JPH09223043A - 複数シミュレーションを用いたテスト方法 - Google Patents

複数シミュレーションを用いたテスト方法

Info

Publication number
JPH09223043A
JPH09223043A JP8028852A JP2885296A JPH09223043A JP H09223043 A JPH09223043 A JP H09223043A JP 8028852 A JP8028852 A JP 8028852A JP 2885296 A JP2885296 A JP 2885296A JP H09223043 A JPH09223043 A JP H09223043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulator
svp
electronic computer
data
processing program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8028852A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Onuma
忠 大沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8028852A priority Critical patent/JPH09223043A/ja
Publication of JPH09223043A publication Critical patent/JPH09223043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子計算機の処理プログラムを、SVPから制
御する機能のテスト方法を提供すること。 【解決手段】SVPのシミュレータ1と電子計算機のシ
ミュレータ11を用いた、データ処理装置のテスト方法
において、外部記憶手段5から処理プログラムを読み出
し、電子計算機のシミュレータ11に送出する制御手段
2と、SVPのシミュレータ1と、電子計算機のシミュ
レータ11の間に配置されたデータ変換手段9を設け、
前記制御手段2により、前記外部記憶手段5から処理プ
ログラムを読み出し、これをデータ変換手段9に送って
電子計算機用のデータに変換したのち、電子計算機用の
シミュレータ11によりこの処理プログラムを実行する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子計算機の試験プ
ログラムの如き処理プログラムを、サービス・プロセッ
サ(以下SVPという)から制御する機能のテスト方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機を動作させるに先立ち、電子
計算機が正常に動作するか否かをテストする試験プログ
ラムを動作させることが必要である。このため、SVP
がその制御プログラムにより、その外部記憶装置から試
験プログラムを読み出し、これを電子計算機に送り、試
験プログラムを起動させる。これにより電子計算機が正
常に動作するか否かテストすることができる。
【0003】近年、電子計算機システムの高速化の要求
に伴い、より多くの機能及び機構を備えたシステムが増
加してきている。また電子計算機システムの開発期間の
短縮が求められている。従ってこれらの電子計算機シス
テムをシミュレーションの段階で効率良くテストするこ
とが必要である。
【0004】この電子計算機を新しく開発する場合シミ
ュレータによりその機能テストが行われているが、この
場合も試験プログラムの如き処理プログラムを動作さ
せ、電子計算機が正常に動作するか否かのシミュレーシ
ョンを行うことが必要となる。
【0005】従来のシミュレーションでは、図8に示す
如く、SVPのシミュレータ80には制御プログラム8
1、電子計算機とのインターフェース部82、OS(O
perating System)83が設けられ、試
験プログラム等の処理プログラムが格納されている第1
外部記憶装置84、電子計算機とのインターフェース部
82から出力される試験プログラムを一時的に保持する
第2外部記憶装置85、SVPのシミュレータ80の動
作指示や動作状態表示等を行うコンソール86等が接続
されている。
【0006】また電子計算機のシミュレータ90には試
験プログラムが格納されるメモリ91、SVPとのイン
ターフェース部92、OS93が設けられ、前記第1外
部記憶装置84に保持されている試験プログラムが電子
計算機用に変換されたものを一時的に保持する第3外部
記憶装置94、電子計算機のシミュレータ90の動作指
示や動作状態表示等を行うコンソール95等が接続され
ている。
【0007】SVPのシミュレータ80の制御プログラ
ム81を動作させるとき、オペレータはコンソール86
から制御プログラム81の起動コマンドを入力する。こ
の起動コマンドはOS83により解読されて制御プログ
ラム81が起動する。
【0008】これにより制御プログラム81は、OS8
3の管理により、第1外部記憶装置84から試験プログ
ラムを読み出し、電子計算機とのインターフェース部8
2の管理下にあるメモリ領域に書込制御する。
【0009】この書込みが終了すると、制御プログラム
81は、OS83の管理により、このメモリ領域に記入
された試験プログラムを第2外部記憶装置85に送出制
御する。このとき、コンソール86の表示部において、
この送出データがオペレータにより目視確認され、異常
の有無がチェックされる。
【0010】一方、前記第1外部記憶装置84に格納さ
れた試験プログラムは電子計算機用に変換されて第3外
部記憶装置94に格納されているので、電子計算機のシ
ミュレータ90では、コンソール95からの起動により
OS93が第3外部記憶装置94からこの試験プログラ
ムを読み出し、SVPとのインターフェース部92の管
理下にあるメモリ領域に書込む。
【0011】この書込みが終了すると、電子計算機のシ
ミュレータ90は、OS93がこれをメモリの動作領域
に転記し、これにより試験プログラムの如き処理プログ
ラム91が動作する。そしてこの動作結果をコンソール
95で表示する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
子計算機の試験プログラムの如き電子計算機の処理プロ
グラムをSVPから制御する機能をシミュレーションで
テストする方式では、SVPのシミュレータと、電子計
算機のシミュレータの方式が異なるために、SVPにお
ける電子計算機とのインターフェース部と、電子計算機
におけるSVPとのインターフェース部はそれぞれ別々
にシミュレーションテストを行っていた。
【0013】従ってシミュレーションの段階では、SV
Pと電子計算機のインターフェースの確認が十分でき
ず、実機試験においてSVPと電子計算機とのインター
フェースの不一致による問題が発生していた。
【0014】従って本発明の目的は、このインターフェ
ースの動作確認が可能な複数シミュレーションを用いた
テスト方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1に示す如く、SVPのシミュレー
タ1には制御プログラム2、電子計算機とのインターフ
ェース部3、OS4を設け、試験プログラム等の処理プ
ログラムが格納される第1外部記憶装置5、SVPのシ
ミュレータ1と電子計算機のシミュレータ11とのイン
ターフェース・データが記入される第2外部記憶装置
6、コンソール7等が接続される。
【0016】また電子計算機のシミュレータ11にはS
VPとのインターフェース部12、SVPのシミュレー
タ1から転送された、試験プログラム等の処理プログラ
ム13、OS14が設けられ、SVPのシミュレータ1
と電子計算機のシミュレータ11とのインターフェース
・データが記入される第3外部記憶装置15、コンソー
ル16等が接続される。
【0017】そして、第2外部記憶装置6と第3外部記
憶装置15の間にはエミュレーション装置8が設けら
れ、SVPのシミュレータ1から送出された処理プログ
ラム及び処理されるデータ等を、電子計算機用のもの
に、フォーマットを変換する。
【0018】オペレータがコンソール7から制御プログ
ラム2の実行を指示すると、SVPのシミュレータ1上
で制御プログラム2が実行され、制御プログラム2によ
り第1外部記憶装置5から処理プログラム及び処理され
るデータ等が読み出され、電子計算機とのインターフェ
ース部3に転送される。
【0019】そしてこの電子計算機とのインターフェー
ス部3から第2外部記憶装置6にこの処理プログラム及
び処理されるデータが送出される。第2外部記憶装置6
は、このSVPのシミュレータ1から送出された処理プ
ログラム及び処理されるデータをエミュレーション装置
8に転送する。
【0020】エミュレーション装置8では、この転送さ
れた処理プログラム及び処理されるデータをその変換プ
ログラム9により電子計算機用のデータに変換し、この
変換した処理プログラムを第3外部記憶装置15に転送
する。第3外部記憶装置15は、この転送された処理プ
ログラムを電子計算機のシミュレータ11のSVPとの
インターフェース部12に転送する。
【0021】このとき、制御プログラム2から起動指令
が同様のルートによりSVPのインターフェース部12
に伝達され、これによりOS14が先に受信したSVP
のインターフェース部12の処理プログラムをメモリの
動作領域に転記し、この処理プログラム13が起動され
る。そしてこの動作結果がコンソール16に送出され、
表示され、オペレータが動作結果が正常か否か判断でき
る。
【0022】このようにして、インターフェース部分を
含めた動作確認が可能なシミュレーション・テストが可
能になる。またコンソール16では、例えば処理プログ
ラム13をチェックすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づき説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の構成図であり、図2はその動作説明図である。
【0024】SVPのシミュレータ1には、第1外部記
憶装置5に格納された、例えば電子計算機の試験プログ
ラムの如き処理プログラムと処理されるデータを読み出
し、これを電子計算機とのインターフェース部3に転送
制御したり、また電子計算機のシミュレータ11にこの
処理プログラムが転送されたとき、これを起動制御する
制御プログラム2と、この第1外部記憶装置5から読み
出された処理プログラムが一時保持されるメモリ領域を
管理する電子計算機とのインターフェース部3と、OS
4が設けられている。
【0025】そしてこのSVPのシミュレータ1には、
電子計算機の試験プログラムの如き処理プログラムと処
理されるデータ等が格納されている第1外部記憶装置
5、電子計算機とのインターフェース・データを一時保
持する第2外部記憶装置6、制御プログラム2の起動を
指示したり、SVPのシミュレータ1の動作状態を監視
するコンソール7等が接続されている。
【0026】エミュレーション装置8は、SVPから電
子計算機に転送するデータを電子計算機上で動作可能な
ものに変換するものであり、この変換を行うための変換
プログラム9が設けられている。
【0027】電子計算機のシミュレータ11には、エミ
ュレーション装置8から送出された処理プログラム及び
処理されるデータが一時保持されるメモリ領域を管理す
るSVPとのインターフェース部12と、エミュレーシ
ョン装置8から送出された処理プログラム13と、OS
14が設けられている。
【0028】この電子計算機のシミュレータ11には、
エミュレーション装置8により電子計算機用のデータと
してフォーマット変換された処理プログラム及び処理さ
れるデータ等が一時保持される第3外部記憶装置15、
電子計算機のシミュレータ11の動作状態を監視するコ
ンソール16等が接続されている。
【0029】次に図1に示す本発明の第1の実施の形態
の動作を図2に示すフローチャートに基づき説明する。 S1.オペレータが、SVPのシミュレータ1に接続さ
れたコンソール7より、SVPのシミュレータ1を起動
し、制御プログラム2の実行を指示する。
【0030】S2.この制御プログラム2の実行指示は
OS4により解読され、SVPのシミュレータ1上で制
御プログラム2が実行される。 S3.制御プログラム2は、OS4に対して第1外部記
憶装置5から、例えば電子計算機に対する試験プログラ
ムの如き処理プログラムと、これにより処理されるデー
タの読み出し及び読み出したものを電子計算機とのイン
ターフェース領域に記入することを依頼する。これによ
りOS4が第1外部記憶装置5から処理プログラムと処
理されるデータを読み出し、これを電子計算機とのイン
ターフェース部3が管理するメモリの前記電子計算機と
のインターフェース領域に転送する。
【0031】S4.これにより電子計算機とのインター
フェース部3は、このインターフェース・データ即ち処
理プログラム及び処理されるデータをOS4に対して、
エミュレーション装置8に転送するために、第2外部記
憶装置6に送出するように依頼し、これによりこのイン
ターフェース領域に記入された処理プログラム及び処理
されるデータはエミュレーション装置8に転送するため
に第2外部記憶装置6に送出される。
【0032】S5.この第2外部記憶装置6に送出され
た処理プログラム及びこれにより処理されるデータ即ち
インターフェース・データはエミュレーション装置8に
転送される。エミュレーション装置8は、その変換プロ
グラム9によりこのインターフェース・データを電子計
算機用のものにフォーマット変換する。このようにして
インターフェース・データをエミュレーションする。
【0033】S6.エミュレーション装置8は、このよ
うにエミュレーションされたインターフェース・データ
を第3外部記憶装置15に送出する。そして第3外部記
憶装置15はこれをSVPとのインターフェース部12
に転送する。
【0034】S7.SVPとのインターフェース部12
は、OS14に対し、このエミュレーションされた、処
理プログラム及び処理されるデータ即ちインターフェー
ス・データをメモリの動作領域に転送するように依頼す
る。そしてこれと同時に伝達された、制御プログラム2
からの起動指令に基づき、この処理プログラム13を起
動する。
【0035】S8.これにより電子計算機のシミュレー
タ11上において処理プログラム13が実行される。そ
してこの実行結果がコンソール16に伝達され、表示部
に表示される。
【0036】これによりオペレータがSVPのシミュレ
ータと電子計算機のシミュレータ間のインターフェース
も含めて、SVP上で動作する制御プログラムで制御す
る機能のテストをシミュレーションの段階で行うことが
でき、開発を効率的に行い、その時間短縮ができる。
【0037】本発明の第2の実施の形態を図3、図4に
より説明する。図3は本発明の第2の実施の形態の構成
図、図4はその動作説明図である。本発明の第2の実施
の形態では、エミュレーション装置にSVPから送出さ
れたデータを電子計算機のデータに変換する第1変換プ
ログラムと、逆に電子計算機から送出されたデータをS
VPのデータに変換する第2変換プログラムを有するエ
ミュレーション装置を設け、データを双方向に送受信可
能にしたものである。
【0038】図3において、21はSVPのシミュレー
タ、22は制御プログラム、23は電子計算機とのイン
ターフェース部、24はOS、25は電子計算機の試験
プログラムの如き処理プログラムが格納されている第1
外部記憶装置、26は第2外部記憶装置、27はコンソ
ール、28はエミュレーション装置、29はSVPのシ
ミュレータ21から転送されたデータを電子計算機用の
データに変換する第1変換プログラム、30は電子計算
機のシミュレータ31から転送されたデータをSVP用
のデータに変換する第2変換プログラム、31電子計算
機のシミュレータ、32はSVPとインターフェース
部、33は処理プログラム、34はOS、35は第3外
部記憶装置、36はコンソールである。
【0039】図3に示す本発明の第2の実施の形態の動
作を図4に示すフローチャートに基づき説明する。 S1.オペレータがSVPのシミュレータ21に接続さ
れたコンソール27より、SVPのシミュレータ21を
起動し、制御プログラム22の実行を指示する。
【0040】S2.この実行指示はOS24により解読
され、SVPのシミュレータ21上で制御プログラム2
2が実行される。 S3.制御プログラム22は、OS24に対して、第1
外部記憶装置25から、例えば電子計算機に対する試験
プログラムの如き処理プログラムと、これにより処理さ
れるデータの読み出し及び読み出したものを電子計算機
とのインターフェース領域に記入することを依頼する。
これによりOS24が第1外部記憶装置25から処理プ
ログラムと処理されるデータを読み出し、これを電子計
算機とのインターフェース部23が管理するメモリの前
記電子計算機とのインターフェース領域に転送する。
【0041】S4.これにより電子計算機とのインター
フェース部3は、このインターフェース・データ即ち処
理プログラム及び処理されるデータをOS24に対し
て、エミュレーション装置28に転送するために、第2
外部記憶装置26に送出するように依頼し、これにより
このインターフェース領域に記入された処理プログラム
及び処理されるデータはエミュレーション装置28に転
送するために第2外部記憶装置26に送出される。
【0042】S5.この第2外部記憶装置26に送出さ
れた処理プログラム及びこれにより処理されるデータ即
ちインターフェース・データはエミュレーション装置2
8に転送される。エミュレーション装置28は、第1変
換プログラム29によりこのインターフェース・データ
を電子計算機用のものにフォーマット変換する。このよ
うにしてインターフェース・データをエミュレーション
する。
【0043】S6.エミュレーション装置28は、この
ようにエミュレーションされたインターフェース・デー
タを第3外部記憶装置35に送出する。そして第3外部
記憶装置35はこれをSVPとのインターフェース部3
2に転送する。
【0044】S7.SVPとのインターフェース部32
は、OS34に対し、このエミュレーションされた、処
理プログラム及び処理されるデータよりなるインターフ
ェース・データをメモリの動作領域に転送するように依
頼する。そしてこれと同時に伝達された制御プログラム
22からの起動指令にもとづき、この処理プログラム3
3を起動する。
【0045】S8.これにより電子計算機のシミュレー
タ31上において処理プログラム33が実行される。 S9.電子計算機のシミュレータ31におけるこの実行
結果により得られたデータは、処理プログラム33によ
り、OS34の管理の下にSVPとのインターフェース
部32が管理するメモリ領域に転送される。
【0046】S10.SVPとのインターフェース部3
2はこのデータつまりインターフェース・データを第3
外部記憶装置35を経由して、エミュレーション装置2
8に転送する。
【0047】S11.エミュレーション装置28は、こ
のSVPとのインターフェース部32から転送されたイ
ンターフェース・データを第2変換プログラム30によ
りエミュレーションして、電子計算機用のデータからS
VP用のデータに変換する。
【0048】S12.そしてエミュレーション装置28
は、このエミュレーションされたインターフェース・デ
ータを第2外部記憶装置26を経由して、SVPとのシ
ミュレータ21の電子計算機とのインターフェース部2
3へ転送する。
【0049】S13.電子計算機とのインターフェース
部23は、OS24に対し指示し、このインターフェー
ス・データを電子計算機とのインターフェース部23が
管理するメモリ領域に格納したあと、これを制御プログ
ラム22に転送する。そして制御プログラム22では、
この転送されたインターフェース・データをチェックし
てSVPのシミュレータ21、エミュレーション装置2
8、電子計算機のシミュレータ31の状態を判断する。
そしてこの判断結果をコンソール27に表示してオペレ
ータがこれにより処理プログラムの演算結果が正常か否
かを判断する。
【0050】S14.ところで制御プログラム22は、
このインターフェース・データに処理プログラム33か
らの終了指示が存在するか否かを判断し、終了指示が存
在しなければ制御プログラム22は第1外部記憶装置2
5から次の処理プログラム及び処理されるデータを順次
読み出し、電子計算機とのインターフェース部23に転
送し、前記S4以下の順序により電子計算機のシミュレ
ータ34に送出し、処理結果を受け取る。そして処理プ
ログラム33から終了指示があれば、これを終了する。
【0051】この第2の実施の形態によれば、エミュレ
ーション装置によりSVP用のデータを電子計算機用の
データに変換するのみならず、逆に電子計算機用のデー
タをSVP用のデータに変換することができるので、電
子計算機のシミュレータにおける実行結果をもSVPの
シミュレータ側で正確に判定することができる。また電
子計算機のシミュレータに接続されたコンソール36に
より電子計算機のシミュレータに伝達された処理プログ
ラムや処理されるデータをチェックできる。
【0052】本発明の第3の実施の形態を図5により説
明する。実際にシミュレートすることが必要な部分は、
SVPのシミュレータでは制御プログラムが使用する部
分であり、電子計算機のシミュレータでは処理プログラ
ムが使用する部分であるので、第3の実施の形態では電
子計算機とのインターフェース部及びSVPとのインタ
ーフェース部は各シミュレーションより外に出してエミ
ュレーションすることにより、シミュレーション試験の
スピードの向上になる。
【0053】図5において、図3と同記号は同一部分を
示し、41はSVPのシミュレータ、42は制御プログ
ラムであって前記制御プログラム22に相当するもの、
43はOS、44はエミュレーション装置、45は電子
計算機とのインターフェース部であって前記電子計算機
とのインターフェース部23に相当するもの、46はS
VPとのインターフェース部であって前記SVPとのイ
ンターフェース部32に相当するもの、47は変換部で
あって、第1変換プログラム48と第2変換プログラム
49を具備するものである。ここで第1変換プログラム
48は前記第1変換プログラム29に相当し、第2変換
プログラム49は前記第2変換プログラム30に相当す
る。
【0054】51は電子計算機のシミュレータ、52は
処理プログラムであって前記処理プログラム33に相当
するもの、53はOSである。図5に示す本発明の第3
の実施の形態の動作を簡単に説明する。
【0055】(1) オペレータがコンソール27よりSV
Pのシミュレータ41を起動し、制御プログラム42の
実行を指示する。この実行指示がOS43で解読され、
SVPのシミュレータ41上で制御プログラム42が実
行される。
【0056】(2) 制御プログラム42は、OS43に対
して第1外部記憶装置25から、例えば電子計算機に対
する試験プログラムの如き処理プログラムとこれにより
処理されるデータの読み出し及び、読み出したものを第
2外部記憶装置26に記入することを依頼し、これによ
り第2外部記憶装置26に前記処理プログラムと処理さ
れるデータつまりインターフェース・データが第2外部
記憶装置26に記入される。
【0057】(3) これにより、エミュレーション装置4
4では、この第2外部記憶装置26に記入されたインタ
ーフェース・データを、電子計算機とのインターフェー
ス部45が管理するメモリ領域に取り込み、これを変換
部47に送出する。変換部47では、これを第1変換プ
ログラム48により電子計算機用のものに変換し、この
エミュレーションされたインターフェース・データをS
VPとのインターフェース部46を経由して第3外部記
憶装置35に記入する。
【0058】(4) 電子計算機のシミュレータ51では、
このインターフェース・データをOS53により読み込
み、このインターフェース・データ中の処理プログラム
52が起動され、この電子計算機のシミュレータ51上
で処理プログラム52が、インターフェース・データの
処理されるデータに対して実行される。
【0059】(5) そしてこの実行結果のデータが、処理
プログラム52によりインターフェース・データとして
OS53を経由して第3外部記憶装置35に対し送出さ
れる。
【0060】(6) これによりエミュレーション装置44
では、この第3外部記憶装置35に記入された実行結果
のインターフェース・データがSVPとのインターフェ
ース部46が管理するメモリ領域に取り込み、これを変
換部47に送出する。変換部47では、これを第2変換
プログラム49によりSVP用のものに変換する。そし
てこのSVP用のものに変換された実行結果のインター
フェース・データが電子計算機とのインターフェース部
45を経由して第2外部記憶装置26に記入される。
【0061】(7) SVPのシミュレータ41では、この
実行結果のインターフェース・データをOS43により
取り込み、これが制御プログラム42によりチェックさ
れ、SVPのシミュレータ41、エミュレーション装置
44、電子計算機のシミュレータ51の状態を判断し、
この判断結果をコンソール27に表示し、オペレータが
これにより処理プログラムの演算結果が正常か否か判断
する。
【0062】例えば図3に示す如く、電子計算機とのイ
ンターフェース部やSVPとのインターフェース部がシ
ミュレータ中にある場合は、この部分も含めてシミュレ
ートすることになるが、実際に必要なのは制御プログラ
ムが使用する部分のみでよいことが多いので、これらの
インターフェース部を外にしてシミュレートすることに
より、シミュレーションのスピードアップをはかること
ができる。
【0063】本発明の第4の実施の形態を図6により説
明する。図6の場合はSVPのシミュレータ及び電子計
算機のシミュレータをそれぞれ異なるデータ処理装置で
エミュレートすることにより、制御プログラムのうちの
特定の機能の試験のみをテストすることができる。
【0064】図6において、第1エミュレーション装置
61は、図3に示すSVPのシミュレータ21全体をエ
ミュレートするものである。また第2エミュレーション
装置62は、図3に示す電子計算機のシミュレータ31
全体をエミュレートするものである。そして第3エミュ
レーション装置63は、図3のエミュレーション装置2
8と同一であり、第1変換プログラム29と第2変換プ
ログラム30を具備する。
【0065】図6の動作は、図3と同様であり、その説
明は省略する。このように、データの変化部のみだけで
はなく、SVPのシミュレータ部分も、また電子計算機
のシミュレータ部分も、それぞれ別のデータ処理装置で
エミュレートして、シミュレータ全体をエミュレートす
ることにより、制御プログラムのうちの特定の機能、例
えばプログラムのローディングの機能等のみをテストす
ることができるので、効率的なテストを行うことができ
る。
【0066】本発明の第5の実施の形態を図7により説
明する。第5の実施の形態では、SVPのシミュレータ
又は電子計算機のシミュレータのいずれか一方に実機を
使用する。例えばSVPのシミュレータ側にSVP実機
を使用する。これによりシミュレーションでは使用でき
なかった部分のテストが一方のみ実機を使用することに
より可能となり、さらに正確なテストができる。
【0067】図7においては、SVPのシミュレータ側
にSVP実機70を使用した例を示す。他は図3と同様
に構成され、動作も、図3と同様であるのでその説明は
省略する。
【0068】このようにSVPのシミュレータ又は電子
計算機のシミュレータのいずれか一方に実機を使用する
ことにより、例えばタイミングテストなどのような、シ
ミュレータのみではできなかった部分のテストが、その
一方のみ実機を使用することによりテスト可能となるの
で、さらに正確なテストができる。
【0069】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
SVPのシミュレータと電子計算機のシミュレータとの
間にデータ変換手段を設けたので、SVPのシミュレー
タからのインターフェース・データを電子計算機のシミ
ュレータで動作することが可能となり、SVPのシミュ
レータと電子計算機のシミュレータとのインターフェー
ス間を含めて、SVP上で動作する制御プログラムの制
御機能のテストをシミュレーション段階で行うことがで
き、データ処理装置の開発を短時間に、効率的に行うこ
とができる。
【0070】請求項2に記載された本発明によれば、S
VP用のデータを電子計算機用のデータに変換し、逆に
電子計算機用のデータをSVP用のデータに変換する変
換手段を、SVPのシミュレータと電子計算機のシミュ
レータ間に設けたので、SVPのシミュレータからのデ
ータを電子計算機のシミュレータで処理できるのみなら
ず、電子計算機のシミュレータからのデータもSVPの
シミュレータで処理可能になるので、前記請求項1にお
ける効果に加え、さらに電子計算機のシミュレータの実
行結果をSVPのシミュレータ側で正確に判定すること
ができ、しかもインターフェース間を双方向にわたって
正確にテストすることができる。
【0071】請求項3に記載された本発明によれば、必
要度の高い制御プログラムに関するシミュレーション
を、インターフェース部分を外しシミュレーションする
ことができるので、シミュレーションのスピードアップ
化をはかることができる。
【0072】請求項4に記載された本発明によれば、S
VPのシミュレータ部分も、また電子計算機のシミュレ
ータ部分もそれぞれ別のデータ処理装置でエミュレート
するので、例えば制御プログラムのローディング機能の
如き、特定の機能のテストのみを行うことができ、効率
的なテストを行うことができる。
【0073】請求項5に記載された本発明によれば、S
VPのシミュレータ又は電子計算機のシミュレータのい
ずれか一方に実機を使用するので、シミュレータのみで
はできなかった部分のテスト、例えばタイミングテスト
等が可能になり、さらに正確なテストを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態図である。
【図8】従来例説明図である。
【符号の説明】
1 SVPのシミュレータ 2 制御プログラム 3 電子計算機とのインターフェース部 4 OS 5 第1外部記憶装置 6 第2外部記憶装置 7 コンソール 8 エミュレーション装置 9 変換プログラム 11 電子計算機のシミュレータ 12 SVPとのインターフェース部 13 処理プログラム 14 OS 15 第3外部記憶装置 16 コンソール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サービスプロセッサ(以下SVPという)
    のシミュレータと電子計算機のシミュレータを用いた、
    データ処理装置のテスト方法において、 SVPのシミュレータに接続され、電子計算機を動作さ
    せる処理プログラムが保持される外部記憶手段と、 この外部記憶手段から処理プログラムを読み出し、電子
    計算機のシミュレータに送出する制御手段と、 SVPのシミュレータと、電子計算機のシミュレータの
    間に配置されたデータ変換手段を設け、 前記制御手段により、前記外部記憶手段から処理プログ
    ラムを読み出し、これをデータ変換手段に送って電子計
    算機用のデータに変換したのち、電子計算機用のシミュ
    レータによりこの処理プログラムを実行することを特徴
    とする複数シミュレーションを用いたテスト方法。
  2. 【請求項2】SVPのシミュレータと、電子計算機のシ
    ミュレータを用いたデータ処理装置のテスト方法におい
    て、 SVPのシミュレータに接続され、電子計算機を動作さ
    せる処理プログラムが保持される外部記憶手段と、 この外部記憶手段から処理プログラムを読み出し、電子
    計算機のシミュレータに送出する制御手段と、 SVPのシミュレータと、電子計算機のシミュレータの
    間に配置され、SVP用のデータを電子計算機用のデー
    タに変換し、また電子計算機用のデータをSVP用のデ
    ータに変換する変換手段を設け、 前記制御手段により、前記外部記憶手段から処理プログ
    ラムを読み出し、これをデータ変換手段により電子計算
    機用のデータに変換したのち、電子計算機のシミュレー
    タによりこの処理プログラムを実行し、実行結果を前記
    変換手段によりSVP用のデータに変換したのちSVP
    のシミュレータに送出し、この実行結果をSVPのシミ
    ュレータで判断することを特徴とする複数シミュレーシ
    ョンを用いたテスト方法。
  3. 【請求項3】SVPのシミュレータと、電子計算機のシ
    ミュレータを用いたデータ処理装置のテスト方法におい
    て、 SVPのシミュレータに接続され、電子計算機を動作さ
    せる処理プログラムが保持される外部記憶手段と、 この外部記憶手段から処理プログラムを読み出し、電子
    計算機のシミュレータに送出する制御手段と、 SVPのシミュレータと、電子計算機のシミュレータの
    間に配置され、電子計算機のインターフェース手段と、
    SVP用のデータを電子計算機用のデータに変換しまた
    電子計算機用のデータをSVP用のデータに変換する変
    換手段に変換する変換手段を有するエミュレーション手
    段を設け、 前記制御手段により、前記外部記憶手段から処理プログ
    ラムを読み出し、これをエミュレーション手段の電子計
    算機のインターフェース部を経由して変換手段により電
    子計算機用のデータに変換して電子計算機のシミュレー
    タで実行し、その実行結果を前記変換手段によりSVP
    用のデータに変換したのち前記電子計算機のインターフ
    ェース部を経由してSVPのシミュレータに送出し、こ
    の実行結果をSVPのシミュレータで判断することを特
    徴とする複数シミュレーションを用いたテスト方法。
  4. 【請求項4】前記SVPのシミュレータと、電子計算機
    のシミュレータを異なるデータ処理装置でエミュレート
    することを特徴とする請求項2記載の複数シミュレーシ
    ョンを用いたテスト方法。
  5. 【請求項5】前記SVPのシミュレータと、電子計算機
    のシミュレータのいずれか一方を実機を用いたことを特
    徴とする請求項2記載の複数シミュレーションを用いた
    テスト方法。
JP8028852A 1996-02-16 1996-02-16 複数シミュレーションを用いたテスト方法 Pending JPH09223043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8028852A JPH09223043A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 複数シミュレーションを用いたテスト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8028852A JPH09223043A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 複数シミュレーションを用いたテスト方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09223043A true JPH09223043A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12259920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8028852A Pending JPH09223043A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 複数シミュレーションを用いたテスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09223043A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6892254B2 (en) Device driver apparatus for I/O device simulation
US20230035673A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, use method of information processing apparatus, user terminal, and program therefor
JPH09223043A (ja) 複数シミュレーションを用いたテスト方法
JP3672758B2 (ja) デバッグ支援装置
JP2001318805A (ja) 組み込みシステムのテスト方法及びテストシステム
JP2728002B2 (ja) 組み込みソフトウェアデバッグ支援装置
JP2708471B2 (ja) 処理装置の制御方法
JP3176479B2 (ja) Scsiシミュレータ
JP2533489B2 (ja) シミユレ−シヨン方式
JP2710777B2 (ja) 中間制御装置のテスト回路
US20030033131A1 (en) System level simulation method and device
JPS6095648A (ja) 仮想fba擬似処理装置
JPH1040133A (ja) ソフトウェアシミュレータ
CN117170798A (zh) 一种基于UBQ-SIMTest框架的龙芯1E300模拟器
JPS6326415B2 (ja)
JPH0328936A (ja) 情報処理装置の試験診断方式
JPS59151247A (ja) 情報処理装置の試験装置
JPH06175874A (ja) インサーキットエミュレータ装置
JPH0587850B2 (ja)
JPH02224141A (ja) 論理シミュレーション方式
JPH01305444A (ja) 論理シミュレーションシステム
JPS6020771B2 (ja) マイクロ診断方式
JPH09218829A (ja) 外部記憶装置用書き込み試験方法及びそれを適用した情報処理システム
JPS60171546A (ja) 入出力装置デバグ方式
JPS58121459A (ja) 電子計算機のサ−ビスプロセツサ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021217