JPH09225761A - 作業機械 - Google Patents

作業機械

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JPH09225761A
JPH09225761A JP9749596A JP9749596A JPH09225761A JP H09225761 A JPH09225761 A JP H09225761A JP 9749596 A JP9749596 A JP 9749596A JP 9749596 A JP9749596 A JP 9749596A JP H09225761 A JPH09225761 A JP H09225761A
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尚 吉田
Masaru Arai
大 荒井
Jun Watari
潤 渡利
Naohide Hata
直秀 畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業物と被作業物との相対的な位置決め作業を
簡単な構成で迅速に遂行することができ、小型化に適す
るとともに、作業の高速化を遂行可能にする。 【解決手段】主軸11が装着される第1面板12と、ワ
ークWが装着される第2面板14と、この第1および第
2面板12、14をX1軸、X2軸、Y1軸およびY2
軸の回りに傾動自在に支持する第1乃至第4支持機構1
6a、16b、18a、18bと、前記第1および第2
面板12、14を、それぞれX1軸の回り、X2軸の回
り、Y1軸の回りおよびY2軸の回りに個別に傾動可能
な第1乃至第4駆動機構20a、20b、22a、22
bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業物と被作業物
とを相対的に位置決めして前記被作業物に作業を施す作
業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、被作業物であるワークに対し
孔明け加工等の作業を施すために、種々の工作機械(作
業機械)が使用されている。例えば、図24に示すよう
に、従来の工作機械1は、矢印A方向(鉛直方向)に進
退自在な主軸2を備えており、この主軸2には、工具と
して、例えば、ドリル4が装着されている。一方、ワー
クWは、基台5上に位置決め載置されており、このワー
クWには複数の加工部位6a〜6nが設定されている。
【0003】このように構成される従来の工作機械1で
は、主軸2がドリル4と一体的に回転しながら下方向に
移動することにより、基台5上のワークWの一の加工部
位6aに孔明け加工が施される。次いで、主軸2が上昇
してドリル4をワークWから離脱させた後、この主軸2
が、矢印B方向や矢印C方向に所定量だけ移動した後、
前記主軸2が下降して他の加工部位6b〜6nに孔明け
作業が施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の工作
機械1では、ワークWの加工部位6a〜6nに順次孔明
け加工を行う際、この工作機械1全体を矢印B方向およ
び矢印C方向に平行移動させる必要がある。しかしなが
ら、工作機械1は、重量物であるために、その重心移動
に伴って相当に大きなイナーシャが発生してしまう。こ
のため、工作機械1を平行移動させるには、高出力の駆
動機構を用いなければならず、しかも前記工作機械1を
高速位置決めすることができない。さらに、加工部位6
a〜6nが種々の方向に傾斜する斜め孔であると、ワー
クWと工作機械1との位置決め作業が相当に煩雑なもの
となる。これにより、ワークWに対する加工作業の効率
化が容易に遂行されないという問題が指摘されている。
【0005】また、レーザビームの照射により孔明け、
切断または溶接等の加工を行うレーザ加工装置や、ウォ
ータジェットにより種々の加工を行うウォータジェット
加工装置等においても、上記と同様の問題が発生してい
る。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、作業物と被作業物との相対的な位置決め作業を小
さな駆動力で迅速に遂行することができ、小型化に適す
るとともに、作業の高速化が容易に遂行可能な作業機械
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、作業物が装着された第1部材と被作業
物が装着された第2部材とを、それぞれ個別に旋回させ
ることにより、前記作業物と前記被作業物との相対的な
位置決めが容易かつ迅速に遂行される。
【0008】すなわち、図1Aに示すように、第1およ
び第2部材M1、M2を、二点P1、P2間を結ぶ直線
Nに直交しかつそれぞれの点P1、P2を通る第1およ
び第2軸J1、J2の回りに同一方向に同一角度θa°
ずつ旋回させる。これにより、第1部材M1に向かう第
2部材M2の作用線S1は、点P1から距離a′だけ離
間した位置に直角に指向する。
【0009】一方、図1Bに示すように、第1および第
2部材M1、M2を、第1および第2軸J1、J2の回
りにかつ異なる方向にそれぞれ任意の角度θb°、θc
°ずつ旋回させる。このため、第1部材M1に向かう第
2部材M2の作用線S2は、点P1から任意の距離a
1′だけ離間した位置に任意の角度θd°だけ傾斜して
指向する。
【0010】従って、第1および第2部材M1、M2
を、個別に任意の方向にかつ任意の角度ずつ旋回させる
だけで、この第1および第2部材M1、M2に装着され
た図示しない作業物と被作業物との相対的な位置決め
が、迅速に遂行される。
【0011】その際、それぞれの点P1、P2を、作業
物が装着された状態の第1部材M1の重心点付近と、被
作業物が装着された状態の第2部材M2の重心点付近と
に設定する。これにより、第1および第2部材M1、M
2が旋回される際、重心の移動を回避することが可能に
なり、重心移動に伴うイナーシャの発生がなく、駆動力
の小さな駆動機構を用いて高速位置決めが可能になって
作業の効率化が図られる。
【0012】また、本発明では、作業物が装着された第
1部材と被作業物が装着された第2部材とが、第1およ
び第2駆動機構を介してそれぞれ第1および第2軸の回
りに個別に傾動または回転される。さらに、第1および
第2部材が、第3および第4駆動機構を介して第3およ
び第4軸の回りに個別に傾動される。
【0013】このため、作業物を被作業物に対して任意
の位置にかつ任意の角度に指向して迅速に位置決めする
ことができ、簡単な構成で、種々の作業が効率的に遂行
可能になる。ここで、第1部材が、作業物である主軸を
その軸線方向に進退自在に装着するとともに、第2部材
が、被作業物である被加工物を装着することにより、前
記被加工物に対して種々の位置および角度に加工部位を
形成することができ、加工作業の効率化が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第1の実施形態
に係る工作機械(作業機械)10の斜視図である。工作
機械10は、作業物である主軸11が装着されるととも
に、この主軸11の軸方向(Z軸方向)が面方向(矢印
B方向および矢印C方向)に直交する第1面板(第1部
材)12と、被作業物であるワークWが固着される第2
面板(第2部材)14と、この第1および第2面板1
2、14をそれぞれ前記面方向に平行しかつ互いに直交
する二軸方向であるX1軸(第1軸)、X2軸(第2
軸)の回りおよびY1軸(第3軸)、Y2軸(第4軸)
の回りに傾動自在に支持する第1乃至第4支持機構16
a、16b、18a、18bと、前記第1および第2面
板12、14を、それぞれX1軸の回り、X2軸の回
り、Y1軸の回りおよびY2軸の回りに個別に傾動可能
な第1乃至第4駆動機構20a、20b、22a、22
bとを備える。
【0015】図2〜図4に示すように、第1および第2
支持機構16a、16bは、単一の基台24を備える。
第3および第4支持機構18a、18bは、基台24に
X1軸の回りおよびX2軸の回りに傾動自在に軸支され
るとともに、第1および第2面板12、14をY1軸の
回りおよびY2軸の回りに傾動自在に軸支する第1およ
び第2枠体26、28を備える。
【0016】第1駆動機構20aは、基台24の上部側
に固着される第1X軸モータ30と、この第1X軸モー
タ30に対向して前記基台24の上部側に設けられる第
1支軸32を備え、第3駆動機構22aは、第1枠体2
6の矢印B方向一端部に固着される第1Y軸モータ34
と、この第1Y軸モータ34に対向して前記第1枠体2
6に設けられる第2支軸36とを備える。第1X軸モー
タ30の回転軸30aと第1支軸32とが第1枠体26
に軸着される一方、第1Y軸モータ34の回転軸34a
と第2支軸36とが第1面板12に軸着される。
【0017】第1面板12は、第1枠体26の矩形状開
口部38内にY1軸の回りに傾動自在に収容されるとと
もに、この第1面板12には、主軸11をワーク切込方
向に移動させるためのZ軸駆動機構40が設けられる。
Z軸駆動機構40は、第1面板12に矢印A方向に指向
して固設されたベース42を備え、このベース42の端
部にZ軸モータ44が装着される。Z軸モータ44の回
転軸(図示せず)にボールねじ46が連結され、このボ
ールねじ46は、矢印A方向に延在して本体部48に設
けられたナット部50に螺合するとともに、この本体部
48は、ベース42に固設された一対のレール52にガ
イドされる。
【0018】第1面板12には、本体部48の形状に対
応する開口部54が形成されており、この本体部48が
前記開口部54を介して昇降自在である。本体部48に
主軸11が回転自在に装着され、この主軸11に工具
(例えば、ドリル)56が取り付けられている。本体部
48およびZ軸駆動機構40を有する設備全体は、その
重心点が第1面板12の回転中心、すなわち、X1軸と
Y1軸との交点位置(点P1)に対応して設定されてい
る。
【0019】第2駆動機構20bは、前述した第1駆動
機構20aと同様に構成されており、基台24の下部側
に固着される第2X軸モータ60と、この第2X軸モー
タ60に対向して前記基台24の下部側に設けられる第
3支軸62とを備える。第4駆動機構22bは、第3駆
動機構22aと同様に構成され、第2枠体28の矢印B
方向一端部に固着される第2Y軸モータ64と、この第
2Y軸モータ64に対向して前記第2枠体28に設けら
れる第4支軸66とを備える。
【0020】第2X軸モータ60の回転軸60aと第3
支軸62とが第2枠体28に軸着される一方、第2Y軸
モータ64の回転軸64aと第4支軸66とが第2面板
14に軸着される。第2面板14は、第2枠体28の矩
形状開口部68内にY2軸の回りに傾動自在に収容され
るとともに、この第2面板14上には、前記第2面板1
4の回転中心、すなわち、X2軸とY2軸との交点位置
(点P2)に対応して重心点を配してワークWが載置さ
れている。
【0021】図3に示すように、第1および第2面板1
2、14は、二点P1、P2間を結ぶ直線に交差しかつ
それぞれの点P1、P2を通る回転軸30a(X1
軸)、60a(X2軸)の回りに個別に旋回自在であ
り、図4に示すように、回転軸34a(Y1軸)、64
a(Y2軸)の回りにも個別に旋回可能である。
【0022】このように構成される第1の実施形態に係
る工作機械10の動作について、以下に説明する。
【0023】先ず、図2に示すように、第1および第2
面板12、14が水平方向に配置された状態で、主軸1
1の駆動作用下に工具56が回転されながらZ軸駆動機
構40が駆動される。このため、Z軸モータ44を介し
てボールねじ46が回転され、このボールねじ46に係
合するナット部50と一体的に本体部48がレール52
の案内作用下に鉛直下方向に移動し、前記回転している
工具56により第2面板14上のワークWの所定の位置
に孔明け加工が施される。
【0024】工具56により所定の位置に孔明け加工が
行われた後、Z軸モータ44が逆方向に駆動されて本体
部48を介し主軸11が上方に移動され、さらにこの工
具56とワークWの相対位置が変更される。
【0025】例えば、ワークWにおける次の加工位置を
矢印B方向にかつ平行に変更する際には、第1駆動機構
20aを構成する第1X軸モータ30が駆動され、回転
軸30aを介して第1枠体26をX1軸の回りに所定角
度θ°だけ傾動させる(図3参照)。同様に、第2駆動
機構20bを構成する第2X軸モータ60が駆動され、
回転軸60aを介して第2枠体28をX2軸の回りに所
定角度θ°だけ傾動させる。これにより、第1および第
2面板12、14は、第1および第2枠体26、28と
一体的に同一方向に同一角度θ°だけ傾動する。
【0026】ここで、図3に示すように、第1X軸モー
タ30の軸心(点P1)と第2X軸モータ60の軸心
(点P2)との距離をLとすると、ワークW上における
工具56による加工位置の矢印B方向に対する変位量H
は、H=L・sinθの関係を有する。従って、前記軸
心間距離Lの値を予め設定するとともに、第1および第
2面板12、14の傾動角度θ°を種々選択することに
より、ワークW上における加工位置同士の距離を種々設
定することができる。
【0027】一方、ワークW上の加工位置を矢印C方向
にかつ平行に変更する際には、第3および第4駆動機構
22a、22bを構成する第1および第2Y軸モータ3
4、64の駆動作用下に、第1および第2面板12、1
4を第1および第2枠体26、28に対してY1軸の回
りおよびY2軸の回りに所定の角度だけ傾動させればよ
い(図4参照)。
【0028】さらにまた、図5に示すように、ワークW
に対し、中心位置Oから矢印B方向に距離aだけ離間し
かつ鉛直方向(V方向)から角度θ1°だけ傾斜すると
ともに、矢印C方向に距離bだけ離間しかつ鉛直方向か
ら角度θ2°だけ傾斜する斜め孔Kを加工する際には、
以下の手順により主軸11とワークWとの相対的な位置
決め作業が行われる。なお、図5中、距離dは、第2面
板14の傾動中心(Y2軸)からワークWの加工面まで
の寸法を示している。
【0029】すなわち、先ず、図6に示すように、第1
面板12を水平姿勢に維持したまま(α1=0°)、第
2面板14が角度β1(=θ1°)だけ水平方向から下
方に傾動され、斜め孔Kが鉛直方向に指向した姿勢を考
慮する。
【0030】ここで、ワークWの中心位置Oから斜め孔
Kの軸心まで水平方向に離間する距離a′は、a′=
(a+dtanθ1)cosθ1となる。従って、第1
面板12の傾動角度α1は、 α1=sin-1(a+dtanθ1)cosθ1/L …(1) となる一方、第2面板14の傾動角度β1は、 β1=θ1−sin-1(a+dtanθ1)cosθ1/L …(2) となる(図7参照)。そして、第1および第2駆動機構
20a、20bの作用下に、第1および第2面板12、
14が、上記の傾動角度α1、β1ずつ傾動されること
により、主軸11とワークWとの矢印B方向に対する相
対的な位置決めが行われることになる。
【0031】次いで、図8に示すように、第1面板12
を水平姿勢に維持したまま(α2=0°)、第2面板1
4が角度β2(=θ2°)だけ水平方向から上方に傾動
され、斜め孔Kが鉛直方向に指向した姿勢を考慮する。
【0032】ここで、ワークWの中心位置Oから斜め孔
Kの軸心まで水平方向に離間する距離b′は、b′=
(b−dtanθ2)cosθ2となる。従って、第1
面板12の傾動角度α2は、 α2=sin-1(b−dtanθ2)cosθ2/L …(3) となる一方、第2面板14の傾動角度β2は、 β2=θ2+sin-1(b−dtanθ)cosθ2/L …(4) となる(図9参照)。そして、第3および第4駆動機構
22a、22bの作用下に、第1および第2面板12、
14が、上記の傾動角度α2、β2ずつ傾動されること
により、主軸11とワークWとの矢印C方向に対する相
対的な位置決めが行われることになる。
【0033】この場合、第1の実施形態では、主軸11
および本体部48を有する設備全体の重心位置が、第1
面板12の回転中心(点P1)に対応して設定される一
方、ワークWが第2面板14の回転中心(点P2)に重
心が位置するように載置されている。そして、工具56
によるワークW上の加工位置を移動させる際には、第1
乃至第4駆動機構20a、20b、22a、22bが駆
動制御され、第1および第2面板12、14が個別に2
次元的および3次元的に回転される。
【0034】これにより、本体部48を矢印B方向およ
び矢印C方向に平行移動させる従来の構成とは異なり、
重心移動に伴うイナーシャが発生することがなく、極め
て小さな駆動力で工具56とワークWとの相対位置決め
作業が確実に遂行される。従って、第1乃至第4駆動機
構20a、20b、22a、22bを一挙に小型化する
ことができるとともに、工具56とワークWの位置決め
作業を高速化することが可能になる。
【0035】さらに、第1面板12と第2面板14と
は、それぞれ異なる角度で個別に傾動することができ
る。このため、ワークWの加工部位が種々の異なる方向
に指向していても、これらの加工部位を効率的かつ高速
に加工することが可能になるという効果が得られる。
【0036】なお、第1の実施形態では、第1および第
2面板12、14をそれぞれX1軸、X2軸の回りおよ
びY1軸、Y2軸の回りに個別に傾動可能に構成してい
るが、例えば、この第1および第2面板12、14をそ
れぞれX1軸の回りおよびX2軸の回りにのみ傾動自在
に構成することも可能である。
【0037】次に、第2の実施形態に係る工作機械10
0について、図10〜図12を参照しながら説明する。
なお、第1の実施形態に係る工作機械10と同一の構成
要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【0038】この工作機械100は、第1乃至第4駆動
機構20a、20b、22a、22bに代替して第1お
よび第2傾動機構102、104を備えている。第1傾
動機構102は、第1ボールねじ手段105と第2ボー
ルねじ手段106とを有し、この第1および第2ボール
ねじ手段105、106が、基台24に対し取付部材1
08、110を介して水平方向および鉛直方向に揺動自
在に支持される。
【0039】第1ボールねじ手段105は、取付部材1
08に保持されるケーシング112を備え、このケーシ
ング112内にモータ114が収容される。図12に示
すように、モータ114の回転軸114aに回転筒体1
16が連結されるとともに、この回転筒体116がケー
シング112内にベアリング118を介して回転自在に
支持される。回転筒体116内にナット部120が固着
され、このナット部120に嵌合するボールねじ122
の端部は、第1面板12の底部に下方に向かって膨出形
成されたボールジョイント124に連結される。第1面
板12が水平姿勢に維持される際、第1ボールねじ手段
105が矢印B方向に延在する一方、第2ボールねじ手
段106が矢印C方向に延在する。
【0040】なお、第2ボールねじ手段106は、第1
ボールねじ手段105と同様に構成されており、同一の
構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明は
省略する。
【0041】第2面板14に連結される第2傾動機構1
04は、第3および第4ボールねじ手段126、128
を備える。この第3および第4ボールねじ手段126、
128は、第1および第2ボールねじ手段105、10
6と同様に構成されており、同一の構成要素には同一の
参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0042】このように構成される工作機械100で
は、第1傾動機構102を構成する第1ボールねじ手段
105が駆動され、図12に示すように、モータ114
の回転作用下に回転軸114aと一体的に回転筒体11
6が回転する。このため、回転筒体116内に固着され
ているナット部120が回転し、これに嵌合するボール
ねじ122が前記ナット部120に対し進退変位する。
【0043】ここで、例えば、図11に示すように、ボ
ールねじ122がケーシング112から進出すると、ボ
ールジョイント124を介して第1面板12がX1軸の
回りに傾動する。その際、第2ボールねじ手段106
は、ボールジョイント124の移動に伴って矢印方向に
旋回するとともに、ボールねじ122が矢印方向に進出
される。これにより、第1面板12は、第1支持機構1
6aを構成する第1支軸32を支点にしてX1軸の回り
に傾動し、主軸11に装着されている工具56がX1軸
の回りに傾動する。
【0044】従って、第2の実施形態では、第1および
第2傾動機構102、104が駆動制御されることによ
り、第1および第2面板12、14が、個別に2次元的
および3次元的に位置調整される。これによって、工具
56とワークWの加工部位とが、種々の位置に対応して
容易かつ迅速に位置決めされ、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0045】次に、第3の実施形態に係る工作機械20
0について、以下に説明する。
【0046】図13〜図15に示すように、工作機械2
00は、主軸202を装着する第1取付部材(第1部
材)204と、ワークWが固着される第2取付部材(第
2部材)206と、この第1および第2取付部材20
4、206をそれぞれ互いに直交する二軸方向であるZ
1軸、Z2軸の回りおよびX1軸、X2軸の回りに回転
および傾動自在に支持する第1乃至第4支持機構208
a、208b、210a、210bと、前記第1および
第2取付部材204、206をそれぞれZ1軸の回り、
Z2軸の回り、X1軸の回りおよびX2軸の回りに個別
に回転および傾動可能な第1乃至第4駆動機構212
a、212b、214a、214bとを備える。
【0047】第1および第2支持機構208a、208
bは、単一の基台216を備え、第3および第4支持機
構210a、210bは、この基台216上にZ1軸の
回りおよびZ2軸の回りに回転自在に軸支される第1お
よび第2回転台218、220を備える。
【0048】図14に示すように、第1駆動機構212
aは、基台216の内部上方側に配置された第1Z軸モ
ータ221を備え、この第1Z軸モータ221を構成す
る回転筒体222に第1回転台218が固着されるとと
もに、この第1回転台218と前記基台216との間に
ベアリング224が介装される。第2駆動機構212b
は、第2Z軸モータ226を備えており、上記第1駆動
機構212aと同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0049】図13および図15に示すように、第3駆
動機構214aは、第1回転台218の上部にX1軸方
向に指向して固着される第1X軸モータ228を備え、
この第1X軸モータ228を構成する回転筒体230が
第1取付部材204の一方の側部に固定される。回転筒
体230は、ベアリング236を介して第1回転台21
8に回転自在に支持される。第1取付部材204の他方
の側部には、第1支軸232が固着され、この第1支軸
232が第1回転台218に回転自在に支持される。
【0050】第4駆動機構214bは、第2回転台22
0の上部側に装着される第2X軸モータ238を備えて
おり、上記第3駆動機構214aと同一の構成要素には
同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0051】第1取付部材204は、略円筒状を有する
円筒部240を有し、図14に示すように、この円筒部
240の上部に主軸202をワーク切り込み方向(矢印
D方向)に移動させるための駆動モータ242が設けら
れる。駆動モータ242の回転軸244には、ボールね
じ246が連結されており、このボールねじ246に螺
合するナット部材248が本体部250の一端側に保持
されている。本体部250は、円筒部240内に摺動自
在に嵌合しており、この本体部250に主軸202が回
転自在に装着され、この主軸202に工具252が取り
付けられている。
【0052】このように構成される第3の実施形態に係
る工作機械200では、第1および第2取付部材20
4、206が、図14に示すように、二点P1、P2間
を結ぶ直線に交差しかつそれぞれの点P1、P2を通る
Z1軸、Z2軸の回りに第1および第2駆動機構212
a、212bを介して個別に回転自在であり、図15に
示すように、第3および第4駆動機構214a、214
bを介してX1軸、X2軸の回りも個別に旋回自在であ
る。
【0053】従って、工作機械200は、第1の実施形
態に係る工作機構10と基本的には同様の構成を有して
おり、この工作機械200の動作について、以下に概略
的に説明する。
【0054】先ず、図14および図15に示すように、
第1取付部材204が水平姿勢に配置されるとともに、
第2取付部材206が鉛直姿勢に配置された状態で、駆
動モータ242が駆動される。このため、駆動モータ2
42の回転軸244に連結されるボールねじ246が回
転し、このボールねじ246に螺合するナット部材24
8と一体的に本体部250がワークW側に移動する。本
体部250には、主軸202が回転自在に装着されてお
り、この主軸202と一体的に工具252が回転するこ
とにより、第2取付部材206に保持されているワーク
Wの所定の位置に孔明け加工が施される。
【0055】また、ワークWにおける次の加工位置を水
平方向にかつ平行に変更する際には、第1駆動機構21
2aを構成する第1Z軸モータ221と、第2駆動機構
212bを構成する第2Z軸モータ226とが駆動さ
れ、第1および第2回転台218、220が同一方向に
同一角度θ3°だけ回転される(図16参照)。
【0056】一方、ワークW上の加工位置を下方向にか
つ平行に変更する際には、図17に示すように、第3お
よび第4駆動機構214a、214bを構成する第1X
軸モータ228と第2X軸モータ238とが駆動され
る。このため、第1および第2取付部材204、206
は、同一方向に同一角度θ4°だけ傾動され、工具25
2がワークWの下部側に指向する。
【0057】さらに、ワークWの側面に垂直孔を形成す
る際には、図18に示すように、第3駆動機構214a
を介して第1取付部材204が所定の角度θ5°だけ傾
動されるとともに、第4駆動機構214bの作用下に第
2取付部材206が鉛直姿勢から所定の角度θ6°だけ
大きく傾動される。
【0058】さらにまた、ワークWの種々の面に対し、
それぞれ異なる方向に指向して加工部位が設けられる場
合には、第1の実施形態に係る工作機械10と同様に、
第1乃至第4駆動機構212a、212b、214a、
214bを駆動制御することにより、容易かつ迅速に対
応することが可能になる。これにより、工作機械200
は、上記工作機械10と同様の効果が得られることにな
る。
【0059】図19には、第4の実施形態に係る工作機
械300が示されている。この工作機械300は、主軸
302が装着される第1取付球状体(第1部材)304
と、ワークWが固着される第2取付球状体(第2部材)
306と、この第1および第2取付球状体304、30
6を二点P1、P2間を結ぶ直線に交差しかつそれぞれ
の点P1、P2を通る種々の軸線回りに傾動自在に支持
する第1および第2支持機構308、310と、前記第
1および第2取付球状体304、306を種々の軸線回
りに個別に傾動可能な第1および第2駆動機構312、
314とを備える。
【0060】第1および第2支持機構308、310
は、第1および第2取付球状体304、306と球面対
偶を構成しており、基台316上に設けられた一対の第
1および第2支持部318、320を備える。第1およ
び第2支持部318、320には、略球面状の第1およ
び第2球状内面322、324が形成され、この第1お
よび第2球状内面322、324に第1および第2取付
球状体304、306が嵌合する。
【0061】第1取付球状体304には、本体部326
が装着されており、この本体部326に設けられたモー
タ328に連結されるボールねじ330を介して、主軸
302が矢印E方向に進退変位するとともに、この主軸
302に工具332が取り付けられている。
【0062】第1および第2駆動機構312、314
は、第2の実施形態に係る工作機械100を構成する第
1および第2傾動機構102、104と同様に構成され
ており、同一の構成要素には同一の参照符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【0063】このように構成される第4の実施形態に係
る工作機械300では、第1および第2支持機構30
8、310が球面対偶を構成するため、主軸302とワ
ークWとがそれぞれ個別に点P1、P2を通る種々の軸
線方向に傾動自在である。これにより、主軸302とワ
ークWとの位置決めが容易かつ迅速に遂行されるととも
に、種々の異なる位置に種々の異なる角度で加工が必要
な際に有効に機能するという効果が得られる。
【0064】図20には、第5の実施形態に係る工作機
械400が示される。この工作機械400は、主軸40
2が装着される取付球状体(第1部材)404と、ワー
クWが固着される取付部材(第2部材)406と、この
取付球状体404を二点P1、P2を結ぶ直線に交差し
かつ点P1を通る種々の軸線回りに傾動自在に支持する
球面支持機構408と、前記取付部材406をZ軸の回
りに回転自在に支持するZ軸支持機構410と、前記取
付部材406をX軸の回りに傾動自在に支持するX軸支
持機構412と、前記取付球状体404を種々の軸回り
に傾動可能な球面駆動機構414と、前記取付部材40
6をZ軸の回りおよびX軸の回りにそれぞれ個別に回転
および傾動可能なZ軸駆動機構416およびX軸駆動機
構418とを備える。
【0065】球面支持機構408および球面駆動機構4
14は、第4の実施形態に係る工作機械300を構成す
る第1支持機構308および第1駆動機構312と同様
であり、Z軸支持機構410、X軸支持機構412、Z
軸駆動機構416およびX軸駆動機構418は、第3の
実施形態に係る工作機械200を構成する第2支持機構
208b、第4支持機構210b、第2駆動機構212
bおよび第4駆動機構214bと同様であり、同一の構
成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【0066】このように構成される第5の実施形態に係
る工作機械400では、実質的に第3および第4の実施
形態に係る工作機械200および300を併せ持つ機能
を有している。従って、主軸402とワークWとの相対
的な位置決めおよび加工作業が、効率的かつ容易に遂行
されるという効果が得られる。
【0067】図21には、第6の実施形態に係る工作機
械500が示される。この工作機械500は、主軸50
2が装着される第1取付部材504と、ワークWが固着
される第2取付部材506と、この第1取付部材504
をX1軸の回りに傾動自在に支持する第1支持機構50
8と、前記第2取付部材506をX2軸の回りに傾動自
在に支持する第2支持機構510と、前記第1および第
2取付部材504、506をそれぞれX1軸の回りおよ
びX2軸の回りに個別に傾動可能な第1および第2駆動
機構512、514とを備える。
【0068】なお、第3の実施形態に係る工作機械20
0と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0069】工作機械500を構成する基台516上に
は、モータ518と一対のガイドレール520とが設け
られ、このモータ518に連結されたボールねじ522
が矢印F方向に延在し、第2支持機構510を構成する
第2回転台220の下部にナット部材524を介して係
合する。第2回転台220は、ガイドレール520上に
載置されており、モータ518の駆動作用下に矢印F方
向に進退可能である。
【0070】このように構成される工作機械500で
は、第1取付部材504がX1軸の回りにのみ傾動する
一方、第2支持機構510がX2軸の回りに傾動しかつ
モータ518を介して矢印F方向に進退自在である。従
って、工作機械500の駆動制御が一層簡素化され、ワ
ークWに対する所定の加工作業が極めて迅速に遂行され
るという利点がある。
【0071】図22には、第7の実施形態に係る工作機
械600が示される。なお、第6の実施形態に係る工作
機械500と同一の構成要素には同一の参照符号を付し
てその詳細な説明は省略する。
【0072】工作機械600を構成する第2取付部材5
06には、図示しないモータにより矢印方向に回転自在
なターンテーブル602が設けられており、このターン
テーブル602にワークWが固着されている。このた
め、工作機械600では、第1取付部材504がX1軸
の回りにのみ傾動する一方、第2取付部材506がX2
軸の回りに傾動し、さらにワークWがターンテーブル6
02を介してY軸の回りに回転する。これにより、ワー
クWに対する種々の加工が迅速かつ容易に遂行され、第
6の実施形態と同様の効果が得られる。
【0073】ところで、第1乃至第7の実施形態では、
作業物として主軸11等を用い、被作業物としてこの主
軸11等により加工されるワークWを用いているが、こ
れに限定されるものではなく、種々の作業物および被作
業物に適用することができる。
【0074】例えば、図23には、作業物としてレーザ
加工ヘッド700を有した第8の実施形態に係るレーザ
加工装置702が示されている。このレーザ加工装置7
02は、二点P1、P2間を結ぶ直線に交差しかつそれ
ぞれの点P1、P2を通る第1および第2回転軸70
4、706の回りに個別に旋回自在な第1および第2面
板(部材)708、710を備える。
【0075】第1および第2回転軸704、706は、
図示していないが、具体的には、第1の実施形態に係る
工作機械10を構成する第1および第2駆動機構20
a、20bと同様に構成されている。
【0076】第1面板708には、レーザ加工ヘッド7
00が固定されており、この第1面板708と第2面板
710とがそれぞれ個別に所定の方向に、かつ所定の角
度ずつ傾斜されることにより、前記レーザ加工ヘッド7
00によるワークW上の加工位置および加工角度が種々
設定される。従って、レーザ加工装置702によるレー
ザ加工が迅速かつ容易に遂行されることになる。
【0077】なお、レーザ加工装置702は、第1乃至
第7の実施形態に係る工作機械10、100、200、
300、400、500および600と同様に構成する
ことができ、また、レーザ加工ヘッド700に代替し
て、ウォータジェット噴出ノズルを用いたウォータジェ
ット加工装置を用いることも可能である。
【0078】
【発明の効果】本発明に係る作業機械では、作業物が装
着された第1部材と被作業物が装着された第2部材と
が、それぞれ個別に旋回されるだけで、前記作業物と前
記被作業物との相対的な位置決めが容易かつ迅速に遂行
される。これにより、簡単な構成で種々の作業が高速で
行われるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る工作機械の原理説明図
であり、図1Aは、第1および第2部材を同一方向に同
一角度だけ回転させた状態の説明図であり、図1Bは、
第1および第2部材をそれぞれ異なる方向に任意の角度
ずつ回転させた状態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る工作機械の斜視
説明図である。
【図3】前記第1の実施形態に係る工作機械のX軸回り
の動作図である。
【図4】前記第1の実施形態に係る工作機械のY軸回り
の動作図である。
【図5】ワークの斜め孔を加工する際の説明図である。
【図6】前記斜め孔の矢印B方向の傾斜に対応し、第2
面板のみを傾動させた状態の説明図である。
【図7】前記斜め孔の矢印B方向の傾斜に対応し、第1
および第2面板をそれぞれ傾動させた状態の説明図であ
る。
【図8】前記斜め孔の矢印C方向の傾斜に対応し、第2
面板のみを傾動させた状態の説明図である。
【図9】前記斜め孔の矢印C方向の傾斜に対応し、第1
および第2面板をそれぞれ傾動させた状態の説明図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る工作機械の斜
視説明図である。
【図11】前記第2の実施形態に係る工作機械を構成す
る第1および第2駆動機構の斜視説明図である。
【図12】前記第1および第2駆動機構の縦断面図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る工作機械の斜
視説明図である。
【図14】前記第3の実施形態に係る工作機械の断面正
面図である。
【図15】前記第3の実施形態に係る工作機械の一部断
面平面図である。
【図16】前記第3の実施形態に係る工作機械により水
平方向に平行孔を形成する際の平面説明図である。
【図17】前記第3の実施形態に係る工作機械により下
部側に平行孔を形成する際の正面説明図である。
【図18】前記第3の実施形態に係る工作機械によりワ
ークの側部に加工を行う際の正面説明図である。
【図19】本発明の第4の実施形態に係る工作機械の斜
視説明図である。
【図20】本発明の第5の実施形態に係る工作機械の斜
視説明図である。
【図21】本発明の第6の実施形態に係る工作機械の斜
視説明図である。
【図22】本発明の第7の実施形態に係る工作機械の斜
視説明図である。
【図23】本発明の第8の実施形態に係るレーザ加工装
置の正面説明図である。
【図24】従来技術に係る工作機械の説明図である。
【符号の説明】
10、100、200、300、400、500、60
0…工作機械 11、202、302、402、502…主軸 12、14…面板 16a、16b、18a、18b、208a、208
b、210a、210b、308、310、508、5
10…支持機構 20a、20b、22a、22b、212a、212
b、214a、214b、312、314、512、5
14…駆動機構 26、28…枠体 30、60…X軸
モータ 34、64…Y軸モータ 48…本体部 102、104…傾動機構 105、106…
ボールねじ手段 204、206、406、504、506…取付部材 218、220…回転台 304、306、
404…取付球状体 408…球面支持機構 410…Z軸支持
機構 412…X軸支持機構 414…球面駆動
機構 416…Z軸駆動機構 418…X軸駆動
機構 602…ターンテーブル 700…レーザ加
工ヘッド 702…レーザ加工装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 直秀 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二点間を結ぶ直線に交差し、かつそれぞれ
    の点を通る軸線回りに個別に旋回自在な第1および第2
    部材を有し、 前記第1部材に作業物が直接または間接的に装着される
    とともに、 前記第2部材に被作業物が直接または間接的に装着され
    ることを特徴とする作業機械。
  2. 【請求項2】請求項1記載の作業機械において、前記そ
    れぞれの点は、前記作業物が装着された状態での前記第
    1部材の重心点付近と、前記被作業物が装着された状態
    での前記第2部材の重心点付近とに設定されることを特
    徴とする作業機械。
  3. 【請求項3】請求項1記載の作業機械において、前記第
    1および第2部材を、それぞれ互いに平行な第1および
    第2軸の回りに旋回自在に支持する第1および第2支持
    機構と、 前記第1および第2部材を、それぞれ前記第1および第
    2軸の回りに個別に旋回可能な第1および第2駆動機構
    と、 を備えることを特徴とする作業機械。
  4. 【請求項4】請求項1記載の作業機械において、前記第
    1および第2部材を、それぞれ互いに平行な第1および
    第2軸の回りに旋回自在に支持する第1および第2支持
    機構と、 前記第1および第2部材を、それぞれ前記第1および第
    2軸に交差する第3および第4軸の回りに旋回自在に支
    持する第3および第4支持機構と、 前記第1および第2部材を、それぞれ前記第1および第
    2軸の回りに個別に旋回可能な第1および第2駆動機構
    と、 前記第1および第2部材を、それぞれ前記第3および第
    4軸の回りに個別に旋回可能な第3および第4駆動機構
    と、 を備えることを特徴とする作業機械。
  5. 【請求項5】請求項4記載の作業機械において、前記第
    1および第2支持機構は、前記第1および第2部材をそ
    れぞれ前記第1および第2軸の回りに傾動自在に軸支す
    る基台を備え、 前記第3および第4支持機構は、前記基台に支持され前
    記第1および第2部材をそれぞれ前記第3および第4軸
    の回りに傾動可能に軸支する第1および第2枠体を備え
    ることを特徴とする作業機械。
  6. 【請求項6】請求項4記載の作業機械において、前記第
    1および第2支持機構は、前記第1および第2部材をそ
    れぞれ前記第1および第2軸の回りに個別に回転自在に
    支持する基台を備え、 前記第3および第4駆動機構は、前記基台に支持され第
    1および第2部材をそれぞれ前記第3および第4軸の回
    りに個別に傾動可能に軸支する第1および第2回転台を
    備えることを特徴とする作業機械。
  7. 【請求項7】請求項1記載の作業機械において、前記第
    1および第2部材を、それぞれ互いに交差する二軸の回
    りに傾動自在に支持する第1乃至第4支持機構と、 前記第1および第2部材を、それぞれ前記二軸方向に個
    別に傾動可能な第1および第2傾動機構と、 を備えることを特徴とする作業機械。
  8. 【請求項8】請求項1記載の作業機械において、前記第
    1部材は、前記作業物である主軸をその軸線方向に進退
    自在に装着するとともに、 前記第2部材は、前記被作業物である被加工物を装着す
    ることを特徴とする作業機械。
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