JPH09226255A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH09226255A
JPH09226255A JP8065444A JP6544496A JPH09226255A JP H09226255 A JPH09226255 A JP H09226255A JP 8065444 A JP8065444 A JP 8065444A JP 6544496 A JP6544496 A JP 6544496A JP H09226255 A JPH09226255 A JP H09226255A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字の前後或いは印字中に熱転写シートと被
転写材との組み合わせに、異常な圧力や衝撃が加えられ
ても、印字部の周辺やその他の部分の被転写材に地汚れ
が発生しない共巻熱転写シートを提供すること。 【解決手段】 基材フイルムの一方の面に熱溶融性イン
キ層を形成してなる熱転写シートと被転写材とを接着剤
層によって剥離可能に接着してなる熱転写シートにおい
て、上記接着材層が接している被転写材の表面層が、顔
料100重量部とバインダー3〜15重量部との割合か
らなる顔料層であることを特徴とする熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写シートに関
し、更に詳しくは熱転写シートと被転写材とが予め仮接
着されており、被転写材に対する地汚れが改善された新
規な共巻熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピューターやワードプロセッ
サーの出力プリントを熱転写方式によって印字する場合
には、基材フイルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設
けた熱転写シートが使用されている。この従来の熱転写
シートは、基材フイルムとして厚さ10〜20μmのコ
ンデンサ紙やパラフィン紙のような紙或いは厚さ3〜2
0μmのポリエステルやセロファンのようなプラスチッ
クのフイルムを用い、ワックスに顔料や染料等の着色剤
を混合した熱溶融性インキ層をコーティングにより設け
て製造したものである。
【0003】これらの従来の熱転写シートを用いて被転
写紙に印字する場合には、熱転写シートを巻いたロール
から熱転写シートを供給し、一方、連続又は枚葉の被転
写材を供給し、両者をプラテン上で重ね、この状態で熱
転写シートの背面からサーマルヘッドで熱を印加し、イ
ンキ層を溶融転写させて所望の画像を形成している。し
かしながら、これらの熱転写シートを、例えば、従来の
感熱発色紙を用いた大型のプロッターに転用しようとす
る場合、上記プロッターでは熱転写シートの搬送装置が
無く転用不能である。上記の如き問題を解決する方法と
して、熱転写シートと被転写材とを予め仮接着してロー
ル状に巻いておくことにより、プロッター等に適応させ
たり、又、装置を簡便化及び小型化する方法が考案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記共巻熱転写シートの被転写材として大サイズの枚葉紙
或いはロール紙を使用する場合、共巻熱転写シート自体
のサイズや重量増加によって、印字の前後或いは印字
中、或いは保存下において熱転写シートと被転写材の組
み合わせに加えられる圧力や衝撃によって、印字部の周
辺やその他の部分に熱転写シートのインキ層が一部転写
され、被転写材に地汚れが発生するという問題がある。
【0005】これらの問題は共巻熱転写シートの取扱工
程が多くなるほど顕著になり、又、該共巻熱転写シート
の保存中に環境温度が高くなると、仮接着剤層の接着力
が大となるので上記問題が一層顕著になり、保存性にも
不安があるという問題が発生した。従って本発明の目的
は、上記問題を解決し、印字の前後或いは印字中或いは
保存下に熱転写シートと被転写材との組み合わせに、異
常な圧力や衝撃が加えられても、印字部の周辺やその他
の部分の被転写材に地汚れが発生しない共巻熱転写シー
トを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材フイルムの
一方の面に熱溶融性インキ層を形成してなる熱転写シー
トと被転写材とを接着剤層によって剥離可能に接着して
なる熱転写シートにおいて、上記接着材層が接している
被転写材の表面層が、顔料100重量部とバインダー3
〜15重量部との割合からなる顔料層であることを特徴
とする熱転写シートである。
【0007】共巻熱転写シートにおいて、仮接着材層が
接している被転写材の表面層を、顔料100重量部とバ
インダー3〜15重量部との割合からなる顔料層として
形成しておくことによって、印字の前後或いは印字中に
共巻熱転写シートに異常な圧力や衝撃が加えられても、
図2に示すように上記顔料層はその凝集力が小さいの
で、その部分(B”)は、印字後に熱転写シートを剥離
した場合、一部は仮接着剤層側に剥離されるので、印字
部の周辺やその他の部分の被転写材に地汚れが発生しな
い共巻熱転写シートが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に好ましい発明の実施の形態を
挙げて本発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シ
ートの好ましい1例の断面図を図1に示す。本発明の熱
転写シートは、図示の通り熱転写シートAと被転写材B
とが接着剤層Cによって剥離可能に接着してなる熱転写
シートであり、上記接着材層が接している被転写材の表
面層B’が、顔料100重量部とバインダー3〜15重
量部との割合からなる顔料層であることを特徴としてい
る。上記熱転写シートAは、図示のように基材フイルム
1上に顔料と粒状のバインダーとからなる熱溶融性イン
キ層2が形成され、必要に応じて基材フイルム1とイン
キ層2との間にはワックス層3が、そして背面にはスリ
ップ層4が形成されている。
【0009】本発明の熱転写シートで用いられる基材フ
イルムとしては、従来の熱転写シートに使用されている
と同じ基材フイルムがそのまま用いることができると共
に、その他のものも使用することができ、特に制限され
ない。好ましい基材フイルムの具体例としては、例え
ば、ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカ
ーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩
化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩
化ゴム、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー
紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これ
らを複合した基材フイルムであってもよい。この基材フ
イルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適切になるよ
うに材料に応じて適宜変更することができるが、その厚
さは、好ましくは、例えば、2〜25μmである。
【0010】上記基材フイルム上に設ける熱溶融性イン
キ層は、顔料と粒状のバインダーとからなり、更に必要
に応じて種々の添加剤を加えたものでもよい。顔料は、
ブラック単色印字用には勿論カーボンブラックが好まし
く、多色印字用にはシアン、マゼンタ、イエロー等の有
彩色顔料を使用する。これらの顔料の使用量はインキ層
中で約5〜70重量%を占める割合が一般的に好まし
い。
【0011】バインダーとしては、ワックスを主成分と
し、その他ワックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース
及びゴムの誘導体等との混合物が用いられる。ワックス
の代表例としては、マイクロクリスタリンワックス、カ
ルナバワックス、パラフィンワックス等がある。更に、
フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエ
チレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛
ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペト
ロラクタム、ポリエステルワックス、一部変性ワック
ス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等種々のワックスが
用いられる。本発明では更に上記ワックス中に比較的低
融点の熱可塑性樹脂を混合して、インキの被転写材に対
する接着性を向上させることができる。
【0012】基材フイルム上に熱溶融インキ層を形成す
る方法としては、上記のワックスを主体とするバインダ
ーをアルコール等を含でもよい水性媒体中に乳化又は分
散させたエマルジョンと、顔料の水性分散体を混合した
エマルジョンインキを塗工して、エマルジョン粒子が形
状を保持し得る温度で乾燥して形成する方法が挙げられ
る。バインダーとしてはワックスに加えて熱可塑性樹脂
を併用することが好ましく、この熱可塑性樹脂も同様に
水性媒体中のエマルジョンとして使用することが好まし
い。熱可塑性樹脂はワックス100重量部当たり10〜
100重量部の割合で使用することが好ましい。又、上
記熱溶融性インキ層は、以上の如きワックス、熱可塑性
樹脂、及び顔料を加熱下で溶融混練してインキを調製
し、該インキを基材フイルム上に塗工するホットメルト
法でも形成可能である。このようにして形成するインキ
層は通常は2〜20μm程度の厚みに形成することが好
ましい。
【0013】又、上記のインキ層の形成に際しては、基
材フイルム面に予めワックスからなる透明層を形成して
おき、転写後に転写画像が表面層を有するようにするこ
ともできる。かかるワックス層も前記の如きワックスの
エマルジョンから形成し、同様にエマルジョン粒子が残
った状態のワックス層とすることが好ましい。かかるワ
ックス層は一般的には0.1〜5μm程度の厚みであ
る。又、帯電防止及び隠蔽性向上を目的として、基材フ
イルム上にマット層を形成してもよい。該マット層は、
例えば、バインダー樹脂に黒色顔料(一般的には、カー
ボンブラック)を分散した組成物を用いて形成すること
ができる。
【0014】本発明において、被転写材Bとして使用さ
れるものは、熱転写シートの仮接着剤層に面する表面層
が、顔料100重量部とバインダー3〜15重量部との
割合からなる顔料層を有するものであれば、いずれの被
転写材でもよく特に限定されない。又、これらの被転写
材のサイズはA版、B版等の枚葉紙でもよいが、好まし
くは任意の幅の連続シートである。
【0015】被転写材の基材表面に上記の如き顔料層を
形成するには、紙用の顔料(填料)、例えば、カオリ
ン、炭酸カルシウム、サチンホワイト、二酸化チタン、
水酸化アルミニウム等の白色顔料を、SBR、NBR、
澱粉等のバインダーを含むラテックスやバインダー溶液
中に分散させた塗工液を紙基材表面に塗工及び乾燥させ
て行なう。この際、使用する顔料とバインダーとの固形
分比が重要であって、バインダーの使用量が顔料100
重量部当たり3〜15重量部の範囲とする。尚、上記塗
工液中には、その他紙塗工技術において公知である添加
剤を含有し得ることは当然である。
【0016】バインダーの使用量が少なすぎると、顔料
層は破壊・剥離して粉落ちの問題が発生し、一方、バイ
ンダーの使用量が多すぎると、形成される顔料層の凝集
力が大きくなり過ぎ、本発明の効果が得られない。又、
好ましい顔料層の塗工量は固形分で5〜30g/cm2
の範囲である。塗工後に、印字性の向上を目的として、
カレンダー処理を行ってもよい。使用する紙基材として
は、例えば、硫酸紙、プラスチックフイルム、合成紙等
でもよいが、好ましくは普通紙、上質紙、PPC用紙等
の如く紙基材であるが、アート紙、軽量コート紙、コー
ト紙、キャストコート紙、微塗工紙等の塗工紙であって
もよい。
【0017】前記熱転写シートAと前記被転写材Bとを
仮接着させる接着剤層Cは従来公知のいずれの接着剤で
もよいが、好ましい接着剤はガラス転移温度の低い粘着
性樹脂又は接着粒子とワックスとからなる。ガラス転移
温度の低い粘着性樹脂は一般にアクリル系が用いられ
る。接着粒子としてはEVA粒子、アイオノマー粒子等
が用いられる。かかる接着層の接着力(g)は、25m
m(幅)×55mm(長さ)のサンプルを切り取り、表
面性摩擦測定機(HEIDON-14、新東科学製)にて1,80
0mm/min.の引っ張り速度で測定した際に300
〜2,000gの範囲が好ましい。
【0018】接着力が上記範囲未満である場合には、熱
転写シートと被転写材の顔料層との接着力が低過ぎ、両
者が剥離し易く、印字時に熱転写シートがその幅方向に
おいて皺が発生し易い。又、接着力が上記範囲を越える
と、接着力は十分であるが、非印字部においてもインキ
層が被転写材に転写され易く、被転写材の汚染(地汚
れ)が発生する。又、接着力が高すぎると、印字後の熱
転写シートを剥す作業も行いにくい。
【0019】以上の成分からなる接着剤層Cは、被転写
材Bの表面に設けてもよいが、この場合には印字物に粘
着性が残るため、熱転写シートのインキ層2の表面に設
けることが好ましく、この場合、粘着性樹脂又は接着性
樹脂を水性のエマルジョンとして使用するのでインキ層
を損なうこともなく好ましい。エマルジョンの塗工方法
や乾燥方法は特に限定されない。上記接着剤層は、0.
1〜10μm(固形分塗工量として0.05〜5g/m
2)の厚みが好ましい。熱転写シートAと被転写材Bと
の接着は、好ましくは熱転写シートのインキ層の表面に
接着剤層を形成しつつ連続的に被転写材を接着し、これ
をロール状に巻き取ることによって行われ、巻き取る際
には被転写材を外側にしても、熱転写シートを外側にし
てもよく、更にこれらを枚葉に裁断したものであっても
よい。
【0020】以上は本発明の共巻熱転写シートの基本的
構成であるが、勿論、図1に示すように熱転写シートの
背面にサーマルヘッドの粘着を防止し且つ滑り性を良く
するスリップ層4を設けたり、基材フイルムとインキ層
との間に、転写後表面層となるワックス層やマット層3
を設けることにより印字を艶消しにする、インキ層をブ
ラック以外の他の色相にする等、熱転写シート分野で周
知の技術はいずれも本発明の熱転写シートに付加するこ
とができる。以上の本発明の熱転写シートを、例えば、
大型プロッターにセットし、第2図に矢印で示すように
搬送し、サーマルヘッド5で印字後被転写材Bを剥離す
ることによって被転写材B上に所望の画像6が形成され
る。
【0021】図3及び図4は、本発明の共巻熱転写シー
トの作用を説明する図である。図において、印字の前後
或いは印字中に意図しない力(衝撃力)が共巻熱転写シ
ートに負荷された場合、図3に示すように仮接着層とイ
ンク層の一部とが被転写材に転写され、被転写材に地汚
れが発生する。ところが、本発明の場合には、図4に示
すように、衝撃力が負荷された部分では、印字後に熱転
写シートを剥離すると、顔料層B’が凝集力が低い層で
あるので、顔料層が凝集破壊され、一部の顔料層B”が
仮接着層側に剥ぎ取られる。その結果、被転写材には地
汚れが発生しない。この説明は本発明者の推論であって
本発明において地汚れが防止される正確な機構は不明で
ある。
【0022】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特
に断りのない限り重量基準である。 実施例1 カオリン 95部 炭酸カルシウム 5部 SBR 7部 澱粉 1部 固形分40%のSBRラテックス(SBRの水分散液)
に、澱粉、カオリン、炭酸カルシウム、及び水を固形分
で上記配合になるように混合及び分散させ、固形分60
%の塗工液を作製し、基材としての上質紙(秤量64g
/m2)の一方の表面に固形分塗工量として15g/m2
の割合でブレードコーターで塗工及び乾燥させて顔料層
を形成させた。
【0023】比較例1 クレー 70部 炭酸カルシウム 30部 SBR 15部 澱粉 2部 固形分40%のSBRラテックス(SBRの水分散液)
に、澱粉、クレー、炭酸カルシウム、及び水を固形分で
上記配合になるように混合及び分散させ、固形分60%
の塗工液を作製し、基材としての上質紙(秤量64g/
2)の一方の表面に固形分塗工量として15g/m2
割合でブレードコーターで塗工及び乾燥させて顔料層を
形成させた。
【0024】実施例2 裏面にスリップ層が設けられている厚さ4.5μmのポ
リエチレンテレフタレートフイルムを基材フイルムと
し、その一方の面に下記のマット層用組成物を乾燥重量
で0.5g/m2になるようにマット層を形成し、更に
その表面に下記のインキ組成物を固形分で4g/m2
なる割合で塗工し、60〜70℃で乾燥してインキ層を
形成した。マット層用組成物 カーボンブラック 20部 ポリエステル樹脂 15部 MEK 30部 トルエン 35部インキ組成物 カルナバワックスエマルジョン(固形分40%) 50部 エチレン/酢酸ビニル共重合体エマルジョン(固形分40%) 30部 カーボンブラック水性分散体(固形分40%) 20部 更に上記インキ層上に下記組成の仮接着剤をグラビアコ
ート法で、乾燥時の塗工量が0.5g/m2となる割合
で塗工後、実施例1の被転写材の顔料層面と対向させて
ニップ温度50℃、ニップ圧5Kg/cm2で貼り合
せ、本発明の熱転写シートを得た。
【0025】仮接着剤組成 アクリル系粘着性樹脂ディスパージョン(固形分40%、ガラス転移温度−58 ℃) 10部 カルナバワックス水系ディスパージョン(固形分40%、融点83℃)15部 水 10部 イソプロパノール 20部
【0026】比較例2 実施例2における被転写材として比較例の被転写材を使
用した以外は実施例2と同様にして比較例の熱転写シー
トを得た。 実施例3 実施例2における被転写材として、実施例1における顔
料層の顔料/バインダーの比を100/12にした被転
写材を使用した以外が実施例2と同様にして本発明の熱
転写シートを得た。
【0027】実施例4 実施例2における被転写材として、実施例1における顔
料層の顔料/バインダーの比を100/5にした被転写
材を使用した以外が実施例2と同様にして本発明の熱転
写シートを得た。 比較例3 実施例2における被転写材として、実施例1における顔
料層の顔料/バインダーの比を100/20にした被転
写材を使用した以外が実施例2と同様にして比較例の熱
転写シートを得た。
【0028】比較例4 実施例2における被転写材として、顔料層を形成しなか
った被転写材を使用した以外が実施例2と同様にして比
較例の熱転写シートを得た。上記実施例及び比較例の熱
転写シートを40℃、85%で1週間保存後に、剥離力
0.5g/25mmの180°で剥離した場合の被転写
材の表面を観察して下記表1の結果を得た。
【0029】
【表1】
【0030】
【効果】以上の如き本発明によれば、共巻熱転写シート
において、仮接着材層が接している被転写材の表面層
を、顔料100重量部とバインダー3〜15重量部との
割合からなる顔料層として形成しておくことによって、
印字の前後或いは印字中に共巻熱転写シートに異常な圧
力や衝撃が加えられても、印字後に熱転写シートを剥離
した場合、印字部の周辺やその他の部分の被転写材に地
汚れが発生しない共巻熱転写シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートの断面を図解的に説明す
る図。
【図2】本発明の熱転写シートの断面を図解的に説明す
る図。
【図3】本発明の熱転写シート作用を説明する図。
【図4】本発明の熱転写シート作用を説明する図。
【符号の説明】
A:熱転写シート B:被転写材 B’:顔料層 C:接着剤層 1:基材フイルム 2:インキ層 3:ワックス層 4:スリップ層 5:サーマルヘッド 6:画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フイルムの一方の面に熱溶融性イン
    キ層を形成してなる熱転写シートと被転写材とを接着剤
    層によって剥離可能に接着してなる熱転写シートにおい
    て、上記接着材層が接している被転写材の表面層が、顔
    料100重量部とバインダー3〜15重量部との割合か
    らなる顔料層を有することを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 顔料層の塗工量が固形分で5〜30g/
    2である請求項1に記載の熱転写シート。
  3. 【請求項3】 熱転写シートと被転写材との180°剥
    離力が0.01〜10g/25mmである請求項1に記
    載の熱転写シート。
  4. 【請求項4】 基材フイルムの一方の面に熱溶融性イン
    キ層を形成してなる熱転写シートと被転写材とを接着剤
    層によって剥離可能に接着してなる熱転写シートにおい
    て、被転写材の表面層が顔料とバインダーとからなり、
    該表面層が、熱転写シートの剥離時に一部凝集破壊する
    ように形成されていることを特徴とする熱転写シート。
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