JPH09223140A - 文字入力装置 - Google Patents

文字入力装置

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JPH09223140A
JPH09223140A JP8029082A JP2908296A JPH09223140A JP H09223140 A JPH09223140 A JP H09223140A JP 8029082 A JP8029082 A JP 8029082A JP 2908296 A JP2908296 A JP 2908296A JP H09223140 A JPH09223140 A JP H09223140A
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JP
Japan
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input
english
mode
conversion
character
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Pending
Application number
JP8029082A
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English (en)
Inventor
Yoshitake Inoue
喜勇 井上
Hiroyuki Kumai
裕之 隈井
Akira Nakajima
晃 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH09223140A publication Critical patent/JPH09223140A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】英語文字と漢字が混在した中国語文を効率的に
入力可能とする。 【解決手段】入力モード管理部108は「ピン音モー
ド」/「英語モード」を保持し、読み/変換候補管理部
110は、入力された英文字列を保持されている入力モ
ードと対応づけて記憶すると共に該入力モードに従って
漢字変換部116で漢字に変換させ、またはそのまま変
換候補として出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漢字及び英文字を
含む文字列を入力する装置に係り、特に中国語文の漢字
と英語文の英文字が混在する文字列を入力するための文
字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中国語文の漢字を情報処理装置に入力す
る方法としてさまざまな方法が提案されているが、その
中に漢字の発音を記号化した「ピン音」を入力してこれ
を漢字変換する方式が知られている。従来のこの種の入
力装置としては、特開平5−216887号公報等に述
べられている装置がある。これらの装置では、英文タイ
プライターキーあるいはそれに類するキーボードでピン
音を英文字で入力し、これをピン音/漢字変換辞書を利
用して漢字に変換するようにしている。
【0003】ピン音による漢字入力方式は、漢字の字
形,筆画に関する知識を必要としないために、入力操作
が簡単で文章を作成する場合のように思考を伴う作業に
は好適である。
【0004】これらの装置では変換の方法として、次の
2種類の方法が知られている。
【0005】(1)単漢字あるいは単語の読みを入力す
ることにより、それに対応する漢字を一覧表示させ、目
的の漢字を選択して入力する方法。
【0006】(2)複数の文節単位で纏めて読みを入力
した後に漢字変換を指示することにより、読みに対応す
る漢字の変換候補群を表示させ、該変換候補群の中から
順次目的の漢字(単語)を選択することにより入力する
方法。
【0007】(2)の方法は、(1)の方法に比べて複
数の文節を纏めて変換するものであるので、文法的な解
析手法を利用して目的とする漢字への変換候補を高精度
で生成することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、次のような基本的な問題点をもっている。
【0009】中国語文においても、文中に英語文(英文
字)を混在させたい場合がある。このような場合に、中
国語文の部分は漢字に変換し、英語文の部分は英文字を
そのまま入力できれば都合がよい。しかし、従来技術の
ように、ピン音も英語文と同じ英文字で入力されるの
で、漢字入力のためのピン音と英語文を混在させて入力
すると、これを区別することができない。従って、漢字
入力中に英語文を入力するためには、一旦、漢字変換処
理を止めなければならず、手間が掛かるという問題があ
った。
【0010】このようなことから、従来は、Microsoft
(R) Windows(TM) 3.2 中文版 に付属の漢字入力方式に
は、ピン音入力中に英語文を入力する方法を提供してい
る。これによれば、中国語文の漢字をピン音列で入力中
に、ピン音では使用しない特定のコード(入力システム
によって予め決められている)を入力することにより、
それ以降に入力された英文字は漢字変換せずにそのまま
英語文字列で入力されるようにしている。
【0011】この方法では、中国語文から英語文への切
り替えは指示できるが、英語文から中国語文への切り替
えは指示できないために、英語文に続けて中国語文を入
力するためには、英語文の末尾で一旦変換処理を実行
し、その後に中国語文を入力するように操作しなければ
ならない。
【0012】従って、混在する英語文の前後のピン音は
別々に変換しなければならず、該前後の漢字間の文法ル
ールなどを利用した高精度な変換を行うための障害とな
っている。
【0013】本発明の目的は、このような状況に鑑み、
中国語文と英語文を混在させた文章を作成するための入
力操作を簡単にし、更に、漢字への変換精度を高めるこ
とができるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された英
文字列をピン音文字列または英語文字列に識別して保持
し、配列順にピン音文字列を順次漢字に変換して出力
し、英語文字列はそのまま出力することを特徴とする。
【0015】具体的には、英文字を入力する入力操作手
段と、入力された英文字列を表示する表示手段と、ピン
音とそれに対応する中国語の漢字を格納した変換辞書
と、入力された英文字列をピン音として前記変換辞書を
検索して漢字列に変換する変換手段とを備えた文字入力
装置において、前記入力操作手段にピン音入力及び英語
入力の入力モードを指示する入力モード指示手段を設
け、前記変換手段は、入力された英文字列のうち、英語
入力モードにおいて入力された英文字列は該英文字列を
そのまま出力し、ピン音入力モードにおいて入力された
英文字列は前記変換辞書を検索して漢字に変換して出力
することを特徴とする。
【0016】また、前記変換手段は、入力操作手段から
指示された入力モードを異なる入力モードが指示される
まで保持する入力モード保持手段を備え、入力された英
文字を前記入力モード保持手段に保持している入力モー
ドに従って英語文字またはピン音文字として識別するよ
うに構成する。
【0017】また、前記表示手段は、英語入力モードに
おいて英文字列とピン音入力モードにおいて入力された
英文字列を異なる形態、例えば明暗反転/非反転表示ま
たは異なる色で表示するように構成する。
【0018】また、前記変換手段は、入力操作手段から
指示された入力モードを異なる入力モードが指示される
まで保持する入力モード保持手段と、入力された英文字
列を前記入力モード保持手段に保持している入力モード
に従って英語文字またはピン音文字として識別可能に保
持する読みバッファとを備え、読みバッファに保持され
ている英文字列を配列順に該英文字列の入力モードに従
って漢字に変換して出力し、またはそのまま出力するよ
うに構成する。
【0019】そして、前記入力操作手段は変換を指示す
る変換指示手段を備え、前記変換手段は、前記変換指示
手段からの変換指示入力に従って前記読みバッファに保
持されている英文字列を配列順に該英文字列の入力モー
ドに従って漢字に変換して出力し、またはそのまま出力
するように構成する。
【0020】また、前記変換手段は、入力操作手段から
指示された入力モードを異なる入力モードが指示される
まで保持する入力モード保持手段と、入力された英文字
列を前記入力モード保持手段に保持している入力モード
に従って英語文字またはピン音文字として識別可能に保
持する読みバッファとを備え、読みバッファに保持され
ている英文字列を配列順に該英文字列の入力モードに従
って対応する漢字に変換して変換候補として出力し、ま
たはそのまま変換候補として出力するように構成し、更
に、出力された変換候補を選択する選択手段を設ける。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明になる文字入力装置
の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明になる文字入力装置の構成
を示す機能ブロック図である。ここで、100は入力操
作手段としてのキーボード(KB)、102はアルファ
ベット等の英文字入力部、104はピン音モード設定
部、106は英語モード設定部、108は入力モード管
理部、110は読み/変換候補管理部、112は入力モ
ード表示部、114は読み/変換候補表示部、116は
漢字変換部、118はピン音/漢字変換辞書である。
【0023】キーボード100は、英文字及び記号入力
キー,数字入力キー,ピン音モード指示及び英語モード
指示入力キー,変換指示入力キー,変換候補選択指示キ
ーなどを備える。
【0024】英文字入力部102は、キーボード100
からの入力を判定し、英数文字や記号,変換指示などの
文字入力処理の入力対象のキーが入力された場合には、
入力モード管理部108に入力キーに対応するコードを
処理メッセージとして伝達する。
【0025】ピン音モード設定部104は、キーボード
100においてピン音モードを指示する入力操作が行わ
れたかどうかを判定し、ピン音モードを指定する指示入
力が行われた場合には入力モード管理部108に「ピン
音モード」を設定する情報を出力する。
【0026】英語モード設定部106は、キーボード1
00において英語モードを指示する入力操作が行われた
かどうかを判定し、英語モードを指示する入力操作が行
われた場合には入力モード管理部108に「英語モー
ド」を設定する情報を出力する。 入力モード管理部1
08,読み/変換候補管理部110及び漢字変換部11
6は、キーボード100から入力された読み(ピン音)
を漢字に変換する部分である。これらの詳細な動作は後
述する。
【0027】入力モード表示部112は、現在設定され
ている入力モードを文字で表示し、読み/変換候補表示
部114は、入力されている英文字や変換した漢字を表
示する。
【0028】ピン音/漢字変換辞書118は、英文字で
表現されたピン音の集合と、それに対応する漢字の変換
候補の組み合わせを収容しており、(1)特定された英
文字ピン音集合とのマッチング、及び(2)特定された
ピン音に対応する漢字群の取得に使用される。
【0029】これらの各機能手段は、実際には、演算処
理装置(図示省略)によってソフトウエア的に実現され
ているが、その全部または一部分を同等の機能を有する
ハードウエアで実現ることができる。また、各部分間の
データの授受は、メッセージの交換によって実現してい
るが、他の方法を用いて実現することもできる。
【0030】図2は、入力モード管理部108が実行す
る処理の流れを示している。この入力モード管理部10
8は、カレントモードと呼ぶ変数で現在の入力モードを
保持している。入力モード管理部108は、ステップ2
02において、初期設定としてカレントモードを「ピン
音モード」値に設定する。そして、ステップ204にお
いて処理メッセージ受信待ちのループに入る。処理メッ
セージを受信すると、ステップ206に進んでその種別
を判定し、[文字入力]メッセージであればステップ2
08に進み、入力された文字コードとそのときのカレン
トモードの値を組にして読み/変換候補管理部110に
メッセージとして出力する。
【0031】ステップ206で[「ピン音モード」設
定]メッセージと判定した場合には、ステップ210に
進んでカレントモードを「ピン音モード」値に設定す
る。そして、ステップ212に進んで入力モード表示部
112を呼び出して現在の入力モードを画面表示させ
る。
【0032】また、ステップ206において[「英語モ
ード」設定]メッセージと判定した場合には、ステップ
214に進んでカレントモードを「英語モード」値に設
定する。そして、ステップ216に進み、入力モード表
示部112を呼び出して現在の入力モードを画面表示さ
せる。
【0033】図3は、読み/変換候補管理部110が実
行する処理の流れを示している。読み/変換候補管理部
110は、入力された英文字列と各英文字の入力モード
を読みバッファ400に保持する。図4は、この読みバ
ッファ400のデータ保持例を示しており、領域400
aは文字列領域、領域400bは入力モード領域であ
る。
【0034】また、読み/変換候補管理部110は、漢
字に変換した変換候補を変換候補リスト500に配列し
て保持する。図5は、この変換候補リスト500のデー
タ保持例を示している。図示の例は、 (1)読み“Washington”に対する変換候補 (2)読み“shi”に対する変換候補 (3)読み“America”に対する変換候補 (4)読み“de”に対する変換候補 (5)読み“shoudu”に対する変換候補 の保持例である。各変換候補は、それぞれ可変長のデー
タ列で、変換候補リスト500は読みの順に各変換候補
(参照データ)を保持している。
【0035】読み/変換候補管理部110は、最初に、
ステップ302で読みバッファ400を読み文字がない
状態に初期化する。次いで、ステップ304で変換候補
リスト500を初期化する。その後、ステップ306に
進んで入力モード管理108からの処理メッセージ受信
待ちのループに入る。
【0036】そして、処理メッセージを受信すると、ス
テップ308に進んでその内容を判定する。読み文字の
入力を示すメッセージであれば、ステップ310に進ん
で当該文字の入力モードを判定し、「ピン音モード」で
あればステップ312に進んで入力文字を明暗反転させ
て表示するように読み/変換候補表示部114に処理メ
ッセージを出力する。ステップ310における判定で
「英語モード」であれば、ステップ314に進んで入力
文字を明暗反転させないで表示するように読み/変換候
補表示部114に処理メッセージで出力する。なお、明
暗反転表示あるいは非反転表示は、異なる色での表示形
態とすることでも良い。
【0037】その後、ステップ316に進み、入力され
た文字コードと入力モードをそれぞれ追加するように読
みバッファ400を更新する。
【0038】ステップ308における判定で、変換キー
の入力を示すメッセージであれば、ステップ318に進
んで漢字変換部116を呼出し、変換候補リスト500
を取得する。そして、ステップ320に進んで変換候補
選択処理が必要かどうかを判定し、必要と判定したとき
には、ステップ322に進んで変換候補の選択を行う変
換候補選択処理を実行し、ステップ324に進んで選択
結果を表示する。
【0039】ステップ320における判定処理の後、ス
テップ326に進んで変換結果をメッセージ出力し、ス
テップ327に進んで読みバッファ400を読み文字が
ない状態に初期化し、ステップ328に進んで変換候補
リスト500を初期化し、その後、ステップ306の入
力待ちに戻る。
【0040】なお、読み/変換候補管理部110は、読
み文字列の修正等の処理を行うが、ここではその具体的
な説明は省略する。
【0041】図6は、漢字変換部116が実行する処理
の流れを示している。漢字変換部116は、読み/変換
候補管理部110によって呼び出され、読みバッファ4
00のデータを先頭から順次参照してピン音/漢字変換
辞書118を検索し、変換候補リスト500に変換候補
列を作成する。
【0042】起動すると、先ず、ステップ602におい
て辞書検索中の文字列の先頭位置を示す注目文字位置を
読みバッファ400の先頭に設定し、ステップ604の
ループ処理に入る。ステップ604では、読みバッファ
400上の総ての文字列に対して、以下に説明するステ
ップ606〜615の処理を繰り返し実行する。
【0043】ステップ606では、注目文字位置の文字
に引き続きこの文字と入力モードが一致する文字列を切
り出す(特定する)。この文字列を注目文字列と呼ぶ。
次に、ステップ608に進んで注目文字列の入力モード
を判定し、「ピン音モード」であればステップ610に
進んで注目文字列の読みとピン音/漢字変換辞書118
の読みインデックスとのマッチングを取り、ステップ6
12に進んでマッチングした読みに対する漢字の変換候
補を生成し、変換候補リスト500に当該変換候補を追
加する。
【0044】一方、ステップ608における判定で、入
力モードが「英語モード」であれば、ステップ614に
おいて入力された文字コードを英語文字列としてそのま
ま1つの変換候補とし、変換候補リスト500に当該変
換候補を追加する。
【0045】その後、ステップ615において注目文字
列の位置を更新してステップ604に戻る。
【0046】ステップ604において、読みバッファ4
00上の総ての文字列に対してステップ606〜615
を実行したと判定すると、ステップ616に進んで変換
候補リスト500を読み/変換候補管理部110に出力
して処理を終了する。
【0047】変換候補表示及び変換候補の選択処理は、
前記読み/変換候補管理部110における処理により実
行し、漢字変換部116により作成された変換候補リス
ト500に基づいて変換候補を表示し、ユーザーのキー
入力操作による選択入力に基づいてその変換候補の1つ
を選択する。
【0048】以上に説明した各処理部(手段)の動作を
具体的な例を用いて説明する。
【0049】図7は、英語文字混じり中国語文「 Washi
ngton 是 America 的首都.」という文章を入力する場
合を例示している。
【0050】図において、“入力:”の右側の英文字列
は、キーボード100から入力された中国語文のピン音
あるいは英語文の英文字を示している。また、[En
g],[Pin],[SP],[Conv]は、それぞれ「英語モ
ード」キー,「ピン音モード」キー,空白キー,変換キ
ーを示している。また、横長の矩形は、入力モードの表
示並びに読み/変換候補の表示の様子を示している。
【0051】最初の“[Eng]"の入力により英語モード
設定部106及び入力モード管理部108が応動し、入
力モード管理部108は、保持しているカレントモード
を「英語モード」に設定する。また、入力モード表示部
112に入力モードを「ENG」と表示させる。
【0052】次いで、“ Washington ”の入力により、
入力モード管理部108は、文字列“ Washington ”と
各文字の入力時の入力モード(「英語モード」)をメッ
セージとして読み/変換候補管理部110に送り、読み
バッファ400に保持させる。そして、読み/変換候補
管理部110は、ステップ310における判定に基づい
て該入力文字列を読み/変換候補表示部114に非反転
表示させる。
【0053】続いて、“[Pin]”の入力により、英語
モード設定部106と入力モード管理部108が応動
し、入力モード管理108は、保持しているカレントモ
ードを「ピン音モード」に設定する。また、入力モード
表示部112に入力モードを「PIN」と表示させる。
【0054】次いで、“ shi ”の入力により、入力モ
ード管理部108は、文字列“ shi”と各文字の入力時
の入力モード(「ピン音モード」)をメッセージとして
読み/変換候補管理部110に送り、読みバッファ40
0に保持させる。そして、読み/変換候補管理部110
は、ステップ310における判定に基づいて該入力文字
列を読み/変換候補表示部114に反転表示させる。
【0055】引き続き、“[Eng]America[Pin]desho
udu.”が入力されると、同様にして、読み/変換候補管
理部110の読みバッファ400には、図4に示したよ
うに、入力文字列並びに該入力時の入力モードが記憶さ
れる。ここで、読みバッファ400における入力モード
領域400bの配列の“1”は「英語モード」、“0”
は「ピン音モード」を表している。
【0056】このようなキーボード入力操作により、図
7における上から3番目の矩形内に示したように読みの
表示が実現する。
【0057】ここで、“[Conv]”が入力されると、読
み/変換候補管理部110は、漢字変換部116を呼び
出す。この漢字変換部116は、前述したステップ60
6〜ステップ615の処理により、注目文字列“ Washi
ngton ”を切り出す。この文字列の入力時の入力モード
は「英語モード」であるので、ステップ614において
当該文字列はそのまま変換候補として変換候補リスト5
00に追加する。
【0058】漢字変換部116は、次のステップ606
〜ステップ615の処理において注目文字列“ shi ”
を切り出す。この文字列の入力時の入力モードは「ピン
音モード」であるので、ステップ610においてピン音
/漢字変換辞書118を読んでインデックスの検索を行
い、ステップ612においてその結果に基づく変換候補
を生成して変換候補リスト500に追加する。
【0059】同様に、漢字変換部116は、3回目のス
テップ606〜ステップ615の処理において、“ Ame
rica ”を注目文字列として切り出して該“ America ”
をそのまま変換候補とし、4回目のステップ606〜6
15の処理においては“ deshoudu. ”を注目文字列と
して切り出してピン音/漢字変換辞書118を検索して
変換候補を生成し、該変換候補を変換候補リスト500
に追加する。
【0060】このような漢字変換によって、変換候補リ
スト500には、図5に例示するような、変換候補列が
生成される。そして、これのような変換候補リスト50
0における漢字/英文字の変換候補から適切なものを選
択することにより、図7の最下行の矩形内に示したよう
に目的とする漢字/英文字混じり文章を得ることができ
る。
【0061】また、英語文の英文字列の部分に適切な品
詞を割り当てるようにすれば、該英語文の英文字列に後
置する漢字列を高精度に変換することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】本発明になる文字入力装置は、中国語文
を漢字/英文字混在の状態で英文字入力して変換するこ
とができる。従って、従来のように、英語文字入力開始
あるいは英語文字字からピン音入力への切り替えに際し
て、それまでの入力内容を変換する必要がないので、自
然な入力操作を行うことができる。
【0063】また、文章単位で変換を行なうことができ
るので、文法ルールに基づく解析処理の導入が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる文字入力装置の機能ブロック図で
ある。
【図2】図1に示した本発明になる文字入力装置におけ
る入力モード管理部が実行する処理のフローチャートで
ある。
【図3】図1に示した本発明になる文字入力装置におけ
る読み/変換候補管理部が実行する処理のフローチャー
トである。
【図4】図1に示した本発明になる文字入力装置におけ
る読み/変換候補管理部が備える読みバッファのデータ
保持例である。
【図5】図1に示した本発明になる文字入力装置におけ
る読み/変換候補管理部が備える変換候補リストのデー
タ保持例である。
【図6】図1に示した本発明になる文字入力装置におけ
る漢字変換部が実行する処理のフローチャートである。
【図7】図1に示した本発明になる文字入力装置におけ
る英語文字混じり中国語文の入力及び変換表示例であ
る。
【符号の説明】
100…キーボード、102…英文字入力部、104…
ピン音モード設定部、106…英語モード設定部、10
8…入力モード管理部、110読み/変換候補管理部、
112…入力モード表示部、114…読み/変換候補表
示部、116…漢字変換部、118…ピン音/漢字変換
辞書、400…読みバッファ、500…変換候補リス
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 晃 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】英文字を入力する入力操作手段と、入力さ
    れた英文字列を表示する表示手段と、ピン音とそれに対
    応する中国語の漢字を格納した変換辞書と、入力された
    英文字列をピン音として前記変換辞書を検索して漢字列
    に変換する変換手段とを備えた文字入力装置において、 前記入力操作手段にピン音入力及び英語入力の入力モー
    ドを指示する入力モード指示手段を設け、 前記変換手段は、入力された英文字列のうち、英語入力
    モードにおいて入力された英文字列は該英文字列をその
    まま出力し、ピン音入力モードにおいて入力された英文
    字列は前記変換辞書を検索して漢字に変換して出力する
    ことを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記変換手段は、入力
    操作手段から指示された入力モードを異なる入力モード
    が指示されるまで保持する入力モード保持手段を備え、
    入力された英文字を前記入力モード保持手段に保持して
    いる入力モードに従って英語文字またはピン音文字とし
    て識別することを特徴とする文字入力装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記表示手段は、英語
    入力モードにおいて英文字列とピン音入力モードにおい
    て入力された英文字列を異なる形態で表示することを特
    徴とする文字入力装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記表示手段は、英語
    入力モードにおいて英文字列とピン音入力モードにおい
    て入力された英文字列を異なる色で表示することを特徴
    とする文字入力装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記変換手段は、入力
    操作手段から指示された入力モードを異なる入力モード
    が指示されるまで保持する入力モード保持手段と、入力
    された英文字列を前記入力モード保持手段に保持してい
    る入力モードに従って英語文字またはピン音文字として
    識別可能に保持する読みバッファとを備え、読みバッフ
    ァに保持されている英文字列を配列順に該英文字列の入
    力モードに従って漢字に変換して出力し、またはそのま
    ま出力することを特徴とする文字入力装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記入力操作手段は変
    換を指示する変換指示手段を備え、前記変換手段は、前
    記変換指示手段からの変換指示入力に従って前記読みバ
    ッファに保持されている英文字列を配列順に該英文字列
    の入力モードに従って漢字に変換して出力し、またはそ
    のまま出力することを特徴とする文字入力装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記変換手段は、入力
    操作手段から指示された入力モードを異なる入力モード
    が指示されるまで保持する入力モード保持手段と、入力
    された英文字列を前記入力モード保持手段に保持してい
    る入力モードに従って英語文字またはピン音文字として
    識別可能に保持する読みバッファとを備え、読みバッフ
    ァに保持されている英文字列を配列順に該英文字列の入
    力モードに従って対応する漢字に変換して変換候補とし
    て出力し、またはそのまま変換候補として出力すること
    を特徴とする文字入力装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記変換手段は、出力
    された変換候補を選択する選択手段を備えたことを特徴
    とする文字入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346709A (ja) * 2004-05-26 2005-12-15 Microsoft Corp キーボードを使用したアジア言語の入力

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