JPH092652A - 仕分装置 - Google Patents

仕分装置

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JPH092652A
JPH092652A JP15179995A JP15179995A JPH092652A JP H092652 A JPH092652 A JP H092652A JP 15179995 A JP15179995 A JP 15179995A JP 15179995 A JP15179995 A JP 15179995A JP H092652 A JPH092652 A JP H092652A
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JP
Japan
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sorting
slide
rail
slat
traveling machine
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JP15179995A
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Tokio Niimi
時雄 新見
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Toyo Kanetsu KK
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Toyo Kanetsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラットを極めて円滑に傾斜動作させること
により、仕分けられる物品が受ける衝撃を極力小さく抑
える。 【構成】 走行機体20は、分岐レール61にスライド
シュー30又は31のガイドホイール46を案内される
ことにより、スラット50が各リンク部材34,40を
介して仕分け方向側に傾斜するように、対となるスライ
ドシュー30,31の位置関係を調整される。すなわ
ち、スラット50の仕分け方向側の端部が、仕分け方向
寄りのスライドシュー30又は31の仕分け方向と反対
側への摺動に、リンク部材34又は40を介して連動さ
れることにより、スラット50が仕分け方向側に傾斜さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を所定の方向に仕
分けるための仕分装置に関し、詳しくは仕分けられる物
品に与える衝撃を極力小さく抑えるための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、果実野菜類の仕分装置として、特
開昭61−295920号公報には、図6に示すよう
に、ほぼ水平に保持されたスラット状受板100を、コ
ンベヤチェーン101に連動して図6中紙面に垂直な方
向に移動させることにより、スラット状受板100に載
置された果実等の物品102を搬送するとともに、所定
の仕分け位置において、スラット状受板100を図6中
時計方向に揺動させて傾斜させることにより、載置され
た物品102を落下させて仕分けるものが記載されてい
る。
【0003】スラット状受板100は、取付部材103
にピン104を中心として揺動可能に支持されており、
取付部材103は、チェーンアタッチメント105を介
して、コンベヤチェーン101に固定されている。スラ
ット状受板100の基端部107近傍には、フック10
6が設けられており、スラット状受板100は、基端部
107をフック106に係合されることによって、ほぼ
水平に保持される。またスラット状受板100は、所定
の仕分け位置に設けられた解除機構108によって、フ
ック106との係合を解除され、自重及び物品102の
重量でピン104を中心として図6中時計方向に揺動
し、ほぼ垂直な状態まで傾斜される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の仕分装
置では、スラット状受板100に載置された物品102
は、仕分けられる際、スラット状受板100の傾斜によ
って自重で落下する。したがって、例えば物品102を
エアージェット等によって仕分ける装置に比較した場合
には、落下の際に物品102が受ける衝撃は、風圧等に
よる付勢力が物品102に作用しない分だけ小さい。し
かしスラット状受板100は、解除機構108によって
フック106との係合を解除されると、自重及び物品1
02の重量によって急激に揺動し始め、物品102はス
ラット状受板100による支えを瞬時に失うこととな
る。このため、風圧等による付勢力が物品102に作用
しない自然落下ではあっても、仕分けの際に物品102
が受ける衝撃は、依然としてかなり大きいという問題が
あり、物品102の損傷等を招くおそれがあった。
【0005】本発明は、物品を仕分ける際、物品載置部
を極めて円滑に傾斜動作させることができ、これにより
仕分けられる物品が受ける衝撃を極力小さく抑えること
ができ、物品の損傷等を確実に防止することができる仕
分装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、物
品(W)の搬送方向に沿って相互に連結して多数設けら
れ、搬送方向に移動される走行機体(20)と、走行機
体(20)にそれぞれ少なくとも一対設けられ、搬送方
向と直交方向に移動可能に支持されたスライド部材(3
0,31)と、走行機体(20)にそれぞれ設けられ、
搬送方向両端部近傍にそれぞれ連結されるリンク部材
(34,40)を介して、対となる前記各スライド部材
(30,31)に支持される物品載置部(50)と、搬
送方向に沿って設けられ、走行機体(20)の移動に伴
ってスライド部材(30,31)を案内することによ
り、物品載置部(50)の姿勢がリンク部材(34,4
0)を介してほぼ水平に保たれるように、走行機体(2
0)における対となるスライド部材(30,31)の位
置関係を調整する主レール(60)と、主レール(6
0)から分岐して所定の仕分け方向に沿って設けられ、
走行機体(20)の移動に伴ってスライド部材(30,
31)を案内することにより、物品載置部(50)がリ
ンク部材(34,40)を介して仕分け方向側に傾斜す
るように、走行機体(20)における対となるスライド
部材(30,31)の位置関係を調整する分岐レール
(61)と、分岐レール(61)が主レール(60)か
ら分岐する箇所にそれぞれ設けられ、物品(W)を仕分
ける際、スライド部材(30,31)を案内するレール
を、主レール(60)から分岐レール(61)に切り換
える切換手段(70)とを備えたことを特徴とする仕分
装置により達成される。
【0007】
【作用】本発明に係る仕分装置において、走行機体はそ
れぞれ、スライド部材を主レールに案内されることによ
り、物品載置部の姿勢がリンク部材を介してほぼ水平に
保たれるように、対となるスライド部材の位置関係を調
整される。これにより物品は、物品載置部に安定した姿
勢で載置され、走行機体の移動に伴って所定の方向に搬
送される。一方、物品を仕分ける際、切換手段は、スラ
イド部材を案内するレールを、主レールから分岐レール
に切り換える。走行機体は、スライド部材を分岐レール
に案内されることにより、物品載置部がリンク部材を介
して仕分け方向側に傾斜するように、対となるスライド
部材の位置関係を調整される。これにより物品は、物品
載置部上から所定の仕分け方向に滑落して仕分けられ
る。
【0008】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施例である仕分装置の
要部を示す図であり、図1は正面図、図2は図1の右側
面図である。これらの図において、物品Wは、走行機体
20にそれぞれ設けられたスラット50に載置され、走
行機体20の走行に伴う各スラット50の移動により、
図1中紙面に垂直な方向に搬送される。そして物品W毎
の所定の位置において、物品Wは、スライドシュー3
0,31の図1中左右方向への移動に伴うスラット50
の傾斜動作によって、スラット50上から搬送方向側方
(図1中、左方又は右方)の所定のシュート(図示しな
い)に排出されて仕分けられる。
【0009】走行機体20は、搬送方向(図1中、紙面
に垂直な方向)に沿って多数設けられており、図1中左
右両端部にそれぞれ取り付けられた連結部材21によっ
て、相互に連結されている。走行機体20はそれぞれ、
連結部材21を介して駆動チェーン(図示しない)に連
動され、コンベヤフレーム10に固定されたガイドレー
ル11上で走行ホイール22を転動させつつ、搬送方向
に沿って走行する。駆動チェーンは、コンベヤフレーム
10における搬送方向前後端部にそれぞれ設けられたス
プロケット(図示しない)に巻回されており、各スプロ
ケットの回動によって移動される。走行ホイール22
は、走行機体20に複数設けられており、連結部材21
における走行機体20取付面と反対側の面に、搬送方向
に沿ってそれぞれ回動自在に支持される。
【0010】スライドシュー30,31は、走行機体2
0にそれぞれ一対ずつ、案内パイプ32に沿って搬送方
向と直交する方向に摺動自在に設けられる。案内パイプ
32は、走行機体20にそれぞれ1本ずつ、搬送方向と
直交する方向に沿ってそれぞれ設けられる。
【0011】走行機体20の対となるスライドシュー3
0,31のうち、搬送方向左側のスライドシュー30
(以下、左側スライドシュー30という)の上面には、
左側ブラケット33が設けられており、左側ブラケット
33には、左側リンク部材34の下端部がピン35を中
心として相対回転可能に連結されている。左側リンク部
材34の上端部は、スラット50下面における搬送方向
左端部近傍に設けられた左側ブラケット36に、ピン3
7を中心として相対回転可能に連結される。左側スライ
ドシュー30の上面における左側ブラケット33の搬送
方向右側と、スラット50下面における左側ブラケット
36の搬送方向左側には、左側ストッパ38(図1中破
線で示す)がそれぞれ設けられる。各左側ストッパ38
は、左側リンク部材34の搬送方向左方への動きを規制
する。
【0012】また、搬送方向右側のスライドシュー31
(以下、右側スライドシュー31という)の上面には、
右側ブラケット39が設けられており、右側ブラケット
39には、右側リンク部材40の下端部がピン41を中
心として相対回転可能に連結されている。右側リンク部
材40の上端部は、スラット50下面における搬送方向
右端部近傍に設けられた右側ブラケット42に、ピン4
3を中心として相対回転可能に連結される。右側スライ
ドシュー31の上面における右側ブラケット39の搬送
方向左側と、スラット50下面における右側ブラケット
42の搬送方向右側には、右側ストッパ44(図1中破
線で示す)がそれぞれ設けられる。各右側ストッパ44
は、右側リンク部材40の搬送方向右方への動きを規制
する。
【0013】スライドシュー30,31の下面にはそれ
ぞれ、ほぼ垂直なガイドピン45が設けられる。ガイド
ピン45は、走行機体20に設けられた長孔(図示しな
い)に、搬送方向と直交する方向に沿って移動可能に遊
挿されており、先端部(図1中下端部)を走行機体20
から下方に突出される。ガイドピン45の先端部にはそ
れぞれ、ガイドホイール46が、ほぼ水平な状態で回転
自在に支持されている。ガイドホイール46は、走行機
体20の走行に伴って主レール60又は分岐レール61
に案内される。すなわちガイドホイール46はそれぞ
れ、主レール60に案内されることにより、左側及び右
側スライドシュー30,31を案内パイプ32における
両端部近傍に位置させる。またガイドホイール46はそ
れぞれ、分岐レール61に案内されることにより、仕分
け方向寄りのスライドシュー30又は31を、案内パイ
プ32における仕分け方向と反対側に摺動させる。
【0014】スラット50は、走行機体20にそれぞれ
1枚ずつ設けられる。スラット50はそれぞれ、搬送方
向と直交方向の両端部近傍にそれぞれ連結される左側及
び右側リンク部材34,40を介して、対となる左側及
び右側スライドシュー30,31に所定の姿勢で支持さ
れる。
【0015】主レール60は、コンベヤフレーム10上
面における搬送方向と直交方向の両端部近傍に、搬送方
向に沿って設けられる。主レール60は、走行機体20
の走行に伴ってスライドシュー30,31のガイドホイ
ール46を案内することにより、スラット50の姿勢が
左側及び右側リンク部材34,40を介してほぼ水平に
保たれるように、走行機体20における左側及び右側ス
ライドシュー30,31の位置関係を調整する。すなわ
ち主レール60は、案内パイプ32における各スライド
シュー30,31の位置を両端部近傍とし、各リンク部
材34,40をほぼ垂直にしてスラット50をほぼ水平
な姿勢とする。
【0016】分岐レール61は、コンベヤフレーム10
上面に、主レール60から分岐して所定の仕分け方向に
沿って平面視斜線状に設けられる。分岐レール61は、
走行機体20の走行に伴ってガイドホイール46を案内
することにより、スラット50が左側及び右側リンク部
材34,40を介して仕分け方向側に所定の角度(本実
施例では約45°)傾斜するように、走行機体20にお
ける左側及び右側スライドシュー30,31の位置関係
を調整する。すなわち分岐レール61は、案内パイプ3
2における仕分け方向寄りのスライドシュー30又は3
1を、仕分け方向と反対側に摺動させ、仕分け方向寄り
のスライドシュー30又は31の図1中左右方向の位置
を、他方のスライドシュー31又は30近傍として、仕
分け方向寄りのリンク部材34又は40を傾動させる。
このとき、スラット50の仕分け方向側端部が、仕分け
方向寄りのリンク部材34又は40を介して仕分け方向
寄りのスライドシュー30又は31に連動され、これに
よりスラット50は、仕分け方向側に所定の角度傾斜さ
れる。
【0017】スライドシュー30,31のガイドホイー
ル46の主レール60から分岐レール61への導入は、
切換装置70によって行われる。切換装置70の構成を
図3に示す。切換装置70においては、主レール60と
分岐レール61との分岐点近傍に、電磁石71が設けら
れており、電磁石71は、各種仕分け情報等に基づいて
励磁され、磁性材料からなるガイドホイール46の進路
を変更する。
【0018】すなわち仕分けが行われない場合には、電
磁石71は励磁されず、ガイドホイール46は、電磁石
71によって進路を変更されることなく直進し、主レー
ル60に沿って搬送方向(図3中上向きの矢印方向)に
移動する(図3中46aの状態)。一方、仕分けが行わ
れる場合には、電磁石71が励磁され、ガイドホイール
46は、電磁石71によって進路を変更される(図3中
46bの状態)。電磁石71によって進路を変更された
ガイドホイール46は、さらに永久磁石(又は電磁石)
72の磁気作用を受けて分岐レール61に導入され(図
3中46cの状態)、搬送方向側方(図3中右斜め上向
きの矢印方向)に移動する(図3中46dの状態)。
【0019】本実施例の作用を説明する。スラット50
に載置された物品Wは、走行機体20の走行に伴う各ス
ラット50の移動により、図1中紙面に垂直な方向に搬
送される。そして物品W毎の所定の位置において、物品
Wは、スライドシュー30,31の図1中左右方向への
移動に伴うスラット50の傾斜動作によって、スラット
50上から搬送方向側方の所定のシュートに排出されて
仕分けられる。
【0020】すなわち走行機体20はそれぞれ、左側及
び右側スライドシュー30,31のガイドホイール46
を主レール60に案内されることにより、スラット50
の姿勢が左側及び右側リンク部材34,40を介してほ
ぼ水平に保たれるように、各スライドシュー30,31
の位置関係を調整される。すなわち各スライドシュー3
0,31の図1中左右方向の位置はそれぞれ、ガイドホ
イール46を主レール60に案内されていることによ
り、案内パイプ32における搬送方向両端部近傍とな
り、各リンク部材34,40がほぼ垂直となってスラッ
ト50をほぼ水平な姿勢に保持する。これにより物品W
は、スラット50に安定した姿勢で載置され、走行機体
20の走行に伴って所定の方向に搬送される。
【0021】一方、例えば図1中左方の所定のシュート
に物品Wを仕分ける際、切換装置70は、該当する走行
機体20の左側スライドシュー30のガイドホイール4
6を、主レール60から分岐レール61に導入する。走
行機体20は、左側スライドシュー30を分岐レール6
1に案内されることにより、スラット50が各リンク部
材34,40を介して図1中左下方に傾斜するように、
各スライドシュー30,31の位置関係を調整される。
すなわち左側スライドシュー30は、案内パイプ32に
沿って図1中右方に摺動され、右側スライドシュー31
近傍に位置される(図1中、二点鎖線で示す状態)。こ
れにより左側リンク部材34は、図1中反時計方向に傾
動し、スラット50を図1中左斜め下方に所定の角度傾
斜させる(図1中、二点鎖線で示す状態)。したがって
物品Wは、スラット50上から図1中左方に滑落して所
定のシュートに仕分けられる。
【0022】また、図1中右方の所定のシュートに物品
Wを仕分ける際には、切換装置70は、該当する走行機
体20の右側スライドシュー31のガイドホイール46
を、主レール60から分岐レール61に導入する。そし
て走行機体20の右側スライドシュー31は、案内パイ
プ32に沿って図1中左方に摺動され、左側スライドシ
ュー30近傍に位置される。これにより右側リンク部材
40は、図1中時計方向に傾動し、スラット50を図1
中右斜め下方に所定の角度傾斜させる。物品Wは、スラ
ット50上から図1中右方に滑落して所定のシュートに
仕分けられる。
【0023】図4は、本発明の第2実施例である仕分装
置の要部を示す側面図である。本実施例においては、対
となる左側及び右側スライドシュー80,81が、走行
機体82にそれぞれ二対設けられており、スライドシュ
ー80,81を摺動自在に支持する案内パイプ83も、
走行機体82における搬送方向(図4中、左右方向)に
所定の間隔をあけて一対、搬送方向と直交する方向に沿
ってそれぞれ設けられる。そして、搬送方向に隣合うス
ライドシュー80同士又は81同士は、連結部材84を
介して相互に連結されており、ガイドピン85及びガイ
ドホイール86は、各連結部材84におけるほぼ中央に
設けられている。つまり各走行機体82において、搬送
方向に隣合うスライドシュー80又は81は、連結部材
84を介してガイドピン85及びガイドホイール86を
共用することとなり、各案内パイプ83に沿って常時連
動して摺動する。
【0024】また左側及び右側リンク部材87,88
も、走行機体82にそれぞれ一対ずつ設けられており、
第1実施例と同様に、各スライドシュー80,81の上
面に連結される。更に、二対の左側及び右側リンク部材
87,88の上端部には、第1実施例のスラット50に
代えてトレイ89が連結・支持されており、搬送する物
品Wはトレイ89に載置される。その他の構成は、第1
実施例と同様である。
【0025】このような仕分装置において、物品Wを例
えば搬送方向右方のシュートに仕分ける際、該当する走
行機体82の右側スライドシュー81のガイドホイール
86が、切換装置70によって主レール60から分岐レ
ール61に導入される。これにより右側スライドシュー
81はそれぞれ、各案内パイプ83に沿って搬送方向右
方に連動して摺動される。トレイ89は、右側リンク部
材88を介して右側スライドシュー81に連動され、搬
送方向右斜め下方に所定の角度傾斜される。したがって
物品Wは、トレイ89上から搬送方向右方に滑落し、所
定のシュートに仕分けられる。一方、物品Wを搬送方向
左方のシュートに仕分ける際には、左側スライドシュー
80及び左側リンク部材87の動作によって、上述した
のと同様にして、トレイ89が、搬送方向左斜め下方に
所定の角度傾斜され、載置された物品Wを搬送方向左方
に滑落させる。
【0026】以上のように上記各実施例によれば、物品
Wを仕分ける際、切換装置70は、該当する走行機体2
0,82のスライドシュー30,31,80,81のガ
イドホイール46,86を、主レール60から分岐レー
ル61に導入させ、走行機体20,82は、分岐レール
61にスライドシュー30,31,80,81のガイド
ホイール46,86を案内されることにより、スラット
50(第1実施例)又はトレイ89(第2実施例)が各
リンク部材34,40,87,88を介して仕分け方向
側に傾斜するように、対となるスライドシュー30,3
1,80,81の位置関係を調整される。すなわち、ス
ラット50又はトレイ89の仕分け方向側の端部が、仕
分け方向寄りのスライドシュー30,31,80,81
の仕分け方向と反対側への摺動に、リンク部材34,4
0,87,88を介して連動されることにより、スラッ
ト50又はトレイ89が仕分け方向側に傾斜されるの
で、スラット50又はトレイ89を極めて円滑に傾斜動
作させることができる。これにより、仕分けられる物品
Wが受ける衝撃を極力小さくすることができ、物品Wの
損傷等を確実に防止することができる。
【0027】なお図3の切換装置70に代わる切換装置
90として、図5に示すように、ガイドホイール46,
86に係合して進路を規制する係合部材91と、係合部
材91を変位させるエアシリンダ92で構成し、ガイド
ホイール46,86の進路を、切換装置70のように磁
気作用によらず、係合部材91のガイドホイール46,
86への係合によって変更してもよい。図5に示す切換
装置90において、係合部材91は、主レール60と分
岐レール61との分岐点近傍に、ピン93を中心として
水平面内で回転可能に支持されている。係合部材91に
おける所定の位置には、エアシリンダ92のシリンダロ
ッド94先端が、連結リンク95及びピン96を介して
相対回転可能に連結されている。係合部材91は、エア
シリンダ92の作動によるシリンダロッド94の図5中
上下動によって、連結リンク95を介して図5中時計方
向又は反時計方向に所定量回転され、ガイドホイール4
6,86に係合しない非係合位置(図5中、実線で示す
位置)と、ガイドホイール46,86に係合する係合位
置(図5中、二点鎖線で示す位置)との間で変位され
る。
【0028】すなわち係合部材91は、仕分けが行われ
ない場合には、非係合位置に保持されている。これによ
りガイドホイール46又は86は、係合部材91によっ
て進路を変更されることなく直進し、主レール60に沿
って搬送方向(図5中上向きの矢印方向)に移動する
(図5中46a又は86aの状態)。一方仕分けが行わ
れる場合には、係合部材91は、エアシリンダ92の作
動によって係合位置に変位される。これによりガイドホ
イール46,86は、係合部材91に係合して進路を変
更され(図5中46b又は86bの状態)、分岐レール
61に導入される(図5中46c又は86cの状態)。
そしてガイドホイール46,86は、搬送方向側方(図
5中右斜め上向きの矢印方向)に移動する。
【0029】また第1実施例では、各スラット50の搬
送方向に沿う幅が比較的小さくなるため、各物品Wは、
原則として複数のスラット50にまたがるようにして、
すなわち複数の走行機体20にまたがるように載置され
る。この場合、切換装置70は、仕分ける物品Wをスラ
ット50に載置された複数の走行機体20のガイドホイ
ール46を、連続して分岐レール61に導入する。これ
に対して第2実施例では、各トレイ89の搬送方向に沿
う幅を比較的大きく設定することができるため、各物品
Wは、原則として1枚のトレイ89に1個ずつ、すなわ
ち各走行機体82毎に1個ずつ載置される。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品を仕
分ける際、切換手段は、スライド部材を案内するレール
を主レールから分岐レールに切り換え、走行機体は、ス
ライド部材を分岐レールに案内されることにより、物品
載置部がリンク部材を介して仕分け方向側に傾斜するよ
うに、対となるスライド部材の位置関係を調整されるの
で、物品載置部を極めて円滑に傾斜動作させることがで
きる。これにより、仕分けられる物品が受ける衝撃を極
力小さく抑えることができ、物品の損傷等を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である仕分装置の要部を示
す正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の仕分装置の切換機構を示す底面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例である仕分装置の要部を示
す側面図である。
【図5】切換機構の他の例を示す底面図である。
【図6】従来の仕分装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
10 コンベヤフレーム 20 走行機体 21 連結部材 30 スライド部材(左側スライドシュー) 31 スライド部材(右側スライドシュー) 34 リンク部材(左側リンク部材) 40 リンク部材(右側リンク部材) 45 ガイドピン 46 ガイドホイール 50 物品載置部(スラット) 60 主レール 61 分岐レール 70 切換装置 71 電磁石 80 スライド部材(左側スライドシュー) 81 スライド部材(右側スライドシュー) 87 リンク部材(左側リンク部材) 88 リンク部材(右側リンク部材) 89 物品載置部(トレイ) 90 切換装置 91 係合部材 92 エアシリンダ W 物品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(W)の搬送方向に沿って相互に連
    結して多数設けられ、搬送方向に移動される走行機体
    (20)と、 走行機体(20)にそれぞれ少なくとも一対設けられ、
    搬送方向と直交方向に移動可能に支持されたスライド部
    材(30,31)と、 走行機体(20)にそれぞれ設けられ、搬送方向両端部
    近傍にそれぞれ連結されるリンク部材(34,40)を
    介して、対となる前記各スライド部材(30,31)に
    支持される物品載置部(50)と、 搬送方向に沿って設けられ、走行機体(20)の移動に
    伴ってスライド部材(30,31)を案内することによ
    り、物品載置部(50)の姿勢がリンク部材(34,4
    0)を介してほぼ水平に保たれるように、走行機体(2
    0)における対となるスライド部材(30,31)の位
    置関係を調整する主レール(60)と、 主レール(60)から分岐して所定の仕分け方向に沿っ
    て設けられ、走行機体(20)の移動に伴ってスライド
    部材(30,31)を案内することにより、物品載置部
    (50)がリンク部材(34,40)を介して仕分け方
    向側に傾斜するように、走行機体(20)における対と
    なるスライド部材(30,31)の位置関係を調整する
    分岐レール(61)と、 分岐レール(61)が主レール(60)から分岐する箇
    所にそれぞれ設けられ、物品(W)を仕分ける際、スラ
    イド部材(30,31)を案内するレールを、主レール
    (60)から分岐レール(61)に切り換える切換手段
    (70)とを備えたことを特徴とする仕分装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104444299A (zh) * 2014-11-20 2015-03-25 云南昆船设计研究院 一种翻盘式分拣装置
CN112474372A (zh) * 2020-11-27 2021-03-12 苏州金峰物流设备有限公司 翻转式分拣车、翻转式分拣装置、翻转式分拣系统及翻转式分拣方法
CN112474371A (zh) * 2020-11-27 2021-03-12 苏州金峰物流设备有限公司 翻板分拣机、翻板分拣系统、翻板分拣机的分拣方法及支撑导轨

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