JP7279508B2 - 表示装置、表示方法、表示プログラム、表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、表示方法、表示プログラム、表示システムに関する。
従来から、ネットワーク環境下で、会議参加者が会議資料を参照して行われる遠隔会議システム等が知られている。このシステムでは、例えば、第1のグループで使用される共有情報を、第2のグループに参照させて、第1のグループと第2のグループに情報を共有させる。
また、近年では、複数のグループやユーザに共有される情報の一つとして、例えば、メッセージ等をイラストで示したスタンプ等が知られている。スタンプは、第3者から提供されるものであっても良いし、ユーザによって独自に作製されても良い。
従来の会議システムでは、ユーザが独自で作成したスタンプ(以下、カスタムスタンプ)をサーバにアップロードし、会議に参加する端末がカスタムスタンプをサーバからダウンロードすることで、遠隔会議においてカスタムスタンプを共有する方法が知られている。
しかしながら、上述した従来の方法では、例えば、会議に参加している全ての端末にカスタムスタンプをダウンロードすることができる。また、従来の方法では、遠隔会議で共有された情報を保存して他機器で利用した場合、カスタムスタンプの二次利用が可能となる。このため、従来の方法では、例えば、遠隔会議でカスタムスタンプを利用する場合等に、カスタムスタンプの共有を制限することができず、機密性を担保することが困難である。
開示の技術は、カスタムスタンプの機密性を向上させること目的とする。
開示の技術は、複数の表示装置を有する表示システムに含まれる一の表示装置であって、ユーザを特定する識別情報に基づき、第一の記憶部から前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、スタンプの表示要求を受けて、スタンプ情報が格納された第二の記憶部から、前記スタンプのスタンプ情報を取得するスタンプ情報取得部と、前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報と、前記スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、前記表示システムにログインしているユーザに対する前記スタンプの共有の可否を判定する判定処理部と、判定結果に応じて前記スタンプを表示部に表示させる出力部と、を有する表示装置である。


カスタムスタンプの機密性を向上させる。
電子黒板について説明する図である。 電子黒板のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態の表示システムの一例を示す図である。 第一の実施形態の電子黒板の機能を説明する図である。 ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 スタンプ情報記憶部の一例を示す図である。 第一の実施形態の電子黒板の動作を説明する第一のフローチャートである。 第一の実施形態の電子黒板の動作を説明する第二のフローチャートである。 第一の実施形態の表示例を説明する第一の図である。 第一の実施形態の表示例を説明する第二の図である。 第一の実施形態の表示例を説明する第三の図である。 第一の実施形態の表示例を説明する第四の図である。 第二の実施形態の表示システムのシステム構成の一例を示す図である。 第三の実施形態の表示システムのシステム構成の一例を示す図である。 第三の実施形態の表示システムの動作を示すシーケンス図である。 表示システムの変形例を示す第一の図である。 表示システムの変形例を示す第二の図である。 表示システムの変形例を示す第三の図である。 表示システムの変形例を示す第四の図である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、本実施形態について説明する。図1は、電子黒板について説明する図である。
本実施形態の電子黒板200は、近距離通信回路219、電源スイッチ222、ディスプレイ280、カメラ260を有する。電子黒板200は、電源スイッチ222が押下されると、後述する表示制御部が、ディスプレイ280に、電子ペンやユーザの指によって描画が可能な描画画面を表示させる表示部である。
本実施形態では、ディスプレイ280に、独自に作成されたカスタムスタンプに、カスタムスタンプの共有の可否や判定するための権限情報を埋め込み、権限情報と電子黒板200のユーザのユーザ情報とに基づき、カスタムスタンプの共有の可否を判定する。
また、本実施形態では、権限情報に、共有されるカスタムスタンプを表示する際の表示の仕方を示す情報が含まれており、カスタムスタンプを表示する際には、この情報に応じた形態で表示する。
本実施形態では、このように、カスタムスタンプに権限情報を持たせることで、不特定多数によるカスタムスタンプの共有を制限し、カスタムスタンプの機密性を向上させる。尚、以下の説明では、カスタムスタンプを単にスタンプと呼ぶ場合がある。また、スタンプとは、メッセージ等を表現したイラストを示す特定の画像である。
以下に、図2を参照して、本実施形態の電子黒板200のハードウェア構成について説明する。図2は、電子黒板のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、電子黒板のハードウェア構成図である。図2に示されているように、電子黒板2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F205、及び、外部機器接続I/F(Interface)206を備えている。
これらのうち、CPU201は、電子黒板2全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、電子黒板用のプログラム等の各種データを記憶する。
ネットワークI/F205は、通信ネットワークとの通信を制御する。外部機器接続I/F206は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ230、外付け機器(マイク240、スピーカ250、カメラ260)である。
また、電子黒板200は、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイコントローラ213、接触センサ214、センサコントローラ215、電子ペンコントローラ216、近距離通信回路219、及び近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222及び選択スイッチ類223を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス211は、外付けのPC(Personal Computer)270のディスプレイに対して映像情報を静止画または動画として表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。
GPU212は、CPU201に内蔵されてよいし、CPU201と統合されていてもよい。
ディスプレイコントローラ213は、GPU212からの出力画像をディスプレイ280等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ214は、ディスプレイ280上に電子ペン290やユーザの手H等が接触したことを検知する。センサコントローラ215は、接触センサ214の処理を制御する。
接触センサ214は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ280の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ280に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ280の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ214は、物体によって遮断
された2つの受発光装置が放射した赤外線のIDをセンサコントローラ215に出力し、センサコントローラ215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。
電子ペンコントローラ216は、電子ペン290と通信することで、ディスプレイ280へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路219は、NF(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。電源スイッチ222は、電子黒板2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類223は、例えば、ディスプレイ280の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
更に、電子黒板200は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
尚、接触センサ214は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ216が、電子ペン290のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン290のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
また、本実施形態では、カメラ260は、ディスプレイ280に電子ペン290や手Hが接近したことを検出する近接センサの一例としたが、電子黒板200は、近接センサとして、投影型静電容量方式タッチパネルや赤外線センサ等を有していても良い。
次に、図3を参照して、本実施形態の表示システムについて説明する。図3は、第一の実施形態の表示システムの一例を示す図である。
本実施形態の表示システム100は、複数の電子黒板200を含む。具体的には、例えば、表示システム100は、電子黒板200-1と電子黒板200-2とを有し、それぞれに共有される情報を表示させる。表示システム100は、遠隔会議等に用いられる。
図3の例では、電子黒板200-1は拠点Aに設置され、電子黒板200-2は拠点Bに設置されており、電子黒板200-1、200-2は、それぞれのディスプレイに表示された画面、入力されたストローク画像を共有する。
また、本実施形態の電子黒板200-1、200-2は、例えば、自機が保持しているカスタムスタンプを他の電子黒板に表示する際に、カスタムスタンプに埋め込まれた権限情報と、遠隔会議に参加している参加者のユーザ情報とを参照し、スタンプの共有の可否を判定する。尚、以下の説明では、カスタムスタンプを電子黒板200に表示させ、電子黒板200のユーザにカスタムスタンプを閲覧させることを、電子黒板200のユーザ(遠隔会議の参加者)でカスタムスタンプを共有する、と表現する場合がある。
次に、図4を参照して、本実施形態の電子黒板200-1、200-2の機能について説明する。本実施形態では、電子黒板200-1と電子黒板200-2の構成は同様であるため、両者を区別しない場合には、電子黒板200と呼ぶ。
図4は、第一の実施形態の電子黒板の機能を説明する図である。本実施形態の電子黒板200は、表示処理部310、ページ記憶部320、ユーザ情報記憶部330、スタンプ情報記憶部340、判定処理部350を有する。
表示処理部310は、入力部311、ページ生成部312を有する。入力部311は、ディスプレイ280に対して手書き入力された文字や画像を示すストローク画像や、ディスプレイ280に設けられたタッチパネルに表示された画像の画像データ等を取得する。また、入力部311は、カメラ260により撮影された動画データ等を取得する。本実施形態では、動画データは、画像データに含まれる。また、入力部311は、電子黒板200に対する各種の指示を受け付ける。また、入力部311は、PC270等から出力され、電子黒板200に入力される入力画像データ等を受け付ける。
ページ生成部312は、ディスプレイ280に表示された1ページの画像(表示画像)の画像データを取得する。また、ページ生成部312は、1ページの画像にストローク画像が入力された場合には、ストローク画像を示すストローク画像データを取得する。
具体的には、ページ生成部312は、ディスプレイ280に入力された入力画像やストローク画像等を重畳させた重畳画像の画像データを取得し、ページ記憶部320に格納する。尚、ページ生成部312は、ディスプレイ280に対してストローク画像が入力されていない場合には、ディスプレイ280に表示された画像を画像データとする。
また、ページ生成部312は、ディスプレイ280に対してストローク画像が入力された場合には、ストローク画像を示すストローク画像データを画像データとして、ページ記憶部320に格納する。
本実施形態の判定処理部350は、ユーザ情報取得部313、スタンプ情報取得部314、権限判定部315、共有判定部316、マスク判定部317、出力部318、エクスポート判定部319を有する。
ユーザ情報取得部313は、ユーザからの表示システム100へのログイン要求を受け付けると、ユーザ情報記憶部330から対応するユーザ情報を取得する。
スタンプ情報取得部314は、スタンプ情報記憶部340に格納されたスタンプ情報を取得する。
権限判定部315は、ディスプレイ280に表示するスタンプが選択されると、取得されたスタンプ情報に含まれる権限情報と、ユーザ情報とに基づき、ユーザのスタンプを閲覧する権限の有無を判定する。
共有判定部316は、取得したスタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、スタンプの表示の可否を判定する。マスク判定部317は、取得したスタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、スタンプを出力する際のマスクの有無を判定する。出力部318は、スタンプを出力する。
つまり、本実施形態の権限判定部315と、共有判定部316とは、カスタムスタンプの共有の可否を判定する。
より具体的には、カスタムスタンプは、権限判定部315により、ユーザに閲覧する権限があると判定され、且つ、共有判定部316により、共有するものと判定された場合に、共有される。
エクスポート判定部319は、スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、スタンプのエクスポートの可否と、エクスポート時のマスクの有無を判定する。
本実施形態のページ記憶部320は、電子黒板200のディスプレイ280に表示されるページデータが記憶される。ページ記憶部320に記憶されるページデータは、例えば、ディスプレイ280において描画されたストローク画像を示すストローク画像データであっても良いし、外部から取得した画像データであっても良い。また、ページデータは、ディスプレイ280に表示された画像と、ディスプレイ280に入力されたストローク画像とを重畳した重畳画像の画像データであっても良い。
本実施形態のユーザ情報記憶部330は、電子黒板200のユーザのユーザ情報が格納される。言い換えれば、ユーザ情報記憶部330は、電子黒板200を用いた会議への参加者に関する情報が格納される。本実施形態のユーザ情報記憶部330は、ユーザ情報取得部313によってユーザ情報が取得される第一の記憶部の一例である。
本実施形態のスタンプ情報記憶部340は、スタンプに関する情報が格納される。本実施形態のスタンプ情報記憶部340は、スタンプ情報が格納される第二の記憶部の一例である。スタンプ情報の詳細は後述する。
以下に、図5及び図6を参照して、本実施形態のユーザ情報記憶部330とスタンプ情報記憶部340について説明する。
図5は、ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。ユーザ情報記憶部330に格納されたユーザ情報は、情報の項目として、ユーザID、パスワード、所属、役職、参加予定会議を含み、項目「ユーザID」と、他の項目とが対応付けられている。
項目「ユーザID」の値は、ユーザを識別するための識別情報を示す。項目「パスワード」の値は、ユーザによって設定されたパスワードを示す。項目「所属」の値は、ユーザIDで特定されるユーザの所属を示す。具体的には、ユーザが所属する組織や部署の名称を示す。項目「役職」の値は、ユーザIDで特定されるユーザの役職を示す。項目「参加予定会議」の値は、ユーザIDで特定されるユーザが参加する予定の会議名を示す。
尚、本実施形態のユーザ情報記憶部330に格納されるユーザ情報に含まれる項目は、図5に示す例に限定されない。ユーザ情報は、図5に示す項目以外の項目を含んでいても良い。また、項目「ユーザID」の値は、ユーザの氏名であっても良いし、ユーザに割り振られたメールアドレスであっても良い。
図6は、スタンプ情報記憶部の一例を示す図である。スタンプ情報記憶部340に格納されたスタンプ情報は、情報の項目として、スタンプID、属性、共有設定、会議マスク設定、エクスポート設定、エクスポートマスク設定を含む。
項目「スタンプID」の値は、スタンプ(カスタムスタンプ)を特定するための識別情報である。項目「属性」の値は、スタンプIDによって特定されるスタンプの閲覧が許可されるユーザの属性を示す。
項目「共有設定」の値は、スタンプIDによって特定されるスタンプの共有(表示)を許可するか否かを示す。具体的には、項目「共有設定」の値が、「有効」の場合には、スタンプIDが特定するスタンプは、共有が許可されることを示し、項目「共有設定」の値が、「無効」の場合には、スタンプIDが特定するスタンプは、共有が禁止されていることを示す。
項目「会議マスク設定」の値は、スタンプIDで特定されるスタンプを電子黒板200に表示させる際に、スタンプをマスクして表示させるか否かを示す。具体的には、項目「会議マスク設定」の値が「有効」である場合、スタンプはマスクされた状態で表示されることを示し、項目「会議マスク設定」の値が「無効」である場合、カスタムスタンプはマスクされないことを示す。
尚、「スタンプをマスクする」とは、カスタムスタンプを、輪郭の内側を非表示とした状態で表示させることを示す。具体的には、例えば、スタンプの内側を黒塗りとした画像を表示させることを示す。
項目「エクスポート設定」の値は、スタンプIDで特定されるスタンプのエクスポートが許可されているか否かを示す。具体的には、「エクスポート設定」の値が「有効」である場合には、スタンプのエクスポートが許可されといることを示し、「エクスポート設定」の値が「無効」である場合には、スタンプのエクスポートが禁止されていることを示す。
尚、「スタンプをエクスポートする」とは、スタンプを示す画像データを外部の装置へ出力することを示す。
項目「エクスポートマスク設定」の値は、スタンプIDで特定されるスタンプをエクスポートする際に、マスクをするか否かを示す。具体的には、「エクスポートマスク設定」の値が「有効」である場合には、スタンプをエクスポートする際にマスクした状態とすることを示し、「エクスポートマスク設定」の値が「無効」である場合には、スタンプをエクスポートする際に、マスクされないことを示す。
以下の説明では、項目「属性」、「共有設定」、「会議マスク設定」、「エクスポート設定」、「エクスポートマスク設定」の値を含む情報を、スタンプIDで特定されるスタンプに埋め込まれた権限情報と呼ぶ。つまり、スタンプ情報とは、スタンプIDと権限情報とを対応付けた情報である。尚、スタンプ情報に含まれる情報の項目は、図6に示す例に限定されない。スタンプ情報は、例えば、スタンプIDで特定されるスタンプを示す画像データを含んでいても良い。
図6の例では、スタンプID「ST1」で特定されるスタンプは、属性がR社であり、共有設定、エクスポート設定、エクスポートマスク設定がそれぞれ有効であり、会議マスク設定が無効である。
したがって、スタンプID「ST1」で特定されるカスタムスタンプは、R社に所属するユーザに対して共有されるものであり、電子黒板200に表示される場合にはマスクされず、エクスポートされる場合にはマスクされた状態でエクスポートされるスタンプであることがわかる。このように、本実施形態の権限情報は、カスタムスタンプを閲覧が許可されるユーザの属性と、カスタムスタンプの表示の可否を示す情報と、カスタムスタンプの表示の仕方を示す情報とを含む。つまり、権限情報は、カスタムスタンプの共有の可否を示す情報である。
尚、スタンプ情報に含まれる情報の項目は、図6に示す例に限定されない。スタンプ情報には、例えば、スタンプが作成された日時や、スタンプを作成したユーザに関する情報等が含まれても良い。
次に、図7を参照して、第一の実施形態の電子黒板200の動作について説明する。図7は、第一の実施形態の電子黒板の動作を説明する第一のフローチャートである。
本実施形態の電子黒板200は、ユーザからのログインを受け付ける(ステップS701)。ユーザからのログインは、例えば、ユーザIDとパスワードが記録されたICカードを近距離通信回路219に翳し、近距離通信回路219にユーザIDとパスワードを読み取らせることで、行われても良い。本実施形態では、ユーザのログインを受け付けたときに、電子黒板200を用いた遠隔会議が開始されるものとしても良い。
続いて、電子黒板200の表示処理部310は、他の電子黒板200との情報の共有を開始する(ステップS702)。具体的には、電子黒板200は、ページ生成部312により、他の電子黒板200と共有される情報を表示させる。ここで表示される情報とは、電子黒板200と他の電子黒板200とを用いた遠隔会議等において用いられる情報である。
続いて、表示処理部310は、入力部311により、電子黒板200にスタンプ情報が格納されたスタンプの表示指示を受け付ける(ステップS703)。本実施形態では、スタンプを電子黒板200に表示する操作を受け付けた場合に、スタンプの表示指示を受け付けたものとしても良い。具体的には、例えば、入力部311は、スタンプ(カスタムスタンプ)の一覧の表示を指示する操作を受け付けた場合や、スタンプの一覧の中からカスタムスタンプを選択する操作を受け付けた場合等に、スタンプの表示指示を受け付けたものとしても良い。
続いて、判定処理部350は、ユーザ情報取得部313により、ユーザ情報記憶部330から、ログインしているユーザのユーザ情報を取得する(ステップS704)。ユーザ情報取得部313は、例えば、ログインしているユーザのユーザ情報を取得する。
続いて、判定処理部350は、スタンプ情報取得部314により、スタンプ情報記憶部340から、表示指示を受け付けたスタンプのスタンプ情報を取得する(ステップS705)。
次に、判定処理部350は、権限判定部315により、取得したユーザ情報と、スタンプ情報とに基づき、ユーザにスタンプを閲覧する権限があるか否かを判定する(ステップS706)。
具体的には、権限判定部315は、取得したユーザ情報に含まれるユーザの所属及び役職と、スタンプ情報に含まれる権限情報の属性とを比較する。そして、権限判定部315は、ユーザの所属及び役職が権限情報に含まれる属性と一致している場合に、このユーザによるスタンプの閲覧を許可する。
ステップS706において、ユーザによるスタンプの閲覧が許可されないと判定された場合、判定処理部350は、処理を終了する。
ステップS706において、ユーザによるスタンプの閲覧が許可されていると判定された場合、判定処理部350は、共有判定部316により、表示指示がなされたスタンプが共有されるものであるか否かを判定する(ステップS707)。具体的には、共有判定部316は、スタンプ情報の権限情報において、共有設定が有効であるか否かを判定する。
ステップS707において、共有設定が有効でない場合、つまり、共有設定が無効である場合、判定処理部350は、ステップS703へ戻る。
ステップS707において、共有設定が有効である場合、判定処理部350は、マスク判定部317により、スタンプ情報の権限情報における会議マスク設定が有効であるか否かを判定する(ステップS708)。具体的には、マスク判定部317は、スタンプ情報の権限情報において、会議マスク設定が有効であるか否かを判定する。
ステップS708において、会議マスク設定が有効でない場合、つまり、会議マスク設定が無効である場合、判定処理部350は、出力部318により、スタンプをマスクして出力し(ステップS709)、処理を終了する。
ステップS708において、会議マスク設定が無効である場合、判定処理部350は、出力部318により、スタンプを出力し(ステップS710)、処理を終了する。
次に、図8を参照して、本実施形態の電子黒板200において、スタンプのエクスポートの指示を受け付けた場合の動作について説明する。図8は、第一の実施形態の電子黒板の動作を説明する第二のフローチャートである。
本実施形態の判定処理部350は、入力部311により、スタンプのエクスポート指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS801)。ステップS801において、エクスポート指示を受け付けない場合、判定処理部350は、処理を終了する。
ステップS801において、エクスポート指示を受け付けた場合、判定処理部350は、スタンプ情報記憶部340から、エクスポート指示を受けたスタンプのスタンプ情報を取得する(ステップS802)。
続いて、判定処理部350は、エクスポート判定部319により、取得したスタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、エクスポートが許可さているか否かを判定する(ステップS803)。具体的には、エクスポート判定部319は、権限情報に含まれるエクスポート設定が有効であるか否か判定している。
ステップS803において、エクスポート設定が有効ではない場合、つまり、エクスポート設定が無効の場合、判定処理部350は、処理を終了する。
ステップS803において、エクスポート設定が有効である場合、エクスポート判定部319は、権限情報において、エクスポートマスク設定が有効であるか否かを判定する(ステップS804)。
ステップS804において、エクスポートマスク設定が有効である場合、判定処理部350は、出力部318により、マスクした状態のスタンプをエクスポートし(ステップS805)、処理を終了する。ステップS804において、エクスポートマスク設定が無効である場合、判定処理部350は、出力部318により、スタンプをエクスポートし(ステップS806)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、ユーザが独自に作成したカスタムスタンプと対応付けられるスタンプ情報に、カスタムスタンプを閲覧できるユーザの属性を示す情報と、カスタムスタンプを表示する場合やエクスポートする場合の表示態様を示す情報と、を含む権限情報を埋め込む。つまり、スタンプ情報に、カスタムスタンプの共有の可否を示す情報を含む権限情報を埋め込む。
そして、本実施形態では、カスタムスタンプの表示の指示を受け付けた場合に、指定されたカスタムスタンプの権限情報を参照して、表示の可否や、表示する際の表示態様を決定する。
したがって、本実施形態によれば、カスタムスタンプの共有に制限を設けることができ、カスタムスタンプの機密性を向上させることができる。
以下に、図9乃至図12を参照して、本実施形態の表示システム100におけるスタンプの共有についてさらに説明する。
図9は、第一の実施形態の表示例を説明する第一の図である。図9に示す画面91は、電子黒板200のディスプレイ280に、スタンプの一覧と、選択されたカスタムスタンプのスタンプ情報とが表示された状態を示している。
画面91では、電子黒板200登録されたスタンプの一覧92が表示さており、一覧92の中から、スタンプ93が選択されている。図9の例では、スタンプ93は、カスタムスタンプである。
画面91では、選択されたスタンプ93のスタンプ情報94が表示されている。スタンプ情報94から、スタンプ93は、遠隔会議において、R社に所属しているユーザによって共有することができ、共有される際には、マスクした状態で共有される設定とされていることがわかる。また、スタンプ情報94から、スタンプ93は、R社に所属しているユーザに対して、マスクしていない状態でエクスポートすることができる設定とされていることがわかる。
尚、スタンプ情報は、画面91において編集されても良い。例えば、スタンプ93のスタンプ情報94は、画面91において設定を変更することで編集される。
図10は、第一の実施形態の表示例を説明する第二の図である。図10では、第一開発室に設置された電子黒板200-1と、第三開発室に設置された電子黒板200-2を用いて遠隔会議を行っている状態における、各電子黒板の表示例を示している。
また、図10の例では、カスタムスタンプであるスタンプ93のスタンプ情報において、属性は設定されておらず、共有設定が有効に設定され、会議マスク設定が無効に設定された状態を示している。尚、電子黒板200-1は、第一開発室に所属するユーザによってログインされ、電子黒板200-2は、第三開発室に所属するユーザによってログインされたものとする。
この場合、電子黒板200-1、200-2の両方に、カスタムスタンプであるスタンプ93が表示されており、第一開発室における遠隔会議の参加者と、第三開発室における遠隔会議の参加者とに、スタンプ93が共有されていることがわかる。
図11は、第一の実施形態の表示例を説明する第三の図である。図11では、スタンプ93のスタンプ情報において、属性に第一開発室が設定され、共有設定が有効に設定され、会議マスク設定が無効に設定された状態を示している。
この場合、第一開発室に所属するユーザによってログインされた電子黒板200-1にのみ、スタンプ93が表示されており、第三開発室に所属するユーザによってログインされた電子黒板200-2には、スタンプ93は表示されない。したがって、スタンプ93は、第一開発室における遠隔会議の参加者には共有されるが、第三開発室における遠隔会議の参加者には共有されない。
図12は、第一の実施形態の表示例を説明する第四の図である。図12では、スタンプ93のスタンプ情報において、属性に第一開発室と第三開発室が設定され、共有設定が有効に設定され、会議マスク設定が有効に設定された状態を示している。
この場合、第一開発室に所属するユーザによってログインされた電子黒板200-1にと、第三開発室に所属するユーザによってログインされた電子黒板200-2のそれぞれに、黒塗りにされたスタンプ93が表示される。したがって、スタンプ93は、第一開発室における遠隔会議の参加者と、第三開発室における遠隔会議の参加者に、黒塗りの状態で共有される。
尚、本実施形態では、表示システム100にログインする際に、ユーザIDを用いるものとして説明したが、これに限定されない。本実施形態では、ユーザIDの代わりに、電子黒板200を特定するIDや、電子黒板200と接続される遠隔会議用端末の端末IDが用いられても良い。
その場合、ユーザ情報記憶部330には、ユーザIDの代わりに、端末IDが他の項目対応付けられて格納されることになる。また、スタンプ情報記憶部340に格納されたスタンプ情報の項目「属性」の値は、端末IDによって特定される端末の属性を示すものとなる。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが独自で作成したカスタムスタンプを遠隔会議等で利用する際に、カスタムスタンプの機密性に応じて、共有を許容するユーザの属性や、共有する際の表示態様等をスタンプ毎に設定することができ、スタンプの機密性を向上させることができる。
(第二の実施形態)
以下に、図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、判定処理部350をスタンプサーバに設けた点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図13は、第二の実施形態の表示システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態の表示システム100Aは、電子黒板200A-1、電子黒板200A-2、スタンプサーバ400を有する。
電子黒板200A-1、200A-2のそれぞれは、表示処理部310を有する。本実施形態のスタンプサーバ400は、任意のスタンプがアップロードされており、スタンプサーバ400は、判定処理部350と、ページ記憶部320と、ユーザ情報記憶部330と、スタンプ情報記憶部340と、を有する。
本実施形態では、電子黒板200A-1、200A-2を用いて遠隔会議等を行っている最中に、どちらかの電子黒板へログインしているユーザから、スタンプの表示指示を受け付けると、スタンプサーバ400の判定処理部350によって、スタンプの閲覧及びスタンプの表示の可否が判定される。
例えば、本実施形態の表示システム100Aにおいて、電子黒板200A-1は、自機へログインしているユーザから、スタンプの表示指示を受け付けると、表示が指示されたスタンプのスタンプIDと、ユーザのユーザIDをスタンプサーバ400へ通知する。
スタンプサーバ400は、この通知を受けて、判定処理部350により、スタンプ情報と、ユーザ情報とを取得し、スタンプ情報に含まれる権限情報に応じて、スタンプを電子黒板200A-1、200A-2に表示させる。
本実施形態では、このように、スタンプの共有の可否の判定をスタンプサーバ400で行うことで、電子黒板200Aの処理の負荷を軽減できる。
(第三の実施形態)
以下に、図面を参照して、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、スタンプサーバと、AD(Active Directory)サーバとを有する点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図14は、第三の実施形態の表示システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態の表示システム100Bは、電子黒板200A、スタンプサーバ400A、ADサーバ500を有する。尚、図14の例では、表示システム100Bに電子黒板200Aが含まれるものとしたが、これに限定されない。表示システム100Bには、複数の電子黒板200Aが含まれて良い。
電子黒板200A-1、200A-2のそれぞれは、表示処理部310を有する。本実施形態のスタンプサーバ400Aは、判定処理部350、ページ記憶部320、スタンプ情報記憶部340を有する。本実施形態のADサーバ500は、ユーザ情報記憶部330を有する。
本実施形態では、スタンプサーバ400Aは、ADサーバ500からユーザ情報を取得する。図15は、第三の実施形態の表示システムの動作を示すシーケンス図である。
本実施形態の表示システム100Bにおいて、電子黒板200Aに対するログイン要求がお粉分けると(ステップS1501)、電子黒板200Aは、ADサーバ500へ認証要求を通知する(ステップS1502)。ADサーバ500は、ログインの際に入力されたユーザIDとパスワードに基づき、ユーザの認証を行い(ステップS1503)、その結果を電子黒板200Aへ通知する(ステップS1504)。尚、このとき、電子黒板200Aは、ADサーバ500から、ユーザ情報を取得していても良い。
電子黒板200Aにおいて、ログインが完了すると、遠隔会議が開始される(ステップS1505)。
ここで、電子黒板200Aにおいて、スフンプの表示要求を受け付けると、電子黒板200Aは、スタンプサーバ400Aへユーザ情報を送信する(ステップS1506)。
スタンプサーバ400Aは、表示要求を受けたスタンプのスタンプ情報を取得し、ユーザ情報と照合して、スタンプの閲覧の可否を判定する(ステップS1507)。
ステップS1507において、スタンプの閲覧が可能とされ、スタンプの共有設定が有効である場合、スタンプサーバ400Aは、電子黒板200Aへスタンプを出力する(ステップS1508)。
このように、本実施形態では、ADサーバ500を用いてユーザ情報を管理しても良い。
(変形例)
次に、図16乃至図19を参照して、上述した表示システムの変形例について説明する。
図16は、表示システムの変形例を示す第一の図である。図16の例では、電子黒板200の代わりに、端末装置600、画像投影装置700、ペン動作検出装置810を有する。
端末装置600は、画像投影装置700及びペン動作検出装置810と有線で接続されている。
画像投影装置700は、端末装置600により入力された画像データをスクリーン800に投影させる。
ペン動作検出装置810は、電子ペン820と通信を行っており、スクリーン800の近傍における電子ペン820の動作を検出する。具体的には、電子ペン820は、スクリーン800上において、電子ペン820が示している点を示す座標情報を検出し、端末装置600へ送信する。
端末装置600は、ペン動作検出装置810から受信した座標情報に基づき、電子ペン820によって入力されるストローク画像を示すストローク画像データを生成し、画像投影装置700によってストローク画像をスクリーン800に描画させる。
また、端末装置600は、画像投影装置700に投影させている画像を示す重畳画像データを含むページデータを生成し、サーバ装置550に送信する。
図17は、表示システムの変形例を示す第二の図である。図17の例では、電子黒板200の代わりに、端末装置600とディスプレイ800Aと、ペン動作検出装置810とを有する。
ペン動作検出装置810は、ディスプレイ800Aの近傍に配置され、ディスプレイ800A上に、電子ペン820Aが示している点を示す座標情報を検出し、端末装置600へ送信する。尚、図17の例では、電子ペン820Aは、端末装置600によってUSBコネクタを介して充電されても良い。
端末装置600は、ペン動作検出装置810から受信した座標情報に基づき、電子ペン820Aによって入力されるストローク画像の画像データを生成し、ディスプレイ800Aに表示させる。
また、本実施形態の端末装置600は、画像投影装置700に投影させている画像を示す重畳画像データを含むページデータを生成し、サーバ装置550に送信する。
図18は、表示システムの変形例を示す第三の図である。図18の例では、電子黒板200の代わりに、端末装置600と、画像投影装置700とを有する。
端末装置600は、電子ペン820Bと無線通信(Bluetooth等)を行って、スクリーン800上において電子ペン820Bが示す点の座標情報を受信する。そして、端末装置600は、受信した座標情報に基づき、電子ペン820Bにより入力されるストローク画像の画像データを生成し、画像投影装置700によって、スクリーン800上にストローク画像を投影させる。
また、端末装置600は、画像投影装置700に投影させている画像を示す重畳画像データを含むページデータを生成し、サーバ装置550に送信する。
図19は、表示システムの変形例を示す第四の図である。図19(A)に示す画面191は、Webブラウザを用いて遠隔会議を行う場合の表示例を示している。画面191は、例えば、遠隔会議用のサーバと接続された端末装置に表示されても良いし、遠隔会議用のサーバと接続された電子黒板200のディスプレイ280に表示されても良い。図19(B)に示す画面191Aも、図19(A)に示す画面191と同様である。
この場合、電子黒板200や端末装置には、遠隔会議を行うためのWebアプリケーションがダウンロードされる。
このように、Webブラウザを用いて遠隔会議を行う場合には、例えば、ユーザ情報記憶部330とスタンプ情報記憶部340を設け、Webブラウザ上において、カスタムスタンプの共有を制限しても良い。
以上のように、上述した各実施形態は、様々なシステム構成において適用することができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
尚、本実施形態が適用される装置は、タッチ操作によって、オブジェクトを操作する機能を備えた表示装置であれば良く、電子黒板200に限定されにない。本実施形態が適用される装置は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC等であってもよい。
また、実施形態に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。
ある実施形態では、第1の装置は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。同様に、第2の装置は、互いに通信するように構成された複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。
さらに、第1の装置および第2の装置は、図7に示す処理のステップを様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、所定のユニットによって実行されるプロセスは、第2の装置によって実行され得る。同様に、所定のユニットの機能は、第2の装置によって実行することができる。また、第1の装置と第2の装置の各要素は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、100A、100B 表示システム
200、200A 電子黒板
310 表示処理部
320 ページ記憶部
330 ユーザ情報記憶部
340 スタンプ情報記憶部
350 判定処理部
400、400A スタンプサーバ
500 ADサーバ
特開2018-022468号公報

Claims (9)

  1. 複数の表示装置を有する表示システムに含まれる一の表示装置であって、
    ユーザを特定する識別情報に基づき、第一の記憶部から前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
    スタンプの表示要求を受けて、スタンプ情報が格納された第二の記憶部から、前記スタンプのスタンプ情報を取得するスタンプ情報取得部と、
    前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報と、前記スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、前記表示システムにログインしているユーザに対する前記スタンプの共有の可否を判定する判定処理部と、
    判定結果に応じて前記スタンプを表示部に表示させる出力部と、を有する表示装置。
  2. 前記判定処理部は、
    前記ユーザ情報に含まれる属性と、前記権限情報に含まれる属性とに基づき、前記ユーザに前記スタンプを閲覧する権限があるか否かを判定する権限判定部と、
    前記権限情報に含まれる、前記スタンプの表示の可否を示す情報に基づき、前記スタンプの表示を許可する否かを判定する共有判定部と、を有し、
    前記出力部は、
    前記ユーザに前記スタンプを閲覧する権限があり、且つ、前記スタンプの表示を許可すると判定された場合に、前記スタンプを表示させる、請求項1記載の表示装置。
  3. 前記判定処理部は、
    前記権限情報に含まれる、前記スタンプの表示態様を示す情報に基づき、前記スタンプをマスクするか否かを判定するマスク判定部を有し、
    前記出力部は、マスクすると判定された場合に、前記スタンプをマスクして表示させる、請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記判定処理部は、
    前記権限情報に含まれる、前記スタンプのエクスポートの可否を示す情報に基づき、前記スタンプをエクスポートするか否かを判定するエクスポート判定部を有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 前記スタンプは、ユーザによって作成された独自のスタンプである、請求項1乃至4の何れか一項に記載の表示装置。
  6. 複数の表示装置を有する表示システムに含まれる一の表示装置による表示方法であって、
    前記一の表示装置が、
    ユーザを特定する識別情報に基づき、第一の記憶部から前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報を取得し、
    スタンプの表示要求を受けて、スタンプ情報が格納された第二の記憶部から、前記スタンプのスタンプ情報を取得し、
    前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報と、前記スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、前記表示システムにログインしているユーザに対する前記スタンプの共有の可否を判定し、
    判定結果に応じて前記スタンプを表示部に表示させる、表示方法。
  7. 複数の表示装置を有する表示システムに含まれる一の表示装置に、
    ユーザを特定する識別情報に基づき、第一の記憶部から前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報を取得する処理と、
    スタンプの表示要求を受けて、スタンプ情報が格納された第二の記憶部から、前記スタンプのスタンプ情報を取得する処理と、
    前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報と、前記スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、前記表示システムにログインしているユーザに対する前記スタンプの共有の可否を判定する処理と、
    判定結果に応じて前記スタンプを表示部に表示させる処理と、をコンピュータに実行させる表示プログラム。
  8. 表示装置と、サーバ装置とを有する表示システムであって、
    前記サーバ装置は、
    ユーザを特定する識別情報に基づき、第一の記憶部から前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
    スタンプの表示要求を受けて、スタンプ情報が格納された第二の記憶部から、前記スタンプのスタンプ情報を取得するスタンプ情報取得部と、
    前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報と、前記スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、前記表示システムにログインしているユーザに対する前記スタンプの共有の可否を判定する判定処理部と、
    判定結果に応じて前記スタンプを前記表示装置に表示させる出力部と、を有する表示システム。
  9. 表示装置と、サーバ装置とを有する表示システムによる表示方法であって、
    前記サーバ装置が、
    ユーザを特定する識別情報に基づき、第一の記憶部から前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報を取得し、
    スタンプの表示要求を受けて、スタンプ情報が格納された第二の記憶部から、前記スタンプのスタンプ情報を取得し、
    前記表示システムにログインしているユーザのユーザ情報と、前記スタンプ情報に含まれる権限情報に基づき、前記表示システムにログインしているユーザに対する前記スタンプの共有の可否を判定し、
    判定結果に応じて前記スタンプを前記表示装置に表示させる、表示方法。
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