JPH0922377A - メモリマップアドレス変換回路 - Google Patents

メモリマップアドレス変換回路

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JPH0922377A
JPH0922377A JP17207695A JP17207695A JPH0922377A JP H0922377 A JPH0922377 A JP H0922377A JP 17207695 A JP17207695 A JP 17207695A JP 17207695 A JP17207695 A JP 17207695A JP H0922377 A JPH0922377 A JP H0922377A
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JP17207695A
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Inventor
Katsuaki Suzuki
克明 鈴木
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必ずしも連続しない複数の領域をメモリ用の
アドレス空間にマッピングする際、選択される領域が多
くなっても高速動作が可能なメモリマップアドレス変換
回路を提供する。 【解決手段】 4ビットコンパレータ20a〜20d、
4入力ORゲート30、2入力ORゲート32a、32
bにより構成される変換アドレス出力手段が、CPUか
ら入力される物理アドレスのビットが表す数値と4ビッ
トDラッチ12a〜12dにより構成される群指定値格
納手段に格納されている群指定値とを対比して、前記ビ
ットが表す数値が群指定値のいずれかと一致したとき
に、CPUから入力される物理アドレスの前記ビットに
相当する部分のみをメモリの容量に応じたビット数の数
値に変換することにより、物理アドレスをメモリ用のア
ドレスに変換した変換アドレスを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUが出力する
物理アドレス空間を複数の領域に分割した中から選択さ
れる複数の被選択領域をメモリ用のアドレス空間にマッ
ピングするために、前記被選択領域に属する物理アドレ
スをメモリ用のアドレスに変換するメモリマップアドレ
ス変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリマップアドレス変換回路に
おいて、CPUの持つ物理アドレス空間の一部をメモリ
用のアドレス空間にマッピングする際に、物理アドレス
空間内の連続した領域を割り当てることが多い。
【0003】この方法は、簡便であり、アドレス変換の
ための回路も規模が小さくて済み、高速作動が可能であ
る反面、システムに応じてマッピングを変更する汎用
性、柔軟性を欠くという短所があった。そこで、より汎
用性、柔軟性を持たせるために、CPUが出力する物理
アドレス空間を複数の領域に分割した中から選択され
る、必ずしも連続しない複数の領域をメモリ用のアドレ
ス空間にマッピングすることも行われている。そのため
のアドレス変換回路としては、組合せ回路が採用されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、必ずし
も連続しない複数の領域をメモリ用のアドレス空間にマ
ッピングする方法では、選択される領域が多くなるとア
ドレス変換回路が非常に複雑になり、動作が遅くなると
いう問題があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、物理アドレス空間を複数の領域
に分割した中から選択される、必ずしも連続しない複数
の領域をメモリ用のアドレス空間にマッピングするため
のアドレス変換回路において、選択される領域が多くな
っても回路構成を複雑にすることなく、高速動作を可能
とすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載のメモリマップアドレス変
換回路は、CPUが出力する物理アドレス空間を複数の
領域に分割した中から選択される複数の被選択領域をメ
モリ用のアドレス空間にマッピングするために、前記被
選択領域に属する物理アドレスをメモリ用のアドレスに
変換するメモリマップアドレス変換回路において、前記
物理アドレス空間における前記被選択領域の位置を示す
マッピング設定情報に基づいて、システムの起動時また
は前記マッピング設定情報の更新時に、前記被選択領域
に属する物理アドレスの最上位ビットから前記物理アド
レス空間の分割形態に応じて設定される順位のビットま
での一連のビットが表す数値に対応する群指定値を、前
記被選択領域毎に生成する群指定値生成手段と、該生成
された群指定値を前記被選択領域毎に格納する群指定値
格納手段と、CPUから入力される物理アドレスの前記
一連のビットが表す数値と前記群指定値格納手段に格納
されている群指定値とを対比して前記一連のビットが表
す数値が前記群指定値のいずれかと一致したときに、前
記CPUから入力される物理アドレスの該一連のビット
に相当する部分のみを変換することにより、前記物理ア
ドレスを前記メモリ用のアドレスに変換した変換アドレ
スを出力する変換アドレス出力手段とを設けている。
【0007】請求項2記載のメモリマップアドレス変換
回路は、請求項1記載のメモリマップアドレス変換回路
において、前記マッピング設定情報は、前記物理アドレ
ス空間の分割領域数に対応するビット数で、前記被選択
領域の位置に対応するビット値を1とした2値情報であ
ることを特徴とする。
【0008】請求項3記載のメモリマップアドレス変換
回路は、請求項1または2記載のメモリマップアドレス
変換回路において、変換アドレス出力手段は、前記CP
Uから入力される物理アドレスの前記一連のビットに相
当する部分を、前記群指定値が小さい順に、0から昇順
となる数値に変換することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】上記の構成になる請求項1記載の
メモリマップアドレス変換回路においては、群指定値生
成手段は、物理アドレス空間における被選択領域の位置
を示すマッピング設定情報に基づいて、システムの起動
時またはマッピング設定情報の更新時に、被選択領域に
属する物理アドレスの最上位ビットから物理アドレス空
間の分割形態に応じて設定される順位のビットまでの一
連のビットが表す数値に対応する群指定値を、被選択領
域毎に生成する。
【0010】例えば物理アドレス空間が16メガバイト
で1メガバイトを1領域として16分割されている分割
形態の場合、最上位ビットから4ビットを選択すれば、
この4ビットが表す数値(群指定値)によって各領域に
対応する物理アドレスを群として識別することができ
る。
【0011】群指定値格納手段は、該生成された群指定
値を被選択領域毎に格納する。変換アドレス出力手段
は、CPUから入力される物理アドレスの前記一連のビ
ットが表す数値と群指定値格納手段に格納されている群
指定値とを対比して前記一連のビットが表す数値が群指
定値のいずれかと一致したときに、CPUから入力され
る物理アドレスの該一連のビットに相当する部分のみを
メモリの容量に応じたビット数の数値に変換することに
より、物理アドレスをメモリ用のアドレスに変換した変
換アドレスを出力する。
【0012】前述の分割形態の場合であれば、物理アド
レスの上位4ビットのみを変換し、それ以下の各ビット
は変換処理されない。そして、例えばメモリの容量が4
メガバイトだとすれば、その内の1メガバイトの領域を
指定するには2ビットで足りるから、物理アドレスの上
位4ビットを2ビットにエンコードすればよいことにな
る。
【0013】このようにして、物理アドレスがメモリ用
のアドレスに変換されるので、回路構成は複雑になら
ず、高速動作が可能である。しかも、物理アドレス空間
を複数の領域に分割した中から選択される選択される領
域が多くなっても、従来の組合せ回路を使用する場合と
比較すれば回路構成の複雑化は軽微であり、動作の高速
性が損なわれることはない。
【0014】請求項2記載のメモリマップアドレス変換
回路においては、マッピング設定情報は、物理アドレス
空間の分割領域数に対応するビット数で、被選択領域の
位置に対応するビット値を1とした2値情報である。マ
ッピング設定情報の構造が単純であるので、設定や更新
操作は簡単であり、群指定値生成手段による処理も単純
化できる。
【0015】また、例えば物理アドレス空間が256メ
ガバイトでこれを256分割するような、分割領域数が
多い場合でも、マッピング設定情報自体のデータ量はき
わめて少なくて済み、システムの記憶容量を圧迫するこ
ともない。請求項3記載のメモリマップアドレス変換回
路においては、変換アドレス出力手段は、CPUから入
力される物理アドレスの前記一連のビットに相当する部
分を、群指定値が小さい順に、0から昇順となる数値に
変換する。このため、物理アドレスが小さい順にメモリ
用のアドレスが与えられるので、このような処理を目的
とする特別な回路を設ける必要はない。
【0016】
【具体例】次に、本発明の具体例を図面を参照して説明
する。この具体例は、図4に示されるように、CPU
(図示略)が出力する000000hからFFFFFF
hまでの16Mバイトのアドレス空間のうち、1Mバイ
トごとに分割された16の領域100〜115から任意
の4つの領域101、104、106、114を選択し
て、4Mバイトのメモリアドレス空間の1Mバイトの4
領域200〜203にマッピングする例である。なお、
この例は、本発明の本質を失わない範囲で説明を簡単に
するために選定したものである。従って、本発明は、こ
の具体例に限定されるわけではない。
【0017】まず本具体例のメモリマップアドレス変換
回路8のブロック図である図1を参照して、メモリマッ
プアドレス変換回路8の全体的な構成を説明する。図1
に示すように、メモリマップアドレス変換回路8は、ア
ドレスマップ発生回路10、4ビットDラッチ12a、
12b、12c、12d、4ビットコンパレータ20
a、20b、20c、20d、4入力ORゲート30お
よび2入力ORゲート32a、32bにより構成されて
いる。アドレスマップ発生回路10は本発明の群指定値
生成手段に相当し、4ビットDラッチ12a〜12dは
本発明の群指定値格納手段に相当し、4ビットコンパレ
ータ20a〜20d、4入力ORゲート30および2入
力ORゲート32a、32bにより本発明の変換アドレ
ス出力手段に相当する機構が構成されている。
【0018】このメモリマップアドレス変換回路8で
は、CPUが出力する24ビットのアドレス信号のうち
上位の4ビットがAI(23:20)として4ビットコ
ンパレータ20a〜20dに入力され、AI(19:
0)として入力される下位の20ビットは、そのままA
O(19:0)として出力される構成である。そして、
このAO(19:0)の上位に、2入力ORゲート32
aから出力されるAO(21)と2入力ORゲート32
bから出力されるAO(20)とが付加されて、22ビ
ットのメモリアドレス信号とされる。この処理について
は後で詳述する。
【0019】また、アドレスマップ発生回路10には、
CPUからのマップ設定データがSEL(15:0)に
入力され、CPUからのSTART信号がSTARTに
入力され、図示しないクロック回路からのクロック信号
がCLKに入力される構成である。
【0020】なお、この具体例では、SEL(15:
0)に入力されるマップ設定データは、0100000
001010010である。この16ビットのマップ設
定データ中で上位から2番目、10番目、12番目およ
び15番目のビット(1が立っている)は、物理アドレ
ス空間の16の領域100〜115から選択された領域
114(上位から2番目のビット)、領域106(上位
から10番目のビット)、領域104(上位から12番
目のビット)および領域101(上位から15番目のビ
ット)に対応しており、16の領域100〜115から
選択された4領域101、104、106、114の位
置を示している。
【0021】次に、図2を参照して、アドレスマップ発
生回路10の詳しい構成を説明する。図2に示すよう
に、アドレスマップ発生回路10は16ビットシフトレ
ジスタ40、16個の2入力EXNORゲート42、1
6入力ORゲート43、2ビットアップカウンタ44、
2to4デコーダ46、16to4プライオリティエン
コーダ48および2入力ANDゲート50a、50b、
50c、50dから構成されている。
【0022】このアドレスマップ発生回路10では、S
EL(15:0)に入力されるマップ設定データの各ビ
ットは、それぞれ2入力EXNORゲート42に入力さ
れ、STARTに入力されるSTART信号およびCL
Kに入力されるクロック信号は16ビットシフトレジス
タ40に入力される。また、クロック信号は2ビットア
ップカウンタ44にも入力される。
【0023】16ビットシフトレジスタ40の出力(Q
0〜Q15 )は、それぞれ対応する2入力EXNORゲー
ト42に入力されると共に、16to4プライオリティ
エンコーダ48にも入力される。各2入力EXNORゲ
ート42の出力は16入力ORゲート43に入力され、
16入力ORゲート43の出力は、2ビットアップカウ
ンタ44および2入力ANDゲート50a〜50dに入
力される。
【0024】2ビットアップカウンタ44のカウント値
rcntは、2to4デコーダ46の入力値となり、2
to4デコーダ46においてデコードされる。この2t
o4デコーダ46のデコード値(Y0〜Y3)は、それぞ
れ2入力ANDゲート50a〜50dに入力される。
【0025】次に、この具体例のメモリマップアドレス
変換回路8の動作に付いて、図3に示されるタイミング
チャートを主に参照し、図1、図2及び図4を適宜参照
して説明する。まず、CPUからのSTART信号とマ
ップ設定データの入力があると開始される、メモリマッ
プアドレス変換回路8の設定動作について説明する。
【0026】アドレスマップ発生回路10(図2参照)
に、図3に示されるような1クロック幅のSTART信
号が入力されると、これに対応する信号が、16ビット
シフトレジスタ40のQ0 からQ15の順に、遅延して出
力される。図2に示されるように、16ビットシフトレ
ジスタ40のQ0 〜Q15から出力された遅延信号は、2
入力EXNORゲート42によって、SEL(15:
0)の各ビット(マップ設定データの各ビット)と比較
され、一致すると16入力ORゲート43が、2ビット
アップカウンタ44のイネーブル制御入力ENBをアク
ティブにし、rcntをインクリメントする(図3参
照)。2to4デコーダ46は、rcntをデコードし
て、そのデコード値(Y0〜Y3)を2入力ANDゲート
50a〜50dに出力する。2入力ANDゲート50a
〜50dには、16入力ORゲート43の出力信号が入
力されるので、図3に示されるようにイネーブル制御入
力ENBがアクティブになるタイミングで、LP0〜L
P3がアクティブになる。
【0027】また、16ビットシフトレジスタ40のQ
0 〜Q15からの出力は、16to4プライオリティエン
コーダ48に入力され、ここで4ビットのアドレス変換
対象アドレスY(3:0)として出力される。図1に示
すように、このアドレス変換対象アドレスY(3:0)
は、4ビットDラッチ12a〜12dに入力され、書き
込み信号となるLP0〜LP3がアクティブのときのア
ドレス変換対象アドレスY(3:0)が、4ビットDラ
ッチ12a〜12dに保持される。
【0028】図3に示すように、LP0がアクティブの
ときのアドレス変換対象アドレスY(3:0)は1、L
P1がアクティブのときのアドレス変換対象アドレスY
(3:0)は4、LP2がアクティブのときのアドレス
変換対象アドレスY(3:0)は6、LP3がアクティ
ブのときのアドレス変換対象アドレスY(3:0)は1
4になっているから、4ビットDラッチ12aの保持値
R0 は1h、4ビットDラッチ12bの保持値R1 は4
h、4ビットDラッチ12cの保持値R2 は6h、4ビ
ットDラッチ12dの保持値R3 はEhである。これら
の保持値R0 〜R3 は、マップ設定データの最下位ビッ
トを0ビットとしたときのビット位置(1,4,6,1
4)に対応しており、物理アドレスを分割した16の領
域100〜115から選択された4領域101、10
4、106、114の位置を示してもいる。
【0029】さて、こうしてメモリマップアドレス変換
回路8の設定動作が終了してから、CPUのアドレス信
号がメモリマップアドレス変換回路8に入力される。C
PUからの24ビットのアドレス信号のうち、上位4ビ
ットはAI(23:20)として4ビットコンパレータ
20a〜20dに入力され、AI(19:0)に入力さ
れる下位の20ビットは、そのままAO(19:0)か
ら出力される。
【0030】4ビットコンパレータ20a〜20dで
は、入力された上位の4ビット(23:20)と4ビッ
トDラッチ12a〜12dの出力とを比較して、一致す
ればEQ信号をアクティブにする。つまり、4ビットD
ラッチ12a〜12dに保持されているアドレス変換対
象アドレスと入力アドレスとが一致したときに、EQ信
号がアクティブになる。そして、いずれかのEQ信号が
アクティブになれば、4入力ORゲート30によりメモ
リ空間が選択されたことを示すVALID信号が出力さ
れる。
【0031】各4ビットコンパレータ20a〜20dの
EQ信号がアクティブになった場合について具体的に説
明する。まず、AI(23:20)が1hのときには、
4ビットコンパレータ20aのEQ信号がアクティブに
なるが、このEQ信号は2入力ORゲート32a、32
bに入力されないので、AO(20)、AO(21)と
も0となる。従って、メモリマップアドレス変換回路8
から出力されるアドレス信号としては、上位2ビットが
ともに0で、下位20ビットはAI(19:0)がその
まま出力されるAO(19:0)になる。このアドレス
信号のアドレスは0xxxxxh(xは0〜Fのいずれ
か)となり、メモリアドレス空間の000000hから
始まる領域200にマッピングされることになる。
【0032】次に、AI(23:20)が4hのときに
は、4ビットコンパレータ20bのEQ信号がアクティ
ブになる。このEQ信号は2入力ORゲート32aには
入力されず、2入力ORゲート32bには入力されるの
で、AO(20)は1、AO(21)は0となる。従っ
て、メモリマップアドレス変換回路8から出力されるア
ドレス信号としては、最上位ビットAO(21)が0、
次のビットA0(20)が1で、下位20ビットはAI
(19:0)がそのまま出力されるAO(19:0)に
なる。このアドレス信号のアドレスは1xxxxxh
(xは0〜Fのいずれか)となり、メモリアドレス空間
の100000hから始まる領域201にマッピングさ
れることになる。
【0033】同様に、AI(23:20)が6hのとき
には4ビットコンパレータ20cのEQ信号がアクティ
ブになり、AO(21)は1、AO(20)は0になる
ので、メモリアドレス空間の200000hから始まる
領域202にマッピングされ、AI(23:20)がE
hのときには、4ビットコンパレータ20dのEQ信号
がアクティブになるので、メモリアドレス空間の300
000hから始まる領域203にマッピングされること
になる。
【0034】このように、アドレス変換の対象とされる
領域101、104、106、114に属する物理アド
レスがメモリマップアドレス変換回路8に入力される
と、24ビットのアドレスAI(23:0)のうち上位
4ビットのAI(23:20)の値(0〜F)が、マッ
プ後の22ビットのアドレスAO(21:0)のうち上
位2ビットに相当するAO(21:20)の値(0〜
3)に変換され、無変換の下位20ビットのAO(1
9:0)と合わせて出力されることにより、物理アドレ
スがメモリアドレスにマッピングされる。
【0035】以上のように、本具体例のメモリマップア
ドレス変換回路8では、AI(23:20)の4ビット
の入力と4個の4ビットの固定値(R0 〜R3 )を処理
してAO(21:20)とVALIDの3出力を得る構
成であるため、従来の組み合わせ回路によってSEL
(15:0)とAI(23:20)の20入力から前記
3出力を得る場合に比べて回路が簡単化され、高速動作
が可能となる。
【0036】また、物理アドレスの分割数やそこから選
択される領域の数が増加したときには、Dラッチやコン
パレータの数が増加するとしても、従来の組み合わせ回
路にみられるような、回路の爆発的な複雑化を招くこと
はなく、動作の高速性が損なわれることはない。
【0037】請求項2のマッピング設定情報としてのマ
ップ設定データは、上述したように2値情報であって、
構造が単純であるので、設定や更新操作は簡単であり、
アドレスマップ発生回路10による処理も単純化でき
る。しかも、物理アドレス空間の分割領域数が多くなっ
ても、マップ設定データのデータ量はきわめて少なくて
済み、システムの記憶容量を圧迫することもない。
【0038】4ビットコンパレータ20a〜20d、4
入力ORゲート30および2入力ORゲート32a、3
2bにより構成されている変換アドレス出力手段は、物
理アドレスの上位4ビットを、その値が小さい順に、0
から昇順となる数値に変換し、物理アドレスが小さい順
にメモリアドレスが与えられるので、このような処理を
目的とする特別な回路を設ける必要はない。
【0039】以上、具体例に従って本発明の実施の形態
について説明したが、本発明はこのような具体例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
さまざまに実施できることは言うまでもない。例えば、
具体例では物理アドレスを16分割し、そこから4つの
領域を選択する例を説明しているが、分割数や選択され
る領域数は、これに限定されないことはいうまでもな
い。また、分割された1領域の容量も1Mバイトに限ら
ない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のメ
モリマップアドレス変換回路によれば、回路構成は複雑
にならず、高速動作が可能である。しかも、物理アドレ
ス空間を複数の領域に分割した中から選択される選択さ
れる領域が多くなっても、従来の組合せ回路を使用する
場合と比較すれば回路構成の複雑化は軽微であり、動作
の高速性が損なわれることはない。
【0041】請求項2記載のメモリマップアドレス変換
回路によれば、マッピング設定情報の構造が単純である
ので、設定や更新操作は簡単であり、群指定値生成手段
による処理も単純化できる。また、例えば物理アドレス
空間の分割領域数が多い場合でも、マッピング設定情報
自体のデータ量はきわめて少なくて済み、システムの記
憶容量を圧迫することもない。
【0042】請求項3記載のメモリマップアドレス変換
回路によれば、変換対象の物理アドレスが小さい順にメ
モリ用のアドレスが与えられるので、このような処理を
目的とする特別な回路を設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例のメモリマップアドレス変換回路の構
成を説明するブロック図である。
【図2】 具体例のメモリマップアドレス変換回路に組
み込まれているアドレスマップ発生回路構成を説明する
ブロック図である。
【図3】 具体例のメモリマップアドレス変換回路の設
定動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】 具体例のメモリマップアドレス変換回路によ
るアドレス変換の説明図である。
【符号の説明】
8・・・メモリマップアドレス変換回路、 10・・・アドレスマップ発生回路(群指定値生成手
段)、 12a、12b、12c、12d・・・4ビットDラッ
チ(群指定値格納手段)、 20a、20b、20c、20d・・・4ビットコンパ
レータ(変換アドレス出力手段)、 30・・・4入力ORゲート(変換アドレス出力手
段)、 32a、32b・・・2入力ORゲート(変換アドレス
出力手段)、 40・・・16ビットシフトレジスタ、 42・・・2入力EXNORゲート、 43・・・16入力ORゲート、 44・・・2ビットアップカウンタ、 46・・・2to4デコーダ、 48・・・16to4プライオリティエンコーダ、 50a、50b、50c、50d・・・2入力ANDゲ
ート、 100、102、103、105、107、108、1
09、110、111、112、113、115・・・
領域、 101、104、106、114・・・領域(被選択領
域)、 200、201、202、203・・・領域、 R0、R1、R2、R3・・・保持値(群指定値)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUが出力する物理アドレス空間を複
    数の領域に分割した中から選択される複数の被選択領域
    をメモリ用のアドレス空間にマッピングするために、前
    記被選択領域に属する物理アドレスをメモリ用のアドレ
    スに変換するメモリマップアドレス変換回路において、 前記物理アドレス空間における前記被選択領域の位置を
    示すマッピング設定情報に基づいて、システムの起動時
    または前記マッピング設定情報の更新時に、前記被選択
    領域に属する物理アドレスの最上位ビットから前記物理
    アドレス空間の分割形態に応じて設定される順位のビッ
    トまでの一連のビットが表す数値に対応する群指定値
    を、前記被選択領域毎に生成する群指定値生成手段と、 該生成された群指定値を前記被選択領域毎に格納する群
    指定値格納手段と、 CPUから入力される物理アドレスの前記一連のビット
    が表す数値と前記群指定値格納手段に格納されている群
    指定値とを対比して前記一連のビットが表す数値が前記
    群指定値のいずれかと一致したときに、前記CPUから
    入力される物理アドレスの該一連のビットに相当する部
    分のみを変換することにより、前記物理アドレスを前記
    メモリ用のアドレスに変換した変換アドレスを出力する
    変換アドレス出力手段とを設けたことを特徴とするメモ
    リマップアドレス変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリマップアドレス変
    換回路において、 前記マッピング設定情報は、前記物理アドレス空間の分
    割領域数に対応するビット数で、前記被選択領域の位置
    に対応するビット値を1とした2値情報であることを特
    徴とするメモリマップアドレス変換回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のメモリマップア
    ドレス変換回路において、 変換アドレス出力手段は、前記CPUから入力される物
    理アドレスの前記一連のビットに相当する部分を、前記
    群指定値が小さい順に、0から昇順となる数値に変換す
    ることを特徴とするメモリマップアドレス変換回路。
JP17207695A 1995-07-07 1995-07-07 メモリマップアドレス変換回路 Pending JPH0922377A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999040985A1 (fr) * 1998-02-16 1999-08-19 Sony Computer Entertainment Inc. Dispositif electronique portable et systeme de divertissement
CN100385420C (zh) * 2004-03-31 2008-04-30 国际商业机器公司 用于支持具有非相连的系统存储器地址的数据处理系统和方法

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