JP2586884B2 - グロメットの自動装着方法 - Google Patents

グロメットの自動装着方法

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JP2586884B2 JP7146147A JP14614795A JP2586884B2 JP 2586884 B2 JP2586884 B2 JP 2586884B2 JP 7146147 A JP7146147 A JP 7146147A JP 14614795 A JP14614795 A JP 14614795A JP 2586884 B2 JP2586884 B2 JP 2586884B2
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直 渡並
直人 堀口
外明 山本
弘 梶野
正昭 井出
秀樹 各務
富保 掛布
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Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小物部品等の取付部材
を被取付部材にねじ止めするためのグロメットを被取付
部材の取付孔にロボットで簡単に自動装着するようにし
てグロメットの装着作業性を高めたグロメットの自動装
着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ねじ挿込孔を備えた頭部に続く胴部の外
周面に前記頭部の下方において被取付部材の取付孔の孔
縁との係止爪を設けたグロメットは、例えば自動車の組
立ライン等において広く使用されているが、このような
グロメットを被取付部材の取付孔へ装着する作業は従来
は手作業により行われていたため、ラインのスピードを
向上することができなかった。そこで、グロメットをロ
ボットアームの先端に保持させて取付孔へ自動装着する
試みがなされているが、ロボットによる自動装着は人手
による場合とは異なりグロメットが取付孔へ正確に挿入
されたか否かを判断することができないので不良品が多
発するおそれがあり、これを解決することがグロメット
装着工程の自動化を図るうえで必要となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解消し、被取付部材の取付孔へロボット
により自動装着することができ、しかも、装着時に取付
孔へ正確に挿入されたか否かを人手によらずロボットに
判断させることができて装着不良をなくすことができる
装着作業性のよいグロメットの自動装着方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明に係るグロメットの自動装着方法
は、中央にねじ挿込孔を備えた頭部に続く胴部の外周面
に被取付部材の取付孔の孔縁との係止爪を前記頭部の下
方において設けた合成樹脂製のグロメットを被取付部材
の取付孔に挿入保持させるグロメットの装着作業におい
て、グロメットとして前記胴部の内周面にピン係合用の
凸段部を設けたものを用い、このグロメット内に、ロボ
ットアームの先端に取付けられて前記凸段部と弾性的に
係合する拡大部が先方部分に形成されたピンを前記ねじ
挿通孔を通じ挿入して前記凸段部と拡大部との係合によ
りグロメットをピン先に保持させ、次いで、ロボットア
ームの作動により前記ピンを被取付部材の取付孔上に移
動して取付孔にグロメットを前記係止爪が取付孔の孔縁
に係合するよう挿入し、この状態でピンを強制的に引き
出してグロメットを被取付部材に装着するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このような方法によれば、ロボットアームの先
端のピンをグロメットのねじ挿込孔より挿入して胴部の
内周面に形成してあるピン係合用の凸段部とピンの拡大
部とを係合させることによりグロメットをピン先に保持
され、ロボットアームを作動させてピンを被取付部材の
取付孔上に移動させたうえこの取付孔にグロメットを挿
入させて係止爪を取付孔の孔縁に係合保持させたうえロ
ボットアームを後退作動させてピンを強制的に引き上げ
るだけでグロメットの被取付部材への自動装着を行うこ
とができる。しかも、このようなグロメットの自動装着
工程でグロメットが正しく取付孔に挿入されていない場
合には、ロボットアームを後退させた際におけるピンと
凸段部との係合力がグロメットと取付孔との係合力より
も大きいので、グロメットはピンを保持したまま取付孔
から引き抜かれるので、このピンの引き抜き力の大きさ
によってグロメットが正確に取付孔に挿入されたか否か
を知ることができ、作業者がグロメットの装着が適正で
あるか否かを確認する必要がなくなるのでその分手数を
省くことができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第1図および第2図は本発明に用いるグロ
メットの第1の実施例を示すもので、1は中央にねじ挿
込孔2を透設したナイロン樹脂等の強靭な合成樹脂より
なる円板状の頭部であって、この頭部1の下面には断面
角形の有底筒状の胴部3が一体に連設されており、この
胴部3の外側対向位置には一対の係止爪4、4が頭部1
の下面に向かって設けられている。これらの係止爪4、
4は、グロメットを取付孔へ挿入後においてねじをねじ
込むことにより胴部3を介して外向きに拡開されてグロ
メットを被取付部材11に固定するためのものである。ま
た、ねじ挿込孔2の内周面にはロボットアーム5の先端
のピン6と弾性的に係合する凸段部7が設けてある。こ
のピン6は第2図に示されるようにねじ挿込孔2に先端
を挿入したとき前記凸段部7と係合する拡大部8を備え
ていてこの拡大部8と凸段部7との係合によりねじ挿込
孔2の内部に挿入されたときグロメットがピン先に保持
され、所定以上の力を加えなければ引き抜けないように
するためのもので、このため、グロメットの凸段部7と
ピン6の拡大部8の上下面は図示されるようにそれぞれ
対応するテーパ状のガイド面に形成してグロメットに対
するピン6の挿脱抵抗を小さくしておくことが好まし
い。
【0007】また、第3図および第4図は本発明に用い
るグロメットの第2の実施例を示すもので、この第2の
実施例のグロメットでは、胴部3および係止爪4、4の
形状が前記したグロメットの第1の実施例とは相違し、
胴部3が容易に拡径されて係止爪4、4の取付孔12との
係合状態を的確に保持できるように胴部3が無底で縦溝
により複数に分割された分割式となっている。このため
にねじ挿込孔2の下方部分は各胴部3の内周に形成され
た断面が円弧状の凹溝により構成されているが、このね
じ挿込孔2の上方部分には、ロボットアーム5の先端の
ピン6と弾性的に係合する凸段部7を設けてあることは
前記したグロメットの第1の実施例と同様である。
【0008】このように構成されたグロメットを被取付
部材11に自動装着するには、第2図および第4図に示さ
れるように、ロボットアーム5の先端のピン6をこのグ
ロメットのねじ挿込孔2を通じて前記した胴部3の内周
面に形成してあるピン係合用の凸段部7をピン6の拡大
部8が越える位置まで挿入して凸段部7と拡大部8とを
係合させれば、グロメットは前記した凸段部7と拡大部
8との係合によりピン先に保持されるから、次いで、ロ
ボットアーム5を作動させて前記ピン6を被取付部材11
の取付孔12上に移動し、この取付孔12にグロメットを挿
入する。この挿入時にピン6が取付孔12に正しく挿入さ
れていれば、胴部3の外側対向位置に設けられている一
対の上向きの係止爪4、4は取付孔12を通過した時点で
取付孔12の孔縁と係合するから、続いてロボットアーム
5を後退作動させてピン6を強制的に引き上げたとき、
グロメットはその係止爪4、4がストッパとして働いて
ピン6はその拡大部8とグロメットの凸段部7との弾性
的な係合力に逆らってねじ挿込孔2から抜け出され、グ
ロメットのみは取付孔12に装着されたまま確実に残され
るから、ここにグロメットの被取付部材11への自動装着
がなされることとなる。
【0009】ところが、このようなグロメットの自動装
着工程において、グロメットが正しく取付孔12に挿入さ
れていない場合には、ロボットアーム5を後退させた際
におけるピン6と凸段部7との係合力がグロメットと取
付孔12との係合力よりも大きくなるために、グロメット
はピン6とともに取付孔12から引き抜かれることとな
り、従って、グロメットを取付孔12に挿入した後におけ
るロボットアーム5のピン6の引き抜き力の大きさによ
り、グロメットが正確に取付孔12に挿入されたか否かを
知ることができ、グロメットの装着が適正になされたか
否かを人手により確認する必要がなくなるのでその分手
数を省くことができる。
【0010】このようにしてグロメットを被取付部材11
の取付孔12に装着した後は、ねじをねじ挿込孔2にねじ
込むことにより係止爪4を拡開させて被取付部材11に強
固に固着することはグロメットを被取付部材11の取付孔
12に人手によって装着する場合と同様である。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の説明によって明らかなよ
うに、グロメットの内周面にロボットアームの先端に取
付けられたピンの拡大部と弾性的に係合する凸段部を設
けておき、ロボットアームの作動でこのグロメット内に
ピンを挿入して前記凸段部と拡大部との係合によりグロ
メットをピン先に保持させたうえ、ロボットアームの作
動により前記ピンを被取付部材の取付孔上に移動して取
付孔にグロメットを前記係止爪が取付孔の孔縁に係合す
るよう挿入し、この状態でピンを強制的に引き出してグ
ロメットを被取付部材に装着するようにしたことによ
り、グロメットを自動的に被取付部材へ装着できるので
装着作業性をよくすることができるばかりか、人手によ
らず引き抜き力の大きさによりグロメットの被取付部材
への装着の良否を判断することができるので、装着不良
の発生を確実に防ぐことができてグロメット装着工程の
自動化を図るうえで極めて有効である。よって本発明は
被取付部材の取付孔へロボットにより自動装着すること
ができ、しかも、装着時に取付孔へ正確に挿入されたか
否かを人手によることなくロボットに判断させることが
できる装着作業性のよいグロメットの自動装着方法とし
て業界に寄与するところ大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるグロメットの第1の実施例を示
す一部切欠側面図実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すグロメットを用いた装着工程を示す
一部切欠側面図である。
【図3】本発明に用いるグロメットの第2の実施例を示
す一部切欠側面図実施例を示す斜視図である。
【図4】図3に示すグロメットを用いた装着工程を示す
一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 頭部 2 ねじ挿込孔 3 胴部 4 係止爪 5 ロボットアーム 6 ピン 7 凸段部 11 被取付部材 12 取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 外明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 梶野 弘 愛知県名古屋市昭和区八事本町101番地 の2 株式会社青山製作所内 (72)発明者 井出 正昭 愛知県名古屋市昭和区八事本町101番地 の2 株式会社青山製作所内 (72)発明者 各務 秀樹 愛知県名古屋市昭和区八事本町101番地 の2 株式会社青山製作所内 (72)発明者 掛布 富保 愛知県名古屋市昭和区八事本町101番地 の2 株式会社青山製作所内 (56)参考文献 実開 昭63−112605(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央にねじ挿込孔を備えた頭部に続く胴
    部の外周面に被取付部材の取付孔の孔縁との係止爪を前
    記頭部の下方において設けた合成樹脂製のグロメットを
    被取付部材の取付孔に挿入保持させるグロメットの装着
    作業において、グロメットとして前記胴部の内周面にピ
    ン係合用の凸段部を設けたものを用い、このグロメット
    内に、ロボットアームの先端に取付けられて前記凸段部
    と弾性的に係合する拡大部が先方部分に形成されたピン
    を前記ねじ挿通孔を通じ挿入して前記凸段部と拡大部と
    の係合によりグロメットをピン先に保持させ、次いで、
    ロボットアームの作動により前記ピンを被取付部材の取
    付孔上に移動して取付孔にグロメットを前記係止爪が取
    付孔の孔縁に係合するよう挿入し、この状態でピンを強
    制的に引き出してグロメットを被取付部材に装着するよ
    うにしたことを特徴とするグロメットの自動装着方法。
  2. 【請求項2】 グロメットの凸段部とピンの拡大部の上
    下面をそれぞれ対応するテーパ状のガイド面に形成して
    グロメットに対するピンの挿脱抵抗を小さくした請求項
    1に記載のグロメットの自動装着方法。
  3. 【請求項3】 胴部が無底で縦溝により複数に分割され
    たグロメットを用いる請求項1または2に記載のグロメ
    ットの自動装着方法。
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