JPH08100505A - タイル類の支持具 - Google Patents
タイル類の支持具Info
- Publication number
- JPH08100505A JPH08100505A JP26166794A JP26166794A JPH08100505A JP H08100505 A JPH08100505 A JP H08100505A JP 26166794 A JP26166794 A JP 26166794A JP 26166794 A JP26166794 A JP 26166794A JP H08100505 A JPH08100505 A JP H08100505A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tiles
- nut member
- tile
- attached
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、ボルトをナット部材に締め
付ける際に、タイル類の係合孔を損傷することなく確実
にタイル類を固定することができると共に、タイル類の
取付作業が能率よく簡単に行える支持具を提供すること
にある。 【構成】 タイル類に形成された係合孔ｕに嵌めるナッ
ト部材１の、一体形成された軸筒３の先端部に、半径方
向に拡縮するばね性係止片８が装着され、そのナット部
材１に被貼着面側に取り付けられるボルト１２を螺着す
ることを特徴とするタイル類の支持具。
付ける際に、タイル類の係合孔を損傷することなく確実
にタイル類を固定することができると共に、タイル類の
取付作業が能率よく簡単に行える支持具を提供すること
にある。 【構成】 タイル類に形成された係合孔ｕに嵌めるナッ
ト部材１の、一体形成された軸筒３の先端部に、半径方
向に拡縮するばね性係止片８が装着され、そのナット部
材１に被貼着面側に取り付けられるボルト１２を螺着す
ることを特徴とするタイル類の支持具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート等の被貼
着面にタイル、樹脂板等のタイル類を張り付けるタイル
類の支持具に関するものである。
着面にタイル、樹脂板等のタイル類を張り付けるタイル
類の支持具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】タイルを張付けるための支持具として、
被貼着面側の支持枠に固定した鍵状止具にタイルの係止
溝を嵌め込む構成のものが、実公平３−３９５５２号公
報等で知られている。また、図５、６に示すように、先
端に隆起部ｃを設けた軸片ｂにスリットｓを形成して常
には該軸片ｂが先細りとなるように設けたナット部材ａ
を、タイル類ｔに形成された係合孔ｕに挿入してから、
そのナット部材ａにボルトｅを螺合する構成の支持具Ｆ
が公知である。これによれば、軸片ｂの先端は外方に広
げられて隆起部ｃが係合孔ｕの内角ｗに当たるので、タ
イル類ｔが被貼着面側に固定されることになる。
被貼着面側の支持枠に固定した鍵状止具にタイルの係止
溝を嵌め込む構成のものが、実公平３−３９５５２号公
報等で知られている。また、図５、６に示すように、先
端に隆起部ｃを設けた軸片ｂにスリットｓを形成して常
には該軸片ｂが先細りとなるように設けたナット部材ａ
を、タイル類ｔに形成された係合孔ｕに挿入してから、
そのナット部材ａにボルトｅを螺合する構成の支持具Ｆ
が公知である。これによれば、軸片ｂの先端は外方に広
げられて隆起部ｃが係合孔ｕの内角ｗに当たるので、タ
イル類ｔが被貼着面側に固定されることになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の支持
具は支持枠の貫孔に鍵状止具を差し込む構成であり、そ
の止具と貫孔との間に遊びがあって止具が支持具に固定
されていないので、タイル類を嵌める際に、止具がふら
ついたり引っ込んでしまって作業が容易でなく、施工に
手間がかかる不都合がある。後者の支持具においては、
ボルトで締め付ける際に、ナット部材の隆起部がタイル
類の係合孔の内角に当たるため、前記係合孔を損傷して
タイル類が確実に固定されないという虞れがある。ま
た、そのナット部材は加工が複雑であってコストが高く
つくものであった。
具は支持枠の貫孔に鍵状止具を差し込む構成であり、そ
の止具と貫孔との間に遊びがあって止具が支持具に固定
されていないので、タイル類を嵌める際に、止具がふら
ついたり引っ込んでしまって作業が容易でなく、施工に
手間がかかる不都合がある。後者の支持具においては、
ボルトで締め付ける際に、ナット部材の隆起部がタイル
類の係合孔の内角に当たるため、前記係合孔を損傷して
タイル類が確実に固定されないという虞れがある。ま
た、そのナット部材は加工が複雑であってコストが高く
つくものであった。
【０００４】よって、本発明の目的は、ボルトをナット
部材に締め付ける際に、タイル類の係合孔を損傷するこ
となく確実にタイル類を固定することができると共に、
タイル類の取付作業が能率よく簡単に行える支持具を提
供することにある。
部材に締め付ける際に、タイル類の係合孔を損傷するこ
となく確実にタイル類を固定することができると共に、
タイル類の取付作業が能率よく簡単に行える支持具を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、被貼着面側に
取り付けられるボルトを、タイル類に形成された係合孔
に嵌めるナット部材に螺着して、被貼着面側にタイル類
を固定するためのタイル類の支持具において、前記ナッ
ト部材の一体形成された軸筒の先端部に、半径方向に拡
縮するばね性係止片が装着され、そのナット部材に前記
ボルトを螺着することを特徴とするものである。
取り付けられるボルトを、タイル類に形成された係合孔
に嵌めるナット部材に螺着して、被貼着面側にタイル類
を固定するためのタイル類の支持具において、前記ナッ
ト部材の一体形成された軸筒の先端部に、半径方向に拡
縮するばね性係止片が装着され、そのナット部材に前記
ボルトを螺着することを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】このように構成したタイル類の支持具において
は、ナット部材の先端部をタイル類に形成された係合孔
に挿入すると、ばね性係止片が外方に拡がって係合孔に
係止されて、該ナット部材はタイル類に固定される。次
に、コンクリート等の被貼着面側に固定された支持枠に
ボルトを通し、このボルトをタイル類に固定した前記ナ
ット部材に締め付けると、タイル類は支持枠に強固に取
り付けられる。
は、ナット部材の先端部をタイル類に形成された係合孔
に挿入すると、ばね性係止片が外方に拡がって係合孔に
係止されて、該ナット部材はタイル類に固定される。次
に、コンクリート等の被貼着面側に固定された支持枠に
ボルトを通し、このボルトをタイル類に固定した前記ナ
ット部材に締め付けると、タイル類は支持枠に強固に取
り付けられる。
【０００７】
【実施例】添付図面は本発明の実施例を示すものであ
り、図１はナット部材の一部破断正面図、図２は同側面
図、図３はナット部材をタイル類に固定した状態の説明
図、図４はタイル類を支持枠に取付けた状態を示す縦断
側面図である。
り、図１はナット部材の一部破断正面図、図２は同側面
図、図３はナット部材をタイル類に固定した状態の説明
図、図４はタイル類を支持枠に取付けた状態を示す縦断
側面図である。
【０００８】図において、１はタイル、樹脂板等のタイ
ル類ｔに固定するナット部材であって、その六角形の鍔
部２に一体形成された軸筒３の先端に段部４を設ける。
その軸筒３内には、めねじ５が形成されている。前記段
部４を細くした縮径部６に、ばね性係止片８を通し、縮
径部６の先端にかしめ７を施して該ばね性係止片８を固
定する。図１、２に示すように、ばね性係止片８は、リ
ング９の円周方向に多数の脚片１０が一体に突出されて
少し内方に曲げられ、該脚片１０が半径方向に拡縮する
ように設けられている。前記ナット部材１に螺着するボ
ルト１２は、従来と同様の構成になるため、ここでは詳
細を述べない。
ル類ｔに固定するナット部材であって、その六角形の鍔
部２に一体形成された軸筒３の先端に段部４を設ける。
その軸筒３内には、めねじ５が形成されている。前記段
部４を細くした縮径部６に、ばね性係止片８を通し、縮
径部６の先端にかしめ７を施して該ばね性係止片８を固
定する。図１、２に示すように、ばね性係止片８は、リ
ング９の円周方向に多数の脚片１０が一体に突出されて
少し内方に曲げられ、該脚片１０が半径方向に拡縮する
ように設けられている。前記ナット部材１に螺着するボ
ルト１２は、従来と同様の構成になるため、ここでは詳
細を述べない。
【０００９】このように構成したタイル類ｔの支持具１
５の使用例について述べる。図３に示すように、ナット
部材１の軸筒３の先端部をタイル類ｔに形成された係合
孔ｕに挿入する。ばね性係止片８の脚片１０は、一旦縮
んで孔ｖを通過し広い係合孔ｕに出ると外方に拡がって
該係合孔ｕに係止される。これにより該ナット部材１
は、タイル類ｔに固定される。次に、図４に示すよう
に、コンクリート等の被貼着面側に固定された支持枠ｆ
にボルト１２を通し、このボルト１２のおねじ１３をタ
イル類ｔに固定した前記ナット部材１のめねじ５に締め
付ければ、タイル類ｔは支持枠ｆに取り付けられる。
５の使用例について述べる。図３に示すように、ナット
部材１の軸筒３の先端部をタイル類ｔに形成された係合
孔ｕに挿入する。ばね性係止片８の脚片１０は、一旦縮
んで孔ｖを通過し広い係合孔ｕに出ると外方に拡がって
該係合孔ｕに係止される。これにより該ナット部材１
は、タイル類ｔに固定される。次に、図４に示すよう
に、コンクリート等の被貼着面側に固定された支持枠ｆ
にボルト１２を通し、このボルト１２のおねじ１３をタ
イル類ｔに固定した前記ナット部材１のめねじ５に締め
付ければ、タイル類ｔは支持枠ｆに取り付けられる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は上述した構成・作用になるもの
であり、前記支持具を構成するナット部材は加工が容易
であってコストも安くつき、ボルトで締め付ける際にタ
イル類の係合孔を損傷することなくタイル類を確実に固
定することができるものである。さらには、タイル類の
取付作業が、特に熟練を要せず能率よく行えるという利
益がある。
であり、前記支持具を構成するナット部材は加工が容易
であってコストも安くつき、ボルトで締め付ける際にタ
イル類の係合孔を損傷することなくタイル類を確実に固
定することができるものである。さらには、タイル類の
取付作業が、特に熟練を要せず能率よく行えるという利
益がある。
【図１】ナット部材の一部破断正面図
【図２】同側面図
【図３】ナット部材をタイル類に固定した状態の説明図
【図４】タイル類を支持枠に取付けた状態を示す縦断側
面図
面図
【図５】従来のナット部材の斜視図
【図６】従来のナット部材を用いてタイル類を支持枠に
取付けた状態を示す縦断側面図
取付けた状態を示す縦断側面図
Ｆ→支持具 ａ→ナット部材 ｂ→軸片 ｃ→隆起部
ｅ→ボルト ｆ→支持枠 ｓ→スリット ｔ→タイル類 ｕ→係合孔
ｖ→孔 ｗ→内角 １→ナット部材 ２→鍔部 ３→軸筒 ４→段部 ５→
めねじ ６→縮径部 ７→かしめ ８→ばね性係止片 ９→リング １０→脚
片 １２→ボルト １３→おねじ １５→支持具
ｅ→ボルト ｆ→支持枠 ｓ→スリット ｔ→タイル類 ｕ→係合孔
ｖ→孔 ｗ→内角 １→ナット部材 ２→鍔部 ３→軸筒 ４→段部 ５→
めねじ ６→縮径部 ７→かしめ ８→ばね性係止片 ９→リング １０→脚
片 １２→ボルト １３→おねじ １５→支持具
Claims (1)
- 【請求項１】被貼着面側に取り付けられるボルトを、タ
イル類に形成された係合孔に嵌めるナット部材に螺着し
て、被貼着面側にタイル類を固定するためのタイル類の
支持具において、前記ナット部材の一体形成された軸筒
の先端部に、半径方向に拡縮するばね性係止片が装着さ
れ、そのナット部材に前記ボルトを螺着することを特徴
とするタイル類の支持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26166794A JPH08100505A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | タイル類の支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26166794A JPH08100505A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | タイル類の支持具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100505A true JPH08100505A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17365081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26166794A Pending JPH08100505A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | タイル類の支持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08100505A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001115627A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Daiwa House Ind Co Ltd | 窯業系等の面材の取付け構造及び接合金物 |
| JP2003227179A (ja) * | 2002-12-09 | 2003-08-15 | Daiwa House Ind Co Ltd | 外壁パネルにおける窯業系外壁面材とフレームとの接合構造 |
| JP2017186871A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-12 | Toto株式会社 | 無機質板の固定方法およびそのための治具 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04189966A (ja) * | 1990-11-22 | 1992-07-08 | Showa Denko Kenzai Kk | 建築用板材の留付工法 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26166794A patent/JPH08100505A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04189966A (ja) * | 1990-11-22 | 1992-07-08 | Showa Denko Kenzai Kk | 建築用板材の留付工法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001115627A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Daiwa House Ind Co Ltd | 窯業系等の面材の取付け構造及び接合金物 |
| JP2003227179A (ja) * | 2002-12-09 | 2003-08-15 | Daiwa House Ind Co Ltd | 外壁パネルにおける窯業系外壁面材とフレームとの接合構造 |
| JP2017186871A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-12 | Toto株式会社 | 無機質板の固定方法およびそのための治具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980602 |