JP2002218895A - 土壌消毒機及び鎮圧ローラ - Google Patents
土壌消毒機及び鎮圧ローラInfo
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Abstract
めて、優れた土壌消毒効果を得ることができる土壌消毒
機を提供する。 【解決手段】 薬液注入後の土壌表面GSに施された覆
い21の上を転動して該覆い21の全面を前記土壌表面
GSに対して密着せしめる鎮圧ローラ24と、該鎮圧ロ
ーラ24の通過後に前記覆い21の左右の側縁部21
a,21bを覆土する左右一対の覆土部材25a,25
bと、を設けた。
Description
めの土壌に殺虫剤等の薬剤を注入する土壌消毒機に関
し、詳しくは、土壌に薬液を注入するとともに薬液注入
後の土壌表面に覆いを施しながら進行する土壌消毒機に
関するものである。本発明はまた、前記土壌消毒機に用
いて好適な鎮圧ローラに関するものである。
注入するとともに薬液注入後の土壌表面にフィルム状の
覆い(マルチフィルムシート)を施しながら進行する、
いわゆるマルチ同時土壌消毒機といわれる形式のものが
知られている。
液注入後の均された土壌に、左右一対の溝切りディスク
で溝が形成される。そして、前記土壌消毒機の進行に応
じてフィルム筒から土壌表面に繰り出されるマルチフィ
ルムシートの左右の側縁部が、左右一対のフィルムシー
ト押圧輪により前記左右一対の溝に押圧された状態で、
前記左右一対のフィルムシート押圧輪の後方位置に設け
た左右一対の覆土ディスクによって覆土される。これに
より、前記土壌に注入されて気化した薬液が、前記土壌
表面と前記マルチフィルムシートとの間に滞留するの
で、前記土壌中の根食い虫等の害虫を効果的に駆除でき
るとされている。
来の構成によれば、前記マルチフィルムシートの前記左
右の側縁部が、前記覆土で押さえられるのみであり、前
記土壌表面と前記マルチフィルムシートとの間の密着性
が悪いので、未だ薬効が十分であるとは言えない。
もので、土壌表面と覆いとの間の密着性を高めて、優れ
た土壌消毒効果を得ることができる、土壌消毒機を提供
しようとするものである。また、本発明は、前記土壌消
毒機に用いて好適な鎮圧ローラを提供しようとするもの
である。
め、本発明に係る土壌消毒機は、土壌に薬液を注入する
とともに薬液注入後の土壌表面に覆いを施しながら進行
する土壌消毒機であって、前記土壌表面に施された前記
覆いの上を転動して該覆いの全面を前記土壌表面に対し
て密着せしめる鎮圧ローラと、該鎮圧ローラの通過後に
前記覆いの左右の側縁部を覆土する左右一対の覆土部材
と、を備えたものである(請求項1)。
壌表面に施された覆いが、前記鎮圧ローラで前記土壌表
面に対して押圧されて、前記覆いの全面が前記土壌表面
に密着せしめられる。同時に、前記鎮圧ローラの荷重に
よって、前記覆いの上から前記土壌表面が押し固められ
る。よって、注入された薬液が前記土壌中にガス化状態
で長時間滞留することになり、優れた土壌消毒効果が得
られる。
ローラの通過後に、前記左右一対の覆土部材によって覆
土されるので、風等によって前記覆いがめくれてしまう
等の問題はない。
ーラによる前記土壌表面の押圧力を調節自在にせしめる
押圧力調節手段を設けることもできる(請求項2)。こ
のようにすれば、前記押圧力調節手段により、前記土壌
表面に対する前記覆いの密着性の程度や、前記土壌表面
の押し固めの程度を調節することにより、土壌の質や固
さ等に応じた適切な土壌消毒作業を行うことができて、
好適である。
記鎮圧ローラに、前記覆いの前記左右の側縁部側を前記
土壌中に押し込むための左右一対の覆い押し込み輪を設
けることもできる(請求項3)。この場合、前記覆いの
前記左右の側縁部側が前記左右一対の覆い押し込み輪に
よって確実に前記土壌中に押し込まれた状態で、前記左
右一対の覆土部材によって、前記覆いの前記左右の側縁
部が覆土される。このため、前記覆いの前記左右の側縁
部に対する覆土が一層確実に行われる効果がある。
の覆い押し込み輪の外側に、該左右一対の覆い押し込み
輪により前記覆いが前記土壌中に押し込まれる時に、前
記覆いの前記左右の側縁部を押さえて該左右の側縁部の
跳ね上がりを阻止する左右一対の端部押圧面を備えたも
のとせしめることもできる(請求項4)。このようにす
れば、前記覆いの前記左右の側縁部への覆土がなお一層
確実に行われて、好適である。
前方に左右一対の溝切り部材を設け、該左右一対の溝切
り部材によって前記土壌表面に形成された左右一対の溝
を前記左右一対の覆い押し込み輪が通るように、前記左
右一対の溝切り部材と前記左右一対の覆い押し込み輪と
を配置することもできる(請求項5)。
は、前記左右一対の溝切り部材が形成した前記左右一対
の溝の中を転動しながら、該左右一対の溝に対して前記
覆いの前記左右の側縁部側を押し込む。よって、前記覆
いの前記左右の側縁部側が前記土壌中に一層確実に押し
込まれ、その上から前記左右一対の覆土部材によって覆
土がなされるので、覆土がより一層確実となり、好適で
ある。
備えたものとせしめれば(請求項6)、前記覆いが柔ら
かいフィルム状のものである場合でも、前記鎮圧ローラ
の前記外周面によって前記覆いが損傷を受ける等の問題
がなく、なお一層好適である。
面に施された覆いの上を転動するローラ本体と、前記覆
いの前記左右の側縁部側を土壌中に押し込むための左右
一対の覆い押し込み輪と、を一体的に備えたものである
(請求項7)。
覆い押し込み輪の外側に、該左右一対の覆い押し込み輪
により前記覆いが前記土壌中に押し込まれる時に、前記
覆いの前記左右の側縁部を押さえて該左右の側縁部の跳
ね上がりを阻止する左右一対の端部押圧面を一体的に備
えたものとせしめることもできる(請求項8)。
えたものとせしめることもできる(請求項9)。
明の好適な一実施の形態について説明する。
消毒機を右後方から見た全体斜視図、図2は、図1の土
壌消毒機の右側面図、図3は、図1中の鎮圧ローラの拡
大斜視図、図4は、図1のIV−IV矢視拡大断面図で
ある。図1及び図2において、本実施の形態に係る土壌
消毒機1は、左右一対の接地転輪2,2を有する機体フ
レーム3と、該機体フレーム3に取り付けられた薬液注
入刀ノズル群4と、該薬液注入刀ノズル群4を形成する
それぞれの薬液注入刀ノズル5に対応してそれぞれ配設
されるとともに、前記左右一対の接地転輪2,2の接地
転動速度に応じて駆動される薬液注入ポンプ6からなる
薬液注入ポンプ群7と、薬液源として前記機体フレーム
3に搭載される左右一対の薬液缶8,8と、を備えてい
る。そして、前記機体フレーム3が、トラクタ等の牽引
車Cによって前方Fへ向かって低速で牽引されると、該
牽引車Cの牽引による前記左右一対の接地転輪(ポンプ
駆動輪)2,2の接地転動速度に応じて前記各薬液注入
ポンプ6が駆動され、前記左右一対の薬液缶8,8内の
殺虫剤等の薬液Lが、前記各薬液注入刀ノズル5の下端
部から土壌S中に注入される。
車Cへの取付部として、前記牽引車Cの三点支持装置を
形成する上部リンク9へ連結される上部アーム10と、
同じく前記牽引車Cの前記三点支持装置を形成する左右
一対の下部リンク11,11へと連結される左右一対の
下部アーム12,12と、が配設されている。
各薬液注入刀ノズル5は、前記機体フレーム3の左右幅
方向に等間隔で並設されている。前記機体フレーム3に
対する前記各薬液注入刀ノズル5の配設間隔は、必要に
応じて調節自在とされ、前記土壌S中へ注入される前記
薬液Lの薬効範囲に応じて、例えば、300mm等に設
定される。
ように、前記機体フレーム3の前方Fへ向かって斜め下
向きに前記土壌S中に突入せしめられる薬液注入刀13
と、該薬液注入刀13の背面に沿って固定されるととも
にその下端部に後向き又は下向きの薬液噴射口14を有
するノズル管15と、から形成されている。前記各薬液
注入刀ノズル5は、前記土壌S中に突入せしめられたま
ま、前記牽引車Cで牽引される。
注入ポンプ群7を形成する前記各薬液注入ポンプ6につ
いて説明する。
記各薬液注入ポンプとして、ダイアフラム式ポンプ6を
採用している。該各薬液注入ポンプ6は、前記薬液注入
刀ノズル群4の後方に位置する前記左右一対のポンプ駆
動輪2,2の接地転動速度に応じて駆動される。すなわ
ち、該左右一対のポンプ駆動輪2,2の接地転動によ
り、前記各薬液注入ポンプ6に対応してそれぞれ配設さ
れたポンプ駆動カム16が、前記ポンプ駆動輪2,2の
車軸17を介して所定の回転速度で回転駆動されること
によって、前記各薬液注入ポンプ6が駆動される。前記
薬液缶8,8内の前記薬液Lは、前記各薬液注入ポンプ
6の作動によって間欠的に一定量ずつ吸入され、前記機
体フレーム3に支持された透明管よりなる薬液流出視認
器6aを通って、前記土壌S中に突入した前記各薬液注
入刀ノズル5へ向けて圧送される。
面GSは、前記ポンプ駆動輪2,2の後方に配置された
土壌均平板18で均されて行く。すなわち、前記各薬液
注入刀ノズル5の通過によって前記土壌表面GSに形成
される溝や、前記牽引車Cの車輪W及び前記ポンプ駆動
輪2,2の転動によって前記土壌表面GSに形成される
轍等は、前記土壌均平板18で消され、前記土壌表面G
Sが均されて行く。
3に取り付けられていて、図1及び図2に示すように、
圧縮コイルばね19等の適当な押圧手段で地面に対して
押圧されている。前記土壌均平板18の前記土壌表面G
Sに対する押圧力を調節自在とせめれば好適である。
装置20が配設されている。該土壌被覆装置20は、前
記薬液Lが注入されて前記土壌均平板18で均された前
記土壌表面GSに、例えば、プラスチックフィルムシー
ト等からなる覆い21(以下、「マルチフィルムシー
ト」という。)を、前記土壌消毒機1の前方Fへの進行
に応じて自動的に施していくための装置である。前記マ
ルチフィルムシート21は、単に前記土壌表面GSを覆
うように繰り出されるだけなく、風で吹き飛ばされたり
しないように、前記土壌消毒機1の前方Fへの進行に応
じて、その左右の側縁部21a,21bが自動的に土で
覆われるようになっている。
示すように、前記機体フレーム3の前側から順に、溝切
り部材としての左右一対の溝切りディスク22a,22
bと、フィルム筒23と、鎮圧ローラ24と、覆土部材
としての左右一対の覆土ディスク25a,25bと、を
備えている。
2bは、所定量だけ前記土壌S中に突入したままで転動
し、前記マルチフィルムシート21の前記左右の側縁部
21a,21b側を受け入れるための左右一対の溝26
a,26bを、前記土壌表面GSに形成する。前記左右
一対の溝切りディスク22a,22bは、前記機体フレ
ーム3に取着された左右一対の溝切りディスク支持腕2
8a,28bの下端部に、回動自在に支持されている。
フィルムシート21を、軸芯27に巻き付けて形成され
ている。前記フィルム筒23は、前記軸芯27が、前記
機体フレーム3の左右幅方向へ延びるように配置され、
前記軸芯27の左右の端部を、前記機体フレーム3に取
着された左右一対のフィルム筒支持腕29a,29bに
よって、遊転自在に支持されている。前記マルチフィル
ムシート21は、その自由端部21f側を、土壌消毒作
業の開始地点の地面に固定して、前記機体フレーム3を
前方Fへ向けて進行させることによって、前記軸芯27
が遊転して、前記土壌表面GSに自動的に繰り出され
る。
3から前記土壌表面GSに繰り出された前記マルチフィ
ルムシート21の上を転動し、該マルチフィルムシート
21の左右幅のほぼ全面を、前記土壌表面GSに押圧し
て密着せしめるとともに、前記マルチフィルムシート2
1の上から、前記土壌表面GSを鎮圧する。前記鎮圧ロ
ーラ24は、そのローラ軸30の左右の外端部を、前記
機体フレーム3に連結された鎮圧ローラ支持腕31によ
って、相対回動自在に支持されている。
は、図3及び図4に示すように、円筒状のローラ本体3
2と、該ローラ本体32の左右の外端部に形成された左
右一対のマルチフィルムシート押し込み輪33a,33
bと、該左右一対のマルチフィルムシート押し込み輪3
3a,33bの左右の外側に形成された左右一対の端部
押圧輪34a,34bと、を一体的、且つ同心的に備え
ている。
る柔軟な外周面35を備えている。具体的には、図4に
示すように、鋼板製ドラム36の外周面を、スポンジや
ゴム等のクッション性に優れた材料からなる被覆材37
で被覆して、前記ローラ本体32が形成されている。こ
のようにすれば、前記ローラ本体32による前記土壌表
面GSに対しての前記マルチフィルムシート21の押圧
時に、前記ローラ本体32の前記外周面35によって、
柔軟な前記マルチフィルムシート21が損傷を受ける等
の問題がなく、好適である。
込み輪33a,33bは、前記ローラ本体32の左右の
外端部において、前記ローラ本体32の前記外周面35
からその半径方向外方へ所定量だけ突出している。図4
に示すように、前記左右一対のマルチフィルムシート押
し込み輪33a,33bは、前記ローラ本体32の転動
に伴って、前記マルチフィルムシート21の前記左右の
側縁部21a,21b側を、前記土壌S中に押し込んで
行く。
込み輪33a,33bは、前記マルチフィルムシート2
1を前記土壌表面GSに対して密着せしめる前記ローラ
本体32と一体的且つ同心的に設けられているので、前
記マルチフィルムシート21が前記土壌表面GSに密着
せしめられた状態で、前記マルチフィルムシート21の
前記左右の側縁部21a,21b側を、前記土壌S中に
確実に押し込むことができる。
ディスク22a,22bによって前記土壌表面GSに形
成された前記左右一対の溝26a,26bを、前記左右
一対のマルチフィルムシート押し込み輪33a,33b
が通るように、前記左右一対の溝切りディスク22a,
22bと、前記左右一対のマルチフィルムシート押し込
み輪33a,33bと、を配置している。このため、前
記マルチフィルムシート21の前記左右の側縁部21
a,21b側を、前記土壌S中に一層確実に押し込んで
行くことができる。
34bは、図4に示すように、前記左右一対のマルチフ
ィルムシート押し込み輪33a,33bの左右の外側
に、前記ローラ本体32よりやや小径に形成されてい
る。前記左右一対の端部押圧輪34a,34bは、前記
左右一対のマルチフィルムシート押し込み輪33a,3
3bによって、前記マルチフィルムシート21が前記土
壌表面GSに押し込まれる時に、前記マルチフィルムシ
ート21の前記左右の側縁部21a,21bを押さえ
て、該左右の側縁部21a,21bの跳ね上がりを阻止
する。
うに、前記鎮圧ローラ24による前記土壌表面GSの押
圧力を調節自在にせしめる押圧力調節手段として、前記
機体フレーム3に対する前記鎮圧ローラ24の上下位置
を調節するねじ式進退機構38を設けている。該ねじ式
進退機構38は、ねじ棒39と、前記機体フレーム3に
支持されたねじ受け部材40と、を備えている。前記ね
じ棒39は、前記ねじ受け部材40に形成されたねじ孔
に螺入して、前記ねじ受け部材40を上から下に向けて
貫通し、その下端部が、前記鎮圧ローラ支持腕31に対
して回動自在に連結されている。前記ねじ棒39の上端
部側に一体に取着されたハンドル41を操作して、前記
ねじ棒39を回動させると、該ねじ棒39が前記ねじ受
け部材40に対して上下に移動する。これにより、前記
機体フレーム3に対する前記鎮圧ローラ24の上下位
置、すなわち、該鎮圧ローラ24による前記土壌表面G
Sの押圧力を自在に調節することができる。
じ式進退機構38に代えて、前記鎮圧ローラ24を前記
土壌表面GSに押圧する付勢手段としての圧縮コイルば
ねを、前記機体フレーム3側と前記鎮圧ローラ24側と
の間に設け、該圧縮コイルばねによる付勢力を調節自在
にせしめたり、あるいは、前記鎮圧ローラ24に重量調
節自在なウエイトを設けたりすることもできる。
bは、前記機体フレーム3に固着された左右一対の覆土
ディスク支持腕42a,42bの後端部に支持されてい
る。前記左右一対の覆土ディスク25a,25bは、前
記左右一対のマルチフィルムシート押し込み輪33a,
33bのそれぞれの若干外側方位置に対応して、その後
方の間近に配置されている。しかも、前記左右一対の覆
土ディスク25a,25bは、その前部側同士の間隔よ
りその後部側同士の間隔が狭くなるようにして配置され
ている。このため、前記左右一対の覆土ディスク25
a,25bは、前記土壌消毒機1の進行に応じて転動し
ながら、前記鎮圧ローラ24の通過直後に、前記マルチ
フィルムシート21が前記土壌表面GSに密着せしめら
れた状態で、前記左右一対のマルチフィルムシート押し
込み輪33a,33bによって前記左右一対の溝26
a,26bの中に押し込まれた前記マルチフィルムシー
ト21の前記左右の側縁部21a,21bに、その外側
方から覆土して行くことができる。
る前記土壌消毒機1によれば、薬液注入後の前記土壌表
面GSに施された前記マルチフィルムシート21のほぼ
全面が、前記鎮圧ローラ24で前記土壌表面GSに対し
て密着せしめられる。同時に、前記鎮圧ローラ24の荷
重によって、前記マルチフィルムシート21の上から前
記土壌表面GSが押し固められる。よって、前記各薬液
注入刀ノズル5によって注入された前記薬液Lが、前記
土壌S中にガス化状態で長時間滞留することになり、優
れた土壌消毒効果が得られる。
記左右の側縁部21a,21bは、前記鎮圧ローラ24
の通過後(通過直後)に、前記マルチフィルムシート2
1が前記土壌表面GSに密着せしめられた状態で、前記
左右一対の覆土ディスク25a,25bによって覆土さ
れるので、風等によって前記マルチフィルムシート21
がめくれてしまう等の問題はない。
a,25bは、前記左右一対のマルチフィルムシート押
し込み輪33a,33bによって前記左右一対の溝26
a,26bの中に押し込まれた前記マルチフィルムシー
ト21の前記左右の側縁部21a,21bを覆土して行
くので、小幅の覆土で前記マルチフィルムシート21を
確実に前記土壌表面GSに対して固定せしめることがで
きる。このため、隣接条との隙間を極力小さくすること
ができて、好適である。
方から見た全体斜視図である。
ク) 24 鎮圧ローラ 25a,25b 左右一対の覆土部材(覆土ディスク) 26a,26b 左右一対の溝 32 ローラ本体 33a,33b 左右一対の覆い押し込み輪 34a,34b 左右一対の端部押圧輪 35 外周面 38 押圧力調節手段 F 前方 L 薬液 S 土壌 GS 土壌表面
Claims (9)
- 【請求項1】 土壌(S)に薬液(L)を注入するとと
もに薬液注入後の土壌表面(GS)に覆い(21)を施
しながら進行する土壌消毒機(1)であって、前記土壌
表面(GS)に施された前記覆い(21)の上を転動し
て該覆い(21)の全面を前記土壌表面(GS)に対し
て密着せしめる鎮圧ローラ(24)と、該鎮圧ローラ
(24)の通過後に前記覆い(21)の左右の側縁部
(21a,21b)を覆土する左右一対の覆土部材(2
5a,25b)と、を備えてなる、土壌消毒機。 - 【請求項2】 前記鎮圧ローラ(24)による前記土壌
表面(GS)の押圧力を調節自在にせしめる押圧力調節
手段(38)を備えてなる、請求項1に記載の土壌消毒
機。 - 【請求項3】 前記鎮圧ローラ(24)は、前記覆い
(21)の前記左右の側縁部(21a,21b)側を前
記土壌(S)中に押し込むための左右一対の覆い押し込
み輪(33a,33b)を備えてなる、請求項1または
2に記載の土壌消毒機。 - 【請求項4】 前記鎮圧ローラ(24)は、前記左右一
対の覆い押し込み輪(33a,33b)の外側に、該左
右一対の覆い押し込み輪(33a,33b)により前記
覆い(21)が前記土壌(S)中に押し込まれる時に前
記覆い(21)の前記左右の側縁部(21a,21b)
を押さえて該左右の側縁部(21a,21b)の跳ね上
がりを阻止する左右一対の端部押圧輪(34a,34
b)を備えてなる、請求項3に記載の土壌消毒機。 - 【請求項5】 前記鎮圧ローラ(24)の進行方向の前
方(F)に左右一対の溝切り部材(22a,22b)を
備え、該左右一対の溝切り部材(22a,22b)によ
って前記土壌表面(GS)に形成された左右一対の溝
(26a,26b)を前記左右一対の覆い押し込み輪
(33a,33b)が通るように、前記左右一対の溝切
り部材(22a,22b)と前記左右一対の覆い押し込
み輪(33a,33b)とを配置してなる、請求項3ま
たは4に記載の土壌消毒機。 - 【請求項6】 前記鎮圧ローラ(24)は、柔軟な外周
面(35)を備えてなる、請求項1乃至5のいずれか一
項に記載の土壌消毒機。 - 【請求項7】 土壌表面(GS)に施された覆い(2
1)の上を転動するローラ本体(32)と、前記覆い
(21)の左右の側縁部(21a,21b)側を土壌
(S)中に押し込むための左右一対の覆い押し込み輪
(33a,33b)と、を一体的に備えてなる、鎮圧ロ
ーラ。 - 【請求項8】 前記左右一対の覆い押し込み輪(33
a,33b)の外側に、該左右一対の覆い押し込み輪
(33a,33b)により前記覆い(21)が前記土壌
(S)中に押し込まれる時に前記覆い(21)の前記左
右の側縁部(21a,21b)を押さえて該左右の側縁
部(21a,21b)の跳ね上がりを阻止する左右一対
の端部押圧輪(34a,34b)を一体的に備えてな
る、請求項7に記載の鎮圧ローラ。 - 【請求項9】 前記ローラ本体(32)が柔軟な外周面
(35)を備えてなる、請求項7または8に記載の鎮圧
ローラ。
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