが格納された場合、判定部36は、画像処理部38に対して印刷処理を許可する。
判定部36により印刷処理が許可されると、画像処理部38は、画像読み取り部31により読み取られた画像データの印刷処理を実行する(S507)。
なお、S504においてパスワード文書が存在しないと判定された場合、またはS506において全てのパスワードが確認されなかった場合、UI装置37により必要なパスワードの入力要求がユーザに対して行われる(S508)。そして、ユーザによるパスワードの入力が行われ(S509)、必要な全てのパスワードが入力されたことが確認されると(S510)、判定部38は画像処理部38に対して印刷処理を許可し、画像処理部38において印刷処理が実行される(S507)。
なお、上記の説明では、機密文書毎に異なるパスワードが埋め込まれていた場合を用いたが、複数の機密文書毎にパスワードが埋め込まれていたり、機密文書束毎に異なるパスワードが埋め込まれている場合でも同様の方法によりパスワードの入力を省略することができる。
例えば、複数の機密文書毎にパスワードが埋め込まれている場合を図8を参照して説明する。この図8に示す例では、上記で説明した図2の例と同様に、機密文書201、202にパスワード1(PW1)が埋め込まれ、機密文書203、204にパスワード2(PW2)が埋め込まれている。
このような場合には、このPW1、PW2が記録されたパスワード文書51を、機密文書201〜204の先頭に重ねるようにすればよい。
また、機密文書束毎に異なるパスワードが埋め込まれている場合を図9を参照して説明する。この図9に示す例では、上記で説明した図3の例と同様に、機密文書束301〜303に、それぞれ、パスワード1(PW1)〜パスワード3(PW3)が埋め込まれている。
このような場合には、このPW1〜PW3が記録されたパスワード文書50を、機密文書束301〜303の先頭に重ねるようにすればよい。
図8および図9に示したいずれの場合でも、パスワード文書50、51に記録されたパスワードは、複写機またはスキャナに抽出されて認証が自動的に行われるので、ユーザによるパスワードの入力の手間を省くことができる。
なお、ここでは、1つのパスワード文書内に、複写またはスキャンしようとする機密文書に対応したパスワード情報を記録している場合を用いて説明しているが、複写またはスキャンに必要なパスワード情報を複数のパスワード文書に分けて記録するようにしてもよい。
また、パスワード文書から抽出されたパスワード情報は、同一の印刷ジョブ内のみ有効であり、1つの印刷ジョブが終了すると、パスワード格納部33内に格納されていたパスワード情報は消去される。
なお、ユーザは複写またはスキャンしようとする機密文書の全てのパスワードを保有していない場合には、複写またはスキャンを行うことができない。そのため、機密文書内にパスワード情報とともに、文書作成者の連絡先、パスワード入手先等の付帯情報を埋め込むようにしておき、ユーザが複写またはスキャンしようとする機密文書のパスワードを保有していない場合、複写機またはスキャナではこの付帯情報を用いて文書作成者の連絡先等をユーザに知らせるようにしてもよい。このようにすることにより、機密文書を複写またはスキャンすることに関する権限を有する者であれば、この文書作成者の連絡先等を用いてパスワードを入手して機密文書の複写またはスキャンが可能となる。
本実施形態のようにパスワードが記録されたパスワード文書を用いて機密文書の複写やスキャンを行えるようにした場合、機密文書とパスワード文書が同時に持ち去られたりした場合、悪意のある第三者による複写等が可能になってしまう。
そのため、パスワード文書内にパスワード情報とともにパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を記録する。
例えば、パスワード制限情報として、有効期限、複写またはスキャンを許可されたユーザを特定するためのユーザID、複写またはスキャンを受け付けることが可能な装置の範囲を特定するコード情報(例えば、ビルやフロア毎に付与された情報)を埋め込むようにすることができる。なお、有効期限としてはパスワード文書が作成されてから一定の時間/日数経過後の日時を用いることができ、この有効期限を経過した後は複写やスキャンが禁止される。
このようにパスワード制限情報をパスワード文書内に記録した場合、パスワード抽出部33は、パスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード制限情報を抽出する。そして、判定部36は、パスワード抽出部33により抽出されたパスワード情報がパスワード情報に基づいて有効か否かを判定し、このパスワード情報が有効であると判定した場合に、パスワード抽出部により抽出されたパスワード情報と、パスワード抽出部35により抽出されたパスワード情報との比較を行う。
さらに、本実施形態では、パスワード文書を複写またはスキャンしようとする機密文書の先頭に重ねて複写機またはスキャナに読み取らせる場合を用いて説明したが、機密文書の途中にパスワード文書を挿入したような場合でも同様な処理が行われるようにすることは可能である。
[変形例]
上記実施形態では、機密文書を複写する複写機に対して本発明を適用する場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スキャナやファクシミリ装置等の原稿をスキャンする全ての装置に対して同様に適用することができるものである。
また、上記実施形態では、機密情報が埋め込まれた機密文書の複写やスキャンを防止する場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、著作物や有価証券等の複写やスキャンを防止しようとする全ての種類の文書にも同様に適用することができるものである。
それぞれ異なるパスワードが設定されている機密文書をコピーまたはスキャンする際に必要となる認証処理を説明するための図である。 それぞれ異なるパスワードが設定されている複数の機密文書をコピーまたはスキャンする際に必要となる認証処理を説明するための図である。 それぞれ異なるパスワードが設定されている機密文書束をコピーまたはスキャンする際に必要となる認証処理を説明するための図である。 本発明の一実施形態の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の画像処理装置10の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の画像処理装置10の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像処理装置10を用いて、それぞれ異なるパスワードが設定されている機密文書をコピーする際の方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態の画像処理装置10を用いて、それぞれ異なるパスワードが設定されている複数の機密文書をコピーする際の方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態の画像処理装置10を用いて、それぞれ異なるパスワードが設定されている機密文書束をコピーする際の方法を説明するための図である。
符号の説明
10 画像処理装置
16 制御バス
18 CPU
19 メモリ
22 記憶装置
24 通信インタフェース(IF)
26 ユーザインタフェース(UI)装置
28 スキャナ
29 プリンタ
31 画像読み取り部
32 パスワード検出部
33 パスワード抽出部
34 パスワード格納部
35 パスワード抽出部
36 判定部
37 ユーザインタフェース(UI)装置
38 画像処理部
50、51 パスワード文書
101〜103 機密文書
201〜204 機密文書
301〜303 機密文書束
S501〜S510 ステップ

Claims (6)

  1. 原稿を読み取って画像データに変換する画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段により読み取られた原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたパスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出する第1の抽出手段と、
    前記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画像データからパスワード情報を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段により抽出されたパスワード情報と前記第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報とが一致するか否かを判定する判定する判定手段と、
    前記第1および第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報が前記判定手段において一致すると判定された場合、前記画像読み取り手段により読み取られた画像データの処理を行う画像処理手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 原稿を読み取って画像データに変換する画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段により読み取られた原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたパスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を抽出する第1の抽出手段と、
    前記画像読み取り手段により読み取られた原稿の画像データからパスワード情報を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段により抽出されたパスワード情報が前記パスワード制限情報に基づいて有効か否かを判定し、当該パスワード情報が有効であると判定した場合、前記第1の抽出手段により抽出されたパスワード情報と前記第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報とが一致するか否かを判定する判定する判定手段と、
    前記第1および第2の抽出手段により抽出されたパスワード情報が前記判定手段において一致すると判定された場合、前記画像読み取り手段により読み取られた画像データの処理を行う画像処理手段と、
    を有する画像処理装置。
  3. 原稿を読み取って画像データに変換し、
    読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出し、
    検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出し、
    読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出し、
    前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定し、
    抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行う画像処理方法。
  4. 原稿を読み取って画像データに変換し、
    読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出し、
    検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を抽出し、
    パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効か否かを前記パスワード制限情報に基づいて判定し、
    読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出し、
    パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効であると判定された場合、前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定し、
    抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行う画像処理方法。
  5. 原稿を読み取って画像データに変換するステップと、
    読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出するステップと、
    検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報を抽出するステップと、
    読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出するステップと、
    前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定するステップと、
    抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 原稿を読み取って画像データに変換するステップと、
    読み取った原稿中におけるパスワード情報が記録されたパスワード文書を検出するステップと、
    検出された前記パスワード文書の画像データからパスワード情報およびパスワード情報が有効となる範囲を制限するためのパスワード制限情報を抽出するステップと、
    パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効か否かを前記パスワード制限情報に基づいて判定するステップと、
    読み取った原稿の画像データからパスワード情報を抽出するステップと、
    パスワード文書の画像データから抽出されたパスワード情報が有効であると判定された場合、前記パスワード文書の画像データから抽出したパスワード情報と、読み取った原稿の画像データから抽出したパスワード情報とが一致するか否かを判定するステップと、
    抽出したパスワード情報が一致すると判定された場合、読み取った画像データの処理を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2006149631A 2006-05-30 2006-05-30 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム Pending JP2007324678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149631A JP2007324678A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149631A JP2007324678A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007324678A true JP2007324678A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38857125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006149631A Pending JP2007324678A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007324678A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011149A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム
US20090174900A1 (en) * 2008-01-08 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device, image forming method, and image forming program
US20090174890A1 (en) * 2008-01-08 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device, image forming method, and image forming program

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011149A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム
JP4692766B2 (ja) * 2006-06-29 2011-06-01 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム
US20090174900A1 (en) * 2008-01-08 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device, image forming method, and image forming program
US20090174890A1 (en) * 2008-01-08 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device, image forming method, and image forming program
US8994982B2 (en) * 2008-01-08 2015-03-31 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device, image forming method, and image forming program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4692766B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム
JP2007018346A (ja) 処理装置およびその制御方法ならびにコンピュータプログラム
JP2009524131A (ja) テキストの識別
JP6277868B2 (ja) ドキュメント管理システム、ドキュメント再現装置、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム
JP2007258974A (ja) ドキュメント管理方法、ドキュメント管理システム、およびコンピュータプログラム
JP2008219767A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP5023801B2 (ja) 画像読取装置、画像処理システム及び画像処理プログラム
JP5034798B2 (ja) 印刷装置、印刷システム、及び印刷装置の制御方法
JP4138788B2 (ja) 画像形成装置及び方法
CN101170626B (zh) 信息处理装置及其方法
JP5006709B2 (ja) 処理装置及びその制御方法
JP2007324678A (ja) 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム
JP4846830B2 (ja) 画像形成装置とその情報処理方法及びプログラム
US20120133972A1 (en) Image forming apparatus which can handle code and control method thereof
JP4137949B2 (ja) 管理情報の付加方法及び画像形成装置
JP2009049899A (ja) スキャナ付きプリンタおよび印刷システム
JP4849320B2 (ja) 画像送信装置、画像送受信装置および画像送受信システム
JP5550467B2 (ja) 装置、方法、およびプログラム
JP2008118234A (ja) 画像処理装置およびプログラム
JP4318677B2 (ja) 画像処理装置、プログラム、及び記録媒体
JP4689587B2 (ja) 画像処理装置
JP5135986B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP5383084B2 (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
JP6756324B2 (ja) 画像形成システム
JP2006195819A (ja) 画像処理装置およびその方法