JPH09225415A - 塊状青果物の選別装置 - Google Patents

塊状青果物の選別装置

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JPH09225415A
JPH09225415A JP3380096A JP3380096A JPH09225415A JP H09225415 A JPH09225415 A JP H09225415A JP 3380096 A JP3380096 A JP 3380096A JP 3380096 A JP3380096 A JP 3380096A JP H09225415 A JPH09225415 A JP H09225415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個宛て搬送する青果物を行先情報に応じて
所定箇所で放ち仕分けをする塊状青果物の選別装置を提
供する。 【解決手段】 左右対向の走行チェーン5に多数本の挾
持用支持軸7を一定間隔に差し渡してなる搬送路本体
と、各挾持用支持軸7の両側部分に摺動自在とする下端
に挾持腕杆10を突設した摺動駒体8と、走行チェーン
5のキャリア部に向かう手前位置の両側に両摺動駒体8
を常時外方へ押圧するスプリング21に抗し内側に並行
移動させる挟接用案内レール25を備え、両側部分より
寄る対向の挾持腕杆端の抱え部11で塊状青果物把持部
11Aを構成し、各摺動駒体8には挾持用支持軸7に対
し内側方向にのみ移動可能の摺動規制用ストッパー機構
17と、この上方には所定信号に起因してストッパー係
止を外すストッパー解除手段23を機枠側より配置し、
挟接用案内レール25の接触規制で内側移動の両摺動駒
体8の挾持腕杆10で把持した青果物を適宜距離分維持
し、ストッパー機構17の係止解除で摺動駒体8を外方
に移動し青果物を放つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はみかん等の柑橘類
の球塊状青果物を初めとし人参,キュウリなどの長尺青
果物を1個単位として外観を測定し、1個宛てで所定距
離分を搬送し前記測定値信号(仕分情報)に起因して自
動排出するようにした塊状青果物の選別装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近時、みかんの選果場などにおいて用い
られている塊状青果物の等級,階級などを1個単位に測
定し、その青果物を1個宛てとして適宜搬送し仕分け位
置で前記測定値信号を受けて排出する選別装置として
は、例えば、ベルト又はスラット状受板の搬送手段で1
個宛に載置した青果物をカメラ式選別機を用い光学的に
外径,色艶等を自動測定し、その測定値を基にした信号
(仕分情報)に同期して搬送される青果物が所望仕分け
位置に達したとき制御手段に前記信号を入力し、該制御
手段の作動で前記搬送手段を可動し青果物を下方又は側
方の排出コンベヤに落下排出する自動選別(仕分け)方
式を採るようになってきている。
【0003】この場合、自動選別装置部分としては、旧
くは1個宛てとして繰り出す青果物を単に細幅のベルト
コンベヤに載置し、該コンベヤ片側に備えた排出手段
(エアー吹出しのノズル装置)のノズルから吹き出る高
圧空気(エアージェット)にて測定位置から同期し移動
してきたベルト上の青果物を吹き落とす構成のものと
か、また、最近では1個宛て計測を経た青果物を搬送す
るコンベヤ自体を、コンベヤチェーンの片側に、小幅な
スラット状受板を複数枚単位で傾斜自在に支持したホル
ダー(アタッチメント)を順次配設し、この適宜数枚の
スラット状受板に亘り載った単一の青果物が所定箇所に
達した時、同期して入力される仕分信号に起因して載置
枚数のスラット状受板だけを傾斜させ、青果物を下方へ
排出する選果コンベヤ装置も出現している(特公平1−
24551号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き従
来の自動選別装置の排出機構では、例えば前者となるベ
ルトコンベヤの片側から青果物をエアージェットで吹き
落とすタイプでは、みかん等の如き果皮の柔らかな青果
物では表皮を傷めやすく、且つエアー吹き出しに係わる
騒音が激しく最適な装置ではなかった。
【0005】また、後者の走行チェーンの片側に連設の
多数個のホルダーに取付けた複数枚のスラット状受板に
載置せる青果物を傾け落下させるタイプでは、このスラ
ット状受板はホルダーに対し片支持となっているだけ
で、該スラット状受板に給送側より乗り移った青果物の
安定性が悪い。仮に、中央部を少し凹ませた構造として
も長搬送路では機械振動等も加わり安定した乗り込み、
移動が難しく、途中で跳ね出し落下する虞れもある。ま
た、スラット状受板の排出動作も水平位置から垂直位置
へと単にストッパーの係合を解き一挙に略90°回転さ
せる構成のため、下方に配置する排出コンベヤは少なく
ともスラット状受板の長さ分を隔てた下方に位置せねば
ならず落差が大きくなる。従って、スラット状受板上の
青果物は回転動と落下動が加わり下方の排出コンベヤに
対する落下衝撃が大きく、未だ高速化に適する排出機構
とまでは至っていない。
【0006】本発明は上記実情に鑑み、1個宛て搬送の
ベルトコンベヤ上のみかん等の塊状青果物を、走行移動
する多数本の支持軸の各左右両側より寄る摺動駒体の挾
持腕杆で抱え挟むように把持し、適宜搬送路分だけその
状態を維持し、所定位置で前記摺動駒体を両側に拡げ挾
持腕杆で把持した青果物を放ち自然落下させるようにし
たことで、上記課題を解決する塊状青果物の選別装置を
提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1個宛て給送
の塊状青果物を所定位置まで搬送する選別装置におい
て、左右対向の無端となる走行チェーンに多数本の挾持
用支持軸を一定間隔に差し渡してなる搬送路本体と、前
記各挾持用支持軸の両側部分に夫々摺動自在とする下端
に挾持腕杆を突設した摺動駒体と、前記走行チェーンの
少なくともキャリア部に向かう手前位置の両側に両摺動
駒体を常時外方へ押圧するスプリングに抗し内側に並行
移動させる挟接用案内レールを備えると共に、両側より
寄る対向の挾持腕杆端の抱え部で塊状青果物把持部を構
成し、且つ各摺動駒体には前記挾持用支持軸に対し内側
方向にのみ移動可能の摺動規制用ストッパー機構と、該
摺動規制用ストッパー機構の上方に所定信号に起因して
ストッパー係止を外すストッパー解除手段を機枠側より
配置し、挟接用案内レールの接触規制で内側に移動した
両摺動駒体の挾持腕杆で把持した青果物を適宜距離分を
維持し、前記ストッパー機構の係止解除で両摺動駒体を
外方にスプリング弾発で移動し青果物を放つようにした
ものである。
【0008】この場合、摺動規制用ストッパー機構が、
挾持用支持軸に刻設したラックと該ラックに爪係合する
作動カム及び摺動駒体に揺動自在に配設した作動カム用
係止ピン付き揺動体よりなる。
【0009】また、挾持腕杆が、細幅の板バネ製挾持腕
杆本体と下端に円弧状抱え部を備えてなるものである。
【0010】また、ストッパー解除手段が、所定信号を
受けて作動するソレノイド機構である。
【0011】この様に、1個宛て給送の青果物を直接搬
送する手段を、左右対向の走行チェーン間に一定間隔で
差し渡した挾持用支持軸の両側部分に摺動自在とした各
摺動駒体に挾持腕杆を突設し、両摺動駒体をキャリア部
に向かう手前位置からキャリア部の両側に敷設した対向
間隔を狭める挟接用案内レールの規制案内で摺動駒体
を、外側へのスプリング弾発に抗して内側へ移動させ青
果物を把持するようにし、且つ摺動駒体自体には摺動規
制用ストッパー機構を備え戻り止めとし、該摺動規制用
ストッパー機構のストッパー解除を所定位置に設置のス
トッパー解除手段で行なうようにしたため、前工程で外
観(色,傷,汚れなど)及び形状,寸法等を別途測定装
置をもって計測した1個宛ての青果物が給送コンベヤで
搬送中、該給送コンベヤの上部位置の走行チェーン間に
差し渡された挾持用支持軸の装着の一対の摺動駒体が、
間隔の広いリターン部側からキャリア部に向かう部分の
挟接用案内レールにて外側を規制され順次間隔を狭めな
がら給送コンベヤの上部に平行して臨むため、該摺動駒
体の挾持腕杆の円弧状抱え部で青果物を抱えるように挾
持するので、青果物は給送コンベヤ面より少し持ち上が
った状態で把持される。即ち、給送コンベヤ上の青果物
は一対の挾持腕杆で給送面より離され走行チェーンの走
行へと切替えられ、この状態を維持し適宜距離分(排出
位置)を搬送する。
【0012】この場合、挾持腕杆の挾持状態は、摺動駒
体自体がその後部に配設の作動カムの爪が、挾持用支持
軸のラックの移動した箇所に爪係合し一方向(内側方
向)にのみ移行する一種のラチェット機構の逆止作動を
呈するため、一旦挟接用案内レールで内側へスプリング
に抗して移行した摺動駒体は、その状態を維持し外側へ
の戻りは招かない。
【0013】青果物を把持した一対の挾持腕杆の摺動駒
体が走行チェーンの走行で所定の排出位置まで到達れ
ば、前記測定装置で得た仕分情報が搬送と同期してスト
ッパー解除手段に入力され、該ストッパー解除手段が作
動し降下せる作動子で摺動駒体の上部に配設した揺動体
の先端を押圧すれば、該揺動体の回動で後端の係止ピン
を上昇させ作動カムとの係合が外れ摺動駒体の逆止防止
が解除されるので、該摺動駒体と挾持用支持軸側に介在
したスプリングの弾発で外側へ一挙に押し拡げられる。
従って、両摺動駒体の挾持腕杆で把持された青果物が放
たれ落下し、下方に設置した別途の排出コンベヤへ自動
的に導かれる。この青果物の把持は、挾持腕杆自体が細
幅構造で狭い間隔となる密に突出しいるため、単一の青
果物は数本の挾持腕杆で行われる。このため、みかん等
の球状青果物の把持は勿論のこと、人参等の長尺青果物
では支持本数が増すだけであり確実な把持ができる。
【0014】なお、挾持腕杆を突出した摺動駒体は、走
行チェーンのリターン部側への移行箇所には挟接用案内
レールの敷設はなく、逆に摺動駒体の間隔を拡げる待機
用案内レールを敷設して切替え、再度キャリア部位置に
臨むまで挾持腕杆の間隔を開いた状態とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例の図に基づ
いて説明すれば、次の通りである。
【0016】図1(A)(B)は、塊状青果物を、例え
ば温州みかんの規格仕分け態様(2S,S,M,L,2
L,3Lの6箇所)とし且つ排出コンベヤを搬送路に対
し直交配置した塊状青果物の選果装置の実施例を示す。
1は前工程となる青果物の外観(色,傷,汚れなど)及
び形状,寸法を1個単位で測定する公知の測定装置2を
通過する1個宛て給送の細幅ベルトの給送コンベヤで、
該給送コンベヤ1の前部1aの上方に同速度をもつ左右
対向となる無端の走行チェーン5を、搬送路構成となる
機枠3の前後の両側部に設けた一対のスプロケット4,
4に夫々掛け、該走行チェーン5のキャリア部5a側は
長手方向に敷設の機枠側となる引き抜き型溝レール6の
溝中に案内しチェーン撓みを阻止した構成とする(図2
参照)。この対向した走行チェーン5間には多数本の角
柱状の挾持用支持軸7を一定間隔に、その各リンクプレ
ート5cに折曲げた前記溝レール6を横突出する受片部
5dに差し渡す軸架とし全体として搬送路本体5′とな
る。8は挾持用支持軸7の両側部分に刻設したラック9
位置に夫々摺動自在に溝嵌合する摺動駒体で、各摺動駒
体8は下部に前記給送コンベヤ1の搬送面に近接する突
出量をもつ細幅板バネ製の挾持腕杆10を突設し、該挾
持腕杆10の下端に横向きの円弧状抱え部11を取付
け、挾持用支持軸7の内側に移動した対向の円弧状抱え
部11で青果物把持部11Aが構成される(図3参
照)。また、摺動駒体8の摺動溝部8a内の後部に枢軸
12をもって作動カム13を配設し、該作動カム13の
下端爪部13aを、挾持用支持軸7の上面の前記ラック
9にラチエット機構の逆止爪的に爪係合させ一方向にの
み移動するようにすると共に、該作動カム13の上肩部
に設けた係合段部13bを、摺動駒体8の前部に支点軸
14をもって枢着した揺動体15の枠溝後部15aに設
けた係止ピン16に係合し、この作動カム13とラック
9及び揺動体15とで摺動規制用ストッパー機構17と
なる。18は揺動体15の枠溝中央に配する受ピン19
に上端を止めた下端を摺動駒体8の中央側の止め孔20
に掛け斜め張設する揺動復帰用スプリングである。
【0017】また、21は摺動駒体8の内側端面と挾持
用支持軸7の中央下部に突設したバネ受段部22間に介
在装着した圧縮型スプリングで、該スプリング21の弾
発で摺動駒体8を常時外側へ移動させる作用を与える
が、該摺動駒体8は前記摺動規制用ストッパー機構17
で所定箇所に止まる構成である。23は搬送路の中央上
方に機枠3側より突設て配置したストッパー解除手段
で、該ストッパー解除手段23は測定装置側の仕分信号
を受けて作動するソレノイド24よりなり、この作動子
24aの下端の押圧体部24bを左右に対向した前記揺
動体15,15の先端部15b,15bに臨ませる構成
である。
【0018】また、25は左右の各走行チェーン5のリ
ターン部5b側からキャリア部5aに向かう手前位置か
らキャリア部5aの両側位置に亘り敷設した両摺動駒体
8の対向間隔を順次狭める挟接用案内レールで、該案内
レール25に支持軸7の両側部分に所定間隔で対峙する
摺動駒体8の外側端面を摺接するようにし、これら上記
全体構成で塊状青果物の選別装置となる。
【0019】26は搬送路前方位置となる走行チェーン
5のキャリア部5aの下方に、その長手方向(搬送方
向)に所定間隔をもって直交配設した複数基の排出コン
ベヤで、該排出コンベヤ26の個数は、例えば2S,
S,M,L,2L,3L等の如き階級数に対応の6個と
する。27は走行チェーン5の駆動モータである。
【0020】次にこの作用を説明すると、先ず前工程と
なる別途適宜手段(図示せず)で1個宛て給送された給
送コンベヤ1上のみかん等の青果物Aが、その中途配設
の外形測定をする測定装置(カメラ式階級選別機)2の
通過で、該測定装置2で捉らえたカメラ映像の画像処理
をコンピュータで行い、その値を適宜演算して算出した
等階級値の信号を前方に配置した選別装置のストッパー
解除手段17へ搬送速度と同期して入力させる。
【0021】ここにおいて、測定装置2を経て給送コン
ベヤ1の前部1aに青果物Aが送られてくれば、該給送
コンベヤ1の上方に位置する選別装置の走行チェーン5
に差し渡しされた挾持用支持軸7の両摺動駒体8の両挾
持腕杆10が、搬送路の上部のリターン部5b側から下
部のキャリア部5aへ向かう傾斜部分からキャリア部入
口に亘り敷設した対向間隔を順次狭める挟接用案内レー
ル25に両摺動駒体8が接触し規制され、支持軸7の中
央側に両側から中央部へ移行する。ここで、走行チェー
ン5のキャリア部5aでは給送コンベヤ1と近接位置で
平行状態となるため、該給送コンベヤ1上の青果物Aの
両側に1本乃至数本の挾持腕杆10が臨み、その下端の
円弧状抱え部11間に青果物Aが自動的に挟まれる。こ
の場合、挾持用支持軸7に対する摺動駒体8の動きは、
摺動規制用ストッパー機構17の作動カム13が支持軸
7のラック9に対し一方向(内側方向)にのみスプリン
グ21の弾発に抗して移動する構造のため、内側方向に
は挟接用案内レール25の規制だけで円滑に移行し、逆
方向(外側方向)へは不動である(図2参照)。
【0022】この状態で、キャリア部5a位置で更に少
し両摺動駒体8が内側に寄り青果物Aを抱え部11で挾
持すれば、該抱え部11は挾持面が円弧状を呈し、この
円弧下部が塊状(球状)青果物Aの円弧下部に進入し一
種の抱え込み作用をもつため、把持されたときの青果物
Aは給送コンベヤ1面より少し浮く状態となる。即ち、
挾持腕杆10の抱え部11で把持された青果物Aは給送
コンベヤ1面より持ち上げられた状態で前方へ所定距離
分を搬送される。青果物Aは、給送コンベヤ1面より浮
かなくと挾持腕杆10の把持が確実ならば十分である。
なお、挾持腕杆10側に青果物Aを移した箇所で給送コ
ンベヤ1の末端が位置すればよい。
【0023】次に、両摺動駒体8の挾持腕杆10で把持
された青果物Aは、その状態で走行チェーン5の回動に
伴って適宜距離分を搬送される。ここで、前工程である
測定装置2の測定値に起因した仕分信号を受ける搬送路
上方のストッパー解除手段23位置に達すると、該スト
ッパー解除手段23が所定の仕分信号で働き、このソレ
ノイド24の作動子24aか降下し左右に配設の両摺動
駒体8の両揺動体15の各先端部15bを押圧すれば、
両揺動体15は夫々支点軸14をもって先端部15bが
内側下方へ傾き反対側となる後端部が上昇し、この枠溝
後部15aに配する係止ピン16が上昇回動するため、
該係止ピン16が摺動駒体8側の作動カム13の係合段
部13bより外れ、この下端爪部13aと支持軸7のラ
ック9との逆止め作用が解け摺動駒体8の戻り(外側)
移動が可能となる。
【0024】従って、摺動駒体8はその内側端面と固定
側となる支持軸7のバネ受段部22間に装着したスプリ
ング21の弾発を受けて外側の待機位置に瞬時に戻る。
即ち、両摺動駒体8は支持軸7の軸線上を両外側へ移動
中に押し拡げられ、該両摺動駒体8の挾持腕杆10で把
持された青果物Aが放たれ、その下方に別途設置した排
出コンベヤ26群の適宜箇所に落下し仕分け排出とな
る。この場合、左右に拡げられた両摺動駒体8の外側規
制は別途の案内受けレール28で止まる。
【0025】なお、キャリア部5aに達した両挾持腕杆
10に挾持すべき青果物Aが来ない場合、両挾持腕杆1
0は挾持用案内レール25による内側への最大規制位置
(対向間隔)で、前記作動カム13の下端爪部13aが
ラック9に爪係合する摺動規制ストッパーが効き、その
位置で停止状態を保つ。
【0026】また、キャリア部5aの末端位置からリタ
ーン部5b側となる残る走行部分にあっては、支持軸7
の左右に対向間隔を広げた両摺動駒体8はその対向間隔
を広げた状態のまま移行し、再度キャリア部5a側に移
行するとき両側に敷設の挟接用案内レール25の規制に
より対向間隔を順次狭めればよい。
【0027】
【発明の効果】上述の様に、本発明の塊状青果物の選別
装置は対向せる走行チェーン間に一定間隔で差し渡した
挾持用支持軸の両側部分に摺動駒体を配設し、その下端
に突設の両挾持腕杆で青果物把持部を構成し、両摺動駒
体の対向間隔をキャリア部で両外側から寄せる挟接用案
内レールの規制で、外側へのスプリング弾発に抗して狭
め下方の給送コンベヤの青果物を把持し、且つ適宜距離
分を維持するよう摺動駒体に摺動規制用ストッパー機構
を備えたため、1個宛て給送の青果物を給送コンベヤ上
で順次間隔を狭めながら各挾持腕杆で自動的に挾持し把
持されるので、確実且つ安定した搬送ができ高速化に適
する。また、挾持腕杆群は例えばチェーンのプレート単
位程度に細かく突設した百足脚状構成のため、単一の青
果物に対し1本乃至数本の挾持腕杆による細かな挾持と
なり確実な把持がなされる。即ち、みかん等の球状青果
物では数本の挾持腕杆で挾持され、人参,キュウリ等の
長尺青果物では長手方向にあって複数本の挾持腕杆で挾
持されるため、各種青果物に対し無理のない対応ができ
る。更に、青果物の把持は順次間隔を狭めて臨む挾持腕
杆の抱え部で両側から挾持するため、青果物を優しく挟
め表皮の柔らかな青果物でも傷めることもなく、且つ青
果物自体の大小に関係なく把持できる。
【0028】また、支持軸に対する摺動駒体の軸方向の
移動及び停止を、摺動駒体の外側に敷設の挟接用案内レ
ールの位置規制で走行中に行うため円滑で誤動作のない
摺動ができ、且つ青果物を把持した摺動駒体の挾持腕杆
の維持を、支持軸面のラックと摺動駒体側に組み込む作
動カムの爪係合で一方向のみ移動する簡略構成のストッ
パー機構を取るため、コンパクトで簡単,確実な位置決
めとなり一旦内側へ寄った摺動駒体がずれることなく連
続的な摺動駒体の挾持寄せができる。
【0029】しかも、仕分位置に達した青果物の落下
を、ストッパー機構の作動カムのピン係合を外す揺動体
をソレノイドの作動子で押すストッパー解除手段で行う
と共に、摺動駒体自体をスプリング弾発で外側へ押し戻
す構成のため、把持した青果物を所定箇所で一挙に落と
し得る。このことは、ストッパー解除手段を搬送路の上
方に配列し所定仕分信号で作動させれば、選別(仕分)
装置となる。また、青果物の把持,離反はあくまで左右
の挾持腕杆を移動させるだけのため、把持位置の直ぐ下
方近傍に排出コンベヤを設置でき、従来の受け皿方式で
必要な受け皿の排出回動幅を隔てることもなく排出落差
を最小に抑え、落下衝撃を小さくし得る等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塊状青果物の選別装置の一実施例の要
部を示す図で、(A)は概略側面図で、(B)は同概略
平面図である。
【図2】選別装置の走行チェーンの溝レールに対する敷
設状態の説明図である。
【図3】同青果物を左右対向の摺動駒体の挾持腕杆で把
持する正面図である。
【図4】同挟接用案内レールの敷設の説明図である。
【図5】挾持用支持軸と摺動駒体と挾持腕杆及び摺動規
制用ストッパー機構の分離した斜視図である。
【図6】摺動駒体を挟接用案内レールで内側に摺動し挾
持腕杆で青果物を把持した説明図である。
【図7】同摺動駒体の摺動規制用ストッパー機構のスト
ッパー解除を示す説明図である。
【図8】同作動カムの動作を示す説明図である。
【図9】同両摺動駒体が両外側に移動し青果物の把持を
放つ説明図である。
【図10】挾持用支持軸に対する摺動駒体を挟接用案内
レールで内側に移動し挾持腕杆で青果物を把持する斜視
図である。
【図11】同挾持腕杆で青果物を把持し所定搬送をする
斜視図である。
【符号の説明】
5 走行チェーン 7 挾持用支持軸 8 摺動駒体 9 ラック 10 挾持腕杆 11 円弧状抱え部 11A 青果物把持部 13 作動カム 15 揺動体 16 係止ピン 17 摺動規制用ストッパー機構 21 スプリング 23 ストッパー解除機構 25 挟接用案内レール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個宛て給送の塊状青果物を所定位置ま
    で搬送する選別装置において、左右対向の無端となる走
    行チェーンに多数本の挾持用支持軸を一定間隔に差し渡
    してなる搬送路本体と、前記各挾持用支持軸の両側部分
    に夫々摺動自在とする下端に挾持腕杆を突設した摺動駒
    体と、前記走行チェーンの少なくともキャリア部に向か
    う手前位置の両側に両摺動駒体を常時外方へ押圧するス
    プリングに抗し内側に並行移動させる挟接用案内レール
    を備えると共に、両側部分より寄る対向の挾持腕杆端の
    抱え部で塊状青果物把持部を構成し、且つ各摺動駒体に
    は前記挾持用支持軸に対し内側方向にのみ移動可能の摺
    動規制用ストッパー機構と、該摺動規制用ストッパー機
    構の上方には所定信号に起因してストッパー係止を外す
    ストッパー解除手段を機枠側より配置し、挟接用案内レ
    ールの接触規制で内側に移動する両摺動駒体の挾持腕杆
    で把持した青果物を適宜距離分を維持し、ストッパー機
    構の係止解除で両摺動駒体を外方にスプリング弾発で移
    動し青果物を放つことを特徴とする塊状青果物の選別装
    置。
  2. 【請求項2】 摺動規制用ストッパー機構が、挾持用支
    持軸に刻設したラックと該ラックに爪係合する作動カム
    及び摺動駒体に揺動自在に配設した作動カム用係止ピン
    付き揺動体よりなる請求項1記載の塊状青果物の選別装
    置。
  3. 【請求項3】 挾持腕杆が、細幅の板バネ製挾持腕杆本
    体と下端に円弧状抱え部を備えてなる請求項1記載の塊
    状青果物の選別装置。
  4. 【請求項4】 ストッパー解除手段が、所定信号を受け
    て作動するソレノイド機構である請求項1記載の塊状青
    果物の選別装置。
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