JP2000339199A - Tmセーブ解析方法 - Google Patents

Tmセーブ解析方法

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JP2000339199A
JP2000339199A JP11149267A JP14926799A JP2000339199A JP 2000339199 A JP2000339199 A JP 2000339199A JP 11149267 A JP11149267 A JP 11149267A JP 14926799 A JP14926799 A JP 14926799A JP 2000339199 A JP2000339199 A JP 2000339199A
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Hiroko Kitayama
浩子 喜多山
Tamotsu Inoue
保 井上
Kozo Akutsu
浩三 阿久津
Masato Kitsuta
正人 橘田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム障害発生時に生成したTMセーブフ
ァイルの解析を行うTMセーブ解析方法に関し、システ
ム障害発生時の状態を再現して、セーブしたデータの表
示を可能として解析する。 【解決手段】 CPU疑似部1とメモリ疑似部2とを含
むシミュレータのメモリ疑似部2に、システム正常動作
が可能のプログラム部13とデータ部14とを設定し、
システム障害発生時に生成したTMセーブファイルのデ
ータ部の中のリソース管理部と装置管理部とのデータ
を、メモリ疑似部2のデータ部14にのせて、CPU疑
似部1の機能を実現するプログラムによって障害発生時
の再現を可能とし、且つコマンド投入により表示プロセ
スを起動して、プログラムによって参照可能のメモリ疑
似部2のデータ部14の内容を表示して解析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シミュレータによ
り、障害発生時にセーブしたデータの解析を行うTMセ
ーブ解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】障害発生によるシステムダウン或いは再
開処理起動となった時の障害発生時のメモリ内容をファ
イルに保存し、このファイルに保存されたデータを解析
して障害発生原因の調査を行うことができる。この場合
のファイルをTM(TemporaryMemory )セーブ又はT
Mセーブファイルと称するものである。このセーブした
内容の解析は、従来次のような手順で行われていた。
【0003】(1).TMセーブファイルに保存された内
容を、実際のシステムのメモリ空間のアドレスに対応さ
せる。 (2).障害発生時の実行アドレスを求める。 (3).障害発生時のシステム状況(装置接続状況,実行
プロセス状況,リソース使用状況等)をTMセーブファ
イルに保存したデータから判断する。 (4).障害発生時に動作していたプロセスを洗い出す。 (5).障害発生の直接原因を追求する。即ち、TMセー
ブファイルに保存されたシステムのメモリ上の痕跡か
ら、システムの論理を机上で展開し、障害発生時のシス
テムの状況を推測しながら、障害原因を突き止める作業
を行うものである。
【0004】図12は従来のTMセーブ解析方法の説明
図であり、システムに障害が発生した時のメモリ(M
M)101の全エリアの中の解析のキーとなるエリア内
を、TMセーブファイル102に保存する。即ち、メモ
リ101の先頭アドレスaのエリアと、先頭アドレスc
のエリアとについて矢印で示すようにTMセーブファイ
ル102に保存する。
【0005】このTMセーブファイル102のアドレス
とメモリ101のアドレスとは同一ではないので、TM
セーブ解析に於いては、前述のように、TMセーブファ
イル102のアドレスと、元のメモリ101のアドレス
との対応付けを行う。即ち、元のメモリ101に相当す
るメモリ(MM)103のアドレスと、TMセーブファ
イル102のアドレスとを、矢印で示すように対応付け
を行う。
【0006】その場合、例えば、アドレスaのデータ
“00000000”、アドレスa+4のデータ“00
00F000”のように、TMセーブファイル102に
保持されている。そして、リンケージマップ104と、
SLリスト105とを参照して、メモリ103上のアド
レスが何を示すかを判断し、SLリスト105を参照し
て、そのアドレスのデータを基にどのルートを走行した
かを判断する。このような処理を繰り返して、障害発生
の原因に関連するデータを選択して、TMセーブファイ
ルの解析を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のTMセーブ解析
方法は、前述のように、システムの論理を机上で展開し
てTMセーブファイルに保持されたデータの解析を進め
るものであり、次のような問題点がある。 (1).TMセーブファイル102に保存されたデータ
を、実際のメモリ101(103)のアドレスに対応さ
せる為のアドレス情報も保存する必要がある。 (2).TMセーブファイル102に保存されたデータ
は、機能別に分散されており、又このデータの意味する
内容の把握により、システム状況を判断することになる
が、アドレス情報やデータの型情報のみでは解析は困難
であり、システムのプログラム論理を理解し、机上で走
行履歴をトレースできる技術力が必要である。従って、
高度の技術を身につけた解析者を必要とする問題があ
る。本発明は、TMセーブファイルに保存したデータを
容易に解析可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のTMセーブ解析
方法は、(1)システム障害発生時のTMセーブファイ
ルについてシミュレータにより解析を行うTMセーブ解
析方法であって、システムが正常動作を行う条件のプロ
グラム部13とデータ部14とを含むデータをシミュレ
ータのメモリ疑似部2に設定し、システム障害発生時
に、システムのメモリのプログラム部とデータ部とをセ
ーブしたTMセーブファイルから、データ部のみをシミ
ュレータのメモリ疑似部2に展開し、シミュレータのメ
モリ疑似部2の正常動作が可能のプログラム部13を利
用して、障害発生状態を再現して、TMセーブファイル
からの障害を含むデータ部14を、コマンド投入により
表示する過程を含むものである。
【0009】又(2)データ部14は、プロセス管理部
とリソース管理部と装置管理部とから構成され、TMセ
ーブファイルからシミュレータのメモリ疑似部2に対し
て、データ部14のリソース管理部と装置管理部とのデ
ータを設定する過程を含むものである。
【0010】又(3)シミュレータに専用リソースを設
け、コマンド投入により起動された表示プロセスからの
リソース要求に対して、専用リソースを渡す過程を含む
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、例えば、ワークステーション上に構成したT
Mセーブ解析を行うシミュレータの機能を示すもので、
1はCPU疑似部、2はメモリ疑似部、3はメモリ制御
部、4はIO装置制御部、5は通信制御部、6はSP
(スピーチパス)系制御部、7はプロセッサ間通信疑似
部(IPC)、8は表示疑似部(CRT)、9は外部メ
モリ(FM)、10は共通線制御装置(CSC)、11
は無線制御装置(MLE)、12a,12bはマルチプ
ロセッサシステムに於けるプロセッサ対応のメモリ疑似
部、13はプログラム部、14はデータ部、15は疑似
呼システムを示す。
【0012】CPU疑似部1は、システムのプロセッ
サ、例えば、交換機のプロセッサの動作を1命令単位で
実行するものであり、ワークステーションのプログラム
によって実現することができる。この場合の1命令単位
毎に、(1)命令アドレスにより1命令を読出すフェッ
チ処理、(2)命令の分析、(3)機械命令実行、
(4)次の命令のアドレス決定を行うものである。
【0013】又前述の命令が、メモリに対するロード/
ストア命令であると、メモリ制御部3が動作し、又IO
(入出力)装置に対するSIO命令であると、IO装置
制御部4が動作する。又通信を行うIN/OUT命令で
あると、通信制御部5が動作し、呼処理に関連するSP
命令であると、SP系制御部6が動作する。又交換機が
マルチプロセッサ構成の場合は、時分割的にプロセッサ
対応に前述の1命令単位毎の命令実行処理を行うことに
より、単一のシミュレータによってTMセーブ解析が可
能となる。
【0014】又メモリ疑似部2は、システム動作の為の
プログラム部13と、システム環境を示すデータ部14
とから構成され、TMセーブファイル(図示せず)から
ワークステーション上のメモリに展開されるもので、シ
ステムが前述のようにマルチプロセッサ構成の場合、プ
ロセッサ対応のメモリ疑似部12a,12b,・・・を
形成する。このメモリ疑似部2の内容が正常であると、
CPU疑似部1は、システムの動作を忠実に実現するこ
とができる。
【0015】交換機のシミュレータとしての動作を簡単
に説明する。例えば、交換機は複数のプロセッサにより
構成され、プロセッサ間通信を行うことになる。その場
合、プロセッサ間通信装置は、自律動作する装置であ
り、シミュレータでは、プロセッサ間通信疑似部(IP
C)7を周期的に動作する周期プログラムで実現し、C
PU疑似部1のプログラムとは独立して動作させる。一
般に、ソフトウェアとハードウェアとの間の通信には、
固定のデータエリアを双方が設定,参照することによっ
て実現しているが、プロセッサ間通信装置と交換機プロ
グラムとの間も同様にして実現することができる。
【0016】又交換機に於いては、各プロセッサが初期
設定時に、送信データアドレスと受信データアドレスと
をプロセッサ間通信装置にSIOF命令を用いて通知す
る。シミュレータに於いては、このSIOF命令の実行
によりプロセッサ間通信疑似部(IPC)7を起動し、
各プロセッサの送信データアドレス及び受信データアド
レスを記憶する。
【0017】例えば、第1のプロセッサから第2のプロ
セッサに通信要求を出す場合、第1のプロセッサの送信
データに、第2のプロセッサのプログラム情報等を設定
する。IPC疑似プログラムは、周期的に全プロセッサ
の送信データをスキャンして、設定されたデータを検出
すると、そのデータから受信プロセッサを決定する。前
述の場合、第2のプロセッサに受信データを設定する。
交換機プログラムも受信検出プログラムを定期的に動作
させて、受信データをスキャンし、第2のプロセッサに
受信データが設定されていると、そのデータに従ったプ
ログラムを起動する。このような動作により、第1のプ
ロセッサから第2のプロセッサへのプロセッサ間通信の
シミュレーションが行われる。
【0018】又交換機の入出力装置に対するアクセスを
シミュレータで実現する場合、例えば、外部メモリ(F
M)9については、そのメモリ領域をワークステーショ
ンの例えばハードディスク装置に形成し、このメモリ領
域に対するアクセスは、交換機プログラムのSIO命令
で行う。このSIO命令が発生すると、FM疑似プログ
ラムが分析し、分析結果が得られたアドレスやメモリ領
域サイズに従ってハードディスク上のメモリ領域を操作
する。この操作結果は、CPU疑似部1に装置駆動完了
として通知する。この通知を受けたCPU疑似部1は、
次の命令の実行に移行する。
【0019】シミュレータによる交換機の動作状態は、
メモリ疑似部2と外部メモリ(FM)9とに現れる。交
換機プロセッサを起動し、再開処理や初期設定処理を行
って、交換機が空転可能状態となった場合も、メモリ疑
似部2に反映される。従って、空転可能状態のデータを
含むメモリ疑似部2の内容を再利用することにより、交
換機プログラムの再開処理や初期設定処理を行うことな
く、空転状態を再現することが可能である。
【0020】図2は交換機メモリの説明図であり、
(A)はメモリの属性を示し、プログラム部とデータ部
とからなり、データ部の属性として、プロセス管理部
と、リソース管理部と、装置管理部とがあり、リソース
管理部と装置管理部とは、コマンド投入によって参照可
能である。又(B)は(A)に示すメモリの属性に対応
して、シミュレータのメモリ疑似部2に設定する内容を
示し、プログラム部13と、データ部14とから構成さ
れている。
【0021】又データ部14は、プロセス制御部の実行
状態を示すプロセス管理部14aと、プロセス実行に必
要なリソース管理部14bと、装置状態を示す装置管理
部14cとにより構成した場合を示す。プロセス管理部
14aは、プロセス管理データを保持するもので、交換
機プログラムが或る動作を実行する際に、新プロセスの
起動要求を行う。プロセス管理プログラムは、プロセス
管理データとしてこの起動要求のあった新プロセスを登
録する。その後、プロセス管理プログラムは、プロセス
管理データを参照して、順次プロセスを起動する。この
プロセス管理データが破壊されている場合、交換機プロ
グラムの空転は不可能となる。
【0022】又交換機プログラムが或る動作を実行する
場合に、その動作を行う為のリソースが必要である。従
って、リソース管理プログラムにリソース取得を要求す
る。リソース管理プログラムは、リソース管理データを
参照して、要求のあったリソースの使用状況を調査し、
空きがあれば、要求元へリソースを渡し、空きがなけれ
ば、要求元へその旨を通知する。その後、リソースを使
用した要求元は、リソース管理プログラムへそのリソー
スを返却する。返却されたリソースは、空き状態として
リソース管理データに設定される。このリソース管理デ
ータは、リソース管理部14bに保持され、交換機コマ
ンドから参照が可能であるが、破壊されている場合、プ
ロセスからのリソース要求に対応できないから、交換機
の空転は不可能となる。
【0023】又交換機に接続されている各種の装置や回
線は、交換処理に応じて状態が変化する。その状態変化
を検出する為の装置監視プログラムが常時起動されてい
る。そして、変化検出の対象装置を示す装置実装データ
や、装置の状態を示す装置状態データ等があり、交換機
の現在の状態を示すデータである。この装置実装データ
は、装置管理部14cに保持され、交換機コマンドから
参照可能である。
【0024】シミュレータを構成するワークステーショ
ンのメモリに構成したメモリ疑似部2の内容が正常であ
ると、交換機のプログラムを忠実に実行することができ
る。そこで、TMセーブファイルを生成するシステムと
同一の条件で、同一のプログラムを実行できるように構
成する。即ち、メモリ疑似部2に、交換機の正常状態の
データを設定する。
【0025】交換機は障害発生によりTMセーブファイ
ルを生成する。このTMセーブファイルをシミュレータ
のメモリ疑似部2に展開すると、障害発生時のデータを
含むことにより、交換機プログラムの実行は不可能とな
る。そこで、TMセーブファイルのプログラム部とデー
タ部との中の、データ部のリソース管理部と装置管理部
とのデータのみを、メモリ疑似部2のデータ部14上に
展開する。従って、メモリ疑似部2の内容は、正常なプ
ログラム部13とデータ部14のプロセス管理部14a
とのデータと、障害発生時のリソース管理部14bと装
置管理部14cとのデータとから構成される。
【0026】この場合、プロセス管理データが正常であ
ることにより、例えば、状態表示の為のコマンド投入は
可能である。しかし、リソース管理データを、障害発生
時のリソース管理データに置換しているから、リソース
が保証されないことになる。従って、交換機プログラム
が或る動作を実行する際、リソース管理プログラムへリ
ソース要求を送出するが、例えば、リソースが保証され
ない状態に於いては、シミュレーションができない。
【0027】そこで、シミュレータ内に、リソース要求
発生監視部を設け、交換機プログラムのリソース要求を
検出し、リソース管理プログラムが動作するところを、
シミュレータ内の専用リソース管理機能が動作するよう
に切替える。この専用リソース管理機能は、独自の専用
リソースを有し、且つその管理を行うもので、空きがあ
れば、リソース要求元に専用リソースを渡し、空きがな
ければ、その旨をリソース要求元へ通知する。
【0028】リソース要求元が処理を終了し、リソース
を解放する場合、シミュレータ内のリソース要求発生監
視部がこれを検出し、専用リソース管理データを変更
し、リソース解放とする。従って、障害発生時のリソー
ス管理データをメモリ疑似部2に展開しても、専用リソ
ースを用意することにより、新リソースの確保が可能と
なり、この状態で空転も可能となる。
【0029】図3は交換機のプロセス管理データの説明
図であり、交換機プログラムが或る動作を行う時に、新
プロセスを起動する。即ち、応用プログラムがプロセス
起動要求を行うと、プロセス管理プログラムは、要求の
あったプロセスを登録する。そして、プロセス管理プロ
グラムは、プロセス管理データを参照して、順次プロセ
スを起動する。それにより新プロセスの処理が行われ
る。しかし、障害発生によりこのプロセス管理データが
破壊されている場合は、交換機プログラムの空転は不可
能となる。
【0030】図4は交換機のリソース管理データの説明
図であり、交換機プログラムが或る動作を行う時にリソ
ースを必要とする。即ち、プロセス管理プログラムは、
プログラム用リソース捕捉要求を行う。リソース管理プ
ログラムは、リソース管理データを参照して、要求のあ
ったリソースの使用状況を調査し、空きがあれば、その
リソースをプロセス管理プログラムに渡す。又空きがな
ければ、その旨を通知する。プロセス管理プログラム
は、渡されたリソースを用いてプログラムを起動し、そ
のプログラムの終了により、プログラム用リソース解放
要求を行い、リソース管理プログラムへリソースを返却
する。リソース管理プログラムは、管理情報設定とし
て、返却されたリソースを空き状態としてリソース管理
データに設定する。このリソース管理データは、交換機
コマンドから参照可能であり、又破壊されている場合
は、交換機プログラムの空転は不可能となる。
【0031】図5は交換機の装置管理データの説明図で
あり、交換機に接続されている各種の装置や回線は、交
換処理に従って状態が変化する。その状態変化を検出す
る為に装置監視プログラムが常時起動されている。状態
変化の検出の対象装置を、装置実装データを参照して判
定し、判定された対象装置の監視処理を行って、装置状
態データを更新する。従って、交換機の現在の状態を示
すデータであり、交換機コマンドから参照できるデータ
である。
【0032】図6は交換機とシミュレータとの動作説明
図であり、交換機の動作フローとして、正常運転と、障
害発生と、その障害発生によるTMセーブファイル生成
とがある。このTMセーブファイルは、交換機のデータ
部として、プロセス管理部と、リソース管理部と、装置
管理部とを含む場合を示している。なお、プログラム部
は図示を省略している。
【0033】又シミュレータの動作フローは、TMセ
ーブ解析の準備と、交換機の障害発生近似環境の生成
とからなり、TMセーブ解析の準備は、交換機システム
をシミュレータにのせ、交換機システムが正常動作を行
うことを確認して、交換機の状態を保存ファイルに設定
する。この保存ファイルは、交換機プログラム部と、交
換機のデータ部とからなり、このデータ部は、前述のよ
うに、プロセス管理部とリソース管理部と装置管理部と
からなるものである。
【0034】又交換機の障害発生近似環境の生成は、先
ず、正常時の交換機の状態を復元する。即ち、正常時の
交換機の状態を示す保存ファイルの内容を、メモリ疑似
部2(図1参照)に展開する。そして、TMセーブファ
イルのデータ部の中のリソース管理部と装置管理部とを
メモリ疑似部2にのせる。即ち、シミュレータのメモリ
疑似部2には、正常時のプログラム部と、データ部のプ
ロセス管理部とのデータが設定され、且つ障害発生時の
リソース管理部と装置管理部とのデータが設定される。
この場合、プロセス管理データは、正常時のデータであ
るから、交換機が空転した場合、新たな動作、例えば、
状態を表示する為のコマンドの投入等は可能となる。
【0035】図7はシミュレータのメモリ疑似部の説明
図であり、シミュレータは、CPU疑似部と装置疑似部
との機能を実現するプログラムと、メモリ疑似部2及び
外部メモリ9等とを含み、前述のTMセーブ解析の準
備として、正常確認時のメモリ疑似部2と外部メモリ
(FM)9との内容を保存ファイル21に設定する。従
って、保存ファイル21に設定した後、シミュレータを
構成するワークステーションは、メモリが解放されるか
ら、他の処理を行うことができる。
【0036】そして、障害発生によるTMセーブ解析等
の任意の契機として示すように、保存ファイル21の内
容をメモリ疑似部2及び外部メモリ9に展開し、障害発
生交換機によるTMセーブファイル22のデータ部の中
のリソース管理部と装置管理部とを、メモリ疑似部2の
データ部のリソース管理部と装置管理部とにのせる。そ
れにより、シミュレータのメモリ疑似部2のリソース管
理部と装置管理部とのデータは、障害発生時のデータに
置換されたものとなる。
【0037】図8は本発明の実施の形態のシミュレータ
の機能の説明図であり、実行制御部と、リソース制御部
と、データ表示部との機能を含み、プロセス管理データ
31は、正常時のプロセス管理部のデータであり、又障
害時のリソースは、TMセーブファイル22のリソース
管理部からのデータであり、又装置管理データ33は、
TMセーブファイル22の装置管理部からのデータであ
る。又ダミーリソース34は、専用リソース管理機能に
よって管理する専用リソースに相当する。又表示処理3
5は表示コマンドに従ってTMセーブファイル22にセ
ーブされた障害発生時のデータの表示処理を行う機能で
ある。
【0038】表示コマンドによって実行制御部は、リソ
ース確保プロセスを起動する。即ち、交換機プログラム
が或る動作を行う場合に、リソース管理プログラムへリ
ソースの要求を出すが、障害発生時のリソースの状態は
保証されていない為に、リソース制御部に、障害時のリ
ソース32とは別個に専用リソース(ダミーリソース3
4)を用意し、リソース要求発生監視部(図示せず)に
よりリソース要求を検出すると、専用リソース管理機能
(図示せず)、即ち、リソース確保プロセスを起動し、
ダミーリソース34の空きか否かを判定し、空きの場合
にリソース要求元にダミーリソースを渡す。そして、プ
ロセス管理データ31が正常であるから、表示処理35
を起動し、表示コマンドに従ったTMセーブファイル2
2のデータを表示させる。又リソースの確保が可能とな
るから、交換機の空転状態を疑似できることになる。
【0039】図9は本発明の実施の形態のシミュレータ
の制御機能説明図であり、リソース捕捉解放監視機能4
1と、専用リソース管理機能42と、専用リソース管理
データ43とを含み、CPU疑似部1(図1参照)によ
る機能を示し、交換機内の動作として、プログラム用リ
ソース捕捉要求を、リソース捕捉解放監視機能41によ
り検出すると、専用リソース管理機能42にリソース要
求を行い、専用リソース管理機能42は、専用リソース
管理データ43(図8のダミーリソース34に対応)を
参照して、空きか否かを判定し、空きの場合は、その専
用リソースをリソース捕捉要求元に渡す。それにより、
プロセス管理プログラムはプログラム起動を行い、プロ
グラムの実行終了により、プログラム用リソース解放要
求を送出する。それによって、専用リソース管理機能4
2は、専用リソース管理データ43にリソース解放を設
定する。
【0040】図10は本発明の実施の形態のリソース情
報表示動作の説明図であり、リソース情報表示コマンド
の投入により、プロセス管理プログラムは、コマンドプ
ログラム用リソース捕捉要求を送出する。リソース捕捉
解放監視機能41がこれを検出すると、専用リソース管
理機能42にリソース要求を行い、専用リソース管理機
能42は、専用リソース管理データ43を参照し、専用
リソースをリソース要求元に渡す。
【0041】そして、コマンドプログラムを起動し、リ
ソース情報表示コマンドプログラムを起動し、リソース
管理データ(メモリ疑似部2のリソース管理部14bの
データ)を読出し、交換機論理に従ったフォーマットに
展開するリソース情報表示処理を行い、その終了によ
り、プロセス管理プログラムは、コマンドプログラム用
リソース解放要求を送出し、専用リソース管理機能42
により専用リソース管理データ43にリソース解放を設
定する。従って、表示されたリソース管理データによ
り、障害発生時に、何れのリソースがどのような状態で
あったかを容易に解析することができる。
【0042】図11は本発明の実施の形態の装置管理情
報表示動作の説明図であり、装置管理情報表示コマンド
の投入により、プロセス管理プログラムは、コマンドプ
ログラム用リソース捕捉要求を送出する。リソース捕捉
解放監視機能41がこれを検出すると、専用リソース管
理機能42にリソース要求を行い、専用リソース管理機
能42は、専用リソース管理データ43を参照して、専
用リソースをリソース要求元に渡す。
【0043】そして、コマンドプログラムを起動し、表
示コマンドプログラムを起動し、装置管理データ(メモ
リ疑似部2の装置管理部14cのデータ)を読出し、交
換機論理に従ったフォーマットに展開する装置管理情報
表示処理を行い、プロセス管理プログラムは、コマンド
プログラム用リソース解放要求を送出し、専用リソース
管理機能42は、専用リソース管理データ43にリソー
ス解放を設定する。従って、表示された装置管理データ
により、障害発生時に、何れの装置がどのような状態で
あったかを容易に解析することができる。
【0044】本発明は、各種のシステムの障害発生時に
セーブしたデータを解析する場合に適用可能であり、リ
ソース管理データの破壊等の場合は、専用リソースを用
意することにより、容易に障害発生時の状態のシミュレ
ーションが可能となり、且つコマンド投入により、障害
発生時にセーブしたデータを所望の形式で表示すること
が可能であり、従って、障害発生原因の解析が容易とな
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シミュ
レータのメモリ疑似部2等のメモリ疑似部を正常動作時
のプログラム部13とデータ部12のプロセス管理部1
4aとし、障害発生時のリソース管理部14bと装置管
理部14cとのデータをメモリ疑似部に設定し、システ
ムの空転を可能とし、且つコマンド投入による表示を可
能として、障害発生時のシステム状態を再現し、表示プ
ロセスを起動することにより、リソース管理情報や装置
管理情報を表示することができるから、TMセーブ解析
を容易に行うことができる利点がある。又専用リソース
を設けることにより、リソース管理データが破壊された
場合でも、リソース要求を行うプロセスの起動が可能と
なり、障害発生状態の再現等も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】交換機メモリの説明図である。
【図3】交換機のプロセス管理データの説明図である。
【図4】交換機のリソース管理データの説明図である。
【図5】交換機の装置管理データの説明図である。
【図6】交換機とシミュレータとの動作説明図である。
【図7】シミュレータのメモリ疑似部の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態のシミュレータの機能の説
明図である。
【図9】本発明の実施の形態のシミュレータの制御機能
説明図である。
【図10】本発明の実施の形態のリソース情報表示動作
の説明図である。
【図11】本発明の実施の形態の装置管理情報表示動作
の説明図である。
【図12】従来のTMセーブ解析方法の説明図である。
【符号の説明】
1 CPU疑似部 2 メモリ疑似部 3 メモリ制御部 4 IO装置制御部 5 通信制御部 6 SP系制御部 7 プロセッサ間通信疑似部(IPC) 8 表示疑似部(CRT) 9 外部メモリ(FM) 10 共通線制御装置(CSC) 11 無線制御装置(MLE) 12a,12b プロセッサ対応のメモリ疑似部 13 プログラム部 14 データ部 15 疑似呼システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 浩三 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 橘田 正人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B042 GA23 GA39 GB09 HH07 JJ30 5B048 AA05 DD09 DD16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム障害発生時のTMセーブファイ
    ルについてシミュレータにより解析を行うTMセーブ解
    析方法に於いて、 前記システムが正常動作を行う条件のプログラム部とデ
    ータ部とを含むデータを前記シミュレータのメモリ疑似
    部に設定し、 前記システム障害発生時に前記システムのメモリのプロ
    グラム部とデータ部とをセーブした前記TMセーブファ
    イルから、前記データ部のみを前記シミュレータのメモ
    リ疑似部に展開し、 前記シミュレータの前記メモリ疑似部の正常動作が可能
    のプログラム部を利用して、障害発生状態を再現して、
    前記TMセーブファイルからの障害を含むデータ部を、
    コマンド投入により表示する過程を含むことを特徴とす
    るTMセーブ解析方法。
  2. 【請求項2】 前記データ部は、プロセス管理部とリソ
    ース管理部と装置管理部とから構成され、前記TMセー
    ブファイルから前記シミュレータのメモリ疑似部に対し
    て、前記データ部のリソース管理部と装置管理部とのデ
    ータを設定する過程を含むことを特徴とする請求項1記
    載のTMセーブ解析方法。
  3. 【請求項3】 前記シミュレータに専用リソースを設
    け、コマンド投入により起動された表示プロセスからの
    リソース要求に対して、前記専用リソースを渡す過程を
    含むことを特徴とする請求項1又は2記載のTMセーブ
    解析方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012174227A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Nec Corp 計算機システムの動作状態解析方法
JP2015114750A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 富士通株式会社 調査用プログラム,情報処理装置及び情報処理方法

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