JPH0923094A - チップ型電子部品供給装置 - Google Patents

チップ型電子部品供給装置

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JPH0923094A
JPH0923094A JP7194128A JP19412895A JPH0923094A JP H0923094 A JPH0923094 A JP H0923094A JP 7194128 A JP7194128 A JP 7194128A JP 19412895 A JP19412895 A JP 19412895A JP H0923094 A JPH0923094 A JP H0923094A
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JP
Japan
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type electronic
chip
electronic components
storage chamber
component
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JP7194128A
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Inventor
Yukio Isotani
幸雄 磯谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留室内に配置された抑制板と貯留室の底面
との間のゲートの間隔を広く設定し過ぎると、チャンバ
ー内に多くのチップ型電子部品が進入してしまい、貯留
室出口で詰りが生じ、逆にゲートの間隔を該ゲートにお
いて詰りが生じてしまうため、ゲートの間隔は微妙であ
り、なかなか丁度良い状態に設定することが難しかっ
た。 【解決手段】 抑制板12を貯留室7内において揺動自
在に配設すると共に、抑制板の近傍に殴打部材14を配
設し、該殴打部材の殴打により抑制板を揺動させ、抑制
板と貯留室の底面との間の可変ゲート13を広げたり、
狭めたりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ型電子部品供
給装置に関する。詳しくは、多数のチップ型電子部品を
収容する部品供給ケースから供給されるチップ型電子部
品をエアー等により部品移送路を通じて部品装着機への
部品供給部へ移送するチップ型電子部品供給装置におい
て、チップ型電子部品の詰りが生じてもこれを速やかに
解消することが出来るようにして、上記部品移送路への
順次供給がきちんと行われるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板にチップ型電子部品を実装
する高速チップ型電子部品装着機が知られている。これ
を図8乃至図10によって簡単に説明する。
【0003】高速チップ型電子部品装着機aは、そのほ
ゞ中央部にバルク化された、即ち、包装されていない裸
の状態のチップ型電子部品をプリント基板に供給する部
品供給装置bを備えている。部品供給装置bには移動ベ
ースcが備えられ、該移動ベースcにはチップ型電子部
品供給装置として多数のチップ型電子部品供給装置d、
d、・・・が移動ベースcの移動方向に配列されている
(図8、図9参照)。
【0004】チップ型電子部品供給装置dは既知のもの
であり、その前端部の図示しない係合部を移動ベースc
の前端部に係合すると共にその後端部に設けられたクラ
ンプ爪eをクランプレバーfの操作によって移動ベース
cの後端部に係合させて、移動ベースcに取り付けられ
る(図9参照)。
【0005】部品供給ケースg内にはチップ型電子部品
h、h、・・・が多数収納されており、部品供給ケース
gはチップ型電子部品供給装置dにその後端部に前下が
り状に傾斜した状態でセッティングされる。
【0006】上記チップ型電子部品供給装置dにセッテ
ィングされた部品供給ケースgからチップ型電子部品
h、h、・・・がチップ型電子部品供給装置d内に流入
し、その貯留室i、チャンバーjを経て部品移送路kの
入口側に位置する部品整列室lに至るようになっている
(図10参照)。
【0007】チップ型電子部品供給装置dの貯留室iは
比較的大きな容積を有し部品供給ケースgから流入した
チップ型電子部品h、h、・・・を貯留し、チャンバー
jは後述するかくはんエアーにより塊となったチップ型
電子部品h、h、・・・をほぐすスペースとして機能
し、また、部品整列室lは上記部品移送路kへのチップ
型電子部品h、h、・・・の順次供給がなされるように
チップ型電子部品h、h、・・・を整列させる空間とし
て機能する。
【0008】上記貯留室iにはチップ型電子部品h、
h、・・・の流れ方向に直交する方向に延びる抑制板m
が配設され、該抑制板mの下端縁と貯留室iの底面との
間がゲートnとされている。
【0009】チャンバーjのチャンバー入口、即ち、貯
留室iの出口oはチャンバーj内に多くのチップ型電子
部品h、h、・・・が進入しないようにやや狭くなって
いる。
【0010】上記抑制板mは貯留室iに収納されたチッ
プ型電子部品h、h、・・・のすべての荷重がその下流
側に位置する貯留室出口o近傍のチップ型電子部品h、
h、・・・に掛かからないようにするために設けられた
ものであり、これにより、チップ型電子部品h、h、・
・・のすべての荷重が貯留室出口oに掛かってこれを覆
いブリッジ状に詰りが生じてしまうのを防止している。
【0011】部品整列室lはその横断面形状が1つのチ
ップ型電子部品hが余裕をもって通過でき2つのチップ
型電子部品は通過できない大きさに形成されており、上
記チャンバーjにおいてかくはんされたチップ型電子部
品h、h、・・・がかくはんエアーの供給停止によりそ
の底面に落ちて、部品整列室lに1つ1つ整列した状態
で進入する。
【0012】しかして、部品供給ケースgからチップ型
電子部品h、h、・・・がチップ型電子部品供給装置d
内の貯留室iに進入し、その多くは抑制板mに支えら
れ、また、その一部はゲートnを通過してチャンバーj
に進入する。
【0013】チャンバーjに入ったチップ型電子部品
h、h、・・・のうち、進行方向に向かって所定の向き
になったものは部品整列室lに進入し、該部品整列室l
において1つ1つ整列される。
【0014】一方、図示しない押圧部によってチップ型
電子部品供給装置dのフィードレバーpが下方に押圧さ
れると、エアー供給口qから正圧エアーが供給され、該
エアーはエアー供給路rを経て部品かくはん用ノズルs
と部品移送用ノズルtから噴射され、部品整列室lとチ
ャンバーjとの間に形成されたかくはん用噴出孔uから
チャンバーj内に向けてかくはんエアーが噴出され、こ
れにより、チャンバーj内のチップ型電子部品h、h、
・・・がかくはんされる。
【0015】かかるチップ型電子部品h、h、・・・の
かくはんは、チップ型電子部品h、h、・・・が部品整
列室lの入口付近で溜まって塊となっている場合にこの
塊をばらして部品整列室l内にきちんと進入させるため
に為されるものである。
【0016】そして、かくはんされて部品整列室lに整
列されたチップ型電子部品h、h、・・・のうち先頭に
位置する一つが部品移送路k内に落下し、更に、落下し
たチップ型電子部品hは上記部品移送用ノズルtから噴
射されるエアーにより部品移送路kを通して部品供給部
vまで送られる。
【0017】次いで、部品供給部vに供給されたチップ
型電子部品h、h、・・・が吸着ノズルw、w、・・・
によって取り出されてプリント基板に装着されるように
なっている(図9参照)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のチッ
プ型電子部品供給装置dにあっては、上記ゲートnの間
隔を広く設定し過ぎると、チャンバーj内に多くのチッ
プ型電子部品h、h、・・・が進入してしまって、貯留
室出口oにより多くのチップ型電子部品h、h、・・・
の荷重が掛かってしまい、抑制板mとしての意義を喪失
してしまうという問題があった。
【0019】また、ゲートnの間隔を狭くし過ぎると、
貯留室出口oに掛かるチップ型電子部品h、h、・・・
の荷重を軽減することができるが、貯留室出口oにおい
てブリッジ状の詰りが生じてしまう問題が生ずる。
【0020】そのため、ゲートnの間隔は微妙であり、
なかなか丁度良い状態に設定することが難しかった。
【0021】特に、チップ型電子部品h、h、・・・が
部品供給ケースgやチップ型電子部品供給装置d内部で
の摩擦による静電気で帯電しやすいものである場合に
は、上記問題が顕著になっていた。
【0022】そして、チップ型電子部品h、h、・・・
の詰りが生ずると、これらが部品移送路kに進入するこ
とができず、高速チップ型電子部品装着機aへのチップ
型電子部品h、h、・・・の供給ミスが発生してしま
い、高速チップ型電子部品装着機aの部品吸着率の低下
による稼働率の低下が生じ、延いては、設備の生産性が
低下することになる。
【0023】そこで、上記したようなチップ型電子部品
h、h、・・・の詰りが生じた場合、従来は、チップ型
電子部品供給装置dを移動ベースcから取り外し、該チ
ップ型電子部品供給装置dを腕力で揺すったり、チップ
型電子部品供給装置dの一部を叩いたりして強引にチッ
プ型電子部品h、h、・・・の塊を解消するようにして
いたが、このようなやり方は、作業者が手に裂傷を負っ
たり、チップ型電子部品供給装置dが壊れたりするとい
う不都合があった。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明チップ型電子部品
供給装置は、上記した課題を解決するために、抑制板を
貯留室内において揺動自在に配設すると共に、抑制板の
近傍に殴打部材を配設し、該殴打部材の殴打により抑制
板を揺動させ、抑制板と貯留室の底面との間の可変ゲー
トを広げたり、狭めたりするようにしたものである。
【0025】従って、本発明チップ型電子部品供給装置
にあっては、抑制板を揺動させることにより、貯留室内
に貯留されたチップ型電子部品に振動を与え、また、抑
制板の先端の可変ゲートを広げたり狭めたりして、可変
ゲートに生じたブリッジ状のチップ型電子部品の詰りを
解消すことができる。また、可変ゲートを広げたり狭め
たりすことができるため、予め、可変ゲートを狭めに設
定することができ、これによって可変ゲートの下流側に
位置する貯留室出口にかかる貯留室内のチップ型電子部
品の荷重をできるだけ少なくすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明チップ型電子部品
供給装置の詳細を図示した実施の一例に従って説明す
る。尚、図示した実施例は本発明をバルクカセットと称
されるものに適用したものである。
【0027】本発明に係るチップ型電子部品供給装置に
チップ型電子部品を供給する部品供給ケースである部品
供給ケース1は上記従来例において示した部品供給ケー
スgと同じものであり、薄い箱状をした収納部2と該収
納部2の一端部に後述するチップ型電子部品供給装置に
取り付けるための連結部となる係合部3とが一体に形成
されている。
【0028】該係合部3には収納部2の内外を連通させ
る開口4が形成されており、該開口4がシャッター1a
によって開閉されるようになっている(図1参照)。
【0029】このような部品供給ケース1内にバルク状
態の、即ち、包装されていない裸のままの状態のチップ
型電子部品5、5、・・・が収納されている。そして、
部品供給ケース1はチップ型電子部品供給装置6にその
後端部に前下がり状に傾斜した状態でセッティングさ
れ、シャッター1aが開けられると上記開口4が開放さ
れるようになっている。
【0030】チップ型電子部品供給装置6の後側部分は
全体的に前下がり状に傾斜されており、該チップ型電子
部品供給装置6にセッティングされた部品供給ケース1
からチップ型電子部品5、5、・・・がチップ型電子部
品供給装置6内に流入し、貯留室7、チャンバー8を経
て部品移送路9の入口側に位置する部品整列室10に至
るようになっている。
【0031】貯留室7は左右方向にやや扁平で比較的大
きな容積を有し、その全体が前方に行くに従い下方に変
位するように傾斜するように形成されており、部品供給
ケース1から流入されたチップ型電子部品5、5、・・
・を貯留するようになっている。
【0032】貯留室7の前端壁の上端部には後斜め上方
を向いた支持壁11が形成され、該支持壁11に後斜め
下がりに傾斜する方向に延びる細長な板金材料から成る
抑制板12が支持されている。
【0033】抑制板12の上記支持壁11から後斜め下
方へ突出した後端部分は自由端となっており、その先端
部は前斜め下方にほゞ直角に折り曲げられ、該先端部と
貯留室7の底面との間には適宜な間隔が形成され可変ゲ
ート13とされている。
【0034】可変ゲート13は抑制板12が後述する殴
打部材により殴打されていない状態、即ち、最も狭まっ
た状態における大きさが1つのチップ型電子部品5が通
過でき2つのチップ型電子部品5、5は通過できない大
きさとされており、上記従来例におけるゲートnよりも
狭く形成されている。これにより、可変ゲート13にお
いては従来のゲートnよりもチップ型電子部品5、5、
・・・のブリッジ状の詰りが生じやすくなっており、こ
れは、後述するように、該可変ゲート13において積極
的に詰りを生じさせることにより、後述するチャンバー
入口にかかるチップ型電子部品5、5、・・・の荷重を
より小さくし、該チャンバー入口においてチップ型電子
部品5、5、・・・の詰りが生じにくくするためであ
る。尚、可変ゲート13におけるチップ型電子部品5、
5、・・・の詰りは次に説明する手段により容易に解消
される。
【0035】即ち、上記抑制板12の近傍には殴打部材
14が配設され、該殴打部材14で抑制板12の自由端
を殴打することにより、抑制板12を撓ませるようにな
っている。
【0036】殴打部材14は側方から見てく字状を呈
し、その一方の腕部(以下、「後腕部」という。)15
がほゞ後方に延びて上記抑制板12の下面に沿うように
配置され、他方の腕部(以下、「前腕部」という。)1
6がほゞ前方に延びチップ型電子部品供給装置6の斜め
に傾斜した上面から前方に向けて突出されており、2つ
の腕部15と16との連結部分がチップ型電子部品供給
装置6に回動自在に支持され、上記両腕部15、16が
ほゞ上下方向に回動し得るようになっている。
【0037】殴打部材14の後腕部15の先端に上方へ
突出するように形成された殴打部15aが抑制板12の
先端部にその下方から対向されており、該後腕部15が
上方に回動されたときに該殴打部15aが抑制板12の
先端部を下方から殴打するようになっている。
【0038】殴打部材14の前腕部16の前端部下面と
チップ型電子部品供給装置6との間にはスプリング17
が縮設されており、殴打部材14にはその後腕部15が
抑制板12から離間する方向への回動力が付勢されてい
る。
【0039】また、殴打部材14の前腕部16のチップ
型電子部品供給装置6から前方へ突出した前端部は図示
しない押圧手段により下方に押圧されるようになってお
り、殴打部材14が図4における反時計回り方向に回動
すると後腕部15の殴打部15aが上記抑制板12を下
方から殴打するようになっている。
【0040】殴打された抑制板12はその先端部が上方
に移動するように撓まされ、貯留室7の底面との間隔、
即ち、可変ゲート13が広がるようになっている。
【0041】また、上記図示しない押圧手段による殴打
部材14への押圧が開放されると、殴打部材14は上記
スプリング17により図4における時計回り方向に回動
され、これに伴い、抑制板12はその弾発力により戻さ
れて、可変ゲート13が挟められるようになっている。
【0042】そして、貯留室7に流入したチップ型電子
部品5、5、・・・は抑制板12が殴打されていない状
態では可動ゲート13が狭く形成されているため、ここ
で詰りを生じるが、上記殴打部材14による抑制板12
の殴打により抑制板12が撓まされて可動ゲート13が
広げられ、これにより、可動ゲート13において生じて
いたブリッジ状のチップ型電子部品5、5、・・・の詰
りが解消され、そのチップ型電子部品5、5、・・・の
一部が可動ゲート13を通過してチャンバー8内に進入
するようになっている。
【0043】チャンバー8は貯留室7の下流側に位置さ
れ、その底面が上記貯留室7の底面と連続し、また、チ
ャンバー8のチャンバー入口、即ち、貯留室7の出口1
8は上記従来例における貯留室出口oよりもやや広く形
成されている。これは、従来例におけるものよりも該貯
留室出口18においてチップ型電子部品5、5、・・・
のブリッジ状の詰りが生じにくいようにするためであ
る。
【0044】貯留室出口18の底面には後述するかくは
んエアーの一部が噴出する噴出孔19が形成されてい
て、貯留室出口18においてチップ型電子部品5、5、
・・・の詰りが生じたときに、これを解消するようにな
っている。
【0045】また、チャンバー8はその下流側に位置す
る部品整列室10の入口においてチップ型電子部品5、
5、・・・の詰りが生じたときにこれを後述するかくは
んエアーにより吹き飛ばしてほぐすためのスペースとし
て機能する。
【0046】部品整列室10はチャンバー8の前方に位
置し、その底面が上記貯留室7及びチャンバー8の底面
に連続しており、また、その横断面形状は1つのチップ
型電子部品5が余裕をもって通過でき同時には2つのチ
ップ型電子部品5、5は通過できない大きさとされてお
り、該部品整列室10は部品移送路9へのチップ型電子
部品5、5、・・・の順次供給がなされるようにチップ
型電子部品5、5、・・・を整列させる空間として機能
する。
【0047】部品整列室10の底面であってその入口に
は後述するかくはんエアーが噴出する部品かくはん用ノ
ズルが開口されており、該部品かくはん用ノズルからの
かくはんエアーの噴出により、部品整列室10の入口付
近のチップ型電子部品5、5、・・・が吹き飛ばされ、
上記チャンバー8内においてかくはんされる。そして、
かくはんエアーの供給が停止されると、その底面にチッ
プ型電子部品5、5、・・・が落ちて、部品整列室10
に1つ1つ整列した状態で進入するようになっている。
【0048】しかして、部品供給ケース1からチップ型
電子部品供給装置6の貯留室7内に流入したチップ型電
子部品5、5、・・・は、貯留室7、チャンバー8、部
品整列室10を流れ、部品移送路8の上流側部分から溜
まって行き、部品整列室10、チャンバー8及び貯留室
7の下側部分までチップ型電子部品5、5、・・・が位
置され、この状態がチップ型電子部品5、5、・・・の
後述する部品供給部ヘの移送の待機状態とされる(図5
参照)。
【0049】この状態において、貯留室7に位置された
チップ型電子部品5、5、・・・のうちの多くのものの
荷重が抑制板12に掛かるため、貯留室7内のチップ型
電子部品5、5、・・・の荷重が可動ゲート13を通し
て貯留室出口18に掛かることはなく、貯留室出口18
近傍におけるチップ型電子部品5、5、・・・の詰りが
生じにくくなっている。
【0050】そして、図示しない部品装着機の押圧部が
フィードレバー20を押圧すると、上記チップ型電子部
品5、5、・・・が一個宛部品供給部21に供給され
る。即ち、フィードレバー20が押圧されると、エアー
供給口22に接続された図示しない正圧エアー供給装置
から正圧エアーが供給され、該正圧エアーによってチッ
プ型電子部品5、5、・・・が部品移送路8を通って部
品供給部21に供給される。
【0051】また、フィールドレバー20の押圧に連動
して上記殴打部材14の前腕部16の押圧がなされるよ
うになっており、これにより、チップ型電子部品供給装
置6内へのエアーの供給と抑制板12への殴打がほゞ同
時に行われる。
【0052】上記エアー供給口22から内部へ向かって
延びるエアー供給路23が形成され、該エアー供給路2
3はその先端で2つに分岐され、その一方は上記部品移
送路8の部品整列室10下面に開口した部品かくはん用
ノズル24に接続され、他方は部品移送路8の中間部の
下面に部品供給部21側を向いて開口した部品移送用ノ
ズル25に接続されている。
【0053】また、部品かくはん用ノズル24の一部は
上記噴出孔19に連通している。
【0054】尚、上記エアー供給路23のエアー供給口
22寄りの位置にはチェック弁26が介挿されており、
エアー供給路23内に供給されたエアーのエアー供給口
22側への逆流を防止するようになっている(図4参
照)。
【0055】上記エアー供給口22から正圧エアーが供
給されると、該正圧エアーはエアー供給路23を経て部
品かくはん用ノズル24と部品移送用ノズル25から噴
射され、部品整列室10内に整列されているチップ型電
子部品5、5、・・・のうち先頭に位置するチップ型電
子部品5が部品移送用ノズル25から噴射された移送用
エアーに押されて部品供給部21まで送られる。
【0056】一方、部品かくはん用ノズル24に供給さ
れたかくはん用エアーは部品かくはん用ノズル24から
部品整列室10の入口に開口する噴出口10a及び貯留
室出口18に開口する噴出口19から噴射される(図6
参照)。
【0057】これにより、かくはんエアーの一部が噴出
口19を通して貯留室出口18に供給されるため、貯留
室出口18において生じたチップ型電子部品5、5、・
・・の詰りが解消される(図7参照)。
【0058】また、部品整列室10の入口においてチッ
プ型電子部品5、5、・・・の詰りが生じた場合は、部
品かくはん用ノズル24からかくはんエアーが上記噴出
口10aから該部品整列室10の入口に供給されるた
め、これらチップ型電子部品5、5、・・・の詰りが解
消するようになっている(図7参照)。
【0059】このように、チップ型電子部品5の部品供
給部21への供給は上記フィールドレバー20の1回の
押圧によりなされ、抑制板12への殴打及びかくはんエ
アーの供給がフィールドレバー20の押圧に連動してい
るため、各部においてチップ型電子部品5、5、・・・
の詰りの有無に関係なく、間欠的に抑制板12への殴打
及びかくはんエアーの供給が為される。これにより、チ
ップ型電子部品供給装置6内の各部においてチップ型電
子部品5、5、・・・の詰りが生じても、該詰りは直ち
に解消され、チップ型電子部品5、5、・・・の部品供
給部21への供給がスムーズに為される。
【0060】尚、上記実施例において、抑制板12を貯
留室7内において一端が固定された、いわゆる片持ち梁
構造としたが、本発明はこれに限らず、抑制板を貯留室
内において回動自在に支持するようにしても良い。
【0061】また、上記実施例において、殴打部材14
の押圧をフィールドレバー20の押圧動作に連動させて
行なうようにしたが、本発明はこれに限らず、別の部材
の動作に連動するようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明チップ型電子部品供給装置にあっては、抑制
板を揺動自在に支持して可変ゲートを広げたり狭めたり
することができるため、可変ゲートを比較的狭めて設定
しておき、貯留室の出口に詰りが生ずるのを極力少なく
することができ、また、可変ゲート近傍においてチップ
型電子部品の詰りが生じても、殴打部材の殴打により抑
制板を揺動させ、これにより、可変ゲートを広げること
ができ、かかる詰りを容易に解消することができる。
【0063】尚、上記した実施例に示した各部の具体的
形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具
体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによっ
て、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図8と共に本発明チップ型電子部品供
給装置の実施の一例を示すものであり、本図はチップ型
電子部品供給装置に取付けられる部品供給ケースを示す
拡大斜視図である。
【図2】移動ベースに取付けられた状態を示す側面図で
ある。
【図3】チップ型電子部品供給装置を示す概略斜視図で
ある。
【図4】要部を一部切り欠いて示す拡大側面図である。
【図5】チップ型電子部品がチップ型電子部品供給装置
に進入して来た状態の要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図6】チップ型電子部品がチップ型電子部品供給装置
に充填された状態の要部を拡大して示す断面図である。
【図7】チップ型電子部品供給装置内のチップ型電子部
品をかくはんしている状態の要部を拡大して示す断面図
である。
【図8】図9と共に部品装着機の概略を示すものであ
り、本図は斜視図である。
【図9】側面図である。
【図10】従来のチップ型電子部品供給装置の内部構造
の一部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 部品供給ケース 5 チップ型電子部品 6 チップ型電子部品供給装置 7 貯留室 9 部品移送路 12 抑制板 13 可変ゲート 14 殴打部材 18 貯留室出口 21 部品供給部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のチップ型電子部品を収容する部品
    供給ケースから供給されるチップ型電子部品をエアー等
    により部品移送路を通じて部品装着機への部品供給部へ
    移送するチップ型電子部品供給装置において、 供給されたチップ型電子部品を一時的に貯留する貯留室
    と、 該貯留室に収容されたチップ型電子部品の荷重を貯留室
    の出口近傍に集中させないように貯留室内に配設された
    抑制板とを備え、 該抑制板はその先端部と貯留室の底面との間隙(以下、
    「可変ゲート」という。)が可変するように揺動自在に
    貯留室内に支持されており、 また、抑制板の近傍には殴打部材が配設され、該殴打部
    材の殴打により抑制板が揺動され、上記可変ゲートを広
    げたり、狭めたりするようになっていることを特徴とす
    るチップ型電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 上記可変ゲートが最も狭まったときの大
    きさを1つのチップ型電子部品が通過でき2つのチップ
    型電子部品は通過できない大きさにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のチップ型電子部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118254991A (zh) * 2024-05-29 2024-06-28 江苏优华达环保材料科技有限公司 一种活性炭定量包装设备

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