JP2001198377A - 生地端折り曲げ装置 - Google Patents
生地端折り曲げ装置Info
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Abstract
地端折り曲げ装置を提供する。 【解決手段】 生地載置板1の一端側に、生地の一端側
を、生地載置板1の上面側から下面側へと反転させるよ
うに案内する反転ガイド通路11を設け、この反転ガイ
ド通路11の始端側11aから終端側11bへと流れる
エアー流を、生地の表裏両側に流すことにより、該生地
の一端側を折り曲げるように構成する。
Description
り曲げる生地端折り曲げ装置に関するものである。
る場合に、生地の一端側を自動的に折り曲げる生地端折
り曲げ装置がある。この生地の端部を折り曲げるための
生地端折り曲げ装置として、生地載置板の一端側に、生
地の一端側を、生地載置板の上面側から下面側へと反転
させるように案内する反転ガイド通路を設け、この反転
ガイド通路を流れるエアー流によって、生地の一端側を
案内して折り曲げるようにしたものがある。
ては、エアー流は、生地の表側を流れるようにしている
ので、生地の裏側が生地載置板に接触して、折りにく
く、折り幅が安定しないという問題がある。また、反転
ガイド通路を生地の厚さに対応させる調整をしたり、生
地の折り幅を調整したりするときにあっては、装置全体
を取り外したり、緩めたりする必要があり、時間を要す
るという問題がある。また、微調整できないものであっ
た。
りやすく、安定した折り幅を確保できる生地端折り曲げ
装置を提供することを目的とする。
するために講じた技術的手段は、生地載置板の一端側
に、生地の一端側を、生地載置板の上面側から下面側へ
と反転させるように案内する反転ガイド通路を設け、こ
の反転ガイド通路の始端側から終端側へと流れるエアー
流を、生地の表裏両側に流すことにより、該生地の一端
側を折り曲げるように構成したことを特徴とする。ま
た、生地の一端側を反転ガイド通路へと挿入する方向に
案内するようにエアーを噴出させる上下一対のノズル孔
と、反転後の生地の一端側を反挿入方向に案内するよう
にエアーを噴出させる上下一対のノズル孔とを設けるよ
うに構成することができる。
れた生地の端部を接当させるストッパを設け、このスト
ッパを、上下方向のストッパピンを生地挿入方向及び上
下方向に直交する方向に相互に間隔をおいて設けること
により構成するのがよい。また、ストッパを生地の挿入
方向前後に位置調節自在に設けるのがよい。また、生地
載置板の一端側下方に間隔をおいて隙間形成部材を配置
することで、生地載置板と隙間形成部材との間に反転ガ
イド通路の終端側を形成すると共に、前記隙間形成部材
を昇降自在に支持するのがよい。
に基づいて説明する。図1〜図4において、1は生地T
を載置する生地載置板であり、図示省略の支持部材によ
ってベース部材2上等に支持されている。なお、以下、
便宜上、図1〜図7における矢示A方向を左右方向(矢
示A1方向が左側方で、矢示A2方向が右側方)とい
い、この矢示A方向及び上下方向に直交する矢示B方向
を前後方向(矢示B1方向が前方で、矢示B2方向が後
方)という。
は、支持台3(隙間形成部材)が間隔(隙間)をおいて
配置されている。この支持台3は支持装置4を介してベ
ース部材2上等に昇降可能に支持されていて、生地載置
板1との間の隙間が調節自在とされている。また、この
支持台2は生地載置板1から側方(右側方A2)に突出
状とされており、この支持台2の突出部分上には生地反
転ガイド5が配置(載置)されている。この生地反転ガ
イド5は、該生地反転ガイド5を上下方向に貫通し且つ
支持台2に形成したネジ孔に螺合されたボルト6によっ
て支持台2に取付固定されている。
6の挿通孔7は左右方向Aに長い長孔とされており、こ
れにより生地反転ガイド5は支持台2に左右方向Aに位
置調節可能に取り付けられている。生地載置板1の一端
側1a縁部は円弧状に形成されると共に、生地反転ガイ
ド5の左側下部には、この円弧状縁部に対向する湾曲凹
状(円弧凹状)のガイド面8が左方から右方に向けて凹
設されている。また、生地反転ガイド5の左側上部に
は、生地載置板1の一端側1a上方に向けて延出する延
出部9が形成され、この延出部9の下面は前記ガイド面
8の上端に連続場とされている。また、ガイド面8の下
端は生地反転ガイド5の下面(支持台3上面)に近接し
ている。
9下面と、生地載置板1の一端側1a上下面との間の隙
間が、生地Tの一端側を、生地載置板1の上面側から下
面側へと反転させるように案内する反転ガイド通路11
とされている。この反転ガイド通路11の前後両側は前
後方向に開放状とされている。また、この反転ガイド通
路11は、その上部左側が始端側11aとされ、下部左
側が終端側11bとされており、生地載置板1上の生地
Tの一端側は始端側11aから終端側11bへと流れる
エアー流により始端側から反転ガイド通路11に挿入さ
れ(引き込まれ)、中途部の湾曲部分11cで反転さ
れ、終端側11bにおいて、ストッパ12に接当して止
まるように構成されている。
側を反転ガイド通路11へと挿入する生地挿入方向とさ
れ、矢示A2方向が生地反挿入方向とされている。反転
ガイド通路11の始端側11aには、生地載置板1上の
生地Tの一端側を生地挿入方向A1に案内するようにエ
アーを噴出させる上下一対のノズル孔13,14が設け
られ、反転ガイド通路11の終端側11bと湾曲部分1
1cとの間には、生地反転後の生地Tの一端側を生地反
挿入方向A2に案内するようにエアーを噴出させる上下
一対のノズル孔15,16が設けられている。
延出部9の前後方向に亘る長さのノズルプレート17が
配置されており、このノズルプレート17は、延出部9
を上下方向に貫通し、且つノズルプレート17に形成さ
れたネジ孔18に螺合されたボルト19によって延出部
9に取付固定されている。また、この延出部9下面側
の、ノズルプレート17取付部分には、下方から上方に
向けて凹設されていて、前後方向に長く且つ前後両端及
び左右両端が閉塞状で下端開口状の溝からなる空気室2
1が形成されている。
端部分は、延出部9下面に面接状に接当していて、空気
室21の下端開口を閉塞しており、ノズルプレート17
の右側部分には、前後両側及び左方A1側が閉塞状で右
方に向けて開放状とされた溝部22が上方から下方に向
けて凹設されている。この溝部22は前記空気室21に
連通すると共に、空気室21に相当する前後長さに形成
されている。また、延出部9には、空気室21に連通す
る複数のエア供給孔23が上下方向に形成されており、
このエア供給孔23は、エア供給源とパイプ、ホース、
継手等を介して接続されており、このエア供給源からの
エアーは、エア供給孔23から空気室21を経て溝部2
2に至り、該溝部22から延出部9の下面に沿って右側
方A2、すなわち生地挿入方向A2に向けてエアーが噴
出する。この溝部22から噴出したエアーはガイド面8
に沿って生地反挿入方向A1に方向転換される。
て、生地反転前の上側のノズル孔13が構成されてい
る。また、生地反転前の下側のノズル孔14は、生地載
置板1に形成されており、上側のノズル孔13の左方A
1側に位置する。このノズル孔14は上方に向かうにし
たがって生地挿入方向A2に移行する傾斜状に形成さ
れ、生地載置板1の上面から上下方向中途部に亘って形
成されると共に、生地載置板1の上下方向中途部に形成
された前後方向Bのエア供給孔24に連通している。
前後方向Bに亘って形成されており、ノズル孔14は、
前記上側のノズル孔13の前後長さに相当する前後長さ
に形成されている(または、生地載置板1の前端から後
端に亘って所定間隔をおいて多数形成されていてもよ
い)。また、エア供給孔24は、エア供給源とパイプ、
ホース、継手等を介して接続されており、このエア供給
源からのエアは、エア供給孔24からノズル孔14に至
り、このノズル孔14から生地挿入方向A2に向けて斜
め上方に噴出する。
端側(下側のノズル孔14の開口端よりも右方側)に置
くと、上下のノズル孔13,14から噴出するエアーに
よって生地Tの一端側は反転ガイド通路11へと挿入さ
れ、反転ガイド通路11の湾曲部分11cで生地Tの一
端側が生地反挿入方向A1へと方向転換されて折り曲げ
られる(したがって、生地反転前の上下のノズル孔1
3,14から噴出するエアーは生地Tを反転ガイド通路
11に挿入すると共に生地反挿入方向A1へと反転させ
る役目をする)。
出するエアーは生地Tの表側を流れ、下側のノズル孔1
4から噴出するエアーは生地Tの裏側を流れ、この生地
Tの表裏両側を流れるエアーにより、生地Tはスムーズ
に移動する。また、反転ガイド通路11の終端側11b
と湾曲部分11cとの間に配置された上下のノズル孔1
5,16から噴出するエアーは、反転された生地Tの一
端側をストッパ12まで移送する役目をする。上側のノ
ズル孔15は、生地載置板1に形成され、前記ノズル孔
14の右方A2側に位置する。
がって生地反挿入方向A1に移行する傾斜状に形成さ
れ、生地載置板1の下面から上下方向中途部に亘って形
成されると共に、生地載置板1の上下方向中途部に形成
された前後方向Bのエア供給孔25に連通している。こ
の、エア供給孔25は生地載置板1の略前後方向Bに亘
って形成されており、ノズル孔15は、前記ノズル孔1
3,14の前後長さに相当する前後長さに形成されてい
る(または、生地載置板1の前端から後端に亘って所定
間隔をおいて多数形成されていてもよい)。
イプ、ホース、継手等を介して接続されており、このエ
ア供給源からのエアは、エア供給孔25からノズル孔1
5に至り、このノズル孔15から生地反挿入方向A1に
向けて斜め下方に噴出する。また、生地反転ガイド5
の、ガイド面8右方A2側には、下方から上方に向けて
凹設されていて、前後方向に長く且つ前後両端及び左右
両端が閉塞状で下端開口状の溝からなる空気室26が形
成されている。この空気室26は、前記ノズル孔13,
14の前後長さに相当する前後長さに形成されている。
26下端から生地載置板1下方に至る溝部27が形成さ
れている。この溝部27は、上方から下方に向けて凹設
されていて、前後両側及び左右両側が閉塞状で上端開口
状に形成されており、前記空気室26に連通されている
と共に、空気室26に相当する前後長さに形成されてい
る。また、生地反転ガイド5には、右端から左方A1に
向けて、空気室26に連通するエア供給孔28が複数形
成されている。このエア供給孔28は、エア供給源とパ
イプ、ホース、継手等を介して接続されており、このエ
ア供給源からのエアは、エア供給孔28から空気室26
を経て溝部27に至り、該溝部27から生地反挿入方向
A1に向けてエアが噴出する。
側等によって、生地反転後の下側のノズル孔16が構成
されている。前記上側のノズル孔15から噴出するエア
ーは生地Tの表側を流れ、下側のノズル孔16から噴出
するエアーは生地Tの裏側を流れ、この生地Tの表裏両
側を流れるエアーにより、反転された生地Tはストッパ
12へとスムーズに移動する。ストッパ12は、上下方
向の軸心を有する多数本のストッパピン12aを前後方
向B(生地挿入方向A2及び上下方向に直交する方向)
に相互に間隔をおいて一列状に配置することで構成され
ている。
間隔をおいて配置されているので、生地Tの一端側をス
トッパ12まで移送してきたエアーが逃げやすく(反射
しにくく)、生地Tの端部を正確にストッパ12まで移
動させることができ、しかも、各ピン12aは細かく並
んでいるので、生地Tが座屈しにくくなっている。各ス
トッパピン12aは、その上端側が生地載置板1Bの上
面に配置された取付プレート29に固定されていると共
に、生地載置板1を貫通して生地載置板1下面から下方
に突出状とされており、且つ下端側が支持台3に形成さ
れた凹部30に挿入状とされている。
ト29及び生地載置板1を貫通すると共に、生地載置板
1の下面側に配置されたナット部材31に螺合されたボ
ルト32によって生地載置板1に取付固定されている。
図5に示すように、ストッパピン12aを挿通する挿通
孔33、ボルト32を挿通するボルト挿通孔34及び前
記凹部30は生地挿入方向A2前後に長く形成されてお
り、ストッパピン12a及びボルト32が生地挿入方向
A2前後に移動可能とされており、ボルト32を緩める
ことにより、取付プレート29とともにストッパ12が
生地挿入方向A2前後に位置調節可能とされている。
前後に位置調節することにより、生地Tの一端側の折り
幅が容易に調節できるように構成されている。なお、ボ
ルト挿通孔34は挿通孔33に連通している。前記構成
の生地端折り曲げ装置において、折り曲げた生地Tの一
端側をミシンで縫製するには、例えば、生地端折り曲げ
装置の前方B1側(又は後方B2側)に、ミシンを配置
し、折り曲げた生地Tの一端側を前方B1(ミシン配置
側)に送ってミシンで縫製する。このとき、各ノズル孔
13,14,15,16からエアーを噴出させたまま生
地Tを前方B1に送る。すると、生地載置板1の後方に
ある生地Tの一端側も順次折り曲げながら前方B1に送
られることとなり、生地Tの一端側を前端から後端に亘
って一定量折り曲げながら縫製することができる。
図6及び図7に示すように、複数本(3本)の支柱35
を有する。各支柱35は上部側部材35aと下部側部材
35bとから構成され、上部側部材35aは、その上端
側が支持台3に取付固定され、その下部側が、下部側部
材35bの上部に形成された挿通孔36に上方から上下
動自在に挿入されている。下部側部材35bはベース部
材2に取付固定されている。また、上部側部材35a及
び下部側部材35bには、それぞれプレート37,38
がボルト39によって取付固定されている。
方向に貫通状に形成されており、このネジ孔40には、
外周面に雄ネジが形成されたネジ杆41が螺合されてい
る。このネジ杆41の下端側にはハンドル42が取付固
定され、ネジ杆41の上端側は、上側のプレート37に
取り付けられたフローティングジョイント43に連結さ
れ、このフローティングジョイント43によって前記ネ
ジ杆41は上側のプレート37に対して相対回転するよ
うになっている。したがって、ハンドル42を操作して
ネジ杆41を軸心廻りに回動させると、ネジ杆41が螺
進又は螺退して上下動し、これによって、上側のプレー
ト37及び支柱35の上部側部材35aとともに支持台
3が昇降し、生地Tの厚さに対応して、支持台3と生地
載置板1との間の隙間の調節が容易にできるように構成
されている。
に、生地の一端側を、生地載置板の上面側から下面側へ
と反転させるように案内する反転ガイド通路を設け、こ
の反転ガイド通路の始端側から終端側へと流れるエアー
流を、生地の表裏両側に流すことにより、該生地の一端
側を折り曲げるように構成したので、生地の一端側を反
転ガイド通路の始端側から終端側へとスムーズに送るこ
とができる。また、生地の一端側を反転ガイド通路へと
挿入する方向に案内するようにエアーを噴出させる上下
一対のノズル孔と、反転後の生地の一端側を反挿入方向
に案内するようにエアーを噴出させる上下一対のノズル
孔とを設けることにより、生地の一端側を反転ガイド通
路の始端側から終端側に亘って良好に案内することがで
きる。
れた生地の端部を接当させるストッパを設け、このスト
ッパを、上下方向のストッパピンを生地挿入方向及び上
下方向に直交する方向に相互に間隔をおいて設けること
により構成することにより、反転ガイド通路の終端側へ
と流通してきたエアー流が逃げやすく、生地の一端側を
確実にストッパへと送ることができる。また、ストッパ
を生地の挿入方向前後に位置調節自在に設けることによ
り、生地の折り幅調整に容易に対応することができる。
いて隙間形成部材を配置することで、生地載置板と隙間
形成部材との間に反転ガイド通路の終端側を形成すると
共に、前記隙間形成部材を昇降自在に支持することによ
り、生地の厚さに対応した、反転ガイド通路終端側の隙
間調整が容易にできる。
る。
面正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 生地載置板の一端側に、生地の一端側
を、生地載置板の上面側から下面側へと反転させるよう
に案内する反転ガイド通路を設け、この反転ガイド通路
の始端側から終端側へと流れるエアー流を、生地の表裏
両側に流すことにより、該生地の一端側を折り曲げるよ
うに構成したことを特徴とする生地端折り曲げ装置。 - 【請求項2】 生地の一端側を反転ガイド通路へと挿入
する方向に案内するようにエアーを噴出させる上下一対
のノズル孔と、反転後の生地の一端側を反挿入方向に案
内するようにエアーを噴出させる上下一対のノズル孔と
を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生地端折り
曲げ装置。 - 【請求項3】 反転ガイド通路の終端側に、反転された
生地の端部を接当させるストッパを設け、このストッパ
を、上下方向のストッパピンを生地挿入方向及び上下方
向に直交する方向に相互に間隔をおいて設けることによ
り構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の生
地端折り曲げ装置。 - 【請求項4】 ストッパを生地の挿入方向前後に位置調
節自在に設けたことを特徴とする請求項3に記載の生地
端折り曲げ装置。 - 【請求項5】 生地載置板の一端側下方に間隔をおいて
隙間形成部材を配置することで、生地載置板と隙間形成
部材との間に反転ガイド通路の終端側を形成すると共
に、前記隙間形成部材を昇降自在に支持したことを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の生地端折り曲げ
装置。
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KR101584084B1 (ko) * | 2015-08-06 | 2016-01-11 | (주)성원아이엔지 | 압축 공기 제공부를 구비하는 재봉 장치 |
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