JP2919577B2 - 複合熱転写シート - Google Patents

複合熱転写シート

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合熱転写シートに関し、更に詳しくは熱転
写シートと紙等の被転写材とが予め仮接着されている新
規な複合熱転写シートに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出力プ
リントを熱転写方式によって印字する場合には、基材フ
イルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写シ
ートが使用されている。
この従来の熱転写シートは、基材フイルムとして厚さ
10〜20μmのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な紙或い
は厚さ3〜20μmのポリエステルやセロファンの様なプ
ラスチックのフイルムを用い、ワックスに顔料や染料等
の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーティングに
より設けて製造したものである。
これらの従来の熱転写シートを用いて被転写紙に印字
する場合には、熱転写シートを巻いたロールから熱転写
シートを供給し、一方、連続又は枚葉の被転写材を供給
し、両者をプラテン上で重ねこの状態で熱転写シートの
背面からサーマルヘッドで熱を印加し、インキ層を溶融
転写させて所望の画像を形成している。
しかしながら、これらの熱転写シートを、例えば、従
来の感熱発色紙を用いたファクシミリプリンターに転用
しようとしても、上記ファクシミリプリンターでは、記
録紙自体が熱発色する為、被転写材の搬送装置が無く転
用不能であり、この様な問題は大型のプロッター等、特
殊のプリンターにおいても同様である。
上記の如き問題を解決する方法として、熱転写シート
と被転写材とを予め仮接着してロール状に巻いておくか
又は枚葉型にしておくことにより、ファクシミリプリン
ター等に適応させたり、又、装置を簡便化及び小型化す
る方法が考案されている。
この様な複合熱転写シートの場合には、採用する被転
写材の表面状態によって印字品質が左右される場合があ
る。即ち、表面処理されていない普通紙等では目が粗い
為、印字に白抜け、ボイド等が発生し、印字品質が低下
したり、又、表面が平滑すぎたり、接着性が劣る場合に
は逆にインキ層の転写が阻害されるという問題がある。
従って、採用する被転写材の種類に関わらず、高品位印
字が可能な複合熱転写シートが要求されている。
又、上記複合熱転写シートの場合には、熱転写シート
と紙とがしっかりと粘着して熱転写シートに皺やズレが
発生せず、しかも熱転写後には両者が容易に剥離し、転
写領域はインキ層が紙に正確に転写し、且つ非転写領域
では全く転写せずに紙を汚染しないという性能が要求さ
れる。これに対して従来の複合熱転写シートの場合には
この様な要求に十分満足出来るものはなかった。
従って本発明の目的は、上記問題を解決し、インキ層
の転写性、熱転写シートと被転写材との接着性及び剥離
性の両方に優れ、印字画像の解像性及び地汚れのない複
合熱転写シートを提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材フイルムの一方の面に熱溶融性
インキ層を形成してなる熱転写シートと被転写材とを接
着剤層によって剥離可能に接着してなる複合熱転写シー
トにおいて、上記インキ層の表面に表面層を設けたこと
を特徴とする複合熱転写シートである。
(作用) インキ層の表面に表面層を形成しておくことによっ
て、被転写材の材質にも関わらず良好な印字が可能とな
る。
又、好ましい実施態様では接着層を特定の構成とする
ことによって、熱転写シートと紙とがしっかりと粘着し
て皺やズレが発生せずに搬送性が良好であり、しかも熱
転写後には両者が容易に剥離し、転写領域ではインキ層
が紙に正確に転写し、且つ非転写領域は全く転写せず、
紙を汚染しない複合熱転写シートが提供される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明に更に詳しく説明
する。
本発明の複合熱転写シートの好ましい1例の断面図を
第1図に示す。
本発明の複合熱転写シートは、図示の通り熱転写シー
トAと被転写材Bとが接着剤層Cによって剥離可能に接
着してなる複合熱転写シートであって、上記インキ層の
表面に表面層Dを形成したことを特徴としている。
本発明の複合熱転写シートで用いられる基材フイルム
としては、従来の熱転写シートに使用されていると同じ
基材フイルムがそのまま用いることが出来ると共に、そ
の他のものも使用することが出来、特に制限されない。
好ましい基材フイルムの具体例としては、例えば、ポ
リエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネ
ート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー紙、
パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これらを
複合した基材フイルムであってもよい。
この基材フイルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が
適切になる様に材料に応じて適宜変更することが出来る
が、その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25μmであ
る。
上記基材フイルム上に設ける熱溶融性インキ層は、着
色剤とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々の添
加剤を加えたものでもよい。
この着色剤としては、有機又は無機の顔料若しくは染
料のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例
えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変
褪色しないものが好ましい。
ブラック単色印字用には勿論カーボンブラックが好ま
しく、多色印字用にはシアン、マゼンタ、イエロー等の
有彩色着色剤を使用する。これらの着色剤は使用量はイ
ンキ層中で約5〜70重量%を占める割合が一般的に好ま
しい。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワ
ックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘
導体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワ
ックス、カルナバワックス、パラフィンワックス等があ
る。更に、フィッシャートロプッシュワックス、各種低
分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボ
タロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワ
ックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、一部
変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等種々の
ワックスが用いられる。本発明では更に上記ワックス中
に比較的低融点の熱可塑性樹脂を混合して、インキの被
転写材に対する接着性を向上させることが出来る。
基材フイルム上に熱溶融インキ層を形成する方法とし
ては、ホットメルトコートの外、ホットラッカーコー
ト、グラビアコート、グラビアリバースコート、ロール
コートその他多くの手段等が挙げられる。これらのイン
ク層の厚みは従来と同様に数μmの厚みでよい。
又、本発明においては、上記インキ層上に表面層Dを
形成する。かかる表面層を前記の如きワックスのうち比
較的低融点のワックスから形成することによって、被転
写材として比較的目の粗い紙等を使用しても、印字時に
この表面層が紙の目を目止する作用を有し、印字に白抜
け等が発生するのを防止することができる。かかる表面
層は無色で形成してもよいし、インキ層と同様に着色し
てもよい。更に、かかるワックスからなる表面層に接着
性の良好なエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂等の後述の
如き接着剤や粘着剤を混合することによって、インキ層
の被転写材に対する転移性を一層向上させることができ
る。
上記表面層は、上記インキ層の形成と同様にホットメ
ルトコート等により形成してもよいが、好ましい方法
は、ワックスを含む水性分散体を使用する方法である。
特に好ましい方法はワックスの水分散体をインキ層上に
塗工し、ワックスの融点以下の温度で乾燥する方法であ
る。この様にすることによってワックスは粒子形状を保
持したまま表面層が形成され、被転写材との接着性も改
良される。
以上の様に形成される表面層は高速タイプのプリンタ
ーの様に印字エネルギーが低くなる場合も感度不足とな
らない様に、この層の厚さは本発明において、好ましく
は0.1μm以上5μm未満である。この厚さが0.1μm未
満では、表面層としての上記の作用が発揮されない。
被転写材Bとしては、好ましくは剛度が20〜2500gf/c
mの範囲の上質紙、普通紙、合成紙、トレーシングペー
パー、プラスチックフイルム等、熱転写可能なシート又
はフイルムであればよい。剛度が上記範囲未満である
と、複合熱転写シート全体の剛度が不足して腰が弱く、
波打ち等によって転写シートが剥離したり、皺がよった
りして搬送性に重大な支障が生じ、結果として良好な印
字が出来ない。一方、剛度が上記範囲を越えると複合熱
転写シートの厚み、重量等の点で不経済となる。又、更
に好ましい実施態様では、被転写材の表面平滑度を5〜
500秒の範囲とし、又、被転写材の坪量を20〜500g/m2
範囲とすることによって、一層良好な結果が得られる。
又、これらの被転写材のサイズはA版、B版等の枚葉紙
でもよく、任意の幅の連続シートでもよい。
上記熱転写シートAと被転写材Bとを仮接着させる接
着剤層Cは、従来公知の接着剤の接着力を調整すること
によっても達成されるが、好ましくは上記接着剤はガラ
ス転移温度の低い粘着剤粒子とガラス転移温度の高い樹
脂粒子とワックス粒子とからなる。
上記粘着剤のガラス転移温度は、−90℃〜−60℃の範
囲であるのが好ましく、この様な粘着剤の例としてはゴ
ム系の粘着剤、アクリル系の粘着剤及びシリコーン系の
粘着剤、又、形態的には溶剤溶液型、水溶液型、ホット
メルト型、水性又は油性エマルジョン型があり、いずれ
も本発明で使用することが出来るが、本発明において特
に好適であるものはアクリル系の水性エマルジョン型で
あり、その粒子径は1〜30μm程度で、好ましい範囲は
5〜20μmである。この様なエマルジョン型粘着剤を使
用することによって、第3図示の様に粘着剤層の粘着剤
5は粒子形状を保持している。
上記粘着剤を単独で使用する場合には、優れた粘着性
が得られるが、被転写材の剥離性が不十分且つ不均一で
あり、製造、保管、輸送時等、熱転写前に不意の力が加
わった場合、熱転写シートのインキ層が被転写材に転写
され地汚れを生じるという問題がある。又、熱転写時に
はインキ層の箔切れが劣り、例えば、サーマルヘッドに
よる熱印加領域の周囲までインキ層が転写し、転写画像
の解像性が劣る。
本発明では、上記問題は、上記エマルジョン粘着剤に
微細な樹脂粒子、例えば、0.01〜0.5μm程度の粒子径
の樹脂粒子6を含む樹脂エマルジョンを添加することに
より、粘着性が好ましい範囲に調整出来、上記地汚れの
問題が解決され、更にインキ層の形成に使用した様なワ
ックスのエマルジョン7を添加することにより、接着剤
層Cの箔切れが改良され、転写画像の解像性が著しく向
上することを見出した。
上記の樹脂エマルジョンとしては、例えば、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、特にア
クリルエマルジョンが好適である。この様な樹脂粒子は
前記粘着剤よりも高いガラス転移温度、例えば、60℃以
上のガラス転移温度を有するものが好ましく、場合によ
っては熱硬化した樹脂粒子であってもよい。
又、ワックスのエマルジョンは前記の如きワックスを
公知の方法でエマルジョン化したものであり、その粒子
径は細かい程よいが、特に限定されない。
上記粘着剤と樹脂粒子とワックスとの重量比は3〜5:
1〜2.5:3〜5であるのが好ましく、この範囲を外れると
前記の如き種々の問題が発生し易く好ましくない。
以上の成分からなる接着剤層Cは、被転写材Bの表面
に設けてもよいが、この場合には印字物に粘着性が残る
為、熱転写シートのインキ層2の表面に設けることが好
ましく、この場合、粘着剤を水性のエマルジョンとして
使用するのでインキ層を損なうこともなく好ましい。エ
マルジョンの塗工方法や乾燥方法は特に限定されない
が、乾燥はエマルジョンの粒子が残る様に低温で行うこ
とが好ましい。
上記接着剤層は、0.1〜20μm(固形分塗工量として
0.1〜5g/m2)の厚みが好ましい。
熱転写シートAと被転写材Bとの接着は、好ましくは
熱転写シートのインキ層の表面に接着剤層を形成しつつ
連続的に被転写材を接着し、これをロール状に巻き取る
ことによって行われ、巻き取る際には被転写材を外側に
しても、熱転写シートを外側にしてもよく、更にこれら
を枚葉に裁断したものであってもよい。
以上は本発明の複合熱転写シートの基本的構成である
が、勿論、第1図示の様に熱転写シートの背面にサーマ
ルヘッドの粘着を防止し且つ滑り性を良くするスリップ
層4を設けたり、基材フイルムとインキ層との間にマッ
ト層3を設けることにより印字を艶消しにする、インキ
層をブラック以外の他の色相にする等、熱転写シート分
野で周知の技術はいずれも本発明の複合熱転写シートに
付加することが出来る。
以上の本発明の熱転写シートを、例べば、ファクシミ
リプリンターにセットし、第2図に矢印で示す様に搬送
し、サーマルヘッド8で印字後被転写材Bを剥離するこ
とによって被転写材B上に所望の画像9が形成される。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
実施例1 背面にスリップ層を形成した厚さ6.0μmのポリエチ
レンテレフタレートフイルムを基材フイルムとし、その
一方の面に下記のインキ組成物を4g/m2となる割合で塗
工し、インキ層を形成した。
インキ組成物 カーボンブラック 15部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 8部 パラフィンワックス 50部 カルナバワックス 25部 (アトライターで120℃で4時間混練して作製) 更に上記インキ層上に下記の組成物を固形分基準で1.
0g/m2の割合で塗工及び乾燥させて表面層を形成した。
表面滑性層用インキ組成物 カルナウバワックス 30部 ノニオン系界面活性剤 1部 イソプロパノール 100部 水 30部 次いで上記表面層の上に、下記組成の仮接着剤をグラ
ビアコート法で、乾燥時の塗工量が0.5g/m2となる割合
で塗工後、普通紙(坪量64g/m2、ベック表面平滑度140s
ec.、剛度45gf/cm)とニップし(ニップ温度50℃、ニッ
プ厚500Kg)貼り合せ、本発明の複合熱転写シートを得
た。
仮接着剤組成 アクリル系粘着粒子水系ディスパージョン(固形分40
%、ガラス転移温度−70℃、粒子径3〜10μm) 10部 アクリル系樹脂粒子水系ディスパージョン(固形分20
%、ガラス転移温度85℃、粒子径0.2〜0.5μm) 15部 カルナバワックス水系ディスパージョン(固形分40
%、融点83℃) 15部 水 10部 イソプロパノール 30部 実施例2〜4 実施例1と同一の基材フイルム上に同一のインキ層を
形成し、更にその表面に下記組成物を1.0g/m2の割合で
塗工及び乾燥させて表面層を形成した。
表面層用塗工液組成 カルナバワックス 19部 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(エバフレックス21
0、三井ポリケミカル製) 1部 イソプロパノール 60部 水 100部 次に実施例1と同じ夫々のディスパージョンを用いて
仮接着剤の組成(重量比)を下記第1表の様に変え、他
は実施例1と同様にして本発明の複合熱転写シートを得
た。
比較例1 実施例1において表面層を形成しない以外は、実施例
1と同様にして比較例の複合熱転写シートを得た。
上記の実施例及び比較例の複合熱転写シートをプリン
ターに装填して普通紙に印字したところ、実施例の複合
熱転写シートの場合にはいずれも白抜けのない高品位の
印字が得られたが、比較例の場合には白抜けが認められ
解像度の点で劣っていた。
又、実施例1〜4の複合熱転写シートのインキ層と紙
との接着力を測定し、その結果を第2表に示した。放置
しても容易には剥離せず、印字後には指先で容易に剥離
し、紙の地汚れのないものを○とし、放置により自然に
剥離したり、地汚れ等が発生するものを×で表した。こ
れらの結果から接着力は300〜1000g、特に400〜800gの
範囲が適当であることがわかった。
尚、接着力(g)は25mm(幅)×50mm(長さ)のサン
プルを切り取り、スベリ摩擦測定機(HEIDON−14、新東
科学製)にて1800mm/min.の引っ張り速度で測定した。
(効果) 以上の様に本発明によれば、インキ層の表面に表面層
を形成しておくことによって、被転写材の材質にも関わ
らず良好な印字が可能となる。
又、好ましい実施態様では接着層を特定の構成とする
ことによって、熱転写シートと紙とがしっかりと粘着し
て皺やズレが発生せずに搬送性が良好であり、しかも熱
転写後には両者が容易に剥離し、転写領域ではインキ層
が紙に正確に転写し、且つ非転写領域は全く転写せず、
紙を汚染しない複合熱転写シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の複合熱転写シートの断面を
図解的に説明する図であり、第3図は接着剤層の構造を
模式的に説明する図である。 A:熱転写シート、B:被転写材 C:接着剤層、D:表面層 1:基材フイルム、2:インキ層 3:マット層、4:スリップ層 5:粘着剤粒子、6:樹脂粒子 7:ワックス粒子、8:サーマルヘッド 9:画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フイルムの一方の面に熱溶融性インキ
    層を形成してなる熱転写シートと被転写材とを接着剤層
    によって剥離可能に接着してなる複合熱転写シートにお
    いて、上記インキ層の表面に表面層を設けたことを特徴
    とする複合熱転写シート。
  2. 【請求項2】表面層が透明ワックスからなる請求項1に
    記載の複合熱転写シート。
  3. 【請求項3】表面層が着色ワックスからなる請求項1に
    記載の複合熱転写シート。
  4. 【請求項4】表面層が接着性樹脂を含む請求項1〜3に
    記載の複合熱転写シート。
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