JPH09223138A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH09223138A
JPH09223138A JP8027036A JP2703696A JPH09223138A JP H09223138 A JPH09223138 A JP H09223138A JP 8027036 A JP8027036 A JP 8027036A JP 2703696 A JP2703696 A JP 2703696A JP H09223138 A JPH09223138 A JP H09223138A
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JP
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kana
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Application number
JP8027036A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Takahashi
芳徳 高橋
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワードプロセッサ等の入力装置で、辞書等のデ
ータベース容量を大きくせずに、文節位置の区切り精度
を向上し、所望のかな漢字変換を行なうこと。 【解決手段】「きょうは」「いしゃに」「いった。」と
時間を置いて入力すると、各文字入力毎の時間間隔がカ
ウンタレジスタ14c にてカウントされ入力間隔記憶部14
d に記憶され、入力文字列が入力文字記憶部14b に記憶
される。すると、かな漢字変換処理に移行され、まず、
ROMに記憶された辞書が参照されてその文節位置が入
力アドレスの(4,8)(3,8)と検出されて文節位置候補記憶
部14e に記憶される、次に、入力間隔記憶部14d に記憶
された各文字毎の入力間隔の長い位置(4,8) が文節位置
として検出されて間隔位置記憶部14f に記憶される。前
記辞書に基づく文節位置と前記文字入力間隔に基づく文
節位置との一致する文節区切り位置(4,8) に応じて「今
日は医者に行った。」とかな漢字変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の文字列デー
タを入力して文書の作成を行なう際に使用される入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、任意の文字列データを入力して
文書の作成を行なうには、ワードプロセッサ等が使用さ
れるが、このワードプロセッサ等の日本語入力システム
では、ひらがなで入力された文字列データを、予め記憶
された辞書を参照して順次かな漢字変換するのに、その
単語や文節の区切りを認識する手段として、形態素解析
や構文解析等の手法を用いている。
【0003】このように、従来の日本語入力システムで
は、辞書等のデータベースを参照し、そこに記憶されて
いる様々な文節パターンの同音語によって単語や文節の
区切りを決定しかな漢字変換を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前記従来
の日本語入力システムにおいて、ひらがなで入力された
文字列データに対する文節の区切り位置やかな漢字変換
の精度を向上させるには、前記辞書における収録語数を
増やしたり、予め前後の文節関係を記憶しておく所謂A
I変換等を行なう等、何れも辞書等のデータベースの容
量を大きくする必要があり、これら辞書用のメモリやフ
ァイルに膨大な容量を割り当てなければならない問題が
ある。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、辞書等のデータベース容量を大きくする必要
なく、文節位置の区切り精度を向上し、所望のかな漢字
変換を行なうことが可能になる入力装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる入力装置は、文字列データを入力する入力
手段と、この入力手段による文字列データの入力に伴な
う各文字の入力毎にその入力間隔を計測する計測手段
と、この計測手段により計測された文字入力間隔の長い
位置を文節位置として検出する文節検出手段と、この文
節検出手段により検出された文節位置に応じて前記文字
列データをかな漢字変換するかな漢字変換手段とを具備
したことを特徴とする。
【0007】つまり、請求項1に係わる入力装置では、
文字列データを入力すると、この文字列データの入力に
伴なう各文字の入力毎にその入力間隔が計測され、この
計測された文字入力間隔の長い位置が文節位置として検
出され、この検出された文節位置に応じて前記文字列デ
ータがかな漢字変換されるので、文字入力の間隔の長さ
で文節の区切り位置が定められてかな漢字変換されるこ
とになる。
【0008】また、本発明の請求項2に係わる入力装置
は、請求項1に係わる入力装置にあって、前記文節検出
手段を、前記計測手段により計測された各文字毎の入力
間隔を比較する比較手段を有し、この比較手段により文
字入力間隔の長い位置を文節位置として検出する文節検
出手段としたことを特徴とする。
【0009】つまり、請求項2に係わる入力装置では、
計測手段により計測された各文字毎の入力間隔が比較さ
れて、文字入力間隔の長い位置が文節位置として検出さ
れ、かな漢字変換されることになる。
【0010】また、本発明の請求項3に係わる入力装置
は、請求項1又は請求項2に係わる入力装置にあって、
さらに、予め多数の文節パターンを記憶している文節パ
ターン記憶手段と、この文節パターン記憶手段に記憶さ
れている文節パターンに基づき前記入力手段により入力
された文字列データの文節位置を検出する第2の文節検
出手段とを備え、前記かな漢字変換手段を、前記文節検
出手段により検出された文節位置と前記第2の文節検出
手段により検出された文節位置とに応じて前記文字列デ
ータをかな漢字変換するかな漢字変換手段としたことを
特徴とする。
【0011】つまり、請求項3に係わる入力装置では、
文字の入力間隔の長い位置を文節位置として検出する文
節検出手段により検出された文節位置と、予め記憶され
た多数の文節パターンに基づき文節位置を検出する第2
の文節検出手段により検出された文節位置との、例えば
一致に応じて文節位置が定められ、かな漢字変換される
ことになる。
【0012】また、本発明の請求項4に係わる入力装置
は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に係わる入力装
置にあって、さらに、前記計測手段により計測される入
力間隔に基づき前の文字の入力後に次の文字が入力され
ないまま一定時間が経過したことを判断する未入力時間
判断手段を備え、この未入力時間判断手段により前の文
字の入力後に次の文字が入力されないまま一定時間が経
過したと判断された際に、前記検出手段による文節位置
の検出を開始することを特徴とする。
【0013】つまり、請求項4に係わる入力装置では、
前の文字の入力後に次の文字が入力されないまま一定時
間が経過したと判断された際に、文節位置の検出が開始
されてかな漢字変換されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係わ
る文書入力装置の電子回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0015】この文書入力装置は、制御部(CPU)1
1を備えている。この制御部(CPU)11は、キー入
力部12からの操作信号に基づきROM13に予め記憶
されているシステムプログラムを起動させ、このシステ
ムプログラムに従って回路各部の動作制御を行なうもの
で、この制御部(CPU)11には、前記キー入力部1
2、ROM13の他、RAM14が接続されると共に、
発振回路15からの発振信号が分周回路16を介して供
給される。
【0016】また、前記制御部(CPU)11には、表
示駆動回路17を介して液晶表示部18が接続される。
前記キー入力部12には、各種のひらがな,カタカナ,
数字,記号等の任意の文字・数字・記号を入力するため
の文字・数字・記号キー群12aが備えられると共に、
前記文字・数字・記号キー群12aにより入力されたひ
らがなからなる文字列データをその文節に応じて単語や
熟語にかな漢字変換する際に操作される「変換」キー1
2等、例えば文書データの入力,削除,訂正等を指示す
る各種の機能キーが備えられる。
【0017】前記ROM13には、この文書入力装置の
全体の動作を司るシステムプログラムが予め記憶される
と共に、文書データの作成に伴なう文字入力処理プログ
ラムやかな漢字変換処理プログラム等の各種のサブプロ
グラムが予め記憶される。
【0018】さらに、前記ROM13には、前記キー入
力部12の操作により入力可能な全ての文字・数字・記
号のフォントデータが予め記憶されると共に、様々な単
語や熟語を文節パターンとして有する辞書データが予め
記憶される。
【0019】図2は前記文書入力装置のRAM14の構
成を示す図であり、同図(A)はRAM14に確保され
た記憶エリアの内容を示す図、同図(B)はRAM14
の各記憶エリアにおけるデータ記憶状態の第1例を示す
図、同図(C)はRAM14の各記憶エリアにおけるデ
ータ記憶状態の第2例を示す図である。
【0020】前記RAM14には、表示レジスタ14
a、入力文字記憶部14b、カウンタレジスタ14c、
入力間隔記憶部14d、文節位置候補記憶部14e、間
隔位置記憶部14f、確定文字記憶部14g等が確保さ
れる。
【0021】表示レジスタ14aには、液晶表示すべき
表示データがビットマップパターンで展開されて記憶さ
れる。入力文字記憶部14bには、キー入力部12の文
字・数字・記号キー群12aにより入力された個々の文
字データが順次入力アドレスに対応付けられて記憶され
る。
【0022】カウンタレジスタ14cには、前記発振回
路15から分周回路16を介して制御部(CPU)11
に供給される一定周期の発振信号をカウントした計時デ
ータが記憶されるもので、このカウンタレジスタ14c
における発振信号のカウント動作は、前記キー入力部1
2の文字・数字・記号キー群12aにより個々の文字デ
ータが入力される毎にリセット/スタートされる。
【0023】入力間隔記憶部14dには、前記キー入力
部12の文字・数字・記号キー群12aにより個々の文
字データが入力される毎に前記カウンタレジスタ14c
にてカウントされて記憶された計時データ、つまり、前
の入力文字との入力時間間隔データが前記入力文字記憶
部14bにおける各文字毎の入力アドレスに対応付けら
れて記憶される。
【0024】文節位置候補記憶部14eには、前記RO
M13に記憶された辞書データに基づいて前記入力文字
記憶部14bに記憶された文字列データに対する文節の
区切り位置が検出された際に、その区切り位置が前記入
力文字記憶部14bにおける文字列データの入力アドレ
スとして記憶される。
【0025】ここで、複数の文節区切り位置が候補とし
て検出された場合には、全ての候補のそれぞれについて
文節区切り位置に対応する文字入力アドレスが記憶され
る。間隔位置記憶部14fには、前記入力間隔記憶部1
4dに記憶された前記文字列データの各文字入力毎の時
間間隔データに基づき、その中で比較して長い時間間隔
の文字入力アドレスが、文節の区切り位置として抽出さ
れて記憶される。
【0026】確定文字記憶部14gには、前記文節位置
候補記憶部14eや間隔位置記憶部14fに記憶された
文節区切り位置に応じて、前記入力文字記憶部14bに
記憶された文字列データがかな漢字変換された文字列デ
ータとして記憶される。
【0027】前記表示駆動回路17は、前記RAM14
内の表示レジスタ14aに記憶された表示データに応じ
て、液晶表示部18におけるコモン電極及びセグメント
電極を選択的に駆動するもので、例えばキー入力部12
の文字・数字・記号キー群12aにより入力された文字
データは、ROM13に予め記憶されているフォントパ
ターンに変換されて表示レジスタ14aに書き込まれ、
液晶表示部18の対応する表示ドットが駆動されて表示
される。
【0028】次に、前記構成による文書入力装置の動作
について説明する。図3は前記文書入力装置による文字
入力処理を示すフローチャートである。図4は前記文書
入力装置の文字入力処理に伴なう操作,表示状態を示す
図であり、同図(A1)及び(A2)はその第1例を示
す図、同図(B1)及び(B2)はその第2例を示す図
である。
【0029】(第1例:「今日は医者に行った。」と入
力する場合。) まず、キー入力部12の文字・数字・記号キー群12a
を選択的に操作して「き」と入力すると、図2(A)及
び図2(B)で示すように、RAM14内のカウンタレ
ジスタ14cに記憶されているカウンタ値“0”が、入
力間隔記憶部14dにその入力アドレス“0”に対応さ
せて記憶されると共に、前記カウンタレジスタ14cに
おけるカウント動作がリセット/スタートされる(ステ
ップS1→S2,S3,S4)。
【0030】そして、入力された文字データ「き」がR
AM14内の入力文字記憶部14bの入力アドレス
“0”に対応して記憶されると共に、当該入力された文
字データ「き」に対応するフォントパターンがROM1
3から読み出されて表示レジスタ14aに展開され、図
4(A1)で示すように、液晶表示部18に表示される
(ステップS5,S6)。
【0031】続いて、キー入力部12の文字・数字・記
号キー群12aを選択的に操作して「ょ」と入力する
と、図2(A)及び図2(B)で示すように、RAM1
4内のカウンタレジスタ14cに記憶されているカウン
タ値“0”が、入力間隔記憶部14dにその入力アドレ
ス“1”に対応させて記憶されると共に、前記カウンタ
レジスタ14cにおけるカウント動作がリセット/スタ
ートされる(ステップS1→S2,S3,S4)。
【0032】そして、入力された文字データ「ょ」がR
AM14内の入力文字記憶部14bの入力アドレス
“1”に対応して記憶されると共に、当該入力された文
字データ「ょ」に対応するフォントパターンがROM1
3から読み出されて表示レジスタ14aに展開され、図
4(A1)で示すように、液晶表示部18に表示される
(ステップS5,S6)。
【0033】ここで、文字・数字・記号キー群12aに
より入力される文字データが、シフトキー「S」を操作
して入力される文字である場合には、その文字入力に対
応して入力間隔記憶部14dに記憶されるカウンタ値
は、強制的に“0”とされる。
【0034】この後、前記同様に、キー入力部12にお
ける文字・数字・記号キー群12aを選択的に操作し
て、順次「う」「は」…「い」「し」「ゃ」「に」…
「い」「っ」「た」「。」と入力すると、前記ステップ
S1〜S6の処理が繰り返され、その個々の文字入力毎
にカウンタレジスタ14cにてカウントされた前の文字
との入力時間間隔に相当するカウント値が入力間隔記憶
部14dにその入力アドレス“2”“3”…に対応させ
て記憶されると共に、入力された各文字データは順次入
力文字記憶部14bに記憶され、その文字フォントパタ
ーンが液晶表示部18に表示される。
【0035】この場合、ユーザは、「今日は医者に行っ
た。」と入力するつもりで「きょうは」と「いしゃに」
と「いった。」とのそれぞれの間で時間を置いて入力し
ているので、入力間隔記憶部14dには、「いしゃに」
の「い」の文字入力に応じて記憶された入力アドレス
“4”に対応するカウンタ値「18」と、「いった。」
の「い」の文字入力に応じて記憶された入力アドレス
“8”に対応するカウンタ値「16」とが、他の文字入
力時に対応するカウンタ値よりも明らかに長い文字入力
間隔を示すカウンタ値として記憶される。
【0036】こうして、個々に入力された文字データ
「き」「ょ」「う」「は」「い」「し」「ゃ」「に」
「い」「っ」「た」「。」が入力文字記憶部14bに記
憶されると共に、その個々の文字入力間隔を示すカウン
タ値が文字入力アドレスに対応して入力間隔記憶部14
dに記憶された状態で、所望の文字列「今日は医者に行
った。」をかな漢字変換により得るべくキー入力部12
における「変換」キー12bを操作すると、ROM13
に予め記憶されている辞書が参照されて前記入力文字記
憶部14bに記憶されている文字列データ「きょうはい
しゃにいった。」に対する文節の区切り位置がその入力
アドレスに対応させて抽出され、文節位置候補記憶部1
4eに対し、図2(A)及び図2(B)に示すように、
例えば第1文節候補が「4,8」、第2文節候補が
「3,8」として記憶される(ステップS7→S8)。
【0037】ここで、前記文節位置候補記憶部14eに
記憶された文節候補が、2つ以上あるか否かが判断さ
れ、2つ以上ない、つまり、文節候補は1つしかないと
判断された場合には、当該文節位置候補記憶部14eに
抽出記憶された文節位置に従ってかな漢字変換処理が実
行され、かな漢字変換後の文字列が確定文字記憶部14
gに記憶されると共に、フォントパターンに変換されて
表示レジスタ14aに展開され、液晶表示部18に表示
される(ステップS9→S10,S11)。
【0038】そして、カウンタレジスタ14cにおける
カウント動作がリセットされる(ステップS12)。一
方、前記図2(B)で示したように、前記文節位置候補
記憶部14eに記憶された文節候補が、第1文節候補が
「4,8」、第2文節候補が「3,8」として、2つ以
上あると判断された場合には、入力間隔記憶部14dに
記憶されている各文字入力間隔の中で長い入力間隔(大
きな値)「18」「16」を示すアドレス位置“4”
“8”が文節区切り位置として検出され、間隔位置記憶
部14fに記憶される(ステップS9→S13,S1
4)。
【0039】すると、前記ステップS8においてROM
13内の辞書が参照されて文節位置候補記憶部14eに
抽出記憶された2つの文節区切り位置「4,8」「3,
8」と、前記ステップS13,S14において各文字毎
の入力間隔に基づき間隔位置記憶部14fに検出記憶さ
れた文節区切り位置「4,8」とが比較され、一致する
方の文節区切り位置「4,8」、つまり、辞書の参照に
よっても、また、文字入力間隔の判断によっても、文節
位置として検出された文節候補が選択設定され、この文
節区切り位置に従って各文節文字列「きょうは」「いし
ゃに」「いった。」がかな漢字変換される(ステップS
15,S16,S11)。
【0040】これにより、かな漢字変換後の文字列「今
日は医者に行った。」が確定文字記憶部14gに記憶さ
れると共に、図4(A2)に示すように、フォントパタ
ーンに変換されて表示レジスタ14aに展開され、液晶
表示部18に表示される(ステップS11)。
【0041】そして、カウンタレジスタ14cにおける
カウント動作がリセットされる(ステップS12)。な
お、前記ステップS7において、「変換」キー12bが
操作されたと判断されない場合でも、カウンタレジスタ
14cにてカウントされる前の文字入力時点からのカウ
ントデータに基づき一定時間が経過したと判断された場
合には、前記入力文字記憶部14bに変換対象となる文
字列データが有るか否かが判断され、変換対象文字列が
有ると判断された場合には、前記ステップS8以降のか
な漢字変換処理が自動的に実行される(ステップS7→
S17→S18→S8)。
【0042】(第2例:「今日歯医者に行った。」と入
力する場合。) 図4(B1)に示すように、ユーザが、「今日歯医者に
行った。」と入力するつもりで、「きょう」と「はいし
ゃに」と「いった。」とのそれぞれの間で時間を置いて
入力すると、図2(A)及び図2(C)に示すように、
入力間隔記憶部14dには、「はいしゃに」の「は」の
文字入力に応じて記憶された入力アドレス“3”に対応
するカウンタ値「17」と、「いった。」の「い」の文
字入力に応じて記憶された入力アドレス“8”に対応す
るカウンタ値「16」とが、他の文字入力時に対応する
カウンタ値よりも明らかに長い文字入力間隔を示すカウ
ンタ値として記憶されると共に、対応するフォントパタ
ーンがROM13から読み出されて表示レジスタ14a
に展開され液晶表示部18に表示される(ステップS1
〜S6)。
【0043】こうして、個々に入力された文字データ
「き」「ょ」「う」「は」「い」「し」「ゃ」「に」
「い」「っ」「た」「。」が入力文字記憶部14bに記
憶されると共に、その個々の文字入力間隔を示すカウン
タ値が文字入力アドレスに対応して入力間隔記憶部14
dに記憶された状態で、所望の文字列「今日歯医者に行
った。」をかな漢字変換により得るべくキー入力部12
における「変換」キー12bを操作すると、ROM13
に予め記憶されている辞書が参照されて前記入力文字記
憶部14bに記憶されている文字列データ「きょうはい
しゃにいった。」に対する文節の区切り位置がその入力
アドレスに対応させて抽出され、前記第1例同様に、文
節位置候補記憶部14eに対し、図2(A)及び図2
(B)で示したように、第1文節候補が「4,8」、第
2文節候補が「3,8」として記憶される(ステップS
7→S8)。
【0044】ここで、前記文節位置候補記憶部14eに
記憶された文節候補が、前記第1例同様に、第1文節候
補が「4,8」、第2文節候補が「3,8」として、2
つ以上あると判断されるので、入力間隔記憶部14dに
記憶されている各文字入力間隔の中で長い入力間隔(大
きな値)「17」「16」を示すアドレス位置“3”
“8”が文節区切り位置として検出され、間隔位置記憶
部14fに記憶される(ステップS9→S13,S1
4)。
【0045】すると、前記ステップS8においてROM
13内の辞書が参照されて文節位置候補記憶部14eに
抽出記憶された2つの文節区切り位置「4,8」「3,
8」と、前記ステップS13,S14において各文字毎
の入力間隔に基づき間隔位置記憶部14fに検出記憶さ
れた文節区切り位置「3,8」とが比較され、一致する
方の文節区切り位置「3,8」、つまり、辞書の参照に
よっても、また、文字入力間隔の判断によっても、文節
位置として検出された文節候補が選択設定され、この文
節区切り位置に従って各文節文字列「きょう」「はいし
ゃに」「いった。」がかな漢字変換される(ステップS
15,S16,S11)。
【0046】これにより、かな漢字変換後の文字列「今
日歯医者に行った。」が確定文字記憶部14gに記憶さ
れると共に、図4(B2)に示すように、フォントパタ
ーンに変換されて表示レジスタ14aに展開され、液晶
表示部18に表示される(ステップS11)。
【0047】そして、カウンタレジスタ14cにおける
カウント動作がリセットされる(ステップS12)。し
たがって、前記構成の文書入力装置によれば、きー入力
部12における文字・数字・記号キー群12aを選択的
に操作して、「きょうは」「いしゃに」「いった。」と
時間を置いて入力すると、各文字入力毎の入力時間間隔
がカウンタレジスタ14cにてカウントされて入力間隔
記憶部14dに記憶されると共に、入力された文字列デ
ータが入力文字記憶部14bに記憶される。そして、
「変換」キー12bを操作するか又は未入力時間が一定
時間経過すると、かな漢字変換処理に移行され、まず、
ROM13に予め記憶される辞書が参照されてその文節
区切り位置が入力アドレスの「4,8」又は「3,8」
と検出されて文節位置候補記憶部14eに記憶されると
共に、前記入力間隔記憶部14dに記憶された各文字毎
の入力間隔の長い位置「4,8」が文節区切り位置とし
て検出されて間隔位置記憶部14fに記憶され、前記辞
書に基づき検出された文節位置と前記文字入力間隔に基
づき検出された文節位置との一致する文節区切り位置
「4,8」に応じて「今日は医者に行った。」とかな漢
字変換されるので、辞書に記憶される単語や熟語等の文
節パターンを必要以上に多くしなくても、文字入力の時
間間隔を検出して文節を区切ることで、ユーザの意思に
応じた文字列が得られるかな漢字変換を行なうことがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る入力装置によれば、文字列データを入力すると、この
文字列データの入力に伴なう各文字の入力毎にその入力
間隔が計測され、この計測された文字入力間隔の長い位
置が文節位置として検出され、この検出された文節位置
に応じて前記文字列データがかな漢字変換されるので、
文字入力の間隔の長さで文節の区切り位置が定められて
かな漢字変換されるようになる。
【0049】また、本発明の請求項2に係わる入力装置
によれば、計測手段により計測された各文字毎の入力間
隔が比較されて、文字入力間隔の長い位置が文節位置と
して検出され、かな漢字変換されるようになる。
【0050】また、本発明の請求項3に係わる入力装置
によれば、文字の入力間隔の長い位置を文節位置として
検出する文節検出手段により検出された文節位置と、予
め記憶された多数の文節パターンに基づき文節位置を検
出する第2の文節検出手段により検出された文節位置と
の、例えば一致に応じて文節位置が定められ、かな漢字
変換されるようになる。
【0051】また、本発明の請求項4に係わる入力装置
によれば、前の文字の入力後に次の文字が入力されない
まま一定時間が経過したと判断された際に、文節位置の
検出が開始されてかな漢字変換されるようになる。
【0052】よって、本発明によれば、辞書等のデータ
ベース容量を大きくする必要なく、文節位置の区切り精
度を向上し、所望のかな漢字変換を行なうことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる文書入力装置の電
子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記文書入力装置のRAMの構成を示す図であ
り、同図(A)はRAMに確保された記憶エリアの内容
を示す図、同図(B)はRAMの各記憶エリアにおける
データ記憶状態の第1例を示す図、同図(C)はRAM
の各記憶エリアにおけるデータ記憶状態の第2例を示す
図。
【図3】前記文書入力装置による文字入力処理を示すフ
ローチャート。
【図4】前記文書入力装置の文字入力処理に伴なう操
作,表示状態を示す図であり、同図(A1)及び(A
2)はその第1例を示す図、同図(B1)及び(B2)
はその第2例を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12 …キー入力部、 12a…文字・数字・記号キー群、 12b…「変換」キー、 13 …ROM、 14 …RAM、 14a…表示レジスタ、 14b…入力文字記憶部、 14c…カウンタレジスタ、 14d…入力間隔記憶部、 14e…文節位置候補記憶部、 14f…間隔位置記憶部、 14g…確定文字記憶部、 15 …発振回路、 16 …分周回路、 17 …表示駆動回路、 18 …液晶表示部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列データを入力する入力手段と、 この入力手段による文字列データの入力に伴なう各文字
    の入力毎にその入力間隔を計測する計測手段と、 この計測手段により計測された文字入力間隔の長い位置
    を文節位置として検出する文節検出手段と、 この文節検出手段により検出された文節位置に応じて前
    記文字列データをかな漢字変換するかな漢字変換手段と
    を具備したことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記文節検出手段は、前記計測手段によ
    り計測された各文字毎の入力間隔を比較する比較手段を
    有し、この比較手段により文字入力間隔の長い位置を文
    節位置として検出する文節検出手段であることを特徴と
    する請求項1記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 予め多数の文節パターンを記憶している文節パターン記
    憶手段と、 この文節パターン記憶手段に記憶されている文節パター
    ンに基づき前記入力手段により入力された文字列データ
    の文節位置を検出する第2の文節検出手段とを備え、 前記かな漢字変換手段は、前記文節検出手段により検出
    された文節位置と前記第2の文節検出手段により検出さ
    れた文節位置とに応じて前記文字列データをかな漢字変
    換するかな漢字変換手段であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記計測手段により計測される入力間隔に基づき前の文
    字の入力後に次の文字が入力されないまま一定時間が経
    過したことを判断する未入力時間判断手段を備え、 この未入力時間判断手段により前の文字の入力後に次の
    文字が入力されないまま一定時間が経過したと判断され
    た際に、前記検出手段による文節位置の検出を開始する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記
    載の入力装置。
JP8027036A 1996-02-14 1996-02-14 入力装置 Pending JPH09223138A (ja)

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