JP3085730B2 - 複合cpuシステムの並列シミュレーション方式 - Google Patents

複合cpuシステムの並列シミュレーション方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のCPUにより構成
される疎結合システムの実機動作を、ソフトウェアによ
り擬似環境下でシミュレーションするための複合CPU
システムの並列シミュレーション方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信システムの保守/監視制御装
置のネットワーク化・階層化に伴って、全体が複合CP
Uで構成される疎結合システムがシステム構成の主流と
なってきている。ここで疎結合システムとは、それぞれ
のCPU毎にOS(Operatingsystem) を持ち、各々の
OSの制御のもとでそれぞれのCPUが動作するシステ
ムのことである。
【0003】このような疎結合システムに限らず、複合
CPUにて構成されるシステムに搭載されるソフトウェ
アのCPU間通信試験は、ソフトウェアを実機に直接搭
載し、各種測定器を実機に接続して実施するのが一般的
な方法である。
【0004】ところが、このようなソフトウェアは、通
常、実機と同時に開発が進められるため、ソフトウェア
側が試験可能な状態になっても、実際にCPU間通信試
験が行えるのは実機が完成した後となる。つまり、ソフ
トウェアの試験は実機の完成を待たなければ実施できな
いことになる。しかし、実機の完成後にソフトウェアの
試験を行うのでは、システムの開発に長い期間を費やし
てしまうという問題があった。これを解決するための手
段として、汎用的な大型計算機やワークステーションを
利用した擬似環境上でのシミュレーションを実施する方
法がある。
【0005】従来の複合CPUシステムに対する擬似環
境上でのシミュレーションにおいては、順次シミュレー
ションと並列シミュレーションの二つの方法が提唱され
ている。
【0006】しかし、複合CPUシステムの高速なシミ
ュレーションを実現するという観点に立つと、一つのシ
ミュレーション対象CPUに対して、シミュレーション
実行計算機のプロセッサを、一つ割り当てて並列動作で
きるシミュレーション方式が有効である。
【0007】従来から用いられている並列シミュレーシ
ョン方式を図5に示す。図5において、1はシミュレー
ションを実行するための計算機システムであり、シミュ
レーションモデル21 ,22 ,・・・,2n 、これら各
シミュレーションモデル21 ,22 ,・・・,2n に対
応して専用に設けられた計算機プロセッサ31 ,32
・・・,3n 、各シミュレーションモデル21 ,22
・・・,2n 間でのデータ通信を行うCPU間共用メモ
リ4を有している。
【0008】上記シミュレーションモデル21 ,22
・・・2n は、シミュレートされる複合CPUシステム
の各CPU毎のシミュレーションモデルであり、被試験
プログラムとそれを解析・実行するシミュレータプログ
ラムを有している。
【0009】また、上記共用メモリ4は各CPUが共用
するものであり、各シミュレーションモデル21
2 ,・・・,2n から読み書きが可能な領域を持って
いる。このような構成の従来のシミュレーション方式で
は、通信相手の特定方法として、データ送信側シミュレ
ーションモデルが共用メモリ4内の通信相手に対応する
アドレス部分にデータを書き込み、データ受信側シミュ
レーションモデルが共用メモリ4内の該当アドレスから
データを読み出すといった動作を行うものであり、被試
験プログラムがCPU間通信領域として共用メモリ4の
使用を前提とした結合システムの並列シミュレーション
方式である。
【0010】すなわち、この従来の方式は前記した疎結
合システムに対し密結合システムと呼ばれるシステムに
おけるシミュレーション方式である。この密結合システ
ムとは、複数のCPUが1つのOSを共用して、そのO
Sの制御のもとでそれぞれのCPUが動作するようなシ
ステムのことである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、疎結合で構
成される複合CPUシステムを前記従来の方式でシミュ
レーションするには、被試験プログラムを、従来の方式
に合わせてCPU間の共用メモリ4を使用するような内
容に変更する必要が生じる。これは、疎結合システムは
もともと各CPU間の共用メモリを使用せず、通信LS
Iを介してデータ通信を行うものであり、被試験プログ
ラムもそのような内容となっているからである。
【0012】したがって、通信相手を共用メモリ4内の
アドレスにより特定する従来方式では、疎結合で構成さ
れる複合CPUシステムの場合は、被試験プログラムを
密結合のシミュレーション向けに書き換える必要があ
る。しかし、密結合システムにおける被試験プログラム
は、CPU間の共用メモリ4のあるアドレスを用いて、
データ交換を行うというような内容となっているため、
疎結合システムの被試験プログラムを密結合用に書き換
えた場合、その書き換えた被試験プログラムは実際の疎
結合システムの被試験用プログラムとしては内容的に何
の意味も持たないものとなってしまう。
【0013】つまり、結果的には従来の方式では、疎結
合システムのシミュレーションは行えないということに
なり、疎結合システムにおける複合CPUシステムのC
PU間通信試験は、実機による実際の試験に依存するし
か方法がないという問題があった。
【0014】本発明は、最近、急速に普及してきている
一般的なネットワークで結ばれた複数台の計算機(ワー
クステーションやパソコン)上で、疎結合の複合CPU
システムのCPU結合関係を定義するデータを新たに設
けて、その定義データを利用して通信を実行すること
で、疎結合システムに搭載されるソフトウェアを、全く
変更することなくシミュレーションすることを可能とし
た複合CPUシステムの並列シミュレーション方式を実
現することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するためのシステム構成を示す図である。ここでは疎
結合で構成される2つのCPU11,CPU12を、ネ
ットワークで結合された2つの計算機A,Bにてシミュ
レートする場合について説明する。つまり、図1におい
て、点線で囲った部分が実システムとしてのCPU1
1,12であり、このCPU11とCPU12とは互い
に接続関係にあり、所定のプログラムにて相互のデータ
通信を行うように構成されるが、そのシステム完成前に
計算機A,Bを利用して擬似環境上でのシミュレーショ
ンを実施する場合について説明する。
【0016】計算機Aには、単体CPU擬似機能を持つ
CPUシミュレータプロセス211 、通信イベントを格
納したイベントテーブル221 、疎結合システムのCP
U結合関係を定義したデータを有し通信イベント発生時
に通信相手を特定するために使用するCPU定義体23
1 、実際にCPU間でのデータ通信を行うメッセージ送
信プロセス241 とメッセージ受信プロセス251 、そ
して、これら送信プロセス241 、受信プロセス251
と上記CPUシミュレータプロセス211 との間のデー
タ処理時に用いられるCPU内共用メモリ261 が設け
られている。
【0017】一方、計算機Bも計算機Aと同様の構成で
あり、CPUシミュレータプロセス212 、イベントテ
ーブル222 、CPU定義体232 、メッセージ送信プ
ロセス242 、メッセージ受信プロセス252 、CPU
内共用メモリ262 を有している。
【0018】そして、これら各計算機A,Bにおいて、
イベントテーブル221 ,222 とメッセージ送信プロ
セス241 ,242 とメッセージ受信プロセス251
25 2 とでそれぞれ通信制御部271 ,272 を構成
し、各CPUシミュレータプロセス211 ,212 間で
のデータの通信制御を行う。
【0019】ところで、CPU定義体231 ,23
2 は、イベントテーブル221 に格納されている通信イ
ベント(例えば、CPU11とCPU12とが接続され
たというような通信イベント)が発生されることによ
り、通信相手を特定するための種々の情報が定義されて
いるもので、具体的には図2のような構成となってい
る。つまり、CPU定義体231 ,232 の構成とし
て、送信情報テーブルST1 ,ST2 ,・・・、および
受信情報テーブルRT1 ,RT2,・・・がそれぞれ設
けられている。これら送信情報テーブルST1 ,S
2 ,・・・および受信情報テーブルRT1 ,RT2
・・・は、それぞれイベントに対応した数だけ設けられ
ている。例えば、実システムにおけるCPUが、CPU
11,CPU12,CPU13(図示せず)と設けられ
ているものとし、CPU11とCPU12とが接続され
ているという情報を第1のイベント、CPU12とCP
U13とが接続されているという情報を第2のイベント
とすると、第1のイベントに対応した種々の情報が定義
体231 の送信情報テーブルST1 に書き込まれてお
り、第2のイベントに対応した種々の情報が定義体23
1 の送信情報テーブルST2 に書き込まれている。
【0020】一方、受信情報テーブルRT1 ,RT2
同様にイベントの数に対応して設けられている。そし
て、上記送信情報テーブルST1 ,ST2 の内容として
は、(1) 送信元イベントアドレス、(2) 送信先論理計算
機名、(3) 送信データ先頭アドレス、(4)送信データ長
が書き込まれている。また、受信情報テーブルRT1
RT2 の内容としては、(a) 送信元論理計算機名、(b)
送信元イベントアドレス、(c) 受信データ先頭アドレス
が書き込まれている。
【0021】図2では便宜上、送信情報テーブルの内容
として、定義体231 の送信情報テーブルST1 を例に
とって図示し、また受信情報テーブルの内容として、定
義体232 の受信情報テーブルRT1 を例にとって図示
しているが、他の送信・受信の各情報テーブルの内容の
パターンは同じであり、ただその定義内容が対応するC
PUの動作内容に基づいた定義内容となっている。
【0022】ところで、上記送信情報テーブルの内容
(1) 〜(4) および受信情報テーブル(a) 〜(c) の各情報
は次のような内容となっている。 (1) 送信元イベントアドレス 送信元CPUがシミュレーション実行中に自己のCPU
内メモリ領域あるいはI/O領域の、このアドレスにア
クセスした場合、CPU間通信が開始されるという条件
(アドレス)を指定するものである。 (2) 送信先論理計算機名 疎結合の複合CPUシステムにおける送信元CPUと送
信先CPUとの関係を定義するもので、実際には上記
(1) の送信元イベントアドレスがアクセスされたとき
に、通信相手となるCPUの被試験プログラムが動作し
ている計算機のネットワーク上での論理的な計算機名を
指定するものである。 (3) 送信データ先頭アドレス 送信元CPU内において、送信するデータが格納されて
いるメモリの先頭アドレスを指定するものである。 (4) 送信データ長 送信元CPU内において、送信するためにメモリから取
り出すデータの長さを指定するものである。 (a) 送信元論理計算機名 受信データの送信元論理計算機名を指定するもので、受
信側計算機において、データの送信元を試験実施者に対
して表示・通知するために使用するものである。 (b) 送信元イベントアドレス 送信元の通信イベントを指定するもので、受信側CPU
は、この送信元イベントアドレスに従って受信データの
処理を行う。 (c) 受信データ先頭アドレス 受信側CPUにおいて、受信したデータを格納する場所
を指定するものである。
【0023】ところで、計算機Aと計算機Bとの間で送
信されるCPU定義体231 ,23 2 の送信情報として
は、送信元論理計算機名、送信元イベントアドレス、デ
ータの3つの機能を有したデータが送信情報パケットP
Cとして送信される。図2では、CPU定義体231
送信情報テーブルST1 からの送信情報を例にとって図
示している。
【0024】
【作用】このような構成において、CPU11を送信元
のCPUとし、通信相手としてCPU12を特定して通
信を行う場合についての擬似動作を図3のフローチャー
トを参照しながら説明する。ここで、CPU11,CP
U12というのは実システム上での実機の名称であり、
これらCPU11とCPU12間の通信を、計算機A,
Bを利用した擬似環境上でのシミュレーションにて実施
する。
【0025】まず、CPUシミュレータプロセス211
にて、CPU11のシミュレーション処理中、イベント
(このイベントを前述した第1のイベントとする)が発
生(図3のステップS1)すると、これによりCPU定
義体231 の送信情報テーブルST1 ,ST2 ,・・・
から、第1のイベントに対応した送信情報テーブルST
1 を読み出す(ステップS2)。この送信情報テーブル
ST1 には、(1) 送信元イベントアドレス、(2) 送信先
論理計算機名、(3) 送信データ先頭アドレス、(4) 送信
データ長に関するデータが格納されている。つまり、こ
の送信情報テーブルST1 では、上記(2)によりCPU
11の通信相手となるCPU12に対応する計算機が計
算機Bであることを特定しているとともに、上記(3) と
(4) により送信すべきデータがどれであるかを特定して
いる。そして、これらの各送信情報は共用メモリ261
に書き込まれる(ステップS3)。
【0026】これまでの処理においては、メッセージ送
信プロセス241 とメッセージ受信プロセス251 は動
作しておらず、待ち状態であるが、上記ステップS3に
て送信情報が共用メモリ261 に書き込まれた後、割込
み信号が発生(ステップS4)すると、メッセージ送信
プロセス241 が動作し、割込み信号を受信(ステップ
S5)し、上記送信情報を共用メモリ261 から読み出
し(ステップS6)、次にその送信情報をパケット化、
つまり図2に示す如く送信元論理計算機名と送信元イベ
ントアドレスとデータという3つの機能情報として(ス
テップS7)計算機Bへ送る。
【0027】受信側の計算機Bでは、受信したデータの
中から、送信元イベントアドレスをキーとして、CPU
定義体232 の受信情報テーブルRT1 ,RT2 ,・・
・のうち該当する受信情報テーブルRT1 を検索し、そ
の受信情報テーブルRT1 に定義された前述の(a) ,
(b) ,(c) の内容を読み出して、受信したデータを格納
すべきCPU12内のメモリアドレスを特定して、その
アドレスに格納する。
【0028】そして、計算機Bからその受信情報に対す
る応答を計算機Aに送る場合、計算機Bのメッセージ送
信プロセス242 から発信する。計算機Aの受信プロセ
ス251 は、これまで待ちの状態であったが、計算機B
からの応答信号を受信し(ステップS8)、この受信し
た情報を共用メモリ261 に書き込む(ステップS
9)。その後、割込み信号が発生(ステップS10)す
ると、CPUシミュレータプロセス211 がこの割込み
信号を受信(ステップS11)して、上記受信情報を共
用メモリ261から読み出し(ステップS12)、CP
U定義体231 の情報テーブルRT1 ,RT2 ,・・・
のうち該当イベント(この場合、第1のイベント)に対
応した受信情報テーブルRT1 を検索する。そして、こ
の受信情報テーブルRT1 の定義内容、つまり前述した
(a) ,(b) ,(c) の内容(第1のイベントに対応した内
容)を読み出す(ステップS13)。
【0029】このように本発明では、従来の如く、各C
PU間の共用メモリ(図5の共用メモリ4)を使用する
ことなく、CPU11側のメモリ内の指定アドレスに格
納されているデータをCPU12側のメモリ内の指定ア
ドレスに格納することができるため、疎結合の複合CP
Uシステムに搭載されるソフトウェアを全く変更するこ
となくCPU間での通信をシミュレーションすることが
可能となる。
【0030】
【実施例】図4は本発明の一実施例を示す構成図であ
り、本発明をUNIXネットワークに展開したものであ
る。同実施例では、図1で示した計算機A,Bとして2
つのワークステーションを用いて2つのCPUを有する
システムをシミュレーションする場合を示している。同
図において、WS1,WS2はそれぞれワークステーシ
ョンであり、これらはUNIXネットワークで結合され
ている。ワークステーションWS1にはシミュレーショ
ン試験の対象となる、ここでは図示しないCPUのプロ
グラム(アプリケーションプログラムと実機ターゲット
OSおよび実機のI/Oドライバを動かすためのプログ
ラムを結合したもの)PG1と、この試験対象プログラ
ムPG1をシミュレーションするCPUシミュレータプ
ロセス311 、メッセージ送信プロセス321 、メッセ
ージ受信プロセス331 を有している。
【0031】ワークステーションWS2もワークステー
ションWS1と同様、ここでは図示しないもう一方のC
PUの試験対象プログラムPG2と、この試験対象プロ
グラムPG2をシミュレーションするCPUシミュレー
タプロセス312 、メッセージ送信プロセス322 、メ
ッセージ受信プロセス332 を有している。
【0032】上記アプリケーションプログラム、ターゲ
ットOS、ドライバなどは一体なものとして、それぞれ
のワークステーションWS1,WS2に搭載されてシミ
ュレーションされるが、実際の試験対象となるのは、ア
プリケーションプログラムである。そして、例えばワー
クステーションWS1を例にとると、CPUシミュレー
タプロセスが試験対象プログラムPG1を動作させるこ
とにより、実際のCPUを擬似環境上でシミュレーショ
ンする。このシミュレーション中、イベントの発生があ
ると、ワークステーションWS1,WS2間でのデータ
通信が開始される。ここで、送信元のワークステーショ
ンが送信先のワークステーションを特定する場合、UN
IXネットワーク上での論理計算機名として、例えばワ
ークステーションWS1のホスト名をAPPLE、ワー
クステーションWS2のホスト名をLEMONとして、
それを送信情報テーブルに書き込んでおけば、イベント
の発生により、ワークステーションWS2が特定され
る。
【0033】これにより、ワークステーションWS1,
WS2でのデータ通信が開始され、ワークステーション
の画面上に表示される通信データを確認することで、C
PU間通信試験を実施することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、複数のCPUにより構
成される疎結合システムの実機動作を、上記各CPU毎
に割り当てられたネットワーク結合の各計算機にてソフ
トウェアによる擬似環境下でシミュレーションする複合
CPUシステムの並列シミュレーション方式において、
疎結合の複合CPUシステムに搭載されるソフトウェア
を全く変更することなく、CPU間通信試験を実機に依
存しない環境で、効率的に実施することが可能となり、
複合CPUシステムの開発期間の短縮化と高品質に大き
く寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための構成図である。
【図2】図1におけるCPU定義体の構成を説明するた
めの図である。
【図3】本発明の原理の処理動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図5】従来の複合CPUシステムの並列シミュレーシ
ョン方式を説明するためのシステム構成図である。
【符号の説明】
A,B 計算機 211 ,212 CPUシミュレータプロセス 231 ,232 CPU定義体 271 ,272 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 11/00 G06F 15/00 G06F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のCPUにより構成される疎結合シ
    ステムの実機動作を、上記各CPU毎に割り当てられた
    ネットワーク結合の各計算機上にてソフトウェアによる
    擬似環境下にてシミュレーションする複合CPUシステ
    ムの並列シミュレーション方式において、ネットワーク
    結合された各計算機(A,B)毎にネットワーク上での
    一意の論理計算機名を付し、上記各計算機毎に、その計
    算機上で並列動作して単体のCPU動作を擬似するCP
    Uシミュレータプロセス(211 ,212 )を設けると
    ともに、これら各CPUシミュレータプロセス(2
    1 ,212 )間でのデータ通信を制御する通信制御部
    (271 ,272 )を設け、さらに通信相手となるCP
    Uを特定するためにシミュレーション対象である疎結合
    の複合CPUシステムのCPU結合関係を、各計算機
    (A,B)のネットワーク上での結合関係に対応付けた
    情報として定義したCPU定義体(231 ,232)を
    設け、各CPU毎に割り当てられた計算機(A,B)を
    並列動作させながら、各CPUシミュレータプロセス
    (211 ,212 )によりデータ通信の開始条件を検出
    し、この検出時にCPU定義体(231,232 )の定
    義内容に従って相手CPUシミュレータプロセスを特定
    して通信を行うことを特徴とする複合CPUシステムの
    並列シミュレーション方式。
  2. 【請求項2】 疎結合で構成される複合CPUシステム
    におけるCPU結合関係を、ネットワーク上のシミュレ
    ーションを行う計算機の結合関係に対応させるための手
    段として、CPU名を論理計算機名に対応付け、これら
    の関係を、前記CPU定義体に定義データの1つとして
    設けることを特徴とする請求項1記載の複合CPUシス
    テムの並列シミュレーション方式。
  3. 【請求項3】 疎結合で構成される複合CPUシステム
    におけるCPU間通信の擬似動作を行うために、送信元
    CPUの送信開始を示す情報がアクセスされたときに、
    CPU定義体に定義されたネットワーク上の送信先論理
    計算機名で示される送信先の指定メモリのアドレスに通
    信データを送信することを特徴とする請求項1記載の複
    合CPUシステムの並列シミュレーション方式。
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