JP3393216B2 - バルクカセット - Google Patents
バルクカセットInfo
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- JP3393216B2 JP3393216B2 JP27553794A JP27553794A JP3393216B2 JP 3393216 B2 JP3393216 B2 JP 3393216B2 JP 27553794 A JP27553794 A JP 27553794A JP 27553794 A JP27553794 A JP 27553794A JP 3393216 B2 JP3393216 B2 JP 3393216B2
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- Japan
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- component
- bulk
- chip
- bulk cassette
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は新規なバルクカセットに
関する。詳しくは、バルクケースから供給されるチップ
部品をエアーで搬送路を通じて部品装着機への部品供給
部へ送るバルクカセットにおいて、その内部で静電気の
発生によるチップ部品の吸着等の原因により生じるチッ
プ部品の詰まりを解消することができる新規なバルクカ
セットを提供しようとするものである。
関する。詳しくは、バルクケースから供給されるチップ
部品をエアーで搬送路を通じて部品装着機への部品供給
部へ送るバルクカセットにおいて、その内部で静電気の
発生によるチップ部品の吸着等の原因により生じるチッ
プ部品の詰まりを解消することができる新規なバルクカ
セットを提供しようとするものである。
【０００２】
【従来の技術】プリント基板にチップ部品（電子部品）
を実装する高速チップ部品装着機が知られている。これ
を図６乃至図８によって簡単に説明する。
を実装する高速チップ部品装着機が知られている。これ
を図６乃至図８によって簡単に説明する。
【０００３】ａは高速チップ部品装着機であり、ほゞ中
央部にバルク化された、即ち、荷作りされていない状態
のチップ部品をプリント基板に供給する部品供給装置ｂ
を備えている。ｃは部品供給装置ｂの移動ベースであ
り、該移動ベースｃには多数のバルクカセットｄ、ｄ、
・・・が移動ベースｃの移動方向に配列されている。
央部にバルク化された、即ち、荷作りされていない状態
のチップ部品をプリント基板に供給する部品供給装置ｂ
を備えている。ｃは部品供給装置ｂの移動ベースであ
り、該移動ベースｃには多数のバルクカセットｄ、ｄ、
・・・が移動ベースｃの移動方向に配列されている。
【０００４】ｅはバルクケースであり、該バルクケース
ｅ内にチップ部品が多数収納されている。該バルクケー
スｅは薄い箱状をしており、その前端面に開口部が形成
され、該開口部はシャッターにより開閉されるようにな
っている。
ｅ内にチップ部品が多数収納されている。該バルクケー
スｅは薄い箱状をしており、その前端面に開口部が形成
され、該開口部はシャッターにより開閉されるようにな
っている。
【０００５】そして、上記バルクケースｅは上記バルク
カセットｄのガイド部ｆに係合されてバルクカセットｄ
に取り付けられ、そして、シャッターがスライドされて
開口部が開口される。このようにして、バルクケースが
バルクカセットｄにセッティングされる。
カセットｄのガイド部ｆに係合されてバルクカセットｄ
に取り付けられ、そして、シャッターがスライドされて
開口部が開口される。このようにして、バルクケースが
バルクカセットｄにセッティングされる。
【０００６】そして、バルクケースｅからチップ部品を
取り出す時は、図示しない押圧部によってバルクカセッ
トｄのフィードレバーｇを下方に押圧すると、正圧エア
ー供給口ｈから正圧エアーが供給され、これによってチ
ップ部品が一個づつシュートｉを経て前端部寄りの部品
供給部ｊに供給される。
取り出す時は、図示しない押圧部によってバルクカセッ
トｄのフィードレバーｇを下方に押圧すると、正圧エア
ー供給口ｈから正圧エアーが供給され、これによってチ
ップ部品が一個づつシュートｉを経て前端部寄りの部品
供給部ｊに供給される。
【０００７】そして、部品供給部ｊに供給されたチップ
部品が吸着ノズルｋによって取り出されてプリント基板
に装着されるようになっている。
部品が吸着ノズルｋによって取り出されてプリント基板
に装着されるようになっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバル
クカセットｄにあっては、バルクケースｅやバルクカセ
ットｄ内部での摩擦により静電気が発生し、これにより
チップ部品が帯電してしまい、部品装着機ａへのチップ
部品の供給ミスが生じてしまう。即ち、チップ部品が帯
電すると、該帯電したチップ部品はシュートｉの入口部
で塊のようになってしまい、動かなくなってしまい、シ
ュートｉを落下していかないからである。
クカセットｄにあっては、バルクケースｅやバルクカセ
ットｄ内部での摩擦により静電気が発生し、これにより
チップ部品が帯電してしまい、部品装着機ａへのチップ
部品の供給ミスが生じてしまう。即ち、チップ部品が帯
電すると、該帯電したチップ部品はシュートｉの入口部
で塊のようになってしまい、動かなくなってしまい、シ
ュートｉを落下していかないからである。
【０００９】そして、このような部品装着機ａへのチッ
プ部品の供給ミスが発生すると、部品装着機ａの部品吸
着率の低下による稼働率の低下が生じ、延いては、設備
の生産性が低下することになる。
プ部品の供給ミスが発生すると、部品装着機ａの部品吸
着率の低下による稼働率の低下が生じ、延いては、設備
の生産性が低下することになる。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明バルクカセット
は、上記した課題を解決するために、少なくとも上記部
品装着機への部品搬送路を覆うカバーにチップ部品を通
さない大きさのエアー通過孔を多数形成したものであ
る。
は、上記した課題を解決するために、少なくとも上記部
品装着機への部品搬送路を覆うカバーにチップ部品を通
さない大きさのエアー通過孔を多数形成したものであ
る。
【００１１】
【作用】従って、本発明バルクカセットにあっては、少
なくとも部品供給部近傍の搬送路を覆うカバーにチップ
部品を通さない大きさのエアー通過孔を多数形成したの
で、チップ部品が上記部品供給部に正常に供給されない
場合は、上記カバーのエアー通過孔から正圧及び／又は
負圧のエアーを供給することによって、搬送路前や搬送
路途上においてチップ部品の滞留が発生していても、当
該箇所への正圧及び／又は負圧のエアーの供給によりチ
ップ部品のかくはんを行なうことができ、これによっ
て、チップ部品の滞留は解かれ、部品装着機への部品供
給ミスの発生が抑制される。
なくとも部品供給部近傍の搬送路を覆うカバーにチップ
部品を通さない大きさのエアー通過孔を多数形成したの
で、チップ部品が上記部品供給部に正常に供給されない
場合は、上記カバーのエアー通過孔から正圧及び／又は
負圧のエアーを供給することによって、搬送路前や搬送
路途上においてチップ部品の滞留が発生していても、当
該箇所への正圧及び／又は負圧のエアーの供給によりチ
ップ部品のかくはんを行なうことができ、これによっ
て、チップ部品の滞留は解かれ、部品装着機への部品供
給ミスの発生が抑制される。
【００１２】
【実施例】以下に、本発明バルクカセットの詳細を図示
した実施例に従って説明する。
した実施例に従って説明する。
【００１３】図中１がバルクカセットであり、２はその
フレームであり、該フレーム２に所要部材が取着されて
いる。
フレームであり、該フレーム２に所要部材が取着されて
いる。
【００１４】３はクランプレバー、４は該クランプレバ
ー３により操作されるクランプ爪であり、図示しない部
品装着機の移動ベース５の前端部にフレーム２下面の前
端部に設けられた図示しない連結部が連結され、移動ベ
ース５の後端部前縁に上記クランプ爪４が係止されて、
バルクカセット１が移動ベース５に取着される。
ー３により操作されるクランプ爪であり、図示しない部
品装着機の移動ベース５の前端部にフレーム２下面の前
端部に設けられた図示しない連結部が連結され、移動ベ
ース５の後端部前縁に上記クランプ爪４が係止されて、
バルクカセット１が移動ベース５に取着される。
【００１５】６はフレームのガイドであり、該ガイド６
に案内されてバルクケース７が取り付けられる。バルク
ケース７は偏平な箱状をしており、その前端に開口８が
形成され、該開口８はシャッター９によって開閉される
ようになっている。
に案内されてバルクケース７が取り付けられる。バルク
ケース７は偏平な箱状をしており、その前端に開口８が
形成され、該開口８はシャッター９によって開閉される
ようになっている。
【００１６】１０はシャッター９の基端部に設けられた
ノブであり、上面に形成された臨ませ孔１１内に位置し
ている。このようなバルクケース７内にバルク状態のチ
ップ部品１２、１２、・・・が収納されて供給される。
そして、バルクケース７はバルクカセット１に取り付け
られるとシャッター９が開けられ、開口８が開放され
る。
ノブであり、上面に形成された臨ませ孔１１内に位置し
ている。このようなバルクケース７内にバルク状態のチ
ップ部品１２、１２、・・・が収納されて供給される。
そして、バルクケース７はバルクカセット１に取り付け
られるとシャッター９が開けられ、開口８が開放され
る。
【００１７】上記のように、バルクケース７がバルクカ
セット１に取着されると、チップ部品１２、１２、・・
・が部品搬送路であるシュート１３の入口部１４に供給
される。
セット１に取着されると、チップ部品１２、１２、・・
・が部品搬送路であるシュート１３の入口部１４に供給
される。
【００１８】そして、図示しない部品装着機の押圧部が
フィードレバー１５を押圧すると、上記チップ部品１２
が一個宛部品供給部１６に供給される。即ち、フィード
レバー１５が押圧されると、エアー供給口１７に接続さ
れた図示しない正圧エアー供給装置から正圧エアーが供
給され、該正圧エアーによってチップ部品１２がシュー
ト１３を通って部品供給部１６に供給される。
フィードレバー１５を押圧すると、上記チップ部品１２
が一個宛部品供給部１６に供給される。即ち、フィード
レバー１５が押圧されると、エアー供給口１７に接続さ
れた図示しない正圧エアー供給装置から正圧エアーが供
給され、該正圧エアーによってチップ部品１２がシュー
ト１３を通って部品供給部１６に供給される。
【００１９】１８は上記エアー供給口１７から内部へ向
かって延びるエアー供給路であり、該エアー供給路１８
はその先端で２つに分岐され、その一方は上記シュート
１３の入口部１４下面に開口した部品かくはん用ノズル
１９に接続され、他方はシュート１３の中間部の下面に
部品供給部１６側を向いて開口した部品シュート用ノズ
ル２０に接続されている。尚、２１は上記エアー供給路
１８のエアー供給口１７寄りの位置に介挿されたチェッ
ク弁であり、エアー供給路１８内に供給されたエアーの
エアー供給口１７側への逆流を防止するためのものであ
る。
かって延びるエアー供給路であり、該エアー供給路１８
はその先端で２つに分岐され、その一方は上記シュート
１３の入口部１４下面に開口した部品かくはん用ノズル
１９に接続され、他方はシュート１３の中間部の下面に
部品供給部１６側を向いて開口した部品シュート用ノズ
ル２０に接続されている。尚、２１は上記エアー供給路
１８のエアー供給口１７寄りの位置に介挿されたチェッ
ク弁であり、エアー供給路１８内に供給されたエアーの
エアー供給口１７側への逆流を防止するためのものであ
る。
【００２０】しかして、上記エアー供給口１７から正圧
エアーが供給されると、該エアーはエアー供給路１８を
経て部品かくはん用ノズル１９と部品シュート用ノズル
２０から噴射され、入口部１４に位置しているチップ部
品１２、１２、・・・がかくはんされ、且つ、そのうち
の一１２がシュート１３内に落下し、更に、上記部品シ
ュート用ノズル２０から噴射されるエアーにより部品供
給部１６まで送られる。
エアーが供給されると、該エアーはエアー供給路１８を
経て部品かくはん用ノズル１９と部品シュート用ノズル
２０から噴射され、入口部１４に位置しているチップ部
品１２、１２、・・・がかくはんされ、且つ、そのうち
の一１２がシュート１３内に落下し、更に、上記部品シ
ュート用ノズル２０から噴射されるエアーにより部品供
給部１６まで送られる。
【００２１】シュート１３はフレーム２に形成され、側
面はフレーム２に取着された側面カバー２２によって覆
われ、また、ほゞ水平になった前端寄りの部分の上面が
先端カバー２３によって覆われ、前端部を除いてトンネ
ル状に形成されている。そして、シュート１３の前端部
はその上面が開放され部品供給部１６へとつながってい
る。
面はフレーム２に取着された側面カバー２２によって覆
われ、また、ほゞ水平になった前端寄りの部分の上面が
先端カバー２３によって覆われ、前端部を除いてトンネ
ル状に形成されている。そして、シュート１３の前端部
はその上面が開放され部品供給部１６へとつながってい
る。
【００２２】側面カバー２２はそのほゞ全面に多数のエ
アー通過孔２４、２４、・・・が形成され、各エアー通
過孔２４はその大きさがチップ部品１２が通らない大き
さに形成されている。
アー通過孔２４、２４、・・・が形成され、各エアー通
過孔２４はその大きさがチップ部品１２が通らない大き
さに形成されている。
【００２３】具体的には、エアー通過孔２４はその開口
断面積がチップ部品１２の投影面積のうち最も小さい面
の面積のほゞ６０％から８０％の大きさに形成されてい
る。これは、エアー通過孔２４の開口断面積がチップ部
品１２の最も小さい投影面積より小さいことが絶対条件
であり、これよりも小さければ良いのであるが、エアー
通過孔２４の開口断面積を上記投影面積に近い大きさに
した場合、該エアー通過孔２４にチップ部品１２が引っ
掛かりやすく、また、小さくした場合、後述するエアー
の供給に当り、十分にシュート１３の入口部１４内にエ
アーを供給することができなくなってしまうためであ
る。
断面積がチップ部品１２の投影面積のうち最も小さい面
の面積のほゞ６０％から８０％の大きさに形成されてい
る。これは、エアー通過孔２４の開口断面積がチップ部
品１２の最も小さい投影面積より小さいことが絶対条件
であり、これよりも小さければ良いのであるが、エアー
通過孔２４の開口断面積を上記投影面積に近い大きさに
した場合、該エアー通過孔２４にチップ部品１２が引っ
掛かりやすく、また、小さくした場合、後述するエアー
の供給に当り、十分にシュート１３の入口部１４内にエ
アーを供給することができなくなってしまうためであ
る。
【００２４】また、各エアー通過孔２４はその軸心が側
面カバー２２の面に対してほゞ垂直になるようになって
いる。これは、後述するように当該エアー通過孔２４か
らエアーを供給したときにシュート１３の入口部１４内
に十分にエアーを供給することができるようにするため
である。
面カバー２２の面に対してほゞ垂直になるようになって
いる。これは、後述するように当該エアー通過孔２４か
らエアーを供給したときにシュート１３の入口部１４内
に十分にエアーを供給することができるようにするため
である。
【００２５】更に、エアー通過孔２４の配列は図３のよ
うに縦横に限らず、放射方向に或は渦巻状にしても良
く、また、エアー通過孔２４の断面形状は円形に限ら
ず、四角形等の多角形であっても良く、更に、エアー通
過孔２４の形成密度はできるだけ密にした方がエアーの
供給上有利である。
うに縦横に限らず、放射方向に或は渦巻状にしても良
く、また、エアー通過孔２４の断面形状は円形に限ら
ず、四角形等の多角形であっても良く、更に、エアー通
過孔２４の形成密度はできるだけ密にした方がエアーの
供給上有利である。
【００２６】２５はブローブラシ状をしたエアー供給部
材であり、フレーム２の後端部に取着されている。２６
はエアー供給用のチューブであり、その一端が上記エア
ー供給部材２５に、他端に吹出ノズル２７が取着されて
おり、チューブ２６は吹出ノズル２７の吹出孔が上記側
面カバー２２のいずれの箇所においても対向させること
ができるように十分に長く形成されている。
材であり、フレーム２の後端部に取着されている。２６
はエアー供給用のチューブであり、その一端が上記エア
ー供給部材２５に、他端に吹出ノズル２７が取着されて
おり、チューブ２６は吹出ノズル２７の吹出孔が上記側
面カバー２２のいずれの箇所においても対向させること
ができるように十分に長く形成されている。
【００２７】尚、エアー供給部材２５の形状も図示した
ものに限定されず、押された後独力で形状復帰できるも
のであれば良い。
ものに限定されず、押された後独力で形状復帰できるも
のであれば良い。
【００２８】また、吹出ノズル２７は固定的に設ける必
要はないが、固定的に設ける場合には、上記側面カバー
２２のうちシュート１３の入口部１４やその付近に対応
する部位に対向するように配設する。
要はないが、固定的に設ける場合には、上記側面カバー
２２のうちシュート１３の入口部１４やその付近に対応
する部位に対向するように配設する。
【００２９】しかして、エアー供給部材２５を手動で押
圧することにより、正圧エアーが発生し、チューブ２６
を介して吹出ノズル２７からエアーが吐出される。
圧することにより、正圧エアーが発生し、チューブ２６
を介して吹出ノズル２７からエアーが吐出される。
【００３０】ところで、チップ部品１２、１２、・・・
がシュート１３内の通過を繰り返すことによって、バル
クカセット１内に静電気が溜まり、該静電気によってチ
ップ部品１２、１２、・・・が帯電して塊となってしま
い、部品供給部１６へ送られなくなってしまうことがあ
る。このようにチップ部品１２、１２、・・・が塊とな
ってしまうのは、その多くはシュート１３の入口部１４
やその付近であり、上記側面カバー２２の内側である。
がシュート１３内の通過を繰り返すことによって、バル
クカセット１内に静電気が溜まり、該静電気によってチ
ップ部品１２、１２、・・・が帯電して塊となってしま
い、部品供給部１６へ送られなくなってしまうことがあ
る。このようにチップ部品１２、１２、・・・が塊とな
ってしまうのは、その多くはシュート１３の入口部１４
やその付近であり、上記側面カバー２２の内側である。
【００３１】そこで、チップ部品１２、１２、・・・の
塊が生じたときは、上記吹出ノズル２７の吹出孔を側面
カバー２２のチップ部品１２、１２、・・・の塊が生じ
た箇所に対向させ、エアー供給部材２５を押圧すること
により、吹出ノズル２７からエアーを噴射し、該エアー
を側面カバー２２のエアー通過孔２４、２４、・・・を
通してシュート１３の入口部１４内に吹き込み、これに
より、シュート１３の入口部１４やその付近で塊になっ
ていたチップ部品１２、１２、・・・をかくはんして塊
を解くことになる。
塊が生じたときは、上記吹出ノズル２７の吹出孔を側面
カバー２２のチップ部品１２、１２、・・・の塊が生じ
た箇所に対向させ、エアー供給部材２５を押圧すること
により、吹出ノズル２７からエアーを噴射し、該エアー
を側面カバー２２のエアー通過孔２４、２４、・・・を
通してシュート１３の入口部１４内に吹き込み、これに
より、シュート１３の入口部１４やその付近で塊になっ
ていたチップ部品１２、１２、・・・をかくはんして塊
を解くことになる。
【００３２】尚、エアー供給部材２５の押圧は手動で行
っても良いし、或は、専用の自動装置を設けて図示しな
い部品装着機において部品供給ミスが発生した時に、上
記自動装置が動作してエアー供給部材２５を押圧するよ
うにしても良い。あるいはまた、上記吹出ノズル２７を
専用の正圧エアー発生装置に接続し、部品供給ミスが発
生した時に該正圧エアー発生装置が動作してエアーを供
給するようにしても良い。
っても良いし、或は、専用の自動装置を設けて図示しな
い部品装着機において部品供給ミスが発生した時に、上
記自動装置が動作してエアー供給部材２５を押圧するよ
うにしても良い。あるいはまた、上記吹出ノズル２７を
専用の正圧エアー発生装置に接続し、部品供給ミスが発
生した時に該正圧エアー発生装置が動作してエアーを供
給するようにしても良い。
【００３３】また、チップ部品１２、１２、・・・の塊
ができやすい箇所は、上述のようにシュート１３の入口
部１４又はその付近にほゞ限られているため、側面カバ
ー２２の上記塊ができやすい箇所に光電センサーを配設
し、該光電センサーの出力をトリガーとして、上記正圧
エアー発生装置を作動させて、エアーを供給するように
しても良い。
ができやすい箇所は、上述のようにシュート１３の入口
部１４又はその付近にほゞ限られているため、側面カバ
ー２２の上記塊ができやすい箇所に光電センサーを配設
し、該光電センサーの出力をトリガーとして、上記正圧
エアー発生装置を作動させて、エアーを供給するように
しても良い。
【００３４】更に、静電気によるチップ部品１２、１
２、・・・の塊を解くためには、正圧エアーを供給する
だけでなく、負圧エアーによる吸引と交互に行なうこと
が良いことが経験的に知られており、従って、上記正圧
エアー発生装置にエアーイジェクタを接続し、正圧エア
ーのブローと負圧エアーのバキュームとを交互に行なう
ことが望ましい。また、かかるブローとバキュームとに
よるチップ部品１２、１２、・・・の塊の解体は、ブロ
ーとバキュームとの間隔を短くした方が有利であること
も経験的に知られている。
２、・・・の塊を解くためには、正圧エアーを供給する
だけでなく、負圧エアーによる吸引と交互に行なうこと
が良いことが経験的に知られており、従って、上記正圧
エアー発生装置にエアーイジェクタを接続し、正圧エア
ーのブローと負圧エアーのバキュームとを交互に行なう
ことが望ましい。また、かかるブローとバキュームとに
よるチップ部品１２、１２、・・・の塊の解体は、ブロ
ーとバキュームとの間隔を短くした方が有利であること
も経験的に知られている。
【００３５】上記したバルクカセット１にあっては、チ
ップ部品１２、１２、・・・がシュート１３の入口部１
４の途中等につかえたり、静電気を帯びて塊となってし
まって１個づつばらけなくなってしまった時に、側面カ
バー２２のエアー通過孔２４、２４、・・・からエアー
を供給してこれを解消することができるので、従来のよ
うに人手によってバルクカセットに振動や衝撃を与える
のと異なり、バルクカセットの損傷や作業員の怪我とい
うような事態の発生を防止することができる。
ップ部品１２、１２、・・・がシュート１３の入口部１
４の途中等につかえたり、静電気を帯びて塊となってし
まって１個づつばらけなくなってしまった時に、側面カ
バー２２のエアー通過孔２４、２４、・・・からエアー
を供給してこれを解消することができるので、従来のよ
うに人手によってバルクカセットに振動や衝撃を与える
のと異なり、バルクカセットの損傷や作業員の怪我とい
うような事態の発生を防止することができる。
【００３６】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明バルクカセットは、バルクケースから供給さ
れるチップ部品をエアーで搬送路を通じて部品装着機へ
の部品供給部へ送るチップ部品のバルクカセットにおい
て、少なくとも上記部品装着機への部品搬送路を覆うカ
バーに上記チップ部品を通さない大きさのエアー通過孔
を多数形成したことを特徴とする。
に、本発明バルクカセットは、バルクケースから供給さ
れるチップ部品をエアーで搬送路を通じて部品装着機へ
の部品供給部へ送るチップ部品のバルクカセットにおい
て、少なくとも上記部品装着機への部品搬送路を覆うカ
バーに上記チップ部品を通さない大きさのエアー通過孔
を多数形成したことを特徴とする。
【００３７】従って、本発明バルクカセットにあって
は、少なくとも部品供給部近傍の搬送路を覆うカバーに
チップ部品を通さない大きさのエアー通過孔を多数形成
したので、チップ部品が上記部品供給部に正常に供給さ
れない場合は、上記カバーのエアー通過孔から正圧及び
／又は負圧のエアーを供給することによって、搬送路前
や搬送路途上においてチップ部品の滞留が発生していて
も、当該箇所への正圧及び／又は負圧のエアーの供給に
よりチップ部品のかくはんを行なうことができ、これに
よって、チップ部品の滞留は解かれ、部品装着機への部
品供給ミスの発生が抑制される。
は、少なくとも部品供給部近傍の搬送路を覆うカバーに
チップ部品を通さない大きさのエアー通過孔を多数形成
したので、チップ部品が上記部品供給部に正常に供給さ
れない場合は、上記カバーのエアー通過孔から正圧及び
／又は負圧のエアーを供給することによって、搬送路前
や搬送路途上においてチップ部品の滞留が発生していて
も、当該箇所への正圧及び／又は負圧のエアーの供給に
よりチップ部品のかくはんを行なうことができ、これに
よって、チップ部品の滞留は解かれ、部品装着機への部
品供給ミスの発生が抑制される。
【００３８】尚、上記実施例に示した各部の形状及び構
造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほん
の一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の
技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものであ
る。
造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほん
の一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の
技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものであ
る。
【図１】図２乃至図４と共に本発明バルクカセットの実
施の一例を示すものであり、本図は概略斜視図である。
施の一例を示すものであり、本図は概略斜視図である。
【図２】要部を拡大して示す断面図である。
【図３】側面カバーを外した状態を示す要部の斜視図で
ある。
ある。
【図４】部品装着機に取り付けた状態を示す概略側面図
である。
である。
【図５】バルクケースを示す斜視図である。
【図６】図７と共に部品装着機の概略を示すものであ
り、本図は斜視図である。
り、本図は斜視図である。
【図７】側面図である。
【図８】従来のバルクカセットを示す斜視図である。
１ バルクカセット
７ バルクケース
１２ チップ部品
１３ シュート（搬送路）
２２ 側面カバー（カバー）
２４ エアー通過孔
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H05K 13/02
B65G 47/14
B23P 19/00 301
B23P 21/00 307
Claims (4)
- 【請求項１】 バルクケースから供給されるチップ部品
をエアーで搬送路を通じて部品装着機への部品供給部へ
送るチップ部品のバルクカセットにおいて、少なくとも
上記部品装着機への部品搬送路を覆うカバーに上記チッ
プ部品を通さない大きさのエアー通過孔を多数形成した
ことを特徴とするバルクカセット。 - 【請求項２】 上記エアー通過孔の開口断面積が上記チ
ップ部品の投影面積の６０％から８０％の面積を有する
ことを特徴とする請求項１に記載のバルクカセット。 - 【請求項３】 上記エアー通過孔が上記カバーの面方向
に対してほゞ垂直に形成されたことを特徴とする請求項
１又は請求項２に記載のバルクカセット。 - 【請求項４】 上記カバーがバルクカセット本体に対し
て着脱自在に支持されたことを特徴とする請求項１、請
求項２又は請求項３に記載のバルクカセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27553794A JP3393216B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | バルクカセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27553794A JP3393216B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | バルクカセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08112726A JPH08112726A (ja) | 1996-05-07 |
| JP3393216B2 true JP3393216B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=17556835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27553794A Expired - Lifetime JP3393216B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | バルクカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3393216B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5443115B2 (ja) * | 2009-10-09 | 2014-03-19 | 富士機械製造株式会社 | テープ排出機能付き埃除去装置 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP27553794A patent/JP3393216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08112726A (ja) | 1996-05-07 |
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