JP3176479B2 - Scsiシミュレータ - Google Patents
ScsiシミュレータInfo
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- JP3176479B2 JP3176479B2 JP13211793A JP13211793A JP3176479B2 JP 3176479 B2 JP3176479 B2 JP 3176479B2 JP 13211793 A JP13211793 A JP 13211793A JP 13211793 A JP13211793 A JP 13211793A JP 3176479 B2 JP3176479 B2 JP 3176479B2
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- bus
- command
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MPUシミュレータ上
でSCSIドライバを含むプログラムのテストを行うた
めのSCSIシミュレータに関する。一般に、MPUシ
ミュレータは、外部プロセスに対して内部トリガ及び外
部トリガを伝達する手段と、内部メモリを読み/書きす
る手段と内部クロックタイマ機能登録及び発行手段とデ
ータ入出力手段を備えている。
でSCSIドライバを含むプログラムのテストを行うた
めのSCSIシミュレータに関する。一般に、MPUシ
ミュレータは、外部プロセスに対して内部トリガ及び外
部トリガを伝達する手段と、内部メモリを読み/書きす
る手段と内部クロックタイマ機能登録及び発行手段とデ
ータ入出力手段を備えている。
【0002】実際の機器(以下、実機)に依存したソフ
トウェアプログラムの開発を行う環境においては、その
シミュレーションテストを行う環境でのI/Oインター
フェースの整備が要求されている。そのためにI/Oシ
ミュレータが提供されている。一方、I/Oインターフ
ェースの1つである相手ドライブ側SCSIの擬似化に
ついては、従来、MPUシミュレータのマクロレベルで
は単純なシミュレーションに限られているので、この複
雑なSCSIコマンドプロトコールの擬似化に対応する
必要がある。
トウェアプログラムの開発を行う環境においては、その
シミュレーションテストを行う環境でのI/Oインター
フェースの整備が要求されている。そのためにI/Oシ
ミュレータが提供されている。一方、I/Oインターフ
ェースの1つである相手ドライブ側SCSIの擬似化に
ついては、従来、MPUシミュレータのマクロレベルで
は単純なシミュレーションに限られているので、この複
雑なSCSIコマンドプロトコールの擬似化に対応する
必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来のSCSIドライバを含むプログラ
ムのテストでは、本発明で提案のようなMPUシミュレ
ータ上でのテスト環境がまだ存在しない。従って、実機
テスト又はSCSIインターフェースを持つワークステ
ーション相手のテストに依存していた。また、プログラ
ムシミュレータなる簡易入出力ポートを模擬する方法が
提案されている(例えば、特開平1─175645号公
報)。しかし、これは複雑なSCSIプロトコールを実
現するには機能的に低レベルであり、大量のデータ転送
・プロトコールチェック等、相手ドライブ側のコマンド
シーケンスを意識したテストは実現できていない。
ムのテストでは、本発明で提案のようなMPUシミュレ
ータ上でのテスト環境がまだ存在しない。従って、実機
テスト又はSCSIインターフェースを持つワークステ
ーション相手のテストに依存していた。また、プログラ
ムシミュレータなる簡易入出力ポートを模擬する方法が
提案されている(例えば、特開平1─175645号公
報)。しかし、これは複雑なSCSIプロトコールを実
現するには機能的に低レベルであり、大量のデータ転送
・プロトコールチェック等、相手ドライブ側のコマンド
シーケンスを意識したテストは実現できていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、プログラムの
テストでは、実機環境及び通信相手ドライブ側のプログ
ラムが必要なため、被テストプログラムのテスト環境に
は制約があった。本発明の目的は、MPUシミュレータ
上でSCSIドライバを含むプログラムがテストでき、
かつ実機環境とほぼ同等のテスト環境を得ることが可能
なSCSIシミュレータを提供することにある。
テストでは、実機環境及び通信相手ドライブ側のプログ
ラムが必要なため、被テストプログラムのテスト環境に
は制約があった。本発明の目的は、MPUシミュレータ
上でSCSIドライバを含むプログラムがテストでき、
かつ実機環境とほぼ同等のテスト環境を得ることが可能
なSCSIシミュレータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。本発明は、SCSIドライバを含むプログラ
ムをテストするMPUシミュレータに接続され、該MP
Uシミュレータからのトリガ受取及び該MPUシミュレ
ータへの処理伝達を行うインターフェース部1と、前記
MPUシミュレータ上で走査する被テストプログラム側
のSCSIバスに接続され、前記トリガによりコマンド
の実行、信号の変更、監視等を行う被テストプログラム
側SCSI擬似部2と、相手ドライブ側の前記SCSI
バスに接続され、相手ドライブ側SCSIコマンドプロ
トコールデータを解析し、前記SCSIバスの変更及び
監視を行う相手ドライブ側SCSI擬似部3と、前記S
CSIバスに接続されて前記SCSIバス上の動作をシ
ミュレーション及びモニタリングするSCSIバス監視
部4とを備えたことを特徴とする。
図である。本発明は、SCSIドライバを含むプログラ
ムをテストするMPUシミュレータに接続され、該MP
Uシミュレータからのトリガ受取及び該MPUシミュレ
ータへの処理伝達を行うインターフェース部1と、前記
MPUシミュレータ上で走査する被テストプログラム側
のSCSIバスに接続され、前記トリガによりコマンド
の実行、信号の変更、監視等を行う被テストプログラム
側SCSI擬似部2と、相手ドライブ側の前記SCSI
バスに接続され、相手ドライブ側SCSIコマンドプロ
トコールデータを解析し、前記SCSIバスの変更及び
監視を行う相手ドライブ側SCSI擬似部3と、前記S
CSIバスに接続されて前記SCSIバス上の動作をシ
ミュレーション及びモニタリングするSCSIバス監視
部4とを備えたことを特徴とする。
【0006】ここで、前記相手ドライブ側SCSI擬似
部3は、相手ドライブ側SCSIコマンド・プロトコー
ルデータを格納するプロトコールデータ・ファイル5
と、相手ドライブ側SCSIコマンド・ログデータを格
納するコマンドログデータ・ファイル6とを接続する。
また、前記SCSIバス監視部4は、SCSIモニタリ
ングデータを格納するモニタリングデータ・ファイルを
接続する。
部3は、相手ドライブ側SCSIコマンド・プロトコー
ルデータを格納するプロトコールデータ・ファイル5
と、相手ドライブ側SCSIコマンド・ログデータを格
納するコマンドログデータ・ファイル6とを接続する。
また、前記SCSIバス監視部4は、SCSIモニタリ
ングデータを格納するモニタリングデータ・ファイルを
接続する。
【0007】
【作用】本発明では、まず相手ドライブ側のSCSIコ
マンドプロトコールを起動すると、相手ドライブ側はテ
ストシーケンスに従ったSCSIバスの変更又は変更待
ち状態に入る。SCSIバスの変更を契機としてシーケ
ンスデータに記述されたフェーズのチェック等を開始す
る。以下の詳細処理は図4に示される。
マンドプロトコールを起動すると、相手ドライブ側はテ
ストシーケンスに従ったSCSIバスの変更又は変更待
ち状態に入る。SCSIバスの変更を契機としてシーケ
ンスデータに記述されたフェーズのチェック等を開始す
る。以下の詳細処理は図4に示される。
【0008】
【実施例】以下に図1の構成を具体的に説明する。図
中、1は、シミュレータインターフェース部であり、
、MPUシミュレータからのトリガ受取機能、即ち、
メモリリード/ライトタイミング、登録タイマアウトタ
イミング、本処理部へのコマンド入力等、及び、MP
Uシミュレータへの伝達機能、即ち、メモリリード/ラ
イト、指定時間経過後の処理登録、を有するものであ
る。
中、1は、シミュレータインターフェース部であり、
、MPUシミュレータからのトリガ受取機能、即ち、
メモリリード/ライトタイミング、登録タイマアウトタ
イミング、本処理部へのコマンド入力等、及び、MP
Uシミュレータへの伝達機能、即ち、メモリリード/ラ
イト、指定時間経過後の処理登録、を有するものであ
る。
【0009】2は、被テストプログラム側のSCSI─
LSIハードウェア(図2参照)を擬似した制御部であ
り、MPUシミュレータからのレジスタ書込みトリガに
よるSCSIコマンドの実行や、指定時間経過後のトリ
ガによるSCSIバス信号の変更/監視や、相手ドライ
ブ側のSCSI擬似部の動作によるSCSIバスの変更
を感知し、ステイタスレジスタの書換え及び割込みを行
うものである。
LSIハードウェア(図2参照)を擬似した制御部であ
り、MPUシミュレータからのレジスタ書込みトリガに
よるSCSIコマンドの実行や、指定時間経過後のトリ
ガによるSCSIバス信号の変更/監視や、相手ドライ
ブ側のSCSI擬似部の動作によるSCSIバスの変更
を感知し、ステイタスレジスタの書換え及び割込みを行
うものである。
【0010】3は、相手ドライブ側のSCSI擬似部で
あり、コマンドプロトコールデータファイル5に格納さ
れた相手ドライブ側SCSIコマンドプロトコールデー
タを解析し、SCSIバスの変更及び監視を行い、被テ
スト側のフェーズ又はバスデータのチェックを行うもの
である。チェック結果はコマンドログデータファイル6
に格納される。
あり、コマンドプロトコールデータファイル5に格納さ
れた相手ドライブ側SCSIコマンドプロトコールデー
タを解析し、SCSIバスの変更及び監視を行い、被テ
スト側のフェーズ又はバスデータのチェックを行うもの
である。チェック結果はコマンドログデータファイル6
に格納される。
【0011】4は、SCSIバスシミュレーション監視
部であり、被テスト側及び相手ドライブ側のSCSIバ
ス変更を監視し、反対側にバス変更を通知及びバスのモ
ニタリングを行うものである。モニタリングデータがフ
ァイル7に格納される。5は、相手ドライブ側のSCS
Iコマンドプロトコールデータファイルであり、SCS
Iのフェーズと入出力データを簡単な記述で書けるコマ
ンドを持っており、このテストシーケンスに従って相手
ドライブ側SCSI擬似部4が動作するものである。
部であり、被テスト側及び相手ドライブ側のSCSIバ
ス変更を監視し、反対側にバス変更を通知及びバスのモ
ニタリングを行うものである。モニタリングデータがフ
ァイル7に格納される。5は、相手ドライブ側のSCS
Iコマンドプロトコールデータファイルであり、SCS
Iのフェーズと入出力データを簡単な記述で書けるコマ
ンドを持っており、このテストシーケンスに従って相手
ドライブ側SCSI擬似部4が動作するものである。
【0012】6は、相手ドライブ側のSCSIコマンド
プロトコールデータに従って動作したSCSIバスフェ
ーズ及び入出力データをログデータとして記録するもの
である。図2はハードウェア構成と本発明のSCSIシ
ミュレータの実現範囲の説明図である。図中、斜線部分
がSCSIシミュレータによるシミュレーション範囲を
示している。ドライブ1はSCSIドライバ及び被テス
トプログラムが存在するシステムである。本発明のSC
SIシミュレータはドライブ1中のSCSI─LSIハ
ードウェア(図1の被テストプログラム側SCSI擬似
部1に対応)とSCSIバスとドライブ2〜8を含んだ
シミュレーションシステムを実現するものである。
プロトコールデータに従って動作したSCSIバスフェ
ーズ及び入出力データをログデータとして記録するもの
である。図2はハードウェア構成と本発明のSCSIシ
ミュレータの実現範囲の説明図である。図中、斜線部分
がSCSIシミュレータによるシミュレーション範囲を
示している。ドライブ1はSCSIドライバ及び被テス
トプログラムが存在するシステムである。本発明のSC
SIシミュレータはドライブ1中のSCSI─LSIハ
ードウェア(図1の被テストプログラム側SCSI擬似
部1に対応)とSCSIバスとドライブ2〜8を含んだ
シミュレーションシステムを実現するものである。
【0013】図3は本発明のSCSIシミュレータで実
現した場合のソフトウェア構成図である。ワークステー
ションWS等において、前述のように、SCSIシュミ
レータは、図1のシュミレータインターフェース1を介
してSCSIドライバを含むプログラムをテストするM
PUシミュレータに接続されている。また、SCSIシ
ミュレータ内の図1に示す被テストプログラム側SCS
I擬似部2と、相手ドライブ側SCSI擬似部3と、S
CSIバス監視部4とは、前述のように、各ドライバの
プロトコールデータファイル及びログでファイルに接続
されている。
現した場合のソフトウェア構成図である。ワークステー
ションWS等において、前述のように、SCSIシュミ
レータは、図1のシュミレータインターフェース1を介
してSCSIドライバを含むプログラムをテストするM
PUシミュレータに接続されている。また、SCSIシ
ミュレータ内の図1に示す被テストプログラム側SCS
I擬似部2と、相手ドライブ側SCSI擬似部3と、S
CSIバス監視部4とは、前述のように、各ドライバの
プロトコールデータファイル及びログでファイルに接続
されている。
【0014】図4は本発明の処理タイムチャートであ
る。図示のように、先ず、シミュレータHIインターフ
ェースにおいて相手ドライブ側のSCSIコマンドプロ
トコールを起動する。この起動により、相手ドライブ側
はテストシーケンスに従ったSCSIバスの変更若しく
は変更待ち状態となり、バスの変更を契機としてシーケ
ンスデータに記述されたフェーズとのチェック、及び入
力フェーズならば入力データの授受及びデータチェッ
ク、出力フェーズならば出力データをバスに送出する。
る。図示のように、先ず、シミュレータHIインターフ
ェースにおいて相手ドライブ側のSCSIコマンドプロ
トコールを起動する。この起動により、相手ドライブ側
はテストシーケンスに従ったSCSIバスの変更若しく
は変更待ち状態となり、バスの変更を契機としてシーケ
ンスデータに記述されたフェーズとのチェック、及び入
力フェーズならば入力データの授受及びデータチェッ
ク、出力フェーズならば出力データをバスに送出する。
【0015】それにより、被テストプログラム側SCS
I擬似部では、ステイタス変更が動作し、シミュレータ
上のレジスタメモリの書換え及び割込み動作を生じる。
被テストプログラム側はそのステイタス変更を感知して
SCSIドライバが作動し、フェーズ変更・フェーズチ
ェック・データ転送等の処理を行う。従って、被テスト
プログラム側は実機環境と同等以上のテストを実現する
ことができ、また相手ドライブ側のプロトコールのテス
トシーケンスを任意に作成・変更することができること
から、テストの自動化が可能となる。
I擬似部では、ステイタス変更が動作し、シミュレータ
上のレジスタメモリの書換え及び割込み動作を生じる。
被テストプログラム側はそのステイタス変更を感知して
SCSIドライバが作動し、フェーズ変更・フェーズチ
ェック・データ転送等の処理を行う。従って、被テスト
プログラム側は実機環境と同等以上のテストを実現する
ことができ、また相手ドライブ側のプロトコールのテス
トシーケンスを任意に作成・変更することができること
から、テストの自動化が可能となる。
【0016】また、SCSIバスの競合試験として、相
手ドライブ側に複数のターゲット又はイニシエータを起
動することにより、バスの獲得/開放・アービトレーシ
ョン成功/失敗状態を任意に作り出すことができる。図
5は本発明の処理フローチャートである。MPUシミュ
レータにおいて、実行条件を判定し、各処理を行う(ス
テップS1)。即ち、レジスタアクセス処理、コマンド
発行処理、SPC側タイマアウト処理、相手ドライブ側
タイマアウト処理等を行う。そして、以下、図示のよう
に、まず、SPC側にSCSIバスの監視依頼があるか
否か判定し(S2)、監視依頼があれば(YES)、S
PC側の監視処理を行う(S3)。次にステップS2に
おいてSCSIバスの監視依頼がなければ(NO)、相
手側の監視依頼があるか否か判定し(S4)、監視依頼
があれば(YES)、相手側の監視処理を行う(S
5)。
手ドライブ側に複数のターゲット又はイニシエータを起
動することにより、バスの獲得/開放・アービトレーシ
ョン成功/失敗状態を任意に作り出すことができる。図
5は本発明の処理フローチャートである。MPUシミュ
レータにおいて、実行条件を判定し、各処理を行う(ス
テップS1)。即ち、レジスタアクセス処理、コマンド
発行処理、SPC側タイマアウト処理、相手ドライブ側
タイマアウト処理等を行う。そして、以下、図示のよう
に、まず、SPC側にSCSIバスの監視依頼があるか
否か判定し(S2)、監視依頼があれば(YES)、S
PC側の監視処理を行う(S3)。次にステップS2に
おいてSCSIバスの監視依頼がなければ(NO)、相
手側の監視依頼があるか否か判定し(S4)、監視依頼
があれば(YES)、相手側の監視処理を行う(S
5)。
【0017】さらに、ステップS4において、監視依頼
がなければ(NO)、SCSIバスに変化があったか否
か判定し(S6)、変化があれば(YES)、SCSI
バスの監視処理を行う(S7)。図6は相手ドライブ側
のプロトコールデータであってイニシエータ側のコマン
ド例であり、図7は相手ドライブ側のプロトコールデー
タを実行したときのログデータであり、図8及び図9は
相手ドライブ側のプロトコールデータであってターゲッ
ト側のコマンド例である。
がなければ(NO)、SCSIバスに変化があったか否
か判定し(S6)、変化があれば(YES)、SCSI
バスの監視処理を行う(S7)。図6は相手ドライブ側
のプロトコールデータであってイニシエータ側のコマン
ド例であり、図7は相手ドライブ側のプロトコールデー
タを実行したときのログデータであり、図8及び図9は
相手ドライブ側のプロトコールデータであってターゲッ
ト側のコマンド例である。
【0018】図6及び図7において、MPUシミュレー
タ側の起動コマンドにより、相手ドライブ側(イニシエ
ータ)に起動がかかると、この順序によりイニシエータ
側が動作する。各環境コマンドを実行した後、selコ
マンドによりバス・フリーの検出を待ってセクション・
フェーズを実行する。一定時間待ってその応答がなけれ
ば、再度セレクションを実行する。このバス変化を契機
として被テストドライバ側(ターゲット)がセレクショ
ン応答条件を満たしているか否かをチェックし、満たし
ている場合にはセレクション応答信号を上げ、MPUシ
ミュレータ側のI/Oレジスタ中のステイタスレジスタ
を更新及び割込みを発行する。
タ側の起動コマンドにより、相手ドライブ側(イニシエ
ータ)に起動がかかると、この順序によりイニシエータ
側が動作する。各環境コマンドを実行した後、selコ
マンドによりバス・フリーの検出を待ってセクション・
フェーズを実行する。一定時間待ってその応答がなけれ
ば、再度セレクションを実行する。このバス変化を契機
として被テストドライバ側(ターゲット)がセレクショ
ン応答条件を満たしているか否かをチェックし、満たし
ている場合にはセレクション応答信号を上げ、MPUシ
ミュレータ側のI/Oレジスタ中のステイタスレジスタ
を更新及び割込みを発行する。
【0019】イニシエータは各フェーズコマンドによ
り、指定のフェーズを待ち続ける。もし異なるフェーズ
を検出した場合にはMPUシミュレータ側及びログファ
イルにメッセージを出力する。また受信データと指定デ
ータとの不一致が検出されたときも同様である。rsl
コマンドに関して、ターゲット側のリセレクション・フ
ェーズ変更を待ち続ける。そのとき、リセレクトされた
デバイスIDかどうかをチェックし、そうであれば応答
信号を上げる。
り、指定のフェーズを待ち続ける。もし異なるフェーズ
を検出した場合にはMPUシミュレータ側及びログファ
イルにメッセージを出力する。また受信データと指定デ
ータとの不一致が検出されたときも同様である。rsl
コマンドに関して、ターゲット側のリセレクション・フ
ェーズ変更を待ち続ける。そのとき、リセレクトされた
デバイスIDかどうかをチェックし、そうであれば応答
信号を上げる。
【0020】図8及び図9は相手ドライブ側のプロトコ
ールデータであり、これはターゲット側のコマンド例で
ある。相手ドライブ側(ターゲット)に起動がかかる
と、この順序によりターゲット側が動作する。各環境コ
マンド実行後、selコマンドによりセレクション・フ
ェーズを待ち続ける。ドライバ側(イニシエータ)がセ
レクション・フェーズを実行すると、このバス変化を契
機としてターゲットがセレクション応答条件を満たして
いるか否かチェックし、満たしている場合にはセレクシ
ョン応答信号を上げる。イニシエータ側はこの信号を感
知して、セレクション完了のステイタス変更及び割込み
をMPUシミュレータ側に通知する。
ールデータであり、これはターゲット側のコマンド例で
ある。相手ドライブ側(ターゲット)に起動がかかる
と、この順序によりターゲット側が動作する。各環境コ
マンド実行後、selコマンドによりセレクション・フ
ェーズを待ち続ける。ドライバ側(イニシエータ)がセ
レクション・フェーズを実行すると、このバス変化を契
機としてターゲットがセレクション応答条件を満たして
いるか否かチェックし、満たしている場合にはセレクシ
ョン応答信号を上げる。イニシエータ側はこの信号を感
知して、セレクション完了のステイタス変更及び割込み
をMPUシミュレータ側に通知する。
【0021】ターゲット側はこの応答信号を検出する
と、次のmoコマンドからメッセージ・アウトフェーズ
に変更し、指定データを指定バイト数送信する。送信手
順のreq/ack信号の応答があるまで待ち続ける。
送信完了後、次のcmdコマンドも同様にコマンドフェ
ーズに変更かつデータ送信する。次のstコマンドでは
ステイタス・フェーズを変更後、データ受信を行う。受
信データについてはコマンド中の指定データとの比較を
行い、不一致ならばシミュレータ側及びログファイルに
メッセージを出力する。
と、次のmoコマンドからメッセージ・アウトフェーズ
に変更し、指定データを指定バイト数送信する。送信手
順のreq/ack信号の応答があるまで待ち続ける。
送信完了後、次のcmdコマンドも同様にコマンドフェ
ーズに変更かつデータ送信する。次のstコマンドでは
ステイタス・フェーズを変更後、データ受信を行う。受
信データについてはコマンド中の指定データとの比較を
行い、不一致ならばシミュレータ側及びログファイルに
メッセージを出力する。
【0022】rslコマンドに関しては、ターゲットが
バスフリー検出を待ってリセレクション・フェーズに変
更し、目的のデバイスIDがリセレクトされたか否か監
視する。一定時間待ってもリセレクション応答がない場
合には、一旦、リセレクション・フェーズを中断して、
再び次のバスフリーを待ってリセレクション・フェーズ
に入る。
バスフリー検出を待ってリセレクション・フェーズに変
更し、目的のデバイスIDがリセレクトされたか否か監
視する。一定時間待ってもリセレクション応答がない場
合には、一旦、リセレクション・フェーズを中断して、
再び次のバスフリーを待ってリセレクション・フェーズ
に入る。
【0023】また、ターゲット側の受信データの値に応
じて応答処理を分岐させることにより、送信データ・送
信シーケンスを変更できる等、ターゲット側の処理を簡
単にプログラミングできる。さらに、他の実施例とし
て、上述の実施例では相手ドライブ側のプロトコールデ
ータ中に指定待ち時間後の処理を指定していないが、コ
マンド中に待ち時間とタイマアウト時の分岐ラベルを指
定してもよい。
じて応答処理を分岐させることにより、送信データ・送
信シーケンスを変更できる等、ターゲット側の処理を簡
単にプログラミングできる。さらに、他の実施例とし
て、上述の実施例では相手ドライブ側のプロトコールデ
ータ中に指定待ち時間後の処理を指定していないが、コ
マンド中に待ち時間とタイマアウト時の分岐ラベルを指
定してもよい。
【0024】また、プロトコールデータの大量データを
外付けデバイスから、若しくは外付けデバイスへ、入出
力することも可能である。また、複数デバイスの競合処
理を説明していないが、SCSIバス介入のタイミング
(バスフリーへ移行、アービトレーション待ち、セレク
ション応答待ち、リセレクション応答待ち)で他の起動
デバイスに対し、並行に処理を行えばSCSIバスの競
合が可能である。
外付けデバイスから、若しくは外付けデバイスへ、入出
力することも可能である。また、複数デバイスの競合処
理を説明していないが、SCSIバス介入のタイミング
(バスフリーへ移行、アービトレーション待ち、セレク
ション応答待ち、リセレクション応答待ち)で他の起動
デバイスに対し、並行に処理を行えばSCSIバスの競
合が可能である。
【0025】また、エラー発生機能をコマンドプロトコ
ール中に内蔵することも可能である。コマンド実行タイ
ミングで被テストプログラム側(LSI)の任意のエラ
ーを発生することができる。これにより、実機上で起こ
り難い障害としてMPUシミュレータ上で確実にデバッ
クすることができる。
ール中に内蔵することも可能である。コマンド実行タイ
ミングで被テストプログラム側(LSI)の任意のエラ
ーを発生することができる。これにより、実機上で起こ
り難い障害としてMPUシミュレータ上で確実にデバッ
クすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
MPUシミュレータ上でSCSIドライバを含むプログ
ラムがテストでき、かつ実機環境とほぼ同等のテスト環
境を得ることが可能なSCSIシミュレータを提供する
ことにより、SCSIドライバを含むテストプログラム
の試験において、実機及び相手ドライブ側プログラムが
全く不必要となる効果があり、また、相手ドライブ側の
テストシーケンスをプロトコールデータで作成すること
により、バリエーションテストや固定障害テストが簡単
に作成し変更することができ、SCSIバスの信号状態
を随時モニタリングでき、自動的にその履歴を採取でき
るので、自動テストが可能となり、試験効率が飛躍的に
向上する効果があり、このSCSIシミュレーション環
境におけるテストの向上に寄与するところが大である。
MPUシミュレータ上でSCSIドライバを含むプログ
ラムがテストでき、かつ実機環境とほぼ同等のテスト環
境を得ることが可能なSCSIシミュレータを提供する
ことにより、SCSIドライバを含むテストプログラム
の試験において、実機及び相手ドライブ側プログラムが
全く不必要となる効果があり、また、相手ドライブ側の
テストシーケンスをプロトコールデータで作成すること
により、バリエーションテストや固定障害テストが簡単
に作成し変更することができ、SCSIバスの信号状態
を随時モニタリングでき、自動的にその履歴を採取でき
るので、自動テストが可能となり、試験効率が飛躍的に
向上する効果があり、このSCSIシミュレーション環
境におけるテストの向上に寄与するところが大である。
【0027】さらに、本発明は他のバスシミュレーショ
ンシステムに応用することもできる。
ンシステムに応用することもできる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】ハードウェア構成と本発明のSCSIシミュレ
ータの実現範囲の説明図である。
ータの実現範囲の説明図である。
【図3】本発明のSCSIシミュレータで実現した場合
のソフトウェア構成図である。
のソフトウェア構成図である。
【図4】本発明の処理タイムチャートである。
【図5】本発明の処理フローチャートである。
【図6】相手ドライブ側のプロトコールデータであって
イニシエータ側のコマンド例である。
イニシエータ側のコマンド例である。
【図7】相手ドライブ側のプロトコールデータを実行し
たときのログデータである。
たときのログデータである。
【図8】相手ドライブ側のプロトコールデータであって
ターゲット側のコマンド例(その1)である。
ターゲット側のコマンド例(その1)である。
【図9】相手ドライブ側のプロトコールデータであって
ターゲット側のコマンド例(その2)である。
ターゲット側のコマンド例(その2)である。
1…シミュレータインターフェース部 2…被テストプログラム側SCSI擬似部 3…相手ドライブ側SCSI擬似部 4…SCSIバスシミュレーション監視部 5…コマンドプロトコールデータファイル 6…コマンドログデータファイル 7…SCSIバスモニタリングデータファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 - 11/36 G06F 13/00
Claims (3)
- 【請求項1】 SCSIドライバを含むプログラムをテ
ストするMPUシミュレータに接続され、該MPUシミ
ュレータからのトリガ受取及び該MPUシミュレータへ
の処理伝達を行うインターフェース部(1)と、 前記MPUシミュレータ上で走査する被テストプログラ
ム側のSCSIバスに接続され、前記トリガによりコマ
ンドの実行、信号の変更、監視等を行う被テストプログ
ラム側SCSI擬似部(2)と、 相手ドライブ側の前記SCSIバスに接続され、相手ド
ライブ側SCSIコマンドプロトコールデータを解析
し、前記SCSIバスの変更及び監視を行う相手ドライ
ブ側SCSI擬似部(3)と、 前記SCSIバスに接続されて前記SCSIバス上の動
作をシミュレーション及びモニタリングするSCSIバ
ス監視部(4)と、 を備えたことを特徴とするSCSIシミュレータ。 - 【請求項2】 前記相手ドライブ側SCSI擬似部
(3)は、相手ドライブ側SCSIコマンド・プロトコ
ールデータを格納するプロトコールデータ・ファイル
(5)と、相手ドライブ側SCSIコマンド・ログデー
タを格納するコマンドログデータ・ファイル(6)とを
接続する請求項1に記載のSCSIシミュレータ。 - 【請求項3】 前記SCSIバス監視部(4)は、SC
SIモニタリングデータを格納するモニタリングデータ
・ファイルを接続する請求項1に記載のSCSIシミュ
レータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13211793A JP3176479B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | Scsiシミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13211793A JP3176479B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | Scsiシミュレータ |
Publications (2)
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JPH06348544A JPH06348544A (ja) | 1994-12-22 |
JP3176479B2 true JP3176479B2 (ja) | 2001-06-18 |
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ID=15073820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13211793A Expired - Fee Related JP3176479B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | Scsiシミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3176479B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102436400B1 (ko) * | 2020-07-16 | 2022-08-25 | 주식회사 생각과생활 | 양손을 자유롭게 사용할 수 있는 절수형 샤워헤드 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009176186A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Tokyo Electron Ltd | プログラムテスト装置、およびプログラム |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP13211793A patent/JP3176479B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102436400B1 (ko) * | 2020-07-16 | 2022-08-25 | 주식회사 생각과생활 | 양손을 자유롭게 사용할 수 있는 절수형 샤워헤드 |
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