JPH09229607A - 形状測定機 - Google Patents

形状測定機

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JPH09229607A
JPH09229607A JP8035215A JP3521596A JPH09229607A JP H09229607 A JPH09229607 A JP H09229607A JP 8035215 A JP8035215 A JP 8035215A JP 3521596 A JP3521596 A JP 3521596A JP H09229607 A JPH09229607 A JP H09229607A
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Atsushi Tsuruta
篤 鶴田
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Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/20Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring contours or curvatures

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工や組立が容易でしかも高精度測定を可能
とした形状測定機を提供する。 【解決手段】 触針が取り付けられるアーム1の揺動を
検出する検出装置は、アーム支持部材2に取り付けられ
て垂直方向または水平方向の直線運動を案内するリニア
ガイド4と、このガイド4に摺動可能に取り付けられた
スケール支持部材5と、アーム1の軸支部から所定距離
離れた位置においてアーム1と一体に形成された突起部
70とスケール支持部材5との間に介挿された連結ピン
71によりアーム1の揺動による円弧運動をリニアガイ
ド4に案内される直線運動に変換してスケール支持部材
5に伝達する結合手段7と、スケール支持部材5に取り
付けられたスケール60を用いて構成されて直線運動に
よる変位を検出する変位検出器6とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、触針を被測定物
の表面に沿って移動させ、表面の凹凸を測定することに
よって表面形状を測定する形状測定機に係り、特に触針
を取り付けるアームの揺動を検出する検出装置部の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の表面形状を測定する形状測
定機として、図11のような外観の測定機が知られてい
る。ベース101にコラム102が立設され、このコラ
ム102に駆動部103とこれに連結された検出部10
4が取り付けられ、コラム102の上端に取り付けられ
たモータ105により駆動部103および検出部104
の高さ位置が調整可能とされている。駆動部103は検
出部104を水平方向に駆動する送り機構を内蔵する。
検出部104は、触針106を取り付けるアーム107
(107a,107b)を揺動可能に軸支し、アーム1
07の揺動を検出する検出器を備えている。
【0003】図12は、検出部104とこれを駆動する
送り機構81の具体構成を示す。駆動部103に固定さ
れたモータ82の出力は減速機構83を介して駆動軸8
4に伝達される。駆動軸84の先端部にはロータリーエ
ンコーダ89が設けられている。駆動軸84にはナット
85が螺合され、ナット85に連結されたアーム支持板
86が駆動軸84により水平方向に駆動されるようにな
っている。アーム107bは、アーム支持板86に連結
された支持柱87にピボット軸受88により回転自在に
軸支されている。アーム107bの触針106と反対側
の端部には、バランスをとるためのウェイト90が位置
調整可能に取り付けられる。以上の送り機構81によ
り、アーム107は、先端の触針106がベース101
におかれた被測定物108の表面をトレースするように
水平駆動され、かつ触針106の上下動を受けてピボッ
ト軸受88を中心として回転(揺動)するようになって
いる。
【0004】検出部104には、アーム107の揺動を
検出する変位検出器91が設けられている。変位検出器
91は、アーム107に保持されたスケール支持部材9
2とこれに支持されたスケール93、このスケール93
を挟んで対向配置された光源94と受光素子95を有す
る光電エンコーダにより構成されている。スケール支持
部材92は、アーム支持板86に取り付けられた支持体
96に平行リンク機構97を介して連結されて、アーム
107のピボット軸受88を中心とする円弧運動が疑似
直線運動に変換されるようになっている。受光素子95
はアーム支持板86に取り付けられた支持体98に搭載
されてスケール93に対向配置されている。従ってアー
ム107の揺動は直線運動に変換されてスケール支持部
材92およびスケール93に伝達され、受光部95から
はアーム107の揺動に対応する変位出力信号が得られ
る。
【0005】このような形状測定機による測定動作を簡
単に説明すれば、次のようになる。ベース101には駆
動部103の回路と電気的に接続された複数の操作ボタ
ンがあり、それらのなかのスタート準備ボタンを押す
と、送り機構81によりアーム107が図の左方向に水
平駆動されて触針106が被測定物108の上部の測定
開始位置まで送られる。更に、触針106の先端が被測
定物108に接触してかつアーム107がほぼ水平状態
になるまで駆動部103および検出部104が下降駆動
される。次に測定開始ボタンを押すと、送り機構81の
モータ82が逆回転してアーム支持板86は図の右方向
に水平駆動され、これにより被測定物108の表面に沿
って触針106は上下動する。
【0006】触針106が上下動すると、ピボット軸受
88を支点としてアーム107が揺動し、これが直線運
動に変換されて変位検出器91により検出される。検出
された変位信号は電子回路を搭載した電装部100に送
られ、ここでロータリーエンコーダ89の信号と組み合
わせられて、触針106によりトレースされた被測定物
108の表面形状に対応する実寸法に補正されて記憶装
置にデータとして記憶される。このデータは、コンピュ
ータ109に送られ、ディスプレイ上に表示されると共
に、適宜加工されて傾斜補正や倍率切換えが行われた
り、統計的な演算が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような形状測定機
のアーム変位検出法として従来より、差動トランスやリ
ニヤスケールを用いた様々な検出法が提案されている
が、近年、μm オーダーの微細な目盛りのスケールやホ
ログラフスケールを用いた高精度、精密なリニヤエンコ
ーダが使用されるようになってきている。しかしこの様
な精密リニアエンコーダを用いた場合に、上述の従来例
のようにアームの円弧運動を直線運動に変換するために
平行リンク機構を採用すると、変換誤差が問題になる。
【0008】この問題を図13を用いて説明する。平行
リンク機構を用いた場合には、図10(b)に示すよう
に、スケール93が上下動したときに、水平方向に寸法
xだけスケール93の位置ズレが生じ、したがってスケ
ール93と受光部との間隔にズレが生じることになり、
このズレが精密リニアエンコーダでは無視できなくな
る。また、平行リンク機構は、図13(a)(b)に示
すように、8個の玉軸受を使用する等、部品点数が多
く、しかも多関節であるため、加工精度や組立精度を厳
しく管理することが必要である。これらの精度管理が十
分満足できるものでないと、形状測定機として十分な測
定精度を出すことができない。実際に要求される測定精
度として、±20mmの測定レンジにおいて、許容誤差
を±2μm 以下、定点繰り返し測定による誤差を2σ=
0.5μm 以下とすると、平行リンク機構を用いてこの
要求を満たすことは困難である。
【0009】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、加工や組立が容易でしかも高精度測定を可能と
した形状測定機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、被測定物の
表面をトレースする触針を取り付けるアームと、このア
ームを揺動可能に軸支する軸支部を有するアーム支持部
材と、このアーム支持部材を水平方向に駆動する駆動機
構と、前記アームの揺動を検出する検出装置とを備えた
形状測定機において、前記検出装置は、前記アーム支持
部材に取り付けられた直線案内部材と、この直線案内部
材に摺動可能に取り付けられたスケール支持部材と、前
記アームの前記軸支部から所定距離離れた位置において
前記アームと前記スケール支持部材との間に介挿され両
端がそれぞれ前記アームと前記スケール支持部材に対し
て傾斜自在に係合された連結ピンを有し、この連結ピン
により前記アームの揺動による円弧運動を前記直線案内
部材により直線運動に変換して前記スケール支持部材に
伝達する結合手段と、前記スケール支持部材に取り付け
られたスケールを用いて構成されて前記直線運動による
変位を検出する変位検出器とを備えたことを特徴として
いる。
【0011】この発明において好ましくは、前記結合手
段は、前記アームがそのストロークの中央に位置すると
きに前記スケール位置がスケール目盛りの中央に一致す
るように調整する調整手段を有することを特徴とする。
具体的にこの発明において、前記直線案内部材は、前記
スケール支持部材を垂直方向に案内するように前記アー
ム支持部材に取り付けられ、前記結合手段は、前記アー
ムと一体に形成されて、前記軸支部から水平方向に所定
距離離れた位置に前記アームの揺動に従って略垂直方向
の円弧運動を行う上端を有する突起部と、この突起部の
上端に対向して弾性的に突起部に連結された前記スケー
ル支持部材との間に設けられ、前記スケールは、前記ス
ケール支持部材に支持されて前記アームの直上に配置さ
れていることを特徴とする。この発明においてはまた、
前記直線案内部材は、前記スケール支持部材を水平方向
に案内するように前記アーム支持部材に取り付けられ、
前記結合手段は、前記アームと一体に形成されて、前記
軸支部から垂直方向に所定距離離れた位置に前記アーム
の揺動に従って略水平方向の円弧運動を行う側端を有す
る突起部と、この突起部の側端に対向して弾性的に突起
部に連結された前記スケール支持部材との間に設けられ
ていることを特徴とする。更に具体的に、前記結合手段
は、前記突起部および前記スケール支持部材にそれぞれ
設けられた貫通孔に螺合されて先端部が相対向する二つ
のネジ付きピンを有し、前記連結ピンの両端はこれらの
二つのネジ付きピンの先端部に傾斜自在に係合されてお
り、かつ、前記二つのネジ付きピンの装着位置は、前記
アームがそのストロークの中央に位置するときに前記ス
ケール位置がスケール目盛りの中央に一致するように調
整されていることを特徴とする。
【0012】この発明によると、アームの円弧運動をス
ケール支持部材に伝達する部分にユニバーサルジョイン
ト形式の結合手段を用い、かつスケール支持部材をアー
ム支持部材に垂直方向または水平方向に摺動可能に取り
付ける直線案内機構を組み合わせることにより、アーム
の円弧運動を正確な直線運動に変換してスケールに与え
ることができ。従って、精密スケールを用いた場合の正
確な変位測定を可能とし、従って高精度の形状測定を可
能とした形状測定機が得られる。また、構造は簡単であ
り、熟練者でなくても容易に高精度の組立ができ、故障
のない、信頼性の高い形状測定機が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例に係
る形状測定機の要部であるアーム駆動部の構造を示す正
面図、図2は同じく平面図、図3および図4はそれぞれ
一部部品を省略して示す斜視図である。
【0014】アーム支持部材2は、アーム支持板21、
この支持板21の下面に取り付けられた支持柱22等か
らなり、触針取り付け用のアーム1(1a,1b,1
c)は、支持柱22の下にピボット軸受11により回転
自在に軸支されている。アーム1の水平方向駆動を行う
のが駆動軸3である。この駆動軸3に螺合するナット2
4がアーム支持板21に固定されていて、駆動軸3の回
転駆動によりアーム支持板21が水平方向に駆動され、
これによりアーム1が水平駆動される。図8と同様にア
ーム1aの先端部に取り付けられる触針は被測定物表面
をトレースして上下動し、これがピボット軸受11を支
点とするアーム1の揺動(回転運動)をもたらす。
【0015】アーム1の揺動を検出する検出装置は、ア
ーム支持板21の下に垂直に取り付けられた支持柱23
にリニアガイド4を介して取り付けられて、リニアガイ
ド4のベアリング41により垂直方向に直線摺動するス
ケール支持部材5と、このスケール支持部材5に支持さ
れたスケール60を含む変位検出器6を有し、またアー
ム1とスケール支持部材5との間に介挿され両端がそれ
ぞれアーム1とスケール支持部材5に対して傾斜自在に
係合された連結ピン71を用いてアーム1の揺動による
円弧運動をリニアガイド4により直線運動に変換してス
ケール支持部材5に伝達する結合手段7を有する。
【0016】結合手段7は、アーム1bのピボット軸受
11から所定距離離れた位置にアーム1bと一体にその
横に設けられてその上端がアーム1の揺動に従って略垂
直方向の円弧運動を行う突起部70と、この突起部70
の上端に対向して配置されてリニアガイド4に案内され
て垂直方向に直線運動するスケール支持部材5との間に
構成される。その具体構造は、図5(a)(b)に正面
の断面構造と背面構造を示す。図示のように突起部70
とスケール支持部材5には相対向する垂直の貫通孔5
2,51が設けられて、これらの貫通孔52,51にそ
れぞれネジ部73,75を有するネジ付きピン72,7
4が螺合されて埋め込まれる。これらのネジ付きピン7
2,74の先端部には凹部が形成されて、これらの先端
凹部間に、球状の先端を持つ連結ピン71が介挿され
て、ユニバーサルジョイント式の結合がなされる。即ち
連結ピン71の両端はそれぞれネジ付きピン72,74
の先端に対して、連結ピン71の傾斜が許される状態で
係合する。
【0017】以上の結合手段7とリニアガイド4の組み
合わせにより、アーム1の円弧運動は、連結ピン71を
介して、リニアガイド4に案内されるスケール支持部材
5に直線運動として伝達されることになる。なお、突起
部70とスケール支持部材5の間は、連結ピン71とネ
ジ付きピン72,74とが離れることなく追従して動く
ように、図5(b)に示すように、背面において両者の
間に掛け渡された引張コイルバネ8により、互いに引っ
張られた状態とする。
【0018】スケール支持部材5は、スケールを保持す
るために図6に示すような凹部54が形成されていて、
ここに例えば透過型のスケール60が搭載され、止め金
53により保持される。そして、図2〜図4に示すよう
に、スケール60はアーム1bの直上に位置するように
し、アーム支持板21に支持された検出器ブロック61
の光源62と受光素子63がスケール60を挟んで対向
して、透過型のリニアエンコーダからなる変位検出器6
が構成される。
【0019】結合手段7は、突起部70とスケール支持
部材5に装着されるピン72,74がネジ付きピンであ
るから、ネジ調整により埋め込み位置を調整して、突起
部70に対するスケール支持部材5の位置を調整するこ
とができる。この調整機能を用いて、アーム1の円弧運
動に基づくスケール60の直線運動のストロークの中央
位置をスケール目盛りの中央位置に一致させることが好
ましい。即ち図7に示すように、アーム1のスケール6
0が配置された位置での円弧運動のストロークをAと
し、この円弧運動がスケール支持部材5、従ってスケー
ル60の直線運動に変換されたときのストロークをBと
したとき、このストロークBの中央位置にスケール60
の目盛り中央位置Cが一致するように、言い換えれば、
アームがそのストロークの中央に位置するときにスケー
ルがスケール目盛りの中央位置にあるように、結合手段
7によりスケール60の位置調整を行う。これにより、
広いストローク範囲での正確な変位測定が可能になる。
【0020】以上のようにこの実施例によると、ユニバ
ーサルジョイント形式の結合手段とリニアガイドの組み
合わせにより、アームの円弧運動は正確な直線運動に変
換される。この結果、図10で説明したような、平行リ
ンク機構により円弧運動を疑似的に直線運動に変換して
アームの変位検出を行う従来方式におけるスケールの水
平方向位置ズレが生じることはない。従ってこの実施例
によると、微細リニアスケールを用いた場合にも正確な
変位測定が可能であり、従って高精度の形状測定が可能
になる。しかも、平行リンク機構を用いた場合に比べ
て、構造は簡単であり、熟練者でなくても容易に高精度
の組立ができ、故障のない、信頼性の高い形状測定機が
得られる。
【0021】なおこの実施例では、アームの円弧運動が
完全な直線運動に変換されて変位検出が行われるため、
変位検出そのものは正確にできるが、円弧運動に伴って
連結ピン71の傾斜角が変化して、変換に伴う誤差が必
ず含まれることになる。この変換誤差は、出力信号処理
に際してソフトウェアにより補正する。
【0022】上記実施例では、アームの揺動に伴う略垂
直方向の円弧運動を垂直方向の直線運動に変換して検出
するようにしたが、アームの軸支部から垂直方向に所定
距離離れた位置にアームの揺動に従って略水平方向の円
弧運動を行う側端を設けた突起部を設けて、その略水平
方向の円弧運動を水平方向の直線運動に変換して検出す
るようにすることもできる。その様な実施例の図1に対
応する正面図を図8に示し、平面図を図9に、右側面図
を図10示す。先の実施例と対応する部分には先の実施
例と同一符号を付して詳細な説明は省く。
【0023】この実施例においては、突起部70が、ア
ーム1の軸支部に固定されて取り付けられ、軸支部から
垂直方向に所定距離離れた位置にアーム1の揺動に従っ
て略水平方向の円弧運動を行う側端を有する。また、リ
ニアガイド4は水平方向案内機構であって、これに突起
部70の側端に対向するスケール支持部材5が水平方向
に摺動可能に取り付けられる。そして、突起部70とそ
の側端に対向するスケール支持部材5の間に、先の実施
例と同様の結合手段7が、突起部70の略水平方向の円
弧運動をスケール支持部材4の水平方向の直線運動に変
換するものとして構成される。この実施例によれば、先
の実施例と同様の効果が得られる他、リニアガイドを水
平配置とすることにより、ボールリテーナの位置ズレが
起こりにくく、またゴミが入りにくくなるといった効果
も得られる。
【0024】この発明は上記実施例の限られない。例え
ば実施例では変位検出器として、光学式リニアエンコー
ダを用いたが、差動トランス式等、他の形式の変位検出
器を用いることができる。また、突起部70とスケール
支持部材5の間をコイルバネにより連結したが、他の弾
性部材を用いて弾性的に連結することもできる。更に、
円弧運動を直線運動に変換するための結合手段7は、突
起部70とスケール支持部材5の内部を貫通する孔に埋
め込まれたネジ付きピンとこれらを連結する連結ピンに
より構成したが、突起部70とスケール支持部材5の外
側に同様の結合手段を構成することも可能である。更に
また、実施例では、ベアリングを用いたリニアガイド4
を利用したが、アリ溝ガイド等他の直線案内部材を用い
ることが可能である。更に図1の実施例では、アーム1
の揺動を検出する部位をアーム1の軸支部に対して、触
針が取り付けられる側と反対側の所定距離離れた位置と
したが、逆に触針側の位置とすることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ユ
ニバーサルジョイント形式の結合手段と直線案内機構の
組み合わせにより、アームの円弧運動を正確な直線運動
に変換して、精密スケールを用いた場合の正確な変位測
定を可能とし、従って高精度の形状測定を可能とした形
状測定機が得られる。また、構造は簡単であり、熟練者
でなくても容易に高精度の組立ができ、故障のない、信
頼性の高い形状測定機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る形状測定機の駆動
部要部構成を示す正面図である。
【図2】 同実施例の駆動部要部構成を示す平面図であ
る。
【図3】 同実施例の駆動部要部構成を一部部品を省い
て示す斜視図である。
【図4】 同実施例の駆動部要部構成を一部部品を省い
て示す斜視図である。
【図5】 同実施例の結合手段の具体構造を示す正面断
面図と背面図である。
【図6】 同実施例のスケール保持構造を示す斜視図で
ある。
【図7】 同実施例のスケール位置調整法を説明するた
めの図である。
【図8】 この発明の別の実施例に係る形状測定機の駆
動部要部構成を示す正面図である。
【図9】 同実施例の要部構成を示す平面図である。
【図10】 同実施例の要部構成を示す右側面図であ
る。
【図11】 従来の形状測定機の外観図である。
【図12】 同形状測定機の駆動部構成を示す図であ
る。
【図13】 同形状測定機における平行リンク機構を示
す図である。
【符号の説明】
1(1a,1b,1c)…アーム、2(21,22,2
3)…アーム支持部材、3…駆動軸、24…ナット、4
…リニアガイド、5…スケール支持部材、51,52…
貫通孔、6…変位検出器、60…スケール、61…検出
器ブロック、62…光源、63…受光素子、7…結合手
段、70…突起部、71…連結ピン、72,74…ネジ
付きピン、8…引張コイルバネ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の表面をトレースする触針を取
    り付けるアームと、このアームを揺動可能に軸支する軸
    支部を有するアーム支持部材と、このアーム支持部材を
    水平方向に駆動する駆動機構と、前記アームの揺動を検
    出する検出装置とを備えた形状測定機において、 前記検出装置は、 前記アーム支持部材に取り付けられた直線案内部材と、 この直線案内部材に摺動可能に取り付けられたスケール
    支持部材と、 前記アームの前記軸支部から所定距離離れた位置におい
    て前記アームと前記スケール支持部材との間に介挿され
    両端がそれぞれ前記アームと前記スケール支持部材に対
    して傾斜自在に係合された連結ピンを有し、この連結ピ
    ンにより前記アームの揺動による円弧運動を前記直線案
    内部材により直線運動に変換して前記スケール支持部材
    に伝達する結合手段と、 前記スケール支持部材に取り付けられたスケールを用い
    て構成されて前記直線運動による変位を検出する変位検
    出器とを備えたことを特徴とする形状測定機。
  2. 【請求項2】 前記結合手段は、前記アームがそのスト
    ロークの中央に位置するときに前記スケール位置がスケ
    ール目盛りの中央に一致するように調整する調整手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の形状測定機。
  3. 【請求項3】 前記直線案内部材は、前記スケール支持
    部材を垂直方向に案内するように前記アーム支持部材に
    取り付けられ、 前記結合手段は、前記アームと一体に形成されて、前記
    軸支部から水平方向に所定距離離れた位置に前記アーム
    の揺動に従って略垂直方向の円弧運動を行う上端を有す
    る突起部と、この突起部の上端に対向して弾性的に突起
    部に連結された前記スケール支持部材との間に設けら
    れ、 前記スケールは、前記スケール支持部材に支持されて前
    記アームの直上に配置されていることを特徴とする請求
    項1記載の形状測定機。
  4. 【請求項4】 前記直線案内部材は、前記スケール支持
    部材を水平方向に案内するように前記アーム支持部材に
    取り付けられ、 前記結合手段は、前記アームと一体に形成されて、前記
    軸支部から垂直方向に所定距離離れた位置に前記アーム
    の揺動に従って略水平方向の円弧運動を行う側端を有す
    る突起部と、この突起部の側端に対向して弾性的に突起
    部に連結された前記スケール支持部材との間に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の形状測定機。
  5. 【請求項5】 前記結合手段は、前記突起部および前記
    スケール支持部材にそれぞれ設けられた貫通孔に螺合さ
    れて先端部が相対向する二つのネジ付きピンを有し、前
    記連結ピンの両端はこれらの二つのネジ付きピンの先端
    部に傾斜自在に係合されており、かつ、 前記二つのネジ付きピンの装着位置は、前記アームがそ
    のストロークの中央に位置するときに前記スケール位置
    がスケール目盛りの中央に一致するように調整されてい
    ることを特徴とする請求項3または4記載の形状測定
    機。
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