JPH09229030A - 締結クリップ - Google Patents

締結クリップ

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Publication number
JPH09229030A
JPH09229030A JP3996396A JP3996396A JPH09229030A JP H09229030 A JPH09229030 A JP H09229030A JP 3996396 A JP3996396 A JP 3996396A JP 3996396 A JP3996396 A JP 3996396A JP H09229030 A JPH09229030 A JP H09229030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
grommet
stepped
main body
screw part
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3996396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kajino
弘 梶野
Masaaki Ide
正昭 井出
Hideki Kagami
秀樹 各務
Hiromichi Mizuno
博道 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aoyama Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Aoyama Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aoyama Seisakusho Co Ltd filed Critical Aoyama Seisakusho Co Ltd
Priority to JP3996396A priority Critical patent/JPH09229030A/ja
Publication of JPH09229030A publication Critical patent/JPH09229030A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付作業が簡単なうえ、労力も小さくてす
み、部品管理も容易な締結クリップを提供することを目
的とするものである。 【解決手段】 ねじ頭部2に続く軸基方部に形成される
大径ねじ部4と軸先方部に形成される小径ねじ部5とを
テーパねじ部6で連繋した段付ねじ部3が形成されたね
じ主体1の、該段付ねじ部3を両側方から抱持する拡開
自在な脚部9と被取付部材係止用のフランジ部8を上端
に形成したグロメット7をインサート成形する発明と、
段付ねじ部3が形成されたねじ主体1のテーパねじ部6
から小径ねじ部5を両側方から抱持する拡開自在な脚部
9を設けた発明とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車車体等の基板
に被締付部材を固定するための締結クリップに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車車体等の基板に他部材等を
締結する締結クリップとしては図5に示されるように、
末端面に垂直片20aを突設させた矢尻状の係止爪20
を両側に形成した二股状の弾性脚部21をフランジ部2
2の下面から垂設するとともに、フランジ部22から弾
性脚部21にわたり中心孔24を透設したグロメット2
5と、前記中心孔24に螺挿される中心孔24より大径
のタッピンねじ26とを組み合わせたものが知られてい
る。このような締結クリップは先ず、グロメット25
を、基板Bの取付孔Hに差し込み、前記弾性脚部21の
弾性下にグロメット25を取付孔Hに仮保持させたう
え、被取付部材Wの取付孔Eとグロメット25の中心孔
24とを一致させてグロメット25上に被取付部材Wを
添裝する。そして、グロメット25の中心孔24に中心
孔24より大径のタッピンねじ26を螺挿すれば、タッ
ピンねじ26は中心孔24をねじ切りしながら螺挿され
て弾性脚部21の先方部は拡開され、基板Bの口縁に係
止爪20の垂直片20aと、係止片20の端面は圧着
し、基板Bと一体化される。そして、グロメット25に
螺挿されたタッピンねじ26のねじ頭部は被取付部材W
の下面に圧着するので、被取付部材Wは基板Bに固定さ
れるものであるが、グロメット25を基板Bに仮保持し
た後、グロメット25にタッピンねじ26を螺挿しなけ
ればならず、取付作業が煩雑になり、取り付けに時間が
かかるという問題があるうえに、タッピンねじによりグ
ロメット25にねじを立てながら螺挿を行うため労力を
要するという問題がある。また、グロメット25とタッ
ピンねじ26とは別々に取り扱われるため部品管理も煩
雑になるという問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、取付作業が
簡単なうえ、労力も小さくてすみ、部品管理も容易な締
結クリップを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、ねじ頭部に続く軸基方部に形成される大径ねじ部と
軸先方部に形成される小径ねじ部とをテーパねじ部で連
繋した段付ねじ部が形成されたねじ主体の、該段付ねじ
部を両側方から抱持する拡開自在な脚部と被取付部材係
止用のフランジ部とを上端に形成したグロメットをイン
サート成形したことを特徴とする締結クリップを請求項
1の発明とし、ねじ頭部に続く軸基方部に形成される大
径ねじ部と軸先方部に形成される小径ねじ部とをテーパ
ねじ部で連繋した段付ねじ部が形成されたねじ主体の、
テーパねじ部から小径ねじ部を両側方から抱持する拡開
自在な脚部と被取付部材係止用のフランジ部を上端に形
成したグロメットをインサート成形したことを特徴とす
る締結クリップを請求項2の発明とし、請求項1または
2の発明において、グロメットのフランジ部を基板係止
用とするとともに、ねじ主体の拡大ねじ頭部を被締付部
材係止用とした締結用クリップを請求項3の発明とした
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の第1の好ましい実施の形
態を図1、2に基づいて詳細に説明すれば、1はねじ頭
部2に続いて段付ねじ部3を形成したねじ主体であり、
該ねじ主体1の段付ねじ部3は軸基方部に大径ねじ部4
を形成し、軸先方部に小径ねじ部5を形成して該小径ね
じ部5と前記大径ねじ部4とをテーパねじ部6で連繋し
たものである。7は合成樹脂製のグロメットで、該グロ
メット7は上端に被取付部材係止用のフランジ部8を形
成するとともに、前記段付ねじ部3のテーパねじ部6か
ら小径ねじ部5にわたって、ねじ部を両側方から抱持す
る拡開自在な脚部9を設けたもので、該グロメット7は
ねじ主体1をインサート成形することにより、ねじ主体
1と成形一体化され、ねじ部を抱持する脚部9の内面に
は段付の雌ねじが刻設されている。10は脚部9の股状
部である。11はねじ頭部2に形成される工具係止用の
十字溝である。
【0006】このように構成されたものは、先ず、取付
孔Hを透設した基板B上に、取付孔Eを透設した被取付
部材Wを取付孔Hと取付孔Eが一致するように添裝した
うえ、ねじ主体1と成形一体化されているグロメット7
の脚部9を、基板Bと被取付部材Wの取付孔H、Eに嵌
挿する。その後、ドライバーをねじ頭部2の十字溝11
に係止させてねじ主体1を回動させれば、グロメット7
の脚部内面に刻設された段付の雌ねじに螺着されている
ねじ主体1の段付ねじ部3は段付の雌ねじに案内されて
螺挿されてゆくこととなる。そして、グロメット7に刻
設された段付の雌ねじの小径部に段付ねじ部3のテーパ
ねじ部6が螺挿され、さらに、雌ねじの小径部にねじ主
体1の大径ねじ部4が螺挿されると、グロメット7の脚
部9は股状部10から拡開されてゆき、やがて、脚部9
の外面は基板Bの取付孔Eの下面側口縁に圧着当接する
こととなり、グロメット7のフランジ部8の下面と当接
している被取付部材Wは基板Bに固着されることとな
る。
【0007】また、図3、4に示される本発明の第2の
好ましい実施の形態は、被取付部材Wが厚くて該被取付
部材Wと基板Bの各取付孔E、Hの合わせが困難で作業
性が悪くなる場合に用いるもので、ねじ主体1のねじ頭
部を被取付部材係止用の拡大ねじ頭部2aとするととも
に、グロメット7の上端を基板係止用のフランジ部8と
した点が前記第1の好ましい実施の形態と異なる以外は
同じため、同一符号を付して説明を省略する。
【0008】このように構成されたものは、先ず、取付
孔Hを透設した基板B上に、該取付孔Hより大きい内径
の取付孔Eを透設した被取付部材Wを、取付孔Hの中心
と取付孔Eの中心が一致するように添裝させたうえ、ね
じ主体1と成形一体化されているグロメット7の脚部9
を、被取付部材Wの取付孔Eを通じて基板Bの取付孔H
に嵌挿し、フランジ部8を取付孔Hの口縁に係止させ
る。その後、ドライバーを拡大ねじ頭部2aの十字溝1
1に係止させてねじ主体1を回動させれば、グロメット
7の脚部内面の段付の雌ねじにねじ主体1の段付ねじ部
3は螺挿されてゆくこととなるが、グロメット7の段付
の雌ねじの小径部に段付ねじ部3のテーパねじ部6が螺
挿され、さらに、ねじ主体1の回動が進むことにより、
雌ねじの小径部にねじ主体1の大径ねじ部4が螺挿さ
れ、グロメット7の脚部9は股状部10から拡開され
る。そして、脚部9の外面は基板Bの取付孔Eの下面側
口縁に当接するので、グロメット7は基板Bにフランジ
部8および脚部9おもって固着されることなる。このと
き、ねじ主体1の拡大ねじ頭部2aの座面は被取付部材
Wの上面に圧接しているので、被取付部材Wはねじ主体
1を介して基板Bに固着されることとなる。なお、前記
第1および第2の好ましい実施の形態ではグロメット7
の脚部9は段付ねじ部3のテーパねじ部6から小径ねじ
部5にわたって抱持するよう成形一体化されているが、
大径ねじ部4から小径ねじ部5にわたって抱持するよう
成形一体化してもよいことは勿論である。
【0009】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、ねじ主体に段付ねじ部を形成し、該段付ねじ部にグ
ロメットの脚部をインサート成形してねじ主体とグロメ
ットを一体化しているため、取り扱いや部品管理が簡単
となるうえに、取付作業時の工数も低減できるので、作
業性を向上することができる。また、段付ねじ部にグロ
メットをインサート成形しているため、グロメットの脚
部には雌ねじが形成され、その雌ねじの案内下にねじ主
体は螺挿されるので、従来のようにねじ切りを行う必要
がなく、ねじ主体の螺挿作業の労力を軽減できることは
ない。さらに、グロメットには雌ねじが形成されてお
り、その雌ねじにより脚部の拡開を行うため、再利用性
が高いうえに、締付不良を起こすことがない等種々の利
点も有するものである。従って、本発明は従来の問題点
を解決した締結クリップとして業界の発展に寄与すると
ころ大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の好ましい実施の形態を示す正面
図である。
【図2】本発明の第1の好ましい実施の形態の状態を異
にして示す正面図である。
【図3】本発明の第2の好ましい実施の形態を示す正面
図である。
【図4】本発明の第2の好ましい実施の形態の状態を異
にして示す正面図である。
【図5】従来例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 ねじ主体 2 ねじ頭部 2a 拡大ねじ頭部 3 段付ねじ部 4 大径ねじ部 5 小径ねじ部 6 テーパねじ部 7 グロメット 8 フランジ部 9 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 各務 秀樹 愛知県丹羽郡大口町高橋1丁目8番地 株 式会社青山製作所大口工場内 (72)発明者 水野 博道 愛知県丹羽郡大口町高橋1丁目8番地 株 式会社青山製作所大口工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ頭部に続く軸基方部に形成される大
    径ねじ部と軸先方部に形成される小径ねじ部とをテーパ
    ねじ部で連繋した段付ねじ部が形成されたねじ主体の、
    該段付ねじ部を両側方から抱持する拡開自在な脚部と被
    取付部材係止用のフランジ部とを上端に形成したグロメ
    ットをインサート成形したことを特徴とする締結クリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 ねじ頭部に続く軸基方部に形成される大
    径ねじ部と軸先方部に形成される小径ねじ部とをテーパ
    ねじ部で連繋した段付ねじ部が形成されたねじ主体の、
    テーパねじ部から小径ねじ部を両側方から抱持する拡開
    自在な脚部と被取付部材係止用のフランジ部を上端に形
    成したグロメットをインサート成形したことを特徴とす
    る締結クリップ。
  3. 【請求項3】 グロメットのフランジ部を基板係止用と
    するとともに、ねじ主体の拡大ねじ頭部を被締付部材係
    止用とした請求項1または2に記載の締結クリップ。
JP3996396A 1996-02-27 1996-02-27 締結クリップ Withdrawn JPH09229030A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000310209A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 樹脂部材の取付構造
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WO2018096671A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 若芽 橋口 交換用トップリフト

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Effective date: 20030506