JP3663713B2 - マルチフィルム敷設装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マルチフィルム敷設装置の構成に関し、特に土壌消毒液の注入タイミングを、マルチフィルムの引出操作に連動させるものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
マルチフィルムの敷設と同時にこのフィルムに被覆される土壌面に土壌消毒液を注入する作業形態では、土壌消毒液注入開始を前記マルチフィルムの敷設と同時に行う構成が望ましい。しかしながら、単にスイッチ操作により土壌消毒液の注入を開始させるだけでは、マルチフィルムが敷設されないのに土壌消毒液が注入されたり、又、土壌消毒液の注入間隔が一定に保持され難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ポンプPを駆動する電動モータMと、前記ポンプPの駆動によって土壌中に消毒液を注入する注入ノズル1と、リール部材2に巻かれ且つ前記消毒液を注入した後の土壌面に対し引き出して被覆するマルチフィルム3とを備えたマルチフィルム敷設装置において、
前記リール部材2に、同リール部材2の回転によりスイッチ23をONさせるロータカム25を備え、
前記スイッチ23を接続する電気回路に、同スイッチ23のONと共に前記電動モータMを一定時間だけ駆動させるタイマーTと、前記回路に電源を投入した後に同スイッチ23のOFFからONへの変化を検出するまでは、前記電動モータMとこれを駆動させる電源との回路を切の状態に保持するリレースイッチR2を備えたことを特徴とするマルチフィルム敷設装置とする。
【0004】
【発明の効果】
以上のように構成したマルチフィルム敷設装置でマルチフィルム3を敷設するときは、ポンプPの駆動によって土壌消毒液が注入ノズル1から土壌中に注入されると共に、この土壌消毒液が注入された直後の土壌面にリール部材2から引き出されるマルチフィルム3が被覆される。
【0005】
このときの注入ノズル1からの消毒液の注入は、該マルチフィルム3の引出に伴ってロータカム25が回転しスイッチ23が作動されてポンプPを一定時間だけ駆動することによって行われるため、即ちこのマルチフィルム3の引出敷設と同調するため無駄な消毒液の注入が行われず、的確な消毒液注入を行わせることができる。また、スイッチ23を接 続する電気回路には、電源を投入した後に同スイッチ23のOFFからONへの変化を検出するまでは、前記電動モータMとこれを駆動させる電源との回路を切の状態に保持するリレースイッチR2を備えたので、電源投入時に前記スイッチ23が既にONしていても無駄な消毒液の注入が行なわれない。
【0006】
【実施例】
マルチフィルム敷設装置は、四輪走行形態のトラクタ車体4の後側に、ロアリンク5、トップリンク6、及びリフトアーム7等からなる三点リンク機構によって連結される。この作業フレーム8には、土壌面を中耕するカルチ9、土壌消毒液を収容するタンク11、このタンク11内の土壌消毒液を吸入して送出すモータMおよびポンプP、このポンプPの駆動によって送出される土壌消毒液を案内して該カルチ9によって形成される切込溝内に噴出させる注入ノズル、該カルチ9等で中耕された土壌面を鎮圧する鎮圧ロール10、既に敷設された隣接のマルチフィルムの上面を掃除するブロワー12とこの噴風口13、及び、マルチフィルム3を敷設するフィルム敷設装置14等を配置する。
【0007】
前記鎮圧ロール10は、左右両端部にロール径よりも大きい径のディスク29を一体構成とし、このディスク29を土壌面に喰い込ませることによってロール部で鎮圧される土壌の一部が横側へ押し出されるのを防止するもので、既設側のマルチフィルムと敷設中のマルチフィルム3との連結テープ21による接着連結を正確に行わせるものである。
【0008】
又、土壌中に土壌消毒液を注入する注入ノズル1は、前記カルチ9を取付けるカルチアーム30の背面に取付けられて、このカルチ9で耕された跡の土壌中に消毒液を噴出させる。ポンプPとこの注入ノズル1との間を連結するホース31も該カルチアーム30の背面に沿わせて取付ける。
このフィルム敷設装置14は、一定幅のマルチフィルム3をロール巻きにして引出自在に支架するフィルムリール2、このマルチフィルム3を土壌面に被覆するように引出案内するフィルムガイドロール16、このマルチフィルム3の横端部を土壌面へ押圧するゴム製の押圧輪17、このマルチフィルム3の横一側端部を土壌中に埋設するための溝切器18及び覆土ディスク19、及び、この覆土部上面を鎮圧する押えロール20等を配置している。
【0009】
又、このフィルム敷設装置14には、フィルムリール2から引き出されるマルチフィルム3を隣接のマルチフィルムの横端部に重合させて、この重合部を連結テープ21で連結するための連結テープ接合装置が設けられる。22はこのガムテープの如き連結テープ21をロール巻きにして支架するテープリールであり、これから引き出される連結テープ21を、フィルムリール2から引き出されるマルチフィルム3とこの既設側のマルチフィルム横端部とに亘るようにして重合させて、貼り合せ、更に上側から押圧輪17で押圧させて接着する。
【0010】
前記ポンプPを駆動する電動モータMの起動スイッチ23は、マイクロスイッチからなり、フィルムセンサSを構成する。フィルムリール2から引き出されるマルチフィルム3の中央部上面に接圧して回転されるアクチュエータホイル24と一体のロータカム25によってON,OFFされる。26はこのアクチュエータホイル24及びロータカム25の回転軸で、フレーム8に対して上下揺動自在で作用位置と非作用位置と切替自在のアクチュエータアーム27に軸装され、ばね28で常時マルチフィルム3面をフィルムリール2側へ押圧させている。これによって、アクチュエータホイル24はマルチフィルム3が後方へ引き出されることによって回転され、ロータカム25の一体回転によって起動スイッチ23を間欠的に押してONさせる。
【0011】
マイコンを有するコントローラCPUは、該起動スイッチ23の他に電源スイッチSW、リレースイッチR1,R2、一定時間によりOFFするタイマースイッチT等を有して駆動制御されるモータMの電気回路を構成し、電源スイッチSWのONにより、リレースイッチR1のOFFからONへの切替と、リレースイッチR2のONとによってモータMが一定時間駆動されて停止する。
また前記リレースイッチR2は、電源スイッチSWがONしてのちマイクロスイッチ23がOFFからONに変化した時に、前記モータMと電源スイッチSW間のスイッチR2がONしてこれを維持する構成となっている。又、リレースイッチR1は、該起動スイッチ23がONする度毎にONされる。
【0012】
このため、起動スイッチ23がロータカム25によってONされたときは一定時間の経過後にモータMが停止してこの起動スイッチ23が一旦OFFしてからONにならなければモータMは駆動されない。従って、電源スイッチSWをONしただけでは、起動スイッチ23が既にONしていてもモータMは駆動されず、マルチフィルム3の引出により起動スイッチ23がOFFになってからONになって駆動される。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチフィルム敷設装置の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】土壌消毒液噴出用ポンプモータの制御回路図。
【符号の説明】
1 注入ノズル
2 フィルムリール
3 マルチフィルム
23 (起動)スイッチ
25 ロータカム
M モータ
P ポンプ
R2 リレースイッチ
S フィルムセンサ
T タイマー
Claims (1)
- ポンプPを駆動する電動モータMと、前記ポンプPの駆動によって土壌中に消毒液を注入する注入ノズル1と、リール部材2に巻かれ且つ前記消毒液を注入した後の土壌面に対し引き出して被覆するマルチフィルム3とを備えたマルチフィルム敷設装置において、
前記リール部材2に、同リール部材2の回転によりスイッチ23をONさせるロータカム25を備え、
前記スイッチ23を接続する電気回路に、同スイッチ23のONと共に前記電動モータMを一定時間だけ駆動させるタイマーTと、前記回路に電源を投入した後に同スイッチ23のOFFからONへの変化を検出するまでは、前記電動モータMとこれを駆動させる電源との回路を切の状態に保持するリレースイッチR2を備えたことを特徴とするマルチフィルム敷設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01483796A JP3663713B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | マルチフィルム敷設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01483796A JP3663713B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | マルチフィルム敷設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205973A JPH09205973A (ja) | 1997-08-12 |
JP3663713B2 true JP3663713B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=11872157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01483796A Expired - Fee Related JP3663713B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | マルチフィルム敷設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3663713B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5895273B2 (ja) * | 2011-08-08 | 2016-03-30 | アグリテクノ矢崎株式会社 | 作業機 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP01483796A patent/JP3663713B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09205973A (ja) | 1997-08-12 |
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