JPH0922755A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JPH0922755A
JPH0922755A JP7196068A JP19606895A JPH0922755A JP H0922755 A JPH0922755 A JP H0922755A JP 7196068 A JP7196068 A JP 7196068A JP 19606895 A JP19606895 A JP 19606895A JP H0922755 A JPH0922755 A JP H0922755A
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    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
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    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • H01R9/0518Connection to outer conductor by crimping or by crimping ferrule
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01R13/625Casing or ring with bayonet engagement
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    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6591Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members
    • H01R13/6592Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members the conductive member being a shielded cable

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の長さを短くする。 【構成】 シールド電線Wのシールド層Wbに圧着した
シールドカバー30はコネクタハウジング11M,11
Fに連結されてシールドシェル20M,20Fと接触
し、雄側のシールド層Wbから雌側のシールド層Wbま
での間はシールドカバー30とシールドシェル20M,
20Fによってシールドされる。芯線Waが曲げられた
状態で組み付けられるため、芯線Waを伸ばした状態で
組み付けた場合に比べるとシールドコネクタ全体の長さ
が短くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドコネクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドコネクタとして、図12
に示すものがある。これは、シールド電線1のシールド
層2から延出させた芯線3の先端にターミナル4を接続
し、このターミナル4をコネクタハウジング5内に収容
し、このコネクタハウジング5を導電性のシールドカバ
ー6の一端の筒形部7内に嵌合し、シールドカバー6の
他端をシールド層2に圧着した構造になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるシールドコネク
タにおいては、ターミナル4を1本ずつ後方からコネク
タハウジング5内に挿入するのであるが、2本目以降の
ターミナル4を挿入方向に向けてコネクタハウジング5
の後方に位置させるためには、シールド層2からの芯線
3の延出長さとして少なくともターミナル4の長さ分の
寸法が必要である。このように、シールド層2の端末か
らの芯線3の延出長さが長くなってしまうため、シール
ドコネクタの全体の長さも長くなるという不具合があ
る。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、全体の長さを短くすることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シー
ルド電線の芯線に接続されるターミナルを収容可能なコ
ネクタハウジングと、シールド電線のシールド層からコ
ネクタハウジングに至る領域に亘って設けられるシール
ドカバーを備えてなるものにおいて、芯線の伸張状態に
おけるターミナルの先端がシールド層に圧着されたシー
ルドカバーの先端よりも突出する位置関係となるように
シールドカバーの長さが設定されていると共に、このシ
ールドカバーとコネクタハウジングとには芯線を曲げ変
形させた状態において互いの連結を可能にする係合部が
設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、コネクタハウジングには、その外周を囲むように配
されると共にシールドカバーと接触可能なシールドシェ
ルが装着されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
【作用】請求項1の発明においては、ターミナルをコネ
クタハウジングに収容し、シールド層にシールドカバー
を圧着し、芯線を曲げつつシールドカバーとコネクタハ
ウジングとを係合部で連結することにより組み付けられ
る。請求項2の発明においては、コネクタハウジングに
はシールドシェルが装着されるため、シールドカバーに
はコネクタハウジングを囲むための長さは必要なくな
る。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シールド層か
らコネクタハウジングまでの間で芯線を折り曲げておく
ことができるから、芯線が真っ直ぐ延びた状態のものに
比べると全体の長さを短くすることができる。請求項2
の発明によれば、コネクタハウジングを囲まずに済む分
だけシールドカバーの長さを短くすることができるか
ら、シールドカバーとコネクタハウジングとの係合時の
嵌め合い代が小さくて済み、係合作業が容易となる。
【0009】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明を具体化した一実施例を図1
乃至図11を参照して説明する。本実施例のシールドコ
ネクタは、互いに嵌合可能な雄コネクタ10Mと雌コネ
クタ10Fからなり、各コネクタ10M,10Fは、シ
ールド電線Wの端末に接続したターミナル45を収容可
能なコネクタハウジング11M,11Fと、このコネク
タハウジング11M,11Fの外周に嵌装されるシール
ドシェル20M,20Fと、シールド電線Wとコネクタ
ハウジング11M,11Fとの間をシールド可能なシー
ルドカバー30と、これらの部品を収容可能なホルダ4
0M,40Fとから構成される。
【0010】また、シールド電線Wは、各別に樹脂被覆
を施された複数本の芯線Waと、これらの芯線Waを囲
むように導電性金属細線を筒形網状に編んだシールド層
Wbと、このシールド層Wbを囲むように設けた外被覆
Wcとからなる。このシールド電線Wは、ターミナル4
5M,45Fとの接続のために、外被覆Wcを剥いてシ
ールド層Wbを露出させると共に、そのシールド層Wb
を折り返して芯線Waを露出させた状態に準備されてい
る。
【0011】まず、雄コネクタ10Mについて説明す
る。シールド電線Wの各芯線Waの端末には圧着によっ
て雄ターミナル45Mが接続されるようになっている。
この雄ターミナル45Mはコネクタハウジング11Mに
後方から1本ずつ挿入されるようになっているため、2
本目以降の雄ターミナル45Mを挿入方向に向けてコネ
クタハウジング11Mの後方に位置させる必要がある。
したがって、シールド層Wbの端末からの芯線Waの延
出長さは、雄ターミナル45Mの長さ分の寸法に少しの
余裕分の寸法を併せた長さが確保されている。
【0012】コネクタハウジング11Mは、合成樹脂材
料からなり、図3に示すように、全体として円柱形をな
している。コネクタハウジング11M内にはその前後両
端面に開口する複数のキャビティ12Mが形成されてお
り、各キャビティ12M内には後方の開口から挿入した
雄ターミナル45Mが収容され、その雄ターミナル45
Mの先端のタブ46Mが前方の開口からコネクタハウジ
ング11Mの前方へ突出するようになっている。
【0013】コネクタハウジング11Mの外周には、そ
の後端から前方に向かって一定長さだけ細長く延びるリ
ブ13Mが周方向にほぼ90°の角度間隔を空けて2条
形成されている。これらのリブ13Mは、コネクタハウ
ジング11Mに対して後述するシールドシェル20Mを
位置決めするためのものである。
【0014】コネクタハウジング11Mの外周後端位置
には、径方向へ突出する係合突起(本発明の構成要件で
ある係合部)14Mが上記両リブ13Mに対してほぼ1
80°の角度間隔を空けて2つ形成されている。各係合
突起14Mの突出端には拡径した鍔部15Mが形成され
ている。これらの係合突起14Mは、後述するシールド
カバー30の係合溝33と係合することによりそのシー
ルドカバー30とコネクタハウジング11Mとを連結さ
せるためのものである。
【0015】コネクタハウジング11Mの前端面には、
その周縁部から外周にかけて切欠することにより2つの
位置決め凹部16Mが180°の角度間隔を空けて形成
されている。この位置決め凹部16Mは、後述するホル
ダ40Mに対してコネクタハウジング11Mを周方向に
おいて位置決めするためのものである。
【0016】シールドシェル20Mは、導電性の金属材
料からなり、図4に示すように、全体として円筒形をな
している。シールドシェル20Mの前後方向の長さはコ
ネクタハウジング11Mと同じであり、内径寸法はコネ
クタハウジング11Mの外形寸法と同じとなっている。
かかるシールドシェル20Mはコネクタハウジング11
Mに対してその前方から嵌め込むことによって嵌装され
る。
【0017】このシールドシェル20Mには、その後端
縁における上記リブ13Mと整合する2位置から前方へ
向かって切欠することによりガイド溝21Mが形成され
ており、このガイド溝21Mにはシールドシェル20M
がコネクタハウジング11Mに嵌装された状態において
リブ13Mに嵌合される。シールドシェル20Mとコネ
クタハウジング11Mとがその前後両端同士を合致させ
る正規嵌合状態になると、リブ13Mの前端にガイド溝
21Mの奥端が突き当たり、もって、シールドシェル2
0Mの正規位置よりも後方への移動が規制される。ま
た、ガイド溝21Mに前方へ向かって次第に幅が狭まる
ように形成した抜止部22Mがリブ13Mの側面に食い
込むことにより、シールドシェル20Mの前方への抜け
が規制されるようになっている。
【0018】シールドシェル20Mの後端には、上記係
合突起14Mと整合する2位置から前方へ僅かに切欠す
ることにより逃がし溝23Mが形成されている。この逃
がし溝23Mには、シールドシェル20Mをコネクタハ
ウジング11Mに正規嵌合した状態において係合突起1
4Mが入り込むようになっている。
【0019】シールドシェル20Mの前端縁には、その
90°の角度間隔を空けた4位置から前方へ突出する接
触用突部24Mが形成されている。これらの接触用突部
24Mは、後述する雌コネクタ10Fのシールドシェル
20Mと電気的導通可能に接触するためのものである。
【0020】シールドカバー30は、導電性の金属板材
を曲げ成形してなり、図5に示すように、半円筒形の本
体部31とこの本体部31の後方に連続して設けた圧着
部32とを備えている。本体部31は、その内周がシー
ルドシェル20Mの外周に密着可能な径寸法を有する。
また、本体部31の前後方向の長さ寸法は、シールドカ
バー30をシールド電線Wに圧着すると共に芯線Waを
真っ直ぐ伸ばした状態において雄ターミナル45Mが本
体部31の前方へ完全に突き出すように設定されてい
る。
【0021】本体部31には、その前端縁における上記
コネクタハウジング11Mの係合突起14Mと整合する
2位置から後方に向かって延びる係合溝(本発明の構成
要件である係合部)33が形成されている。この係合溝
33は、本体部31の後端縁から後方へ向かって真っ直
ぐに延びる導入部33aと、この導入部33aの後端か
ら向きを変えて周方向に延びる転向部33bと、この転
向部33bの奥端から導入部33a側へ斜め前方に鋭角
に屈曲して僅かに延びる保持部33cとから構成され
る。
【0022】圧着部32は、本体部31の後端から内周
側へ突出する屈曲部32aと、この屈曲部32aの先端
から後方へ延びるバレル部32bとからなる。バレル部
32bにはシールド電線Wのシールド層Wbが包まれる
ように圧着され、もって、シールド層Wbとシールドカ
バー30とが電気的導通可能に接続されるようになって
いる。また、圧着状態においては、シールド電線Wがシ
ールドカバー30に対してほぼ同心に配置されるように
なる。尚、このシールドカバー30は雄コネクタ10M
だけに用いられるものではなくて雌コネクタ10Fにも
用いられる共通部品となっている。
【0023】ホルダ40Mは、全体として筒形をなし、
図1に示すように、その内部には上記コネクタハウジン
グ11M、シールドシェル20M、シールドカバー30
及びシールド電線Wの端末部を組み付けたものが後方か
ら挿入されて収容されるようになっている。ホルダ40
Mの前端内周には、コネクタハウジング11Mの位置決
め凹部16Mと嵌合可能な位置決め突部(図示せず)が
形成されており、この位置決め突部と位置決め凹部16
Mの嵌合によりコネクタハウジング11Mがホルダ40
に対して周方向において位置決めされる。また、コネク
タハウジング11Mの抜けはホルダ40Mの内周形成し
たランス41Mによって規制されるようになっている。
【0024】ホルダ40Mには、その前方へ突出する嵌
合筒部42Mが形成されており、この嵌合筒部42Mに
は雌側のホルダ40Fが嵌合されるようになっている。
さらに、この嵌合筒部42Mには、雌側のホルダ40F
のロックアーム43Fと係合することにより両ホルダ4
0M,40Fを嵌合状態に保持可能なロック孔43Mが
形成されている。
【0025】次に、雌コネクタ10Fについて説明す
る。この雌コネクタ10Fの一部は上記雄コネクタ10
Mと同様の構成になるため、同様の構成部分について
は、上記雄コネクタ10Mに付した符号中の数字部分を
共通にすると共にアルファベット部分の「M」を「F」
に替えた符号を付し、説明は省略する。また、シールド
カバー30については、雄コネクタ10Mと共通である
ため、同一符号を付して説明は省略する。
【0026】以下、雄コネクタ10Mとは異なる構成に
ついて説明する。図8に示すように、コネクタハウジン
グ11Fの前端部外周には、雄側の接触用突部24Mと
整合する4つの逃がし凹部17Fが形成されている。そ
して、図9に示すように、シールドシェル20Fの前端
部には、雄側の接触用突部24Mに相当するものに替え
て、接触用凹部24Fが形成されている。この接触用凹
部24Fは、コネクタハウジング11Fの逃がし凹部1
7Fに嵌合されると共に、雄側の接触用突部24Mと電
気的導通可能状態に嵌合可能となっている。図1に示す
ように、ホルダ40Fには、雄側のホルダ40Mの嵌合
筒部42Mに相当するものは設けられておらず、前端部
が嵌合筒部42Mに嵌入されてそのロック孔43Mにロ
ックアーム43Fの突起44Fを係合させることによ
り、嵌合状態に保持されるようになっている。
【0027】次に、本実施例のシールドコネクタの組付
け構造について説明する。まず、雄コネクタ10Mの組
付けについて説明すると、図6に示すように、シールド
電線Wの各芯線Waへの雄ターミナル45Mの圧着と、
シールドカバー30のシールド層Wbへの圧着と、各雄
ターミナル45Mのコネクタハウジング11Mへの挿入
と、シールドシェル20Mのコネクタハウジング11M
への嵌装とを行う。尚、これらの工程の順序について
は、雄ターミナル45Mを芯線Waに圧着した後にコネ
クタハウジング11Mに挿入すること以外は、任意に設
定することが可能である。
【0028】このように組み付けて芯線Waを真っ直ぐ
に伸ばした状態においては、雄ターミナル45Mがシー
ルドカバー30の前端よりも前方へ突出した位置にあ
り、シールドカバー30の前端とコネクタハウジング1
1Mの後端との間に間隔が空いている。この状態からシ
ールドカバー30をコネクタハウジング11Mに対して
相対的に接近させ、シールドカバー30の本体部31を
シールドシェル20Mの外周に密着させると共に係合溝
33に係合突起14Mを嵌入させる。そして、係合突起
14Mが係合溝33の導入部33aの奥端に当たるまで
シールドカバー30をコネクタハウジング11Mに対し
て前方へ移動させた後、係合突起14Mが係合溝33の
転向部33bの端部に当たるまでシールドカバー30を
回転させ、最後にシールドカバー30を戻り方向へ回転
させつつ後方へ引っ張る。これにより、係合突起14M
が係合溝33の最奥端の保持部33cに係合されること
になり、この状態でシールドカバー30が後方へ引っ張
られてもコネクタハウジング11Mから抜けることはな
い(図7を参照)。
【0029】上記の組付け工程においては、シールドカ
バー30をコネクタハウジング11Mに接近させるのに
伴って芯線Waが曲げられ、この芯線Waの復元力によ
ってシールドカバー30がコネクタハウジング11Mに
対して後方へ離間する方向の力を受けることになる。こ
の離間方向の力により、上記係合突起14Mは係合溝3
3からの抜けを規制された状態に確実に保持され、もっ
て、コネクタハウジング11M、シールドシェル20
M、シールドカバー30及びシールド電線Wの端末が一
体に組み付けられる。
【0030】この組付け状態においては、シールドカバ
ー30がシールドシェル20Mに電気的導通可能に接触
し、シールド層Wbの端末からコネクタハウジング11
Mの前端に至る領域はこのシールドカバー30とシール
ドシェル20Mとによってシールドされる。尚、雄ター
ミナル45Mの先端のタブ46Mはコネクタハウジング
11Mの前方に突出しているが、このタブ46Mは後述
する雌ターミナル45F内に嵌入することにより雌側の
シールドシェル20Fによってシールドされるようにな
る。
【0031】また、シールド層Wbの端末からコネクタ
ハウジング11Mの後端までの前後方向の長さ寸法につ
いてみると、上述したように芯線Waの延出寸法は最短
でも雄ターミナル45Mの長さ分の寸法が必要であるこ
とからかなり長く確保されており、シールドカバー30
をコネクタハウジング11Mに組み付ける前の状態で
は、図6に示すように、この長い芯線Waの延出寸法が
ほぼそのままシールド層Wbとコネクタハウジング11
Mとの間の寸法Lとなっている。これに対し、図7に示
す組付け状態では芯線Waが曲げられているため、上記
芯線Waの延出長さよりも短い寸法Sになっている。
【0032】このように一体に組み付けたものは、ホル
ダ40M内に収容されて所定の姿勢に位置決めされる。
そして、予めシールド電線Wを貫通させておいた防水用
のゴム栓50と押さえリング51とをホルダ40Mの後
端部に嵌装する。以上により、雄コネクタ10Mの組付
けが完了する。
【0033】一方、雌コネクタ10Fについても組付け
が行われる。この雌コネクタ10Fの組付けは上記雄コ
ネクタ10Mの組付けと同じ要領で行われるため、図1
0及び図11において図示することとし、説明は省略す
る。また、雄コネクタ10Mと同じ理由により、組付け
状態におけるシールド層Wbとコネクタハウジング11
Mとの間の寸法Sが、組付け前の寸法Lよりも短い寸法
となっている。
【0034】上述のようにして夫々組み付けた雄コネク
タ10Mと雌コネクタ10Fとを嵌合させる(図1を参
照)。この状態では、雄ターミナル45Mと雌ターミナ
ル45Fとが嵌合して電気的導通可能に接続されると共
に、雄側のシールドシェル20Mの接触突部24Mと雌
側のシールドシェル20Mの接触凹部24Fとが嵌合し
て接触することにより双方のシールドシェル20M,2
4F同士が電気的導通可能に接続される。これにより、
雄側のシールド層Wbから雌側のシールド層Wbに亘る
全領域がシールドカバー30とシールドシェル20M,
20Fによってシールドされることになる。
【0035】上述のように、本実施例のシールドコネク
タは、芯線Waを曲げた状態で組み付けるようになって
いるから、組付け状態におけるシールド層Wbとコネク
タハウジング11Mとの間の間隔Sを芯線Waのシール
ド層Wbからの延出長さよりも短い寸法にすることがで
き、芯線Waを伸ばした状態で組み付けていた従来のシ
ールドコネクタに比べると前後方向の長さが短くなって
小型化されている。
【0036】また、本実施例では、雄側と雌側の両シー
ルド層Wb,Wb間のシールド領域のうちのコネクタハ
ウジング11M,11Fの部分をシールドシェル20
M,20Fによってシールドするようになっている。こ
れに対して、シールドシェル20M,20Fを用いずに
シールドカバー30だけでコネクタハウジング11M,
11Fをシールドしようとすると、シールドカバー30
の長さが長くなり、これに伴って芯線Waのシールド層
Wbからの延出長さも長くなってしまうことになる。し
たがって、本実施例のようにコネクタハウジング11
M,11Fをシールドシェル20M,20Fでシールド
する構成にすると、芯線Waの延出長さを短くすること
ができる。
【0037】尚、本実施例では、シールドカバー30の
本体部31が半円筒形をなしているために、シールド層
Wbとシールドシェル20M,20Fとの間においては
芯線Waに対して図1の上側からのシールドがされない
状態となっているが、シールド層Wbとシールドシェル
20M,20Fとの間隔Sは芯線Waの曲げによって狭
くなっているため、シールド効果が大きく低減する虞は
ない。
【0038】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0039】(1)上記実施例では、シールド層Wbと
シールドシェル20M,20Fとの間に配されるシール
ドカバー30の本体部31が半円筒形をなしている場合
について説明したが、芯線Waを全周に亘って囲むよう
な円筒形としてもよい。
【0040】(2)上記実施例では、コネクタハウジン
グ11M,11Fにシールドシェル20M,20Fを装
着した場合について説明したが、本発明によれば、コネ
クタハウジング11Mにシールドシェル20Mを装着せ
ず、シールドカバーの寸法を長くしてそのシールドカバ
ーでコネクタハウジング11M,11Fを囲むようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の組付け状態を示す断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】雄側のコネクタハウジングの斜視図
【図4】雄側のシールドシェルの斜視図
【図5】シールドカバーの斜視図
【図6】雄コネクタの組付け途中の状態を示す一部切欠
側面図
【図7】雄コネクタの組付けが一部完了した状態を示す
一部切欠側面図
【図8】雌側のコネクタハウジングの斜視図
【図9】雌側のシールドシェルの斜視図
【図10】雌コネクタの組付け途中の状態を示す一部切
欠側面図
【図11】雌コネクタの組付けが一部完了した状態を示
す一部切欠側面図
【図12】従来例の断面図
【符号の説明】
11M,11F…コネクタハウジング 14M,14F…係合突起(係合部) 20M,20F…シールドシェル 30…シールドカバー 33…係合溝(係合部) 45M…雄ターミナル 45F…雌ターミナル W…シールド電線 Wa…芯線 Wb…シールド層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド電線の芯線に接続されるターミ
    ナルを収容可能なコネクタハウジングと、前記シールド
    電線のシールド層から前記コネクタハウジングに至る領
    域に亘って設けられるシールドカバーを備えてなるもの
    において、 前記芯線の伸張状態における前記ターミナルの先端が前
    記シールド層に圧着された前記シールドカバーの先端よ
    りも突出する位置関係となるように前記シールドカバー
    の長さが設定されていると共に、このシールドカバーと
    前記コネクタハウジングとには前記芯線を曲げ変形させ
    た状態において互いの連結を可能にする係合部が設けら
    れていることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 コネクタハウジングには、その外周を囲
    むように配されると共にシールドカバーと接触可能なシ
    ールドシェルが装着されていることを特徴とする請求項
    1記載のシールドコネクタ。
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