JPH09228293A - 製紙用表面サイズ剤組成物 - Google Patents
製紙用表面サイズ剤組成物Info
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Abstract
プのない安定な表面サイズ液、更に耐水性、筆記インキ
のにじみ防止、水性インキやバブルジェットインキの印
刷適性に優れた紙の表面サイズ剤組成物の提供である。 【構成】 アルキル又はアルケニル置換コハク酸のアル
カリ金属、アンモニア若しくは有機アミン類の塩と、ア
ニオン性スチレン系ポリマーを含有するサイズ剤組成物
で、アルキル又はアルケニル置換コハク酸とアニオン性
スチレン系ポリマーが重量比で90:10〜10:90
で割合とされている。
Description
イズプレス塗工、ゲートロール塗工或はカレンダー塗工
等で用いられ、サイズ液の安定性に優れ、紙に耐水性、
印刷適性等を付与できる表面サイズ剤組成物に関するも
のである。
性、印刷適性等を付与するために、パルプスラリーにロ
ジンやアルキルケテンダイマー、アルケニルコハク酸無
水物等からなるサイズ剤を添加し、硫酸バンド、カチオ
ン澱粉等の定着剤を併用してパルプに定着せしめた後抄
紙する、いわゆる内添サイズ法が行われている。他方、
抄紙工程の紙の乾燥途中で塗工によりサイズ剤を適用す
る、いわゆる表面サイズ法もその経済性と簡便性から近
年広く行われるようになってきている。
0%紙に付着し、ロスが無い点、印刷性、筆記性、防水
性等の紙の表面特性を内部の性質に影響を及ぼさずに改
良することができる点、抄紙工程で使用される水中に未
定着分が蓄積し廃水を汚す等のことがない点等理想的な
方法と考えられ、これまで表面サイズ剤にも各種の物質
が提案されている。
公報には、アルミニウム塩類を含有せしめた原紙をアル
ケニルコハク酸塩水溶液で処理する表面サイズ法が開示
され、(2)特開昭56ー63098号公報には、モノ
マー単位としてモル比10〜80:20〜90のメタク
リル酸及びスチレン系モノマーを必須成分とする重合体
のアルカリ金属塩又はアミン塩の水溶液若しくは水分散
液からなる紙の表面サイズ剤が開示されている。
コハク酸塩水溶液からなる表面サイズ剤は、原紙に優れ
た耐水性を付与し、紙の印刷適性の向上に顕著な効果を
示すが、アルケニルコハク酸塩水溶液は、本質的に酸性
物質や多価金属塩の影響を受け易く、表面サイズ液のガ
ムアップを起こしやすい欠点があった。
性スチレンポリマーからなる表面サイズ剤は、アニオン
性基の含量やアニオン性基の対イオンをなすアルカリ金
属、アンモニア、有機アミン類を適当に選択することに
より、優れた表面サイズ液の安定性を得ることができ、
安定に操業できる表面サイズ剤として評価されている
が、耐水性、筆記インキのにじみ防止、水性インキやバ
ブルジェットインキの印刷適性に今一段の改良が望まれ
ていた。
は、酸性物質や多価金属塩の存在でもガムアップ傾向の
ない安定な表面サイズ液を与える組成物を提供すること
であり、更なる目的は、耐水性、筆記インキのにじみ防
止、水性インキやバブルジェットインキの印刷適性に優
れた表面サイズ剤組成物を提供することである。
題を解決するため、鋭意研究の結果、アルキル又はアル
ケニルコハク酸塩の水溶液に、アニオン性のスチレン系
ポリマーを配合することにより、上記の目的を達成でき
ることを見い出し、本発明をなすに至ったものである。
即ち、本発明はアルキル又はアルケニル置換コハク酸塩
の水溶液と、アニオン性スチレン系ポリマーが固形分重
量比で90:10〜10:90の割合で含まれている製
紙用表面サイズ剤組成物である。
ハク酸の塩としては、従来サイズ剤として公知のアルキ
ル又はアルケニル置換コハク酸の塩が使用できる。具体
的には炭素数8以上、好ましくは炭素数12〜36のア
ルキル基又はアルケニル基を有する置換コハク酸のアル
カリ金属、アンモニア又は有機アミン類の塩が使用され
る。これらの置換コハク酸塩類は相当する置換コハク酸
無水物又は置換コハク酸を、相当するアルカリ金属水酸
化物又は炭酸塩、アンモニア水、アミン類等で鹸化する
ことにより簡単に得られる。
ルキル又はアルケニル置換コハク酸無水物は、一般的に
は対応する炭素数を有するオレフィン類と無水マレイン
酸との付加反応により容易に得られる。特に、二重結合
が2位以内の内部に存在する、いわゆる内部オレフィン
を多く含んだオレフィン類に無水マレイン酸を反応して
得た、いわゆる内部置換コハク酸無水物を上記のように
して鹸化して得た置換コハク酸塩類が本発明の目的には
好適に使用できる。
レン系ポリマーは、スチレンを必須のモノマーとして含
有するモノマー類を最終ポリマーにアニオン性を付与す
ることができるモノマー類と共重合せしめ、水性分散液
としたものがこれに相当する。
ー類としては、(メタ)アクリルエステル類、αーメチ
ルスチレン等の置換スチレン類、ビニルトルエン、酢酸
ビニル、(メタ)アクリルアミド、N置換アクリルアミ
ド類、アクリロニトリル、ビニルピロリドン類等があ
り、最終ポリマーにアニオン性を付与するモノマー類と
しては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(無水)マ
レイン酸、スチレンスルホン酸、2ーアクリルアミドー2
ーメチルプロパンスルホン酸等の酸基を持ったモノマー
類及びその塩類が挙げられる。
等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート
類、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド等のジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド類、ジアリ
ルジメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性モノ
マー類及びその四級化物も置換コハク酸塩水溶液との配
合時に、該スチレン系ポリマーがアニオン性を呈する限
りにおいて使用することができる。
調製法には既知の各種の方法を採用することができる。
溶剤中で上記モノマー類を重合せしめ、その後溶剤を溜
去して、ポリマー中の酸基部分をアルカリ性物質で中和
して目的とする水性物を得る方法、上記モノマー類を水
性媒体中で乳化重合することにより得る方法等がその代
表例である。
記のアルキル又はアルケニル置換コハク酸塩と、前記の
アニオン性スチレン系ポリマーからなるものであるが、
本発明においてはアルキル又はアルケニル置換コハク酸
塩とアニオン性スチレン系ポリマーがそれぞれ固形分重
量比で90:10〜10:90の割合で含まれているこ
とが必要である。
は十分な表面サイズ液の安定性が得られず、塗工時のガ
ムアップの傾向が大きい。また、アニオン性スチレン系
ポリマーがこの比率よりも多い場合にはオフセットイン
キや水性インキに対する印刷適性、筆記インキに対する
にじみ防止効果、紙表面の耐水性向上効果において不十
分である。
ク酸塩とアニオン性スチレン系ポリマーとを含有するサ
イズ剤組成物は、両者をそれぞれ別々に調製後混合して
調製する場合が多いが、アルキル又はアルケニル置換コ
ハク酸又はその塩を含有する媒体中でアニオン性スチレ
ン系ポリマーを重合反応により調製し、結果としてアル
キル又はアルケニル置換コハク酸塩とアニオン性スチレ
ン系ポリマーとの混合物を得る方法も勿論採用すること
ができる。この場合には両者が一部グラフト結合を行う
ことが考えられ、この方法を採用することにより、より
優れた品質の表面サイズ剤組成物を得ることができる場
合も多い。
記の置換コハク酸塩及びアニオン性スチレン系ポリマー
を必須の成分とするものであるが、これら成分の効果を
阻害しない限り、その他の成分、例えば澱粉誘導体、水
溶性セルロース誘導体、PVA、植物ガム類、アルギン
酸塩、ポリアクリルアミド系ポリマー類、ロジン系樹
脂、石油系樹脂、ポリアミド系樹脂、脂肪酸誘導体等を
適量配合することができることは言うまでもない。
イズプレス塗工、ゲートロール塗工或はカレンダー塗工
等の各種塗工法が適用でき、抄紙時の乾燥工程中に設置
された各種塗工設備で紙に適用され、その効果を発揮で
きる。また、あらゆる紙で使用することが可能である。
例えば、PPC用紙、インクジェット又はトナープリン
ター用紙、感熱紙等の情報用紙、感圧紙、筆記用紙、コ
ート原紙、書籍用紙等の上質紙、中質紙、中質コート原
紙、包装用紙、クラフト紙、ライナー、板紙、石膏ボー
ド原紙、新聞用紙等に適用可能である。
たサイズ液の安定性と優れた表面サイズ効果を発揮する
ことができる。その理由の詳細については必ずしも解明
されておらず更に今後の研究に俟たなければならない
が、優れた表面サイズ効果を発揮する置換コハク酸塩が
アニオン性スチレン系ポリマーの保護コロイド作用によ
り優れた表面サイズ液の安定性を得るに至るためと推測
される。
オン性スチレン系ポリマーの具体的な調製例を示すと共
に、得られたアルケニル置換コハク酸塩及びアニオン性
スチレン系ポリマーを用いた実施例並びに比較例により
本発明を具体的に説明する。尚、本発明はこれら各実施
例に限定されるものではない。また、以下の各例におい
て、特に断わらない限り%とあるのは重量%、部とある
のは重量部を表す。
る内部オレフィンに無水マレイン酸を付加して得たアル
ケニルコハク酸無水物100部に、苛性カリ33.6部
を水210部に溶解した溶液を加えて80〜90℃に加
温し、酸無水物を溶解させた後、これを冷却し、更に水
で希釈して濃度35%のアルケニルコハク酸カリウム塩
水溶液(以下ASAー1という)を得た。
に、苛性ソーダ30.7部を水183部に溶解した溶液
を加え、調製例1と同様の操作を行って濃度40%のア
ルケニルコハク酸ナトリウム塩水溶液(以下ASAー2
という)を得た。
に、ジメチルエタノールアミン58部を水270部に溶
解した溶液を加え、調製例1と同様の操作を行って濃度
30%のアルケニルコハク酸ジメチルエタノールアミン
塩水溶液(以下ASAー3という)を得た。
に、25%アンモニア水25部を水310部に溶解した
溶液を加え、調製例1と同様の操作を行って濃度15%
のアルケニルコハク酸アンモニア水溶液(以下ASAー
4という)を得た。
オレフィンを75%含有する混合オレフィンに、無水マ
レイン酸を付加してアルケニルコハク酸無水物を得た。
この酸無水物100部に、苛性ソーダ24部を水160
部に溶解した溶液を加え、調製例1と同様の操作を行っ
て濃度40%のアルケニルコハク酸ナトリウム塩水溶液
(ASAー5という)を得た。
ルケニルコハク酸無水物100部に、苛性ソーダ33.
6部を水155部に溶解した溶液を加え、調製例1と同
様の操作を行って濃度40%のアルケニルコハク酸ナト
リウム塩水溶液(以下ASAー6という)を得た。
を付した反応容器に、イソプロピルアルコール60部を
仕込み、窒素気流、攪拌下に還流温度まで昇温した。次
に、スチレン50部、メタアクリル酸メチル20部、ア
クリル酸30部、アゾビスイソブチロニトリル1.5部
からなるモノマー混合溶液を2時間にわたって反応容器
に滴下した。滴下終了後、還流温度で4時間重合反応を
行った後、75℃に冷却、48%苛性ソーダ水溶液24
部、水360部を添加した。添加終了後、加温、窒素吹
き込みによりイソプロピロアルコールを溜去した。40
℃に冷却後、25%アンモニア水9部を加え、更に水で
希釈して濃度20%のアニオン性スチレン系ポリマー水
溶液(以下SPー1という)を得た。
してスチレン60部、メタアクリル酸40部、アゾビス
イソブチロニトリル1.5部からなるモノマー混合液を
使用する以外は、調製例7と同様に操作して重合反応を
行った後、48%苛性カリ水溶液33部、水500部を
添加した。調製例7と同様の操作を行ってエチルアルコ
ールを溜去後、25%アンモニア水13部を加え、更に
水で希釈して濃度15%のアニオン性スチレン系ポリマ
ー水溶液(以下SPー2という)を得た。
200部に、スチレン45部、Nーブチルアクリレート
15部、アクリル酸40部、ラウリルメルカプタン2部
からなるモノマー混合溶液を加え、攪拌乳化し、過硫酸
カリウム1部を加え加温し、70℃で4時間重合反応を
行った後、ジメチルエタノールアミン40部、水150
部を加え、更に水で希釈して濃度20%のアニオン性ス
チレン系ポリマー水溶液(以下SPー3という)を得
た。
部を使用し、メタアクリル酸メチル50部、Nーブチル
アクリレート20部、アクリル酸30部、アゾビスイソ
ブチロニトリル1.5部からなるモノマー混合物を使用
する以外は、調製例7と同様に操作して重合物を得た
後、48%苛性ソーダ水溶液24部、水360部を添加
した後、調製例7と同様の操作を行ってイソプロピルア
ルコールを溜去し、25%アンモニア水9部を加え、更
に水で希釈して濃度20%のアニオン性ポリマー水溶液
(以下APー1という)を得た。
固形分比で(ASAー1):(SPー1)=70:30
で混合し、水で希釈して濃度15%の表面サイズ剤を得
た。 実施例2〜10及び比較例1〜5 調製例1〜6で得たASAー1〜ASAー6と調製例7
〜9及び比較調製例1で得たSPー1〜SPー3並びに
APー1とを表1のように混合し、水で希釈してそれぞ
れ濃度15%の本発明の表面サイズ剤及び比較のための
表面サイズ剤を得た。
を調製例7で使用した反応容器に仕込み、スチレン40
部、メタアクリル酸25部、調製例1で使用したアルケ
ニル無水コハク酸35部及びアゾビスイソブチロニトリ
ル3部を混合したモノマー液を滴下する以外は、調製例
7と同様に操作して、アルケニル無水コハク酸の混合さ
れた重合物を得た。次いで、48%苛性ソーダ42.5
部及び水150部を添加した後、調製例7と同様の操作
を行ってイソプロピルアルコールを溜去し、更に水を追
加して濃度30%の本発明の表面サイズ剤を得た。
0部、アクリル酸20部、調製例1で使用したアルケニ
ル無水コハク酸50部、アゾビスイソブチロニトリル
2.5部を使用する以外は、実施例11と同様に操作し
てアルケニル無水コハク酸の混合された重合物を得た。
次いで、48%苛性カリ68.9部及び水150部を添
加した後、調製例7と同様の操作を行ってイソプロピル
アルコールを溜去し、更に水を追加して濃度30%の本
発明の表面サイズ剤を得た。
5に示す表面サイズ剤について、次のような表面サイズ
液の性能評価、表面サイズ液の安定性試験を行って各表
面サイズ剤の適性を評価した。
に、カオリン対パルプ重量20%、強化ロジンサイズ剤
[星光化学工業(株)製、商品名コロパールS−80]
固形分対パルプ重量0.2%、硫酸バンド固形分対パル
プ重量2%を順次添加して抄造した坪量60g/m2の
原紙を使用。尚、この原紙のステキヒトサイズ度は2秒
であった。
混合パルプに、硫酸バンド固形分対パルプ重量0.5
%、軽質炭酸カルシウム対パルプ重量20%、カチオン
化澱粉[星光化学工業(株)製、商品名パールガムHM
S]固形分対パルプ重量0.5%、アルケニル無水コハ
ク酸系内添サイズ剤[星光化学工業(株)製、商品名コ
ロパールZ−100]固形分対パルプ重量0.05%を
順次添加して抄造した坪量62g/m2の原紙を使用。
尚、この原紙のステキヒトサイズ度は2秒であった。
を固形分として0.1%、酸化澱粉[日本食品加工
(株)製、商品名MS−3800]を固形分で5%含有
し、残部は水からなる表面サイズ液を試験用サイズプレ
スを用いて塗工した後、回転ドライヤーで110℃、1
分間の乾燥を行い表面サイズテスト紙を得た。テスト紙
の表面サイズ剤付着量は固形分で0.03g/m2、酸
化澱粉付着量は固形分で1.5g/m2であった。
イズ度試験方法による。 インクジェット印刷適性: バブルジェットプリンター
[キャノン(株)製、商品名ワープロJ7]を使用し印
刷印字のにじみ程度を下記の7等級で評価。 [6(印字のにじみがまったくない)〜0(印字のにじ
みが大きい)]
積2000mlの容器を使用し、1000mlの下記の
組成を有する表面サイズ液を液温50℃で底より取入れ
上部より落差をつけて落下せしめる方式で循環せしめ、
1時間後の析出物の発生状況を観察した。 試験用表面サイズ液組成:各実施例、比較例の表面サイ
ズ剤固形分で0.1%、酸化澱粉(性能評価の使用品)
固形分で5%、硫酸バンド固形分で0.005%、残部
は水からなる溶液。
いて、表面サイズ液の性能評価及び表面サイズ液の安定
性試験を行った結果を表2に示す。
イズ剤組成物は酸性紙及び中性紙の何れにおいても非常
に優れた表面サイズ効果を発揮し、また、表面サイズ液
の安定性においても優れている。
ケニル置換コハク酸のアルカリ金属、アンモニア、有機
アミン類の塩と、アニオン性スチレン系ポリマーの固形
分重量比90:10〜10:90の割合で含む製紙用表
面サイズ剤組成物であって、安定性に優れたサイズ液と
することができ、表面塗工法を適用することにより、酸
性紙、中性紙の何れにおいても紙に優れた耐水性、筆記
性、インクジェット印刷適性を付与することができるた
め、新聞用紙や各種情報用紙を初めとして各種の紙、板
紙に適用できる極めて汎用性の高い表面サイズ剤とする
ことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルキル又はアルケニル置換コハク酸の
アルカリ金属、アンモニア若しくは有機アミン類の塩
と、アニオン性スチレン系ポリマーを含有するサイズ剤
組成物からなり、アルキル又はアルケニル置換コハク酸
塩とアニオン性スチレン系ポリマーが固形分重量比で9
0:10〜10:90の割合で含まれることを特徴とす
る製紙用表面サイズ剤組成物。 - 【請求項2】 アニオン性スチレン系ポリマーが、スチ
レン、(メタ)アクリル酸を主要な構成モノマーとする
ものであることを特徴とする請求項1記載の製紙用表面
サイズ剤組成物。 - 【請求項3】 アルキル又はアルケニル置換コハク酸塩
が、8以上の炭素数を有し、2位以上の位置に二重結合
を有する内部オレフィンと無水マレイン酸との付加反応
によって得られる反応生成物及び/又は該反応生成物の
水素添加物のアルカリ金属、アンモニア若しくはアミン
類による塩類であることを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の製紙用表面サイズ剤組成物。
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