JPH09224497A - マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置 - Google Patents

マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置

Info

Publication number
JPH09224497A
JPH09224497A JP3253696A JP3253696A JPH09224497A JP H09224497 A JPH09224497 A JP H09224497A JP 3253696 A JP3253696 A JP 3253696A JP 3253696 A JP3253696 A JP 3253696A JP H09224497 A JPH09224497 A JP H09224497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
suction
roll
mulch
holding roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3253696A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyoshi Honda
春義 本多
Hajime Odagiri
小田切  元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP3253696A priority Critical patent/JPH09224497A/ja
Publication of JPH09224497A publication Critical patent/JPH09224497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土壌面を被覆するマルチフィルム4のフィル
ム端の保持を、簡単な構成で、正確に行わせる。 【解決手段】 回転周面に吸引ノズル1を配置し、内周
部には吸引ポンプ回路2による吸引力を働かせる下半部
の吸引域Aと、吸引力を働かせない上半部の開放域Bと
を区切る仕切弁3を有したフィルム保持ロール5を設
け、このフィルム保持ロール5を土壌面上に被覆される
マルチフィルム4の上面に転接して回転しながらこのマ
ルチフィルム4面への転接部を吸引域Aとして吸着保持
するように設けたマルチフィルム敷設機のフィルム端保
持装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチフィルム
敷設機のフィルム端保持装置に関し、敷設開始前のマル
チフィルムの先端部を敷設機側に正確に保持させようと
するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】マルチフィルムを土壌
面上に被覆させるときは、ロール巻きにして装着したマ
ルチフィルムを、機体の前進に伴って土壌面上に引き出
させながら被覆させて覆土等により土壌面に固定させ
る。マルチフィルムの敷設行程が完了する毎に、敷設側
とロール巻にして引出される側とのマルチフィルムをナ
イフ等で切り離すため、この引出側のマルチフィルムの
切端部は次行程の敷設を開始するまで保持することによ
って、正確な敷設を行わせる。しかしながら、マルチフ
ィルムの切端部は自由端であり軟弱なフィルムであるか
ら取扱が容易でなく、正確なフィルム端の保持が行われ
難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、回転周面に
吸引ノズル1を配置し、内周部には吸引ポンプ回路2に
よる吸引力を働かせる下半部の吸引域Aと、吸引力を働
かせない上半部の開放域Bとを区切る仕切弁3を有した
フィルム保持ロール5を設け、このフィルム保持ロール
5を土壌面上に被覆されるマルチフィルム4の上面に転
接して回転しながらこのマルチフィルム4面への転接部
を吸引域Aとして吸着保持するように設けたマルチフィ
ルム敷設機のフィルム端保持装置の構成とする。
【0004】
【発明の効果】マルチフィルム4を土壌面に被覆するマ
ルチフィルム敷設機では、土壌面上に引き出されて被覆
されるマルチフィルム4の上面をフィルム保持ロール5
で転接して、被覆姿勢を安定させるものであるが、敷設
行程が終りになると、吸引ポンプ回路2による吸引力を
働かせることによって、仕切弁3で区切られた下側部の
吸引域Aに吸引圧力が働き、この吸引域Aに連通する各
吸引ノズル1に働く吸引力によってこの下側の転接する
マルチフィルム4上面を吸着する。このよにしてフィル
ム保持ロール5によって吸着されたマルチフィルム4
は、保持ロール5の後側部でカッター等によって切り離
される。ロール巻状にして保持される敷設機側のマルチ
フィルム4の切端部は、このフィルム保持ロール5で吸
着保持されているため、次行程の敷設作業開始において
該吸引ポンプ回路2における吸引力を解除するまで正確
に保持される。
【0005】このように、フィルム保持ロール5は、被
覆されるマルチフィルム4の上面を転接しながら、回転
周面の吸引ノズル1によって吸着保持されるものである
から、フィルム吸着や解放等を吸引力の切替によって簡
単に行うことができ、フィルム保持ロール5はマルチフ
ィルム4上面を転接して回転してるため、持替等の操作
を不要として、構成が簡単であり、吸着、解放の切替が
円滑に行われ、安定した敷設作業を行うことができる。
【0006】
【実施例】マルチフィルム敷設機は、四輪走行形態のト
ラクタの後側に昇降可能に連結され、耕転爪6を有する
耕転軸7を軸装したロータリ耕転装置8、及びこの耕転
装置8で耕転、砕土された土壌面を培土する培土器9等
と共に装着され、この培土された土壌面にマルチフィル
ム4を被覆するものである。10は耕転装置8の耕転フ
レーム、11はこの耕転フレーム10の後側において連
結されるツールバーで、下方に培土器9を左右方向に配
置して装着する。12はこのゲージホイルである。
【0007】敷設フレーム13は、該ツールバー11の
後方に培土器9等と共に一体的に装着され、一定幅のマ
ルチフィルム4をロール巻きにして保持するフィルムリ
ール14と、このフィルムリール14から引出されるマ
ルチフィルム4を土壌面に被覆させて上面から押えるフ
ィルム保持ロール5、この被覆されたマルチフィルム4
の左右両側端縁に沿って押え土を培土する培土ディスク
15、及び土壌面に敷設されたマルチフィルム4の端部
を切り離す電熱線からなるフィルムカッター16等から
構成される。
【0008】前記フィルム保持ロール5は、培土器9で
培土した土壌の溝部においてマルチフィルム4の上面を
押圧するように配設される。左右方向の軸17によって
敷設フレーム13に対して架設される仕切弁3は、回転
しない固定構成で、下半部に中空室の吸引域Aを形成
し、上半部を中実とする開放域Bとして構成している。
この仕切弁3の外周に嵌合して回転自在のフィルム保持
ロール5は、回転方向に沿って一定間隔にして放射状の
吸引ノズル1を配設し、外周面をスポンジ状の弾性体1
8で被覆して、マルチフィルム4上面を押圧して回転自
在とする。
【0009】このフィルム保持ロール5が仕切弁3に対
して回転すると、吸引域Aに連通する吸引ノズル1が切
替るが、この吸引域Aと連通する各吸引ノズル1が吸引
ポンプ回路2からの吸引圧によって、この吸引域A及び
吸引ノズル1等を通して、このフイルム保持ロール5面
に接圧されるマルチフィルム4を吸着保持する。又、吸
引ポンプ回路2における吸引力が開放されると吸引域A
の吸引力もなくなり、マルチフィルム4の吸引保持も解
除される。Pは吸引ポンプで、該吸引ポンプ回路2を負
圧にして、吸引ノズル1に吸引圧を働かせる。
【0010】前記フィルム保持ロール5は、単にマルチ
フィルム4との接圧により回転しうる構成とするもよい
が、電動モータMによってチエン20伝動により駆動し
うる構成としてもよい。この場合は、モータMによって
ワンウエイクラッチ22を介してチエン20を伝動し
て、モータMによる駆動ができるが、マルチフィルム4
側からの駆動によるフィル保持ロール5の操出方向の回
転は自由となるように構成している。このため、敷設作
用時は、モータMの駆動なしでマルチフィルム4の操出
に伴って、フィルム保持ロール5が回転されて、マルチ
フィルム4の土壌面への鎮圧を行うが、敷設作業終了直
後のマルチフィルム4Dの空操出時には、モータMの駆
動によって前記フィルム保持ロール5による保持作用と
共にリール14によるロール巻状態から適宜長さに亘っ
て引き出すことができる。
【0011】この場合、この駆動モータMによってチエ
ン23を介してリール14をも同期して操出側へ回転す
るとよい。フィルム保持ロール5の吸引ノズル1による
吸着力だけでマルチフィルム4を操出するときは、抵抗
力が大きいときスリップを生じ易いが、このリール14
を駆動することによって、操出を円滑に行わせる。前記
フィルムカッター16は、前記フィルム保持ロール5に
よって保持されたマルチフィルム4を、この保持位置の
後側部で切断分離するもので、マルチフィルム4の幅に
亘る電熱線からなり、前記軸17回りに前後回動される
左右のカッターアーム19の先端に亘って設けられ、手
動による遠隔操作によって一定角度C往復回動できる。
このフィルムカッター16が後側へ回動されるとき、敷
設側のマルチフィルム4Dから、リール14側のフィル
ム保持ロール5によって吸着保持されているマルチフィ
ルム4を掬い上げて切り離す。この切断を終えたフィル
ムカッター16は前側へ回動されて、次期のフィルム切
断を待つ。21はマルチフィルム4の操出案内を行う案
内ロールである。
【0012】このような、敷設完了直後のマルチフィル
ム4Dの切離しは、一旦敷設機を土壌面から上方へ浮上
させた状態にしてから行う。このため、敷設行程終了後
に吸引ポンプ回路2による吸引力を働かせることによっ
て、仕切弁3の吸引域Aからこれに対向する吸引ノズル
1に吸引圧が働き、マルチフィルム4の操出部がこのフ
ィルム保持ロール5の下半部に吸着保持される。このた
め、前記フィルムカッター16によって敷設後のマルチ
フィルム4Dが切り離された後もフィルム端が保持され
ている。後続の敷設作業を行うときは、このフィルム保
持ロール5を接地させてマルチフィルム4の保持端を土
壌面に被覆させるか、又は被覆させて一定距離に亘って
敷設作業を開始した後に前記吸引ポンプ回路2による吸
引圧を解除して、吸引ノズル1によるフィルム保持力を
開放する。
【0013】図3において、上例と異なる点は、前記フ
ィルムリール14とフィルム保持ロール5との間の案内
ロール21と、この案内ロール21面に押圧して回転す
る送出ベルト24とで挾持して送り出す構成とし、この
案内ロール21の軸25の回りに回動Eして、送出され
るマルチフィルム4を切断する電熱線からなるフィルム
カッター16を設ける。送出ベルト24は動力駆動でマ
ルチフィルム4を操出す。フィルムカッター16は手動
操作等で回動Eする。案内ロール21は軸25に対して
回転自在である。
【0014】このような構成では、フィルムカッター1
6によって切断されたマルチフィルム4は、端部を案内
ロール21と送出ベルト24との間で挾持されるため、
後続作業でのマルチフィルム4の操出を正確に行うこと
ができる。又、このマルチフィルム4は操出側をフィル
ム保持ロール5によって保持した状態で切断されるた
め、フィルムカッター16による切断が正確に行われ
る。
【0015】図4において、上例と異なる点は、前記フ
ィルム保持ロール5を、フィルム繰出方向に対して外向
きに傾斜する方向に回転するように軸装したもので、前
記吸引ノズル1によって吸着されたマルチフィルム4が
このフィルム保持ロール5によって外向Fに引っ張られ
るために、敷設マルチフィルム4の緩みを少くすること
ができる。26は左右のフィルム保持ロール5間に位置
して、マルチフィルム4の上面を土壌面へ押え付ける押
えロールである。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム保持ロール部の側面図。
【図2】フィルム敷設機の側面図と、その作用を示す側
面図。
【図3】一部別実施例を示すフィルムカッター部の側面
図。
【図4】一部別実施例を示すフィルム保持ロール部の平
面図と、その側面図。
【符号の説明】
1 吸引ノズル 2 吸引ポンプ回路 3 仕切弁 4 マルチフィルム 5 フィルム保持ロール A 吸引域 B 開放域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転周面に吸引ノズル1を配置し、内周
    部には吸引ポンプ回路2による吸引力を働かせる下半部
    の吸引域Aと、吸引力を働かせない上半部の開放域Bと
    を区切る仕切弁3を有したフィルム保持ロール5を設
    け、このフィルム保持ロール5を土壌面上に被覆される
    マルチフィルム4の上面に転接して回転しながらこのマ
    ルチフィルム4面への転接部を吸引域Aとして吸着保持
    するように設けたマルチフィルム敷設機のフィルム端保
    持装置。
JP3253696A 1996-02-21 1996-02-21 マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置 Pending JPH09224497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3253696A JPH09224497A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3253696A JPH09224497A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09224497A true JPH09224497A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12361670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3253696A Pending JPH09224497A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09224497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102771348A (zh) * 2012-07-20 2012-11-14 中国农业科学院烟草研究所 一种育苗盘用覆膜剂及其制备、使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102771348A (zh) * 2012-07-20 2012-11-14 中国农业科学院烟草研究所 一种育苗盘用覆膜剂及其制备、使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4948451A (en) Automatic carpet stripping apparatus and method
US11691840B2 (en) Overlay sheet tensioner apparatus
JPH09224497A (ja) マルチフィルム敷設機のフィルム端保持装置
US20220340788A1 (en) Manufacturing method of half-cut double-sided tape and half-cut double-sided tape sticking device
JP3677937B2 (ja) マルチフィルム敷設機のフィルム切断装置
JP2796554B2 (ja) シート穿孔装置
JPH07163246A (ja) マルチフィルム敷設装置
JP3653770B2 (ja) マルチフィルム敷設装置
JPH08230844A (ja) 薄肉フィルムへのテープ貼着装置
JP3663713B2 (ja) マルチフィルム敷設装置
JP4313490B2 (ja) 薄片試料作製方法
JP3719772B2 (ja) 種子紐切断装置
JPH0613192Y2 (ja) 繰出し機構付テ−プカツタ−
JP2002218895A (ja) 土壌消毒機及び鎮圧ローラ
JP3250119B2 (ja) マルチフィルム敷設装置
JPH01233789A (ja) フイルム貼着方法および装置
JP4632556B2 (ja) 水稲用シードテープ敷設装置
JPH10201311A (ja) マルチフィルム播種機
JPH09233987A (ja) 全面マルチ式土壌消毒機の薬液注入装置
JP2004113178A (ja) 畝表層部処理装置
JPS63192331A (ja) マルチフイルムの敷設装置
JPH04169137A (ja) マルチフィルムの敷設装置
JPH06237651A (ja) マルチフィルム敷設装置
JPH0739770Y2 (ja) 粘着テープ封緘機
US3539417A (en) Sheet to web laminating machine