JPH10254738A - エミュレータ装置及びエミュレーション方法 - Google Patents

エミュレータ装置及びエミュレーション方法

Info

Publication number
JPH10254738A
JPH10254738A JP9058044A JP5804497A JPH10254738A JP H10254738 A JPH10254738 A JP H10254738A JP 9058044 A JP9058044 A JP 9058044A JP 5804497 A JP5804497 A JP 5804497A JP H10254738 A JPH10254738 A JP H10254738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
microcomputer
cycle
recording
write cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9058044A
Other languages
English (en)
Inventor
Munehiro Yoshida
宗宏 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Design Corp, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Renesas Design Corp
Priority to JP9058044A priority Critical patent/JPH10254738A/ja
Priority to US08/948,520 priority patent/US6063131A/en
Publication of JPH10254738A publication Critical patent/JPH10254738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/36Preventing errors by testing or debugging software
    • G06F11/362Software debugging
    • G06F11/3636Software debugging by tracing the execution of the program
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/26Functional testing
    • G06F11/261Functional testing by simulating additional hardware, e.g. fault simulation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/36Preventing errors by testing or debugging software
    • G06F11/362Software debugging
    • G06F11/3648Software debugging using additional hardware
    • G06F11/3656Software debugging using additional hardware using a specific debug interface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各タスクの実行履歴を認識することができる
ようにするためには、次に実行するタスクの識別番号や
タスクの切替時刻をメモリ領域9aに格納する特別のタ
スクをデバッグ対象のプログラムに組み込む必要がある
等の課題があった。 【解決手段】 識別番号を記録するマイクロコンピュー
タ3の書込サイクルが検出されると、その書込サイクル
の検出時刻を計測用メモリ28に記録させるとともに、
割込処理の開始サイクル又は終了サイクルが検出される
と、その開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻を計
測用メモリ28に記録させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロコンピ
ュータのプログラム開発を支援するエミュレータ装置及
びエミュレーション方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のエミュレータ装置を用いた
プログラム開発システムを示す構成図であり、図におい
て、1はホストコンピュータ、2はマイクロコンピュー
タ3が搭載されたターゲットボード、2aはターゲット
ボード2のソケット、3はマイクロコンピュータ、4は
マイクロコンピュータ3のプログラム開発において、開
発中のプログラムのデバッグを行うエミュレータ装置、
4aはターゲットボード2のソケット2aと接続された
エミュレータ装置4のプローブ、5はホストコンピュー
タ1とエミュレータ装置4を接続する通信ケーブルであ
る。
【0003】また、図9は従来のエミュレータ装置4を
示す構成図であり、図において、6はマイクロコンピュ
ータ3に内蔵されているタイマー、7はホストコンピュ
ータ1とモニタ回路8の間の通信を制御する通信インタ
ーフェイス回路、8はホストコンピュータ1からデバッ
グ対象のプログラムを受信して、エミュレーションメモ
リ9に転送等するモニタ回路、9はデバッグ対象のプロ
グラムを格納するとともに、タスクの実行履歴等を格納
するエミュレーションメモリ、9aはタスクの実行履歴
を記録するメモリ領域、10はアドレスバス、11はデ
ータバス、12はマイクロコンピュータ3の状態を示す
ステータス信号を伝送するバスである。
【0004】次に動作について説明する。まず、ターゲ
ットボード2に搭載されたマイクロコンピュータ3のプ
ログラムのデバッグを行う場合、ホストコンピュータ1
において、デバッガ(デバッグ作業支援用のプログラ
ム)を起動する。そして、デバッガが起動すると、ホス
トコンピュータ1から通信インターフェイス回路7を介
してモニタ回路8に、デバッグ対象であるマイクロコン
ピュータ3のプログラム(リアルタイムOSがリンクさ
れたプログラム)を送信する。
【0005】そして、モニタ回路8は、ホストコンピュ
ータ1からデバッグ対象であるマイクロコンピュータ3
のプログラムを受信すると、そのデバッグ対象であるマ
イクロコンピュータ3のプログラムをエミュレーション
メモリ9に転送する。このようにして、デバッグ対象で
あるマイクロコンピュータ3のプログラムがエミュレー
ションメモリ9に格納されると、モニタ回路8は、ホス
トコンピュータ1から送信されたコマンドに従ってマイ
クロコンピュータ3を制御する。そして、マイクロコン
ピュータ3は、エミュレーションメモリ9に格納された
デバッグ対象のプログラムを実行する等の処理を実行す
る。
【0006】具体的には、リアルタイムOSがリンクさ
れたプログラムは、複数のタスクの集合であるので(当
該プログラムは、タスクと称するモジュールの集合であ
り、モジュール単位で管理されている)、各タスクがリ
アルタイムOSのスケジューラによりスケジュールされ
て実行される。即ち、リアルタイムOSのスケジューラ
が、順次、次に実行するタスクを決定して、各タスクを
実行することになるが、その際、マイクロコンピュータ
3は、次に実行するタスクの識別番号をエミュレーショ
ンメモリ9のメモリ領域9aに格納する(次に実行する
タスクの識別番号をメモリ領域9aに格納するタスク
が、デバッグ対象のプログラムに組み込まれている
為)。
【0007】また、マイクロコンピュータ3は、次に実
行するタスクが切り替わると、マイクロコンピュータ3
に内蔵されているタイマー6を参照することにより、タ
スクの切替時刻を認識し、そのタスクの切替時刻をエミ
ュレーションメモリ9のメモリ領域9aに格納する(タ
スクの切替時刻をメモリ領域9aに格納するタスクが、
デバッグ対象のプログラムに組み込まれている為)。こ
れにより、デバッグ対象であるプログラムの実行を終了
したのち、プログラム開発者等がエミュレーションメモ
リ9のメモリ領域9aの記録内容(次に実行するタスク
の識別番号及びタスクの切替時刻)を参照すれば、各タ
スクの実行履歴を認識することができるため、プログラ
ムのデバッグ作業を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のエミュレータ装
置は以上のように構成されているので、各タスクの実行
履歴を認識することができるようにするためには、次に
実行するタスクの識別番号やタスクの切替時刻をメモリ
領域9aに格納する特別のタスクをデバッグ対象のプロ
グラムに組み込む必要があるが、かかるタスクはデバッ
グ終了後は不要となるため、デバッグの終了後に当該タ
スクをデバッグ対象のプログラムから削除する必要が生
じ(当該タスクがデバッグ対象のプログラムに組み込ま
れたままマイクロコンピュータ3に搭載してしまうと、
当該プログラム全体の性能が劣化する要因となる為)、
デバッグ対象のプログラムと実際にマイクロコンピュー
タ3に搭載するプログラムが異なるものとなってしまう
課題があった。
【0009】また、プログラムをデバッグする際、タス
クの切替時刻を認識するためには、マイクロコンピュー
タ3にデバッグ用のタイマー6を特別に搭載しなければ
ならず、デバッグ終了後にはタイマー6が無駄な資源に
なってしまう課題があった。さらに、各タスクの実行履
歴はデバッグ対象のプログラムを実行した後に認識する
ことができるが、各タスクの状態遷移の履歴を認識する
手段はなく、必ずしも十分にデバッグを行えない場合も
ある課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、デバッグ対象のプログラムを実際
にマイクロコンピュータに搭載するプログラムと一致さ
せることができるとともに、デバッグ終了後に無駄な資
源の発生を防止することができるエミュレータ装置及び
エミュレーション方法を得ることを目的とする。また、
この発明は、各タスクの状態遷移の履歴を認識すること
ができるエミュレータ装置及びエミュレーション方法を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るエミュレータ装置は、識別番号を記録するマイクロコ
ンピュータの書込サイクルが検出されると、その書込サ
イクルの検出時刻を記録手段に記録させるとともに、割
込処理の開始サイクル又は終了サイクルが検出される
と、その開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻を記
録手段に記録させる事象管理手段を設けたものである。
【0012】請求項2記載の発明に係るエミュレータ装
置は、状態信号を記録するマイクロコンピュータの書込
サイクルが検出されると、その書込サイクルの検出時刻
を記録手段に記録させる事象管理手段を設けたものであ
る。
【0013】請求項3記載の発明に係るエミュレータ装
置は、識別番号及び状態信号を記録するマイクロコンピ
ュータの書込サイクルが検出されると、その書込サイク
ルの検出時刻を記録手段に記録させるとともに、割込処
理の開始サイクル又は終了サイクルが検出されると、そ
の開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻を記録手段
に記録させる事象管理手段を設けたものである。
【0014】請求項4記載の発明に係るエミュレータ装
置は、記録手段の記録内容に基づいてタスクの実行履歴
及び割込処理履歴を判別する判別手段を設けたものであ
る。
【0015】請求項5記載の発明に係るエミュレータ装
置は、記録手段の記録内容に基づいてタスクの状態遷移
履歴を判別する判別手段を設けたものである。
【0016】請求項6記載の発明に係るエミュレータ装
置は、記録手段の記録内容に基づいてタスクが実行可能
状態に遷移してから実行されるまでの待機時間を計測す
る計測手段を設けたものである。
【0017】請求項7記載の発明に係るエミュレーショ
ン方法は、タスクの識別番号を記録するマイクロコンピ
ュータの書込サイクルと、そのマイクロコンピュータの
割込処理の開始サイクル及び終了サイクルとを検出する
とともに、その書込サイクルの検出時刻並びに割込処理
の開始サイクル及び終了サイクルの検出時刻を記録する
ようにしたものである。
【0018】請求項8記載の発明に係るエミュレーショ
ン方法は、タスクの状態信号を記録するマイクロコンピ
ュータの書込サイクルを検出するとともに、その書込サ
イクルの検出時刻を記録するようにしたものである。
【0019】請求項9記載の発明に係るエミュレーショ
ン方法は、タスクの識別番号及び状態信号を記録するマ
イクロコンピュータの書込サイクルと、そのマイクロコ
ンピュータの割込処理の開始サイクル及び終了サイクル
とを検出するとともに、その書込サイクルの検出時刻並
びに割込処理の開始サイクル及び終了サイクルの検出時
刻を記録するようにしたものである。
【0020】請求項10記載の発明に係るエミュレーシ
ョン方法は、タスクの識別番号及び書込サイクルの検出
時刻、並びに割込処理の開始サイクル及び終了サイクル
の検出時刻に基づいてタスクの実行履歴及び割込処理履
歴を判別するようにしたものである。
【0021】請求項11記載の発明に係るエミュレーシ
ョン方法は、タスクの状態信号及び書込サイクルの検出
時刻に基づいてタスクの状態遷移履歴を判別するように
したものである。
【0022】請求項12記載の発明に係るエミュレーシ
ョン方法は、タスクの状態信号及び書込サイクルの検出
時刻に基づいてタスクが実行可能状態に遷移してから実
行されるまでの待機時間を計測するようにしたものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるエ
ミュレータ装置を示す構成図であり、図において、1は
ホストコンピュータ、3はターゲットボードに搭載され
たマイクロコンピュータ、21はマイクロコンピュータ
3のプログラム開発において、開発中のプログラムのデ
バッグを行うエミュレータ装置、22はホストコンピュ
ータ1とモニタ回路23の間の通信を制御する通信イン
ターフェイス回路、23はホストコンピュータ1からデ
バッグ対象のプログラムを受信して、エミュレーション
メモリ24に転送等するモニタ回路、24はデバッグ対
象のプログラムを格納するエミュレーションメモリ、2
5はアドレスバス、26はデータバス、27はマイクロ
コンピュータ3の状態を示すステータス信号を伝送する
バスである。
【0024】また、28はマイクロコンピュータ3から
実行タスクの切替に伴って次に実行するタスクの識別番
号がデータバス26に出力されると、そのタスクの識別
番号を記録する計測用メモリ(記録手段)、29はマイ
クロコンピュータ3の状態を監視し、計測用メモリ28
に識別番号を記録するマイクロコンピュータ3の書込サ
イクルを検出する書込サイクル検出回路(書込検出手
段)、30はマイクロコンピュータ3の状態を監視し、
そのマイクロコンピュータ3の割込処理の開始サイクル
を検出する割込開始サイクル検出回路(割込検出手
段)、31はマイクロコンピュータ3の状態を監視し、
そのマイクロコンピュータ3の割込処理の終了サイクル
を検出する割込終了サイクル検出回路(割込検出手段)
である。
【0025】さらに、32は書込サイクル検出回路2
9,割込開始サイクル検出回路30又は割込終了サイク
ル検出回路31により書込サイクル等が検出されると、
その旨とマイクロコンピュータ3の書込サイクル等を計
測用メモリ28に記録させる制御回路(事象管理手
段)、33は書込サイクル検出回路29等の検出時刻を
計測用メモリ28に記録させるタイマー(事象管理手
段)である。なお、図2はこの発明の実施の形態1によ
るエミュレータ装置が適用するエミュレーション方法を
示すフローチャートである。
【0026】次に動作について説明する。まず、ターゲ
ットボード2に搭載されたマイクロコンピュータ3のプ
ログラムのデバッグを行う場合(図8参照)、ホストコ
ンピュータ1において、デバッガ(デバッグ作業支援用
のプログラム)を起動する。そして、デバッガが起動す
ると、ホストコンピュータ1から通信インターフェイス
回路22を介してモニタ回路23に、デバッグ対象であ
るマイクロコンピュータ3のプログラム(リアルタイム
OSがリンクされたプログラム)を送信する。
【0027】そして、モニタ回路23は、ホストコンピ
ュータ1からデバッグ対象であるマイクロコンピュータ
3のプログラムを受信すると、そのデバッグ対象である
マイクロコンピュータ3のプログラムをエミュレーショ
ンメモリ24に転送する(ステップST1)。このよう
にして、デバッグ対象であるマイクロコンピュータ3の
プログラムがエミュレーションメモリ24に格納される
と、モニタ回路23は、ホストコンピュータ1から送信
されたコマンドに従ってマイクロコンピュータ3を制御
する。そして、マイクロコンピュータ3は、エミュレー
ションメモリ24に格納されたデバッグ対象のプログラ
ムを実行する等の処理を実行する(ステップST2)。
【0028】具体的には、リアルタイムOSがリンクさ
れたプログラムは、複数のタスクの集合であるので(当
該プログラムは、タスクと称するモジュールの集合であ
り、モジュール単位で管理されている)、各タスクがリ
アルタイムOSのスケジューラによりスケジュールされ
て実行される。即ち、リアルタイムOSのスケジューラ
が、順次、次に実行するタスクを決定して、各タスクを
実行することになるが、実行タスクの切替が行われる場
合、リアルタイムOSのスケジューラは、次に実行する
タスクの識別番号を格納する識別番号格納領域(リアル
タイムOSが管理するシステム管理領域の一部の領域)
の内容を次に実行するタスクの識別番号に変更する。
【0029】このようにして、識別番号格納領域の内容
を次に実行するタスクの識別番号に変更する際、マイク
ロコンピュータ3は、次に実行するタスクの識別番号を
データバス26に出力するとともに、そのタスクの識別
番号を格納するアドレス(計測用メモリ28内のアドレ
ス)をアドレスバス25に出力し、また、書き込みを指
示するステータス信号をバス27に出力する。
【0030】これにより、次に実行するタスクの識別番
号が計測用メモリ28に記録されることになるが、その
際、書込サイクル検出回路29は、マイクロコンピュー
タ3から書き込みを指示するステータス信号がバス27
に出力され、かつ、タスクの識別番号格納領域のアドレ
スがアドレスバス25に出力されたことをもって(ステ
ップST3)、タスクの識別番号を記録するマイクロコ
ンピュータ3の書込サイクルを検出する。そして、制御
回路32は、書込サイクル検出回路29により書込サイ
クルが検出されると、その旨とマイクロコンピュータ3
の書込サイクルを計測用メモリ28に記録させるととも
に、制御信号をタイマー33に出力することにより、タ
イマー33に対して書込サイクルの検出時刻を計測用メ
モリ28に記録させる(ステップST4,ST5)。
【0031】一方、リアルタイムOSのカーネルは、ソ
フトウエア割込の発生によって起動するが、リアルタイ
ムOSのカーネルが起動中であるときは、タスクを実行
することができないので、識別番号格納領域の内容が変
更されても、その時点では実行タスクが切り替わること
はなく、当該ソフトウエア割込が終了した時点で実行タ
スクが切り替わることになる。従って、実行タスクの切
替時刻を認識するためには、マイクロコンピュータ3の
ソフトウエア割込の開始サイクル及び終了サイクルを検
出する必要がある。
【0032】そこで、通常は、マイクロコンピュータ3
が割込処理を開始すると、その旨を示すステータス信号
をバス27に出力するので、割込開始サイクル検出回路
30が、ステータス信号を監視することにより、マイク
ロコンピュータ3のソフトウエア割込の開始サイクルを
検出する。ただし、マイクロコンピュータ3が割込処理
を示すステータス信号を出力しない場合には、例えば、
マイクロコンピュータ3の割込処理時の特有のバスの動
作等により検出する。また、マイクロコンピュータ3が
割込処理を終了する場合、割込処理から復帰するための
特有の命令(例えば、割込からのリターン命令)を実行
するので、割込終了サイクル検出回路31が、データバ
ス26等の内容を監視することにより、マイクロコンピ
ュータ3のソフトウエア割込の終了サイクルを検出す
る。
【0033】このようにして、割込開始サイクル検出回
路30により割込処理の開始サイクルが検出され、又
は、割込終了サイクル検出回路31により割込処理の終
了サイクルが検出されると、制御回路32は、その旨と
マイクロコンピュータ3の開始サイクル又は終了サイク
ルを計測用メモリ28に記録させるとともに、制御信号
をタイマー33に出力することにより、タイマー33に
対して割込処理の開始サイクル又は終了サイクルの検出
時刻を計測用メモリ28に記録させる(ステップST6
〜9)。
【0034】これにより、デバッグ対象であるプログラ
ムの実行を終了したのち、プログラム開発者等が計測用
メモリ28の記録内容を参照すれば、各タスクの実行履
歴等を認識することができるが、例えば、図3のような
処理が発生した場合には、時刻Bの時点で、識別番号格
納領域に次に実行するタスクとしてタスク2の識別番号
が格納されるが、時刻Cの時点で、実際にタスク2が実
行されることを示している。同様にして、時刻Gの時点
で、識別番号格納領域に次に実行するタスクとしてタス
ク1の識別番号が格納されるが、時刻Dの時点から時刻
Jの時点まで割込が入れ子状に発生しているので、すべ
ての割込処理が終了する時刻Jの時点で、実際にタスク
1が実行されることを示している。
【0035】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、識別番号を記録するマイクロコンピュータ3
の書込サイクルが検出されると、その書込サイクルの検
出時刻を計測用メモリ28に記録させるとともに、割込
処理の開始サイクル又は終了サイクルが検出されると、
その開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻を計測用
メモリ28に記録させるようにしたので、次に実行する
タスクの識別番号やタスクの切替時刻を計測用メモリ2
8に格納する特別のタスクをデバッグ対象のプログラム
に組み込むことなく、各タスクの実行履歴を認識するこ
とができるようになり、その結果、デバッグ対象のプロ
グラムを実際にマイクロコンピュータ3に搭載するプロ
グラムと一致させることができる効果を奏する。また、
マイクロコンピュータ3にデバッグ用のタイマーを特別
に搭載することなく、各タスクの実行履歴を認識するこ
とができるようになり、その結果、デバッグ終了後に無
駄な資源が発生するのを防止することができる効果を奏
する。
【0036】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるエミュレータ装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1のものと同一符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。34はマイクロコンピュータ
3からタスクの状態遷移に伴って当該タスクの状態を示
す状態信号がデータバス26に出力されると、そのタス
クの状態信号を記録する計測用メモリ(記録手段)、3
5はマイクロコンピュータ3の状態を監視し、計測用メ
モリ28にタスクの状態信号を記録するマイクロコンピ
ュータ3の書込サイクルを検出する書込サイクル検出回
路(書込検出手段)、36は書込サイクル検出回路35
により書込サイクルが検出されると、その旨とマイクロ
コンピュータ3の書込サイクルを計測用メモリ34に記
録させる制御回路(事象管理手段)、37は書込サイク
ル検出回路35の検出時刻を計測用メモリ34に記録さ
せるタイマー(事象管理手段)である。なお、図5はこ
の発明の実施の形態2によるエミュレータ装置が適用す
るエミュレーション方法を示すフローチャートである。
【0037】次に動作について説明する。まず、ターゲ
ットボード2に搭載されたマイクロコンピュータ3のプ
ログラムのデバッグを行う場合(図8参照)、ホストコ
ンピュータ1において、デバッガ(デバッグ作業支援用
のプログラム)を起動する。そして、デバッガが起動す
ると、ホストコンピュータ1から通信インターフェイス
回路22を介してモニタ回路23に、デバッグ対象であ
るマイクロコンピュータ3のプログラム(リアルタイム
OSがリンクされたプログラム)を送信する。
【0038】そして、モニタ回路23は、ホストコンピ
ュータ1からデバッグ対象であるマイクロコンピュータ
3のプログラムを受信すると、そのデバッグ対象である
マイクロコンピュータ3のプログラムをエミュレーショ
ンメモリ24に転送する(ステップST11)。このよ
うにして、デバッグ対象であるマイクロコンピュータ3
のプログラムがエミュレーションメモリ24に格納され
ると、モニタ回路23は、ホストコンピュータ1から送
信されたコマンドに従ってマイクロコンピュータ3を制
御する。そして、マイクロコンピュータ3は、エミュレ
ーションメモリ24に格納されたデバッグ対象のプログ
ラムを実行する等の処理を実行する(ステップST1
2)。
【0039】具体的には、リアルタイムOSがリンクさ
れたプログラムは、複数のタスクの集合であるので(当
該プログラムは、タスクと称するモジュールの集合であ
り、モジュール単位で管理されている)、各タスクがリ
アルタイムOSのスケジューラによりスケジュールされ
て実行される。即ち、リアルタイムOSのスケジューラ
が、順次、次に実行するタスクを決定して、各タスクを
実行することになるが、各タスクの状態は実行状態や停
止状態(スリープ状態)の他に、実行可能な状態である
待機状態(レディー状態)等もあるので、各タスクの状
態遷移の履歴を認識できれば、プログラムのデバッグを
行う上で極めて有効である。
【0040】そこで、この実施の形態2では、各タスク
の状態遷移履歴を以下に示すようにして記録している。
即ち、リアルタイムOSのスケジューラは、各タスクの
状態が遷移する場合、各タスクの状態を示す状態信号を
格納するタスク状態格納領域(リアルタイムOSが管理
するシステム管理領域の一部の領域)の内容をタスクの
状態遷移後を示す状態信号に変更する。
【0041】このようにして、タスク状態格納領域の内
容を遷移する状態に変更する際、マイクロコンピュータ
3は、遷移に係るタスクの状態信号をデータバス26に
出力するとともに、そのタスクの状態信号を格納するア
ドレス(計測用メモリ34内のアドレス)をアドレスバ
ス25に出力し、また、書き込みを指示するステータス
信号をバス27に出力する。
【0042】これにより、状態遷移したタスクの状態信
号が計測用メモリ34に記録されることになるが、その
際、書込サイクル検出回路35は、マイクロコンピュー
タ3から書き込みを指示するステータス信号がバス27
に出力され、かつ、タスク状態格納領域のアドレスがア
ドレスバス25に出力されたことをもって(ステップS
T13)、タスクの状態信号を記録するマイクロコンピ
ュータ3の書込サイクルを検出する。そして、制御回路
36は、書込サイクル検出回路35により書込サイクル
が検出されると、その旨とマイクロコンピュータ3の書
込サイクルを計測用メモリ34に記録させるとともに、
制御信号をタイマー37に出力することにより、タイマ
ー37に対して書込サイクルの検出時刻を計測用メモリ
34に記録させる(ステップST14,ST15)。
【0043】これにより、デバッグ対象であるプログラ
ムの実行を終了したのち、プログラム開発者等が計測用
メモリ34の記録内容を参照すれば、各タスクの状態遷
移履歴を認識することができる。
【0044】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、各タスクの状態信号を記録するマイクロコン
ピュータ3の書込サイクルが検出されると、その書込サ
イクルの検出時刻を計測用メモリ34に記録させるよう
にしたので、各タスクの状態信号やタスクの状態遷移時
刻を計測用メモリ34に格納する特別のタスクをデバッ
グ対象のプログラムに組み込むことなく、各タスクの状
態遷移履歴を認識することができるようになり、その結
果、プログラムのデバッグ効率が向上する効果を奏す
る。
【0045】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3によるエミュレータ装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1及び図4のものと同一符号は同一または相
当部分を示すので説明を省略する。38はマイクロコン
ピュータ3から実行タスクの切替に伴って次に実行する
タスクの識別番号がデータバス26に出力されると、そ
のタスクの識別番号を記録する一方、マイクロコンピュ
ータ3からタスクの状態遷移に伴って当該タスクの状態
を示す状態信号がデータバス26に出力されると、その
タスクの状態信号を記録する計測用メモリ(記録手
段)、39は書込サイクル検出回路29,割込開始サイ
クル検出回路30,割込終了サイクル検出回路31又は
書込サイクル検出回路35により書込サイクル等が検出
されると、その旨とマイクロコンピュータ3の書込サイ
クル等を計測用メモリ38に記録させる制御回路(事象
管理手段)、40は書込サイクル検出回路29等の検出
時刻を計測用メモリ38に記録させるタイマー(事象管
理手段)である。
【0046】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、タスクの実行履歴及び割込処理履歴を記録す
る機能を有するエミュレータ装置について説明し、上記
実施の形態2では、タスクの状態遷移履歴を記録する機
能を有するエミュレータ装置について説明したが、図6
に示すように、エミュレータ装置が双方の機能を有する
ようにしてもよい。
【0047】即ち、書込サイクル検出回路29,割込開
始サイクル検出回路30,割込終了サイクル検出回路3
1及び書込サイクル検出回路35のすべてを搭載する場
合、タスクの実行履歴及び割込処理履歴と、タスクの状
態遷移履歴を記録することができる。また、このような
構成にした場合、タスクが実行可能状態になってから実
際に実行されるまでの待機時間も認識することができる
ようになる。
【0048】実施の形態4.上記実施の形態1〜3で
は、デバッグ対象であるプログラムの実行を終了したの
ち、プログラム開発者等が計測用メモリ38等の記録内
容を参照することにより、タスクの実行履歴等を認識す
るものについて示したが、例えば、図7に示すように、
計測用メモリ38等の記録内容に基づいてタスクの実行
履歴,割込処理履歴及びタスクの状態遷移履歴を判別す
る判別回路41(判別手段)や、タスクが実行可能状態
に遷移してから実行されるまでの待機時間を計測する計
測回路42(計測手段)を設けてもよい。
【0049】即ち、判別回路41は、計測用メモリ38
等に記録されたタスクの識別番号とマイクロコンピュー
タ3の書込サイクルの検出時間(割込処理の開始サイク
ル及び終了サイクルの検出時間を含む)からタスクの実
行履歴を判別し、また、計測用メモリ38等に記録され
たタスクの状態信号とマイクロコンピュータ3の書込サ
イクルの検出時間からタスクの状態遷移履歴を判別し、
各判別結果をモニタ回路23及び通信インターフェイス
回路22を介してホストコンピュータ1に伝送する。
【0050】また、計測回路42は、計測用メモリ38
等に記録されたタスクの状態信号とマイクロコンピュー
タ3の書込サイクルの検出時間から、タスクが実行可能
状態に遷移してから実行されるまでの待機時間を計測
し、その計測結果をモニタ回路23及び通信インターフ
ェイス回路22を介してホストコンピュータ1に伝送す
る。
【0051】これにより、プログラム開発者等が自ら計
測用メモリ38等の記録内容を解析することなく、タス
クの実行履歴や状態遷移履歴等を認識することができる
効果を奏する。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、識別番号を記録するマイクロコンピュータの書込
サイクルが検出されると、その書込サイクルの検出時刻
を記録手段に記録させるとともに、割込処理の開始サイ
クル又は終了サイクルが検出されると、その開始サイク
ル又は終了サイクルの検出時刻を記録手段に記録させる
ように構成したので、次に実行するタスクの識別番号や
タスクの切替時刻を記録手段に格納する特別のタスクを
デバッグ対象のプログラムに組み込むことなく、各タス
クの実行履歴を認識することができるようになり、その
結果、デバッグ対象のプログラムを実際にマイクロコン
ピュータに搭載するプログラムと一致させることができ
る効果がある。また、マイクロコンピュータにデバッグ
用のタイマーを特別に搭載することなく、各タスクの実
行履歴を認識することができるようになり、その結果、
デバッグ終了後に無駄な資源が発生するのを防止するこ
とができる効果がある。
【0053】請求項2記載の発明によれば、各タスクの
状態信号を記録するマイクロコンピュータの書込サイク
ルが検出されると、その書込サイクルの検出時刻を記録
手段に記録させるように構成したので、各タスクの状態
信号やタスクの状態遷移時刻を記録手段に格納する特別
のタスクをデバッグ対象のプログラムに組み込むことな
く、各タスクの状態遷移履歴を認識することができるよ
うになり、その結果、プログラムのデバッグ効率が向上
する効果がある。
【0054】請求項3記載の発明によれば、識別番号及
び状態信号を記録するマイクロコンピュータの書込サイ
クルが検出されると、その書込サイクルの検出時刻を記
録手段に記録させるとともに、割込処理の開始サイクル
又は終了サイクルが検出されると、その開始サイクル又
は終了サイクルの検出時刻を記録手段に記録させるよう
に構成したので、請求項1及び請求項2記載の発明の効
果に加え、タスクが実行可能状態に遷移してから実際に
実行されるまでの待機時間を認識することができる効果
がある。
【0055】請求項4記載の発明によれば、記録手段の
記録内容に基づいてタスクの実行履歴及び割込処理履歴
を判別するように構成したので、プログラム開発者等が
自ら記録手段の記録内容を解析することなく、タスクの
実行履歴や割込処理履歴を認識することができる効果が
ある。
【0056】請求項5記載の発明によれば、記録手段の
記録内容に基づいてタスクの状態遷移履歴を判別するよ
うに構成したので、プログラム開発者等が自ら記録手段
の記録内容を解析することなく、タスクの状態遷移履歴
を認識することができる効果がある。
【0057】請求項6記載の発明によれば、記録手段の
記録内容に基づいてタスクが実行可能状態に遷移してか
ら実行されるまでの待機時間を計測するように構成した
ので、プログラム開発者等が自ら記録手段の記録内容を
解析することなく、タスクの当該待機時間を認識するこ
とができる効果がある。
【0058】請求項7記載の発明によれば、タスクの識
別番号を記録するマイクロコンピュータの書込サイクル
と、そのマイクロコンピュータの割込処理の開始サイク
ル及び終了サイクルとを検出するとともに、その書込サ
イクルの検出時刻並びに割込処理の開始サイクル及び終
了サイクルの検出時刻を記録するように構成したので、
次に実行するタスクの識別番号やタスクの切替時刻を格
納する特別のタスクをデバッグ対象のプログラムに組み
込むことなく、各タスクの実行履歴を認識することがで
きるようになり、その結果、デバッグ対象のプログラム
を実際にマイクロコンピュータに搭載するプログラムと
一致させることができる効果がある。また、マイクロコ
ンピュータにデバッグ用のタイマーを特別に搭載するこ
となく、各タスクの実行履歴を認識することができるよ
うになり、その結果、デバッグ終了後に無駄な資源が発
生するのを防止することができる効果がある。
【0059】請求項8記載の発明によれば、タスクの状
態信号を記録するマイクロコンピュータの書込サイクル
を検出するとともに、その書込サイクルの検出時刻を記
録するように構成したので、各タスクの状態信号やタス
クの状態遷移時刻を格納する特別のタスクをデバッグ対
象のプログラムに組み込むことなく、各タスクの状態遷
移履歴を認識することができるようになり、その結果、
プログラムのデバッグ効率が向上する効果がある。
【0060】請求項9記載の発明によれば、タスクの識
別番号及び状態信号を記録するマイクロコンピュータの
書込サイクルと、そのマイクロコンピュータの割込処理
の開始サイクル及び終了サイクルとを検出するととも
に、その書込サイクルの検出時刻並びに割込処理の開始
サイクル及び終了サイクルの検出時刻を記録するように
構成したので、請求項7及び請求項8記載の発明の効果
に加え、タスクが実行可能状態に遷移してから実際に実
行されるまでの待機時間を認識することができる効果が
ある。
【0061】請求項10記載の発明によれば、タスクの
識別番号及び書込サイクルの検出時刻、並びに割込処理
の開始サイクル及び終了サイクルの検出時刻に基づいて
タスクの実行履歴及び割込処理履歴を判別するように構
成したので、プログラム開発者等が自ら記録手段の記録
内容を解析することなく、タスクの実行履歴や割込処理
履歴を認識することができる効果がある。
【0062】請求項11記載の発明によれば、タスクの
状態信号及び書込サイクルの検出時刻に基づいてタスク
の状態遷移履歴を判別するように構成したので、プログ
ラム開発者等が自ら記録手段の記録内容を解析すること
なく、タスクの状態遷移履歴を認識することができる効
果がある。
【0063】請求項12記載の発明によれば、タスクの
状態信号及び書込サイクルの検出時刻に基づいてタスク
が実行可能状態に遷移してから実行されるまでの待機時
間を計測するように構成したので、プログラム開発者等
が自ら記録手段の記録内容を解析することなく、タスク
の当該待機時間を認識することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエミュレータ
装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるエミュレータ
装置が適用するエミュレーション方法を示すフローチャ
ートである。
【図3】 タスクの実行状態を説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】 この発明の実施の形態2によるエミュレータ
装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるエミュレータ
装置が適用するエミュレーション方法を示すフローチャ
ートである。
【図6】 この発明の実施の形態3によるエミュレータ
装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるエミュレータ
装置を示す構成図である。
【図8】 従来のエミュレータ装置を用いたプログラム
開発システムを示す構成図である。
【図9】 従来のエミュレータ装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
3 マイクロコンピュータ、28,34,38 計測用
メモリ(記録手段)、29,35 書込サイクル検出回
路(書込検出手段)、30 割込開始サイクル検出回路
(割込検出手段)、31 割込終了サイクル検出回路
(割込検出手段)、32,36,39 制御回路(事象
管理手段)、33,37,40 タイマー(事象管理手
段)、41 判別回路(判別手段)、42 計測回路
(計測手段)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るエミュレータ装置は、識別番号を記録するマイクロコ
ンピュータの書込サイクルが検出されると、その書込サ
イクルの検出時刻と識別番号とを記録手段に記録させる
とともに、割込処理の開始サイクル又は終了サイクルが
検出されると、その開始サイクル又は終了サイクルの検
出時刻とその旨とを記録手段に記録させる事象管理手段
を設けたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項2記載の発明に係るエミュレータ装
置は、状態信号を記録するマイクロコンピュータの書込
サイクルが検出されると、その書込サイクルの検出時
と状態信号とを記録手段に記録させる事象管理手段を設
けたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項3記載の発明に係るエミュレータ装
置は、識別番号及び状態信号を記録するマイクロコンピ
ュータの書込サイクルが検出されると、その書込サイク
ルの検出時刻と識別番号と状態信号とを記録手段に記録
させるとともに、割込処理の開始サイクル又は終了サイ
クルが検出されると、その開始サイクル又は終了サイク
ルの検出時刻とその旨とを記録手段に記録させる事象管
理手段を設けたものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項7記載の発明に係るエミュレーショ
ン方法は、タスクの識別番号を記録するマイクロコンピ
ュータの書込サイクルと、そのマイクロコンピュータの
割込処理の開始サイクル及び終了サイクルとを検出する
とともに、その書込サイクルの検出時刻及び識別番号並
びに割込処理の開始サイクル及び終了サイクルの検出時
刻及びその旨を記録するようにしたものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項8記載の発明に係るエミュレーショ
ン方法は、タスクの状態信号を記録するマイクロコンピ
ュータの書込サイクルを検出するとともに、その書込サ
イクルの検出時刻と状態信号とを記録するようにしたも
のである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項9記載の発明に係るエミュレーショ
ン方法は、タスクの識別番号及び状態信号を記録するマ
イクロコンピュータの書込サイクルと、そのマイクロコ
ンピュータの割込処理の開始サイクル及び終了サイクル
とを検出するとともに、その書込サイクルの検出時刻及
び識別番号及び状態信号並びに割込処理の開始サイクル
及び終了サイクルの検出時刻及びその旨を記録するよう
にしたものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、28はマイクロコンピュータ3から
実行タスクの切替に伴って次に実行するタスクの識別番
号がデータバス26に出力されると、そのタスクの識別
番号を記録する計測用メモリ(記録手段)、29はマイ
クロコンピュータ3の状態を監視し、識別番号を記録す
るマイクロコンピュータ3の書込サイクルを検出する書
込サイクル検出回路(書込検出手段)、30はマイクロ
コンピュータ3の状態を監視し、そのマイクロコンピュ
ータ3の割込処理の開始サイクルを検出する割込開始サ
イクル検出回路(割込検出手段)、31はマイクロコン
ピュータ3の状態を監視し、そのマイクロコンピュータ
3の割込処理の終了サイクルを検出する割込終了サイク
ル検出回路(割込検出手段)である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このようにして、識別番号格納領域の内容
を次に実行するタスクの識別番号に変更する際、マイク
ロコンピュータ3は、次に実行するタスクの識別番号を
データバス26に出力するとともに、そのタスクの識別
番号を格納するアドレスをアドレスバス25に出力し、
また、書き込みを指示するステータス信号をバス27に
出力する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】これにより、次に実行するタスクの識別番
が記録されることになるが、その際、書込サイクル検
出回路29は、マイクロコンピュータ3から書き込みを
指示するステータス信号がバス27に出力され、かつ、
タスクの識別番号格納領域のアドレスがアドレスバス2
5に出力されたことをもって(ステップST3)、タス
クの識別番号を記録するマイクロコンピュータ3の書込
サイクルを検出する。そして、制御回路32は、書込サ
イクル検出回路29により書込サイクルが検出される
と、その旨とマイクロコンピュータ3の書込サイクルを
計測用メモリ28に記録させるとともに、制御信号をタ
イマー33に出力することにより、タイマー33に対し
て書込サイクルの検出時刻を計測用メモリ28に記録さ
せる(ステップST4,ST5)。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、識別番号を記録するマイクロコンピュータ3
の書込サイクルが検出されると、その書込サイクルの検
出時刻と識別番号とを計測用メモリ28に記録させると
ともに、割込処理の開始サイクル又は終了サイクルが検
出されると、その開始サイクル又は終了サイクルの検出
刻とその旨とを計測用メモリ28に記録させるように
したので、次に実行するタスクの識別番号やタスクの切
替時刻を計測用メモリ28に格納する特別のタスクをデ
バッグ対象のプログラムに組み込むことなく、各タスク
の実行履歴を認識することができるようになり、その結
果、デバッグ対象のプログラムを実際にマイクロコンピ
ュータ3に搭載するプログラムと一致させることができ
る効果を奏する。また、マイクロコンピュータ3にデバ
ッグ用のタイマーを特別に搭載することなく、各タスク
の実行履歴を認識することができるようになり、その結
果、デバッグ終了後に無駄な資源が発生するのを防止す
ることができる効果を奏する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるエミュレータ装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1のものと同一符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。34はマイクロコンピュータ
3からタスクの状態遷移に伴って当該タスクの状態を示
す状態信号がデータバス26に出力されると、そのタス
クの状態信号を記録する計測用メモリ(記録手段)、3
5はマイクロコンピュータ3の状態を監視し、タスクの
状態信号を記録するマイクロコンピュータ3の書込サイ
クルを検出する書込サイクル検出回路(書込検出手
段)、36は書込サイクル検出回路35により書込サイ
クルが検出されると、その旨とマイクロコンピュータ3
の書込サイクルを計測用メモリ34に記録させる制御回
路(事象管理手段)、37は書込サイクル検出回路35
の検出時刻を計測用メモリ34に記録させるタイマー
(事象管理手段)である。なお、図5はこの発明の実施
の形態2によるエミュレータ装置が適用するエミュレー
ション方法を示すフローチャートである。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】このようにして、タスク状態格納領域の内
容を遷移する状態に変更する際、マイクロコンピュータ
3は、遷移に係るタスクの状態信号をデータバス26に
出力するとともに、そのタスクの状態信号を格納するア
ドレスをアドレスバス25に出力し、また、書き込みを
指示するステータス信号をバス27に出力する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】これにより、状態遷移したタスクの状態信
が記録されることになるが、その際、書込サイクル検
出回路35は、マイクロコンピュータ3から書き込みを
指示するステータス信号がバス27に出力され、かつ、
タスク状態格納領域のアドレスがアドレスバス25に出
力されたことをもって(ステップST13)、タスクの
状態信号を記録するマイクロコンピュータ3の書込サイ
クルを検出する。そして、制御回路36は、書込サイク
ル検出回路35により書込サイクルが検出されると、そ
の旨とマイクロコンピュータ3の書込サイクルを計測用
メモリ34に記録させるとともに、制御信号をタイマー
37に出力することにより、タイマー37に対して書込
サイクルの検出時刻を計測用メモリ34に記録させる
(ステップST14,ST15)。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、各タスクの状態信号を記録するマイクロコン
ピュータ3の書込サイクルが検出されると、その書込サ
イクルの検出時刻と状態信号とを計測用メモリ34に記
録させるようにしたので、各タスクの状態信号やタスク
の状態遷移時刻を計測用メモリ34に格納する特別のタ
スクをデバッグ対象のプログラムに組み込むことなく、
各タスクの状態遷移履歴を認識することができるように
なり、その結果、プログラムのデバッグ効率が向上する
効果を奏する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、識別番号を記録するマイクロコンピュータの書込
サイクルが検出されると、その書込サイクルの検出時
と識別番号とを記録手段に記録させるとともに、割込処
理の開始サイクル又は終了サイクルが検出されると、そ
の開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻とその旨と
記録手段に記録させるように構成したので、次に実行
するタスクの識別番号やタスクの切替時刻を記録手段に
格納する特別のタスクをデバッグ対象のプログラムに組
み込むことなく、各タスクの実行履歴を認識することが
できるようになり、その結果、デバッグ対象のプログラ
ムを実際にマイクロコンピュータに搭載するプログラム
と一致させることができる効果がある。また、マイクロ
コンピュータにデバッグ用のタイマーを特別に搭載する
ことなく、各タスクの実行履歴を認識することができる
ようになり、その結果、デバッグ終了後に無駄な資源が
発生するのを防止することができる効果がある。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】請求項2記載の発明によれば、各タスクの
状態信号を記録するマイクロコンピュータの書込サイク
ルが検出されると、その書込サイクルの検出時刻と状態
信号とを記録手段に記録させるように構成したので、各
タスクの状態信号やタスクの状態遷移時刻を記録手段に
格納する特別のタスクをデバッグ対象のプログラムに組
み込むことなく、各タスクの状態遷移履歴を認識するこ
とができるようになり、その結果、プログラムのデバッ
グ効率が向上する効果がある。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】請求項3記載の発明によれば、識別番号及
び状態信号を記録するマイクロコンピュータの書込サイ
クルが検出されると、その書込サイクルの検出時刻と識
別番号と状態信号とを記録手段に記録させるとともに、
割込処理の開始サイクル又は終了サイクルが検出される
と、その開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻とそ
の旨とを記録手段に記録させるように構成したので、請
求項1及び請求項2記載の発明の効果に加え、タスクが
実行可能状態に遷移してから実際に実行されるまでの待
機時間を認識することができる効果がある。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】請求項7記載の発明によれば、タスクの識
別番号を記録するマイクロコンピュータの書込サイクル
と、そのマイクロコンピュータの割込処理の開始サイク
ル及び終了サイクルとを検出するとともに、その書込サ
イクルの検出時刻及び識別番号並びに割込処理の開始サ
イクル及び終了サイクルの検出時刻及びその旨を記録す
るように構成したので、次に実行するタスクの識別番号
やタスクの切替時刻を格納する特別のタスクをデバッグ
対象のプログラムに組み込むことなく、各タスクの実行
履歴を認識することができるようになり、その結果、デ
バッグ対象のプログラムを実際にマイクロコンピュータ
に搭載するプログラムと一致させることができる効果が
ある。また、マイクロコンピュータにデバッグ用のタイ
マーを特別に搭載することなく、各タスクの実行履歴を
認識することができるようになり、その結果、デバッグ
終了後に無駄な資源が発生するのを防止することができ
る効果がある。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】請求項8記載の発明によれば、タスクの状
態信号を記録するマイクロコンピュータの書込サイクル
を検出するとともに、その書込サイクルの検出時刻と状
態信号とを記録するように構成したので、各タスクの状
態信号やタスクの状態遷移時刻を格納する特別のタスク
をデバッグ対象のプログラムに組み込むことなく、各タ
スクの状態遷移履歴を認識することができるようにな
り、その結果、プログラムのデバッグ効率が向上する効
果がある。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】請求項9記載の発明によれば、タスクの識
別番号及び状態信号を記録するマイクロコンピュータの
書込サイクルと、そのマイクロコンピュータの割込処理
の開始サイクル及び終了サイクルとを検出するととも
に、その書込サイクルの検出時刻及び識別番号及び状態
信号並びに割込処理の開始サイクル及び終了サイクルの
検出時刻及びその旨を記録するように構成したので、請
求項7及び請求項8記載の発明の効果に加え、タスクが
実行可能状態に遷移してから実際に実行されるまでの待
機時間を認識することができる効果がある。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータから実行タスクの
    切替に伴って次に実行するタスクの識別番号が出力され
    ると、そのタスクの識別番号を記録する記録手段と、上
    記マイクロコンピュータの状態を監視し、上記記録手段
    に識別番号を記録する当該マイクロコンピュータの書込
    サイクルを検出する書込検出手段と、上記マイクロコン
    ピュータの状態を監視し、そのマイクロコンピュータの
    割込処理の開始サイクル及び終了サイクルを検出する割
    込検出手段と、上記書込検出手段により書込サイクルが
    検出されると、その書込サイクルの検出時刻を上記記録
    手段に記録させるとともに、上記割込検出手段により割
    込処理の開始サイクル又は終了サイクルが検出される
    と、その開始サイクル又は終了サイクルの検出時刻を上
    記記録手段に記録させる事象管理手段とを備えたエミュ
    レータ装置。
  2. 【請求項2】 マイクロコンピュータからタスクの状態
    遷移に伴って当該タスクの状態を示す状態信号が出力さ
    れると、そのタスクの状態信号を記録する記録手段と、
    上記マイクロコンピュータの状態を監視し、上記記録手
    段に状態信号を記録する当該マイクロコンピュータの書
    込サイクルを検出する書込検出手段と、上記書込検出手
    段により書込サイクルが検出されると、その書込サイク
    ルの検出時刻を上記記録手段に記録させる事象管理手段
    とを備えたエミュレータ装置。
  3. 【請求項3】 マイクロコンピュータからタスクの状態
    遷移に伴って当該タスクの状態を示す状態信号が出力さ
    れると、そのタスクの状態信号を記録する記録手段と、
    上記マイクロコンピュータの状態を監視し、上記記録手
    段に状態信号を記録する当該マイクロコンピュータの書
    込サイクルを検出する書込検出手段と、上記書込検出手
    段により書込サイクルが検出されると、その書込サイク
    ルの検出時刻を上記記録手段に記録させる事象管理手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエミュレー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 上記記録手段の記録内容に基づいてタス
    クの実行履歴及び割込処理履歴を判別する判別手段を設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項3記載のエ
    ミュレータ装置。
  5. 【請求項5】 上記記録手段の記録内容に基づいてタス
    クの状態遷移履歴を判別する判別手段を設けたことを特
    徴とする請求項2または請求項3記載のエミュレータ装
    置。
  6. 【請求項6】 上記記録手段の記録内容に基づいてタス
    クが実行可能状態に遷移してから実行されるまでの待機
    時間を計測する計測手段を設けたことを特徴とする請求
    項3記載のエミュレータ装置。
  7. 【請求項7】 マイクロコンピュータから実行タスクの
    切替に伴って次に実行するタスクの識別番号が出力され
    ると、そのタスクの識別番号を記録する一方、上記マイ
    クロコンピュータの状態を監視して、その識別番号を記
    録する当該マイクロコンピュータの書込サイクルと、そ
    のマイクロコンピュータの割込処理の開始サイクル及び
    終了サイクルとを検出するとともに、その書込サイクル
    の検出時刻並びに割込処理の開始サイクル及び終了サイ
    クルの検出時刻を記録するエミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 マイクロコンピュータからタスクの状態
    遷移に伴って当該タスクの状態を示す状態信号が出力さ
    れると、そのタスクの状態信号を記録する一方、上記マ
    イクロコンピュータの状態を監視して、その状態信号を
    記録する当該マイクロコンピュータの書込サイクルを検
    出するとともに、その書込サイクルの検出時刻を記録す
    るエミュレーション方法。
  9. 【請求項9】 マイクロコンピュータからタスクの状態
    遷移に伴って当該タスクの状態を示す状態信号が出力さ
    れると、そのタスクの状態信号を記録する一方、上記マ
    イクロコンピュータの状態を監視して、その状態信号を
    記録する当該マイクロコンピュータの書込サイクルを検
    出するとともに、その書込サイクルの検出時刻を記録す
    ることを特徴とする請求項7記載のエミュレーション方
    法。
  10. 【請求項10】 記録されたタスクの識別番号及び書込
    サイクルの検出時刻、並びに割込処理の開始サイクル及
    び終了サイクルの検出時刻に基づいてタスクの実行履歴
    及び割込処理履歴を判別することを特徴とする請求項7
    または請求項9記載のエミュレーション方法。
  11. 【請求項11】 記録されたタスクの状態信号及び書込
    サイクルの検出時刻に基づいてタスクの状態遷移履歴を
    判別することを特徴とする請求項8または請求項9記載
    のエミュレーション方法。
  12. 【請求項12】 記録されたタスクの状態信号及び書込
    サイクルの検出時刻に基づいてタスクが実行可能状態に
    遷移してから実行されるまでの待機時間を計測すること
    を特徴とする請求項9記載のエミュレーション方法。
JP9058044A 1997-03-12 1997-03-12 エミュレータ装置及びエミュレーション方法 Pending JPH10254738A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9058044A JPH10254738A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 エミュレータ装置及びエミュレーション方法
US08/948,520 US6063131A (en) 1997-03-12 1997-10-10 Emulator system and emulation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9058044A JPH10254738A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 エミュレータ装置及びエミュレーション方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10254738A true JPH10254738A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13072944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9058044A Pending JPH10254738A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 エミュレータ装置及びエミュレーション方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6063131A (ja)
JP (1) JPH10254738A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250821A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Renesas Technology Corp エミュレータ及びマイクロプロセッサ
JP2008305238A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Denso Corp 計測装置
JP2013228924A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Kyocera Document Solutions Inc 半導体集積回路
WO2023119652A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 日立Astemo株式会社 電子制御装置、及びアクセス制御方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934947B1 (en) * 1999-05-10 2005-08-23 Robert Zeidman Visual tool for developing real time task management code
JP3488161B2 (ja) * 2000-01-31 2004-01-19 Necエレクトロニクス株式会社 プログラム開発装置、プログラム開発方法及びプログラム開発プログラムを記録した記録媒体
US6832186B1 (en) * 2000-10-04 2004-12-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Persistent emulated data storage using dedicated storage in a target mode disk emulator
US20020083189A1 (en) * 2000-12-27 2002-06-27 Connor Patrick L. Relay of a datagram

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4447876A (en) * 1981-07-30 1984-05-08 Tektronix, Inc. Emulator control sequencer
JPH01180647A (ja) * 1988-01-12 1989-07-18 Hitachi Ltd デバッグ装置
US5388060A (en) * 1992-12-15 1995-02-07 Storage Technology Corporation Simulated host computer/channel interface system
US5574892A (en) * 1993-06-30 1996-11-12 Intel Corporation Use of between-instruction breaks to implement complex in-circuit emulation features
US5539901A (en) * 1993-09-30 1996-07-23 Intel Corporation Method and apparatus for system management mode support for in-circuit emulators
US5548794A (en) * 1994-12-05 1996-08-20 Motorola, Inc. Data processor and method for providing show cycles on a fast multiplexed bus
JP2845155B2 (ja) * 1995-02-07 1999-01-13 日本電気株式会社 シングルチップマイクロコンピュータのエミュレーションチップ
US5805470A (en) * 1996-10-10 1998-09-08 Hewlett-Packard Company Verification of instruction and data fetch resources in a functional model of a speculative out-of order computer system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250821A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Renesas Technology Corp エミュレータ及びマイクロプロセッサ
JP2008305238A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Denso Corp 計測装置
JP2013228924A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Kyocera Document Solutions Inc 半導体集積回路
WO2023119652A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 日立Astemo株式会社 電子制御装置、及びアクセス制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6063131A (en) 2000-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6026503A (en) Device and method for debugging systems controlled by microprocessors
US6142683A (en) Debug interface including data steering between a processor, an input/output port, and a trace logic
JP3210466B2 (ja) Cpuコア、該cpuコアを有するasic、及び該asicを備えたエミュレーションシステム
KR100546087B1 (ko) 마이크로프로세서 기반의 디바이스를 위한 트레이스 캐시
US6145100A (en) Debug interface including timing synchronization logic
US6154856A (en) Debug interface including state machines for timing synchronization and communication
US7191445B2 (en) Method using embedded real-time analysis components with corresponding real-time operating system software objects
EP0084431A2 (en) Monitoring computer systems
US9442794B1 (en) Methods and apparatus for accessing device memory via a host bus interface
US5539901A (en) Method and apparatus for system management mode support for in-circuit emulators
US5678003A (en) Method and system for providing a restartable stop in a multiprocessor system
JPH10254738A (ja) エミュレータ装置及びエミュレーション方法
US6877113B2 (en) Break determining circuit for a debugging support unit in a semiconductor integrated circuit
EP0638864A1 (en) Development support system for microcomputer with internal cache
JP2008135008A (ja) プログラムモジュール検証方式
JP2004302731A (ja) 情報処理装置および障害診断方法
CN100403275C (zh) 应用于固件程序除错的微处理器与方法
JP4558376B2 (ja) コントローラ
CN112634977A (zh) 具有除错存储器接口的芯片及其除错方法
JPH09237201A (ja) マイクロコンピュータアナライザ
JP2005235047A (ja) 電源瞬断デバッグ装置およびその方法を実現するためのプログラムを記録した記録媒体
JPH11102309A (ja) デバッグ装置とプロセッサと記録媒体
JP2954006B2 (ja) エミュレーション装置およびエミュレーション方法
JPH05224999A (ja) 暴走処理装置
JP3685288B2 (ja) マイクロプロセッサのエミュレーション方法およびエミュレータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041221