JPH0220494Y2 - - Google Patents

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JPH0220494Y2
JPH0220494Y2 JP1984192808U JP19280884U JPH0220494Y2 JP H0220494 Y2 JPH0220494 Y2 JP H0220494Y2 JP 1984192808 U JP1984192808 U JP 1984192808U JP 19280884 U JP19280884 U JP 19280884U JP H0220494 Y2 JPH0220494 Y2 JP H0220494Y2
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JP
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screw
protrusion
clip
sleeve
claw
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JP1984192808U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、部品の取付け又は取外し作業時の落
下防止用クリツプを備えたねじに関するものであ
る。
〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕
ねじで少なくとも2つの部品を締付けたり、或
はそのねじを外す場合に、ねじがねじ回し又はス
パナから外れて落下することがしばしばある。こ
れは、特に狭い場所で作業を行う場合に問題とな
るが、従来かかる落下防止を考慮した構造のねじ
は存在しなかつた。
本考案は、この点に鑑みて、取付け又は取外し
作業時の落下を防止し得る構造のねじを提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、この目的を達成するために、ねじ頭
及びねじ山後部間に突起を形成されたねじに、半
径方向に変位するように縦方向にスリツトを備え
たスリーブの先端に爪をそして後端にフランジを
形成され、突起はねじ山側からねじ頭に向つて昇
り勾配の傾斜部と、この傾斜部に後続し、かつ爪
を係合させる段縁部とより形成した。
〔作用〕
取付け作業時に、先ず一方の部品のねじ穴にね
じを挿入する。そして反対側からねじにクリツプ
のスリーブを挿入し、そのスリツトにより突起の
傾斜部に沿つて徐々に開拡させつつ爪をその段縁
部に係合させる。この状態で、ねじ頭及びフラン
ジが部品をサンドイツチ状に保持し、換言すれ
ば、ねじはねじ穴に保持される。
〔考案の実施例〕
第1〜3図において、10はねじであり、ねじ
頭11及びねじ山12の後端間には突起13が形
成されている。この突起は、ねじ山12側からね
じ頭11に向つて昇り勾配の傾斜部13a及びね
じ頭11側に後続する段縁部13bを備えてい
る。20はねじ10に付属するクリツプであり、
先端に段縁部13bと係合する爪21aを備え、
かつ半径方向に変位するように3個所に縦軸方向
のスリツト21bを備えたスリーブ21及びその
後端に一体成形されたフランジ22より形成され
ている。
このようなクリツプ付ねじ10,20を用い
て、めねじ1を一体成形された部品2(第3図)
に部品3を取付ける場合、第1図に示すように、
部品3には少くとも突起13の最大径に爪21a
の長さl1の2倍をプラスした直径のねじ穴4を
穿孔しておく。そしてねじ10にワツシヤ5を挿
入して部品3のねじ穴4に挿入する。次いでクリ
ツプ20をねじ山12側からねじ穴4に挿入し、
その爪21aを突起13の傾斜部13aに沿つて
滑動・開拡させて段縁部13bに落込ませる。こ
れにより、ねじ10は部品3に保持され(第2
図)、ねじ回しによりねじ頭11を回転させつつ、
めねじ1に噛合させ、部品2への取付を行う(第
3図)。この状態で、フランジ22は部品2,3
間に介在してねじ10の周辺部分の過度の応力を
補償して変形を防止する機能も果す。部品3の取
外し時にも、爪21aが段縁部13bに係合した
状態で、ねじ10を逆回転させてめねじ1から外
す。ねじ10は部品3のねじ穴4に保持されたま
まであり、その落下が防止される。
尚、第2図から分るように、スリーブ21の長
さは部品3の厚さと一致しているが、部品3の方
が厚い場合、ワツシヤ5を対応して薄くする。逆
に薄い場合には、対応した厚みのスペーサをスリ
ーブ21の外周に挿入する。
クリツプ20の係脱を容易にする観点から、第
4図に示すように突起13の後部を下り勾配部1
3cにし、爪21cも対応する形状にすることも
考えられる。本考案は、スクリユーボルト、或は
分離したナツトとの締付の場合、木ねじとして使
用する場合にも適用できる。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、取付けられる一方の部
分の穴へ挿入されたねじに、反対側から挿入され
たフランジ付クリツプが係合するために、その穴
へねじが保持される。したがつて、ねじの取付け
或は取外し作業時にねじが落下しなくなり、特に
狭い場合又は周囲が複雑な場所で使用するのに適
している。また、クリツプのフランジはねじ締付
により生じる部分的な過度の応力を補償する作用
を果す。さらに、突起が、ねじ頭方向へ向けて広
がる傾斜面を備えていることにより、クリツプを
所定の保持位置に素早く、かつ確実にセツトさせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるクリツプ付ねじ
を使用する場合の作業開始前の各部分解図、第2
図はそのクリツプ付ねじが取付けさるべき一方の
部品にセツトされた状態の断面図、第3図はその
クリツプ付ねじの取付作業終了後の断面図及び第
4図は別の実施例によるねじの要部断面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ねじ頭及びねじ山後部間に突起を形成されたね
    じと、先端に前記突起に係合するための爪を備え
    たスリーブの後端にフランジを設けて成るクリツ
    プとから構成され、 前記スリーブに半径方向へ変位するように縦方
    向にスリツトが形成され、 また、前記突起は、前記ねじ山側から前記ねじ
    頭に向つて昇り勾配の傾斜部と、この傾斜部に後
    続し、かつ前記爪を係合させる段縁部とより形成
    されていることを特徴とするクリツプ付ねじ。
JP1984192808U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH0220494Y2 (ja)

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JP1984192808U JPH0220494Y2 (ja) 1984-12-21 1984-12-21

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JP1984192808U JPH0220494Y2 (ja) 1984-12-21 1984-12-21

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Publication Number Publication Date
JPS61108507U JPS61108507U (ja) 1986-07-09
JPH0220494Y2 true JPH0220494Y2 (ja) 1990-06-05

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ID=30750218

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3069976A1 (fr) * 2017-08-03 2019-02-08 Valeo Equipements Electriques Moteur Machine electrique tournante munie d'un capot de protection fixe par encliquetage

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121264U (ja) * 1974-08-02 1976-02-17
JPS5413491U (ja) * 1977-06-26 1979-01-29

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JPS51136231U (ja) * 1975-04-25 1976-11-04

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JPS61108507U (ja) 1986-07-09

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